JPH07329902A - 流体の定量充填装置 - Google Patents

流体の定量充填装置

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JPH07329902A
JPH07329902A JP13218394A JP13218394A JPH07329902A JP H07329902 A JPH07329902 A JP H07329902A JP 13218394 A JP13218394 A JP 13218394A JP 13218394 A JP13218394 A JP 13218394A JP H07329902 A JPH07329902 A JP H07329902A
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JP
Japan
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fluid
slide valve
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filling
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JP13218394A
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English (en)
Inventor
Junichi Osawa
淳一 大澤
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】常に充填量を一定に保つことのできる、優れた
流体の定量充填装置を提供する。 【構成】本体20内の円筒状空間25において、所定間
隔で2通りの連通路A,Bが形成されたスライドバルブ
26を往復移動させることにより、流路の切替えを行う
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体、なかでも経時
的に固化しやすい特殊な流体の定量充填に好適な流体の
充填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】口紅は、一般に粉末状の色素原料を油や
蝋で練り、高温溶融状態で所定の容器内に充填し冷却固
化して製品化されるようになっている。このように、高
温で溶融状態のものを定量充填したり、乾燥するとすぐ
に固化してしまうような高粘性流体を定量充填する場合
には、計量と充填に時間がかかると、充填ノズル等に、
固化した内容物が付着して詰まるので、例えば図5に示
すような、特殊な定量充填装置が用いられている。
【0003】この定量充填装置は、装置本体1の上面
に、充填しようとする流体を溜めるホッパー2が取り付
けられており、ホッパー2から本体1内への流体導入路
3が、圧縮コイルバネ4で上向きに押し付け付勢された
ボール弁5で開閉されるようになっている。そして、上
記流体導入路3は、ボール弁5より下流側において左右
に分岐しており、第1の分岐路が、ピストン7が挿嵌さ
れた筒状空間8に連通している。また、反対側の第2の
分岐路9が、圧縮コイルバネ12で分岐路9側(図にお
いて右向き)に押し付け付勢されたボール弁10で開閉
され、開くと流体充填路11に連通するようになってい
る。なお、上記流体充填路11は、所定の充填ノズル
(図示せず)に接続されている。
【0004】したがって、上記定量充填装置によれば、
まず、図6に示すように、上記ピストン7を、シリンダ
(図示せず)によって引き込むと、上記流体導入路3に
設けられたボール弁5が開き、ホッパー2から導入され
る流体が、筒状空間8内に入り込む。このとき、ボール
弁10は閉じたままである。つぎに、図7に示すよう
に、上記ピストン7をシリンダによって押し出すと、ボ
ール弁5が閉じるとともにボール弁10が開く。そし
て、筒状空間8内の流体は、分岐路9側に押し出され
て、流体充填路11から充填ノズル内に導入される。上
記一連の動作を繰り返すことにより、流体を、すばやい
タイミングで定量的に充填することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では、2個のボール弁5,10が開閉を交互に繰り返
して流体を移動させるが、図5において黒く示す部分P
において流体が移動しにくいため、この部分においてボ
ール弁5,10の球面に流体が固化して付着し、経時的
に堆積する。そして、ボール弁5,10の球面に固体が
堆積すると、各流路が確実に閉じなくなるため、ピスト
ン7の引き込み・押し出し動作による流体の吸引・吐出
量にばらつきが生じ、製品の充填量が不揃いになるとい
う問題がある。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、常に充填量を一定に保つことのできる、優れ
た流体の定量充填装置の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の流体の定量充填装置は、本体内に流体を
供給しうる流体供給手段と、本体内に供給された流体を
所定量だけ吸引し、ついで吐出する流体計量手段と、上
記吐出された所定量の流体を取り込んで目的とする部位
に充填する流体充填手段とを備え、上記本体内に、筒状
に延びる内部空間が形成され、この筒状空間が、互いに
異なる3個所において、上記流体供給手段の供給口、上
記流体計量手段の流体吸引・吐出口、上記流体充填手段
の流体取り込み口のそれぞれに連通されているととも
に、上記筒状空間内に、筒状の軸方向に沿って往復移動
を繰り返すスライドバルブが嵌入され、このスライドバ
ルブには、一端が上記流体供給手段の供給口に連通し他
端が上記流体計量手段の流体吸引・吐出口に連通しうる
連通路Aと、上記連通路Aからスライドバルブの移動方
向に沿ってその移動距離だけ離れた位置に、一端が上記
流体計量手段の流体吸引・吐出口に連通し他端が上記流
体充填手段の流体取り込み口に連通しうる連通路Bとが
形成され、スライドバルブの往復移動によって上記連通
路Aによる連通と連通路Bによる連通が交互になされる
よう設定されており、かつ上記連通路Aが連通した状態
で上記流体計量手段による流体吸引動作が行われ、上記
連通路Bが連通した状態で上記流体計量手段による流体
吐出動作が行われるようになっているという構成をと
る。
【0008】
【作用】すなわち、この発明の流体の定量充填装置は、
従来、2個のボール弁を交互に開閉して流路の切り替え
を行っていたのに対し、所定間隔で2通りの連通路A,
Bが形成されたスライドバルブを往復移動させることに
より、流路の切替えを行うようにしたものである。した
がって、上記連通路A,B内を、確実に流体が移動して
どの部分においても流体が噛み込んで残留するというこ
とがないため、従来のように、ピストンによる吸引・吐
出量にばらつきが生じず、正確な定量充填を保持するこ
とができる。
【0009】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示している。
この定量充填装置は、本体20が直方体で、上面に、流
体を溜めるホッパー21が設けられ、下面に、流体を目
的とする容器等に充填するための充填ノズル22が設け
られている。また、上記本体20の片側面に、流体を定
量的に吸引・吐出するためのピストン23が挿通された
筒状体24が取り付けられている。なお、上記ピストン
23は、図示しないシリンダに接続されており、矢印Q
で示すように往復運動を行うようになっている。
【0011】一方、上記本体20内には、上記ピストン
23の移動軸と直交する方向に延びる円筒状空間25が
形成されており、この円筒状空間25内に、円柱状のス
ライドバルブ26が摺動自在に嵌入されている。そし
て、このスライドバルブ26は、本体20の側方に設け
られたシリンダ27によって、円筒状空間25の軸方向
に沿って、矢印Rで示すように往復移動を繰り返すよう
になっている。なお、上記円筒状空間25の内周面の3
個所には環状溝が形成され、それぞれの溝にOリング2
8が装着されていて、上記スライドバルブ26が円筒状
空間25内を気密状態で移動するよう配慮されている。
【0012】また、上記円筒状空間25は、連通路30
を介して前記ホッパー21の下端供給口31に連通さ
れ、連通路32を介して前記筒状部24内への流体吸引
・吐出口33に連通されている。さらに、連通路34を
介して前記流体充填ノズル22の流体取り込み口35に
連通されている。
【0013】そして、上記スライドバルブ26には、上
記シリンダ27が引き込み作動した状態(図1の状態)
で、一端が上記連通路30と連通し他端が上記連通路3
2と連通して、ホッパー21から供給される流体を筒状
体24内に導く第1の連通路Aが形成されている。ま
た、上記シリンダ27が押し出し作動した状態(図2の
状態)で、一端側が上記連通路32と連通し他端が上記
連通路34と連通して、筒状体24内から押し出される
流体を流体充填ノズル22に導く第2の連通路Bが形成
されている。
【0014】上記定量充填装置を用い、例えばつぎのよ
うにして、高温溶融状態の口紅材を、口紅容器内に所定
量ずつ充填することができる。すなわち、まず、図1に
示すように、シリンダ27を引き込んでスライドバルブ
26を所定位置に位置決めし、その内部に形成された連
通路Aを、本体20側の連通路30および32に連通さ
せる。その状態でピストン23を引き出すことにより、
ホッパー21内の口紅材を、図3において矢印Xで示す
ように、筒状体24内に、その容積が拡がった分だけ吸
引することができる。
【0015】つぎに、図2に示すように、シリンダ27
を押し出してスライドバルブ26を上記位置よりも所定
距離だけ奥側に押し込んで位置決めし、その内部に形成
された連通路Bを、本体20側の連通路32および34
に連通させる。その状態で、ピストン23を押し込むこ
とにより、筒状体24内に吸引された口紅材を、図4に
おいて矢印Yで示すように、充填ノズル22内に吐出す
ることができる。
【0016】上記一連の動作を連続的に繰り返すことに
より、筒状体24内に所定量ずつ取り分けた口紅材を、
所定容器内に、連続的に充填することができる。
【0017】このように、この定量充填装置によれば、
スライドバルブ26を繰り返し移動させるだけで、その
内部に形成された連通路A,Bを交互に本体20側の所
定の連通路30,32(32,34)に連通させること
ができ、流体をホッパー21から筒状体24内に取り込
む流路と、筒状体24から充填ノズル22に押し出す流
路を切り替えることができるようになっている。したが
って、従来のように、流体を噛み込んで付着させやすい
ボール弁が不要で、流路に流体が付着することがないた
め、ピストン23による吸引・吐出量にばらつきが生じ
ず、正確な定量充填を長期にわたって行うことができ
る。
【0018】なお、上記実施例において、各連通路3
0,32,34の配置は、これに限るものではなく、ホ
ッパー21や充填ノズル22,筒状体24等の配置も含
めて適宜に設計変更することができる。
【0019】また、上記実施例では、ピストン23の往
復移動およびスライドバルブ26の往復移動を、ともに
シリンダで行っているが、必ずしもシリンダを用いる必
要はなく、ボールねじ機構やカム機構を用いることもで
きる。
【0020】さらに、上記充填装置は、口紅材の充填に
用いるものであるが、これ以外に、アイシャドウ,頬紅
等の化粧料や、高粘度樹脂液,菓子材等、各種流体の定
量充填に用いることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明の流体の定量充
填装置は、所定間隔で2通りの連通路A,Bが形成され
たスライドバルブを往復移動させることにより、流路の
切替えを行うようにしたものである。したがって、上記
連通路A,B内を、確実に流体が移動してどの部分にお
いても固体として付着・堆積することがないため、従来
のように、ピストンによる吸引・吐出量にばらつきが生
じず、正確な定量充填を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】上記実施例においてスライドバルブの位置が変
化した状態を示す斜視図である。
【図3】上記実施例における流体の流れの説明図であ
る。
【図4】上記実施例における流体の流れの説明図であ
る。
【図5】従来の流体定量充填装置の一例を示す断面図で
ある。
【図6】上記従来の流体定量充填装置の使用態様の説明
図である。
【図7】上記従来の流体定量充填装置の使用態様の説明
図である。
【符号の説明】
20 本体 21 ホッパー 22 充填ノズル 23 ピストン 24 筒状体 25 円筒状空間 26 スライドバルブ 27 シリンダ 30,32,34 連通路 31 下端供給開口 33 流体吸引・吐出口 35 流体取り込み口 A,B 連通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に流体を供給しうる流体供給手段
    と、本体内に供給された流体を所定量だけ吸引し、つい
    で吐出する流体計量手段と、上記吐出された所定量の流
    体を取り込んで目的とする部位に充填する流体充填手段
    とを備え、上記本体内に、筒状に延びる内部空間が形成
    され、この筒状空間が、互いに異なる3個所において、
    上記流体供給手段の供給口、上記流体計量手段の流体吸
    引・吐出口、上記流体充填手段の流体取り込み口のそれ
    ぞれに連通されているとともに、上記筒状空間内に、筒
    状の軸方向に沿って往復移動を繰り返すスライドバルブ
    が嵌入され、このスライドバルブには、一端が上記流体
    供給手段の供給口に連通し他端が上記流体計量手段の流
    体吸引・吐出口に連通しうる連通路Aと、上記連通路A
    からスライドバルブの移動方向に沿ってその移動距離だ
    け離れた位置に、一端が上記流体計量手段の流体吸引・
    吐出口に連通し他端が上記流体充填手段の流体取り込み
    口に連通しうる連通路Bとが形成され、スライドバルブ
    の往復移動によって上記連通路Aによる連通と連通路B
    による連通が交互になされるよう設定されており、かつ
    上記連通路Aが連通した状態で上記流体計量手段による
    流体吸引動作が行われ、上記連通路Bが連通した状態で
    上記流体計量手段による流体吐出動作が行われるように
    なっていることを特徴とする流体の定量充填装置。
JP13218394A 1994-06-14 1994-06-14 流体の定量充填装置 Pending JPH07329902A (ja)

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