JPH073281Y2 - 曲率測定器 - Google Patents
曲率測定器Info
- Publication number
- JPH073281Y2 JPH073281Y2 JP10248587U JP10248587U JPH073281Y2 JP H073281 Y2 JPH073281 Y2 JP H073281Y2 JP 10248587 U JP10248587 U JP 10248587U JP 10248587 U JP10248587 U JP 10248587U JP H073281 Y2 JPH073281 Y2 JP H073281Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measuring instrument
- curvature
- displacement
- hollow guide
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、構造実験において部材の曲げ特性を測定する
ための曲率測定器に関する。
ための曲率測定器に関する。
第６図および第７図は従来の曲率測定方法を示してい
る。
る。
第６図においては、供試体１の４箇所に鉄筋２を埋め込
み、該鉄筋２を軸として供試体１の両側に変位計３を取
付けている。そして、変位計３はその中央部で回転可能
に軸支されており、供試体１の曲げ変形に対して両側の
圧縮変位量および引張変位量を測定することにより、曲
率を算出するものである。
み、該鉄筋２を軸として供試体１の両側に変位計３を取
付けている。そして、変位計３はその中央部で回転可能
に軸支されており、供試体１の曲げ変形に対して両側の
圧縮変位量および引張変位量を測定することにより、曲
率を算出するものである。
また、第７図は供試体１の４箇所にインサート４、５を
埋め込み、一方のインサート４には、ストッパ６を有す
る固定ロッド８を取付け、他方のインサート５には、高
感度ひずみ計７を回転可能に軸支させ、その先端を前記
ストッパ６に当接させている。そして、高感度ひずみ計
７により、供試体１の曲げ変形に対して両側の圧縮変位
量および引張変位量を測定することにより、曲率を算出
するものである。
埋め込み、一方のインサート４には、ストッパ６を有す
る固定ロッド８を取付け、他方のインサート５には、高
感度ひずみ計７を回転可能に軸支させ、その先端を前記
ストッパ６に当接させている。そして、高感度ひずみ計
７により、供試体１の曲げ変形に対して両側の圧縮変位
量および引張変位量を測定することにより、曲率を算出
するものである。
しかしながら、上記第６図に示した曲率測定方法におい
ては、供試体１の変形に伴い変位計３が傾斜するため、
実際の変位量を測定することができず、測定精度が悪い
という問題を有している。
ては、供試体１の変形に伴い変位計３が傾斜するため、
実際の変位量を測定することができず、測定精度が悪い
という問題を有している。
また、いずれの場合にも、供試体に鉄筋或いはインサー
トを打込むため、ひび割れを誘発する恐れがある。ま
た、従来の測定方法は、断面の小さな供試体には適用で
きないという問題を有している。
トを打込むため、ひび割れを誘発する恐れがある。ま
た、従来の測定方法は、断面の小さな供試体には適用で
きないという問題を有している。
本考案は、上記問題を解決するものであって、供試体に
簡単にセットできると共に、測定精度を向上させること
ができる曲率測定器を提供することを目的とする。
簡単にセットできると共に、測定精度を向上させること
ができる曲率測定器を提供することを目的とする。
そのために本考案の曲率測定器は、供試体を囲む２つの
測定器支持枠と、該測定器支持枠に設けられ供試体を固
定するための固定ボルトと、一方の測定器支持枠に回転
自在に設けられる複数の中空ガイドと、他方の測定器支
持枠に回転自在に設けられる複数のロッドと、前記中空
ガイドに取り付けられる変位計と、前記ロッドに取り付
けられるストッパとを備え、前記ロッドが前記中空ガイ
ド内に嵌挿されるとともに、前記変位計の先端部が前記
ストッパに当接されたことを特徴とするものである。
測定器支持枠と、該測定器支持枠に設けられ供試体を固
定するための固定ボルトと、一方の測定器支持枠に回転
自在に設けられる複数の中空ガイドと、他方の測定器支
持枠に回転自在に設けられる複数のロッドと、前記中空
ガイドに取り付けられる変位計と、前記ロッドに取り付
けられるストッパとを備え、前記ロッドが前記中空ガイ
ド内に嵌挿されるとともに、前記変位計の先端部が前記
ストッパに当接されたことを特徴とするものである。
本考案においては例えば第４図に示すように、供試体１
の周囲に測定器支持枠Ａ、Ｂをセットし、それぞれのロ
ッド21を中空ガイド17内に嵌挿するとともに、ロッド21
に取付られたストッパ22に前記変位計18a、18bの先端部
を当接した後、固定ボルト15により固定する。次いで、
供試体１に応力を加えると、供試体１が曲げられ測定器
支持枠Ａ、Ｂが回転するが、変位計18a、18bはロッド21
の方向に水平的に移動しその変位量が測定される。
の周囲に測定器支持枠Ａ、Ｂをセットし、それぞれのロ
ッド21を中空ガイド17内に嵌挿するとともに、ロッド21
に取付られたストッパ22に前記変位計18a、18bの先端部
を当接した後、固定ボルト15により固定する。次いで、
供試体１に応力を加えると、供試体１が曲げられ測定器
支持枠Ａ、Ｂが回転するが、変位計18a、18bはロッド21
の方向に水平的に移動しその変位量が測定される。
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。第
１図は本考案の曲率測定器の１実施例を示す平面図、第
２図は第１図の側面図、第３図は第１図の断面図、第４
図は本考案の曲率測定器の動作を説明するための図、第
５図は測定結果を説明するための図である。
１図は本考案の曲率測定器の１実施例を示す平面図、第
２図は第１図の側面図、第３図は第１図の断面図、第４
図は本考案の曲率測定器の動作を説明するための図、第
５図は測定結果を説明するための図である。
第２図および第３図に示すように、本考案の曲率測定器
は、供試体１を囲む２つの測定器支持枠Ａ、Ｂから構成
され、測定器支持枠Ａ、Ｂは、第３図に示すように、側
部型枠10、11および上部型枠12、下部型枠13が結合さ
れ、上部型枠12および下部型枠13には、測定器支持枠
Ａ、Ｂを供試体１に固定するための固定ボルト15が設け
られている。また、一方の測定器支持枠Ａの側部型枠10
の上下には、回転機構16を介して中空ガイド17が回転可
能に取付けられ、該中空ガイド17に変位計18a、18bが取
付けけられている。また、側部型枠11の上下には固定軸
19を介して回転機構20が回動自在に取付られ、該回転機
構20にロッド21が連結されている。また、中空ガイド17
の内周面は、テフロン加工またはテフロン系ナイロンジ
シン等の充填材が設けられ、これにより中空ガイド17と
ロッド21間のがたつきを防止している。
は、供試体１を囲む２つの測定器支持枠Ａ、Ｂから構成
され、測定器支持枠Ａ、Ｂは、第３図に示すように、側
部型枠10、11および上部型枠12、下部型枠13が結合さ
れ、上部型枠12および下部型枠13には、測定器支持枠
Ａ、Ｂを供試体１に固定するための固定ボルト15が設け
られている。また、一方の測定器支持枠Ａの側部型枠10
の上下には、回転機構16を介して中空ガイド17が回転可
能に取付けられ、該中空ガイド17に変位計18a、18bが取
付けけられている。また、側部型枠11の上下には固定軸
19を介して回転機構20が回動自在に取付られ、該回転機
構20にロッド21が連結されている。また、中空ガイド17
の内周面は、テフロン加工またはテフロン系ナイロンジ
シン等の充填材が設けられ、これにより中空ガイド17と
ロッド21間のがたつきを防止している。
一方、これに対向して他方の測定器支持枠Ｂの側部型枠
10の上下には固定軸19を介して回転機構20が回動自在に
取付られ、該回転機構20にロッド21が連結され、ロッド
21が前記中空ガイド17内に摺動自在に嵌合されるととも
に、ロッド21に取付られたストッパ22に前記変位計18
a、18bの先端部が当接されている。また、側部型枠11の
上下には、回転機構16を介して中空ガイド17が回転可能
に取付けられ、該中空ガイド17に変位計18a、18bが取付
けけられている。
10の上下には固定軸19を介して回転機構20が回動自在に
取付られ、該回転機構20にロッド21が連結され、ロッド
21が前記中空ガイド17内に摺動自在に嵌合されるととも
に、ロッド21に取付られたストッパ22に前記変位計18
a、18bの先端部が当接されている。また、側部型枠11の
上下には、回転機構16を介して中空ガイド17が回転可能
に取付けられ、該中空ガイド17に変位計18a、18bが取付
けけられている。
また、第１図に示すように、測定器支持枠Ａの側部型枠
10と対向する側部型枠11には、前記した測定器支持枠Ｂ
に設けた回転機構20が回動自在に取付けられ、該回転機
構20にロッド21が連結され、同様にして測定器支持枠Ｂ
の側部型枠11には測定器支持枠Ａの側部型枠10に設けた
変位計18が取付られている。すなわち、第２図で示した
機構が図の供試体１の裏側に対称的または対角線に位置
する状態で配置されている。
10と対向する側部型枠11には、前記した測定器支持枠Ｂ
に設けた回転機構20が回動自在に取付けられ、該回転機
構20にロッド21が連結され、同様にして測定器支持枠Ｂ
の側部型枠11には測定器支持枠Ａの側部型枠10に設けた
変位計18が取付られている。すなわち、第２図で示した
機構が図の供試体１の裏側に対称的または対角線に位置
する状態で配置されている。
その動作について説明すると、先ず、供試体１の周囲に
測定器支持枠Ａ、Ｂをセットし、それぞれのロッド21を
中空ガイド17内に嵌挿するとともに、ロッド21に取付ら
れたストッパ22に前記変位計18a、18bの先端部を当接し
た後、固定ボルト15により固定する。次いで、供試体１
に応力を加えると、供試体１が曲げられ第４図に示すよ
うに、測定器支持枠Ａ、Ｂが回転するが、変位計18a、1
8bはロッド21の方向に水平的に移動しその変位量が測定
される。
測定器支持枠Ａ、Ｂをセットし、それぞれのロッド21を
中空ガイド17内に嵌挿するとともに、ロッド21に取付ら
れたストッパ22に前記変位計18a、18bの先端部を当接し
た後、固定ボルト15により固定する。次いで、供試体１
に応力を加えると、供試体１が曲げられ第４図に示すよ
うに、測定器支持枠Ａ、Ｂが回転するが、変位計18a、1
8bはロッド21の方向に水平的に移動しその変位量が測定
される。
第４図において、圧縮側の変位量をδ１、引張側の変位
量をδ２、上下ロッド21間の距離をｈ、変形前の測定器
支持枠Ａ、Ｂ間の距離をｌとすると、曲率1/ρは下式の
ようになる。
量をδ２、上下ロッド21間の距離をｈ、変形前の測定器
支持枠Ａ、Ｂ間の距離をｌとすると、曲率1/ρは下式の
ようになる。
1/ρ＝（δ1/l＋δ2/l）/h また、計算理論により曲率は、梅村教授のｅ関数法に基
づく曲げ強度と曲率の求め方による。モーメントＭ、曲
率1/ρは、 Ｍ＝CS（k2xn−dc）＋Ｔ（ｄ−k2xn） 1/ρ＝（ｃεｃ＋ｓεｔ）/d ここで、Cs、Ｔは断面応力、ｃεｃは圧縮コンクリート
縁ひずみ度、ｓεｔは引張鉄筋ひずみ度、dcは圧縮縁か
ら圧縮鉄筋重心位置までの距離、k2xnは圧縮縁からコン
クリートストレスブロックの重心までの距離、ｄは梁有
効高を示す。
づく曲げ強度と曲率の求め方による。モーメントＭ、曲
率1/ρは、 Ｍ＝CS（k2xn−dc）＋Ｔ（ｄ−k2xn） 1/ρ＝（ｃεｃ＋ｓεｔ）/d ここで、Cs、Ｔは断面応力、ｃεｃは圧縮コンクリート
縁ひずみ度、ｓεｔは引張鉄筋ひずみ度、dcは圧縮縁か
ら圧縮鉄筋重心位置までの距離、k2xnは圧縮縁からコン
クリートストレスブロックの重心までの距離、ｄは梁有
効高を示す。
第５図は供試体に曲げモーメントを作用させた場合の純
曲げを受ける梁断面のM-1/ρ曲線の実験値と上述の理論
計算式を用いて電算機により求めた理論値とを比較した
ものである。これによれば、実験値は理論値とほぼ一致
しており、本考案の曲率測定器を用いれば精度の良い測
定ができるといえる。
曲げを受ける梁断面のM-1/ρ曲線の実験値と上述の理論
計算式を用いて電算機により求めた理論値とを比較した
ものである。これによれば、実験値は理論値とほぼ一致
しており、本考案の曲率測定器を用いれば精度の良い測
定ができるといえる。
以上説明したように本考案によれば、下記の効果が奏さ
れるものである。
れるものである。
（イ）変位計が供試体の変形に対して常に水平に移動、
追随するため、供試体の実際の変位量を測定でき、測定
精度を向上させることができる。
追随するため、供試体の実際の変位量を測定でき、測定
精度を向上させることができる。
（ロ）測定器のセット取り外しが簡単容易であり、手間
と時間を節約させることができる。
と時間を節約させることができる。
（ハ）アタッチメント（固定ボルト）を選別することに
より、供試体の大小に対して容易に対応ができる。
より、供試体の大小に対して容易に対応ができる。
（ニ）測定器を供試体の外にセットすることができるた
め、微小な曲率半径も測定することができ、また、供試
体の異常、ひび割れ等の変化も容易に観察することがで
きる。
め、微小な曲率半径も測定することができ、また、供試
体の異常、ひび割れ等の変化も容易に観察することがで
きる。
第１図は本考案の曲率測定器の１実施例を示す平面図、
第２図は第１図の側面図、第３図は第１図の断面図、第
４図は本考案の曲率測定器の動作を説明するための図、
第５図は測定結果を説明するための図、第６図および第
７図は従来の曲率測定方法を説明するための図である。 １……供試体、Ａ、Ｂ……測定器支持枠、10、11……側
部型枠、12……上部型枠、13……下部型枠、15……固定
ボルト、16……回転機構、17……中空ガイド、18a、18b
……変位計、19……固定軸、20……回転機構、21……ロ
ッド、22……ストッパ。
第２図は第１図の側面図、第３図は第１図の断面図、第
４図は本考案の曲率測定器の動作を説明するための図、
第５図は測定結果を説明するための図、第６図および第
７図は従来の曲率測定方法を説明するための図である。 １……供試体、Ａ、Ｂ……測定器支持枠、10、11……側
部型枠、12……上部型枠、13……下部型枠、15……固定
ボルト、16……回転機構、17……中空ガイド、18a、18b
……変位計、19……固定軸、20……回転機構、21……ロ
ッド、22……ストッパ。
Claims (3)
- 【請求項１】供試体を囲む２つの測定器支持枠と、該測
定器支持枠に設けられ供試体を固定するための固定ボル
トと、一方の測定器支持枠に回転自在に設けられる複数
の中空ガイドと、他方の測定器支持枠に回転自在に設け
られる複数のロッドと、前記中空ガイドに取り付けられ
る変位計と、前記ロッドに取り付けられるストッパとを
備え、前記ロッドが前記中空ガイド内に嵌挿されるとと
もに、前記変位計の先端部が前記ストッパに当接された
ことを特徴とする曲率測定器。 - 【請求項２】上記中空ガイド、ロッドおよび変位計は、
供試体の両側に設けられたことを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第１項記載の曲率測定器。 - 【請求項３】上記中空ガイドの内周面には、充填材が形
成されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第１項または第２項記載の曲率測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10248587U JPH073281Y2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 曲率測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10248587U JPH073281Y2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 曲率測定器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS648603U JPS648603U (ja) | 1989-01-18 |
| JPH073281Y2 true JPH073281Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31332436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10248587U Expired - Lifetime JPH073281Y2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 曲率測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073281Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108917551A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-11-30 | 沈阳建筑大学 | 一种用于预应力高强混凝土管桩的曲率测量装置及测量方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0417456U (ja) * | 1990-06-05 | 1992-02-13 |
-
1987
- 1987-07-03 JP JP10248587U patent/JPH073281Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108917551A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-11-30 | 沈阳建筑大学 | 一种用于预应力高强混凝土管桩的曲率测量装置及测量方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS648603U (ja) | 1989-01-18 |
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