JPH07336843A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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Publication number
JPH07336843A
JPH07336843A JP6127460A JP12746094A JPH07336843A JP H07336843 A JPH07336843 A JP H07336843A JP 6127460 A JP6127460 A JP 6127460A JP 12746094 A JP12746094 A JP 12746094A JP H07336843 A JPH07336843 A JP H07336843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating
bus bar
sealing material
bus bars
insulating substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6127460A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Hara
康宏 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水の侵入を防止し、ブスバー間の短絡の可能
性を無くす。 【構成】 箱本体の内部に、絶縁基板1と、複数のブス
バー2、3と、絶縁カバー5とを、この順に積層して収
容してなる電気接続箱において、前記絶縁基板1上にて
隣接する前記複数のブスバー2、3の境界に形成される
隙間6に、柔軟性を有する絶縁シール材7を充填し、こ
の絶縁シール材7に前記絶縁基板1および絶縁カバーを
密着させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車に搭載
される電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気接続箱では、例えば実開平2
−17914号公報に示すように、箱本体内に絶縁基板
(箱本体の底板が絶縁基板を兼ねることもある)を収容
し、その上にブスバーを載置し、その上に絶縁カバーを
載置し、絶縁基板上に突設した区画リブにより、隣接す
るブスバー間を仕切り、リブの頂部に絶縁カバーを載せ
ることにより、水の侵入によるブスバー間の短絡を防止
している。
【0003】図6はその類似例を示す。図(a)におい
ては、絶縁基板1上に、電源供給用ブスバー2とアース
用ブスバー3とが隣接して載置されており、両ブスバー
2、3の境界は、絶縁基板1に突設された区画リブ4に
より仕切られている。そして図(b)に示すように、そ
の上層の絶縁カバー(例えば上層の配線板の絶縁基板
等)5が、リブ4の頂点に載置され、それにより当該部
分に侵入した水によりブスバー2、3間が短絡されるの
を防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図(b)に
示すように、上層の絶縁カバー5とリブ4は完全に密着
しているとは限らず、密着が完全に行われていない場合
は、その部分に水が侵入して、ブスバー2、3間が短絡
する可能性があった。
【0005】本発明は、上記事情を考慮し、水の侵入に
よるブスバー間の短絡を、より確実に防止することがで
きる電気接続箱を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、箱本
体の内部に、絶縁基板と、複数のブスバーと、絶縁カバ
ーとを、この順に積層して収容してなる電気接続箱にお
いて、前記絶縁基板上にて隣接する前記複数のブスバー
の境界に形成される隙間に、柔軟性を有する絶縁シール
材を充填し、この絶縁シール材に前記絶縁基板又は絶縁
カバーの少なくとも一方を密着させたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2の発明は、前記隣接するブスバー
の一方が電源供給用ブスバー、他方がアース用ブスバー
であり、これらの一方のブスバーを、前記隣接するブス
バー間の隙間に充填した絶縁シール材で包囲したことを
特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、前記絶縁基板上に、前
記隣接するブスバーの境界に沿いかつ前記隣接するブス
バー間の隙間よりも幅の広い溝を形成し、その溝と前記
ブスバーの隙間に前記絶縁シール材を充填したことを特
徴とする。
【0009】請求項4の発明は、前記絶縁シール材が、
粘着性を有するジェルからなることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、ブスバーの境界に形成さ
れる隙間に充填した絶縁シール材が、絶縁基板又は絶縁
カバーの少なくとも一方に密着していることにより、そ
の部分への水の侵入を抑制する。また、絶縁シール材が
柔軟性を持つことにより、絶縁基板や絶縁カバーのがた
つきを吸収する。
【0011】請求項2の発明では、電位差を生じるブス
バーの一方を絶縁シール材で包囲しているので、より確
実に水の侵入を止めることができる。
【0012】請求項3の発明では、絶縁基板上に溝があ
るので、流動性の高い状態で絶縁シール材を注入した場
合にも、絶縁シール材がその溝のある位置に収まる。ま
た、溝の幅がブスバー間の隙間より広いので、溝内に収
まった絶縁シール材が、ブスバーの裏側において確実に
ブスバーの隙間を塞ぐ。
【0013】請求項4の発明では、絶縁シール材が粘着
性を持っているので、絶縁基板や絶縁カバーがある程度
反っている場合でも、絶縁シール材との確実な密着を維
持でき、絶縁カバーを後からブスバーの上に載置する際
の絶縁カバーの浮き上がりやずれを防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0015】図1は実施例の電気接続箱の内部に収容さ
れている絶縁基板とブスバーの関係を示し、図2は実施
例の電気接続箱の全体構成を分解して示している。
【0016】この電気接続箱は、図2に示すように、箱
本体11およびその蓋体12と、箱本体11の内底部に
収容されるブスバー13と、そのブスバー13の上に載
置される絶縁基板1と、その絶縁基板1の上に載置され
る電源供給用ブスバー2およびアース用ブスバー3と、
さらにその上に載置される絶縁カバー5を有したメイン
カバー14とから構成されている。
【0017】図3は、絶縁基板1上に、電源供給用ブス
バー2とアース用ブスバー3を載置した状態を示してい
る。この図に示すように、絶縁基板1上の電源供給用ブ
スバー2とアース用ブスバー3は、それぞれあるパター
ン形状に形成されており、絶縁基板1上に突設した区画
リブ4によって、その位置が規定されている。
【0018】電源供給用ブスバー2とアース用ブスバー
3は、所々で近い距離で隣接しており、図1(b)に示
すように、その隣接している部分には区画リブ4が設け
られておらず、電源供給用ブスバー2とアース用ブスバ
ー3の境界には隙間6が確保されている。
【0019】この電気接続箱の組み立てに際しては、前
記のブスバー2、3間の隙間6に、柔軟性と粘着性を有
する絶縁シール材としてのジェル7を注入し充填する。
この場合、絶縁基板1の上面には、ジェル7を注入する
ブスバー2、3間の隙間6に沿って、断面半円状で、か
つ幅Tが前記隙間6の幅tよりも広い溝8が形成されて
おり、この溝8内、および隙間6に多量のジェル(=ゲ
ル=gel)7を注入し、ジェル7をブスバー2、3の
隙間6の上に高く盛り上げる。
【0020】また、ジェル7は、前記の隙間6を含め
て、図1(b)、図4に示すように、アース用ブスバー
3の全周を包囲するように充填する。溝8はアース用ブ
スバー3の外周の輪郭に沿って形成されており、この溝
8を目当てとして、ジェル7を充填する。
【0021】そして、ジェル7を充填したら、上層のメ
インカバー14をブスバー2、3の上に載置し、図5に
示すように、その下部の絶縁カバー5を、ジェル7の高
く盛り上がった部分に密着させる。注入したジェル7の
盛り上がり高さPは、区画リブ4の突出高さよりも高く
しておく。これにより、絶縁カバー5を被せた際に、絶
縁カバー5が確実にジェル7に密着し、ジェル7の両側
が相互に遮断され、確実にシールされる。
【0022】なお、上述したジェルとしては、例えば次
のものが使用に適する。
【0023】・室温硬化型液状シリコンゴム…1成分縮
合型RTVシリコンゴム 2成分縮合型RTVシリコンゴム 2成分付加型RTVシリコンゴム ・加熱硬化型液状シリコンゴム…接着性のない加熱硬化
型液状シリコンゴム 自己接着性加熱硬化型液状シリコンゴム ・成形用加熱型液状シリコンゴム ・紫外線硬化型液状シリコンゴム 次に作用を説明する。
【0024】この電気接続箱では、ジェル7を電源供給
用ブスバー2とアース用ブスバー3の境界の隙間6に注
入して、そのジェル7に、上層の絶縁カバー5を密着さ
せたことにより、その隙間6の周辺への水の侵入を完全
に防止することができる。特に、アース用ブスバー3
を、ジェル7によって完全に包囲したので、アース用ブ
スバー3と電源供給用ブスバー2とを短絡する形での水
の侵入を確実に阻止できる。
【0025】また、絶縁基板1上の溝8にジェル7を位
置決めすることができるので、流動性のあるジェル7の
注入がやりやすくなる。また、ジェル7がブスバー2、
3の裏側において確実にブスバー2、3間の隙間6を塞
ぐことになるので、より確実な短絡防止が可能となる。
また、ジェル7は柔軟性があるので、絶縁基板1や絶縁
カバー5のがたつきを吸収することが可能で、がたつき
による異音の発生を防止できる。さらに、ジェル7は粘
着性をも持っているので、もし絶縁カバー5が反ってい
る場合でも、絶縁カバー5との密着性を維持できる上、
絶縁カバー5の浮き上がりや、ずれを防止でき、組み立
て作業性の向上が図れる。
【0026】なお、上記実施例においては、アース用ブ
スバー3をジェル7で包囲したが、電源供給用ブスバー
2をジェル7で包囲してもよいし、両方のブスバー2、
3をそれぞれにジェル7で包囲してもよい。また、上記
実施例では電源供給用ブスバー2とアース用ブスバー3
との間の短絡を問題にしたが、本発明は別のブスバー相
互の短絡防止にも同様に適用可能である。また、上記の
ジェル以外の絶縁シール材を用いてももちろんよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ブスバーの境界に充填した絶縁シール材が絶縁
基板又は絶縁カバーの少なくとも一方に密着しているの
で、その部分への水の侵入を抑制することができ、隣接
するブスバー間の短絡を確実に防いで、電気接続箱の信
頼性を向上させることができる。また、本発明は一部に
絶縁シール材を注入するだけであるから、全体をモール
ドするのに比べて、安価に実現できる上、作業時間がか
からないというメリットもある。さらに、絶縁シール材
は柔軟性があるので、絶縁基板や絶縁カバーのがたつき
を吸収でき、がたつきによる異音の発生を防止すること
ができる。
【0028】請求項2の発明によれば、電位差を持つブ
スバーの一方を絶縁シール材で包囲したので、全周にわ
たって水の侵入を防止でき、短絡をより確実に防ぐこと
ができる。
【0029】請求項3の発明によれば、絶縁基板上の溝
に絶縁シール材が収まるので、絶縁シール材を確実にブ
スバーの隙間に充填することができ、充填作業が容易に
できる。また、溝内に収まった絶縁シール材が、ブスバ
ーの裏側において確実にブスバーの隙間を塞ぐので、よ
り確実な短絡防止を図ることができる。
【0030】請求項4の発明によれば、絶縁シール材が
粘着性を持っているので、絶縁基板や絶縁カバーがたと
え反っている場合でも、絶縁シール材との確実な密着性
を維持することができ、水の侵入を防止することができ
る。また、絶縁カバーを後からブスバーの上に載置する
際の浮き上がりやずれを防止できるので、組み立て作業
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気接続箱の内部構造を示
し、(a)は絶縁基板上に電源供給用ブスバーとアース
用ブスバーを載置した状態を示す平面図、(b)は同要
部の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の電気接続箱の全体構成を示
す分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例の説明図で、絶縁基板に電源
供給用ブスバーとアース用ブスバーを載置した状態を示
す斜視図である。
【図4】図3に示す状態のアース用ブスバーを、絶縁シ
ール材であるジェルで包囲した状態を示す斜視図であ
る。
【図5】(a)は図4に示す状態のブスバー上に上層の
絶縁カバーを被せようとしている状態を示す要部断面
図、(b)は同絶縁カバーを被せた後の状態を示す要部
断面図である。
【図6】従来の電気接続箱の内部構造を示し、(a)は
絶縁基板上に電源供給用ブスバーとアース用ブスバーを
載置した状態を示す平面図、(b)は同要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 電源供給用ブスバー 3 アース用ブスバー 5 絶縁カバー 6 隙間 7 ジェル(絶縁シール材) 8 溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱本体の内部に、絶縁基板と、複数のブ
    スバーと、絶縁カバーとを、この順に積層して収容して
    なる電気接続箱において、前記絶縁基板上にて隣接する
    前記複数のブスバーの境界に形成される隙間に、柔軟性
    を有する絶縁シール材を充填し、この絶縁シール材に前
    記絶縁基板又は絶縁カバーの少なくとも一方を密着させ
    たことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱であって、前
    記隣接するブスバーの一方が電源供給用ブスバー、他方
    がアース用ブスバーであり、これらの一方のブスバー
    を、前記隣接するブスバー間の隙間に充填した絶縁シー
    ル材で包囲したことを特徴とする電気接続箱。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電気接続箱であ
    って、前記絶縁基板上に、前記隣接するブスバーの境界
    に沿いかつ前記隣接するブスバー間の隙間よりも幅の広
    い溝を形成し、その溝と前記ブスバーの隙間に前記絶縁
    シール材を充填したことを特徴とする電気接続箱。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電気接
    続箱であって、前記絶縁シール材が、粘着性を有するジ
    ェルからなることを特徴とする電気接続箱。
JP6127460A 1994-06-09 1994-06-09 電気接続箱 Pending JPH07336843A (ja)

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JP6127460A JPH07336843A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 電気接続箱

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JP6127460A JPH07336843A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 電気接続箱

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JP6127460A Pending JPH07336843A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 電気接続箱

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JP (1) JPH07336843A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015065722A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 住友電装株式会社 回路構成体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015065722A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 住友電装株式会社 回路構成体

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