JPH073290U - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JPH073290U
JPH073290U JP3068393U JP3068393U JPH073290U JP H073290 U JPH073290 U JP H073290U JP 3068393 U JP3068393 U JP 3068393U JP 3068393 U JP3068393 U JP 3068393U JP H073290 U JPH073290 U JP H073290U
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JP
Japan
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transistor
switching
voltage
circuit
secondary side
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JP3068393U
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俊治 中馬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、スイッチングトランスの2次側の
過電流は勿論、2次側の過電圧に対しても確実に動作し
て回路の破損を防止することを目的としている。 【構成】 本考案において、フォトカプラ6及びトラン
ジスタ3のオンオフ制御により、トランジスタ1がスイ
ッチングして、スイッチングトランス7の1次側コイル
n1にスイッチング電流を流すことにより、2次側コイ
ルn3、n4に所定電圧が発生する。このような状態で
前記2次側のコイルn3又はn4に接続されている負荷
回路の異常等により、2次側に過電圧が発生すると、1
次側コイルn2の発生電圧も高くなるため、これをツェ
ナーダイオード8が検出してオンすることにより、トラ
ンジスタ2のエミッタ側を−V側に引っ張って、トラン
ジスタ2をオンにする。これにより、トランジスタ3が
オンとなってトランジスタ1をオフすることで、スイッ
チング動作を停止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスイッチング電源回路に係わり、特に過電圧及び過電流に対する保護 回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来この種のスイッチング電源回路の一例を示した回路図である。AC 電源4が整流ダイオード回路5に入力されて直流化され、これにより得られた直 流電圧がスイッチングトランス7の1時側の巻線n1を介してトランジスタ1の コレクタに印加される。この時、抵抗R1を介して起動電圧がトランジスタ1の ベースに印加されるため、このトランジスタ1がオンになって、直流電流が前記 1次側の巻線n1に流れる。直流電流が前記巻線n1に流れると、スイッチング トランス7の1次側に設けられているスイッチングドライブ巻線n2に電圧が発 生し、これがダイオ−ドD1により整流された後、抵抗R2を介してトランジス タ1のベースに印加されるため、トランジスタ1はオン状態を維持する。これに より、スイッチングトランス7の2次側の巻線n3、n4に電圧が発生する。こ の2次側に発生した電圧が所定レベルを超えると、フォトカプラ6を構成する発 光ダイオードD3を発光させるので、このフォトカプラ6のフォトトランジスタ Trがオンになる。このため、トランジスタ3のベースに前記フォトトランジス タTrを介してベース電流が流れ、このトランジスタ3をオンにする。これによ り、トランジスタ1のベース電位が下がってトランジスタ1はオフになり、巻線 n1に電流が流れなくなる。
【0003】 その後、スイッチングトランス7の2次側巻線に発生していた電圧が下がるた め、フォトカプラ6の発光ダイオードD3が消灯して、トランジスタ3がオフに なることにより、トランジスタ1のベースにドライブ巻線n2に発生したドライ ブ電圧が再び印加されるので、トランジスタ1が再びオンとなって、前記1次側 の巻線n1に再び直流電流が流れる。以降、この繰り返しにより、トランジスタ 1がスイッチングして、スイッチングトランス1の巻線n1に交番電流が流れ、 2次側の巻線n3、n4に所定電圧の交番電圧が発生する。尚、整流ダイオード 回路5の出力側に挿入された電界コンデンサC1は平滑用である。又、ダイオー ドD2と電界コンデンサC2はフォトカプラ6を構成するフォトトランジスタT rのエミッタ電圧を下げて、制御用トランジスタ3のベース電位を最適動作点に 調整する回路を構成している。
【0004】 上記のようなスイッチング電源回路では、トランジスタ1に過電流が流れた時 に回路を保護するための抵抗R3とトランジスタ2から成る過電流保護回路が設 けられている。ここで、スイッチングトランス7の2次側に接続される図示され ない負荷回路等の短絡等によって、負荷電力が急増すると、トランジスタ1のコ レクタ、エミッタ間に流れるスイッチング電流が増大するため、抵抗R3の電圧 降下分が増大して、トランジスタ2のベース電位が上昇する。これにより、トラ ンジスタ2がオンして、制御用トランジスタ3にベース電流を流すため、この制 御用トランジスタ3がオンになる。これにより、トランジスタ1のベース電流が トランジスタ2のベースに正帰還するように引き込まれるため、トランジスタ1 がオフしてスイッチング動作を停止する。これにより、電源回路及び負荷回路等 の破損が防止される。しかし、スイッチングトランス7の2次側の電圧が異常に 高くなった場合、負荷側の動作モードや検出用の抵抗R3の値によっては、前記 2次側の過電圧によってトランジスタ1を流れるスイッチング電流の増加が前記 保護回路を動作させるまでには至らないことがある。このような場合、スイッチ ングトランジスタ1の動作が停止されないため、前記2次側の過電圧によって2 次側の負荷回路等が破損されてしまうという欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のスイッチング電源回路を保護する保護回路は、スイッチン グトランスの2次側の過電流に対しては安定な動作を行って、過電流による回路 の破損等を防止することができるが、2次側の過電圧に対しては、必ずしも安定 な動作を行わず、保護回路が働く前に前記2次側の過電圧によって回路が破損さ れてしまうという欠点があった。
【0006】 そこで本考案は上記の欠点を除去し、スイッチングトランスの2次側の過電流 は勿論、2次側の過電圧に対しても確実に動作して回路の破損を防止することが できる保護回路を備えたスイッチング電源回路を提供することを目的としている 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案はスイッチングトランスの1次側巻線にスイッチング電流を供給するス イッチング用トランジスタを流れる前記スイッチング電流が所定以上になると、 前記スイッチング用トランジスタをオフにしてスイッチング動作を停止させる保 護回路を備えたスイッチング電源回路において、前記スイッチング用トランジス タにベース電流を供給するために前記スイッチングトランスの1次側に設けられ たドライブ巻線に発生する電圧が所定電圧を越えたことを検出する電圧検出回路 と、この電圧検出回路により前記ドライブ巻線に発生する電圧が所定電圧を越え たことが検出されると、前記保護回路を動作させて前記スイッチング用トランジ スタのスイッチング動作を停止させる起動回路を具備した構成を有する。
【0008】
【作用】
本考案のスイッチング電源回路において、電圧検出回路はスイッチング用トラ ンジスタにベース電流を供給するためにスイッチングトランスの1次側に設けら れたドライブ巻線に発生する電圧が所定電圧を越えたことを検出する。起動回路 は前記電圧検出回路により前記ドライブ巻線に発生する電圧が所定電圧を越えた ことが検出されると、前記保護回路を動作させて前記スイッチング用トランジス タのスイッチング動作を停止させる。従って、スイッチング電流の増大とは独立 に2次側の過電流を検出して保護回路を動作させるため、2次側過電圧に対して 安定且つ確実な回路の保護を行うことができる。
【0009】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。図1は本考案のスイッチ ング電源回路の一実施例を示したブロック図である。1はスイッチング用トラン ジスタ、2は保護回路を構成するトランジスタ、3はトランジスタ1のスイッチ ング制御用のトランジスタ、4はAC電源、5はAC電源を直流化する整流ダイ オード回路、6はフォトトランジスタTrと発光ダイオードD3から成るフォト カプラ、7はスイッチングトランス、8は過電圧検出用のツェナーダイオード、 C1、C2は電界コンデンサ、D1、D2はダイオード、D4はブロック用のダ イオード、R1、R2、R3は抵抗、R4はツェナーダイオード8の電流制限用 の抵抗である。
【0010】 次に本実施例の動作について説明する。起動時、整流ダイオード回路5から直 流電圧が出力されると、この電圧は抵抗R1を介してトランジスタ1のベースに 印加され、このトランジスタ1をオンにする。これにより、スイッチングトラン ス7の1次側巻線n1に直流電流が流れる。このため、ドライブ巻線n2に電圧 が発生し、これがダイオードD1、抵抗R2を介して、トランジスタ1のベース に印加されて、前記トランジスタ1のオン状態を維持させる。又、前記1次側の 巻線n1に電流が流れると、2次側の巻線n3、n4に電圧が発生し、これが整 流されて平滑された後、2次側の図示されない負荷に供給される。その後、2次 側の電圧が所定電圧に達すると、フォトカプラ6がオフからオンになるので、ト ランジスタ3がオンになってトランジスタ1のベース電流を引き抜くため、トラ ンジスタ1がオフになる。これにより、1次側の巻線n1に電流が流れなくなる 。その後、フォトカプラ6がオフになるため、ドライブ巻線n2に発生された電 圧により再びトランジスタ1がオンになって、前記1次巻線n1に再び電流が流 れる。以降この繰り返しで、結局、スイッチングトランス7の1次側巻線n1に 交番電流が流れ、2次側巻線n3、n4に所定電圧の交番電圧が発生する。
【0011】 上記のような電源回路の動作中に、スイッチングトランス7の2次側の負荷回 路等の短絡によって負荷電力が急増すると、トランジスタ1のコレクタ、エミッ タ間に流れるスイッチング電流が増大するため、抵抗R3の電圧降下分が増大す る。これにより、抵抗R3の両端の電圧がトランジスタ2のベース、エミッタ電 圧+ダイオードD4の順方向電圧よりも上昇すると、トランジスタ2がオンして 、制御用トランジスタ3にベース電流を流すため、この制御用トランジスタ3が オンになる。これにより、トランジスタ1のベース電流がトランジスタ2のベー スに正帰還するように引き込まれるため、トランジスタ1がオフになってスイッ チング動作が停止される。これにより、電源回路及び負荷回路等の破損が防止さ れる。
【0012】 次にスイッチングトランス7の2次側巻線n3又はn4に何等かの原因で図2 に示すような過電圧V0 が発生した場合、1次側の巻線n2の発生電圧も高くな る。これにより、巻線n2に発生した電圧をダイオードD1で整流して得た図2 に示すような負側の電圧−Vが低くなり、ツェナーダイオード8のツェナー電圧 Z0 よりも前記−Vが低くなると、ツェナーダイオード8が導通して、トランジ スタ2のエミッタ電圧を前記−V側に低下させる。このため、トランジスタ2の ベース、エミッタ間電圧がその分増大して、検出用抵抗R3の電圧降下が増大し なくても、トランジスタ2がオンになる。一度このトランジスタ2がオンになる と、後は電界コンデンサC2等が有する時定数によって、前記トランジスタ2は オンし続ける。これによって、トランジスタ3がオンとなり、トランジス1のベ ース電流が引き抜かれて、このトランジス1がオフになる。これにより、図2に 示すようにトランジスタ1に流れるスイッチング電流Icp(破線)が急速に減少 して、、1次側のスイッチング動作が停止される。これに伴ない、2次側に発生 した過電圧V0 が図2に示すように下降し、図示されない負荷回路などの破損が 免れる。
【0013】 本実施例によれば、スイッチングトランス7の2次側コイルn3又はn4に過 電圧が発生すると、これをツェナーダイオード8が検出してトランジスタ2のベ ース、エミッタ間電圧を増大させるため、トランジスタ1のスイッチング電流の 増大によって抵抗R3の電圧降下が大きくならなくても、トランジスタ2をオン として、トランジスタ3をオンとすることにより、トランジスタ1をオフとして スイッチング動作を停止させることができる。これにより、2次側に過電圧が発 生すると直ちにトランジスタ1のスイッチング動作を停止することができるため 、前記過電圧による回路や部品の破損を確実に防止することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上記述した如く本考案のスイッチング電源回路の保護回路によれば、スイッ チングトランスの2次側の過電流は勿論、2次側の過電圧に対しても確実に動作 して回路の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスイッチング電源回路の一実施例を示
したブロック図。
【図2】図1に示した回路の2次側に過電圧が発生した
時の保護動作を説明する電圧、電流波形図。
【図3】従来のスイッチング電源回路の一例を示したブ
ロック図。
【符号の説明】
1、2、3…トランジスタ 4…AC電源 5…整流ダイオード 6…フォトカプ
ラ 7…スイッチングトランス 8…ツェナーダ
イオード C1、C2…電界コンデンサ D1、D2、D
4…ダイオード D3…発光ダイオード R1、R2、R
3、R4…抵抗 Tr…フォトトランジスタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチングトランスの1次側巻線にス
    イッチング電流を供給するスイッチング用トランジスタ
    を流れる前記スイッチング電流が所定以上になると、前
    記スイッチング用トランジスタをオフにしてスイッチン
    グ動作を停止させる保護回路を備えたスイッチング電源
    回路において、前記スイッチング用トランジスタにベー
    ス電流を供給するために前記スイッチングトランスの1
    次側に設けられたドライブ巻線に発生する電圧が所定電
    圧を越えたことを検出する電圧検出回路と、この電圧検
    出回路により前記ドライブ巻線に発生する電圧が所定電
    圧を越えたことが検出されると、前記保護回路を動作さ
    せて前記スイッチング用トランジスタのスイッチング動
    作を停止させる起動回路を具備したことを特徴とするス
    イッチング電源回路。
JP3068393U 1993-06-08 1993-06-08 スイッチング電源回路 Withdrawn JPH073290U (ja)

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JP3068393U JPH073290U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 スイッチング電源回路

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JP3068393U JPH073290U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 スイッチング電源回路

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JP3068393U Withdrawn JPH073290U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 スイッチング電源回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001286137A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Densei Lambda Kk 電源装置

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106