JPH07334468A - 負荷分散方式 - Google Patents

負荷分散方式

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JPH07334468A
JPH07334468A JP12548494A JP12548494A JPH07334468A JP H07334468 A JPH07334468 A JP H07334468A JP 12548494 A JP12548494 A JP 12548494A JP 12548494 A JP12548494 A JP 12548494A JP H07334468 A JPH07334468 A JP H07334468A
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processor
load
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procedure
processors
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Norihiro Kato
宣弘 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プロセッサ障害等によるプロセッサ間でのプロ
セス再配置が行われた際に、効率的に負荷分散を行うこ
とを可能とする負荷分散方式を提供する。 【構成】クライアント・プロセス5a〜5d及びサーバ
・プロセス群12a〜12dがいずれのプロセッサ下に
配置されているのかを監視するプロセス監視部11と、
上記クライアント・プロセス5a〜5dから要求された
手続きを所定のサーバ・プロセス群12a〜12dに分
配する手続き分配部6と、他のプロセッサ1aの障害に
より複数のクライアント・プロセス5a〜5b及びサー
バ・プロセス群12a〜12bが配置されているプロセ
ッサ1bを検出した場合に、この複数のクライアント・
プロセス5a〜5bから要求された手続きが一つのサー
バ・プロセス群12bに分配されるように上記手続き分
配部6を制御する制御手段とを具備してなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォールト・トレンラ
ンスを実現するマルチプロセッサ計算機に適用して好適
な負荷分散方式に係り、特にプロセッサ障害等によるプ
ロセッサ間でのプロセス再配置が行われた際に、効率的
な負荷分散を行うことを可能とする負荷分散方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のフォールト・トレラント計算機の
中には、あるプロセッサが障害を起こした場合に、その
プロセッサ下で実行していたプロセスを他のプロセッサ
下で継続して実行することのできる計算機がある。その
ような特徴を持つフォールト・トレラント計算機とし
て、例えば、文献「P.A.Bernstein,"Sequoia:A Fault-T
olerant Tightly Coupled Multiprocessor for Transac
tion Processing",IEEE COMPUTER,Vol.21,No.2,Feb.198
8" 」で述べられているようなノンライト・スルー・キ
ャッシュを用いたマルチプロセッサ計算機がある。この
ような計算機においてオンライン・トランザクション処
理を行う場合には、データベースにアクセスするサーバ
・プロセスを特定のプロセッサで実行するようなプロセ
ス構成を取る。それは以下のような理由による。
【0003】ノンライト・スルー・キャッシュを採用す
るマルチプロセッサ計算機の場合には、キャッシュ内で
の共有データの書き換えがすぐにメモリへ反映されない
ために、他のプロセッサによる共有データへのアクセス
は、それがメモリへ書き戻されるのを待たなければなら
ない。この待ち時間はプロセッサの使用効率を低下させ
ることとなる。しかし、同じプロセッサ内で動作する他
のプロセスが共有データにアクセスする場合には、キャ
ッシュ・ヒットするために、メモリへの書き戻しを待つ
必要がない。従って、データベースにアクセスするサー
バ・プロセスのように、共有データにアクセスする複数
のプロセスはできる限り同じプロセッサで実行するのが
望ましいと言える。
【0004】一方、オンライン・トランザクション処理
を実行する場合には、システムのスループットを最大限
引き出すために、プロセスを複数のプロセッサを並列に
動作させる必要がある。
【0005】このような二つの相反する要件を満足する
ためには、グループ間でのデータの共有度ができる限り
低くなるようにプロセスをグループ化し、かつ、それぞ
れのグループを特定のプロセッサに割り付けるようにす
る。つまり、同じグループに属するプロセスは同じプロ
セッサ下で動作するので待ち時間が少なくなり、別のグ
ループに属するプロセス相互間ではデータの共有度が低
いので待ち状態になる場合が低くなるため、プロセッサ
を効率的に使用することができる。
【0006】従来のオンライン・トランザクション処理
システムは、トランザクション・モニタと呼ばれるソフ
トウェアを用いて、トランザクションをクライアント・
サーバのプロセス構成で処理する。図6にトランザクシ
ョン・モニタを用いたプロセス構成を示す。
【0007】クライアント・プロセス5a〜5dが実行
してほしい手続き8a〜8dをコールすると、トランザ
クション・モニタがその手続き8a〜8dを実行可能な
サーバ・プロセス群12a〜12dのキューに引き渡
す。サーバ・プロセス群12a〜12dはキューから要
求を取り出して指定された手続き8a〜8dを実行した
後、クライアント・プロセス5a〜5dへ応答する。
【0008】このようなトランザクション・モニタを上
述のフォールト・トレラント計算機で動作させる場合、
以下の3つの方針に基づいて構成することにより、高性
能なシステムを構築できる。
【0009】まず第一に、データベース・バッファを共
有するサーバ・プロセスを同じプロセッサに割り付け
る。この理由は上述の通りである。第二に、一つのプロ
セッサに割り付けられた全てのサーバ・プロセスに対し
て、一つのデータベース・バッファを共有させる。なぜ
ならば、異なるデータベース・バッファで同じデータを
共有する場合、データの一貫性を取るための制御が必要
であり、その制御はかなりオーバヘッドの高い処理とな
るからである。第三に、システムのスループットを最大
限に引き出すために、すべてのプロセッサにおいてほぼ
均一な負荷でサーバ・プロセスを動作させる。以上の方
針に基づいたフォールト・トレラント計算機におけるト
ランザクション・モニタの構成例を図6に示している。
なお、ここでは、一つのデータベース・バッファを共有
する複数のサーバ・プロセスをサーバ・プロセス群と呼
ぶこととする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すような構成
で、あるプロセッサに障害が起こった場合、フォールト
・トレラント計算機のリカバリ機能が働き、障害プロセ
ッサで実行していたサーバ・プロセスを自動的に他の特
定のプロセッサで実行させることになる。
【0011】この結果、一つのプロセッサで複数のサー
バ・プロセス群を動作させることになり、また、障害プ
ロセッサの処理を引き継いだプロセッサの負荷が高くな
るためにプロセッサ間での負荷が不均等になる。そのた
めに上述の方針から外れた構成でトランザクション・モ
ニタを運用することになり、性能低下を招くことにな
る。
【0012】いま、図6に示すプロセッサ1aに障害が
発生したとすると、図7に示すようにクライアントプロ
セス5a及びサーバ・プロセス群12aは、プロセッサ
1b下で動作することとなる。即ち、プロセッサ1bで
は2つのサーバ・プロセス群12a〜12bが動作する
ことになる。従って、2つのデータベース・バッファ1
3a〜13bに重複してデータを持つ可能性があり、デ
ータの一貫性を保証するための制御にかかるオーバヘッ
ドが高くなる。また、プロセッサ1bでは2つのサーバ
・プロセス群12a〜12dを実行しなければならない
ので、プロセッサ1bが過負荷状態になる可能性があ
る。プロセッサ1cあるいは1dは、適切な負荷状態出
運用されているので、プロセッサ1bだけが過負荷にな
れば、負荷の不均等な状態が生じることになる。
【0013】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、プロセッサ障害等によるプロセッサ間でのプロ
セス再配置が行われた際に、効率的な負荷分散を行うこ
とを可能とする負荷分散方式を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のプロセ
ッサ各々の制御下に、クライアント・プロセスと、この
クライアント・プロセスから要求された手続きを所定の
メモリ領域を共有しながら実行する複数のプロセスから
なるサーバ・プロセス群とを配置し、いずれかのプロセ
ッサに障害が発生したときに、そのプロセッサ下に配置
されていた上記クライアント・プロセス及びサーバ・プ
ロセス群を他の特定のプロセッサ下に再配置させること
により処理を継続するマルチプロセッサ計算機におい
て、上記クライアント・プロセス及びサーバ・プロセス
群がいずれのプロセッサ下に配置されているのかを監視
するプロセス監視手段と、上記クライアント・プロセス
から要求された手続きを所定のサーバ・プロセス群に分
配する手続き分配手段と、上記プロセス監視手段の監視
結果により複数のクライアント・プロセス及びサーバ・
プロセス群が配置されているプロセッサを検出した場合
に、この複数のクライアント・プロセスから要求された
手続きが一つのサーバ・プロセス群に分配されるように
上記手続き分配手段を制御する制御手段とを具備してな
ることを特徴とする。
【0015】また、本発明は、各プロセッサの負荷を測
定する負荷測定手段と、この負荷測定手段の測定結果に
よりプロセッサ間に負荷の偏りがあると判断した場合
に、負荷の高いプロセッサ下のサーバ・プロセス群に本
来分配されるべき手続きの一部を負荷の低い他のプロセ
ッサ下のサーバ・プロセス群へ分配されるように上記手
続き分配手段を制御する制御手段とを具備してなること
を特徴とする。
【0016】
【作用】本発明によれば、図7に示したように一つのプ
ロセッサで複数のサーバ・プロセス群12a〜12bを
動作させている場合に、クライアント・プロセス5a〜
5bからの手続きを一つのサーバ・プロセス群、例えば
サーバ・プロセス群12bのキューのみへ引き渡すよう
に分配制御する。これにより、一つのプロセッサ下では
一つのサーバ・プロセス群だけが動作することになり、
即ち、そのデータベース・バッファだけが使用されるこ
とになる。つまり、もう一方のデータベース・バッファ
は使用されていない状態なので、二つのバッファ間での
データの一貫性を保証する必要はなくなり、その処理に
必要なオーバヘッドをなくすことができる。
【0017】また、障害を発生させたプロセッサ1a下
に配置されていたサーバ・プロセス群12aの実行を引
き継いだプロセッサ1bには、それまでに実行していた
サーバ・プロセス群12bの負荷に加えて、新たに実行
するサーバ・プロセス群12aの負荷がかかる。したが
って、上述のようにプロセッサ1b下で動作するサーバ
・プロセス群をサーバ・プロセス群12bの一つだけに
限定したとしても、プロセッサ1bが過負荷状態になる
ことがある。
【0018】本発明によれば、図7においてプロセッサ
1bが過負荷状態になった場合に、クライアント・プロ
セス5aから要求された手続きの一部をプロセッサ1c
〜1dのサーバ・プロセス群12c〜12dのキューへ
割り振るようにする。これによりプロセッサ1bの負荷
を軽減させると共に、プロセッサ1c〜1dの負荷を増
大させることになり、システム全体として負荷の均等化
を実現することができる。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は同実施例に係るシステムの概略構成を示す
図である。同システムでは、それぞれのサーバ・プロセ
ス群12a〜12dが実行する手続きについて、他のす
べてのサーバ・プロセス群12a〜12dが相互に実行
できるようにするため、その手続きを内容は同じで名前
が異なるような構成として登録しておく。ここでは、説
明を簡単にするために、図1における手続き8a〜8d
を名前は異なるが内容が等しい手続きであるとものとす
る。
【0020】図1において、負荷測定部10は、定期的
に、あるいは手続き分配部6からの指示により各プロセ
ッサ1a〜1dの負荷を測定し、その結果を共有メモリ
9へ書き込む。プロセッサ1a〜1dの負荷としては、
プロセッサ使用率やレディ・キューの長さ等を用いるこ
とが考えられる。ここではプロセッサ1a〜1dの使用
率をオペレーティング・システムが提供するコマンドに
より測定するものとする。
【0021】プロセス監視部11は、サーバ・プロセス
群12a〜12dが配置されているプロセッサがどれで
あるかを監視しており、一つのプロセッサで複数のサー
バ・プロセス群を実行していることを見つけた場合、手
続き分配部6にその旨を伝える。また、プロセス監視部
11は、プロセッサ1a〜1dの障害等によりプロセッ
サ間でのプロセスの再配置が行われたときに起動され
る。
【0022】手続き分配部6は、変換テーブル7を保持
し、この変換テーブル7に記述された内容にしたがって
手続きを変換し、その手続きを適切なサーバ・プロセス
群のキューへ割り振る。また、手続き分配部6は、プロ
セス監視部11からの指示を受けて起動され、変換テー
ブル7を変更する。そして、変換テーブル7を変更した
後に、負荷測定部10に各プロセッサ1a〜1dの負荷
を測定させる。その結果、プロセッサ1a〜1dの負荷
に偏りがある場合には、変換テーブル7を変更する。
【0023】なお、ここでは、手続き分配部6をクライ
アント・プロセス5a〜5dとは別のプロセスとしてい
るが、クライアント・プロセス5a〜5dで実行される
プログラムの一部に手続き分配部6の動作を含めること
も可能である。
【0024】図1において、プロセッサが全て正常な状
態のときは、サーバ・プロセス群12a〜12dはそれ
ぞれプロセッサ1a〜1dに割り付けられて、クライア
ント・プロセス5a〜5dから要求された手続き8a〜
8dをそれぞれ実行しているものとする。このときの手
続き分配部6の変換テーブル7は、図2に示す通りであ
る。また、負荷測定部10は、各プロセッサ1a〜1d
の使用率を定期的に測定して、その結果を共有メモリ9
へ記録する。この値は、負荷の再分散を行うときに用い
る。ここでは、各プロセッサ1a〜1dの使用率はすべ
て60%程度であるとする。
【0025】いま、プロセッサ1aに障害が発生し、フ
ォールト・トレラント計算機のリカバリ機能によりクラ
イアント・プロセス5aとサーバ・プロセス群12aと
がプロセッサ1bに再配置されたとする。プロセス監視
部11は、サーバ・プロセス群12a〜12dが配置さ
れているプロセッサを調べ、プロセッサ1b下でサーバ
・プロセス群12a〜12bの二つのサーバ・プロセス
群が配置されていることを検出して、手続き分配部6へ
プロセッサ1b下で二つのサーバ・プロセス群が実行さ
れている旨を通知する。
【0026】プロセス監視部11からの通知を受けた手
続き分配部6は、変換テーブル7を図3に示すように変
更し、クライアント・プロセス5aから要求された手続
き8aをすべて手続き8bに変換してサーバ・プロセス
群12bのキューへ割り当てるようにする。これによ
り、サーバ・プロセス群12aのデータベース・バッフ
ァ13aは使われなくなり、データベース・バッファ1
3a〜13b間でのデータの一貫性を保証する処理が必
要なくなる。
【0027】ここで、プロセッサ1b〜1dの負荷がほ
ぼ均一であれば問題ない。しかし、通常は全てのプロセ
ッサが正常に動作している場合を想定して負荷分散がな
されているので、プロセッサ1aの負荷を引き継いだプ
ロセッサ1bの負荷が、他のプロセッサ1c〜1dの負
荷よりも高くなる可能性が高いと考えられる。
【0028】そこで、手続き分配部6は、負荷測定部1
0へ各プロセッサ1b〜1dの使用率を測定することを
指示する。負荷測定部10の測定の結果、プロセッサ1
bの負荷が他のプロセッサ1c〜1dに比べて顕著に大
きいことが判明した場合に、手続きの分配部6が負荷の
再分散を行う。例えば、プロセッサ1bの使用率が10
0%で、それ以外のプロセッサ1c〜1dの使用率が6
0%程度であったとすると、プロセッサ1bの負荷をプ
ロセッサ1c〜1dへ分散させるように、手続き分配部
6の変換テーブル7を変更する。例えば、正常時にプロ
セッサ1b〜1dの使用率がほぼ等しかったとすると、
プロセッサ1aにかかっていた負荷を三つのプロセッサ
1b〜1dに均等に分散すればよいことになる。そこ
で、手続き分配部6は、変換テーブル7を図4に示すよ
うに変更する。
【0029】ここで、プロセッサに障害が起こった場合
の動作を説明する。図5は、同実施例の動作を説明する
ためのフローチャートである。まず、各プロセッサ1a
〜1dが実行しているサーバ・プロセス群の数を調べる
(図5のステップA1)。サーバ・プロセス群12a〜
12dを特定のプロセッサ1a〜1dで実行するため
に、オペレーティング・システムに何らかの機構が用意
されているはずである。そして、この機構を用いること
によりサーバ・プロセス群12a〜12dがどのプロセ
ッサで実行されているかを知ることができる。
【0030】次に、複数のサーバ・プロセス群を実行し
ているプロセッサがあるかどうかを判定する(図5のス
テップA2)。通常、すべてのプロセッサ1a〜1dで
サーバ・プロセス群12a〜12dのいずれかが実行さ
れているので、あるプロセッサが故障して、そのプロセ
ッサ下に配置されているサーバ・プロセス群が他のプロ
セッサへ再配置された場合には、そのプロセッサでは複
数のサーバ・プロセス群を実行していることになる。こ
のため、プロセッサ障害発生時には、ほとんどの場合こ
の条件に該当することとなる(図5のステップA2の
Y)。
【0031】複数のサーバ・プロセス群が実行されてい
るプロセッサが存在する場合(図5のステップA2の
Y)、これまでそれぞれのサーバ・プロセス群へ割り当
てていた手続きを一つのサーバ・プロセス群へ割り当て
るように、手続き分配部6の変換テーブル7を変更する
(図5のステップA3)。
【0032】次に、各プロセッサ1a〜1dの使用率を
調べ(図5のステップA4)、プロセッサの使用率に偏
りがないか調べる(図5のステップA5)。故障プロセ
ッサに対する負荷を引き継いだプロセッサの使用率は、
他のプロセッサ使用率に比べて高くなるので、ほとんど
の場合は該当することとなる(図5のステップA5の
Y)。
【0033】ここで、故障が起こる前の各プロセッサ1
a〜1dの使用率に基づいて、故障プロセッサの負荷を
どのように他のプロセッサへ分配するかを決定する(図
5のステップA6)。なお、本発明は、ここに示した実
施例に限定されるものではなく、その請求範囲を逸脱し
ない範囲で適宜変更可能である。
【0034】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、フォー
ルト・トレンランスを実現するプロセッサ計算機におい
てトランザクション処理を行う場合に、プロセッサが障
害を発生させたためにそのプロセッサで実行されていた
サーバ・プロセス群を他のプロセッサに引き継がれた時
の負荷分散を効率よく実現できる。
【0035】サーバ・プロセス群の実行を引き継いだプ
ロセッサ下で複数のサーバ・プロセス群を実行すると、
複数のデータベース・バッファ間のデータの一貫性を保
証するための処理が必要となり、そのプロセッサの負荷
が高くなる。
【0036】本発明では、複数のクライアント・プロセ
スからの手続きを一つのサーバ・プロセス群のキューの
みに割り振ることにより、この問題を解決している。ま
た、サーバ・プロセス群の実行を引き継いだプロセッサ
には、故障プロセッサにかかっていた負荷が追加される
ため、他のプロセッサに比べて負荷が高くなる。
【0037】本発明では、負荷の高いプロセッサのサー
バ・プロセス群のキューへ割り振られていた手続きを他
のプロセッサのサーバ・プロセス群のキューへ割り振ら
れるように変更することにより、負荷の均等化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同実施例に係るシステムの概略構成を示す図。
【図2】プロセッサが正常な時の変換テーブルの例を示
す図。
【図3】障害プロセッサで実行していたサーバ・プロセ
ス群を別のプロセッサで動作させた後の変換テーブルの
例を示す図。
【図4】負荷を分散した後の変換テーブルの例を示す
図。
【図5】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図6】従来のフォールト・トレラント計算機でトラン
ザクション・モニタを動作させた時のプロセス構成を示
す図。
【図7】従来のフォールト・トレラント計算機でプロセ
ッサに障害が起こったときのプロセスの配置を示す図。
【符号の説明】
1a〜1d…プロセッサ、2…メモリ、3…ディスク、
4データベース、5a〜5d…クライアント・プロセ
ス、6…手続き分配部、7…変換テーブル、8a〜8d
…手続き、9…共有メモリ、10…負荷測定部、11…
プロセス監視部、12a〜12d…サーバ・プロセス
群、13a〜13d…データベースバッファ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサ各々の制御下に、クラ
    イアント・プロセスと、このクライアント・プロセスか
    ら要求された手続きを所定のメモリ領域を共有しながら
    実行する複数のプロセスからなるサーバ・プロセス群と
    を配置し、いずれかのプロセッサに障害が発生したとき
    に、そのプロセッサ下に配置されていた上記クライアン
    ト・プロセス及びサーバ・プロセス群を他の特定のプロ
    セッサ下に再配置させることにより処理を継続するマル
    チプロセッサ計算機において、 上記クライアント・プロセス及びサーバ・プロセス群が
    いずれのプロセッサ下に配置されているのかを監視する
    プロセス監視手段と、上記クライアント・プロセスから
    要求された手続きを所定のサーバ・プロセス群に分配す
    る手続き分配手段と、上記プロセス監視手段の監視結果
    により複数のクライアント・プロセス及びサーバ・プロ
    セス群が配置されているプロセッサを検出した場合に、
    この複数のクライアント・プロセスから要求された手続
    きが一つのサーバ・プロセス群に分配されるように上記
    手続き分配手段を制御する制御手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする負荷分散方式。
  2. 【請求項2】 各プロセッサの負荷を測定する負荷測定
    手段と、この負荷測定手段の測定結果によりプロセッサ
    間に負荷の偏りがあると判断した場合に、負荷の高いプ
    ロセッサ下のサーバ・プロセス群に本来分配されるべき
    手続きの一部を負荷の低い他のプロセッサ下のサーバ・
    プロセス群へ分配されるように上記手続き分配手段を制
    御する制御手段とを具備してなることを特徴とする請求
    項1記載の負荷分散方式。
JP12548494A 1994-06-07 1994-06-07 負荷分散方式 Pending JPH07334468A (ja)

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