JPH073578A - タックイン耳を備えた織布の織成方法及び絡み装置 - Google Patents
タックイン耳を備えた織布の織成方法及び絡み装置Info
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- JPH073578A JPH073578A JP16647893A JP16647893A JPH073578A JP H073578 A JPH073578 A JP H073578A JP 16647893 A JP16647893 A JP 16647893A JP 16647893 A JP16647893 A JP 16647893A JP H073578 A JPH073578 A JP H073578A
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- shaft
- warp
- woven fabric
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 無杼織機において、余分の綜絖を用いないで
綾織等の織布の両端に平織組織のタックイン耳を形成す
る技術手段を提供することを課題としている。 【構成】 織機のクランク軸と同期回転する通し軸23
によって駆動される絡み装置34を織布の両端部に配置
して、該絡み装置を通る絡み糸により緯糸の切断端の処
理を行うとともに、該絡み装置の織布側端部に前記通し
軸23によって駆動されて交互昇降する一対の開口ロッ
ド20、21を設け、この一対の開口ロッド20、21
に挿通される複数本の経糸30、31で織布の両端に平
織組織を備えたタックイン耳を織成する。具体的な絡み
装置の構成としては、絡み装置の開口部材9、10、1
1を駆動するカム軸2に固定した2個のカムで交互昇降
する2個一組の経糸開口部材20、21を設け、この経
糸開口部材にそれぞれ1本ないし複数本の経糸を挿通す
る。
綾織等の織布の両端に平織組織のタックイン耳を形成す
る技術手段を提供することを課題としている。 【構成】 織機のクランク軸と同期回転する通し軸23
によって駆動される絡み装置34を織布の両端部に配置
して、該絡み装置を通る絡み糸により緯糸の切断端の処
理を行うとともに、該絡み装置の織布側端部に前記通し
軸23によって駆動されて交互昇降する一対の開口ロッ
ド20、21を設け、この一対の開口ロッド20、21
に挿通される複数本の経糸30、31で織布の両端に平
織組織を備えたタックイン耳を織成する。具体的な絡み
装置の構成としては、絡み装置の開口部材9、10、1
1を駆動するカム軸2に固定した2個のカムで交互昇降
する2個一組の経糸開口部材20、21を設け、この経
糸開口部材にそれぞれ1本ないし複数本の経糸を挿通す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タックイン耳すなわ
ちレピアまたはエアジェットで緯入れされた緯糸の先端
を織布側に折り返して経糸間に折り込むことにより、シ
ャトル織機で形成される構造と似た構造の織耳を備えた
織布の織成方法及び該方法に用いる絡み装置に関するも
のである。
ちレピアまたはエアジェットで緯入れされた緯糸の先端
を織布側に折り返して経糸間に折り込むことにより、シ
ャトル織機で形成される構造と似た構造の織耳を備えた
織布の織成方法及び該方法に用いる絡み装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レピアルームやエアジェットルームで織
成された織布の端部にシャトル織機で織成された布と同
様な構造の織耳を形成しようとするときは、筬打ちされ
たあと緯糸の先端部分を一定の長さずつ織布側へと折り
返し、次に緯入れされる緯糸とともに筬打ちするという
方法が採用される。
成された織布の端部にシャトル織機で織成された布と同
様な構造の織耳を形成しようとするときは、筬打ちされ
たあと緯糸の先端部分を一定の長さずつ織布側へと折り
返し、次に緯入れされる緯糸とともに筬打ちするという
方法が採用される。
【0003】このような方法でタックイン耳を備えた織
布を織成する場合、織成される布が平織であるときは問
題がないのであるが、たとえば図5に示すように綾織で
あると、緯糸の折り返し位置がばらばらな位置となっ
て、織耳が組織の粗い見苦しい構造になってしまう。そ
こで図6に示すように織布の端部の一対または複数対
(図示のものは一対)の経糸30、31のみに平織開口
動作を行わせ、緯糸の折り返し点がずれないようにす
る。このような場合従来は綾織開口動作を行う綜絖の他
に平織開口動作を行う一対の綜絖を設け、これに織布の
一番外側部分の経糸を挿通して平織組織の織耳を形成す
るようにしていた。
布を織成する場合、織成される布が平織であるときは問
題がないのであるが、たとえば図5に示すように綾織で
あると、緯糸の折り返し位置がばらばらな位置となっ
て、織耳が組織の粗い見苦しい構造になってしまう。そ
こで図6に示すように織布の端部の一対または複数対
(図示のものは一対)の経糸30、31のみに平織開口
動作を行わせ、緯糸の折り返し点がずれないようにす
る。このような場合従来は綾織開口動作を行う綜絖の他
に平織開口動作を行う一対の綜絖を設け、これに織布の
一番外側部分の経糸を挿通して平織組織の織耳を形成す
るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし織布両端の少な
い場合には4本、多くてもせいぜい十数本の経糸のため
だけに綜絖を一対用いることはいかにも大袈裟であり、
織機によっては使用できる綜絖の最大数に制限があるた
め、このような方法で平織組織のタックイン耳を形成す
ることができないことも起こる。
い場合には4本、多くてもせいぜい十数本の経糸のため
だけに綜絖を一対用いることはいかにも大袈裟であり、
織機によっては使用できる綜絖の最大数に制限があるた
め、このような方法で平織組織のタックイン耳を形成す
ることができないことも起こる。
【0005】この発明は上記問題を解決するためになさ
れたもので、余分の綜絖を用いないで綾織等の織布の両
端に平織組織のタックイン耳を形成する技術手段を提供
することを課題としている。
れたもので、余分の綜絖を用いないで綾織等の織布の両
端に平織組織のタックイン耳を形成する技術手段を提供
することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタックイン
耳を備えた織布の織成方法は、織機のクランク軸と同期
回転する通し軸23によって駆動される絡み装置34を
織布の両端部に配置して、該絡み装置を通る絡み糸によ
り緯糸の切断端の処理を行うとともに、該絡み装置の織
布側端部に前記通し軸23によって駆動されて交互昇降
する一対の開口ロッド20、21を設け、この一対の開
口ロッド20、21に挿通される複数本の経糸30、3
1で織布の両端に平織組織を備えたタックイン耳を織成
することを特徴とするものである。
耳を備えた織布の織成方法は、織機のクランク軸と同期
回転する通し軸23によって駆動される絡み装置34を
織布の両端部に配置して、該絡み装置を通る絡み糸によ
り緯糸の切断端の処理を行うとともに、該絡み装置の織
布側端部に前記通し軸23によって駆動されて交互昇降
する一対の開口ロッド20、21を設け、この一対の開
口ロッド20、21に挿通される複数本の経糸30、3
1で織布の両端に平織組織を備えたタックイン耳を織成
することを特徴とするものである。
【0007】本発明に係る絡み装置は、織機のクランク
軸と同期駆動されるカム軸2を備え、このカム軸2に固
定された3個のカムで昇降駆動される3個一組の絡み糸
開口部材9、10、11を備えた絡み装置において、絡
み糸開口部材9、10、11より織布側に前記カム軸2
に固定された2個のカムで交互昇降する2個一組の経糸
開口部材20、21を設け、この経糸開口部材20、2
1の先端にそれぞれ1個ないし複数個の経糸挿通孔1
8、19を設けたことを特徴とするものである。
軸と同期駆動されるカム軸2を備え、このカム軸2に固
定された3個のカムで昇降駆動される3個一組の絡み糸
開口部材9、10、11を備えた絡み装置において、絡
み糸開口部材9、10、11より織布側に前記カム軸2
に固定された2個のカムで交互昇降する2個一組の経糸
開口部材20、21を設け、この経糸開口部材20、2
1の先端にそれぞれ1個ないし複数個の経糸挿通孔1
8、19を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】レピアルームやエアジェットルームでは、緯入
れされた糸の端部を処理するために、織布の両側に絡み
装置が設けられている。絡み装置は織機のクランク軸と
同期回転するカム軸2で駆動されており、先端に絡み糸
14、15、16を挿通した3個一組の開口部材9、1
0、11を綜絖22と同期させて昇降させることによ
り、絡み糸14、15、16の開口と絡み糸の揺動によ
る絡み動作とを行わせている。この絡み装置は織幅に合
わせて織機上で左右に移動できるようになっている。
れされた糸の端部を処理するために、織布の両側に絡み
装置が設けられている。絡み装置は織機のクランク軸と
同期回転するカム軸2で駆動されており、先端に絡み糸
14、15、16を挿通した3個一組の開口部材9、1
0、11を綜絖22と同期させて昇降させることによ
り、絡み糸14、15、16の開口と絡み糸の揺動によ
る絡み動作とを行わせている。この絡み装置は織幅に合
わせて織機上で左右に移動できるようになっている。
【0009】この発明は、レピアルームやエアジェット
ルームにこのような絡み装置が装着されていることに着
目して、絡み装置34の織布側に同じカム軸2で駆動さ
れる経糸開口部材20、21を付設することにより、上
記課題を解決している。すなわち絡み糸14、15、1
6を絡み装置34の絡み糸開口部材9、10、11に挿
通するとともに、その織布側に付設した平織開口部材2
0、21に織布の最外側端の一対ないし複数対の経糸3
0、31を挿通し、綜絖22に同期させて2個の平織開
口部材20、21を交互に昇降させることにより、織布
の端部の経糸に平織開口動作を行わせるのである。この
絡み装置に設けた平織開口部材20、21に挿通した経
糸30、31は、綜絖22の糸目は通っておらず、筬2
7の部分では綜絖を通ってきた経糸群32のすぐ外側に
配置される。
ルームにこのような絡み装置が装着されていることに着
目して、絡み装置34の織布側に同じカム軸2で駆動さ
れる経糸開口部材20、21を付設することにより、上
記課題を解決している。すなわち絡み糸14、15、1
6を絡み装置34の絡み糸開口部材9、10、11に挿
通するとともに、その織布側に付設した平織開口部材2
0、21に織布の最外側端の一対ないし複数対の経糸3
0、31を挿通し、綜絖22に同期させて2個の平織開
口部材20、21を交互に昇降させることにより、織布
の端部の経糸に平織開口動作を行わせるのである。この
絡み装置に設けた平織開口部材20、21に挿通した経
糸30、31は、綜絖22の糸目は通っておらず、筬2
7の部分では綜絖を通ってきた経糸群32のすぐ外側に
配置される。
【0010】上記の構造によれば、綜絖がどのような運
動を行おうとも、絡み装置34に付設した平織開口部材
20、21が織布端部の一対または複数対の経糸30、
31に平織開口動作を行わせるので、平織動作を行う綜
絖を設けることなく、図6に示すような平織組織のタッ
クイン耳を織成することができる。
動を行おうとも、絡み装置34に付設した平織開口部材
20、21が織布端部の一対または複数対の経糸30、
31に平織開口動作を行わせるので、平織動作を行う綜
絖を設けることなく、図6に示すような平織組織のタッ
クイン耳を織成することができる。
【0011】
【実施例】次に図面に示す実施例について説明する。図
3において絡み装置のケーシング1には織機のクランク
軸と平行な方向のカム軸2が軸支されており、このカム
軸2に5個のカム3が固定されている。5個のカムのそ
れぞに対応してケーシング1に基端を枢支した水平方向
の織機の前後方向に延びる2本一組の平行リンク4、5
が設けられており、その1本4の基端延長上にそれぞれ
のカムに当接するカムフォロワ6が設けられている。平
行リンク4、5の先端にはそれぞれ昇降部材7が枢支さ
れ、カム3の回転による平行リンク4、5の上下方向の
揺動により昇降駆動されるようになっている。
3において絡み装置のケーシング1には織機のクランク
軸と平行な方向のカム軸2が軸支されており、このカム
軸2に5個のカム3が固定されている。5個のカムのそ
れぞに対応してケーシング1に基端を枢支した水平方向
の織機の前後方向に延びる2本一組の平行リンク4、5
が設けられており、その1本4の基端延長上にそれぞれ
のカムに当接するカムフォロワ6が設けられている。平
行リンク4、5の先端にはそれぞれ昇降部材7が枢支さ
れ、カム3の回転による平行リンク4、5の上下方向の
揺動により昇降駆動されるようになっている。
【0012】5個のカムによって昇降される5個の昇降
部材のうちの3個には、絡み糸開口部材9、10、11
が装着されている。絡み糸開口部材は昇降部材7の1個
に装着されたフォークの先端に設けられた絡みニードル
9と、他の2個の昇降部材7の上端に装着された2個の
絡みプレート10、11とで構成されている。カム3は
絡みニードル9と絡みプレート10、11とを交互に昇
降させるとともに、2枚の絡みプレート10、11をそ
の昇降端でその高低差が入れ替わるように運動させてい
る。2枚の絡みプレート10、11には図2に示すよう
に互いに反対方向の横ハ字状の糸孔が設けられており、
絡み糸14、15は2枚の絡みプレートの糸孔12、1
3を通過している。従って2枚の絡みプレート10、1
1の高低差が変化することにより、斜めになった2個の
糸孔の交点が移動して、絡みプレート10、11を通る
絡み糸14、15が絡みニードル9を通る絡み糸16の
左右に振られて、開口動作毎に絡み糸の位置が入れ替わ
り、これによって緯入れされた緯糸17の先端部分を絡
み糸14、15、16に絡ませるのである。
部材のうちの3個には、絡み糸開口部材9、10、11
が装着されている。絡み糸開口部材は昇降部材7の1個
に装着されたフォークの先端に設けられた絡みニードル
9と、他の2個の昇降部材7の上端に装着された2個の
絡みプレート10、11とで構成されている。カム3は
絡みニードル9と絡みプレート10、11とを交互に昇
降させるとともに、2枚の絡みプレート10、11をそ
の昇降端でその高低差が入れ替わるように運動させてい
る。2枚の絡みプレート10、11には図2に示すよう
に互いに反対方向の横ハ字状の糸孔が設けられており、
絡み糸14、15は2枚の絡みプレートの糸孔12、1
3を通過している。従って2枚の絡みプレート10、1
1の高低差が変化することにより、斜めになった2個の
糸孔の交点が移動して、絡みプレート10、11を通る
絡み糸14、15が絡みニードル9を通る絡み糸16の
左右に振られて、開口動作毎に絡み糸の位置が入れ替わ
り、これによって緯入れされた緯糸17の先端部分を絡
み糸14、15、16に絡ませるのである。
【0013】5個のカム3によって昇降駆動される他の
2個の昇降部材には、先端に経糸挿通孔18、19を設
けた平織開口部材20、21が固定されている。この平
織開口部材20、21は綜絖22の運動と同期して交互
に昇降駆動されるようになっている。
2個の昇降部材には、先端に経糸挿通孔18、19を設
けた平織開口部材20、21が固定されている。この平
織開口部材20、21は綜絖22の運動と同期して交互
に昇降駆動されるようになっている。
【0014】カム軸2は筬の下方で織機の左右方向に装
架されたクランク軸と同じ速度で回転している通し軸
(絡みシャフト)23に歯車24、25、26を介して
2分の1に減速されて同期駆動されている。すなわちカ
ム軸2は織機のクランク軸の2分の1の速度でクランク
軸と同期して回転しており、カム3を適正な位相で設け
ることにより、平織開口部材20、21を綜絖22と同
期させて昇降させることができる。
架されたクランク軸と同じ速度で回転している通し軸
(絡みシャフト)23に歯車24、25、26を介して
2分の1に減速されて同期駆動されている。すなわちカ
ム軸2は織機のクランク軸の2分の1の速度でクランク
軸と同期して回転しており、カム3を適正な位相で設け
ることにより、平織開口部材20、21を綜絖22と同
期させて昇降させることができる。
【0015】織成に際しては図1に示すように、絡み糸
14、15、16を絡みプレート10、11及び絡みニ
ードル9を通して、さらに筬27を通して糸掛けし、絡
み糸14、15が織布28の織耳29より若干離れて位
置するようにする。また絡み装置に付設した平織開口部
材20、21に挿通した経糸30、31は綜絖22の糸
目を通る経糸群32のすぐ外側に配置されるように筬2
7に挿通する。タックイン装置は図1には示してない
が、緯糸17は緯入れされて筬打ちされたあと平織開口
部材20、21によって平織開口動作をする経糸30、
31と絡み糸14、15、16との間で切断され、その
切断位置より織布28側の緯糸端がタックイン装置で織
布28側に折り返されて次に緯入れされる緯糸とともに
織前33に打ち込まれる。
14、15、16を絡みプレート10、11及び絡みニ
ードル9を通して、さらに筬27を通して糸掛けし、絡
み糸14、15が織布28の織耳29より若干離れて位
置するようにする。また絡み装置に付設した平織開口部
材20、21に挿通した経糸30、31は綜絖22の糸
目を通る経糸群32のすぐ外側に配置されるように筬2
7に挿通する。タックイン装置は図1には示してない
が、緯糸17は緯入れされて筬打ちされたあと平織開口
部材20、21によって平織開口動作をする経糸30、
31と絡み糸14、15、16との間で切断され、その
切断位置より織布28側の緯糸端がタックイン装置で織
布28側に折り返されて次に緯入れされる緯糸とともに
織前33に打ち込まれる。
【0016】上記のように構成された平織開口部材2
0、21は絡み装置のケーシング1に支持されているの
で、織布28の織幅に応じて絡み装置34を移動したと
きに同時に移動し、常に製織しようとする織布28の端
部に平織開口部材20、21を位置させることができ
る。また平織開口部材20、21の昇降運動は、綜絖2
2の運動とは無関係に常に平織開口運動を行うので、織
布28がどのような織り方をされたときでも、その織耳
部分に平織組織を形成することができる。
0、21は絡み装置のケーシング1に支持されているの
で、織布28の織幅に応じて絡み装置34を移動したと
きに同時に移動し、常に製織しようとする織布28の端
部に平織開口部材20、21を位置させることができ
る。また平織開口部材20、21の昇降運動は、綜絖2
2の運動とは無関係に常に平織開口運動を行うので、織
布28がどのような織り方をされたときでも、その織耳
部分に平織組織を形成することができる。
【0017】なお図の実施例では絡み装置に付設した平
織開口部材20、21に各1本の経糸30、31のみを
挿通して、織耳端の2本の経糸のみ平織組織としている
が、平織開口部材20、21を図4に示すようにフォー
ク状にしてそのそれぞれのフォークの先端に経糸挿通孔
18、19を設けるようにしてやれば、織耳端の複数対
の経糸に平織開口動作を行わせることができる。
織開口部材20、21に各1本の経糸30、31のみを
挿通して、織耳端の2本の経糸のみ平織組織としている
が、平織開口部材20、21を図4に示すようにフォー
ク状にしてそのそれぞれのフォークの先端に経糸挿通孔
18、19を設けるようにしてやれば、織耳端の複数対
の経糸に平織開口動作を行わせることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
平織開口動作を行う綜絖を設けなくても、織布の両端部
の経糸に平織開口動作を行わせることができ、織布の両
端に平織組織のタックイン耳を形成することができると
いう効果がある。
平織開口動作を行う綜絖を設けなくても、織布の両端部
の経糸に平織開口動作を行わせることができ、織布の両
端に平織組織のタックイン耳を形成することができると
いう効果がある。
【図1】この発明の方法による製織状態を示す模式的な
平面図
平面図
【図2】絡み装置の正面図
【図3】絡み装置の側面図
【図4】平織開口部材の他の実施例を示す要部の正面図
【図5】綾織の織耳を示す平面図
【図4】平織組織を設けた綾織の織耳を示す平面図
2 カム軸 9 絡み糸開口部材 10 絡み糸開口部材 11 絡み糸開口部材 18 経糸挿通孔 19 経糸挿通孔 20 平織プレート 21 平織プレート 23 絡みシャフト 30 経糸 31 経糸 34 絡み装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法による製織状態を示す模式的な
平面図
平面図
【図2】絡み装置の正面図
【図3】絡み装置の側面図
【図4】平織開口部材の他の実施例を示す要部の正面図
【図5】綾織の織耳を示す平面図
【図6】平織組織を設けた綾織の織耳を示す平面図
【符号の説明】 2 カム軸 9 絡み糸開口部材 10 絡み糸開口部材 11 絡み糸開口部材 18 経糸挿通孔 19 経糸挿通孔 20 平織プレート 21 平織プレート 23 絡みシャフト 30 経糸 31 経糸 34 絡み装置
Claims (2)
- 【請求項1】 織機のクランク軸と同期回転する通し軸
(23)によって駆動される絡み装置(34)を織布の両端部に
配置して、該絡み装置を通る絡み糸により緯糸の切断端
の処理を行うとともに、該絡み装置の織布側端部に前記
通し軸(23)によって駆動されて交互昇降する一対の開口
ロッド(20,21) を設け、この一対の開口ロッド(20,21)
に挿通される複数本の経糸(30,31) で織布の両端に平織
組織を備えたタックイン耳を織成することを特徴とす
る、タックイン耳を備えた織布の織成方法。 - 【請求項2】 織機のクランク軸と同期駆動されるカム
軸(2) を備え、このカム軸(2) に固定された3個のカム
で昇降駆動される3個一組の絡み糸開口部材(9,10,11)
を備えた絡み装置において、絡み糸開口部材(9,10,11)
より織布側に前記カム軸(2) に固定された2個のカムで
交互昇降する2個一組の経糸開口部材(20,21) を設け、
この経糸開口部材(20,21) の先端にそれぞれ1個ないし
複数個の経糸挿通孔(18,19) を設けたことを特徴とす
る、絡み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16647893A JPH073578A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | タックイン耳を備えた織布の織成方法及び絡み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16647893A JPH073578A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | タックイン耳を備えた織布の織成方法及び絡み装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073578A true JPH073578A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15832149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16647893A Pending JPH073578A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | タックイン耳を備えた織布の織成方法及び絡み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073578A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102776666A (zh) * | 2012-07-30 | 2012-11-14 | 青岛天一集团红旗纺织机械有限公司 | 气动与机械混合式折入边机构 |
KR101483221B1 (ko) * | 2014-08-19 | 2015-01-16 | 주식회사 정호 | 직물과, 이의 직조방법 및 이를 위한 직조기 |
CN105463669A (zh) * | 2016-01-21 | 2016-04-06 | 江苏工程职业技术学院 | 一种织机的废边机构 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP16647893A patent/JPH073578A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102776666A (zh) * | 2012-07-30 | 2012-11-14 | 青岛天一集团红旗纺织机械有限公司 | 气动与机械混合式折入边机构 |
KR101483221B1 (ko) * | 2014-08-19 | 2015-01-16 | 주식회사 정호 | 직물과, 이의 직조방법 및 이를 위한 직조기 |
CN105463669A (zh) * | 2016-01-21 | 2016-04-06 | 江苏工程职业技术学院 | 一种织机的废边机构 |
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