JPH07328080A - 脳磁界測定用頭部固定装置 - Google Patents

脳磁界測定用頭部固定装置

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JPH07328080A
JPH07328080A JP6129335A JP12933594A JPH07328080A JP H07328080 A JPH07328080 A JP H07328080A JP 6129335 A JP6129335 A JP 6129335A JP 12933594 A JP12933594 A JP 12933594A JP H07328080 A JPH07328080 A JP H07328080A
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brain magnetic
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Itsuro Tamura
逸朗 田村
Tsutomu Takae
勉 高江
Kenichi Chiba
健一 千葉
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KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO
KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Osaka Gas Co Ltd
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KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO
KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脳磁界測定のための頭部被覆具に頭部を被覆
した状態でその頭部を頭部被覆具にしっかりと固定する
こと。 【構成】 被検体の顎を、顎支持片によって支持し、こ
の顎支持片は、被検体の左右方向に平行な軸線まわりに
角変位可能に支持棒に設けられ、この支持棒は、取付け
部材に長手方向の途中の取付け位置を可変に固定され、
こうして顎、したがって頭部が、頭部被覆具に挿入され
た状態にしっかりと固定することができるようになり、
長時間の脳磁界の測定が高精度で可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体である人体の頭
部の脳磁界を測定するために、その頭部を固定するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から超電導量子干渉磁束計(略称S
QUID)は、人体の頭部の脳磁界を検出するために用
いられている。この脳磁界は、微小であり、したがって
その磁束計を患者の頭部にぴったりと装着する必要があ
り、さもなければ、検出精度が低下する結果になる。こ
のような頭部の脳磁界を検出すべき人は、体の不自由な
人が多く、このような体の不自由な人であっても、頭部
を固定して、検出精度を向上することが望まれる。
【0003】またこのような脳磁界の検出の測定のため
には、たとえば2〜3時間もの比較的長時間を必要と
し、そのような状態に患者の姿勢を正確に保つことは困
難であり、したがって長時間の測定時においても、頭部
を固定位置に固定しておく構成が望まれている。従来で
はこのような頭部を微小な脳磁界測定のために固定する
ための構成は実現されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、たと
えば超電導量子干渉磁束計などに人体の頭部を正確に位
置決めしてしっかりと固定することができるようにした
脳磁界測定用頭部固定装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、顎を支持する
顎支持片と、顎支持片を、上下に変位可能に調整する変
位調整手段とを含み、顎支持片によって、脳磁界測定の
ために頭部被覆具で頭部を被覆した被検体の顎を支持す
ることを特徴とする脳磁界測定用頭部固定装置である。
【0006】また本発明は、変位調整手段は、被検体を
支持する被検体支持部に設けられた取付け部材と、取付
け部材を上下に挿通し、顎支持片の下部が被検体の左右
方向に平行な軸線まわりに角変位可能に設けられる支持
棒と、支持棒の長手方向の途中の部分を取付け部材に選
択的に固定する固定手段とを含むことを特徴とする。
【0007】また本発明は、取付け部材は、被検体の左
右方向に平行に延びる取付け棒に、その左右の位置を調
整して選択的に固定可能に固定されることを特徴とす
る。
【0008】また本発明は、被検体支持部は、昇降手段
によって上下に変位されることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に従えば、脳磁界測定のために被検体で
ある人体の頭部は頭部被覆具に挿入されて装着され、こ
の頭部被覆具に設けられているたとえば超電導量子干渉
磁束計などの脳磁界測定素子によって微小な脳磁界を測
定することができ、このとき被検体の頭部の顎(あご)
を顎支持片によって支持し、この顎支持片は、変位調整
手段によって上下に変位可能とされるので、頭部被覆具
に頭部をぴったりと装着した状態に保つことができる。
【0010】また本発明に従えば、顎支持片によって顎
が支持されるので、脳磁界の測定時間が長時間であって
も、その頭部を支持することができ、頭部と頭部被覆具
との相対的な上下の変位を阻止することができる。これ
によって脳磁界の測定精度を向上することができる。
【0011】さらに本発明に従えば、ベッドなどの被検
体を支持する被検体支持部に取付け部材が設けられ、こ
の取付け部材には支持棒が上下に挿通し、その支持棒の
長手方向、すなわち上下の途中の部分を取付け部材に選
択的に固定手段によって固定することができ、この支持
棒には、被検体の左右方向、したがって水平方向に平行
な軸線まわりに顎支持片が角変位可能に設けられている
ので、患者の頭部の形状に応じて、その頭部を頭部被覆
具に相対的変位が生じないように支持することができる
ようになる。
【0012】さらに本発明に従えば、取付け部材は、被
検体の左右方向に平行に延びる取付け棒に、その左右の
位置を調整して選択的に固定可能に、固定されるので、
患者のたとえば体の不自由な人または硬直した部分を有
する患者であっても、顎支持片による頭部の顎の支持を
確実に行うことができる。
【0013】さらに本発明に従えば、被検体支持部は、
昇降手段によって上下に変位され、この被検体支持棒に
は前述のように取付け部材が取付けられているので、被
検体支持部によって患者がたとえば上昇されて頭部被覆
具に頭部を挿入したときにおいて、顎支持片によってそ
の頭部の顎を支持したままに保つことができ、頭部の支
持状態を保つことができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例の脳磁界測定用頭部
固定装置1の一部の側方から見た縦断面図であり、図2
はその頭部固定装置1の一部の正面図である。脳磁界を
測定すべき被検体2の頭部3の顎4は、中央部がくぼん
だ顎支持片5によって受けられて支持される。顎支持片
5の前後の長さL1は、たとえば45mmであり、幅L
2はたとえば100mmである。この顎支持片5の下部
6は、軸線7まわりに角変位可能に支持棒8の上部に設
けられる。この支持棒8は、取付け部材9の挿通孔10
を上下に挿通する。取付け部材9には内ねじ11が刻設
され、ボルト12が螺合する。ボルト12の軸部12a
の端部が支持棒8の外周部に当接することによって、支
持棒8の長手方向の途中の部分を取付け部材9に選択的
に固定することができ、またそのボルト12を緩めて支
持棒8の上下の位置を調整することができる。ボルト1
2のボルト頭12bは操作者によって回転操作させるこ
とができる。
【0015】取付け部材9は、被検体2の左右方向(図
2の左右方向)に平行に延びる取付け棒13に、その左
右の位置を調整して選択的に固定可能に固定される。す
なわちこの取付け部材9には、取付け棒13が挿通する
挿通孔14が形成されており、この取付け部材9に刻設
されたねじ孔15にはボルト16の軸部16aが螺合
し、その軸部16aの端部が取付け棒13の外周面に当
接し、こうして取付け部材9の取付け棒13に沿う位置
決め固定が選択的に行われることになる。ボルト16に
はつまみ16bが設けられ、操作者が回転操作すること
ができる。取付け部材9の被検体2側の部分9aは、そ
の被検体2に接触したり衝突しないようにするために、
被検体2の表面にほぼ平行に形成されている。
【0016】支持棒8の上部には、切欠き17が形成さ
れて一対の保持片18,19が形成される。一方の保持
片18には内ねじ20が形成され、また他方の保持片1
9には挿通孔21が形成される。ボルト22は、挿通孔
21を挿通し、さらに顎支持片5の下部6に形成された
突部23の挿通孔24を挿通して内ねじ20に螺合す
る。ボルト22はつまみ25を有する。こうしてつまみ
25を回転して保持片18,19間に突部23を挟持す
ることによって、支持棒8と顎支持片5との軸線7まわ
りの相互の角変位を阻止して固定することができ、また
ボルト22を緩めることによって、支持棒8と顎支持片
5との相互の角変位の調整を可能とする。
【0017】図3は人体測定用ベッド27を用いて頭部
3の脳磁界を検出している状態を示す斜視図である。脳
磁界を検出するための脳磁界測定アッセンブリ28は、
導電体および強磁性材料によって磁界および電界が遮蔽
された遮蔽室内で、一対のアーム29の遊端部に、水平
な軸線まわりに角変位して揺動可能に取付けられてお
り、そのアーム29の基端部は、建屋内の遮蔽室の側壁
にブラケットによって水平軸線まわりに揺動可能に設け
られる。このアーム29の揺動角度を調整した後、保持
するために、一対の支柱30が床から立設される。
【0018】図4は、脳磁界測定アッセンブリ28は、
基本的には、極低温断熱容器を構成す外槽35と、その
外槽35の内方に間隔をあけて設けられる内槽36とを
備え、両槽35,36間には真空断熱層が形成され、そ
の内部にアルミニウム蒸着されたポリエステルフィルム
が収納され、断熱構造とされ、この内槽36内には液体
ヘリウム37が貯留される。
【0019】外槽35の下部は、頭部3の少なくとも頭
蓋を覆うヘルメット状の頭部被覆具39を有する。内槽
36の下部には、脳磁界を検出するための多数の検出コ
イルが配置されて固定されており、この検出コイルに
は、結合コイルが接続され、各結合コイルはSQUID
素子に磁気結合され、こうして超電導量子干渉磁束計が
構成される。SQUID素子は、超電導リングにジョセ
フソン接合を有する構成を有し、いわゆる直流形または
交流形の構成によって微弱な脳磁界に対応した電気信号
を得ることができる。
【0020】頭部3の顎4は、本発明に従う脳磁界測定
用頭部固定装置1の顎支持片5によって支持される。こ
うして頭部3の少なくとも頭蓋を覆う頭部被覆具39に
頭部3が装着された状態でその頭部3が顎支持片5によ
って支持され、頭部3と頭部被覆具39との相対的な変
位が阻止される。
【0021】図5は人体測定用ベッド27の一部を切欠
いて示す側面図であり、図6はそのベッド27の平面図
であり、図7はベッド27の正面図である。被検体支持
部41は、背もたれ部42と、着座部43とから成り、
昇降手段44によって上下に昇降変位される。
【0022】背もたれ部42の上部には、ほぼ水平面内
で全体の形状が大略的にU字状である支持部材121が
設けられ、この支持部材は、背もたれ部42の前方にあ
る取付け棒13と、その取付け棒13の両端部から後方
に延びる一対の調整棒45とを有する。調整棒45は、
背もたれ部42の上部に設けられた保持体46に調整可
能に取付けられる。この保持体46には調整用ボルト4
7が螺合する内ねじが刻設され、この保持体46の挿通
孔を挿通する調整棒45の外周面にボルト47が当接し
て、その調整棒45の長手方向の位置を設定して保持体
46に固定することができる。こうして顎支持片5は軸
線7のまわりに図5の矢符48のまわりに角変位可能で
あり、また支持棒8の長手方向に矢符49のまわりに変
位可能であり、さらに支持部材121の調整棒45を保
持体46に対して変位して、矢符50の方向に前後に変
位して調整可能である。
【0023】図8はベッド27の一部の分解斜視図であ
り、図9はそのベッド27の他の部分の分解斜視図であ
る。これらの図面を参照して、台座52上には、立上り
部材53,54が立設されて固定されており、立上り部
材53,54間にはステー115の両端部が固定され、
強度が向上される。これらの立上り部材53,54には
外側方に突出して傾斜して上下に延びるレール55,5
6が形成される。受け台57は、レール55,56に嵌
り込むレール案内溝58,59を有するレール把持片6
0,61が設けられ、これによって受け台57はレール
55,56に沿って昇降変位自在である。受け台57の
両側壁62,63に内方に突出して形成されたピン6
4,65は、背もたれ部42の水平な第1軸線66を有
する軸孔67,68に嵌り込み、こうして第1軸線66
まわりに背もたれ部42が角変位可能である。
【0024】背もたれ部42の下部のブラケット69,
70には、着座部43の横に延びる水平な第2軸線71
を有するピン72,73が、軸孔74,75にそれぞれ
嵌り込み、こうして背もたれ部42と着座部43とは第
2軸線71まわりに相互に角変位可能である。着座部4
3の左右両側部の下部には下方に突出した案内突部7
6,77が形成され、この案内突部76,77は、受け
台57の底78に固定されている滑り突部79,80の
上面に沿って変位することができる。こうして着座部4
3の前後の変位位置に対応して、着座部43の受け台5
7との相対的な上下の位置が変化される。突部76,7
7と滑り突部79,80とは、案内手段81を構成す
る。
【0025】着座部43には、前後方向に延びる細長い
ラック82の後端部に軸孔83が形成され、この軸孔8
3には、着座部43に、横の水平な第3軸線84を有す
るピン85が挿入され、こうしてラック82は第3軸線
84まわりに角変位可能に設けられる。受け台57には
支持部材86に設けられたピン87が、受け台87の前
側部の軸孔88に嵌め込まれて横の水平な第4軸線89
まわりに支持部材86が角変位可能に設けられる。
【0026】支持部材86内の具体的な構成は、図5お
よび図7に示される。支持部材86にはハンドル91が
設けられ、このハンドル91には、歯車92が固定され
ており、この歯車92には、それよりももっと大径の歯
車93が噛合う。歯車93にはピニオン94が固定さ
れ、このピニオン94は、支持部材86に形成された案
内孔122を挿通して案内されるラック82に噛合う。
こうしてハンドル91を回転することによって、ラック
82、したがって着座部43を前後に変位させることが
でき、このとき案内突部76,77は、主として1つの
円弧状の滑り突部79,80上に案内される。歯車93
の回転は、つまみ95が固定されたボルト96を締付け
て、そのボルト96の端部が歯車93またはそれと一体
的な回転軸97の外周面に当接し、こうしてピニオン9
4の不所望な回転が阻止され、着座部43の位置決めが
行われる。
【0027】図10は着座部43を前方に変位した状態
を示す簡略化した側面図であり、図11はその着座部4
3を後方に変位した状態を示す簡略化した側面図であ
る。図10のように着座部43を前方に変位させること
によって、背もたれ部42はピン73の第2軸線まわり
に水平面に対して約60度角変位することができ、また
図11に示されるように着座部43を後方に変位した状
態では、背もたれ部42を水平面に対して垂直に起立状
態とすることができる。
【0028】図12は受け台57を昇降する昇降手段1
01の図6における切断面線XIII−XIIIから見
た簡略化した断面図である。この昇降手段101は、立
上り部材53の側壁102に固定された支持体103を
有し、この支持体103にはハンドル104によって回
転駆動される歯車105が設けられる。歯車105に
は、それよりも大径の歯車106が噛合い、この歯車1
06によってウォーム107が回転駆動される。ウォー
ム107には、ウォームホイル108が噛合う。ウォー
ムホイル108は、軸109に固定されており、この軸
109は、台座52の立上り部材53,54間にわたっ
て挿通された駆動軸109に固定される。駆動軸109
には、レール55側で巻き胴110が固定される。可撓
性を有するベルト111(前述の図5参照)の一端部
は、受け台57のレール把持片60に固定される。ベル
ト111は、立上り部材53に水平な回転軸線を有して
回転自在に設けられたプーリ112に巻掛けられ、その
他端部は巻き胴110に固定されて巻付けられる。レー
ル56側でも、巻き胴とベルトとが同様に設けられ、レ
ール56側の構成の対応する部分には、同一の参照符に
添え字aを付して示す。こうしてハンドル104を回転
駆動することによって巻き胴110,110aが回転さ
れ、これに応じてベルト111,111aが巻き胴11
0,110aに巻込まれ、または巻ほどかれ、したがっ
て受け台57が昇降することができる。台座52に穴5
2aを形成することによって、受け台57がその穴52
aに入り込んで下方に変位することができ、したがって
本体ベッド27を低く構成しても、患者の姿勢を調整す
ることができる。
【0029】滑り突部79,80の円弧面の形状を適切
に選ぶことによって、ハンドル91を回転操作して着座
部43を前後に変位し、また背もたれ部42を角変位し
て傾斜した状態においても、頭部の位置を変化を少なく
することができる。こうして体の不自由な被検体であっ
ても、また体が硬直した被検体であっても、各種の姿勢
に応じて、本件ベッド27の着座部43と背もたれ部4
2の角度を適切に選んでリクライニング動作させること
ができる。図5では、このような背もたれ部42の角変
位量は、角度θ1で示され、たとえば60度である。
【0030】図13は、本発明の他の実施例の一部の側
方から見た断面図である。この脳磁界測定用固定装置1
aは、前述の実施例に類似する構成を有し、対応する部
分には同一の参照符を付す。この実施例では取付け部材
9は、2つの部分9a,9bとから成り、これらの部分
9a,9bが固定されて構成される。これによって組立
てが容易となる。
【0031】本件脳磁界測定用頭部固定装置1および人
体測定用ベッド27は、電気絶縁性および非磁性材料、
たとえば合成樹脂、または繊維強化プラスチック(略称
FRP)などの材料、またさらにゴムなどの材料から成
る。
【0032】本発明は、ベッド27の背もたれ部42に
関連して設けられるだけでなく、部屋の床に立設された
スタンドなどに設けて実施されてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、脳磁界測
定のために頭部被覆具で頭部を被覆した状態にある被検
体の顎を、顎支持片によって支持し、この顎支持片を、
上下に変位可能に調整することができるようにしたの
で、頭部被覆具に頭部を装着した状態に保って、患者が
たとえば体の不自由な人であっても、その頭部を頭部被
覆具と相対的に変位しないようにしっかりと支持するこ
とができる。
【0034】また本発明によれば、このような脳磁界の
測定時間が長時間にわたっても、頭部を頭部被覆具にぴ
ったりと装着した状態を保つことが容易であり、これに
よって脳磁界測定の精度を向上することができる。
【0035】さらに本発明によれば、ベッドなどの被検
体を支持する被検体支持部に取付け部材が設けられ、こ
の取付け部材には、上下に挿通する支持棒が設けられ、
この支持棒に、顎支持片の下部が、被検体の左右方向に
平行な軸線まわりに角変位可能に設けられ、したがって
大きさおよび形状が異なる被検体の頭部であっても、そ
の頭部を頭部被覆具に装着した状態を保って、頭部を固
定することが容易である。
【0036】しかも本発明では、支持棒は、その長手方
向の途中の部分が取付け部材に選択的に固定することが
できるように構成され、このことによってもまた、各種
の頭部を頭部被覆具に固定することが容易である。
【0037】さらに本発明によれば、取付け部材は、被
検体の左右方向に平行に延びる取付け棒に、その左右の
位置を調整して選択的に固定可能とされるので、体の不
自由な人および体が硬直した人などであっても、頭部を
頭部被覆具内に挿入してその頭部を頭部被覆具に装着し
た状態を確実に保つことができる。
【0038】さらに本発明によれば、被検体支持部は、
昇降手段によって上下に変位され、したがって被検体が
上昇して頭部被覆具内に頭部を挿入することが容易であ
り、このような状況においても、顎支持片によって顎を
支持したままに保つことによって、頭部被覆具内への頭
部の挿入を確実かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の脳磁界測定用頭部固定装置
1の側方から見た縦断面図である。
【図2】脳磁界測定用頭部固定装置1の一部の構成を示
す正面から見た断面図である。
【図3】脳磁界測定用頭部固定装置1が装着されて用い
られる脳磁界測定装置の全体の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】脳磁界測定アッセンブリ28の構成を示す簡略
化した縦断面図である。
【図5】ベッド27の一部を切欠いて示す側方から見た
縦断面図である。
【図6】ベッド27の水平断面図である。
【図7】ベッド27の正面から見た縦断面図である。
【図8】ベッド27の台座52とその付近の構成を示す
分解斜視図である。
【図9】ベッド27の図8とは異なる部分である背もた
れ部42、着座部43および受け台57などを示す斜視
図である。
【図10】着座部43を前方に変位した状態を示す簡略
化した側方から見た断面図である。
【図11】着座部43を後方に変位した状態を示す側方
から見た簡略化した断面図である。
【図12】図6の切断面線XIII−XIIIから見た
簡略化した断面図である。
【図13】本発明の他の実施例の脳磁界測定用頭部固定
装置1aの一部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 頭部固定装置 2 被検体 3 頭部 4 顎 5 顎支持片 8 支持棒 9 取付け部材 13 取付け棒 27 人体測定用ベッド 28 脳磁界測定アッセンブリ 39 頭部被覆具 41 被検体支持部 42 背もたれ部 43 着座部 45 調整棒 46 保持体 52 台座 53,54 立上り部材 55,56 レール 57 受け台 66 第1軸線 71 第2軸線 76,77 案内突部 79,80 滑り突部 81 案内手段 82 ラック 84 第3軸線 86 支持部材 89 第4軸線 101 昇降手段 109 駆動軸 110 巻き胴 111 ベルト
フロントページの続き (72)発明者 千葉 健一 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顎を支持する顎支持片と、 顎支持片を、上下に変位可能に調整する変位調整手段と
    を含み、 顎支持片によって、脳磁界測定のために頭部被覆具で頭
    部を被覆した被検体の顎を支持することを特徴とする脳
    磁界測定用頭部固定装置。
  2. 【請求項2】 変位調整手段は、 被検体を支持する被検体支持部に設けられた取付け部材
    と、 取付け部材を上下に挿通し、顎支持片の下部が被検体の
    左右方向に平行な軸線まわりに角変位可能に設けられる
    支持棒と、 支持棒の長手方向の途中の部分を取付け部材に選択的に
    固定する固定手段とを含むことを特徴とする請求項1記
    載の脳磁界測定用頭部固定装置。
  3. 【請求項3】 取付け部材は、被検体の左右方向に平行
    に延びる取付け棒に、その左右の位置を調整して選択的
    に固定可能に固定されることを特徴とする請求項2記載
    の脳磁界測定用頭部固定装置。
  4. 【請求項4】 被検体支持部は、昇降手段によって上下
    に変位されることを特徴とする請求項2記載の脳磁界測
    定用頭部固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6446030U (ja) * 1987-09-17 1989-03-22

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