JPH0732904Y2 - 自動車用冷却ファン駆動装置 - Google Patents

自動車用冷却ファン駆動装置

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JPH0732904Y2
JPH0732904Y2 JP1988146519U JP14651988U JPH0732904Y2 JP H0732904 Y2 JPH0732904 Y2 JP H0732904Y2 JP 1988146519 U JP1988146519 U JP 1988146519U JP 14651988 U JP14651988 U JP 14651988U JP H0732904 Y2 JPH0732904 Y2 JP H0732904Y2
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JP
Japan
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cooling water
water pump
hydraulic motor
cooling fan
pump
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JP1988146519U
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JPH0267028U (ja
Inventor
友良 関口
幸人 大西
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車のラジエータを強制冷却する冷却フ
ァンの駆動装置に関する。
従来の技術 例えば内燃機関を所謂横置形式に搭載したFF型自動車等
の場合には、冷却ファンを機関出力にて直接に駆動する
ことができないので、通常、電動モータにて駆動する構
成となっている。しかし、この電動モータでは、大排気
量の内燃機関に適用する場合に、電動モータが非常に大
形になり、車両への搭載が困難になるとともに、消費電
力が非常に大きいという不具合がある。
そこで、近年、油圧モータを利用して冷却ファンを駆動
する試みがなされている。例えば、特開昭62-82220号公
報には、パワーステアリング用の油圧ポンプを利用し
て、冷却ファン用油圧モータを駆動するようにした構成
が開示されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このようにパワーステアリング用油圧ポ
ンプを油圧源として利用した従来の冷却ファン駆動装置
にあっては、冷却水温等に応じて冷却ファンがON,OFF作
動したときに、パワーステアリング用アクチュエータへ
の供給油圧が変動してしまい、操舵性能に悪影響を与え
やすい。また、冷却ファン駆動用の油圧系統とパワース
テアリング用の油圧系統とが実質的に一体となるので、
冷却ファン駆動用油圧系統で油の漏洩等が生じた時にパ
ワーステアリングの機能が失われてしまうことになり、
安全性確保の上で好ましくない。
課題を解決するための手段 そこで、この考案は、内燃機関の冷却水循環系を利用し
て冷却ファンを駆動するようにしたものである。すなわ
ち、この考案に係る自動車用冷却ファン駆動装置は、機
関出力にて機械的に駆動される補助冷却水ポンプと、こ
の補助冷却水ポンプの吐出冷却水によって回転し、かつ
ラジエータに臨設された冷却ファンを駆動する第1の液
圧モータと、この第1の液圧モータへの冷却水の供給を
温度条件により制御する弁手段と、内燃機関とラジエー
タとの間に冷却水を循環させるための主冷却水ポンプ
と、上記補助冷却水ポンプの吐出冷却水によって回転
し、かつ上記主冷却水ポンプを駆動する第2の液圧モー
タとを備えて構成されている。
作用 上記構成では補助冷却水ポンプが吐出した冷却水によっ
て第1の液圧モータが駆動され、ラジエータを強制冷却
する。この第1の液圧モータへの冷却水供給は、温度に
応じて弁手段により制御される。
また補助冷却水ポンプが吐出した冷却水によって第2の
液圧モータが回転し、主冷却水ポンプが駆動される。こ
の主冷却水ポンプによって、内燃機関とラジエータとの
間を冷却水が循環する。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この考案に係る冷却ファン駆動装置の一実施
例を示している。同図において、1は内部にウォータジ
ャケットを備えた水冷式の内燃機関を示しており、冷却
水出口2と冷却水入口3とを備えている。また4は自動
車の前面部等に装着されたラジエータであり、内燃機関
1の冷却水出口2に主冷却水導入通路5を介して接続さ
れているとともに、冷却水入口3に主冷却水排出通路6
を介して接続されている。そして、上記主冷却水排出通
路6には、液圧駆動される主冷却水ポンプ32が介装され
ている。また、上記主冷却水導入通路5には冷却水温に
応じて開閉するサーモスタット弁8が介装されており、
その上流側と主冷却水排出通路6の主冷却水ポンプ32上
流側とを連通するようにバイパス通路9が設けられてい
る。上記サーモスタット弁8は、内燃機関1の未暖機時
つまり低温時に主冷却水導入通路5を閉路するものであ
り、その状態では、機関冷却水はラジエータ4に送られ
ずにバイパス通路9を通して循環する。
28は、機関出力にて機械的に駆動される補助冷却ポンプ
を示している。上記補助冷却水ポンプ28は、主冷却水排
出通路6に吸入側が連通しており、かつその吐出側に第
1モータ用冷却水通路29と第2モータ用冷却水通路30と
が接続されている。
上記第1モータ用冷却水通路29は、先端が主冷却水導入
通路5に接続されているものであって、かつその通路中
に、弁手段としての電磁開閉弁10と、冷却水の流れおよ
び圧力によって回転する液圧モータ(第1の液圧モー
タ)12とが介装されている。この液圧モータ12には、ラ
ジエータ4背面もしくは前面に臨設された冷却ファン13
が例えば直接に取り付けられている。上記電磁開閉弁10
は、常閉型電磁弁からなり、かつ冷却水出口2近傍に設
けた温度スイッチ14を介して電源に接続されている。
また上記第2モータ用冷却水通路30にポンプ用液圧モー
タ(第2の液圧モータ)31が介装されており、このポン
プ用液圧モータ31によって主冷却水ポンプ32が駆動され
るようになっている。そして上記第2モータ用冷却水通
路30の先端は、上記主冷却水ポンプ32上流に接続されて
いる。尚、上記補助冷却水ポンプ28は高圧,小吐出量の
ものであり、これに対応して液圧モータ12,ポンプ用液
圧モータ31も高圧型のものが用いられている。また、内
燃機関1に冷却水を供給する主冷却水ポンプ32は、比較
的低圧,大吐出量のものが用いられている。
上記構成においては、高圧型の補助冷却水ポンプ28によ
ってポンプ用液圧モータ31が常時駆動され、該液圧モー
タ31に連動する主冷却水ポンプ32によって内燃機関1,ラ
ジエータ4間を冷却水が循環する。補助冷却水ポンプ28
から吐出された冷却水は、第1モータ用冷却水通路29へ
も向かおうとするが、冷却水の低温時には電磁開閉弁10
が閉じており、液圧モータ12には冷却水が導入されな
い。従って、液圧モータ12は停止状態となる。そして、
冷却水高温時には、常閉型の電磁開閉弁10が開くので、
補助冷却水ポンプ28の吐出冷却水の一部が液圧モータ12
に供給され、冷却ファン13が駆動される。
このように上記実施例によれば、冷却ファン13用の液圧
モータ12が補助冷却水ポンプ28の吐出冷却水にて駆動さ
れるので、そのON,OFF作動がパワーステアリング等に悪
影響を与えることがなく、しかも、操舵不能といった重
大な故障を引き起こす虞れがなくなる。特に、補助冷却
水ポンプ28のみを機関出力にて機械的に駆動するように
した上記構成によれば、該補助冷却水ポンプ28として液
圧モータ12の駆動に適した吐出性能のものを用いること
ができ、冷却ファン13を効率良く駆動することができ
る。しかも内燃機関1へ冷却水を供給する主冷却水ポン
プ32を内燃機関1の任意の位置に配置することが可能と
なり、ウォータジャケット内での冷却水の流れの改善が
図れる。また、補助冷却水ポンプ28の高い吐出圧を利用
して車室暖房用ヒータコアに冷却水を供給するように構
成すれば、内燃機関1から離れた位置あるいは高い位置
にヒータコアを設けた場合にも高温冷却水を十分に供給
することが可能となる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る自動車用
冷却ファン駆動装置においては、内燃機関の冷却水循環
系を利用して液圧モータにより冷却ファンを駆動するよ
うにしたので、冷却ファンのON,OFF作動が他の自動車の
運転性等に悪影響を及ぼすことがない。また、補助冷却
水ポンプのみが機械的に駆動されるので、該補助冷却水
ポンプとして液圧モータの駆動に適した吐出性能のもの
を用いることができ、冷却ファンを効率良く駆動するこ
とができる。しかも内燃機関へ冷却水を供給する主冷却
水ポンプを内燃機関の任意の位置に配置することが可能
となり、ウォータジャケット内での冷却水の流れの改善
が図れる。また、補助冷却水ポンプとして高圧型のもの
を用いることにより、内燃機関から離れた位置あるいは
高い位置にヒータコアを設けた場合にも高温冷却水を十
分に供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車用冷却ファン駆動装置の
一実施例を示す構成説明図である。 1……内燃機関、4……ラジエータ、10……電磁開閉
弁、12……液圧モータ(第1の液圧モータ)、13……冷
却ファン、28……補助冷却水ポンプ、31……ポンプ用液
圧モータ(第2の液圧モータ)、32……主冷却水ポン
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関出力にて機械的に駆動される補助冷却
    水ポンプと、この補助冷却水ポンプの吐出冷却水によっ
    て回転し、かつラジエータに臨設された冷却ファンを駆
    動する第1の液圧モータと、この第1の液圧モータへの
    冷却水の供給を温度条件により制御する弁手段と、内燃
    機関とラジエータとの間に冷却水を循環させるための主
    冷却水ポンプと、上記補助冷却水ポンプの吐出冷却水に
    よって回転し、かつ上記主冷却水ポンプを駆動する第2
    の液圧モータとを備えてなる自動車用冷却ファン駆動装
    置。
JP1988146519U 1988-11-09 1988-11-09 自動車用冷却ファン駆動装置 Expired - Lifetime JPH0732904Y2 (ja)

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JP1988146519U JPH0732904Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 自動車用冷却ファン駆動装置

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JP1988146519U JPH0732904Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 自動車用冷却ファン駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0267028U JPH0267028U (ja) 1990-05-21
JPH0732904Y2 true JPH0732904Y2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=31416086

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JP1988146519U Expired - Lifetime JPH0732904Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 自動車用冷却ファン駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62132217U (ja) * 1986-02-17 1987-08-20

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JPH0267028U (ja) 1990-05-21

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