JPH07326001A - 機械的欠陥補償式レコード再生装置 - Google Patents

機械的欠陥補償式レコード再生装置

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JPH07326001A
JPH07326001A JP6335164A JP33516494A JPH07326001A JP H07326001 A JPH07326001 A JP H07326001A JP 6335164 A JP6335164 A JP 6335164A JP 33516494 A JP33516494 A JP 33516494A JP H07326001 A JPH07326001 A JP H07326001A
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    • G11B3/00Recording by mechanical cutting, deforming or pressing, e.g. of grooves or pits; Reproducing by mechanical sensing; Record carriers therefor
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    • GPHYSICS
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  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 円盤レコードの機械的欠陥を補償し、再生信
号の劣化を防止する。 【構成】 不要な垂直偏差を有するレコード支持用ター
ンテーブルと、垂直偏差による雑音を含む信号溝の変調
を再生するカートリッジと、垂直偏差を示す第2信号を
発生させる感知装置及びカートリッジの位置においてレ
コードの不要な垂直偏差により生じる音声信号中の雑音
を減少させるために、第2信号に応答してターンテーブ
ルを移動させるアクチュエータとから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】商業的に製造される円盤レコード
は各種の機械的欠陥を有している。また更にレコードを
再生するために用いる機械的装置に由来するシステムの
欠陥もある。本発明は円盤再生システムの欠陥の一部、
すなわち、レコードプレス雑音を含む、基本的にはレコ
ードのそりおよびランブルに起因するレコードみぞの鉛
直方向の不要偏差に関する。このような欠陥は再生され
た信号の大きな劣化の原因となる。
【0002】そ り レコードのそりの一般的議論は以下の刊行物に見出され
る。ラリ・ハップおよびフランク・カルロフ、「レコー
ドのそりとシステム再生性能」、ジャーナル・オブ・ザ
・オージオ・エンジニヤリング・ソサイティ誌、24巻、
8号、1976年10月、第630頁から第638頁まで。著者等は
約2分の1Hz(毎分33−1/3回転においては1回転に1
度)から10Hz以上までの範囲でそり周波数を見出してい
るが、そりの95%は8Hz以下であった。そりの物理的振
幅高さのピーク値は、低周波数においては約0.64mm(0.
025インチ)であり、周波数が増大すると減少した。
【0003】レコードのそりによって各種の問題が生ず
る。針が高さの変化するレコードを追跡しようとすると
きもたらされる鉛直方向の力および、ある範囲までは、
横方向の力のために、トーンアームはレコード面に対し
てはずんだりゆれたりする。これによって、単にトラッ
キング力の変動だけではなく、カートリッジが底に接触
したりあるいは針とみぞとの接触が失われたりする。こ
のようにトラッキング力が最適状態から変動すると、音
声周波数における再生信号がしばしば影響をこうむる。
針およびアームのトラッキングの問題に加えて、針の過
度の偏倚は、幾何学的ひずみやカートリッジの電気機械
的非直線性をもたらす。さらに、そり信号はこのような
低周波数を通過させる電子装置内に増幅器過負荷による
ひずみを生じさせ、また拡声器システムに印加される
と、外部的ノイズやまたドプラひずみを含む高周波数音
声信号のひずみをもたらすウーハー運動を生じる。さら
に、針とレコードみぞの幾何学的関係により、そりの結
果として針尖端が録音済音みぞ上を前後に振動し、その
振動数で再生信号を変調し(前進させたり遅延させ)て
ワウを生じる。ワウはまた、レコードみぞ上の針の荷重
が変化する際の回転速度の変動によっても生じる。
【0004】そりのあるレコードを満足に追跡するとい
う要請は、先行技術においては、トーンアーム・カート
リッジ・針・レコードの幾何学的関係を極めて注意深く
考慮して最善の組合せを追求することをうながすのであ
るが、これも大抵は、通常生ずるそり周波数以上でしか
も最低の録音済音みぞ周波数以下に制御されたトーンア
ーム共振を提供するように、針とトーンアーム質量、ト
ーンアーム制動、針のコンプライアンスおよび制動、お
よびトラッキング力のような諸因子の妥協となってしま
う。10Hzのアーム共振が若干の設計者によって提唱され
ている。ケイスケ・イケガミおよびススム・ホシミ、
「ターンテーブルおよびトーンアーム設計における進
歩」、ジャーナル・オブ・ジ・オーディオエンジニアリ
ングソサイティ誌、第24巻第4号、第276頁から第280頁
まで、1976年5月、および、ピータロザ、「低慣性トー
ンアーム設計の諸様相」、ジャーナル・オブ・ジ・オー
ディオエンジニアリングソサイティ誌、第25巻第9号、
第550頁から第559頁まで、1977年9月、を参照。
【0005】原理的にはトーンアームおよびカートリッ
ジのパラメータを適切に選択することによってそりのあ
るレコードを追跡することは可能であるが、実際には利
用できる多種多様なトーンアームおよびカートリッジが
あるので、アームとカートリッジの整合はしばしば複雑
となる。さらに、設計の段階においてすら、そり追跡に
対して選択された最適のトーンアームおよびカートリッ
ジのパラメータは高周波数のみぞ情報を追跡するには最
適でない場合もある。レコードが適切に追跡されるとき
ですら、そりに由来する幾何学的形状およびモータワウ
の問題は依然として残る。
【0006】そりのあるレコードを追跡する各種の受動
的装置は公知である。これらの装置の典型的なものにお
いては、レコード面に載りかつピックアップカートリッ
ジあるいはピックアップカートリッジの近傍でトーンア
ームに固定あるいは結合された素子が用いられる。この
ような装置は、被制動素子および無制動あるいは固定素
子の両者を含む。典型的な先行技術の被制動素子装置
は、フィッシャの米国特許第2,572,712号(ばね装着プ
ランジャ)、およびトンプソンの米国特許第2,328,862
号(弾性的に装架された補助針)に開始されている。固
定素子は、アンドリュース等の米国特許第3,228,700号
(ピボット支えされたカートリッジを有するトーンアー
ムの端にあるフェルトパッド)、およびラビノフの米国
特許第3,830,505号(カートリッジに隣接の空気軸受)
に開示されている。振動を制動しかつそりの追跡を助け
るためにカートリッジに隣接してダッシュポットあるい
はブラシを用いることも公知である。さらに、トーンア
ームをレコード面に結合させる比較的固い素子の提案も
公知である。また、そりを排除するためにレコードを周
縁または中心でしめつけたり重みをかけたりすることも
示唆されている。
【0007】レコードのそりを処理するための能動的先
行技術システムは次の文献に記載されている。すなわ
ち、「レコードのそりおよびレコードにおける低周波数
ターンテーブルランブルの克服」、ケネス・クラニスお
よびミチェル・ジェー・ケリー、ジャーナル・オブ・ジ
・オーディオエンジニアリングソサエティ誌、1975年7
月・8月号、第23巻第6号、第450頁から第458頁まで。こ
のシステムにおいては、カートリッジ出力は、レコード
のそりを追跡するのを助けるために鉛直トーンアーム位
置をサーボ制御するのに用いられる。同様なシステム
は、サカモト等の米国特許第3,623,734号およびラビノ
フの米国特許第3,830,505号に開示されている。アーム
・カートリッジ制動を改良するために、トーンアーム運
動のまわりにのみ閉ループを備えることも公知である。
本発明によりこれらの先行技術のトーンアームシステム
の性能を大幅に改良できる。
【0008】ランブル ターンテーブルのランブルは、ターンテーブル軸受、電
動機枢動システム、および周囲の振動に由来することが
ある。これらの原因にもとずくランブルを排除するため
の多くの努力がターンテーブル製造者によってなされて
いる。
【0009】ターンテーブルに関連した他の障害は拡声
器からの音響的帰還(可聴および超可聴)によって生ず
る。これによってターンテーブルまたはレコードは振動
の受容体として作用し、その結果カラレーションあるい
はハウリングが起こる。これらの効果を減少させる装置
には、カワシマの米国特許第3,997,174号に開示された
液体充填ターンテーブルマット、およびマエダの米国特
許第4,054,291号に開示された可撓性ターンテーブル支
持カップが含まれるが、両者共にそりのあるレコードの
下に適切な被制動支持体を提供するものである。
【0010】これらの努力にもかかわらず、低周波数領
域での問題の主要な源は円盤そのものからくるレコード
プレスランブルあるいは金型粗面雑音である。レコード
プレス雑音の周波数スペクトルは、ジョン・アーグル、
「市販ステレオ円盤の動作特性」ジャーナル・オブ・ジ
・オーディオエンジニアリングソサイティ、1969年8
月、第17巻、第4号、第416頁から第422頁まで、で論じ
られている。金型粗面雑音は一般には数百ヘルツにまで
達する。
【0011】レコードプレスランブルおよびターンテー
ブルランブルは、慣習的に信号路内の広域フィルタによ
って減少させる。最適のトーンアーム・カートリッジ共
振特性はまた、低周波数ランブル効果を減少させるのに
有用である。
【0012】そりを処理する先行技術の接近方法は、主
としてそりの徴候に向けられている。例えば、受動的な
トーンアーム対レコード面接触装置や閉ループトーンア
ームシステムは、カートリッジおよびトーンアームのそ
りを単に追跡する性能を高める装置として主に作用す
る。従ってこのような方法はそりの他の効果を補正する
ことはできず、従ってそり周波数以外においてはトラッ
キング性能および信号の質を低下させる。ランブルに関
しては、先行技術は、ランブルの機構そのものを扱うよ
りは主に電気的フィルタに向けられてきた。
【0013】本発明の方法は、信号チャネル自体の帯域
幅あるいは他の動作特性をまったく劣化させることな
く、そりおよびランブルの効果を減少させることであ
る。
【0014】本発明は図1aおよび図1bで示し状況の観察
に基づいている。図1aは無音みぞが記録された仮想的レ
コードマスタの上半部の側断面図を示す。みぞの深さ
「a」は一定であって、完全な基準路あるいは基準面に
対する瞬時的鉛直信号変調を表わす。基準面は平坦なラ
ッカマスタ盤面でもよいが、円盤上に記録される鉛直情
報がほとんどない周波数領域(例えば30ヘルツ以下)で
は、みぞ自身を基準路として用いる。
【0015】図1bはマスタでレコードプレスを行った後
の状況を示す。鉛直方向みぞ位置はもはや一定ではな
く、不規則性を含んでいる。そりの場合においては、こ
れらの不規則性は単にレコードをプレスから取り出すと
きおよびその後の熱および取扱上のひずみによってのみ
生ずるので、不規則性はレコードの両側で寸法的に相関
している(厚さはほぼ一定に保たれる)。しかしながら
高周波数の金型粗面による雑音は、異なるダイおよびス
タンパが用いられるので、レコードの両側で相関しな
い。即ち、ディスクは局所的な厚さの変動を含む。この
ような欠陥は、プレス操作の間、スタンパの背面から前
面へ寸法的不規則性が伝達されることによって生ずる。
背面の不規則性には、複製工程より生ずる金属結晶、後
側面を滑らかにするための研磨操作に由来するパター
ン、レコードプレスのスタンパとダイとの間に捕捉され
た泥やごみ、およびダイの不規則性が含まれる。
【0016】スタンパの厚さは約0.18ないし0.25mm(0.
007ないし0.01インチ)であるから、スタンパの局所的
彎曲およびひずみを通して伝達される最短波長は材料の
剛性によって制限される。すなわち最短波長は0.50mm
(0.02インチ)程度である。従って、粗面雑音周波数は
外径で最高、30cm(12インチ)盤[みぞ速度は毎秒約50
cm(20インチ)]で1kHz程度となる。
【0017】レコード自体の低周波数雑音の他の原因に
は、プレス材料の不均一性、およびタイ面での急激で不
均一な温度変化に由来する作動的冷却効果による幾何学
的ひずみが含まれる。さらに、前述したように、雑音は
また再生システム、すなわち、ターンテーブルや周囲の
ランブルおよび音響的に伝達されるターンテーブルや円
盤の振動によってももたらされる。
【0018】すなわち、在来の再生システムにおいて
は、トーンアーム位置を基準に用いて、再生量「b」が
得られる。従って、量「b」は望ましくない低周波数雑
音成分を含む。
【0019】この問題をもっと詳しく考察すると、上述
のすべての原因による低周波数雑音成分は原信号変調と
込み入った結合をしていないことが分かる。むしろ、録
音済信号量「a」はプレスおよび再生過程ならびに再生
システム内の機械的欠陥による影響を受けずそのまま保
持される。従って、もし針接触点におけるひずんだ基準
路を再生中の基準点として用いるなら、量「a」を回復
できる。再生システムは、盤面が針の近傍で事実上再び
平坦(すなわち、鉛直方向では事実上不変)になるよう
に、基準点の不要な変動を除去するように作動するのが
好ましい。真の信号量「a」を決定するのに、波状に起
伏する基準点が選択的に用いられる。
【0020】本発明の教えによると、先行技術の諸問題
はレコード再生システムにより解決される。即ち、誤差
信号を再生する適切な量を測定し、この信号を用いて機
械的電気的に適切な補正を行うことによって、追跡路に
偏差を生じさせる円盤又は再生システムの機械的欠陥が
補償される。感知装置は、ピックアップ又は針の位置、
あるいはその近傍における基準路での偏差に応答する信
号を発生し、該信号は偏差によって生じるレコード再生
信号への効果を最小にするためにシステムを制御するよ
うに処理される。
【0021】本明細書においては、「近傍における」感
知とは、補正を必要とする最短波長の何分の1(例えば
約10分の1以下)以内での感知を意味する。もし金型粗
面雑音の波長が円盤外径で約0.5mm(0.02インチ)程度
に短いなら、このことは約0.05mm(0.002インチ)すな
わち、直接隣接した平坦部における感知を意味する。こ
れは本発明の技術の限界を表わす。低周波数の雑音およ
びそりに対しては、勿論このような近傍で感知すること
は不必要である。
【0022】本発明には、便宜上鉛直雑音補償器(VNC)
と呼び得る4つの主要実施例がある。これらの実施例は
別個であるいは組合せて用いられる。
【0023】すべての実施例において、レコードの無変
調部分の鉛直方向位置は針あるいはその近傍において感
知される。このようにして導出される情報は基準路情報
と名づけられる。いくつかの実施例において、基準路情
報はアームあるいはカートリッジ位置に対して感知され
るが、このような情報は基準路アーム情報と名づけられ
る。基準路情報あるいは基準路アーム情報は、信号みぞ
に隣接しかつ信号針に近接した平坦部位置を感知するよ
うに配置された感知装置をへて入手するのが好ましい。
鉛直センサは実質的に鉛直情報にのみ応答することが重
要である。円盤録音技術においては、「鉛直」の語は通
常は盤面に垂直、あるいは軸方向の意味を有する。そり
および極めて低周波のランブル効果だけを処理する場
合、あまり望ましくない代わりの方法では、みぞの深さ
自身が感知される。
【0024】第1実施例においては、基準路情報が得ら
れるとバイアス信号と比較され、閉ループサーボシステ
ムで用いられる誤差信号が発生される。閉ループサーボ
システムは、少なくともピックアップ針の近傍で円盤を
ほぼ鉛直方向に動かすアクチュエータ(作動器)を含ん
でいる。理想的には、少なくともピックアップ針の近傍
におけるすべての鉛直方向円盤運動が除去され、それに
よって針はそりおよびランブルのないレコードを効果的
に追跡できるという結果がもたらされる。この実施例は
円盤VNCと名づけられる(あるいは、円盤の鉛直方向作
動が、ターンテーブルに関連した機構を通じて極めて容
易に行われるので、ターンテーブルVNCと名づけられ
る)。
【0025】第2実施例は、トーンアームVNCと呼び得
るが、これは先行技術の閉ループトーンアームの改良で
ある。先行技術のシステムにおいては、用いられる誤差
信号は、アーム・カートリッジ共振成分あるいは他の誤
りを導く情報を含む。本発明においては、これらの欠陥
を回避する測定がなされると共に、トーンアームを制御
するために処理される。すなわち、基準路情報を入手
し、これを用いて、トーンアームを制御しかつ選択的に
他の実施例により付加的補正を行う。低周波数成分はそ
りの補償のためにターンテーブルVNCに用いられる。ま
た高周波数成分はランブルおよび金型粗面雑音を減少さ
せるためにカートリッジVNCあるいは前置増幅器VNCに用
いられる。
【0026】第3実施例はカートリッジVNCと呼び得る
が、この場合には、基準路アーム情報を入手し、カート
リッジ内部あるいはそれ以降の補正を行うのに用いられ
る。基準路アーム情報は信号針によって提供される情報
と電気的あるいは機械的に相殺される。基準路アーム情
報は、他の実施例によって付加的補正を行うために、選
択的にカートリッジから取り出すことができる。
【0027】第4実施例は前置増幅器VNCと呼び得る
が、この場合には、基準路アーム情報が得られると、前
置増幅器内で音声出力から電気的に相殺される。この配
置は、金型粗面雑音、ランブル及びそりの効果の幾つか
を減少させるのに用いられる。
【0028】最適の機械的かつ音響学的性能を得るため
に、ターンテーブルVNCあるいはトーンアームVNC方法
を、カートリッジVNCと組合せるのが好ましい。例え
ば、そりおよびランブルの影響は、ターンテーブルVNC
あるいはトーンアームVNCを用いて20Hzまでは補償でき
る。
【0029】互換性は本発明のすべての実施例を特徴づ
けるものである。在来のレコードは本発明を含む再生装
置で再生できる。逆に、本発明の選択的な限定基準面を
有するようにつくられたレコードは在来の再生装置で再
生できる。
【0030】本発明によってノイズおよびトラッキング
問題を克服することにより、より低い変調レベルおよび
より高いみぞ密度の利用が可能となり、ひいてはより長
い再生時間より小さなレコード直径に到達する。
【0031】本発明が低周波数ノイズを解決するという
事実は、例えば「ドルビーB」として公知のシステムに
より、電子雑音低減符号化方式で信号の高周波数成分を
円盤に録音することが更に可能となる。約1kHz以上の
信号のみを処理するこのシステムは、圧縮された信号を
生成する。この信号はカセットテープの単品製造および
流通を可能とするのに十分な互換性があることはこれ迄
に立証されている。符号化されたレコードの場合にこれ
を採用することは、低周波数信号をも処理することが必
要であるとすれば、商業ベースで達成するのは不可能で
ないまでも更に困難である。符号化されたレコードは、
勿論、レコードプレスによる高周波雑音および低レベル
のピチピチ雑音を減少させるために、雑音低減復号器を
用いて再生するのが好ましい。
【0032】従って本発明は、在来のアナログレコード
システムの現在の性能および今後の可能性に対して多大
の寄与をなし得る。
【0033】以下に本発明を図面を参照して説明する。
【0034】以下に説明するすべての実施例において
は、不可欠な発明的特徴のみを詳細に図示あるいは説明
する。従って特に明示する場合を除いては、増幅器、減
衰器、等化器、微分器、積分器、帰還ループ補償器、利
得制御器などは電子技術において通常要求されるものが
用いられる。同様に特に示す場合を除いては、針、セン
サー変換器、変換器の詳細な設計および円盤、カートリ
ッジ、トーンアーム、駆動電動機などの機械的および電
気機械的面については述べない。
【0035】基準路 いくつかの実施例においては、レコードの無変調部分
(基準路)の鉛直位置は、典型的には針である信号ピッ
クアップ装置、あるいはそのごく近くで感知される。本
発明の重要な要素は、金型粗面雑音を減少させるために
は、極めて接近した高分解能検知が有用であるという認
識である。しかしながら、基準路はできるだけきずがな
いことが必要である。例えば、引っかき傷があってはな
らない。さらにみぞ「ホーン」、すなわちみぞの縁で平
坦部に突出している材料の突起は、ディスク製造工程で
除去されるのが好ましい。
【0036】金型の研磨は、みぞホーンを除去する公知
の方法である。ひとつの実施例(図5)においては、パ
イロットみぞが基準路を与える。この場合には、基準路
切削針は、無変調みぞを信号みぞに隣接して切削する。
【0037】基準路情報の直接的感知 基準路情報の感知(すなわち、ひずんだ起伏のある基準
路の感知)は各種の実施例の重要な要素である。一般的
な基準路感知を図2Aおよび図2Bに示す。図2Bに関して
は、「間接的基準路感知」という表題でのちに説明す
る。図2Aにおいて、基準路情報は、横方向では信号針及
びカートリッジに従うが鉛直方向では独立しているセン
サによって直接得られる。センサ(8)は基準面に装着さ
れている。在来のターンテーブルにおいては装着は普通
トーンアーム装架面になされる。理論的には、装着面は
ターンテーブル自身から離れた安定な面を含む任意の適
当な基準面でよい。センサ(8)の一部分を形成している
可動部材(11)は、盤面の表面起伏に追従する。実際に
は、のちに図3Aおよび図3Bに関して説明するように、レ
コードに接触するセンサおよび接触しないセンサの双方
が利用可能である。
【0038】簡単な実施例においては、基準路針は後述
する図5から図8に示すようにカートリッジに配置され
ている。この場合には、針はカートリッジ本体およびト
ーンアームに比較的に固く結合されており、その結果、
トーンアームは比較的高い鉛直共振周波数を有する。針
は、ランブルおよび金型粗面雑音を減少させるために、
単独で用いられてもよい。また、ターンテーブルVNCあ
るいはトーンアームVNCにおいて基準路情報を提供する
ためにトーンアーム鉛直位置センサと共に用いられても
よい。
【0039】図3Aの実施例では、アームのセンサ部分は
鉛直方向に固定されており、鉛直変位感知変換器は超音
波あるいは容量性装置によるか、または光ビームおよび
検知器(例えば、発光ダイオードおよびフォトダイオー
ド)などにより、盤面(9)を感知する非機械的装置を含
有している。針の接触点に収束し、しかも少くとも1平
坦領域を含むビーム直径を有していることが好ましい光
ビームを、角度をもって表面に向けてもよい。これによ
って鉛直方向変化が、横方向変化として表わされ、1つ
以上の光検知器によって感知される。この技術は機械的
共振を伴うことなしに、比較的広帯域の誤差信号を提供
するという利点を有する。少くとも、数百ヘルツまでの
そり、および金型粗面雑音はこれによって補償できる。
【0040】図3Aの例においては、鉛直方向に固定され
ているが、横方向には自由に移動しうるトーンアーム(1
0)がU字状の端(12)を有し、その中でカートリッジ(14)
が十字型ピン(16)に支持されている。後述する図4のセ
ンサと同様な光源(18)および検知器(20),(22)の配置に
よりセンサ信号が発生する。
【0041】図3Bに示される、更に今一つの機械的な基
準路感知においては、信号ピックアップカートリッジに
横方向には結合されているが鉛直方向には独立な別個の
針が用いられる。横方向(水平方向)にのみ運動し得る
ように支持されているアーム(24)は第1横方向支持部材
(26)を有し、カートリッジ(14)を担持するトーンアーム
部分(28)が(30)で該部材に回転可能に支持されている。
ハウジング(32)内に収容された第2横方向支持部材及び
ピボットは、第2の針(36)を担持するシャンク(34)を有
する。ハウジング(32)内部のピボットのところにある変
換器は、第2の針(38)の鉛直運動のセンサとして機能す
る。第2の針は、信号針が持ち上げられると必ずレコー
ドから持ち上げられるように配置されている。針(36)
は、カートリッジ(14)の信号針(38)に隣接する平坦領域
に接触するように寸法を与えられているのが好ましい。
【0042】第2の針は、サファイヤあるいはダイヤモ
ンドのような盤面と両立し、かつみぞ掘り作用に抗する
各種の長寿命材料で構成し得る。センサ変換器は、電
磁、光電、ホール効果、磁気ダイオード、ポテンシオメ
ータ、可変抵抗、キャパシタンス、あるいはインダクタ
ンス型を含む当業者には公知の各種の型のものでよい。
変換器の未処理の出力は、位置、速度、加速度、あるい
は力(圧力応答変換器のように)に相当する。
【0043】基準路センサ組立体の機械的特性は、鉛直
感知機能のみを最大限に活用できる。最高補正周波数を
上方にのばすことによって可聴ランブル及び金型粗面雑
音を減少させるために、鉛直共振周波数(センサのたわ
み及び質量)は最高そり周波数より大幅に上で、実際十
分に可聴帯域に入るところに置かれるべきである。第2
の針は第1の針に極めて接近して配置されなければなら
ない。例えば約50ヘルツまでの補正に対しては1mm以内
である。中間範囲の金型粗面雑音を減少させるために
は、約500ヘルツまでの補正をするように約0.1mmといっ
たさらに狭い間隔が好ましい。
【0044】第2の針あるいはセンサ装置は、先行誤差
信号を発生するために第1の(信号)針のわずか前方に
置いてもよい。これは電気機械的サーボループの利得及
び位相の要件を緩和するために、あるいはまた、例えば
基準路情報の低域ろ波におけるように機械的あるいは電
気的移相が存在する場合に最適の誤差相殺を補償するの
に有用である。
【0045】基準路アーム情報感知 本発明の他の実施例においては、基準路アーム情報が用
いられる。これは基準路とアーム(すなわちカートリッ
ジ)の間の距離を感知することによって得られる信号で
ある。この信号は必然的にトーンアーム運動及びアーム
カートリッジ共振作用を含む。第1のセンサ実施例は、
先行技術で公知のように、単にピックアップカートリッ
ジからの鉛直成分情報を用いる。この方法はアームカー
トリッジ共振周波数以上の有用な情報を提供するが、デ
ィスク切削の間にチャネル分離度を計画的に減少させる
(例えば100ヘルツ以下に)場合と周波数範囲とに限定
される。
【0046】より高い周波数まで基準路アーム情報を得
るためには、信号針から独立した平坦部センサを提供す
ることが必要である。図3Aに関連して前述したような非
機械的感知装置を用い得るが、この場合には鉛直固定ア
ームにではなくカートリッジ保持アーム、あるいはカー
トリッジに固定されている。このようなセンサの例を図
4に示す。ステレオピックアップカートリッジ(40)は、
レコード盤(9)と係合して示されている在来の片持ちシ
ャンク(42)と針(44)とを有する。例えば発光ダイオード
(LED)あるいはダイオードレーザのような光源(46)が光
ビームを発生して直径1mmあるいはそれ以下のレコード
の領域を照射させる。反射された光は、図3Aの説明と同
様に、フォトダイオードのような1つあるいはそれ以上
の光受容器(40)(50)において受容される。光の照射位置
及び直径は、針(44)が位置している領域及び隣接の平坦
領域を照射して、その結果反射光が針のある、あるいは
針に先行する平坦部での局所的変化であって、その点に
おけるランブル及び金型粗面雑音を表わす局所的変化に
応答するように選ばれることが好ましい。受容器(48),
(50)の出力は、微分増幅器に送られて局所的な平坦部の
変化を指示させることができる。適当な回路配置によ
り、みぞ変調に依存する全反射光にではなく鉛直方向平
坦部位置変化にのみ応答させることができる。このよう
な技術は、例えば自動スライド収束機構として用いられ
る。
【0047】基準路アームセンサの機械的な例を図5か
ら図8までに示す。実施例の各々において、在来の針が
みぞ情報内容をたどり、また2の針がそり及びランブル
情報を感知する二重針ピックアップカートリッジが備え
られている。本発明のカートリッジVNC実施例において
は、このような二重接触組合せは単一完備型ピックアッ
プカートリッジ内部でそり及びランブルの両性能を改良
することができる。上述した先行技術のそり追跡装置の
ブラッシあるいはダンパのような第3の接触装置を選択
的に用いてもよい。
【0048】理想的な基準路感知方法を図5に示すが、
浅い無変調パイロットみぞ(52)がレコード盤(9a)内の主
情報担持みぞ(54)に隣接して備えられている。カートリ
ッジ(60)の第2針(58)の尖端(56)は、パイロットみぞ内
にあって、鉛直方向及び横方向双方のそり及びランブル
周波数を感知する。本発明の実施例は、提供される鉛直
方向及び横方向情報の双方を用いるようになっている。
幸いなことに、横方向のそり及びランブルは重大な問題
ではなく、実際の装置においては鉛直方向成分のみを扱
えば充分である。
【0049】図6を参照すると、在来の市販のレコード
に適した配置において、カートリッジ(62)はシャンク(4
2)とレコード(9)の情報担持みぞ(54)を追跡する針先(4
4)とを有する主針を有する。第2のシャンク及び針先(6
6)は主針の一方の側あるいは両方の側に配置されてい
て、完全あるいは部分的に主針を囲んでいる。接触領域
は、所望されるならば、基準路情報でプリエコーが最小
となるようにレコードの外側に偏倚させる。第2の針先
は、充分に大きな有効寸法(たとえば数分の1mm)を持
つほぼ平坦な底を有しているので、針先は少なくとも1
つの平坦領域上に確実に乗って、横方向情報に従ってみ
ぞの情報内容には実質的に応答せず、そり及びランブル
のめやすである平坦部の高さの変化にのみ応答する。針
先(66)は、主針によって横方向に案内され、また柔軟な
結合装置(68)によって適所に保持されるが、結合装置(6
8)は一般に2つの針の相対的位置を維持するが、針の運
動には関係しない。
【0050】図7には他の型の針を示す。いくつかのみ
ぞの間の平坦部にまたがる第2の針(72)の細長いブロッ
ク状の針先(70)が、主針(42)の前方かつ外側に配置され
ている。先に述べたように、第2の針先は時に応じてU
字状(例えば、図8の素子(74)として示されているよう
な)、あるいはO字状をなして主針をとり囲んでいる。
接触領域は、もし望ましければプリエコーを減少させる
ために、レコードの外側のほうに偏倚されてもよい。そ
の他に実際上大切なことは、針の配置がほこりをひっか
けず、それを排除するものでなければならないというこ
とである。
【0051】大部分のトーンアームおよびカートリッジ
の構成においては、基準路アーム情報センサの設計は、
カートリッジへの側方推力に影響を与えるのを避け、か
つ、そり及び大振幅信号のトラッキングに用いられる主
針の力が減少するのを避けるために、主針のトラッキン
グ力がカートリッジトラッキング力全体の主要部分を含
むようにすべきである。第2の針のトラッキング力は、
主針のトラッキング力の、例えば4分の1、10分の1、あ
るいはそれ以下というような大きさが、比較的低振幅か
つ低周波数のランブル成分を感知するのに適当である。
第2の針はカートリッジ本体に柔軟に接続するのが望ま
しく、コンプライアンスは主針のものよりもずっと大で
あることが好ましい。上述のコンプライアンス及びトラ
ッキング力は、主にそりが補償されないオフセットトー
ンアーム装置に適用される。ある装置においては、第2
の針のシャンクはカートリッジ本体に比較的堅固に連結
される。さらに、第2の針及び関連の可動部品の実効質
量は、シャンクのたわみあるいは硬さの性質とあいまっ
て、金型粗面雑音の最高周波数成分よりも上方に高周波
数共振を発生させるべきであり、従って、基準路センサ
には少なくとも1ないし2キロヘルツの共振周波数が適
当である。在来の信号カートリッジの設計におけるよう
に、適当な機械的制動が第2の針に加えられうる。もし
望ましければ、第2の針によって提供される情報の帯域
がほこりや表面かき傷に対する感受性を減少させるため
に制限されるように、機械的低減フィルタを合体させて
もよい。
【0052】基準路アームセンサからの情報は、信号針
からの対応の鉛直情報を相殺するのに用いられる。後に
説明するように、完全に機械的な相殺配置が用いられ
る。柔軟性のない第2針を用いた簡単な配置において
は、カートリッジ本体の鉛直運動だけ第1針の対応の運
動から減じられる。あるいはまた、第2の針の情報は信
号変換器の磁気的あるいは機械的配置内で誤差情報を相
殺するように相互作用してもよい。いくつかの配置にお
いては、別個のあるいは整合された変換器が第2の針の
ために備えられうる。信号の組合わせは相互接続された
コイルによるなどして、カートリッジ自身の内部で行え
る。あるいはまた、信号は外部で組合わせるために外に
引き出してもよい。信号は内部で用いると共に、本発明
の他の実施例で用いるために外に引き出してもよい。例
えば、基準路センサからの高周波数成分は、内部で用い
るかあるいはまた、金型粗面雑音低減(カートリッジVN
C)のために前置増幅器へ向けてもよい。また低周波数
成分は、ターンテーブルあるいはトーンアーム駆動によ
るそり(ターンテーブルVNC、あるいはトーンアームVN
C)を処理するために外に引き出してもよい。
【0053】間接的装置による基準路情報感知 前述したように、正確な基準路情報の感知は、鉛直方向
に固定されたセンサによって、直接達成される。近似的
には、先行技術で公知の方法により、トーンアームの鉛
直位置が用いられる。図3Bに関連して前述した型の変換
器が、アームと鉛直軸との間に装荷されていて、トーン
アーム及びカートリッジの鉛直位置あるいは角度に関連
した出力を与える。この感知方法は、アームカートリッ
ジ共振周波数(例えば、10ヘルツ)以下の基準路情報を
提供するのに有用である。比較的固く装架された第2針
を用いてトーンアームの共振周波数を増大し得る。図4
に関連して前述した基準路アームセンサは、主に共振周
波数以上において有用である。共振周波数、あるいはそ
の近くでは、これらの両方法による基準路情報に位相、
及び振幅誤差が導入される。従って、これらの方法は、
アームカートリッジ共振周波数とはある程度異なるそ
り、あるいはランブル周波数、すなわち、通常約5ヘル
ツ以下および約20ヘルツ以上でのみ有用である。
【0054】改良された方法においては、実質的に誤差
のないそり及びランブル感知信号が導出されて、アーム
・カートリッジ共振からの干渉なしに問題の周波数領域
全体にわたって(例えば、0.5ヘルツから数百ヘルツに
至るまで)補正作用を加えることができる。
【0055】この方法は図2Bに略線図で示素ような前述
の図1及び図2の感知方法(即ち、トーンアーム感知及
び基準路アーム感知の組合わせを用いる。この方法は、
両信号ともに同じ誤差信号(アームカートリッジ相互効
果による)を含んでいるが、相補的な形で含んでいるの
で、両信号はそり及びランブルを正確に指示する信号を
与えるように相殺し得るという認識に基づいている。鉛
直アーム位置信号xはアーム(76)から基準平面までの距
離であり、また基準路アーム信号yは、カートリッジ(7
8)から円盤までの距離である。差zはそり及びランブル
の振幅である。即ち、z=z−y。トーンアームセンサ
(トーンアーム鉛直位置センサ)(80)及び基準路センサ
(基準路アーム間距離センサ)(82)からのx信号及びy
信号に含まれるアームカートリッジ共振誤差信号は、結
合器84内で相殺されて、実質的に誤差のない基準路情報
(86)を与える。y信号は、上述の各種装置によって導か
れる。即ち、信号針(78a)を用いると、約30ヘルツまで
の有用な情報を提供でき、また、第2の針(78b)を用い
ると、約数百ヘルツまでの有用な情報が得られる。
【0056】ターンテーブルVNC 図9には、本発明のターンテーブルVNC(鉛直ノイズ補
償器)の実施例のブロック線図を示す。ピックアップ変
換器の近傍における鉛直位置あるいは変位の誤差が感知
されて、円盤の鉛直変位が閉ループサーボ機構システム
で制御される。すなわち、円盤の基準面は、加法・減法
器(90)に加えられたバイアス変位レベルYoによって設定
される。基準面は制御装置(92)によって可変にしうる。
線(94)上の誤差信号は線(96)上の増幅された基準路情報
信号をバイアス信号から引くことによって得られる。誤
差信号は、増幅器(98)及び鉛直アクチュエータ(100)に
印加され、鉛直アクチュエータ(100)は少なくとも信号
針の領域では、盤面にほぼ垂直な方向で円盤(9)の位置
設定を制御する。ピックアップ変換器の近傍における円
盤の不要な鉛直変位に関する信号(102)は、基準路セン
サ(104)によって発生され、増幅器(106)に印加される。
【0057】そりを減少させるために、帰還システムは
少なくとも約0.5ヘルツから約10ヘルツまでの周波数領
域において効果的でなければならない。システムはAC結
合でも、DC結合でも、あるいはそれらの組合わせでもよ
い。ランブル及び金型粗面雑音の減少のためには、補正
作用の帯域は可聴範囲(例えば、数百ヘルツまで)に拡
張される。補正は、鉛直アクチュエータを通じて完全に
機械的でよい。あるいはまた、より高いランブル周波数
(例えば、50ヘルツ以上)は、カートリッジVNC実施例
を通じて補償できる。もし望ましいならば、クロスオー
バ回路網を用いて処理される周波数範囲を適当に分割し
てもよい。従って装置全体としては、そり及びその副作
用の減少と可聴ノイズの減少との相方に大きな貢献を行
う。
【0058】システムが処理する不要な鉛直変位は、表
示装置(108)によって表示できる。ループを中断して補
正作用を停止させるためにスイッチ(110)が備えられう
る。ブロック(112),(114)は、以下に図10に関連して説
明する。
【0059】ピックアップ変換器の近傍における鉛直円
盤位置を感知し、その変化に応答して円盤位置を制御す
る装置が必要とされる。円盤の高さは表面上で一様に変
化しても、あるいはまたピックアップ変換器の近傍にお
いてのみ変化してもよい。必要な直線あるいは角運動
は、円盤ターンテーブル、駆動電動機あるいは全モータ
ボード組立体を介して行える。
【0060】平らなコーンを持つ低音拡声器に似た代表
的並進鉛直アクチュエータを図10に示す。金属プラッタ
(116)は、軸受(120)内の駆動軸(118)によって支持され
ている。プラッタ(116)は、基本的にはウーやフラッタ
を減少させるために、回転質量を与えるのに備えられて
おり、ある設計においては、質量を減少させたりあるい
は除去することさえできる。プラッタ(116)の上面は円
錐状であって、軽量のレコード支持ターンテーブル(12
2)を受容し、またターンテーブル(122)は指示ピン(124)
を含んでいる。重さを最少にするために、ターンテーブ
ルを部分的に中空としてカバー部材(126)を用いてもよ
い。1つまたはそれ以上のスパイダ、あるいは波形材料
の環状セット(128),(130)がターンテーブル(122)をプラ
ッタ(116)からつりさげている。波形材料は拡声器支持
に通常用いられている型の軽量の繊維材料でよい。球軸
受(134)に乗っている駆動軸の中心を通る押し棒(132)は
ここでは押し棒(132)の運動変換器として用いられてい
る可動コイル電動機組立体(138)の一部を形成する可動
コイル(136)によって駆動される。組立体(138)は永久磁
石(140)と磁石(140)から突き出していて、巻線(136)を
磁石に適切な関係で担持する管状鉄心とを含んでいる。
1対の導線(144),(146)は増幅器(98)(図9)によって
駆動される。ターンテーブル組立体の重量を組合わせ、
かつ電動機組立体(138)を鉛直方向で位置ぎめするため
のバネあるいは他の支持装置を備えてもよい。
【0061】ターンテーブル(122)は変換器(138)によっ
て運動させられるのに必要な質量を最少とするために、
発泡プラスチックのような極めて軽量な材料のものであ
るのが好ましい。また、押し棒と駆動軸との境界面摩擦
は、例えばナイロンあるいは他の低摩擦軸受を用いるこ
とによってできる限り減少される。このような軸受はあ
る設計においては、特に押し棒(132)の底に付加的なス
パイダを用いるならば、なしですませる。液圧式および
気圧式のような他の型の機械的結合も用いられる。
【0062】電動機組立体(138)は、与えられる電気信
号入力に対して確実な変位出力を提供するのが好まし
く、これによってシステムの機械的共振が避けられる。
例えば、この型の性能は図9(及び図11)の(112)のよ
うな電動位置センサと適切な増幅器(114)を含むのが好
ましい、サーボループ内で電動機組立体自身を囲むこと
によって提供される。あるいはまた、もし電動機組立体
が単に無制動の力を与えるだけならば、適量の受動的制
動を備えることが必要である。しかしながら、多量の駆
動増幅器動力を要する。更に実際的な方法は、ターンテ
ーブル組立体の質量及びコンプライアンスによって、共
振周波数が問題の周波数範囲より十分下方か又は上方に
なることを保証することである。共振周波数は、例えば
約20ヘルツまでよく制御された作動を与えるために、約
50ヘルツに置かれる。粘性材料を用いた受動的な機械的
制動は要求に応じるように用いられる。これらの議論
は、以下に述べられるもう1つのターンテーブルVNC実
施例にも適用される。このような受動的な変位制御方法
は、VNCの電源が切られた時、レコードプレイヤの操作
に干渉しない。しかしながら、後述のトーンアームVNC
実施例ではこのことはなりたたず、VNCがオフにされた
ときアームが手動で扱え且つ普通に接触するような電子
サーボ機構が好ましい。
【0063】図11に示されるような、鉛直アクチュエー
タの他の実施例において、変換器(138)は特殊のプラッ
タ(116a)内の円筒状くぼみ(148)に位置する。このよう
に、変換器(138)はプラッタ(116a)に沿って回転する。
押し棒はその質量と摩擦と共に排除される。しかしなが
ら、電動機組立体(138)を駆動するために、1対のすべ
り環(150)あるいは他の電気伝動装置を設けることがで
きる。
【0064】説明されたような鉛直変位機構に対する他
の実施例は、ピックアップ変換器の近傍においてのみ円
盤の高さを制御することを指向する。このような方法
で、ピックアップカートリッジによってトレースされる
線に沿って鉛直運動を与えるようにターンテーブルを揺
らせ、また傾かせることができる。
【0065】図12の例において、傾いたレコード支持タ
ーンテーブル(122a)は金属プラッタ(116b)の上に置かれ
ている。プラッタ(116b)は、もし必要ならばウーやフラ
ッタを減少させるために回転質量のためにのみ備えられ
ていて、ある設計においては、除去してもよい。ターン
テーブル(122a)は、回転運動のためにプラッタ(116b)に
結合されているがターンテーブルの揺れまたは傾きを許
す、下向きに円錐状の環状部品を有す。適切な回転駆動
電動機によって動かされる、プラッタ(116b)のための駆
動軸(118a)は軸受(120a)に据え付けられる。中空の中心
が、ターンテーブル(122a)と指示ピン(124)中で終端す
る傾斜棒(132a)のための駆動軸(118a)中に備えられる。
傾斜棒(132a)は回転継手(154)および棒(156)によって、
棒(132a)の底端に側方運動を提供するように、従ってタ
ーンテーブル(122a)を傾斜させるように配置された、上
述の型の可動コイル電動機組立体(138)に結合されてい
る。
【0066】あるいはまた、ターンテーブル全体と駆動
電動機組立体は図13Aの実施例の方法でトーンアーム及
びカートリッジに対して傾斜し得る。電動機(160)から
駆動軸(162)をへて駆動されるターンテーブル(158)は準
基板(164)によって支持されており、準基板はアーム及
びカートリッジ組立体(172)がのせられている基板(170)
から圧縮ばね(166),(168)によってつるされている。可
動コイル変換器組立体(138)は準基板(164)の一端を制御
可能に動かしアームカートリッジ組立体に対してターン
テーブルを傾かせうる。
【0067】図13Aの配置の設計変更では、変位変換器
は可能ならば駆動電動機を含むターンテーブル及び駆動
軸を鉛直に動かすように置かれている。経済的に言え
ば、変位変換器は駆動電動機の一部分をなしていてもよ
い。図13Bは駆動電動機およびターンテーブルが全体と
して鉛直に移動される配置を示す。材料(130)に同様の
波状環(130a)は電動機板(164)から垂下する環状支持体
(171)から電動機(160)を吊って、鉛直移動を可能にして
いる。
【0068】現在のターンテーブル構造のための追加嵌
合体として有用である他の傾斜実施例を図14Aおよび図1
4Bに示す。軸(162a)によって駆動される在来のターンテ
ーブル(164a)の頂面には傾斜面組立体(174)がのってい
る。組立体(174)は、下にある在来のターンテーブル(16
4a)と寸法および形状がほぼ同じでかつ下方に垂れた縁
のついた周縁を有する傾斜ターンテーブル部材(176)を
含む。ターンテーブル(176)は下方に垂れた円錐状環部
を有し、該環部は、下にあるターンテーブル(164a)の指
示ピン(179)上を滑動してターンテーブル(176)の延長部
を下にあるターンテーブル上方に離隔させて傾斜を可能
とする円錐状部材(177)に接触している。ターンテーブ
ル間に回転結合を与えるために、下にあるターンテーブ
ル表面に確実に結合するのに十分な重さと表面摩擦をも
つ環帯(178)が、回転には剛性を有するが揺れ運動には
応じ得る装置(180)によってターンテーブル(176)の中空
の下方部分と結合される。図10及び図11と関連して上述
したような波形部材が適当である。上部ターンテーブル
の垂下縁(182)は金属質であるので、1つの位置で縁を
制御可能に引くように配置された電磁石(184)がターン
テーブルの傾きを制御する。
【0069】図14Bにおいては、もう1つの揺れ機構(18
3)が、レコードがターンテーブルの上に置かれたのち適
当な位置に置かれて、レコード(185)の上面に係合す
る。図12との関連で説明したように、線形電動機(138)
は、回転継手(154)を通して必要な揺れ運動を与える。
【0070】このようなそり補償装置の追加嵌合を簡単
にするために、ランプおよび光電池組立体(192)を用い
て、ピックアップカートリッジがレコードと実質的に交
差する位置、すなわちレコードの端で近似的にそり自身
を感知してもよい。この感知方法は、そりが最大である
レコードの端で最も正確となる。上述されている他の感
知手段は、正確さがより望まれるなら用いられ得る。
【0071】特に図10、図11及び図13Bの鉛直並進型
の、ターンテーブルVNCを用いた円盤再生システムの利
点は、鉛直にほぼ固定されかつレコードに対して横方向
にのみ運動可能に装架されたトーンアームを使用し得る
ことである。この使用は、図3A及び図3Bにおけるように
直接に成される基準行路感知を簡単にする。また、もし
軸が円盤の残りの鉛直運動に適応させるようにあるいは
円盤上に針を置くように用いられるならば、軸はそりが
導入されるおそれなしにカートリッジに非常に密着して
設定されうる。もし望ましいならば、鉛直付勢器はレコ
ード及びカートリッジの結合と分離に効果のあるように
制御される。鉛直付勢器はこのようにトーンアームに関
連した自動つり上げ機構の必要性を除去しうる。
【0072】ターンテーブルVNC再生器によるレコード
のそりの実質的除去は、そりに関連して前述した多くの
問題のなかの対応するものを解決する。さらに、そりの
ないレコードが事実上存在することにより、トーンアー
ム、ピックアップ変換器及び作動状態を考慮に入れた信
号針の設計を可能にする。例えば、実際に横方向のみに
動けるように要求されるオフセットトーンアームの設計
を最適にするのは容易である。針の小さなトラッキング
圧力と最大行程とはカートリッジの設計に異なる電気機
械的パラメータをもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】無音みぞが記録された仮想的録音マスタの上半
分の側断面図、図1Bは図1Aのマスタ盤からつくられた仮
想的録音プレスの側断面図である。
【図2】図2Aは本発明の一つの特徴による直接基準路情
報感知の部分的にブロック線図を含む一般的表示、図2B
は間接基準路情報感知の部分的ブロック表示図である。
【図3】図3Aは一つの型の直接基準行路情報感知の一部
を除去した斜視図、図3Bは他の型の直接基準路情報感知
の一部を除去した斜視図である。
【図4】一つの型の基準路アーム感知の一部を除去した
側面図である。
【図5】一つの型の基準路アームセンサの一部を除去し
た斜視図である。
【図6】他の型の基準路アームセンサの一部を除去した
斜視図である。
【図7】さらに他の型の基準路アームセンサの一部を除
去した斜視図である。
【図8】他の型の基準路アームセンサの針部分の一部を
除去した斜視図である。
【図9】本発明によるターンテーブルVNCシステムのブ
ロック線図である。
【図10】ターンテーブルVNCシステムに使用可能の一
つの型の鉛直付勢器の側断面図である。
【図11】ターンテーブルVNCシステムに使用可能の他
の型の鉛直付勢器の側断面図である。
【図12】ターンテーブルVNCシステムに使用可能のさ
らに他の型の鉛直アクチュエータの側断面図である。
【図13】図13Aは鉛直アクチュエータを用いるターン
テーブルの部分側断面図、図13Bは鉛直付勢器を用いる
他のターンテーブルの部分側断面図である。
【図14】図14Aは在来のターンテーブルと共に用いら
れるもどり嵌合型鉛直アクチュエータの側断面図、図14
Bは在来のターンテーブルと共に用いられる他のもどり
嵌合型鉛直アクチュエータの部分側断面図である。
【符号の説明】
8,80,82,104,112 センサ 9,185 レコード円盤 11 トーンアーム 14,40,60,62 カートリッジ 44 針先 55,66,70,74 第2針先 89,100 アクチュエータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レコードを支持するターンテーブルにし
    て、前記レコードが変調信号溝と、前記信号溝の変調に
    影響を与える不要な垂直偏差を有するターンテーブル
    と、 音声信号を発生させるためにレコードの信号溝の変調を
    再生すると共に、前記垂直偏差により影響を受ける信号
    溝の変調も同様に音声信号中の雑音として再生する装置
    を有するカートリッジと、 前記ターンテーブル上のレコードの該不要な垂直偏差を
    検出する感知装置にして、該垂直偏差を示す第2信号を
    発生させる感知装置と、 カートリッジの位置においてレコードの不要な垂直偏差
    により生じる音声信号中の雑音を減少させるために、カ
    ートリッジの位置におけるレコードの部分をカートリッ
    ジに対して移動させるために、前記感知装置からの第2
    信号に応答するアクチュエータとから成るレコード再生
    装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータがレコード全体を垂
    直方向に移動させる、請求項1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジの位置において前記レ
    コードをほぼ垂直移動させるために、前記アクチュエー
    タが該レコードの回転軸を傾ける、請求項1に記載の再
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記感知装置及び前記カートリッジに隣
    接した位置で垂直偏差を感知する、請求項1乃至3のい
    ずれか一つに記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記感知装置が、固定された基準に関し
    て前記カートリッジの垂直偏差を感知するセンサと、前
    記レコードに関して該カートリッジの垂直偏差を感知す
    るカートリッジセンサと、カートリッジの位置における
    レコードの垂直偏差を表す信号を与えるために、前記両
    センサからの信号を反対に結合する結合装置とから成
    る、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジがトーンアームに担持
    され、且つ前記センサが前記トーンアームの垂直偏差を
    感知するアームセンサである、請求項5に記載の再生装
    置。
  7. 【請求項7】 再生中前記カートリッジがレコードに対
    し垂直方向に固定されることを特徴とする、請求項1乃
    至4のいずれか一つに記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 前記センサが前記カートリッジに関して
    前記レコードの垂直偏差を感知し、該カートリッジの位
    置において該レコードの垂直偏差を除くために前記アク
    チュエータが作動するよりも高周波数において、機械的
    電気的補償結合によって該カートリッジによって与えら
    れる音声信号が、該カートリッジに関して該レコードの
    垂直偏差により受ける影響を少なくとも部分的に除く、
    請求項1乃至7のいずれか一つに記載の再生装置。
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