JPH0734958Y2 - シングルブレードロープの端末加工 - Google Patents
シングルブレードロープの端末加工Info
- Publication number
- JPH0734958Y2 JPH0734958Y2 JP2262792U JP2262792U JPH0734958Y2 JP H0734958 Y2 JPH0734958 Y2 JP H0734958Y2 JP 2262792 U JP2262792 U JP 2262792U JP 2262792 U JP2262792 U JP 2262792U JP H0734958 Y2 JPH0734958 Y2 JP H0734958Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- main body
- eye
- rope end
- end processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/18—Grommets
- D07B1/185—Grommets characterised by the eye construction
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシングルブレードロープ
のアイスプライス端末加工に関するものである。
のアイスプライス端末加工に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シングルブレードロープは中空の単層繊
維編索で伸縮性ロープである。ロープの長手方向に引張
力を受けた場合、ロープは伸び、直径は締まって小とな
る。又長手方向に圧縮を受けると、ロープは縮まり直径
は大となってゆるむ。該シングルブレードロープのアイ
スプライスは、八つ打ちロープのように本数の少ない場
合はロープの端をストランドにほどき、各ストランドを
本体ロープに編み込んでいく一般のアイスプライス(さ
つま加工)を行なうが、ストランドの数が増え12打ち
以上になるとアイスプライスは煩雑となり、図1、に示
すようにロープ端末を本体ロープの中心に差し込んでア
イを作る方法の差し込み式アイスプライスにならざるを
得ない。
維編索で伸縮性ロープである。ロープの長手方向に引張
力を受けた場合、ロープは伸び、直径は締まって小とな
る。又長手方向に圧縮を受けると、ロープは縮まり直径
は大となってゆるむ。該シングルブレードロープのアイ
スプライスは、八つ打ちロープのように本数の少ない場
合はロープの端をストランドにほどき、各ストランドを
本体ロープに編み込んでいく一般のアイスプライス(さ
つま加工)を行なうが、ストランドの数が増え12打ち
以上になるとアイスプライスは煩雑となり、図1、に示
すようにロープ端末を本体ロープの中心に差し込んでア
イを作る方法の差し込み式アイスプライスにならざるを
得ない。
【0003】該差し込み式アイスプライスはロープ端末
を本体ロープの中心に差し込んだだけでは、ロープが使
用され引張と圧縮を繰り返し受けた場合、差し込んだロ
ープ端末は抜けてしまう。これを防ぐために図2、図3
のようにロープ端末を本体ロープに1回乃至数回貫通さ
せてから中心部に差し込む方法があるが、この場合でも
繰り返し引張、圧縮を受けるとロープ端末は徐々に抜
け、ついには抜け切ってしまう。
を本体ロープの中心に差し込んだだけでは、ロープが使
用され引張と圧縮を繰り返し受けた場合、差し込んだロ
ープ端末は抜けてしまう。これを防ぐために図2、図3
のようにロープ端末を本体ロープに1回乃至数回貫通さ
せてから中心部に差し込む方法があるが、この場合でも
繰り返し引張、圧縮を受けるとロープ端末は徐々に抜
け、ついには抜け切ってしまう。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は伸縮性ロープ
の使用に際して、ロープ端末にアイを作って本体ロープ
の中心に差し込んでも、引張、圧縮を受けた場合ロープ
が伸び縮みするため、差し込みが徐々に抜けついには抜
け切ってしまうので、この抜けを解決しようとするもの
である。
の使用に際して、ロープ端末にアイを作って本体ロープ
の中心に差し込んでも、引張、圧縮を受けた場合ロープ
が伸び縮みするため、差し込みが徐々に抜けついには抜
け切ってしまうので、この抜けを解決しようとするもの
である。
【0005】
【問題を解決するための手段】本考案は、従来法とは逆
に、図4、の様に本体側ロープが差し込み側ロープをア
イ首部で貫通した形になるようにしてロープ端末を本体
ロープの中心に差し込んだものである。
に、図4、の様に本体側ロープが差し込み側ロープをア
イ首部で貫通した形になるようにしてロープ端末を本体
ロープの中心に差し込んだものである。
【0006】
【作用】本ロープ端末の差し込み側ロープが本体側ロー
プに貫通されているのでロープが引っ張られた場合、差
し込んだロープ端末部は本体ロープに締め付けられて抜
けることがなく、圧縮を受けた場合も貫通された部分で
抜けは止まる。仮にロープ差し込み側が引っ張られた場
合、アイ部の径が縮小されるが、アイ部にシンブル或い
はフックがあるかぎりアイ部の径は、それ以上小さくな
らずスプライスの抜けも止まることになり安全は確保さ
れる。
プに貫通されているのでロープが引っ張られた場合、差
し込んだロープ端末部は本体ロープに締め付けられて抜
けることがなく、圧縮を受けた場合も貫通された部分で
抜けは止まる。仮にロープ差し込み側が引っ張られた場
合、アイ部の径が縮小されるが、アイ部にシンブル或い
はフックがあるかぎりアイ部の径は、それ以上小さくな
らずスプライスの抜けも止まることになり安全は確保さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を示す図面に付いて説
明すると、図6、は合成繊維のシングルブレードロープ
16打ちの側面を示しており、引張を受けた部分aと圧
縮を受けた部分bに付いて伸縮性ロープであることを示
している。図5、は横断面でロープは単層で中空である
ことを示している。図1、は従来方法の差し込み式アイ
スプライスでロープ端末の差し込み側5はアイ部4を作
って本体ロープ1のアイの首部3でストランドとストラ
ンドの間を割り込んで本体ロープ1の中心部へ挿通され
ている。
明すると、図6、は合成繊維のシングルブレードロープ
16打ちの側面を示しており、引張を受けた部分aと圧
縮を受けた部分bに付いて伸縮性ロープであることを示
している。図5、は横断面でロープは単層で中空である
ことを示している。図1、は従来方法の差し込み式アイ
スプライスでロープ端末の差し込み側5はアイ部4を作
って本体ロープ1のアイの首部3でストランドとストラ
ンドの間を割り込んで本体ロープ1の中心部へ挿通され
ている。
【0008】図2、はロープ端末部の差し込み側5が本
体ロープ1の差し込み部6を貫通した後、本体ロープ1
の中心に挿通されている。図3、は差し込み側5を本体
ロープ1に数回貫通して差し込み、本体ロープ1の中心
部へ挿通したものでいずれも従来方法を示すものであ
る。これら図1、図2、図3、に示した端末加工はロー
プが使用されると、図6、に示す様に伸縮性ロープであ
るので差し込み側ロープに偏荷重がかかった状態で引
張、圧縮を受けた場合、ロープが縮んだり膨れたりして
差し込み側ロープ5は本体ロープ1より徐々に抜け、つ
いには抜け切ってしまう。
体ロープ1の差し込み部6を貫通した後、本体ロープ1
の中心に挿通されている。図3、は差し込み側5を本体
ロープ1に数回貫通して差し込み、本体ロープ1の中心
部へ挿通したものでいずれも従来方法を示すものであ
る。これら図1、図2、図3、に示した端末加工はロー
プが使用されると、図6、に示す様に伸縮性ロープであ
るので差し込み側ロープに偏荷重がかかった状態で引
張、圧縮を受けた場合、ロープが縮んだり膨れたりして
差し込み側ロープ5は本体ロープ1より徐々に抜け、つ
いには抜け切ってしまう。
【0009】図4、は本考案のアイスプライスを示し、
ロープ端末の差し込み側5に本体ロープ1が貫通し、ア
イの首部3から本体ロープ1の中心へ挿通され、差し込
み部(スプライス)2を形成している。この場合ロープ
が使用され図6、の様にロープが引張、圧縮を受けた場
合ロープがしまったり、膨れたりしても抜けることはな
い。仮に、差し込み側5抜け始めるとアイ部4の径が小
さくなるが、シンブルがある場合アイの径は小さくなら
ず又、フックの場合、小さくなってもフックの大きさで
止まってしまうので差し込み側5は抜け切ることはな
い。
ロープ端末の差し込み側5に本体ロープ1が貫通し、ア
イの首部3から本体ロープ1の中心へ挿通され、差し込
み部(スプライス)2を形成している。この場合ロープ
が使用され図6、の様にロープが引張、圧縮を受けた場
合ロープがしまったり、膨れたりしても抜けることはな
い。仮に、差し込み側5抜け始めるとアイ部4の径が小
さくなるが、シンブルがある場合アイの径は小さくなら
ず又、フックの場合、小さくなってもフックの大きさで
止まってしまうので差し込み側5は抜け切ることはな
い。
【0010】
【考案の効果】本考案の端末加工によって、スリングロ
ープ、漁網筋縄、命綱、等に使用され引張、圧縮を繰り
返してもスプライス部は抜けることなく安全は確保され
るものである。
ープ、漁網筋縄、命綱、等に使用され引張、圧縮を繰り
返してもスプライス部は抜けることなく安全は確保され
るものである。
【0011】
【図1】シングルブレードロープの従来方法の差し込み
式アイスプライスの簡略図
式アイスプライスの簡略図
【図2】シングルブレードロープの従来方法で一回本体
ロープを貫通して差し込んだアイスプライスの簡略図
ロープを貫通して差し込んだアイスプライスの簡略図
【図3】シングルブレードロープの従来方法で数回本体
ロープを貫通して差し込んだアイスプライスの簡略図
ロープを貫通して差し込んだアイスプライスの簡略図
【図4】本考案のシングルブレードロープのアイスプラ
イスの簡略図
イスの簡略図
【図5】シングルブレードロープの横断面図
【図6】シングルブレードロープの引張、圧縮を受けた
側面図
側面図
1.本体ロープ a.引張を受けた部分 2.スプライス部 b.圧縮を受けた部分 3.アイの首部 4.アイ部 5.差し込み側 6.差し込み部 7.本体ロープが貫通
Claims (1)
- 【請求項1】 シングルブレードロープの端末加工の
差込み式アイスプライスを行う場合、アイ首部におい
て、本体側ロープが差込み側ロープを貫通した形になっ
ている端末加工。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262792U JPH0734958Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | シングルブレードロープの端末加工 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262792U JPH0734958Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | シングルブレードロープの端末加工 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569199U JPH0569199U (ja) | 1993-09-17 |
JPH0734958Y2 true JPH0734958Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=12088067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2262792U Ceased JPH0734958Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | シングルブレードロープの端末加工 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734958Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101713209B1 (ko) * | 2016-10-14 | 2017-03-16 | 대광기업 주식회사 | 와이어로프슬링 제조방법 및 와이어로프슬링 제조방법에 의하여 제조된 와이어로프슬링 |
KR101720943B1 (ko) * | 2016-10-11 | 2017-03-29 | 임종식 | 와이어로프 슬링의 제조방법 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP2262792U patent/JPH0734958Y2/ja not_active Ceased
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101720943B1 (ko) * | 2016-10-11 | 2017-03-29 | 임종식 | 와이어로프 슬링의 제조방법 |
KR101713209B1 (ko) * | 2016-10-14 | 2017-03-16 | 대광기업 주식회사 | 와이어로프슬링 제조방법 및 와이어로프슬링 제조방법에 의하여 제조된 와이어로프슬링 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569199U (ja) | 1993-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A045 | Written measure of dismissal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20060822 |