JPH0734579Y2 - 保形強度に富む鞄 - Google Patents

保形強度に富む鞄

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JPH0734579Y2
JPH0734579Y2 JP483293U JP483293U JPH0734579Y2 JP H0734579 Y2 JPH0734579 Y2 JP H0734579Y2 JP 483293 U JP483293 U JP 483293U JP 483293 U JP483293 U JP 483293U JP H0734579 Y2 JPH0734579 Y2 JP H0734579Y2
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bag
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accessory
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収史 藤川
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株式会社建都デザインセンター
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスーツケースやトラン
ク、アタツシユケース、その他の各種品物を収納するも
変形しない鞄の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の保形強度に富む鞄(所謂ハード
ケース又はセミハードケース)は、その携帯用ハンドル
を備えた鞄本体ケースと、これを開閉するカバーケース
との何れも、金属枠フレームにより補強された硬質材の
シエル構造から成る点で、各種品物を多量に収納でき、
しかもその収納物が形崩れすることからの防護機能に優
れるため、例えば海外旅行やビジネスマンの出張などに
広く愛用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記鞄の従
来品ではその外部から開閉操作できる別個な小物入れが
付属形成されていない通例であり、まして携帯用ハンド
ルを握り持った片手の指先操作により開放できる小物入
れが、そのハンドルの近辺に設置されていない。
【0004】そのため、使用者としては衣類や書類、そ
の他の大物のみならず、名刺入れや小銭入れ、キーホル
ダー、手帳、カード型電卓、タバコ、ライター、携帯型
電話器などの小物までも一括して、その鞄へ収納せざる
を得ず、その小物だけを上記大物から区別して、臨機応
変にすばやく出し入れすることができない。
【0005】必らずや鞄の全体を一々開放させ、その大
物までも人前に露出した状態のもとで、上記小物を探し
出さなければならず、非常に体裁が悪く、甚だ不便でも
ある。そして、このことは手荷物を多く携帯しているよ
うな場合に顕著である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
の解決を企図しており、そのための構成上軽金属や合成
樹脂、その他の硬質材からシエル構造に成形された鞄本
体ケースと、その鞄本体ケースの底面へヒンジを介して
開閉自在に枢着されたカバーケースと、同じく鞄本体ケ
ースの頂面に設置された携帯用ハンドルとを備えたスー
ツケースやトランク、アタツシユケース、その他の保形
強度に富む鞄を対象として、上記鞄本体ケースにおける
ハンドルの近辺位置に、その鞄本体ケースとの別個独立
に開閉可能な小物入れ用付属ケースを設けると共に、上
記ハンドルを握り持った片手の指先操作により、その付
属ケースを開放させ得るように定めたことを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】本考案の上記構成によれば、鞄本体ケースにお
ける携帯用ハンドルの近辺に、その鞄本体ケースとの別
個独立に開閉可能な小物入れ用付属ケースが設置されて
いるため、上記鞄本体ケース内に収納される衣類や書類
などの大物から区別して、その大物よりも頻繁に出し入
れされる小銭入れや名刺入れ、手帳、キーホルダー、タ
バコ、ライター、カード型電卓、携帯型電話器、その他
の小物をまとめて、その小物入れ用付属ケースに収納す
ることができ、著しく便利である。
【0008】しかも、その小物入れ用付属ケースは上記
携帯用ハンドルを握り持った片手の指先操作によって、
開放させることができるようになっているため、多数の
手荷物を携帯しているような場合にも、上記小物の取り
出しをすばやく軽快に行なえる。更に、その小物の取り
出し上、従来品のように鞄本体ケースやカバーケースを
一々開放させる必要がないため、人前でも好体裁であ
り、安心して希望の小物だけを確実に取り出すことがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基いて本考案の詳細を説明する
と先づ図1〜14はその鞄(A)の第1実施例を示して
おり、(11)は正面視の四角形をなす鞄本体ケース、
(12)はその底面にヒンジ(13)を介して開閉自在
に枢着されたカバーケースであって、その何れも公知の
保形強度に富むスーツケースやトランク、アタツシユケ
ースなどと同じく、軽金属や合成樹脂、その他の硬質材
から、向かい合う断面コ字型のシエル構造に一体成形さ
れている。
【0010】又、詳細を図示省略してあるが、上記鞄本
体ケース(11)とカバーケース(12)は軽金属など
の金属枠フレームによって各々補強されているほか、キ
ーの差込み操作によって解錠されるシリンダー錠や、こ
れに代る符号の合致操作によって解錠されるダイヤル
錠、その他の盗難防止用施錠装置も具備している。
【0011】(14)は上記鞄本体ケース(11)とカ
バーケース(12)とを係脱自在に係止するバツクル、
(15)は鞄本体ケース(11)とカバーケース(1
2)との両底面から一体的に張り出す接地座であり、鞄
(A)のそれ自身を安定良く立て置くことに奉仕する。
【0012】尚、上記鞄本体ケース(11)とカバーケ
ース(12)の内部には、後述する小銭入れや名刺入
れ、キーホルダー、手帳、タバコ、ライター、カード型
電卓、携帯型電話器、その他の小物との対比から言え
ば、衣類や書類などの大物が収納されることになる。
【0013】(B)は上記鞄本体ケース(11)の頂面
へ、左右対称な並列設置状態として付属一体化された小
物入れ用付属ケースの2個一対であり、その各個が図8
〜14のような正面視のほぼ直角三角形を呈する取付ベ
ース枠(16)と、その内部を小物収納室(S)として
区画する仕切り枠(17)と、同じく取付ベース枠(1
6)の傾斜開口面に位置しつつ、その小物収納室(S)
を開閉するカバー(18)との組立体から成る。
【0014】即ち、上記付属ケース(B)の取付ベース
枠(16)はその水平な底面において、上記鞄本体ケー
ス(11)の頂面へビス(19)などの固定具を介して
取付け固定されており、その仕切り枠(17)も同じく
水平な底面において、やはり鞄本体ケース(11)の頂
面へ接着一体化されている。そのため、その付属ケース
(B)が鞄本体ケース(11)の頂面から、部分的に隆
起する結果となっている。
【0015】(20)は両付属ケース(B)を形作る取
付ベース枠(16)の垂直な起立面に、正しく向かい合
う関係状態として対応形成されたハンドル逃し入れ用の
円弧長孔であり、図10のような水平に細長く開口して
いる。(21)は左右一対の付属ケース(B)を連結す
る如く、その両円弧長孔(20)を貫通する水平な携帯
用ハンドル、(22)はそのハンドル(21)の左右両
端部から一体的に垂下された一対の脚柱であり、その各
下端部が上記取付ベース枠(16)の水平な底面から内
向き一体的に起立する二叉フオーク片(23)へ挿入さ
れ、且つ枢支ピン(24)を介して起伏的な回動自在に
組み付けられている。(25)は上記ハンドル(21)
とその脚柱(22)との固定用ダボを示している。
【0016】つまり、左右一対の小物入れ用付属ケース
(B)はその相互間を連結する携帯用ハンドル(21)
と組み付けユニツト化されており、しかもそのハンドル
(21)が上記枢支ピン(24)を中心として、上記円
弧長孔(20)に沿う一定の回動角度範囲(θ)だけ起
伏作用し得るようになっているのである。
【0017】そのため、鞄本体ケース(11)に対する
両付属ケース(B)の取付け剛性と、その携帯上の左右
均衡性を著しく昂めることができ、極力に多量の小物を
収納し得ることとなる。又、上記ハンドル(21)を握
り持っての携帯中、そのハンドル(21)との相対的に
鞄(A)自身が上記回動角度範囲(θ)だけ振れ動く融
通性を発揮するので、違和感なく安楽に携帯使用するこ
とも可能である。
【0018】各付属ケース(B)における小物収納室
(S)の開閉カバー(18)は、その下端部付近が上記
ハンドル(21)の枢支ピン(24)と直交する関係の
水平な枢支ピン(26)によって、上記付属ケース
(B)の取付ベース枠(16)へ起伏的な回動自在に組
み付けられている。
【0019】(27)はその各開閉カバー(28)の枢
支ピン(26)に捲き掛けられた向かい合う一対の蔓巻
きバネであり、何れもその切り離し一端部が開閉カバー
(18)へ裏当て状態に係止されていると共に、残る切
り離し他端部がその開閉カバー(18)の回動規制スト
ツパー(28)へ係止されることによって、上記開閉カ
バー(18)を常時小物収納室(S)の開放する起立方
向へ弾圧付勢している。尚、開度規制ストツパー(2
8)も向かい合う一対として、上記取付ベース枠(1
6)の下端部付近から内向き水平に張り出されている。
【0020】更に、(G)は各付属ケース(B)を形作
る上記取付ベース枠(16)の垂直な起立面と、その仕
切り枠(17)の起立面との向かい合う相互間に区画さ
れた施錠装置室であって、ここには上記ハンドル(2
1)の脚柱(22)のみならず、次のような開閉カバー
用施錠装置(C)も組み込まれており、そのハンドル
(21)を握り持った片手の指先操作によって、上記小
物収納室(S)の開閉カバー(18)を開放させるべ
く、自動瞬間的に解錠できるようになっている。
【0021】即ち、その施錠装置(C)の明らかな図8
〜14において、(29)は上記取付ベース枠(16)
の頂面から内向き一体的に垂下された支点軸であり、こ
れによって一定長さを有する水平なラツチ金具(30)
の中途部が、回動自在に枢支保持されている。
【0022】そのラツチ金具(30)の一端部は、上記
取付ベース枠(16)と仕切り枠(17)との相互間
や、開閉カバー(18)の上端部とこれを受け止める仕
切り枠(17)との相互間に開口形成されたラツチ金具
逃し入れ用貫通孔(31)を経て、施錠装置室(G)と
隣接する上記小物収納室(S)内に到達しており、その
開閉カバー(18)の上端部付近に対応形成された係止
切欠(32)と、係脱自在に係止し合うようになってい
る。
【0023】他方、(33)は同じく取付ベース枠(1
6)の頂面から施錠装置室(G)内へ、上記支点軸(2
9)との平行に垂下されたスライダーであり、その上端
部から一体的に植立する操作片(34)が、取付ベース
枠(16)の頂面に露出しているので、その頂面に切り
欠かれたガイド長孔(35)に沿って、これをスライド
操作することができる。
【0024】(36)は上記スライダー(33)の中途
高さ位置に付与された係止切欠であり、その係止切欠
(36)と上記ラツチ金具(30)の他端部とが常時係
止し合う状態に保たれている。つまり、ラツチ金具(3
0)の上記支点軸(29)には、蔓巻きバネ(37)が
捲き掛けられていると共に、その切り離し一端部が上記
取付ベース枠(16)へ、同じく切り離し他端部がスラ
イダー(33)へ各々係止されることによって、上記ラ
ツチ金具(30)を常時開閉カバー(18)の係止切欠
(32)と係止する施錠方向へ弾圧付勢しているのであ
る。
【0025】又、(38)は上記スライダー(33)と
の並列設置状態として、やはり取付ベース枠(16)の
頂面から垂下されたシリンダー錠であり、そのキー受け
入れ凹溝(39)が取付ベース枠(16)の頂面に露出
していること、言うまでもない。(40)はそのシリン
ダー錠(38)の胴部から派出するロツクアームであっ
て、図外のキーを差込んで回動操作することにより、上
記スライダー(33)の下端部に付与された係止切欠
(41)と係止し、そのスライダー(33)をスライド
不能に固定ロツクする。
【0026】これによって、上記開閉カバー(18)も
その小物収納室(S)の閉鎖状態に施錠されるわけであ
り、従いそのキーによる解錠状態のもとで、上記スライ
ダー(33)の操作片(34)を蔓巻きバネ(37)の
付勢力に抗しつつスライドさせれば、開閉カバー(1
8)がその下端部付近の蔓巻きバネ(27)により、自
動瞬間的に起立し、小物収納室(S)を開放することと
なる。
【0027】この点、上記図8〜14では開閉カバー
(18)の施錠装置(C)として、そのラツチ金具(3
0)の中途部を支点軸(29)により、あたかも挺子の
ように回動作用させると共に、その回動作用させるべき
スライダー(33)を、鞄(A)の幅方向(横方向)に
沿ってスライド操作するように定めているが、これに代
る図15〜17の変形例から明白なように、ラツチ金具
(30)の一端部を開閉カバー(18)の上端部付近か
ら内向きに張り出すフツク(42)と、係脱自在に係止
させる一方、同じくラツチ金具(30)の他端部を連結
ピン(43)によって、スライダー(33)の中途高さ
位置に枢支連結すると共に、そのスライダー(33)を
鞄(A)の長手方向(前後方向)に沿って、スライド操
作するように設定しても良い。
【0028】上記変形例におけるその他の構成と作用
は、図8〜14に説示した施錠装置(C)と実質上同一
であるため、その図15〜17に図8〜14との対応符
号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0029】尚、本考案では携帯用ハンドル(21)を
握り持った片手の指先操作によって、上記小物収納室
(S)の開閉カバー(18)を開放させ得る限り、その
ための施錠装置(C)としては上記スライド操作される
シリンダー錠(38)のみならず、押しボタン式のシリ
ンダー錠や符号の合致操作により解錠されるダイヤル
錠、その他の公知の各種施錠型式を広く採用することが
できる。
【0030】次に、図18〜25は本考案の第2実施例
を示しており、これでは正面視の四角形をなす鞄本体ケ
ース(11)の一辺面に、左右対称な2個一対の小物入
れ用付属ケース(B)と、その相互間に介在する携帯用
ハンドル(21)とを設置する一方、その一辺面と交叉
する鞄本体ケース(11)の他辺面に、公知の別な携帯
用ハンドル(44)も設置している。
【0031】そして、上記一辺面と向かい合う鞄本体ケ
ース(11)並びにカバーケース(12)の両底面に
は、自在車輪(45)を軸支すると共に、上記他辺面と
向かい合う鞄本体ケース(11)並びにカバーケース
(12)の両底面からは、接地座(15)を一体的に張
り出している。
【0032】このような自在車輪(45)を備えた大型
の鞄(A)についても、本考案をそのまま適用実施する
ことができ、上記携帯用ハンドル(21)の近辺位置に
は小物入れ用付属ケース(B)が設置されているため、
そのハンドル(21)を握り持った片手の指先操作によ
って、やはり小物収納室(S)の開閉カバー(18)を
所謂ワンタツチ式にすばやく開放させることができるの
である。
【0033】又、図26は本考案の第3実施例に係り、
これから明白なように、小物入れ用付属ケース(B)を
正面視のほぼ直角三角形だけでなく、ほぼ長方形やその
他の形状に造形することもでき、その形状や大きさなど
については鞄(A)における全体的なデザインとのバラ
ンスなどを考慮して、適当に設定すれば良い。
【0034】更に、上記第1〜3実施例では小物入れ用
付属ケース(B)を、鞄本体ケース(11)の頂面から
部分的に隆起させているが、図27、28の第4実施例
に示す通り、その小物入れ用付属ケース(B)を鞄本体
ケース(11)の頂面から沈下する内蔵状態に埋設して
もさしつかえない。
【0035】尚、第2〜4実施例におけるその余の構成
と作用は、上記第1実施例と実質的に同一であるため、
その図18〜28に図1〜14との対応符号を記入する
にとどめて、その詳細な説明を割愛するが、何れにして
も小物入れ用付属ケース(B)は鞄(A)における携帯
用ハンドル(21)の近辺に設置されて、そのハンドル
(21)を握り持った片手の指先操作により、小物収納
室(S)の開閉カバー(18)を開放させ得る限り、そ
の付属ケース(B)の設置個数については図示実施例の
ような2個一対に限らず、これを増減することができ
る。
【0036】
【考案の効果】以上のように、本考案では軽金属や合成
樹脂、その他の硬質材からシエル構造に成形された鞄本
体ケース(11)と、その鞄本体ケース(11)の底面
へヒンジ(13)を介して開閉自在に枢着されたカバー
ケース(12)と、同じく鞄本体ケース(11)の頂面
に設置された携帯用ハンドル(21)とを備えたスーツ
ケースやトランク、アタツシユケース、その他の保形強
度に富む鞄(A)を対象として、上記鞄本体ケース(1
1)におけるハンドル(21)の近辺位置に、その鞄本
体ケース(11)との別個独立に開閉可能な小物入れ用
付属ケース(B)を設けると共に、上記ハンドル(2
1)を握り持った片手の指先操作により、その付属ケー
ス(B)を開放させ得るように定めてある構成のため、
冒頭に述べた従来品の課題を完全に改良できる効果があ
る。
【0037】つまり、その小物入れ用付属ケース(B)
は鞄本体ケース(11)との別個独立に開閉可能であ
り、しかも鞄本体ケース(11)における携帯用ハンド
ル(21)の近辺位置にあって、そのハンドル(21)
を握り持った片手の指先操作により開放できるようにな
っているため、上記鞄本体ケース(11)に収納されて
いる衣類や書類などの大物から区別して、上記付属ケー
ス(B)に収納されている小銭入れや名刺入れ、キーホ
ルダー、タバコ、ライター、その他の小物につき、その
希望するものだけをすばやく確実に取り出すことができ
る。
【0038】この種小物は上記大物に比して、出し入れ
する頻度が高いため、その大物の収納された鞄本体ケー
ス(11)を一々開放操作することなく、小物だけをそ
の小物入れ用付属ケース(B)へ出し入れできること
は、実際上著しく便利であり、このような効果は殊更多
数の手荷物を携帯している場合に顕著となる。
【0039】特に、請求項2や請求項3の構成を採用す
るならば、鞄(A)自身の全体的なデザインや重量バラ
ンスを害することなく、その小物入れ用付属ケース
(B)の2個一対を並列設置することができ、著しく合
理的な設計であると言えるほか、極力に多量の小物を収
納できる効果もある。
【0040】更に、請求項4の構成を採用するならば、
小物入れ用付属ケース(B)の2個一対を、その中間位
置の携帯用ハンドル(21)を介して連結状態に組み付
けユニツト化できるため、鞄本体ケース(11)に対す
る固定強度と安定性が著しく昂まる。
【0041】又、その連結状態としても、上記ハンドル
(21)が鞄本体ケース(11)と一体の両付属ケース
(B)に対して、一定の回動角度範囲(θ)だけ起伏的
な回動自在に枢支されているため、その握り持った携帯
用ハンドル(21)との相対的に鞄(A)が振れ動くこ
ととなり、その意味から違和感なく自然に鞄(A)を携
帯使用できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案は係る鞄の第1実施例を示す斜面図であ
る。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の背面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】図2の底面図である。
【図6】図2の左側面図である。
【図7】図2の右側面図である。
【図8】図4の8−8線に沿う部分拡大断面図である。
【図9】図8の部分平面図である。
【図10】図8の10−10線断面図である。
【図11】図8の11−11線断面図である。
【図12】図8の12−12線断面図である。
【図13】鞄本体ケース並びに付属ケースの開放状態を
示す斜面図である。
【図14】付属ケースの開放操作状態を示す斜面図であ
る。
【図15】施錠装置の変形例を示す図9に対応する部分
平面図である。
【図16】図15の16−16線に沿う部分断面図であ
る。
【図17】図15の17−17線に沿う部分断面図であ
る。
【図18】本考案に係る鞄の第2実施例を示す斜面図で
ある。
【図19】図18の正面図である。
【図20】図19の背面図である。
【図21】図19の平面図である。
【図22】図19の底面図である。
【図23】図19の左側面図である。
【図24】図19の右側面図である。
【図25】付属ケースの開放操作状態を示す斜面図であ
る。
【図26】本考案に係る鞄の第3実施例であって、その
付属ケースの開放操作状態を示している。
【図27】本考案に係る鞄の第4実施例を示す斜面図で
ある。
【図28】図27の部分斜面図であって、その付属ケー
スの開放操作状態を示している。
【符号の説明】
(11)・鞄本体ケース (12)・カバーケース (13)・ヒンジ (18)・開閉カバー (20)・円弧長孔 (21)・携帯用ハンドル (34)・操作片 (38)・シリンダー錠 (A)・・鞄 (B)・・小物入れ用付属ケース (C)・・施錠装置 (S)・・小物収納室 (θ)・・回動角度範囲

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軽金属や合成樹脂、その他の硬質材からシ
    エル構造に成形された鞄本体ケース(11)と、その鞄
    本体ケース(11)の底面へヒンジ(13)を介して開
    閉自在に枢着されたカバーケース(12)と、同じく鞄
    本体ケース(11)の頂面に設置された携帯用ハンドル
    (21)とを備えたスーツケースやトランク、アタツシ
    ユケース、その他の保形強度に富む鞄(A)において、 上記鞄本体ケース(11)におけるハンドル(21)の
    近辺位置に、その鞄本体ケース(11)との別個独立に
    開閉可能な小物入れ用付属ケース(B)を設けると共
    に、上記ハンドル(21)を握り持った片手の指先操作
    により、その付属ケース(B)を開放させ得るように定
    めたことを特徴とする保形強度に富む鞄。
  2. 【請求項2】鞄本体ケース(11)の頂面に小物入れ用
    付属ケース(B)を、携帯用ハンドル(21)を挟む左
    右対称な2個一対として、且つ鞄本体ケース(11)の
    頂面から隆起する状態に並列設置したことを特徴とする
    請求項1記載の保形強度に富む鞄。
  3. 【請求項3】鞄本体ケース(11)の頂面に小物入れ用
    付属ケース(B)を、携帯用ハンドル(21)を挟む左
    右対称な2個一対として、且つ鞄本体ケース(11)の
    頂面から埋没する状態に並列設置したことを特徴とする
    請求項1記載の保形強度に富む鞄。
  4. 【請求項4】小物入れ用付属ケース(B)の2個一対
    を、その相互間に介在する携帯用ハンドル(21)によ
    って組み付けユニツト化し、その両付属ケース(B)を
    鞄本体ケース(11)の頂面に取付け固定すると共に、 その固定した両付属ケース(B)に対して携帯用ハンド
    ル(21)を、一定の回動角度範囲(θ)だけ起伏的に
    回動し得るように枢支させたことを特徴とする請求項1
    記載の保形強度に富む鞄。
JP483293U 1993-01-22 1993-01-22 保形強度に富む鞄 Expired - Lifetime JPH0734579Y2 (ja)

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JPH0657225U (ja) 1994-08-09

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