JPH07329053A - スライシングマシン - Google Patents
スライシングマシンInfo
- Publication number
- JPH07329053A JPH07329053A JP12558194A JP12558194A JPH07329053A JP H07329053 A JPH07329053 A JP H07329053A JP 12558194 A JP12558194 A JP 12558194A JP 12558194 A JP12558194 A JP 12558194A JP H07329053 A JPH07329053 A JP H07329053A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chuck body
- inner peripheral
- hydraulic chamber
- peripheral surface
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/02—Circular saw blades
- B23D61/10—Circular saw blades clamped between hubs; Clamping or aligning devices therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 スライシングマシンの主軸11の先端に、内
周刃ブレード14が取り付けられたチャックボディ13
が、その嵌合穴23を主軸11の嵌合軸24に嵌合させ
て軸線Oに同軸に取り付けられている。嵌合穴23の内
周面23Aに近接したチャックボディ13の内部には、
内周面23Aから一定距離離間して軸線O回りに周回す
る油圧室25が形成され、この油圧室25にはシリンダ
ー室27とピストン部材28と作動ネジ34とを備えた
作動油供給手段が連結され、これによって油圧室25に
作動油を供給することで油圧室25が膨張し、内周面2
3Aとの間の壁部26が弾性変形して内周面23Aが縮
径し、嵌合軸24を締め付けてチャックボディ13が軸
線Oに同軸に主軸11に固定される。 【効果】 芯出し精度を維持しつつ、内周刃ブレード1
4の交換に要する時間を短縮して稼働率の向上を図るこ
とができる。
周刃ブレード14が取り付けられたチャックボディ13
が、その嵌合穴23を主軸11の嵌合軸24に嵌合させ
て軸線Oに同軸に取り付けられている。嵌合穴23の内
周面23Aに近接したチャックボディ13の内部には、
内周面23Aから一定距離離間して軸線O回りに周回す
る油圧室25が形成され、この油圧室25にはシリンダ
ー室27とピストン部材28と作動ネジ34とを備えた
作動油供給手段が連結され、これによって油圧室25に
作動油を供給することで油圧室25が膨張し、内周面2
3Aとの間の壁部26が弾性変形して内周面23Aが縮
径し、嵌合軸24を締め付けてチャックボディ13が軸
線Oに同軸に主軸11に固定される。 【効果】 芯出し精度を維持しつつ、内周刃ブレード1
4の交換に要する時間を短縮して稼働率の向上を図るこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン等の単結晶イ
ンゴットから平板状のウェーハを切り出すためのスライ
シングマシンに関するものである。
ンゴットから平板状のウェーハを切り出すためのスライ
シングマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなスライシングマシンとして
は、軸線回りに回転される主軸の先端にチャックボディ
を介して内周刃ブレードが取り付けられた構成のものが
知られており、ベッドに載置されたインゴットを主軸の
回転に伴って回転する内周刃ブレードの内周側開口部に
挿入し、ベッドを上下動させることで内周刃ブレードに
よりインゴットを切断して薄肉円板状のウェーハにスラ
イスするようになされている。図4は、このようなスラ
イシングマシンの主軸の先端部分を示す断面図であり、
軸線O回りに回転駆動される主軸1の先端部2にチャッ
クボディ3が取り付けられ、このチャックボディ3のさ
らに先端に薄肉円環状の内周刃ブレード4が取り付けら
れている。
は、軸線回りに回転される主軸の先端にチャックボディ
を介して内周刃ブレードが取り付けられた構成のものが
知られており、ベッドに載置されたインゴットを主軸の
回転に伴って回転する内周刃ブレードの内周側開口部に
挿入し、ベッドを上下動させることで内周刃ブレードに
よりインゴットを切断して薄肉円板状のウェーハにスラ
イスするようになされている。図4は、このようなスラ
イシングマシンの主軸の先端部分を示す断面図であり、
軸線O回りに回転駆動される主軸1の先端部2にチャッ
クボディ3が取り付けられ、このチャックボディ3のさ
らに先端に薄肉円環状の内周刃ブレード4が取り付けら
れている。
【0003】チャックボディ3は略有底円筒状に形成さ
れており、その底面部3Aを主軸1側に向け、複数の取
付ボルト5によって上記軸線Oに同軸に主軸1の先端部
2に固定されている。また、このチャックボディ3の円
筒部3Bの先端には固定リング6が固定ネジ7により着
脱自在に取り付けられており、内周刃ブレード4はこの
固定リング6とチャックボディ3の先端縁との間に挟ま
れるようにして、チャックボディ3の先端開口部に固定
されている。そして、この内周刃ブレード4の内周には
ダイヤモンド等を含む砥粒層からなる環状の切刃8が形
成されており、この切刃8によって上記インゴットを切
断する。なお、図中に符号9で示すのは内周刃ブレード
4の芯出しおよび張りを調整する調整ネジであってチャ
ックボディ3の周方向に多数設けられており、これらの
調整ネジ9…の締め込み量をそれぞれ適宜に調整するこ
とにより、切刃8が軸線Oを中心に正確に芯出しされ、
かつ内周刃ブレード4に適当な張りが与えられるように
なされている。
れており、その底面部3Aを主軸1側に向け、複数の取
付ボルト5によって上記軸線Oに同軸に主軸1の先端部
2に固定されている。また、このチャックボディ3の円
筒部3Bの先端には固定リング6が固定ネジ7により着
脱自在に取り付けられており、内周刃ブレード4はこの
固定リング6とチャックボディ3の先端縁との間に挟ま
れるようにして、チャックボディ3の先端開口部に固定
されている。そして、この内周刃ブレード4の内周には
ダイヤモンド等を含む砥粒層からなる環状の切刃8が形
成されており、この切刃8によって上記インゴットを切
断する。なお、図中に符号9で示すのは内周刃ブレード
4の芯出しおよび張りを調整する調整ネジであってチャ
ックボディ3の周方向に多数設けられており、これらの
調整ネジ9…の締め込み量をそれぞれ適宜に調整するこ
とにより、切刃8が軸線Oを中心に正確に芯出しされ、
かつ内周刃ブレード4に適当な張りが与えられるように
なされている。
【0004】このように、スライシングマシンにおいて
は正確に内周刃ブレード4を芯出しし、かつ適当な張り
を内周刃ブレード4に与える必要がある。ところが、内
周刃ブレード4を保持するチャックボディ3は、主軸1
の先端部2に予め位置決めされた状態で複数の取付ボル
ト5…により固定されており、このため内周刃ブレード
4の交換を行なう際にいちいちチャックボディ3ごと交
換していたのでは、チャックボディ3の再取付時に各取
付ボルト5…間の締め付けバランスが忠実に交換前と同
様に再現されていないと、チャックボディ3の位置決め
精度が損なわれてしまい、引いては内周刃ブレード4の
芯出し精度も劣化してしまうおそれが生じる。そこで、
このようなスライシングマシンにおいて内周刃ブレード
4を交換する際には、チャックボディ3を主軸1に取り
付けたまま、固定リング6を取り外して内周刃ブレード
4を交換し、次いで再び固定リング6を取り付けて新し
い内周刃ブレード4を固定した後、調整ネジ9…によっ
てこの新しい内周刃ブレード4の芯出しおよび張りを厳
密に調整するようにしていた。
は正確に内周刃ブレード4を芯出しし、かつ適当な張り
を内周刃ブレード4に与える必要がある。ところが、内
周刃ブレード4を保持するチャックボディ3は、主軸1
の先端部2に予め位置決めされた状態で複数の取付ボル
ト5…により固定されており、このため内周刃ブレード
4の交換を行なう際にいちいちチャックボディ3ごと交
換していたのでは、チャックボディ3の再取付時に各取
付ボルト5…間の締め付けバランスが忠実に交換前と同
様に再現されていないと、チャックボディ3の位置決め
精度が損なわれてしまい、引いては内周刃ブレード4の
芯出し精度も劣化してしまうおそれが生じる。そこで、
このようなスライシングマシンにおいて内周刃ブレード
4を交換する際には、チャックボディ3を主軸1に取り
付けたまま、固定リング6を取り外して内周刃ブレード
4を交換し、次いで再び固定リング6を取り付けて新し
い内周刃ブレード4を固定した後、調整ネジ9…によっ
てこの新しい内周刃ブレード4の芯出しおよび張りを厳
密に調整するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チャッ
クボディ3に取り付けられた新しい内周刃ブレード4の
芯出しおよび張りの調整作業は、多数の調整ネジ9…の
締め込み量をそれぞれ適宜調整して全体の張りのバラン
スをとりながら、切刃8の中心が正確にチャックボディ
3の中心軸すなわち主軸1の軸線Oに一致するように芯
出ししなければならず、1回の調整作業に2〜4時間も
の多大な時間を要することになる。そして、この間はス
ライシングマシンの稼働を停止せざるを得ないため、機
械稼働率が大幅に低下することが避けられなかった。ま
た、調整作業においてはこのように内周刃ブレード4の
張りのバランスをとりながら正確な芯出しを行なわなけ
ればならないため、作業者に高い技術と熟練度が要求さ
れるが、このような作業者を十分に確保するのは甚だ困
難であり、さらに個々の作業者によっても技術や熟練度
にばらつきがあることから、交換時間を均一化して短縮
することは難しく、スライシングマシンの稼働率を上げ
て生産性を向上させるにも自ずと限界があった。
クボディ3に取り付けられた新しい内周刃ブレード4の
芯出しおよび張りの調整作業は、多数の調整ネジ9…の
締め込み量をそれぞれ適宜調整して全体の張りのバラン
スをとりながら、切刃8の中心が正確にチャックボディ
3の中心軸すなわち主軸1の軸線Oに一致するように芯
出ししなければならず、1回の調整作業に2〜4時間も
の多大な時間を要することになる。そして、この間はス
ライシングマシンの稼働を停止せざるを得ないため、機
械稼働率が大幅に低下することが避けられなかった。ま
た、調整作業においてはこのように内周刃ブレード4の
張りのバランスをとりながら正確な芯出しを行なわなけ
ればならないため、作業者に高い技術と熟練度が要求さ
れるが、このような作業者を十分に確保するのは甚だ困
難であり、さらに個々の作業者によっても技術や熟練度
にばらつきがあることから、交換時間を均一化して短縮
することは難しく、スライシングマシンの稼働率を上げ
て生産性を向上させるにも自ずと限界があった。
【0006】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、内周刃ブレードの交換を正確な芯出し精度を維持
したまま短時間で行い得るスライシングマシンを提供す
ることを目的とする。
ので、内周刃ブレードの交換を正確な芯出し精度を維持
したまま短時間で行い得るスライシングマシンを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決してかか
る目的を達成するために、本発明は、チャックボディ
を、その底面部に形成された嵌合穴を主軸の先端に設け
られた嵌合軸に嵌合させて主軸軸線に同軸に取り付け、
上記嵌合穴の内周面に近接したチャックボディの内部、
または上記嵌合軸の外周面に近接した主軸の先端内部
に、これら嵌合穴の内周面または嵌合軸の外周面から略
一定距離離間して上記軸線回りに周回する油圧室を形成
するとともに、この油圧室に、該油圧室に作動油を供給
して該油圧室と上記嵌合穴の内周面または上記主軸の外
周面との間の壁部を弾性変形せしめる作動油供給手段を
連結したことを特徴とする。
る目的を達成するために、本発明は、チャックボディ
を、その底面部に形成された嵌合穴を主軸の先端に設け
られた嵌合軸に嵌合させて主軸軸線に同軸に取り付け、
上記嵌合穴の内周面に近接したチャックボディの内部、
または上記嵌合軸の外周面に近接した主軸の先端内部
に、これら嵌合穴の内周面または嵌合軸の外周面から略
一定距離離間して上記軸線回りに周回する油圧室を形成
するとともに、この油圧室に、該油圧室に作動油を供給
して該油圧室と上記嵌合穴の内周面または上記主軸の外
周面との間の壁部を弾性変形せしめる作動油供給手段を
連結したことを特徴とする。
【0008】
【作用】このような構成のスライシングマシンでは、チ
ャックボディ内部または主軸先端の嵌合軸内部に形成さ
れた油圧室に作動油供給手段によって作動油を供給する
ことにより、作動油の圧力によって油圧室が膨張し、こ
れに伴ってチャックボディの嵌合穴の内周面と油圧室と
の間、または主軸先端の嵌合軸の外周面と油圧室との間
に画成される壁部が弾性変形する。そしてこれにより、
嵌合穴の内周面が縮径して嵌合軸の外周面を押圧し、あ
るいは嵌合軸の外周面が拡径して嵌合穴の内周面を押圧
し、嵌合穴と嵌合軸とが締め付けられてチャックボディ
が主軸先端に固定される。
ャックボディ内部または主軸先端の嵌合軸内部に形成さ
れた油圧室に作動油供給手段によって作動油を供給する
ことにより、作動油の圧力によって油圧室が膨張し、こ
れに伴ってチャックボディの嵌合穴の内周面と油圧室と
の間、または主軸先端の嵌合軸の外周面と油圧室との間
に画成される壁部が弾性変形する。そしてこれにより、
嵌合穴の内周面が縮径して嵌合軸の外周面を押圧し、あ
るいは嵌合軸の外周面が拡径して嵌合穴の内周面を押圧
し、嵌合穴と嵌合軸とが締め付けられてチャックボディ
が主軸先端に固定される。
【0009】ここで、上記油圧室は嵌合穴の内周面また
は嵌合軸の外周面から略一定間隔離間して上記軸線回り
に周回するように形成されており、また該油圧室内にお
ける作動油の圧力は均一となることから、油圧室の膨張
に伴う上記壁部の弾性変形の大きさは該油圧室のどの部
位でも等しくなる。そしてこれにより、嵌合穴の内周面
または嵌合軸の外周面も上記軸線に対する径方向に等し
い大きさで縮径または拡径するので、上記壁部の弾性変
形前の上記内周面または外周面と弾性変形後の内周面ま
たは外周面との間では、同軸性が正確に維持されること
となる。従って、上記構成のスライシングマシンによれ
ば、予めチャックボディに内周刃ブレードを取り付けて
張りを調整するとともにチャックボディの中心軸に合わ
せて芯出ししておき、内周刃ブレードの交換時にはこの
チャックボディを主軸先端に取り付けて固定することに
より、きわめて短時間で容易に、かつ高い精度で内周刃
ブレードを装着することが可能となる。
は嵌合軸の外周面から略一定間隔離間して上記軸線回り
に周回するように形成されており、また該油圧室内にお
ける作動油の圧力は均一となることから、油圧室の膨張
に伴う上記壁部の弾性変形の大きさは該油圧室のどの部
位でも等しくなる。そしてこれにより、嵌合穴の内周面
または嵌合軸の外周面も上記軸線に対する径方向に等し
い大きさで縮径または拡径するので、上記壁部の弾性変
形前の上記内周面または外周面と弾性変形後の内周面ま
たは外周面との間では、同軸性が正確に維持されること
となる。従って、上記構成のスライシングマシンによれ
ば、予めチャックボディに内周刃ブレードを取り付けて
張りを調整するとともにチャックボディの中心軸に合わ
せて芯出ししておき、内周刃ブレードの交換時にはこの
チャックボディを主軸先端に取り付けて固定することに
より、きわめて短時間で容易に、かつ高い精度で内周刃
ブレードを装着することが可能となる。
【0010】
【実施例】図1ないし図3は本発明の一実施例を示すも
のであって、図1はこの実施例のスライシングマシンの
主軸11の先端部分を示すものである。本実施例におい
ても、主軸11の先端部12には略有底円筒状のチャッ
クボディ13がその底面部13Aを主軸11側に向けて
取り付けられており、内周刃ブレード14はこのチャッ
クボディ13の円筒部13Bの先端縁と、この円筒部1
3Bの先端に固定ネジ15によって取り付けられる固定
リング16との間に挟まれるようにして固定されてい
て、この固定リング16に設けられた多数の調整ネジ1
7…を各調整ネジ17…間のバランスを取りつつ適当な
締め込み量で締め込むことにより、その張りおよび芯出
しが調整されるようになされている。なお、図中に符号
18で示すのは、内周刃ブレード14の内周縁に形成さ
れる切刃である。
のであって、図1はこの実施例のスライシングマシンの
主軸11の先端部分を示すものである。本実施例におい
ても、主軸11の先端部12には略有底円筒状のチャッ
クボディ13がその底面部13Aを主軸11側に向けて
取り付けられており、内周刃ブレード14はこのチャッ
クボディ13の円筒部13Bの先端縁と、この円筒部1
3Bの先端に固定ネジ15によって取り付けられる固定
リング16との間に挟まれるようにして固定されてい
て、この固定リング16に設けられた多数の調整ネジ1
7…を各調整ネジ17…間のバランスを取りつつ適当な
締め込み量で締め込むことにより、その張りおよび芯出
しが調整されるようになされている。なお、図中に符号
18で示すのは、内周刃ブレード14の内周縁に形成さ
れる切刃である。
【0011】ここで、本実施例ではチャックボディ13
は、上記固定リング16が取り付けられるチャックボデ
ィ本体19と、チャックボディ13における底面部13
Aの中央に位置して上記チャックボディ本体18に固定
ネジ20により取り付けられる嵌合部21とから構成さ
れている。この嵌合部21は合金鋼や銅材のように靱性
が高く弾性変形し易い材質から形成されてフランジ部2
2を備えた円環状を呈しており、その内周はチャックボ
ディ13の中心軸Xを中心とした円筒面状に形成されて
いて、本実施例における嵌合穴23とされている。一
方、上記主軸11の先端部12には円柱状の嵌合軸24
が先端側に向けて突出するように形成されている。この
嵌合軸24は、その中心軸が上記主軸11の回転軸線O
に同軸となるように形成されており、またその外周面2
4Aの外径は、該嵌合軸24に上記嵌合穴23が嵌挿可
能なように、嵌合穴23の内径と略同等か、あるいは極
僅かに小さくなるように設定されている。
は、上記固定リング16が取り付けられるチャックボデ
ィ本体19と、チャックボディ13における底面部13
Aの中央に位置して上記チャックボディ本体18に固定
ネジ20により取り付けられる嵌合部21とから構成さ
れている。この嵌合部21は合金鋼や銅材のように靱性
が高く弾性変形し易い材質から形成されてフランジ部2
2を備えた円環状を呈しており、その内周はチャックボ
ディ13の中心軸Xを中心とした円筒面状に形成されて
いて、本実施例における嵌合穴23とされている。一
方、上記主軸11の先端部12には円柱状の嵌合軸24
が先端側に向けて突出するように形成されている。この
嵌合軸24は、その中心軸が上記主軸11の回転軸線O
に同軸となるように形成されており、またその外周面2
4Aの外径は、該嵌合軸24に上記嵌合穴23が嵌挿可
能なように、嵌合穴23の内径と略同等か、あるいは極
僅かに小さくなるように設定されている。
【0012】そして本実施例では、上記嵌合部21の内
部において上記嵌合穴23の内周面23Aに近接した部
位に、上記中心軸X回りに周回するように油圧室25が
形成されている。この油圧室25は、上記中心軸Xを中
心とした薄肉円筒状の空間として形成されており、この
油圧室25と上記嵌合穴23の内周面23Aとの間に画
成される壁部26は、これにより中心軸Xを含む断面に
おいて該中心軸Xに対する周方向に全周に亙って均一な
肉厚となるように成形される。一方、嵌合部21の上記
フランジ部22には、本実施例における作動油供給手段
として断面円形のシリンダー室27が上記中心軸Xに対
する径方向に延びるように形成されており、このシリン
ダー室27にはピストン部材28が液密かつ進退可能に
挿入されている。そして、このシリンダー室27の内周
端と上記油圧室25との間には両室25,27を連通す
る流路29が形成されており、これら油圧室25と流路
29とシリンダー室27のピストン部材28により封止
された空間とには作動油が充填されて封入されている。
部において上記嵌合穴23の内周面23Aに近接した部
位に、上記中心軸X回りに周回するように油圧室25が
形成されている。この油圧室25は、上記中心軸Xを中
心とした薄肉円筒状の空間として形成されており、この
油圧室25と上記嵌合穴23の内周面23Aとの間に画
成される壁部26は、これにより中心軸Xを含む断面に
おいて該中心軸Xに対する周方向に全周に亙って均一な
肉厚となるように成形される。一方、嵌合部21の上記
フランジ部22には、本実施例における作動油供給手段
として断面円形のシリンダー室27が上記中心軸Xに対
する径方向に延びるように形成されており、このシリン
ダー室27にはピストン部材28が液密かつ進退可能に
挿入されている。そして、このシリンダー室27の内周
端と上記油圧室25との間には両室25,27を連通す
る流路29が形成されており、これら油圧室25と流路
29とシリンダー室27のピストン部材28により封止
された空間とには作動油が充填されて封入されている。
【0013】また上記ピストン部材28には、シリンダ
ー室27の内周面との間にOリング30およびバックア
ップリング31が介装されていて、シリンダー室27内
の液密性が確実に保持されるようになされている。さら
に、シリンダー室27の外周側開口部にはキャップ32
が取付ネジ33,33によって取り付けられており、こ
のキャップ32には該キャップ32を貫通してシリンダ
ー室27内に出没可能に作動ネジ34が螺着されてい
て、この作動ネジ34の先端は上記ピストン部材28の
後端面に当接されている。そして、本実施例の作動油供
給手段では、この作動ネジ34をねじ込むことにより、
ピストン部材28がシリンダー室27内を径方向内周側
に前進して作動油が流路29から油圧室25内に供給さ
れ、逆に作動ネジ34を緩めることにより作動油の圧力
によってシリンダー室27内を外周側に後退し、作動油
が油圧室25からシリンダー室27に戻されるようにな
されている。なお、図1においては作動油供給手段は一
つしか図示されていないが、実際には上記中心軸Xを挟
んだ対称位置に一対の供給手段が配されている。
ー室27の内周面との間にOリング30およびバックア
ップリング31が介装されていて、シリンダー室27内
の液密性が確実に保持されるようになされている。さら
に、シリンダー室27の外周側開口部にはキャップ32
が取付ネジ33,33によって取り付けられており、こ
のキャップ32には該キャップ32を貫通してシリンダ
ー室27内に出没可能に作動ネジ34が螺着されてい
て、この作動ネジ34の先端は上記ピストン部材28の
後端面に当接されている。そして、本実施例の作動油供
給手段では、この作動ネジ34をねじ込むことにより、
ピストン部材28がシリンダー室27内を径方向内周側
に前進して作動油が流路29から油圧室25内に供給さ
れ、逆に作動ネジ34を緩めることにより作動油の圧力
によってシリンダー室27内を外周側に後退し、作動油
が油圧室25からシリンダー室27に戻されるようにな
されている。なお、図1においては作動油供給手段は一
つしか図示されていないが、実際には上記中心軸Xを挟
んだ対称位置に一対の供給手段が配されている。
【0014】このような構成のスライシングマシンにお
いて内周刃ブレード14の交換を行なう場合には、チャ
ックボディ13ごと内周刃ブレード14を主軸11から
取り外し、予め新たな内周刃ブレード14が装着された
別のチャックボディ13を取り付けることになる。そし
て、このチャックボディ13の取り付けは、以下の手順
で行なわれる。まず、交換前のスライシングマシンが稼
働している間などに、上記別のチャックボディ14に新
たな内周刃ブレード14を装着し、チャックボディ13
の調整ネジ17…によって内周刃ブレード14の張りを
調整し、かつ該チャックボディ13の中心軸Xに合わせ
て内周刃ブレード14の芯出し調整を行なう。なお、こ
の芯出し調整は、スライシングマシンの主軸11の先端
部12と同形の嵌合軸を備えた専用治具を用いることな
どにより、実際にチャックボディ13をスライシングマ
シンに装着せずとも、容易かつ正確に行なうことができ
る。
いて内周刃ブレード14の交換を行なう場合には、チャ
ックボディ13ごと内周刃ブレード14を主軸11から
取り外し、予め新たな内周刃ブレード14が装着された
別のチャックボディ13を取り付けることになる。そし
て、このチャックボディ13の取り付けは、以下の手順
で行なわれる。まず、交換前のスライシングマシンが稼
働している間などに、上記別のチャックボディ14に新
たな内周刃ブレード14を装着し、チャックボディ13
の調整ネジ17…によって内周刃ブレード14の張りを
調整し、かつ該チャックボディ13の中心軸Xに合わせ
て内周刃ブレード14の芯出し調整を行なう。なお、こ
の芯出し調整は、スライシングマシンの主軸11の先端
部12と同形の嵌合軸を備えた専用治具を用いることな
どにより、実際にチャックボディ13をスライシングマ
シンに装着せずとも、容易かつ正確に行なうことができ
る。
【0015】次に、作動油供給手段の作動ネジ34を緩
めて作動油がシリンダー室27内に戻された状態とし、
チャックボディ13の嵌合部21の嵌合穴23を主軸1
1の嵌合軸24に嵌合させてチャックボディ13を主軸
11の先端部12に取り付ける。しかる後、作動油供給
手段の作動ネジ34をねじ込むと、ピストン部材28が
シリンダー室27内を前進して該シリンダー室27内の
作動油が流路29を通って油圧室25内に供給される。
すると、この作動油の圧力によって油圧室25は膨張
し、該油圧室25の近傍において最も肉厚の薄い部分で
ある壁部26を内周側に押し上げることにより、該壁部
26は弾性変形する。そしてこれにより、嵌合穴23の
内周面23Aは縮径して嵌合軸24の外周面24Aを押
圧するので、嵌合穴23に嵌合軸24が締め付けられて
咬止された状態となって、チャックボディ13が主軸1
1の先端部12に固定される。
めて作動油がシリンダー室27内に戻された状態とし、
チャックボディ13の嵌合部21の嵌合穴23を主軸1
1の嵌合軸24に嵌合させてチャックボディ13を主軸
11の先端部12に取り付ける。しかる後、作動油供給
手段の作動ネジ34をねじ込むと、ピストン部材28が
シリンダー室27内を前進して該シリンダー室27内の
作動油が流路29を通って油圧室25内に供給される。
すると、この作動油の圧力によって油圧室25は膨張
し、該油圧室25の近傍において最も肉厚の薄い部分で
ある壁部26を内周側に押し上げることにより、該壁部
26は弾性変形する。そしてこれにより、嵌合穴23の
内周面23Aは縮径して嵌合軸24の外周面24Aを押
圧するので、嵌合穴23に嵌合軸24が締め付けられて
咬止された状態となって、チャックボディ13が主軸1
1の先端部12に固定される。
【0016】ここで、上述のように油圧室25は嵌合穴
23の内周面23Aから一定間隔離間して形成されてい
て、壁部26の肉厚は周方向に亙って等しく成形されて
おり、また油圧室25内に作用する作動油の圧力はどの
部分でも均一であるので、油圧室25の膨張による壁部
26の弾性変形の大きさも周方向に亙って等しくなり、
従って嵌合穴23の内周面23Aの縮径も全周的に等し
い割合で縮径する。すなわち、嵌合穴23の内周面23
Aは、チャックボディ13の中心軸Xの径方向に等方的
に縮径し、このため壁部26の弾性変形前と弾性変形後
とでその中心軸にずれが生じることはなく、同軸性が正
確に維持されたまま縮径する。そして、このように縮径
する嵌合穴23の内周面23Aに嵌合軸24の外周面2
4Aが押圧されてチャックボディ13が主軸11の先端
部12に固定されることにより、チャックボディ13の
中心軸Xは嵌合軸24の中心軸、すなわち主軸11の軸
線Oに一致し、従って内周刃ブレード14もまた軸線O
に合わせて正確に芯出しされるのである。
23の内周面23Aから一定間隔離間して形成されてい
て、壁部26の肉厚は周方向に亙って等しく成形されて
おり、また油圧室25内に作用する作動油の圧力はどの
部分でも均一であるので、油圧室25の膨張による壁部
26の弾性変形の大きさも周方向に亙って等しくなり、
従って嵌合穴23の内周面23Aの縮径も全周的に等し
い割合で縮径する。すなわち、嵌合穴23の内周面23
Aは、チャックボディ13の中心軸Xの径方向に等方的
に縮径し、このため壁部26の弾性変形前と弾性変形後
とでその中心軸にずれが生じることはなく、同軸性が正
確に維持されたまま縮径する。そして、このように縮径
する嵌合穴23の内周面23Aに嵌合軸24の外周面2
4Aが押圧されてチャックボディ13が主軸11の先端
部12に固定されることにより、チャックボディ13の
中心軸Xは嵌合軸24の中心軸、すなわち主軸11の軸
線Oに一致し、従って内周刃ブレード14もまた軸線O
に合わせて正確に芯出しされるのである。
【0017】このように、上記構成のスライシングマシ
ンによれば、内周刃ブレード14をチャックボディ13
ごと交換するにも係わらず、主軸11にチャックボディ
13を正確に位置決めし、主軸11の回転軸線Oに対し
て高い芯出し精度で内周刃ブレード14を装着すること
ができる。従って、スライシングマシンが稼働している
間に予め新しい内周刃ブレード14を別のチャックボデ
ィ13に装着して芯出ししておき、ブレード交換時には
このチャックボディ13を主軸11に装着するようにす
れば、きわめて短時間にブレード交換を行なうことが可
能となり、これによってスライシングマシンの停止時間
を大幅に短縮して稼働効率および生産性の著しい向上を
図ることができる。また、このようにチャックボディ1
3が主軸11に正確に位置決めされて高い芯出し精度が
内周刃ブレード14に与えられることから、内周刃ブレ
ード14の切刃18の振れ精度の向上を図ることも可能
となり、このため切刃18を構成する砥粒層の寿命の延
長や切断効率の向上も図られるとともに、切断されるシ
リコンウェーハのようなワークについても、欠けや脱落
等の不良の発生を低減することができるいう利点が得ら
れる。
ンによれば、内周刃ブレード14をチャックボディ13
ごと交換するにも係わらず、主軸11にチャックボディ
13を正確に位置決めし、主軸11の回転軸線Oに対し
て高い芯出し精度で内周刃ブレード14を装着すること
ができる。従って、スライシングマシンが稼働している
間に予め新しい内周刃ブレード14を別のチャックボデ
ィ13に装着して芯出ししておき、ブレード交換時には
このチャックボディ13を主軸11に装着するようにす
れば、きわめて短時間にブレード交換を行なうことが可
能となり、これによってスライシングマシンの停止時間
を大幅に短縮して稼働効率および生産性の著しい向上を
図ることができる。また、このようにチャックボディ1
3が主軸11に正確に位置決めされて高い芯出し精度が
内周刃ブレード14に与えられることから、内周刃ブレ
ード14の切刃18の振れ精度の向上を図ることも可能
となり、このため切刃18を構成する砥粒層の寿命の延
長や切断効率の向上も図られるとともに、切断されるシ
リコンウェーハのようなワークについても、欠けや脱落
等の不良の発生を低減することができるいう利点が得ら
れる。
【0018】しかも、チャックボディ13の主軸11へ
の装着および位置決めは、作動油供給手段により作動油
を油圧室に供給するだけであるので、特に熟練や高い技
術を要することもなく、また1、2名の少人数で行うこ
とが可能となって、作業人員の確保を容易とすることが
できる。さらに、このような簡略化された操作によって
チャックボディ13の交換が可能となることから、例え
ばこの作業を交換装置等による自動化によって行なうこ
とも可能となり、これによって交換に要する時間および
労力の一層の軽減を図ることが可能となる。
の装着および位置決めは、作動油供給手段により作動油
を油圧室に供給するだけであるので、特に熟練や高い技
術を要することもなく、また1、2名の少人数で行うこ
とが可能となって、作業人員の確保を容易とすることが
できる。さらに、このような簡略化された操作によって
チャックボディ13の交換が可能となることから、例え
ばこの作業を交換装置等による自動化によって行なうこ
とも可能となり、これによって交換に要する時間および
労力の一層の軽減を図ることが可能となる。
【0019】一方、本実施例では、上記作動油供給手段
が油圧室25に連通するシリンダー室27と、このシリ
ンダー室27に液密かつ進退可能に挿入されるピストン
部材28と、シリンダー室27内に出没自在とされ、ピ
ストン部材28に当接してこれを進退せしめる作動ネジ
34とを備えて構成されており、この作動ネジ34の回
動動作によってきわめて容易に作動油をシリンダー室2
7から油圧室25に供給してチャックボディ13の固定
を行なうことができる。また、チャックボディ13を主
軸11から取り外す場合でも、この作動ネジ34を緩め
れば、油圧室25内に供給された作動油の圧力によって
作動油は自然にシリンダー室27に逆流し、これによっ
て嵌合穴23の内周面23Aは元の位置へと戻ってチャ
ックボディ13が取り外し可能な状態となるので、やは
りきわめて容易に作業を行なうことができる。さらに上
記構成によれば、作動ネジ34の回動量に応じて油圧室
25への作動油の供給量を調節することができ、これに
伴い嵌合軸24の締付強さも、自由にかつ細かく調節す
ることができる。
が油圧室25に連通するシリンダー室27と、このシリ
ンダー室27に液密かつ進退可能に挿入されるピストン
部材28と、シリンダー室27内に出没自在とされ、ピ
ストン部材28に当接してこれを進退せしめる作動ネジ
34とを備えて構成されており、この作動ネジ34の回
動動作によってきわめて容易に作動油をシリンダー室2
7から油圧室25に供給してチャックボディ13の固定
を行なうことができる。また、チャックボディ13を主
軸11から取り外す場合でも、この作動ネジ34を緩め
れば、油圧室25内に供給された作動油の圧力によって
作動油は自然にシリンダー室27に逆流し、これによっ
て嵌合穴23の内周面23Aは元の位置へと戻ってチャ
ックボディ13が取り外し可能な状態となるので、やは
りきわめて容易に作業を行なうことができる。さらに上
記構成によれば、作動ネジ34の回動量に応じて油圧室
25への作動油の供給量を調節することができ、これに
伴い嵌合軸24の締付強さも、自由にかつ細かく調節す
ることができる。
【0020】また本実施例では、油圧室25が、主軸1
1の軸線Oと一致せしめられるチャックボディ13の中
心軸Xを中心とする薄肉円筒状の空間として形成されて
おり、このためこの油圧室25の膨張に伴い弾性変形す
る上記壁部26も上述のように薄肉円筒状に形成される
こととなる。そして、これにより壁部26は全体的に均
一に弾性変形し、内周面23Aもまた全面的に均一に縮
径して嵌合軸24の外周面24Aを押圧することとなる
ので、大きな押圧面積で嵌合軸24を締め付けてチャッ
クボディ13を強固に主軸11に固定することができ
る。
1の軸線Oと一致せしめられるチャックボディ13の中
心軸Xを中心とする薄肉円筒状の空間として形成されて
おり、このためこの油圧室25の膨張に伴い弾性変形す
る上記壁部26も上述のように薄肉円筒状に形成される
こととなる。そして、これにより壁部26は全体的に均
一に弾性変形し、内周面23Aもまた全面的に均一に縮
径して嵌合軸24の外周面24Aを押圧することとなる
ので、大きな押圧面積で嵌合軸24を締め付けてチャッ
クボディ13を強固に主軸11に固定することができ
る。
【0021】ただし、本実施例ではこのように油圧室2
5を円筒状の空間に形成したが、例えばこのような油圧
室25を、軸線O回りの周方向に等間隔に配置された複
数の油圧室に分割し、これらを流路等によって互いに連
通したような構成としてもよい。このような構成を採る
ことにより、油圧室全体の容積は円筒状に形成した場合
に比べて低減されるため、より少ない作動油の供給で壁
部26を弾性変形させることができ、チャックボディ1
3の固定を一層容易に行なうことができるという利点が
得られる。
5を円筒状の空間に形成したが、例えばこのような油圧
室25を、軸線O回りの周方向に等間隔に配置された複
数の油圧室に分割し、これらを流路等によって互いに連
通したような構成としてもよい。このような構成を採る
ことにより、油圧室全体の容積は円筒状に形成した場合
に比べて低減されるため、より少ない作動油の供給で壁
部26を弾性変形させることができ、チャックボディ1
3の固定を一層容易に行なうことができるという利点が
得られる。
【0022】さらに、本実施例ではチャックボディ13
が、内周刃ブレード14が取り付けられるチャックボデ
ィ本体19と、チャックボディ13の底面部13Aの中
央に配置される嵌合部21とから構成されており、上記
嵌合穴23はこの嵌合部21に形成されている。このた
め、内周刃ブレード14を保持するチャックボディ19
は比較的剛性の高い材質から形成することができる一
方、壁部26の弾性変形を要する嵌合部21においては
比較的靱性が高く弾性変形し易い材質を用いることが可
能であり、内周刃ブレード14の取付剛性を確保しつ
つ、壁部26の円滑な弾性変形を促してチャックボディ
13の確実な固定を図ることが可能となる。また、この
ように嵌合部21がチャックボディ本体19と別体とな
っていることから、油圧室25や作動油供給手段の形成
も容易に行なうことができる。
が、内周刃ブレード14が取り付けられるチャックボデ
ィ本体19と、チャックボディ13の底面部13Aの中
央に配置される嵌合部21とから構成されており、上記
嵌合穴23はこの嵌合部21に形成されている。このた
め、内周刃ブレード14を保持するチャックボディ19
は比較的剛性の高い材質から形成することができる一
方、壁部26の弾性変形を要する嵌合部21においては
比較的靱性が高く弾性変形し易い材質を用いることが可
能であり、内周刃ブレード14の取付剛性を確保しつ
つ、壁部26の円滑な弾性変形を促してチャックボディ
13の確実な固定を図ることが可能となる。また、この
ように嵌合部21がチャックボディ本体19と別体とな
っていることから、油圧室25や作動油供給手段の形成
も容易に行なうことができる。
【0023】なお、本実施例では嵌合穴23の内周面2
3Aに近接したチャックボディ13の内部に油圧室25
を形成し、また作動油供給手段もチャックボディ13側
の設けたが、これら嵌合軸の外周面に近接する主軸先端
部内に油圧室を形成するとともに作動油供給手段も主軸
側、すなわちスライシングマシンの本体側に設けるよう
にしてもよい。しかるに、チャックボディ側に油圧室お
よび作動油供給手段を設ける場合にはこれらを各チャッ
クボディに備えなければならないが、このような構成を
採ることにより、油圧室および作動油供給手段はスライ
シングマシン本体側にのみ設ければよくなり、コストの
低減等を図ることが可能となる。また、このような構成
を採った場合には、嵌合軸の外周の油圧室が形成される
部分を靱性が高く弾性変形し易い別部材によって構成す
るようにしてもよい。
3Aに近接したチャックボディ13の内部に油圧室25
を形成し、また作動油供給手段もチャックボディ13側
の設けたが、これら嵌合軸の外周面に近接する主軸先端
部内に油圧室を形成するとともに作動油供給手段も主軸
側、すなわちスライシングマシンの本体側に設けるよう
にしてもよい。しかるに、チャックボディ側に油圧室お
よび作動油供給手段を設ける場合にはこれらを各チャッ
クボディに備えなければならないが、このような構成を
採ることにより、油圧室および作動油供給手段はスライ
シングマシン本体側にのみ設ければよくなり、コストの
低減等を図ることが可能となる。また、このような構成
を採った場合には、嵌合軸の外周の油圧室が形成される
部分を靱性が高く弾性変形し易い別部材によって構成す
るようにしてもよい。
【0024】また、本実施例では、作動油供給手段を上
述のようにシリンダー室27、ピストン部材28、およ
び作動ネジ34等から構成したが、例えば油圧室に連通
するバルブ付のジョイントを備えた流路を設け、チャッ
クボディの着脱を行なう際にはこのジョイントにオイル
ポンプユニット等の作動油供給手段を接続して作動油の
供給や排出を行なうようにしてもよい。さらに、嵌合軸
側に油圧室を設ける場合には、スライシングマシンの本
体にオイルポンプユニット等の作動油供給手段を設け、
これと油圧室をとスイベルジョイント等を用いて連結す
るようにしてもよい。特に、上述のようにチャックボデ
ィの着脱による内周刃ブレードの交換の自動化を図る場
合には、このような構成を採ることにより自動的に作動
油の供給、排出を行なうことが可能となるので、作業人
員を一層削減し、また作業を効率化することができる。
述のようにシリンダー室27、ピストン部材28、およ
び作動ネジ34等から構成したが、例えば油圧室に連通
するバルブ付のジョイントを備えた流路を設け、チャッ
クボディの着脱を行なう際にはこのジョイントにオイル
ポンプユニット等の作動油供給手段を接続して作動油の
供給や排出を行なうようにしてもよい。さらに、嵌合軸
側に油圧室を設ける場合には、スライシングマシンの本
体にオイルポンプユニット等の作動油供給手段を設け、
これと油圧室をとスイベルジョイント等を用いて連結す
るようにしてもよい。特に、上述のようにチャックボデ
ィの着脱による内周刃ブレードの交換の自動化を図る場
合には、このような構成を採ることにより自動的に作動
油の供給、排出を行なうことが可能となるので、作業人
員を一層削減し、また作業を効率化することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ライシングマシンが稼働している間に内周刃ブレードを
チャックボディに取り付けて張りおよび芯出し調整をし
ておき、内周刃ブレードの交換時にはこのチャックボデ
ィごと内周刃ブレードを交換することによって、交換作
業に要する時間および労力を大幅に短縮、軽減すること
ができ、機械稼働率および生産性の著しい向上を図るこ
とができるとともに、作業の自動化を促すことが可能と
なる。また、このようにチャックボディごと内周刃ブレ
ードを交換するにも係わらず、チャックボディを正確に
位置決めして主軸先端部に取り付け、内周刃ブレードに
高い芯出し精度を与えることが可能となるので、効率的
かつ不良の少ない切断作業を行なうことができるととも
に、内周刃ブレード自体の寿命の延長を図ることも可能
となる。
ライシングマシンが稼働している間に内周刃ブレードを
チャックボディに取り付けて張りおよび芯出し調整をし
ておき、内周刃ブレードの交換時にはこのチャックボデ
ィごと内周刃ブレードを交換することによって、交換作
業に要する時間および労力を大幅に短縮、軽減すること
ができ、機械稼働率および生産性の著しい向上を図るこ
とができるとともに、作業の自動化を促すことが可能と
なる。また、このようにチャックボディごと内周刃ブレ
ードを交換するにも係わらず、チャックボディを正確に
位置決めして主軸先端部に取り付け、内周刃ブレードに
高い芯出し精度を与えることが可能となるので、効率的
かつ不良の少ない切断作業を行なうことができるととも
に、内周刃ブレード自体の寿命の延長を図ることも可能
となる。
【図1】本発明の一実施例を示す主軸11の先端部分の
断面図である。
断面図である。
【図2】図1における作動油供給手段を示す拡大断面図
である。
である。
【図3】図2におけるA方向視の図である。
【図4】従来のスライシングマシンを示す主軸1の先端
部分の断面図である。
部分の断面図である。
1,11 主軸 3,13 チャックボディ 4,14 内周刃ブレード 19 チャックボディ本体 21 嵌合部 23 嵌合穴 24 嵌合軸 25 油圧室 26 壁部 27 シリンダー室 28 ピストン部材 34 作動ネジ O 主軸1,11の回転軸線 X チャックボディ13の中心軸
フロントページの続き (72)発明者 菱田 幸敏 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 (72)発明者 鶴田 捷二 千葉県野田市西三ヶ尾金打314番地 三菱 マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 松本 辰己 千葉県野田市西三ヶ尾金打314番地 三菱 マテリアルシリコン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 軸線回りに回転される主軸の先端に、有
底円筒状のチャックボディがその開口部を先端側に向け
て取り付けられるとともに、このチャックボディの開口
部には内周刃ブレードが取り付けられて成るスライシン
グマシンにおいて、上記チャックボディはその底面部に
形成された嵌合穴を上記主軸の先端に設けられた嵌合軸
に嵌合させて上記軸線に同軸に取り付けられており、上
記嵌合穴の内周面に近接した上記チャックボディの内
部、または上記嵌合軸の外周面に近接した上記主軸の先
端内部には、これら嵌合穴の内周面または嵌合軸の外周
面から略一定距離離間して上記軸線回りに周回する油圧
室が形成されるとともに、この油圧室には、該油圧室に
作動油を供給して該油圧室と上記嵌合穴の内周面または
上記主軸の外周面との間の壁部を弾性変形せしめる作動
油供給手段が連結されていることを特徴とするスライシ
ングマシン。 - 【請求項2】 上記作動油供給手段は、上記油圧室に連
結して上記作動油を収納するシリンダー室と、このシリ
ンダー室内に液密かつ進退可能に挿入されるピストン部
材と、上記シリンダー室内に出没自在とされ、上記ピス
トン部材に当接して該ピストン部材を進退せしめる作動
ネジとを備えて構成されていることを特徴とする請求項
1記載のスライシングマシン。 - 【請求項3】 上記油圧室は、上記軸線を中心とする略
薄肉円筒状の空間として形成されていることを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載のスライシングマシ
ン。 - 【請求項4】 上記油圧室は、上記軸線回りの周方向に
等間隔に配置された複数の油圧室を互いに連通して構成
されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載のスライシングマシン。 - 【請求項5】 少なくとも上記油圧室が形成される上記
チャックボディの嵌合穴周辺部または上記嵌合軸の外周
部分は、靱性が高い材質より形成されていることを特徴
とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のスラ
イシングマシン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12558194A JPH07329053A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | スライシングマシン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12558194A JPH07329053A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | スライシングマシン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07329053A true JPH07329053A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14913730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12558194A Pending JPH07329053A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | スライシングマシン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07329053A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011088272A (ja) * | 2002-10-29 | 2011-05-06 | Guehring Joerg | 回転切削工具の刃の位置を調整する装置 |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP12558194A patent/JPH07329053A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011088272A (ja) * | 2002-10-29 | 2011-05-06 | Guehring Joerg | 回転切削工具の刃の位置を調整する装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5469866B2 (ja) | 孔および孔表面を切削加工する方法とその複合工具並びに複合工具における切刃体 | |
| DK168470B1 (da) | Roterende skærehoved | |
| CN105397636B (zh) | 一种薄壁筒类工件内圆磨削径向定位单元及定位装卡装置 | |
| CN104755206A (zh) | 模块化刀具支架 | |
| CN110561270B (zh) | 一种防止大直径薄壁零件内孔珩磨变形的辅助工装 | |
| JPH06270002A (ja) | クランプ接続装置 | |
| US4927304A (en) | Holder for rotary material removing tools | |
| JPH07329053A (ja) | スライシングマシン | |
| CN111055148B (zh) | 一种夹持工装及加工系统 | |
| JP2008509014A (ja) | ミリングカッターのアーバ | |
| US4090805A (en) | Cutting tool for removing governor chest nozzles and refinishing the nozzle seats | |
| CN112809389B (zh) | 高效活塞钻镗孔一体机 | |
| US3556074A (en) | Hydraulically tensioned saw assembly | |
| US20240066614A1 (en) | Milling tool, cutter carrier and tool head | |
| EP3831529A1 (en) | Rotation indexing device | |
| KR102598293B1 (ko) | 밀링머신용 아버시스템 | |
| JPH0644627Y2 (ja) | 回転加工工具 | |
| KR200168003Y1 (ko) | 유압용 부스터장치 | |
| EP2067556A2 (en) | Tool-holder device | |
| CN219725342U (zh) | 一种燃气涡轮轴承座数铣夹具 | |
| JPH03221339A (ja) | 工作機における工作物の支持装置 | |
| CN223172461U (zh) | 内撑夹头组件及内撑夹具 | |
| CN216065711U (zh) | 一种曲轴加工内铣刀盘 | |
| JP2004291226A (ja) | 加工工具 | |
| CN119346915A (zh) | 一种管嘴密封锥面加工刀具 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990323 |