JPH07329529A - 車両用滑り止め装置 - Google Patents

車両用滑り止め装置

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Publication number
JPH07329529A
JPH07329529A JP12505294A JP12505294A JPH07329529A JP H07329529 A JPH07329529 A JP H07329529A JP 12505294 A JP12505294 A JP 12505294A JP 12505294 A JP12505294 A JP 12505294A JP H07329529 A JPH07329529 A JP H07329529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
tire
drive wheel
slip member
chain
Prior art date
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Pending
Application number
JP12505294A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Otani
貞夫 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SBS Toshiba Logistics Corp
Original Assignee
Toshiba Logistics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Logistics Corp filed Critical Toshiba Logistics Corp
Priority to JP12505294A priority Critical patent/JPH07329529A/ja
Publication of JPH07329529A publication Critical patent/JPH07329529A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明はスリップを防止するために駆動輪へ
容易に装着することができるようにした車両用滑り止め
装置を提供することにある。 【構成】 駆動輪2のタイヤ2bの幅寸法と同等もしく
はわずかに長尺に形成された滑り止め部材12と、この
滑り止め部材の両端に設けられ滑り止め部材を上記タイ
ヤの幅方向に沿って添設したときに上記駆動輪のホイ−
ル2aに係合して上記滑り止め部材を上記駆動輪に取り
付ける取り付けチェ−ン19とフック21とを具備した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は軟弱地などに嵌り込ん
だ車両を脱出させる場合などに有効な車両用滑り止め装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、各種物流分野では、発電所な
どの構内に施設された未完成の道路や仮設道路を通って
建設現場へ物品を運搬することがある。そのような場
合、仮設道路の軟弱な場所で自動車などの車両の駆動輪
が嵌り込み、タイヤの溝に土砂などがつまるとスリップ
してしまうということがある。また、一般道路が凍結し
ている場合やシャ−ベット状になっているような場合に
も、やはり駆動輪がスリップして走行できなくなるとい
うことがある。
【0003】従来、そのような場合には、運転手が自動
車から降り、スリップによって空転する駆動輪の周囲
に、滑りを防止するための木材や乾いた砂あるいはボロ
布を敷設するということが行われたり、それらの資材が
ない場合には他の自動車に牽引してもらい、脱出を図る
などのことが行われていた。
【0004】しかしながら、上述したように種々の資材
を用いて軟弱地からの脱出を図る場合には、その資材の
確保や準備に多大な手間が掛かるから、脱出作業が容易
でないということがある。
【0005】また、一般道路で、上述したような手間の
掛かる作業で脱出を図るようにしていたのでは、交通渋
滞を引き起こしたり、場合によっては追突事故につなが
るようなこともあるので、容易な作業で迅速に軟弱地か
らの脱出が図れるようにすることが望まれている。
【0006】一方、雪道の走行には、駆動輪のスリップ
を防止するために、いわゆるタイヤチェ−ンが用いられ
ている。タイヤチェ−ンを装着することで、確かにスリ
ップを阻止することができる。
【0007】しかしながら、従来のタイヤチェ−ンは、
チェ−ンをタイヤの周方向全周にわたって添設したの
ち、そのチェ−ンを車輪の径方向に沿って設けられる止
め具によって緩まないように保持して装着するようにな
っていた。そのため、タイヤチェ−ンを駆動輪に装着す
るには、その駆動輪をジャッキで持ち上げたり、回転さ
せるなどしなければならないから、作業性が非常に悪い
ということがあった。
【0008】しかも、上述したように駆動輪が軟弱地に
嵌まり込んだ場合には、その駆動輪をジャッキで持ち上
げたり、回転させるということが困難なことが多いか
ら、そのような場合には駆動輪にタイヤチェ−ンを装着
することができないということがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は軟
弱地に嵌まり込んだ駆動輪の脱出を図ったり、スッリッ
プを防止ための対策を容易かつ迅速に行うことができな
いということがあった。この発明は上記事情に基づきな
されたもので、その目的とするところは、駆動輪に容易
かつ迅速に装着して軟弱地からの脱出やスリップを防止
できるようにした車両用滑り止め装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、自動車の駆動輪に装着される滑り止め装
置において、上記駆動輪のタイヤの幅寸法と同等もしく
はわずかに長尺に形成された滑り止め部材と、この滑り
止め部材の両端に設けられ滑り止め部材を上記タイヤの
幅方向に沿って添設した状態で上記駆動輪のホイ−ルに
係合して上記滑り止め部材を上記駆動輪に取り付ける取
り付け手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、滑り止め部材は駆動輪のタ
イヤの幅方向に沿って装着されるから、その駆動輪を持
ち上げたり、回転させずに取り付けることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図3と図4は車両としてのトラックTを示し、
このトラックTは前輪1と後輪である駆動輪2とが設け
られた車体3を有する。この車体3の前部にはフレ−ム
4で支えられてキャビン5が設けられている。このキャ
ビン5にはサイドミラ−6などが設けられている。
【0013】上記車体3のキャビン5の後方には貨物が
積載格納される外箱7が設けられ、さらに車体3の側部
の前輪1と駆動輪2との間の部分には巻き込み防止用の
フレ−ム8や燃料タンク9などが設けられている。
【0014】上記車体3の最後部には工具箱10が設け
られ、この工具箱10の中にはこの発明に係わる滑り止
め装置11が常時格納されている。上記滑り止め装置1
1は、図1に示すように滑り止め部材12を有する。こ
の滑り止め部材12は、2本の滑り止めチェ−ン13
と、これら滑り止めチェ−ン13の両端にそれぞれ設け
られたU字状リング13aと、各一対のU字状リング1
3aにそれぞれ連結された一対の連結具14とからな
る。
【0015】上記滑り止め部材12の長さ寸法は、図2
に示す駆動輪2のホイ−ル2aに装着されたタイヤ2b
の幅寸法よりもわずかに長く設定されている。つまり、
滑り止め部材12の長さは、それをタイヤ2bの幅方向
に沿って添設したとき、その両端の連結具14が上記タ
イヤ2bの幅方向両端あるは側面に位置する範囲の長さ
がよい。この実施例では、上記連結具14はタイヤ2b
の幅方向端部に位置するよう、上記滑り止め部材12の
長さが設定されている。
【0016】上記連結具14は2つの連結リング15を
たとえば溶接などによって直列に固着してなり、各連結
リング15に、上記滑り止めチェ−ン13の両端に設け
られたU字状リング13aがそれぞれ連結されている。
【0017】上記連結具14の各連結リング15には、
それぞれ第1の接続リング16が連結され、2つの接続
リング16には1つの横リング17が連結されている。
一方の横リング16にはU字状リング18を介して取り
付けチェ−ン19が連結され、他方の横リング17には
第2の接続リング23が連結されている。
【0018】上記第2の接続リング23には、上記取り
付けチェ−ン19とで取り付け手段を構成するフック2
1が回転自在に設けられているとともに係合リング22
がスライド自在に設けられている。
【0019】上記取り付けチェ−ン19を形成する複数
のリング19aのうちの1つを上記フック21に係合さ
せ、そのフック21を第2の接続リング23内へ回転さ
せた状態で上記係合リング22をスライドさせれば、こ
の係合リング22によって上記フック21、リング19
aおよび第2の接続リング23を一体的に結合すること
ができるようになっている。
【0020】上記構成の滑り止め装置11を備えたトラ
ックTが、たとえば軟弱地に嵌まり込んでスリップし、
脱出ができなくなったような場合、工具箱10から上記
滑り止め装置11を取り出し、滑り止め部材12の滑り
止めチェ−ン13を図2に示すように駆動輪2のタイヤ
2bの外面に幅方向に沿って添設する。
【0021】ついで、上記滑り止め部材12の一方の連
結具14に連結された取り付けチェ−ン19を上記駆動
輪2のホイ−ル2aに形成された複数の通孔2cのうち
の1つに通し、その通孔2cから導出された部分の適宜
の位置のリング19aに、他方の連結具14に設けられ
たフック21を係合させる。
【0022】つぎに、このフック21を第2の接続リン
グ23内へ回転させてから、係合リング22をスライド
させることで、係合したフック21とリング19aとが
外れないよう結合される。つまり、滑り止め部材12の
一端と他端とを取り付けチェ−ン19とフック21を介
して結合することで、上記滑り止め部材12を上記タイ
ヤ2bに横巻き状態で取り付けることができる。
【0023】このようにして駆動輪2に滑り止め装置1
1を取り付けたなら、上記駆動輪2を回転させれば、そ
の滑り止め部材12の抵抗によって駆動輪2を軟弱地か
ら自力で脱出させることができる。
【0024】上記滑り止め装置11は、駆動輪2のタイ
ヤ2bに、ホイ−ル2aを介して横巻き状態で取り付け
るため、駆動輪2をジャッキで持ち上げたり、回転させ
るなどのことをせずに取り付けることができる。
【0025】そのため、上記滑り止め装置11の取り付
け作業は容易であるばかりか、迅速かつ確実に行うこと
ができる。しかも、滑り止め装置11の滑り止め部材1
2はタイヤ2bに横巻きできる長さであればよいから、
タイヤ2bの周方向にチェ−ンを装着する従来の構造に
比べてチェ−ンの使用長さを十分、短くすることができ
る。
【0026】チェ−ンの長さが短くできれば、軽量化さ
れるから、その取扱いが容易であるばかりか、不使用時
における格納スペ−スもわずかですむから便利であり、
さらにはコストを低減することができる。
【0027】また、滑り止め部材12の2本の滑り止め
チェ−ン13は、その両端のリング13aが連結具14
の一対の連結リング15によって所定の間隔が維持され
るよう連結されている。
【0028】そのため、タイヤ2bに装着して駆動輪2
を回転させたときに、2本の滑り止めチェ−ン13が絡
み合って1本のようになることが避けられるから、上記
滑り止めチェ−ン13による滑り止め効果が低減するの
が防止される。とくに、図2に示すように2本の滑り止
めチェ−ン13がタイヤ2bの外面に所定の間隔をもっ
て取り付けられることで、滑り止め効果の向上が期待で
きる。
【0029】なお、この発明は上記一実施例に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形可能である。たとえば、滑り止め部材は、2本の滑り
止めチェ−ン13の両端に連結具14を連結して形成し
たが、滑り止めチェ−ン13の本数はなんら限定され
ず、1本あるいは3本以上であってもよい。
【0030】また、1つの駆動輪2に複数の滑り止め装
置11を装着するようにしてもよく、そのようにすれ
ば、滑り止め効果をさらに向上させることができる。さ
らに、上記滑り止めチェ−ン13に代わり、合成樹脂製
のネットなどを用いるようにしてもよく、要は軟弱地や
雪道などで駆動輪のスリップを阻止できる摩擦抵抗を有
するとともに、タイヤ2bの幅方向に沿って装着できる
部材であればよい。
【0031】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、駆動輪の
タイヤの幅寸法と同等もしくはわずかに長尺に形成され
た滑り止め部材と、この滑り止め部材の両端に設けられ
滑り止め部材を上記タイヤの幅方向に沿って添設したと
きに上記車輪のホイ−ルに係合して上記滑り止め部材を
上記車輪に取り付ける取り付け手段とを具備したことを
特徴とする車両用滑り止め装置にある。
【0032】したがって、この発明によれば、上記滑り
止め部材をタイヤの幅方向に沿って装着できるから、駆
動輪を持ち上げたり、回転させることなく取り付けるこ
とができる。つまり、滑り止め部材の取り付け作業を容
易かつ迅速に行うことができる。
【0033】また、滑り止め部材をタイヤの幅方向に沿
って装着する構造であるから、その長さ寸法を短くでき
る。そのため、滑り止め部材の軽量化が図れるから、そ
れによって取扱いや不使用時における格納が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の滑り止め部材を示す平面
図。
【図2】同じく上記滑り止め部材を駆動輪に装着した状
態の斜視図。
【図3】同じく車両としてのトラックの斜視図。
【図4】同じく車体の平面図。
【符号の説明】
2…駆動輪、2a…ホイ−ル、2b……タイヤ、12…
滑り止め部材、13…滑り止めチェ−ン、14…連結
具、19…取り付けチェ−ン、21…フック。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の駆動輪に装着される滑り止め装
    置において、 上記駆動輪のタイヤの幅寸法と同等もしくはわずかに長
    尺に形成された滑り止め部材と、この滑り止め部材の両
    端に設けられ滑り止め部材を上記タイヤの幅方向に沿っ
    て添設した状態で上記駆動輪のホイ−ルに係合して上記
    滑り止め部材を上記駆動輪に取り付ける取り付け手段と
    を具備したことを特徴とする車両滑り止め装置。
  2. 【請求項2】 上記滑り止め部材は、複数本の滑り止め
    チェ−ンと、これら滑り止めチェ−ンの両端をそれぞれ
    所定間隔で取り付けた連結具とからなることを特徴とす
    る請求項1記載の車両用滑り止め装置。
JP12505294A 1994-06-07 1994-06-07 車両用滑り止め装置 Pending JPH07329529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12505294A JPH07329529A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 車両用滑り止め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12505294A JPH07329529A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 車両用滑り止め装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07329529A true JPH07329529A (ja) 1995-12-19

Family

ID=14900641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12505294A Pending JPH07329529A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 車両用滑り止め装置

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JP (1) JPH07329529A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234303A (ja) * 2001-02-09 2002-08-20 Washi Kosan Kk 駆動力を助勢する部材を着脱容易にしたタイヤホイール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234303A (ja) * 2001-02-09 2002-08-20 Washi Kosan Kk 駆動力を助勢する部材を着脱容易にしたタイヤホイール

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106