JPH07330365A - 光ファイバ母材、その製造方法及び光ファイバの紡糸方法 - Google Patents
光ファイバ母材、その製造方法及び光ファイバの紡糸方法Info
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- JPH07330365A JPH07330365A JP15415794A JP15415794A JPH07330365A JP H07330365 A JPH07330365 A JP H07330365A JP 15415794 A JP15415794 A JP 15415794A JP 15415794 A JP15415794 A JP 15415794A JP H07330365 A JPH07330365 A JP H07330365A
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
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- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01486—Means for supporting, rotating or translating the preforms being formed, e.g. lathes
- C03B37/01493—Deposition substrates, e.g. targets, mandrels, start rods or tubes
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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- C03B37/02—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
- C03B37/025—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor from reheated softened tubes, rods, fibres or filaments, e.g. drawing fibres from preforms
- C03B37/027—Fibres composed of different sorts of glass, e.g. glass optical fibres
- C03B37/02736—Means for supporting, rotating or feeding the tubes, rods, fibres or filaments to be drawn, e.g. fibre draw towers, preform alignment, butt-joining preforms or dummy parts during feeding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、コア母材とダミーロッドとの接続
部分にその境界を識別する識別部を設けた光ファイバ母
材を提供することを目的とする。 【構成】 かゝる本発明の光ファイバ母材は、コア母材
1の両端にダミーロッド2a,2bが接続されてなる芯
材にクラッド3を施した光ファイバ母材であって、前記
コア母材1とダミーロッド2a,2bとの接続部分A,
Bに当該接続部分A,Bの境界を識別する気泡11から
なる識別部10,10を設けてあるため、紡糸の際、一
方の識別部10から他方の識別部10まで紡糸し、得ら
れた光ファイバのダミーロッド2a,2bの混入された
部分を除去すれば、コア母材1のほぼ100%の歩留ま
りが得られる。
部分にその境界を識別する識別部を設けた光ファイバ母
材を提供することを目的とする。 【構成】 かゝる本発明の光ファイバ母材は、コア母材
1の両端にダミーロッド2a,2bが接続されてなる芯
材にクラッド3を施した光ファイバ母材であって、前記
コア母材1とダミーロッド2a,2bとの接続部分A,
Bに当該接続部分A,Bの境界を識別する気泡11から
なる識別部10,10を設けてあるため、紡糸の際、一
方の識別部10から他方の識別部10まで紡糸し、得ら
れた光ファイバのダミーロッド2a,2bの混入された
部分を除去すれば、コア母材1のほぼ100%の歩留ま
りが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コア母材とダミーロッ
ドとの接続部分にその境界を識別する識別部を設けた光
ファイバ母材、その製造方法及びその光ファイバ母材を
用いた光ファイバの紡糸方法に関するものである。
ドとの接続部分にその境界を識別する識別部を設けた光
ファイバ母材、その製造方法及びその光ファイバ母材を
用いた光ファイバの紡糸方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ母材の製造にあたっては、図
7に示したように、コア母材1(コアのみからなる場
合、コアとクラッドの一部からなる場合がある)の両端
にダミーロッド2a,2bを融着させて芯材を作り、こ
の外周にクラッド3を施して製造している。ダミーロッ
ド2a,2bの融着は、その後の工程において光ファイ
バ母材を支持するためのものである。したがって、通常
ダミーロッド2a,2bとしては良品ではないガラス材
料などが用いられる。
7に示したように、コア母材1(コアのみからなる場
合、コアとクラッドの一部からなる場合がある)の両端
にダミーロッド2a,2bを融着させて芯材を作り、こ
の外周にクラッド3を施して製造している。ダミーロッ
ド2a,2bの融着は、その後の工程において光ファイ
バ母材を支持するためのものである。したがって、通常
ダミーロッド2a,2bとしては良品ではないガラス材
料などが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、このような
光ファイバ母材を用いて光ファイバを紡糸する場合、ダ
ミーロッド2a部分が光ファイバとして混入しないよう
に、図8に示したように、紡糸のための加工時に上記コ
ア母材1とダミーロッド2aとの接続部分Aが紡糸時の
母材端部側に残らないように、ダミーロッド2aより少
々上の有効なコア母材1部分も捨てている。そしてま
た、紡糸の終了時にあっても、やはりダミーロッド2b
部分が光ファイバとして混入しないように、図9に示し
たように、ダミーロッド2bより少々下の有効なコア母
材1部分を残して捨てている。その理由は、各ダミーロ
ッド2a,2b部分は、コア母材1に比較して良品では
ないというものの、一旦紡糸されるとコア母材1部分と
殆ど判別ができなくなるからである。
光ファイバ母材を用いて光ファイバを紡糸する場合、ダ
ミーロッド2a部分が光ファイバとして混入しないよう
に、図8に示したように、紡糸のための加工時に上記コ
ア母材1とダミーロッド2aとの接続部分Aが紡糸時の
母材端部側に残らないように、ダミーロッド2aより少
々上の有効なコア母材1部分も捨てている。そしてま
た、紡糸の終了時にあっても、やはりダミーロッド2b
部分が光ファイバとして混入しないように、図9に示し
たように、ダミーロッド2bより少々下の有効なコア母
材1部分を残して捨てている。その理由は、各ダミーロ
ッド2a,2b部分は、コア母材1に比較して良品では
ないというものの、一旦紡糸されるとコア母材1部分と
殆ど判別ができなくなるからである。
【0004】このように従来方法では、良品のコア母材
1部分を光ファイバ母材の両端(下端及び上端)で捨て
られるという結果が起こり、歩留りの悪化が避けられな
かった。かと言って、歩留りを精一杯上げようとする
と、ダミーロッド2a,2b部分が製品中に混入すると
いう危険性が高くなる。結局、従来方法では、歩留りを
最大限改善しても、90%程度が限界であった。
1部分を光ファイバ母材の両端(下端及び上端)で捨て
られるという結果が起こり、歩留りの悪化が避けられな
かった。かと言って、歩留りを精一杯上げようとする
と、ダミーロッド2a,2b部分が製品中に混入すると
いう危険性が高くなる。結局、従来方法では、歩留りを
最大限改善しても、90%程度が限界であった。
【0005】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、光ファイバ母材のコア母材とダミーロ
ッドとの接続部分にその境界を表示する識別部(表示
部)を設け、これを目印として、ダミーロッドの処理を
最適に行えるようにした光ファイバ母材、その製造方法
及びこの光ファイバ母材を用いた光ファイバの紡糸方法
を提供せんとするものである。
なされたもので、光ファイバ母材のコア母材とダミーロ
ッドとの接続部分にその境界を表示する識別部(表示
部)を設け、これを目印として、ダミーロッドの処理を
最適に行えるようにした光ファイバ母材、その製造方法
及びこの光ファイバ母材を用いた光ファイバの紡糸方法
を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】つまり、本発明の一つ
は、コア母材の少なくとも一端にダミーロッドが接続さ
れてなる芯材にクラッドを被覆した光ファイバ母材であ
って、前記コア母材とダミーロッドとの接続部分に当該
接続部分の境界を識別する識別部を設けたことを特徴と
する光ファイバ母材にある。
は、コア母材の少なくとも一端にダミーロッドが接続さ
れてなる芯材にクラッドを被覆した光ファイバ母材であ
って、前記コア母材とダミーロッドとの接続部分に当該
接続部分の境界を識別する識別部を設けたことを特徴と
する光ファイバ母材にある。
【0007】本発明のもう一つは、コア母材端面にダミ
ーロッドを接続する際、これらのコア母材の端面又は/
及びダミーロッドの端面に凹凸を設けて融着させ、当該
接続部分に気泡を閉じ込めて境界を識別する識別部とし
た後、このコア母材とダミーロッドからなる芯材にクラ
ッドを施したことを特徴とする光ファイバ母材の製造方
法にある。
ーロッドを接続する際、これらのコア母材の端面又は/
及びダミーロッドの端面に凹凸を設けて融着させ、当該
接続部分に気泡を閉じ込めて境界を識別する識別部とし
た後、このコア母材とダミーロッドからなる芯材にクラ
ッドを施したことを特徴とする光ファイバ母材の製造方
法にある。
【0008】さらに、本発明の別のもう一つは、コア母
材両端とダミーロッドとの接続部分に当該接続部分の境
界を識別する識別部を設けた光ファイバ母材を紡糸する
際、当該光ファイバ母材の一方の識別部の直下から当該
光ファイバ母材の他方の識別部まで紡糸することを特徴
とする光ファイバの紡糸方法にある。
材両端とダミーロッドとの接続部分に当該接続部分の境
界を識別する識別部を設けた光ファイバ母材を紡糸する
際、当該光ファイバ母材の一方の識別部の直下から当該
光ファイバ母材の他方の識別部まで紡糸することを特徴
とする光ファイバの紡糸方法にある。
【0009】
【作用】いずれの本発明によっても、コア母材とダミー
ロッドとの接続部分に当該接続部分の境界を識別する識
別部が設けらているため、光ファイバの紡糸にあたっ
て、コア部材部分を無駄なく使用することができ、ほぼ
100%の歩留まりを達成することができる。
ロッドとの接続部分に当該接続部分の境界を識別する識
別部が設けらているため、光ファイバの紡糸にあたっ
て、コア部材部分を無駄なく使用することができ、ほぼ
100%の歩留まりを達成することができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に係る光ファイバ母材であっ
て、この母材では、コア母材1の両端とダミーロッド2
a,2bとの接続部分A,Bに、当該接続部分A,Bの
境界を識別する識別部10,10として、気泡11を閉
じ込めることによって形成してある。なお、ここでいう
コア母材1には、コアのみからなる場合と、コアとクラ
ッドの一部からなる場合が含まれる。
て、この母材では、コア母材1の両端とダミーロッド2
a,2bとの接続部分A,Bに、当該接続部分A,Bの
境界を識別する識別部10,10として、気泡11を閉
じ込めることによって形成してある。なお、ここでいう
コア母材1には、コアのみからなる場合と、コアとクラ
ッドの一部からなる場合が含まれる。
【0011】この気泡11の閉じ込めにあたっては、図
2〜図3に示したように、コア母材1とダミーロッド2
a,2bとを接続する際、各部材の端面に故意に傷など
からなる凹凸12を設けておき、このような両部材を融
着接続することによって、図4に示したように、コア母
材1とダミーロッド2a,2bとの境界部分に気泡11
を閉じ込めている。
2〜図3に示したように、コア母材1とダミーロッド2
a,2bとを接続する際、各部材の端面に故意に傷など
からなる凹凸12を設けておき、このような両部材を融
着接続することによって、図4に示したように、コア母
材1とダミーロッド2a,2bとの境界部分に気泡11
を閉じ込めている。
【0012】このようにして、コア母材1とダミーロッ
ド2a,2bとの境界部分に気泡11からなる識別部1
0,10が形成された光ファイバ母材の紡糸にあたてっ
は、図5に示したように、先ず、当該光ファイバ母材の
一方(下端)のダミーロッド2aの大半を切り離し、上
記一方(下端)の識別部10が残る形で、すなわち若干
ダミーロッド2a部分の上端が残る形で先端加工する。
この識別部10の気泡11の残る位置としては、光ファ
イバ母材の大きさなどによっても異なるが、先端(下
端)からの位置(高さ=H)としては、20〜50mm
程度とするとよい。
ド2a,2bとの境界部分に気泡11からなる識別部1
0,10が形成された光ファイバ母材の紡糸にあたてっ
は、図5に示したように、先ず、当該光ファイバ母材の
一方(下端)のダミーロッド2aの大半を切り離し、上
記一方(下端)の識別部10が残る形で、すなわち若干
ダミーロッド2a部分の上端が残る形で先端加工する。
この識別部10の気泡11の残る位置としては、光ファ
イバ母材の大きさなどによっても異なるが、先端(下
端)からの位置(高さ=H)としては、20〜50mm
程度とするとよい。
【0013】この後、当該光ファイバ母材を紡糸装置に
セットする。つまり、他方のダミーロッド2bを介して
光ファイバ母材を支持させる。この紡糸装置には、光フ
ァイバ中の識別部10の気泡11を検出する装置を付設
する。このような検出装置としては、例えばレーザなど
の発光素子と受光素子からなる装置が挙げられる。つま
り、紡糸された光ファイバに対して、発光素子からのレ
ーザー光を照射させ、その透過光を受光素子で受け、そ
の透過光の散乱強度分布から、光ファイバ内の気泡11
を異物として検出する。
セットする。つまり、他方のダミーロッド2bを介して
光ファイバ母材を支持させる。この紡糸装置には、光フ
ァイバ中の識別部10の気泡11を検出する装置を付設
する。このような検出装置としては、例えばレーザなど
の発光素子と受光素子からなる装置が挙げられる。つま
り、紡糸された光ファイバに対して、発光素子からのレ
ーザー光を照射させ、その透過光を受光素子で受け、そ
の透過光の散乱強度分布から、光ファイバ内の気泡11
を異物として検出する。
【0014】したがって、上記紡糸装置では、紡糸を開
始して間もなく、気泡11部分の紡糸が行われるため、
ダミーロッド2aとコア母材1との境界部分が検出され
る。この部分を先ずチェックしておく。そして、引き続
き、紡糸を行い、図6に示したように、紡糸装置にセッ
トされた光ファイバ母材の上端部分まで紡糸が進行し、
コア母材1からダミーロッド2bに移る境界部分の気泡
11が検出されるまで、紡糸を行う。もちろん、この気
泡11部分の検出もチェックしておく。この紡糸の終了
後に、最初にチェックされたダミーロッド2a部分の光
ファイバと最後にチェックされたダミーロッド2b部分
の光ファイバを除去すれば、良品のコア母材1のみから
なる光ファイバが得られ、かつ、コア母材1は、殆どす
べて無駄なく、光ファイバ化させることとなる。つま
り、一方(下端)の識別部10から他方(上端)の識別
部10まで紡糸すれば、光ファイバ母材の良品部はほぼ
100%の歩留まりで製品化される。
始して間もなく、気泡11部分の紡糸が行われるため、
ダミーロッド2aとコア母材1との境界部分が検出され
る。この部分を先ずチェックしておく。そして、引き続
き、紡糸を行い、図6に示したように、紡糸装置にセッ
トされた光ファイバ母材の上端部分まで紡糸が進行し、
コア母材1からダミーロッド2bに移る境界部分の気泡
11が検出されるまで、紡糸を行う。もちろん、この気
泡11部分の検出もチェックしておく。この紡糸の終了
後に、最初にチェックされたダミーロッド2a部分の光
ファイバと最後にチェックされたダミーロッド2b部分
の光ファイバを除去すれば、良品のコア母材1のみから
なる光ファイバが得られ、かつ、コア母材1は、殆どす
べて無駄なく、光ファイバ化させることとなる。つま
り、一方(下端)の識別部10から他方(上端)の識別
部10まで紡糸すれば、光ファイバ母材の良品部はほぼ
100%の歩留まりで製品化される。
【0015】なお、上記実施例では、コア母材1とダミ
ーロッド2a,2bとの境界部分を識別する識別部1
0,10の形成にあったて、傷などの凹凸に起因する気
泡11の発生に頼っているが、本発明は、これに限定さ
れず、その他の識別手段、例えば当該境界部分に他の検
出容易な材料を付着させて、識別部とすることなども可
能である。また、上記傷などの凹凸は、接続される両端
面に限定されず、いずれか一方の端面に設けるだけでも
よい。さらに、ダミーロッド2a,2bもコア母材1の
両端に接続される場合に限定されない。
ーロッド2a,2bとの境界部分を識別する識別部1
0,10の形成にあったて、傷などの凹凸に起因する気
泡11の発生に頼っているが、本発明は、これに限定さ
れず、その他の識別手段、例えば当該境界部分に他の検
出容易な材料を付着させて、識別部とすることなども可
能である。また、上記傷などの凹凸は、接続される両端
面に限定されず、いずれか一方の端面に設けるだけでも
よい。さらに、ダミーロッド2a,2bもコア母材1の
両端に接続される場合に限定されない。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、次のような
優れた効果が得られる。先ず、請求項1記載の光ファイ
バ母材によれば、コア母材とダミーロッドとの境界部分
が容易に識別できる識別部を有する光ファイバ母材が得
られ、紡糸に際して、光ファイバ母材の良品部、すなわ
ちコア母材部分の歩留まりをほぼ100%とすることが
できる。もちろん、紡糸に先立って行う一方のダミーロ
ッドの除去時にも、上記識別部を目安として、容易に先
端加工することができる。
優れた効果が得られる。先ず、請求項1記載の光ファイ
バ母材によれば、コア母材とダミーロッドとの境界部分
が容易に識別できる識別部を有する光ファイバ母材が得
られ、紡糸に際して、光ファイバ母材の良品部、すなわ
ちコア母材部分の歩留まりをほぼ100%とすることが
できる。もちろん、紡糸に先立って行う一方のダミーロ
ッドの除去時にも、上記識別部を目安として、容易に先
端加工することができる。
【0017】また、請求項2記載の光ファイバ母材の製
造方法によると、コア母材とダミーロッドとの境界部分
に識別部を形成するにおいて、単にコア母材の端面又は
/及びダミーロッドの端面に傷などの凹凸を設けるのみ
でよいため、特別の装置や材料などの追加が全く必要な
く、極めて簡単に対応することができる。例えば単に先
の尖った工具などで打ち付けて所望の傷を作ったり、或
いはダミーロッドの切断時、その切断面に傷跡が残るよ
うな荒い切断面とするだけでもよい。
造方法によると、コア母材とダミーロッドとの境界部分
に識別部を形成するにおいて、単にコア母材の端面又は
/及びダミーロッドの端面に傷などの凹凸を設けるのみ
でよいため、特別の装置や材料などの追加が全く必要な
く、極めて簡単に対応することができる。例えば単に先
の尖った工具などで打ち付けて所望の傷を作ったり、或
いはダミーロッドの切断時、その切断面に傷跡が残るよ
うな荒い切断面とするだけでもよい。
【0018】さらに、請求項3記載の光ファイバの紡糸
方法によると、取敢えず、光ファイバ母材の最初の識別
部から最後の識別部まで紡糸し、これらの両識別部の検
出された部分の光ファイバを後から除去すれば、良品の
コア母材のみからなる優れた光ファイバが得られる。こ
の識別部の検出は簡単に行うことができるため、特別な
熟練や注意が必要とされず、良好な作業性が得られる。
もちろん、コア母材の長さに対応した光ファイバ母材の
良品部の歩留りはほぼ100%となり、無駄のない、極
めて経済性の高い紡糸方法が得られる。
方法によると、取敢えず、光ファイバ母材の最初の識別
部から最後の識別部まで紡糸し、これらの両識別部の検
出された部分の光ファイバを後から除去すれば、良品の
コア母材のみからなる優れた光ファイバが得られる。こ
の識別部の検出は簡単に行うことができるため、特別な
熟練や注意が必要とされず、良好な作業性が得られる。
もちろん、コア母材の長さに対応した光ファイバ母材の
良品部の歩留りはほぼ100%となり、無駄のない、極
めて経済性の高い紡糸方法が得られる。
【図1】本発明に係る光ファイバ母材を示した部分縦断
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明に係る光ファイバ母材を製造する際のコ
ア母材端面とダミーロッド端面を示した各側面図であ
る。
ア母材端面とダミーロッド端面を示した各側面図であ
る。
【図3】本発明に係る光ファイバ母材を製造する際のコ
ア母材端面とダミーロッド端面を示した各端面図であ
る。
ア母材端面とダミーロッド端面を示した各端面図であ
る。
【図4】本発明に係る光ファイバ母材を製造するための
コア母材とダミーロッドとの境界部分に気泡の識別部を
形成した芯材を示した側面図である。
コア母材とダミーロッドとの境界部分に気泡の識別部を
形成した芯材を示した側面図である。
【図5】本発明に係る光ファイバの紡糸方法を開始する
際の光ファイバ母材の一方の端部を示した部分縦断面図
である。
際の光ファイバ母材の一方の端部を示した部分縦断面図
である。
【図6】本発明に係る光ファイバの紡糸方法における終
了直前の光ファイバ母材の他方の端部を示した部分縦断
面図である。
了直前の光ファイバ母材の他方の端部を示した部分縦断
面図である。
【図7】従来の光ファイバ母材を示した部分縦断側面図
である。
である。
【図8】従来の光ファイバの紡糸方法を開始する際の光
ファイバ母材の一方の端部と切り離されたダミーロッド
を示した縦断面図である。
ファイバ母材の一方の端部と切り離されたダミーロッド
を示した縦断面図である。
【図9】従来の光ファイバの紡糸方法における終了直前
の光ファイバ母材の他方の端部を示した部分縦断面図で
ある。
の光ファイバ母材の他方の端部を示した部分縦断面図で
ある。
1 コア母材 2a ダミーロッド 2b ダミーロッド 3 クラッド 10 識別部 11 気泡 12 凹凸 A 接続部分 B 接続部分
Claims (3)
- 【請求項1】 コア母材の少なくとも一端にダミーロッ
ドが接続されてなる芯材にクラッドを被覆した光ファイ
バ母材であって、前記コア母材とダミーロッドとの接続
部分に当該接続部分の境界を識別する識別部を設けたこ
とを特徴とする光ファイバ母材。 - 【請求項2】 コア母材端面にダミーロッドを接続する
際、これらのコア母材の端面又は/及びダミーロッドの
端面に凹凸を設けて融着させ、当該接続部分に気泡を閉
じ込めて境界を識別する識別部とした後、このコア母材
とダミーロッドからなる芯材にクラッドを施したことを
特徴とする光ファイバ母材の製造方法。 - 【請求項3】 コア母材両端とダミーロッドとの接続部
分に当該接続部分の境界を識別する識別部を設けた光フ
ァイバ母材を紡糸する際、当該光ファイバ母材の一方の
識別部の直下から当該光ファイバ母材の他方の識別部ま
で紡糸することを特徴とする光ファイバの紡糸方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15415794A JPH07330365A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 光ファイバ母材、その製造方法及び光ファイバの紡糸方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15415794A JPH07330365A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 光ファイバ母材、その製造方法及び光ファイバの紡糸方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07330365A true JPH07330365A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15578089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15415794A Pending JPH07330365A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 光ファイバ母材、その製造方法及び光ファイバの紡糸方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07330365A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6779362B2 (en) * | 1998-11-05 | 2004-08-24 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method of making an optical fiber preform where a second elongation is based on a mark on a glass rod |
JP2019189497A (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 株式会社フジクラ | 光ファイバの製造方法、および光ファイバ母材 |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP15415794A patent/JPH07330365A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6779362B2 (en) * | 1998-11-05 | 2004-08-24 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method of making an optical fiber preform where a second elongation is based on a mark on a glass rod |
JP2019189497A (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 株式会社フジクラ | 光ファイバの製造方法、および光ファイバ母材 |
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