JPH07331501A - 芯 地 - Google Patents

芯 地

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JPH07331501A
JPH07331501A JP15031394A JP15031394A JPH07331501A JP H07331501 A JPH07331501 A JP H07331501A JP 15031394 A JP15031394 A JP 15031394A JP 15031394 A JP15031394 A JP 15031394A JP H07331501 A JPH07331501 A JP H07331501A
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JP
Japan
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interlining
infrared ray
fiber
platinum
far infrared
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JP15031394A
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Kazuko Takei
和子 竹井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肩こり等の疲労感を軽減させることが出来
る、価格的に無理のない衣服を得ること。 【構成】 遠赤外線放出素材を混入し、衿や袖口を含む
衣服の一部に芯地を配する。また前記遠赤外線放出素材
は、アルミナ及びシリカにプラチナを添加剤として加え
たものを使用することがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠赤外線放出素材を用い
た芯地に係り、とくにワイシャツその他の衣服に使用す
る芯地に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に遠赤外線は人体に有効とされ、新
陳代謝を促進させるといわれる。このような遠赤外線放
出繊維を利用した肌着は、血行促進に優れ、疲労感を軽
減する等の作用があるとされる。従来、このような遠赤
外線放出素材としては、所謂プラチナ含有セラミック
(特許第1539868;特公平1−24837号公
報)が知られており、またこのプラチナ粉末を用いた繊
維に関しては、例えば特開平3−241025号、特開
平3−19090号公報記載の発明が知られている。
【0003】プラチナ電磁波の効果は、例えば日本炎症
学会雑誌「炎症」;1991年3月号に掲載されてい
る。この報告によると、遠赤外線の人体に及ぼす影響は
水分子に対するもので、波長3〜16μmの中間赤外線
が水の分子集団(クラスタ)に照射されると、分子が励
起されて高エネルギーの共鳴状態がもたらされ、この結
果として水分子同士の重合が切断され、生理作用を潤滑
にさせると考えられている。
【0004】すなわち、水は最底5個以上の水分子が重
合した形で連なり、この分子集団が大きい(長い)ほ
ど、水の容積が大きく比重も軽く細胞膜への浸透性が悪
い。また長い水集団は、その中に血液を酸性にさせるC
2,SO2,CO2等の有害ガスやHg,Cd,Pbな
どの汚染物質を包み込む。そこで前記波長領域の電磁波
により長い水分子集団を分断することで、細胞膜との浸
透性が進み、有害物質が体外に排出される。前記「炎
症」では、コロイド状プラチナを含有する所謂プラチナ
繊維(特許第1539868;特開昭62−18408
8)を使用した各種の実験報告がなされているが、これ
によると所謂プラチナ繊維は波長4〜12μmの電磁波
を発生させることから、クラスタ分断に有効であり、ヒ
ト抹消血の好中球細胞内カルシウムイオンを増加させる
など、細胞を活性化させることが確認されている。
【0005】一方、かかるプラチナ繊維の効用に着目
し、すでに各種衣料品が開発され市販されるに至ってい
る。プラチナ繊維の効用は第一に血行促進にあると考え
られるため、開発された衣料品は主として肌着、下着、
靴下、布団など、とくに肌に直接触れる部分に適用され
るケースが多い。このような衣服に関する従来の提案と
しては、例えば特開平6−41802号公報記載の肌着
がある。これは、アルミナ等の金属酸化物とプラチナと
を必須成分として混入させたポリウレタン弾性繊維を混
紡して肌着を製造することを内容としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
遠赤外線放出素材を使用した肌着類は、原材料コストが
嵩むため、優れた効能があるにも拘らず一般に普及しに
くい状況にある。例えば肌着のような消耗品が、一般化
繊製品の10倍超の販売価格となっていることが少なく
ないが、かかる状況は所謂コストパフォーマンスの面で
さらに改善を加える余地を残している。
【0007】遠赤外線機能を備える衣類と雖も、血行に
障害のある病人が使用するような医療品ではなく、健常
人の使用を前提として費用対効果を考えるべきであり、
従って従来の肌着類は健常人にとっては過剰品質であっ
たと考えられるからである。一般の健常人にとっては、
通常の衣服によって何ら支障なく生活が出来るからであ
り、高額衣類を使用してまで全身の血行を促進させなけ
ればならない必要性は少ない。血行促進による疲労回復
といっても、風呂やサウナによる発汗で十分である。
【0008】しかしながら、遠赤外線利用による血行促
進が日常生活において価格的に無理なく達成できるなら
ば、肩こり等の疲労予防という点で一般需要を喚起でき
ると考えることが出来る。
【0009】そこで本発明の目的は、価格的に無理なく
肩こり等の疲労感を軽減させる点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を達成するため本発明は、少なくとも衿または袖口を含
む衣服の適当部位に配する芯地に遠赤外線放出素材を混
入した。また前記遠赤外線放出素材は、アルミナ及びシ
リカにプラチナを添加剤として加えたものを使用するこ
とがある。
【0011】
【作用】本発明に係る芯地は、その素材として遠赤外線
放出素材を混入したもので、衣服の衿(首まわり)や袖
口(手首)部分等に配する。日常生活において、疲労感
を感ずるのは頭部と肩である。この場合、少なくとも首
まわり(衿部分)に遠赤外線放出芯地を配設すれば、血
液の流れからいって肩や頭部の血行が良好となり疲労感
はかなりの程度軽減することが出来る。また手首部分は
手や腕の血行中枢であり、上半身の活力に影響を与え
る。この部位の血行が良好になると、上半身に関する疲
労感はほぼ満足がいく程度に改善される。尚、本発明で
いう衣服は、ワイシャツやスポーツシャツ、ポロシャ
ツ、女性用のブラウス、パジャマ、バスローブ、浴衣、
白衣、和服等の各種の衣服を含む概念である。また芯地
は衿、カフス部分の織糸自体も含んでいる。
【0012】使用する遠赤外線放出素材は、炭素系(例
えば実開昭63−199110、実開平2−10247
4号公報)、マンガン、ニッケル、コバルト、鉄、銅と
いった遷移金属を主成分としたセラミック(例えば実開
昭64−7226号公報)、二価三価鉄塩(特開昭61
−72627号公報)など、どのような種類であっても
良い。また炭素炭素複合材等の炭素系繊維を使用しても
略同様の効果を得ることが出来る。
【0013】尚、電磁波効果によるクラスタ分断という
原理が確立されているプラチナ含有セラミックを使用し
た場合は、血行促進の効果が確実となる。尚、このプラ
チナ繊維は、例えば約40%の焼結アルミナと約60%
のシリカに、約0.1〜0.4%のコロイド状プラチナ
を含有させたセラミックを主成分とするもの(特開平3
−190990)、あるいはポリエステル等の合成繊維
や芳香族系ポリアミド繊維に白金や金などの導電性繊維
を散在させる繊維(特開昭63−122448号)など
を使用する。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明に係る芯地を使用したワイシャ
ツの一例を示すものである。このワイシャツ10は、形
状的には従来一般のワイシャツと同様であるが、衿12
およびカフス(袖口)14の部分に、遠赤外線放出素材
を混入した芯地を用いてある。また衿12およびカフス
(袖口)14の全体を遠赤外線放出素材を混入した芯地
(繊維)としても構わない。尚、衿およびカフス以外の
部分は通常の繊維、例えば綿や絹等の天然繊維、または
ポリエステル等の化学繊維等、適当素材を使用して構わ
ない。
【0015】衿12およびカフス14に使用する芯地に
は、遠赤外線放出素材を混入させてあるが、この場合に
使用する遠赤外線放出素材としては、例えば所謂プラチ
ナ繊維を使用することが望ましい。プラチナ繊維は、放
出電磁波と新陳代謝との相関が確実であり、小さな芯地
に使用するだけであればコスト的にも無理がないからで
ある。芯地の形状および主材料は、遠赤素材の混入とい
う点を除き、従来一般に使用されている芯地と同様の形
状、製造方法を用いて構わない。
【0016】このワイシャツ10は、首まわり部(1
4)と手や腕の血行中枢であるカフス部14とにプラチ
ナ繊維を配してあるから、放出される特定波長の電磁波
により肩や頭部、腕の筋肉細胞が活性化され、当該部分
の新陳代謝が促進されることによって疲労感を効率的に
軽減することが出来る。また、このワイシャツ10は従
来の遠赤外線下着のように繊維全体を遠赤外線素材で構
成するものでないから、製造コストを抑えることが可能
であり、しかも着用時の肌触りは従来一般のワイシャツ
と同じとすることが出来る。
【0017】尚、かかるプラチナ繊維を用いた芯地は、
衿およびカフスのいずれか一方にだけ配設することもあ
る。例えば図2は、本発明に係る芯地をポロシャツに使
用した例を示すものであるが、このシャツ21では衿2
2にのみプラチナ繊維を配した。なお本発明の芯地の使
用箇所は衿12,22やカフス14に限られず、肩24
やポケットまわり25(心臓の部分)、或いは腰の部位
(最下端部)27に配しても良く、これにより該各部位
筋肉の新陳代謝を促し、疲労感の軽減させることが出来
る。さらに適用する衣服もワイシャツやポロシャツに限
定されず、睡眠中の疲労回復を図るためにパジャマの衿
等に配しても良い。また病院内で着用される患者用のパ
ジャマに用いれば健康回復を促進させ、医療スタッフの
白衣に使用すれば疲労感を軽減し、より機能的な医療活
動に資することが出来る。バスローブや浴衣に使用した
ときには、入浴後の爽快感を長時間維持させることが出
来る。和服の衿芯、またはスカートのベルト芯として本
発明に係る芯地を用いれば小さな面積ながらも効果的な
疲労軽減を図ることが出来る。
【0018】また、すでに述べたように本発明に係るワ
イシャツに使用すべき遠赤外線放出素材はプラチナ繊維
に限られるものではなく、炭素系のものや、マンガン、
ニッケル、コバルト、鉄、銅といった遷移金属を主成分
とする遷移金属系のもの、或いは二価三価鉄塩を含有す
るもの等を用いても良い。これらの遠赤外線放出素材
は、化学繊維の原料に混練して製造するのが芯地コスト
を抑えるためには有利であるが、天然繊維に適用するこ
とも可能である。天然繊維の場合には、遠赤外線放出素
材の微小粉末を繊維空隙に混入させ、糸を密に縒って製
造する。また遠赤外線素材を用いた化繊糸をコアとして
外周に天然繊維を巻付けてもよい。裁断した樹脂パネル
を芯地として使用する場合にも、樹脂原料に遠赤外線素
材を混入して肉薄パネル地を製造することが可能であ
る。
【0019】また、このような遠赤外線放出素材を含む
繊維を用いて図3に示すようなアームバンド30を構成
すれば、衿にのみプラチナ繊維を配した前記実施例のポ
ロシャツや、遠赤外線放出繊維を配していない通常のワ
イシャツを着用しているときでも該アームバンド30を
手首や上腕部等にはめるだけで腕の代謝を促し、疲労回
復の効果をもったアクセサリーとすることが出来る。こ
の場合には、遠赤外線素材を芯地に使用する必要はな
く、アームバンドを樹脂成形または伸縮可能な化繊織り
すれば良い。尚、このような装飾品ではないが、テニス
等の運動時に使用するリストバンド、ヘッドバンドにも
同様に適用することが出来る。
【0020】さらに中折れ帽やシルクハット、キャップ
等の帽子の芯地として本発明に係る芯地を使用すれば、
遠赤外線放出素材を含む繊維により頭部の周囲が覆われ
るから頭部の血行が良好となり頭部の疲労を軽減できる
とともに、リラクゼーションや集中力の向上を図ること
が出来る。特に野球や水泳、スキーなどの各種の競技ス
ポーツ用のキャップに適用すれば、集中力の向上により
好ましい競技成果が期待出来る。尚、本芯地を頭部まわ
りに配して疲労回復やリラクゼーションを図る専用の帽
子を構成することも出来る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る芯地に
よれば、価格的に無理なく肩こり等の疲労感を軽減させ
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る芯地を用いたワイシャツの一例を
示す図である。
【図2】本発明に係る芯地を用いたポロシャツの一例を
示す図である。
【図3】遠赤外線繊維素材を用いたアームバンドを例示
する図である。
【符号の説明】
10,21 ワイシャツ 12,22 衿 14 カフス 24 肩部 25 ポケット部 30 アームバンド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠赤外線放出素材を混入し、少なくとも
    衿および袖口のいずれか一方を含む衣服の適当部位に配
    することを特徴とする芯地。
  2. 【請求項2】 前記遠赤外線放出素材は、アルミナ及び
    シリカにプラチナを添加剤として加えたものであること
    を特徴とする請求項1の芯地。
JP15031394A 1994-06-07 1994-06-07 芯 地 Withdrawn JPH07331501A (ja)

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JP15031394A JPH07331501A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 芯 地

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9833509B2 (en) 2014-05-05 2017-12-05 Multiple Energy Technologies Llc Bioceramic compositions and biomodulatory uses thereof
US10252945B2 (en) 2012-09-26 2019-04-09 Multiple Energy Technologies Llc Bioceramic compositions

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US9833509B2 (en) 2014-05-05 2017-12-05 Multiple Energy Technologies Llc Bioceramic compositions and biomodulatory uses thereof
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