JPH0734389A - 絵柄を有する着色物 - Google Patents
絵柄を有する着色物Info
- Publication number
- JPH0734389A JPH0734389A JP5173334A JP17333493A JPH0734389A JP H0734389 A JPH0734389 A JP H0734389A JP 5173334 A JP5173334 A JP 5173334A JP 17333493 A JP17333493 A JP 17333493A JP H0734389 A JPH0734389 A JP H0734389A
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- Japan
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】照明光をかえたときに絵柄、図柄が大幅に変化
し、例えば自然光の下では春の風景の絵柄が電灯の下で
は秋の紅葉の風景にかわる耐久性のよい着色物を提供す
る。 【構成】2種類の実質的に白色の光源下での色の変化が
4 CIELAB単位以上のそれぞれの色を配色する。
し、例えば自然光の下では春の風景の絵柄が電灯の下で
は秋の紅葉の風景にかわる耐久性のよい着色物を提供す
る。 【構成】2種類の実質的に白色の光源下での色の変化が
4 CIELAB単位以上のそれぞれの色を配色する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染色物、印刷物、塗装
物、着色プラスチック、陶磁器、タイルなどの絵柄を有
する着色物に関する。さらに詳しくは、照明光を変えた
ときに絵柄またはその色が変化する絵柄のある着色物に
関する。
物、着色プラスチック、陶磁器、タイルなどの絵柄を有
する着色物に関する。さらに詳しくは、照明光を変えた
ときに絵柄またはその色が変化する絵柄のある着色物に
関する。
【0002】
【従来の技術】観察条件を変えたときに絵柄またはその
色が変化するようにした着色物は、これまで光互変異性
の着色剤を用いて作成されていた。しかしながら光互変
異性着色剤は耐久性が悪く、数十回変色と復色とを繰り
返すと互変異性がほとんどなくなり、照明光をかえても
ほとんど変色しなくなるという欠点があった。また熱互
変異性の着色剤を使って、温度により絵柄や色の変わる
ものも作られるが、これも光互変異性の着色剤と同じよ
うに耐久性が良くない。一方、通常の着色剤で作ったも
のでも、赤や青など強く着色した照明光を用いると、絵
柄や色が大きく変化するように見せることができ、耐久
性も問題のないものができる。しかし、この場合強く着
色した照明光の下では、すべての色が照明光の色とほと
んど同じになってしまい、明暗の差だけの単調な絵柄に
なってしまう。
色が変化するようにした着色物は、これまで光互変異性
の着色剤を用いて作成されていた。しかしながら光互変
異性着色剤は耐久性が悪く、数十回変色と復色とを繰り
返すと互変異性がほとんどなくなり、照明光をかえても
ほとんど変色しなくなるという欠点があった。また熱互
変異性の着色剤を使って、温度により絵柄や色の変わる
ものも作られるが、これも光互変異性の着色剤と同じよ
うに耐久性が良くない。一方、通常の着色剤で作ったも
のでも、赤や青など強く着色した照明光を用いると、絵
柄や色が大きく変化するように見せることができ、耐久
性も問題のないものができる。しかし、この場合強く着
色した照明光の下では、すべての色が照明光の色とほと
んど同じになってしまい、明暗の差だけの単調な絵柄に
なってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、照明光を
変えたときに絵柄またはその色が変化し、長時間使用し
てもこの性質が劣化することのない絵柄のある着色物を
作ることを目的とする。
変えたときに絵柄またはその色が変化し、長時間使用し
てもこの性質が劣化することのない絵柄のある着色物を
作ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、2種類の実
質的に白色の光源下での色の変化が4 CIELAB単
位以上のそれぞれの色を配色したこと特徴とする絵柄を
有する着色物である。色の変化の方向が異なる二つ以上
の色を配色するとさらに好ましい。
質的に白色の光源下での色の変化が4 CIELAB単
位以上のそれぞれの色を配色したこと特徴とする絵柄を
有する着色物である。色の変化の方向が異なる二つ以上
の色を配色するとさらに好ましい。
【0005】この発明に用いる着色剤は、通常用いられ
る一般的な染料や顔料が利用できる。着色剤の堅牢度も
着色物が使われる条件のもとで十分なものを使うことが
できる。着色方法も、通常の印刷、染色、捺染、塗装や
プラスチックへの練り込みなどが利用できる。また絵柄
は印刷、捺染、塗装などのほかに柄織り、柄編み、キル
トやモザイクなどの方法で作ることができる。したがっ
てこの発明の方法は、紙、繊維、プラスチック製品のほ
かに、絵画、陶磁器や建築物などに広く応用できる。
る一般的な染料や顔料が利用できる。着色剤の堅牢度も
着色物が使われる条件のもとで十分なものを使うことが
できる。着色方法も、通常の印刷、染色、捺染、塗装や
プラスチックへの練り込みなどが利用できる。また絵柄
は印刷、捺染、塗装などのほかに柄織り、柄編み、キル
トやモザイクなどの方法で作ることができる。したがっ
てこの発明の方法は、紙、繊維、プラスチック製品のほ
かに、絵画、陶磁器や建築物などに広く応用できる。
【0006】各色は、着色剤の組み合わせをかえて色合
わせした多数の着色物の中から選択するか、コンピュー
ターカラーマッチング法によって計算した処方で着色す
ることによって求められる。
わせした多数の着色物の中から選択するか、コンピュー
ターカラーマッチング法によって計算した処方で着色す
ることによって求められる。
【0007】これらの色は必ずしも隣接して配置する必
要はなく、絵柄のデザインに応じて適宜別の色をあいだ
に置くことができる。隣接配置したときにも、境界付近
をぼかして連続的に色が変化するようにすることもでき
る。
要はなく、絵柄のデザインに応じて適宜別の色をあいだ
に置くことができる。隣接配置したときにも、境界付近
をぼかして連続的に色が変化するようにすることもでき
る。
【0008】実質的に白色の光源とは、蛍光灯やキセノ
ンランプなどの各種放電灯、ハロゲンランプを含む白熱
電灯、自然光などである。
ンランプなどの各種放電灯、ハロゲンランプを含む白熱
電灯、自然光などである。
【0009】ここでいう色の変化のCIELAB単位
は、JIS Z 8730「色差表示方法」の6.1項
に記載の「L* a* b* 表色系による色差」である。
は、JIS Z 8730「色差表示方法」の6.1項
に記載の「L* a* b* 表色系による色差」である。
【0010】
【実施例】以下の実施例で、Sumikaronは住友
化学工業株式会社製の分散染料である。標準の光D65、
およびAは、JIS Z 8720「測色用標準の光及
び標準光源」に規定されたものである。等色関数は、J
IS Z 8722「物体色の測定方法」に記載の10
度視野に基づくX10Y10Z10表色系のものを用いた。
化学工業株式会社製の分散染料である。標準の光D65、
およびAは、JIS Z 8720「測色用標準の光及
び標準光源」に規定されたものである。等色関数は、J
IS Z 8722「物体色の測定方法」に記載の10
度視野に基づくX10Y10Z10表色系のものを用いた。
【0011】実施例1 株式会社住化分析センター製のコンピューターカラーマ
ッチング・システムSICOMUC−20により計算し
た下記の処方で、株式会社帝人製のテトロン・トロピカ
ル布を高温染色して各種の染色物を作成した。
ッチング・システムSICOMUC−20により計算し
た下記の処方で、株式会社帝人製のテトロン・トロピカ
ル布を高温染色して各種の染色物を作成した。
【0012】 染色濃度 色の変化 (%owf.) 標準の光D65/A (1) Sumikaron Yellow SE-5G 0.234 Sumikaron Orange SE-B 200% 0.378 10.3 Sumikaron Blue E-FBL 0.261 (2) Sumikaron Yellow SE-RPD 0.123 Sumikaron Bordeaux SE-BL 0.334 5.2 Sumikaron Turquoise Blue S-GL 1.753 (3) Sumikaron Yellow SE-5G 0.371 Sumikaron Bordeaux SE-BL 1.731 7.8 Sumikaron Violet E-RL 0.110 (4) Sumikaron Yellow SE-5G 0.302 Sumikaron Bordeaux SE-BL 0.208 Sumikaron Violet E-RL 0.363
【0013】上記の染色物を切り抜いて白紙のうえに貼
りつけて絵柄のある着色物を作成した。この着色物を北
窓からの自然光で見たときには昼間を思わせる図柄であ
ったが、白熱電灯下で見ると夕方のような風景に変わっ
て見えた。この着色物は、通常の繊維製品と同等以上の
耐久性があった。
りつけて絵柄のある着色物を作成した。この着色物を北
窓からの自然光で見たときには昼間を思わせる図柄であ
ったが、白熱電灯下で見ると夕方のような風景に変わっ
て見えた。この着色物は、通常の繊維製品と同等以上の
耐久性があった。
【0014】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
照明光を変えたときに絵柄またはその色が変化し、長時
間使用してもこの性質が劣化することがなく耐久性のよ
い絵柄のある着色物を作ることができる。
照明光を変えたときに絵柄またはその色が変化し、長時
間使用してもこの性質が劣化することがなく耐久性のよ
い絵柄のある着色物を作ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】2種類の実質的に白色の光源下での色の変
化が4 CIELAB単位以上のそれぞれの色を配色し
たことを特徴とする絵柄を有する着色物。 - 【請求項2】色の変化の方向が異なる二つ以上の色を配
色したことを特徴とする請求項1に記載の絵柄を有する
着色物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5173334A JPH0734389A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 絵柄を有する着色物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5173334A JPH0734389A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 絵柄を有する着色物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734389A true JPH0734389A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=15958509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5173334A Pending JPH0734389A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 絵柄を有する着色物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734389A (ja) |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP5173334A patent/JPH0734389A/ja active Pending
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