JPH07330087A - リリーフ弁 - Google Patents

リリーフ弁

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JPH07330087A
JPH07330087A JP12129494A JP12129494A JPH07330087A JP H07330087 A JPH07330087 A JP H07330087A JP 12129494 A JP12129494 A JP 12129494A JP 12129494 A JP12129494 A JP 12129494A JP H07330087 A JPH07330087 A JP H07330087A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
liquid
relief valve
valve
liquid supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP12129494A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Hamahata
勝吾 濱畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】微小な圧力調整が可能で、僅かな圧力変動に敏
感に対応して開閉する、優れたリリーフ弁を提供する。 【構成】弁棒25に対する押し付け付勢力を、リリーフ
弁20内に導入される圧縮空気圧で、0.1kg/cm
2 以下の圧力幅で調節するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体を定量的に供給
するシステムにおいて、液体の過剰供給を制御するため
に用いられるリリーフ弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲料,化粧料,薬液等を所定量ずつ容器
内に充填する場合、一般に、図3に示すような給液シス
テムが用いられることが多い。このシステムでは、送液
されてくる液体をまず貯槽1に溜め、この貯槽1からポ
ンプ2を介して液体供給配管3に定量的に液体を圧送
し、上記液体供給配管3の先端に設けられた液体マニホ
ールド4内に液体を供給して、複数の容器に液体を同時
充填できるようになっている。なお、図3において5は
液面計である。
【0003】上記給液システムにおいて、ポンプ2で圧
送される液体の供給量は定量的に保たれるが、末端の充
填部において、充填動作のタイミングが遅れたり何らか
のトラブルで充填に使用するノズル数が減ったりする
と、ポンプ2下流側の液体供給配管3において液体が過
剰になり、一回当たりの充填量の増大や充填時間の延長
を招き、製品の充填量が大幅にばらつくという問題があ
る。そこで、このような過剰供給によって液体供給配管
3内の圧力が所定圧よりも高くなった場合に、その圧力
を所定圧に戻すために、つぎのような手当てが講じられ
ている。すなわち、上記液体供給配管3の途中から分岐
する液体戻し配管6を設け、この液体戻し配管6の途中
にリリーフ弁7を配して、上記液体供給配管3内の圧力
が所定圧よりも高くなると、その圧力で上記リリーフ弁
7が開くように設定し、この開動作で上記液体戻し配管
6を貯槽1に連通して過剰液体を貯槽1内に戻して液体
供給配管3内を初期設定圧に戻すのである。6aは連通
配管である。このようにして、末端の充填部における要
求量の変動にかかわらず、液体供給配管3内を所定圧に
保つことができる。
【0004】上記リリーフ弁7は、通常、図4に示すよ
うに、液体戻し配管6(図3参照)に接続される第1の
接続口8と、貯槽1との連通配管6a(図3参照)に接
続される第2の接続口9とを備え、上記第1の接続口8
と第2の接続口9の連通路を開閉する弁棒10が、その
上方に設けられた圧縮コイルバネ11によって押し付け
付勢されており、液体供給配管3内の圧力が高くなる
と、図示のように、上記押し付け付勢に抗って弁棒10
が押し上げられて、矢印のように、第1の接続口8から
流入した液体が第2の接続口9から流出して貯槽1に戻
るようになっている。なお、上記弁棒10に対する押し
付け付勢力の調節は、リリーフ弁7の上部にら合された
ねじ蓋12のねじ込み深さによって、圧縮コイルバネ1
1の押圧力を調節することによって行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造では、弁棒10に対する押し付け付勢力を、圧縮コイ
ルバネ11の押圧力によって調節するようになっている
ため、微小な圧力調整が不可能で、押し付け付勢力が、
目的とする所定圧力よりも強めに設定される場合が多
い。このため、液体供給配管3内が多少所定圧力より高
くなっても上記リリーフ弁7が開かず、過剰供給が許容
されてしまい、末端の充填量に変動をきたして品質管理
上、大きな問題となっている。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、微小な圧力調整が可能で、僅かな圧力変動に
敏感に対応して開閉する、優れたリリーフ弁の提供をそ
の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のリリーフ弁は、液体を定量的に供給する
給液システムにおいて、液体の過剰供給によって液体供
給配管内の圧力が所定圧以上に高まった場合に上記液体
供給配管から分岐する液体戻し配管を液体供給源に連通
して液体供給配管内の過剰液体を上記液体供給源に戻す
リリーフ弁であって、上記液体戻し配管に接続される第
1の接続口と、液体供給源から延びる連通配管に接続さ
れる第2の接続口と、上記第1の接続口と第2の接続口
の連通路を押し付け付勢によって遮断する弁棒とを備
え、上記弁棒の押し付け付勢力が、リリーフ弁内に導入
される圧縮空気圧によって0.1kg/cm2 以下の圧
力幅で制御されているという構成をとる。
【0008】
【作用】すなわち、この発明のリリーフ弁は、従来、弁
棒に対する押し付け付勢力を圧縮コイルバネの押圧力で
調節するようにしていたのに対し、リリーフ弁内に圧縮
空気を導入し、その圧縮空気圧によって弁棒に対する押
し付け付勢力を調節するようにしたものである。したが
って、上記圧縮空気導入量を調節することにより、弁棒
の押し付け付勢力を、従来ではできなかった微妙な幅、
具体的には0.1kg/cm2 以下の圧力幅で調節する
ことが可能となり、液体供給配管内の圧力変動に敏感に
対応して、これを所定圧に保つことができる。
【0009】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示している。
このリリーフ弁20は、図2に示すように、従来と同様
の給液システムに用いられる。図2の構成は基本的に図
3と同様であり、同一部分に同一番号を付している。
【0011】上記リリーフ弁20は、下端部に、上記液
体戻し配管6と接続される第1の接続口21が形成され
ており、側方に、貯槽1との連通配管6aと接続される
第2の接続口22が形成されている。上記第1の接続口
21の内部開口は、弁座パッキン23およびOリング2
4を介して、この部分に下向きに押し付け付勢される弁
棒25の下端部によって、常態では閉じられている。
【0012】上記弁棒25の上端部は、リリーフ弁20
の上部に設けられた円筒部26内を昇降しうるシリンダ
ーロッド27に連結されている。なお、28はシールカ
バー、29はベアリングカバー、30はスラストベアリ
ング、31はスペーサー、32はパッキンである。ま
た、上記円筒部26の下部には、上記シリンダーロッド
27の昇降動作がスムーズに行われるよう、エアー抜き
穴33が形成されている。
【0013】上記リリーフ弁20の天井部34の中央に
は、ねじ穴35が形成されており、この部分に、圧力調
節弁を介して圧縮空気供給ホース(図示せず)が接続さ
れている。上記圧力調節弁には圧力指示調節計36(図
2参照)が接続されていて、上記リリーフ弁20の円筒
部26内が上記圧力指示調節計36によって指示される
圧力値になるよう、上記圧力調節弁の開度をコントロー
ルするようになっている。したがって、リリーフ弁20
内の弁棒25は、上記圧力指示調節計36によって指示
される圧力値で、下向きに押し付け付勢され、前記第1
の接続口21を塞ぐようになっている。
【0014】なお、上記圧力指示調節計36は、その表
示がPSI(ポンド/スクエア インチ)単位でなされ
るようになっている。1PSI≒0.07kg/cm2
であり、従来の圧縮コイルバネ方式のものでは考えられ
ない微小な幅で圧力値を設定することができる。
【0015】上記構成のリリーフ弁20を用いることに
より、図2の給液システムにおいて、末端の充填部にお
ける要求量が変動して液体供給配管3内に微妙な圧力変
動が生じた場合、上記リリーフ弁20の弁棒25が敏感
に開閉して、過剰液体を液体戻し配管6および連通配管
6aから貯槽1に戻すため、液体供給配管3内の圧力変
動は即座に初期設定された所定圧力に戻り、液体供給配
管3内は一定圧力に保たれる。したがって、液体マニホ
ールド4からの充填量が過剰になることがなく、定量充
填を確実に維持することができる。
【0016】なお、上記実施例において、第1の接続口
21,第2の接続口22の配置、あるいは弁棒25の形
状、弁棒25およびシリンダーロッド27のシール構造
等は、適宜に設定することができる。また、圧力指示調
節計36についても、上記実施例のものに限らず、微小
な幅、すなわち0.1kg/cm2 以下の圧力幅で圧力
設定できるものであれば、どのようなものを用いても差
し支えはない。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明のリリーフ弁
は、従来、弁棒に対する押し付け付勢力を圧縮コイルバ
ネの押圧力で調節するようにしていたのに対し、リリー
フ弁内に圧縮空気を導入し、その圧縮空気圧によって弁
棒に対する押し付け付勢力を調節するようになってい
る。したがって、上記圧縮空気導入量を、0.1kg/
cm 2 以下の圧力幅で調節することにより、弁棒の押し
付け付勢力を微妙に調節することができ、液体供給配管
内の圧力変動に敏感に対応して、これを所定圧に保つこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】上記実施例のリリーフ弁を組み込んだ送液シス
テムの構成図である。
【図3】従来の送液システムの構成図である。
【図4】従来のリリーフ弁の一例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
20 リリーフ弁 21 第1の接続口 22 第2の接続口 25 弁棒 27 シリンダーロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を定量的に供給する給液システムに
    おいて、液体の過剰供給によって液体供給配管内の圧力
    が所定圧以上に高まった場合に上記液体供給配管から分
    岐する液体戻し配管を液体供給源に連通して液体供給配
    管内の過剰液体を上記液体供給源に戻すリリーフ弁であ
    って、上記液体戻し配管に接続される第1の接続口と、
    液体供給源から延びる連通配管に接続される第2の接続
    口と、上記第1の接続口と第2の接続口の連通路を押し
    付け付勢によって遮断する弁棒とを備え、上記弁棒の押
    し付け付勢力が、リリーフ弁内に導入される圧縮空気圧
    によって0.1kg/cm2 以下の圧力幅で制御されて
    いることを特徴とするリリーフ弁。
JP12129494A 1994-06-02 1994-06-02 リリーフ弁 Pending JPH07330087A (ja)

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JP12129494A JPH07330087A (ja) 1994-06-02 1994-06-02 リリーフ弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006029388A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Civitec Research:Kk 流体圧リリーフ弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993691A (ja) * 1982-11-19 1984-05-30 三菱重工業株式会社 液処理装置

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