JPH07324238A - 加工糸の物性判定装置 - Google Patents
加工糸の物性判定装置Info
- Publication number
- JPH07324238A JPH07324238A JP15254994A JP15254994A JPH07324238A JP H07324238 A JPH07324238 A JP H07324238A JP 15254994 A JP15254994 A JP 15254994A JP 15254994 A JP15254994 A JP 15254994A JP H07324238 A JPH07324238 A JP H07324238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- light
- parts
- physical properties
- physical property
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【書 類 名】 要約書
【要約】
【考案の名称】 加工糸の物性判定装置
【目 的】 加工糸の加工に際しては繊維に撚りを
かけてセット後撚り戻す工程で有るために未解撚ムラな
どの欠陥を生じやすいために常時監視の要がある。従来
は常時加工糸条のテンションを測定して製品の完工度を
察知してきたが異常なムラや毛羽などを同時に検知する
事は出来なかった。この発明はテンション測定に依る場
合と同程度以上に製品の完工度を察知すると同時に異常
な毛羽やムラ、その他の異物の検知とともにデニールム
ラなどの部分異常もまた検知する装置を供することにあ
る。 【構 成】 光源と受光部との間に糸条を走行さ
せ、透過光量と光域及び暗域の増減を検知して糸条の物
性を判断する。特に受光部を2部に設定し加工糸条の部
分の前後を2系列に同時検知することによって部分的変
動を詳細に検知する事の出来る構成にしている。
かけてセット後撚り戻す工程で有るために未解撚ムラな
どの欠陥を生じやすいために常時監視の要がある。従来
は常時加工糸条のテンションを測定して製品の完工度を
察知してきたが異常なムラや毛羽などを同時に検知する
事は出来なかった。この発明はテンション測定に依る場
合と同程度以上に製品の完工度を察知すると同時に異常
な毛羽やムラ、その他の異物の検知とともにデニールム
ラなどの部分異常もまた検知する装置を供することにあ
る。 【構 成】 光源と受光部との間に糸条を走行さ
せ、透過光量と光域及び暗域の増減を検知して糸条の物
性を判断する。特に受光部を2部に設定し加工糸条の部
分の前後を2系列に同時検知することによって部分的変
動を詳細に検知する事の出来る構成にしている。
Description
【発明の詳細な説明】 イ. 「産業上の利用分野」 この発明は繊維糸条を嵩高に加工する為に仮撚りしセッ
トした後、もしくはさらに撚り戻した後の時期、即ち嵩
高さと伸縮性の大きさを特徴とする加工糸の特性を決定
的にする工程における糸条の適否を判定する装置に関す
るものである。
トした後、もしくはさらに撚り戻した後の時期、即ち嵩
高さと伸縮性の大きさを特徴とする加工糸の特性を決定
的にする工程における糸条の適否を判定する装置に関す
るものである。
「 従来の技術」従来は糸条の走行方向に適当な角度を
付与して生ずるテンションを測定し、その数値を経験に
則して判別してきたが、生産性の向上の為に糸条走行速
度を高めるにしたがって摩擦によって糸条に欠陥が生じ
やすくなり、又 テンションが掛かることによって変形
するなど特有の欠点があった。
付与して生ずるテンションを測定し、その数値を経験に
則して判別してきたが、生産性の向上の為に糸条走行速
度を高めるにしたがって摩擦によって糸条に欠陥が生じ
やすくなり、又 テンションが掛かることによって変形
するなど特有の欠点があった。
「発明が解決しようとする課題」従ってこの発明はより
高速で移動する繊維糸条と不接触下に、テンション測定
で得られた物性測定結果と同等な知見をより正確に検知
する事の出来る装置を供することにある。
高速で移動する繊維糸条と不接触下に、テンション測定
で得られた物性測定結果と同等な知見をより正確に検知
する事の出来る装置を供することにある。
ロ. 「課題を解決する為の手段」 「作用」加工糸においては撚糸後撚り戻すという工程の
特有性によって仕上がりに錘内や他の錘間に品質のバラ
ツキが生ずる懸念もある為に工程中は常時監視する要が
ある。特に仮撚りセット後の時点 及び その後の工程
となる撚り戻し後の時点の一方か、もしくは両方でテン
ションを測定して判別の基準とするのが常である。この
発明においても同様の時点において糸条に光を照射し、
透過光があればその光量と光域を、糸条近辺の透過光で
は光域もしくは暗域を検知し、繊維ムラなどの品質のバ
ラツキも同時に検索する。試験結果として各デニールと
暗域にほぼ一定の比があって、これを検知することは繊
維の見掛けの密度を検知することになり、テンション値
で判別する場合と結果的にほとんど符合する。このため
に第一図において光源(1)と受光部(2)をそれぞれ
適当な距離に配し、その間を繊維糸条(3)を移動させ
て受光部(2)において透過光量と光域及び 糸条周辺
の通過光域と暗域の変動を総合的に検知する構成にして
いる。又 受光部(2)は標準からの差動変動を特定し
て検知するために二部として設け、糸条(3)の走行方
向に副って直列に近接させて配している。
特有性によって仕上がりに錘内や他の錘間に品質のバラ
ツキが生ずる懸念もある為に工程中は常時監視する要が
ある。特に仮撚りセット後の時点 及び その後の工程
となる撚り戻し後の時点の一方か、もしくは両方でテン
ションを測定して判別の基準とするのが常である。この
発明においても同様の時点において糸条に光を照射し、
透過光があればその光量と光域を、糸条近辺の透過光で
は光域もしくは暗域を検知し、繊維ムラなどの品質のバ
ラツキも同時に検索する。試験結果として各デニールと
暗域にほぼ一定の比があって、これを検知することは繊
維の見掛けの密度を検知することになり、テンション値
で判別する場合と結果的にほとんど符合する。このため
に第一図において光源(1)と受光部(2)をそれぞれ
適当な距離に配し、その間を繊維糸条(3)を移動させ
て受光部(2)において透過光量と光域及び 糸条周辺
の通過光域と暗域の変動を総合的に検知する構成にして
いる。又 受光部(2)は標準からの差動変動を特定し
て検知するために二部として設け、糸条(3)の走行方
向に副って直列に近接させて配している。
「実施例」光源(1)には発光ダイオード、受光部
(2)はフォートダイオード2個を使用した。操作電圧
は±0.5%変動範囲内の 12V、糸条走行速度は
700m/min、消費電流は1錘当たり50mAであ
った。
(2)はフォートダイオード2個を使用した。操作電圧
は±0.5%変動範囲内の 12V、糸条走行速度は
700m/min、消費電流は1錘当たり50mAであ
った。
ハ.「発明の効果」 糸条と不接触下に必要で十分な物性測定が出来るように
なって糸条に損傷を与えたり性状を変えたりすることな
く 700〜1800m/minでの検知が出来るよう
になった。また光源の光束に適当な幅を設定し、光域を
感知することによって末解撚ムラや撚り戻し後のデニー
ルムラを検知する事が出来るようになった。また受光部
を前後2部で構成する事によって極部的変動の差を選別
して検知することが出来るようになって、一般糸条にお
ける部分的異状や花糸の規則変様における異常及び天然
糸における異物の検知などが容易なものとなり等級分別
がより確実に出来るなど応用範囲の広いものとなった。
なって糸条に損傷を与えたり性状を変えたりすることな
く 700〜1800m/minでの検知が出来るよう
になった。また光源の光束に適当な幅を設定し、光域を
感知することによって末解撚ムラや撚り戻し後のデニー
ルムラを検知する事が出来るようになった。また受光部
を前後2部で構成する事によって極部的変動の差を選別
して検知することが出来るようになって、一般糸条にお
ける部分的異状や花糸の規則変様における異常及び天然
糸における異物の検知などが容易なものとなり等級分別
がより確実に出来るなど応用範囲の広いものとなった。
第1図はこの発明の構成を示す俯瞰図である。 1 … 光源 2 … 受光部(2部) 3 … 走行糸条
Claims (1)
- 加工糸の加工々程における仮撚り後ならびに、もしくは
セットして撚り戻し後の物性測定に際して、発光素子1
及び2個の受光素子2を適当な距離に配し、その間にお
いて糸条3を移動させ受光素子2はそれぞれを至近距離
に、且つ糸条3の走行方向に副って直列に配して構成
し、糸条の一部を透過する光量と光域 及び暗域の増減
に基づいて物性測定する事を特徴とする加工糸の物性判
定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15254994A JP2649896B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 加工糸の物性判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15254994A JP2649896B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 加工糸の物性判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07324238A true JPH07324238A (ja) | 1995-12-12 |
JP2649896B2 JP2649896B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=15542900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15254994A Expired - Lifetime JP2649896B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 加工糸の物性判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2649896B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP15254994A patent/JP2649896B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2649896B2 (ja) | 1997-09-03 |
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