JPH07324107A - アニオン系開始剤用改質剤としての2,5−置換テトラヒドロフラン類 - Google Patents

アニオン系開始剤用改質剤としての2,5−置換テトラヒドロフラン類

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JPH07324107A
JPH07324107A JP6279684A JP27968494A JPH07324107A JP H07324107 A JPH07324107 A JP H07324107A JP 6279684 A JP6279684 A JP 6279684A JP 27968494 A JP27968494 A JP 27968494A JP H07324107 A JPH07324107 A JP H07324107A
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diene
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JP6279684A
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Efu Gureibusu Danieru
ダニエル・エフ・グレイブス
Ii Hooru Jieimuzu
ジエイムズ・イー・ホール
Jiei Shiyatoruwaasu Uiriamu
ウイリアム・ジエイ・シヤトルワース
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Original Assignee
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F297/00Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
    • C08F297/02Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F12/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アニオン系開始剤用改質剤としての2,5−
置換テトラヒドロフラン類。 【構成】 (a)有機リチウム開始剤および(b)構造
式: 【化1】 [式中、R1およびR1’は、独立して、Hまたは1から
4個の炭素原子を含んでいるアルキル基であり、そして
2およびR2’は、1から4個の炭素原子を含んでいる
アルキル基である]で表される2,5−置換テトラヒド
ロフラン改質剤を触媒有効量で存在させて重合を実施す
ることにより、15から100重量%量のビニル芳香族
炭化水素モノマー類と0から85重量%量の共役ジエン
モノマーのアニオン重合を行っている間の開始効率を改
良する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、2,5−置換テトラヒドロフ
ラン改質剤を用いてアニオン開始させることによるポリ
スチレン製造および共役ジエンモノマー類とビニル芳香
族炭化水素モノマー類からのブロック共重合体製造を行
う方法に関するものである。この改質剤は、ビニル芳香
族炭化水素モノマー類が示す開始効率を改良するもので
あるが、ブロック共重合体が生じている間にジエン寄与
単位(diene contributed unit
s)が示す1,2−ミクロ構造に影響を与えるものでな
い。
【0002】
【発明の背景】スチレン/ブタジエン共重合体の重合で
アニオン系開始剤と組み合わせて改質剤系を用いること
はよく知られている。しかしながら、このような改質剤
は、その最終的に生じる共重合体が有するジエンモノマ
ー寄与単位が示す1,2−ミクロ構造を増加させると共
にブロックスチレン含有量を低くする。
【0003】OOPSまたはTMEDAを含むキレート
型改質剤は、その最終的に生じる共重合体が有するジエ
ン単位の1,2−ミクロ構造を増加させる。これらのポ
リマー類と一緒に残存する非キレート型第三級アミン改
質剤は、重合後工程、例えば押し出しおよび射出成形工
程などを行っている間のポリマーが黄色化する原因とな
る。よく知られている非キレート型改質剤であるテトラ
ヒドロフラン(THF)がC−Li結合と反応してLi
アルコキサイドを生じることはよく知られている。TH
Fは低い沸点を有することから、これを重合用炭化水素
媒体から除去するのは困難である。
【0004】狭い分子量分布を示すポリスチレンを製造
するに適したアニオン系開始剤/改質剤系、並びに改質
剤を存在させても1,2−ミクロ構造に影響を与えるこ
となく改良された開始率でスチレン−ブタジエンのブロ
ック共重合体を製造するに適したアニオン系開始剤/改
質剤系を得ることが望まれている。また、溶媒工程流れ
から容易に回収可能な改質剤を見い出すことが望まれて
いる。
【0005】
【発明の要約】本発明は、アニオン系開始剤用改質剤系
に関すると共に、ポリスチレンを製造している間にアニ
オン系開始剤が示す効率を改良する方法、並びにジエン
寄与単位が示すミクロ構造に影響を与えることなくビニ
ル芳香族炭化水素−ジエンブロック共重合体製造中にア
ニオン系開始剤が示す効率を改良する方法に関する。触
媒有効量で(a)有機リチウム開始剤と(b)構造式:
【0006】
【化3】
【0007】[式中、R1およびR1’は、独立して各
々、Hであるか或は1から4個の炭素原子を含んでいる
アルキル基であり、そしてR2およびR2’は、独立して
各々、1から4個の炭素原子を含んでいるアルキル基で
ある]で表される2,5−置換テトラヒドロフラン改質
剤を存在させてビニル芳香族炭化水素モノマーの重合を
生じさせた後、任意に85重量%以下の量でジエンモノ
マーを加えることによって、この方法を実施する。
【0008】本発明の1つの目的は、ビニル芳香族モノ
マー類のアニオン開始重合を行っている間か或は芳香族
炭化水素モノマー類と後で添加するジエンモノマー類と
のブロック共重合を行っている間にビニル芳香族炭化水
素モノマー類が示す開始効率を改良する方法を提供する
ことにある。
【0009】本発明の別の目的は、ブロックスチレンが
生じている間のアニオン開始効率を改良すると共に、ジ
エン−ビニル芳香族炭化水素ブロック共重合体生成中に
ジエン寄与単位が示すビニル含有量または1,2−ミク
ロ構造に影響を与えることのない、アニオン系開始剤と
一緒に用いるに適した改質剤を提供することにある。本
発明のさらなる目的は、非常に狭い分子量分布を示すポ
リスチレンまたは他のビニル芳香族モノマー類のポリマ
ー類を製造する方法および触媒系を提供することにあ
る。
【0010】本発明のまたさらなる目的は、簡単な蒸留
を用いることで炭化水素溶媒工程流れから容易に除去さ
れ得る改質剤を提供することにある。
【0011】以下の詳細な記述から上記目的および他の
利点が明らかになるであろう。
【0012】
【発明の詳細な記述】ビニル芳香族炭化水素のポリマー
類を製造するか或は共役ジエン類とビニル芳香族炭化水
素とのブロック共重合体を製造する目的で本発明の方法
を用いることができる。
【0013】ポリマー類または共重合体の製造で用いる
に適切なビニル芳香族炭化水素モノマー類には、スチレ
ン、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、並
びにそれらのアルキル、シクロアルキル、アリール、ア
ルカリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ
およびジアルキル−アミノ誘導体(ここで、これらの置
換基を一緒にした中に存在している炭素原子の全数は一
般に12個以下である)が含まれる。これらの芳香族モ
ノマー類の例には、p−メチルスチレン、アルファ−メ
チルスチレン、3,5−ジエチルスチレン、4−n−プ
ロピルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレン、4
−ドデシルスチレン、3−メチル−t−n−ヘキシルス
チレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−フェニルス
チレン、2−エチル−4−ベンジルスチレン、4−p−
トリルスチレン、3,5−テトラメチルスチレン、4−
(4−フェニル−n−ブチル)−スチレン、3−(4−
n−ヘキシルフェニル)−スチレン、4−メトキシスチ
レン、3,5−ジフェノキシスチレン、2,6−ジメチ
ル−4−ヘキソキシスチレン、4−ジメチルアミノスチ
レン、3,5−ジエチルアミノスチレン、4−メトキシ
−6−ジ−n−プロピルアミノ−スチレン、4,5−ジ
メチル−1−ビニルナフタレン、3−エチル−1−ビニ
ル−ナフタレン、6−イソプロピル−1−ビニル−ナフ
タレン、2,4−ジイソプロピル−1−ビニルナフタレ
ン、3,6−ジ−p−トリル−1−ビニルナフタレン、
6−シクロヘキシル−1−ビニルナフタレン、4,5−
ジエチル−8−オクチル−1−ビニルナフタレン、3,
4,5,6−テトラメチル−1−ビニル−ナフタレン、
3,6−ジ−n−ヘキシル−1−ビニルナフタレン、8
−フェニル−1−ビニルナフタレン、5−(2,4,6
−トリメチルフェニル)−1−ビニルナフタレン、3,
6−ジ−エチル−2−ビニルナフタレン、7−ドデシル
−2−ビニルナフタレン、4−n−プロピル−5−n−
ブチル−2−ビニルナフタレン、6−ベンジル−2−ビ
ニルナフタレン、3−メチル−5,6−ジエチル−8−
n−プロピル−2−ビニルナフタレン、4−p−トリル
−2−ビニルナフタレン、5−(3−フェニル−n−プ
ロピル)−2−ビニルナフタレン、4−メトキシ−1−
ビニルナフタレン、6−フェノキシ−1−ビニルナフタ
レン、3,6−ジメチルアミノ−1−ビニルナフタレ
ン、7−ジヘキソニル−2−ビニルナフタレンなどが含
まれる。本発明の方法で用いるに好適なビニル芳香族炭
化水素モノマーは、ポリスチレンを製造するか或はスチ
レン寄与ブロックを含んでいるブロック共重合体を製造
するためのスチレンである。
【0014】ジエンブロック共重合体を製造する時に用
いられ得るジエンモノマー類は共役1,3−ジエンモノ
マー類である。これらは1分子当たり4から12個の炭
素原子、好適には4から8個の炭素原子を含んでいても
よい。
【0015】これらのジエンの例には下記が含まれる:
1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−
1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン(ピペリレ
ン)、2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエン、
3−メチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−
エチル−1,3−ペンタジエン、2−エチル−1,3−
ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、2−メチル−
1,3−ヘキサジエン、1,3−ヘプタジエン、3−メ
チル−1,3−ヘプタジエン、1,3−オクタジエン、
3−ブチル−1,3−オクタジエン、3,4−ジメチル
−1,3−ヘキサジエン、3−n−プロピル−1,3−
ペンタジエン、4,5−ジエチル−2,4−オクタジエ
ン、フェニル−1,3−ブタジエン、2,3−ジエチル
−1,3−ブタジエン、2,3−ジ−n−プロピル−
1,3−ブタジエン、2−メチル−3−イソプロピル−
1,3−ブタジエンなど。ジアルキルブタジエン類の中
では、アルキル基が1から3個の炭素原子を含んでいる
ものが好適である。鎖に沿ってアルコキシ置換基を含ん
でいるジエン類、例えば2−メトキシ−1,3−ブタジ
エン、2−エトキシ−3−エチル−1,3−ブタジエン
および2−エトキシ−3−メチル−1,3−ヘキサジエ
ンなどを用いることも可能である。本発明の方法で用い
るに好適な1,3−ジエンモノマーは1,3−ブタジエ
ンであり、そして好適なブロック共重合体はスチレン/
ブタジエンのブロック共重合体である。
【0016】所望のポリマー特性に応じて、このポリマ
ーおよびブロック共重合体の中に含有させる共役ジエン
モノマーとビニル芳香族炭化水素モノマーの量をかなり
変化させることができる。従って、これらのポリマー類
は、共役ジエン単位のブロックを約0から約85重量%
そしてビニル芳香族炭化水素単位のブロックを約15か
ら約100重量%含んでいてもよい。好適なブロック共
重合体は、共役ジエンモノマー寄与単位から生じるブロ
ックを0重量%よりも多い量から75重量%に及ぶ量で
含んでおりそしてビニル芳香族炭化水素モノマー寄与単
位から生じるブロックを25重量%から100重量%未
満の量で含んでいる共重合体である。狭い分子量範囲を
示すポリスチレンが本発明の方法に従って製造するに好
適なポリマーである。
【0017】示したように、本発明の触媒組成物の成分
(a)は有機リチウム開始剤である。この用いる有機リ
チウム開始剤は、1,3−ジエンモノマー類の重合また
は1,3−ジエンモノマー類とビニル芳香族炭化水素モ
ノマー類の共重合で有効性を示すことが本技術分野で知
られているアニオン系有機リチウム開始剤のいずれであ
ってもよい。一般に、これらの有機リチウム化合物は、
式R(Li)x[式中、Rは、1から約20個の炭素原
子、好適には約2から8個の炭素原子を含んでいるヒド
ロカルビル基を表し、そしてxは、1から4の整数であ
る]で表されるヒドロカルビルリチウム化合物である。
このヒドロカルビル基は好適には脂肪族基であるが、こ
のヒドロカルビル基はまた環状脂肪族または芳香族であ
ってもよい。これらの脂肪族基は第一、第二または第三
であってもよいが、第一および第二基が好適である。脂
肪族ヒドロカルビルの例には、メチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−
ブチル、n−アミル、s−アミル、n−ヘキシル、s−
ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、
n−ドデシルおよびオクタデシルなどが含まれる。これ
らの脂肪族基はいくらか不飽和基を含んでいてもよく、
例えばアリル、2−ブテニルなどを含み得る。シクロア
ルキル基の例は、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシ
ル、エチルシクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペ
ンチルメチル、メチルシクロペンチルエチルなどであ
る。芳香族ヒドロカルビル基の例には、フェニル、トリ
ル、フェニルエチル、ベンジル、ナフチル、フェニルシ
クロヘキシルなどが含まれる。
【0018】本発明の方法に従う共役ジエン類の重合ま
たは共役ジエン類とビニル芳香族炭化水素との共重合で
アニオン系開始剤として有効性を示す有機リチウム化合
物の特定例には下記が含まれる:n−ブチルリチウム、
n−プロピルリチウム、イソブチルリチウム、t−ブチ
ルリチウム、アミル−リチウム、シクロヘキシルリチウ
ムなど。
【0019】好適には、R(Li)xの如き1種以上の
リチウム化合物を含んでいる異なるリチウム開始剤化合
物の混合物もまた使用可能である。好適な有機リチウム
開始剤はn−ブチルリチウムである。
【0020】単独か或はヒドロカルビルリチウム開始剤
との組み合わせで使用可能な他のリチウム触媒は、リチ
ウムジアルキルアミン類、リチウムジアルキルホスフィ
ン類、リチウムアルキルアリールホスフィン類およびリ
チウムジアリールホスフィン類などである。
【0021】所望の重合を行うに必要とされる開始剤量
は、数多くの因子、例えば所望のポリマー分子量、ポリ
ジエンブロックの所望1,2−および1,4−含有量、
並びに製造するポリマーに所望の物性などに応じて幅広
い範囲に渡って変化し得る。一般に、この使用する開始
剤量は、所望のポリマー分子量に応じて、モノマー
(類)100グラム当たり0.20ミリモルのリチウム
の如き少ない量からモノマー(類)100グラム当たり
約100ミリモルのリチウムに及ぶ量で変化し得る。
【0022】本発明の触媒組成物の成分(b)は、構造
式:
【0023】
【化4】
【0024】[式中、R1およびR1’は、独立して、H
であるか或は1から4個の炭素原子を含んでいるアルキ
ル基であり、そしてR2およびR2’は、独立して、1か
ら4個の炭素原子を含んでいるアルキル基である]で表
される2,5−置換テトラヒドロフラン改質剤である。
【0025】本発明の触媒系で用いるに好適な2,5−
置換テトラヒドロフラン改質剤には、2,5−ジメチル
テトラヒドロフラン(2,5−DMTHF)および2,
2,5,5−テトラメチルテトラヒドロフラン(2,
2,5,5−TMTHF)および2−メチル−5−エチ
ルテトラヒドロフランなどが含まれる。
【0026】本発明の重合反応で用いる2,5−置換テ
トラヒドロフラン改質剤量は、改質剤(b)と開始剤
(a)のモル比を基準にしている。この2,5−置換改
質剤(b)と有機リチウム開始剤(a)のモル比は、幅
広くは1.0:20.0から20.0:1.0の範囲で
あり、ここで好適な範囲は1.0:5.0から5.0:
1.0である。
【0027】その所望分子量があるMw/Mn範囲に入る
ポリマー類およびブロック共重合体を製造するに充分な
量で本発明の触媒混合物を用いる。1,000から1,
000,000、好適には1,000から500,00
0の範囲の分子量(Mn)を示すポリマー類が得られる
ようにこの触媒混合物の量を選択する。
【0028】本発明のポリマー類を製造する時に用いる
モノマー類の重量に対する本触媒混合物のミリモル比
は、モノマー100グラム当たりのリチウムを基にして
いる。本発明のポリマー類を製造する時に用いる改質剤
量によって、最終的に生じるブロック共重合体が有する
ジエン寄与単位内のブロックスチレン量と1,2−ミク
ロ構造が決定される。キレート型改質剤とは異なり、こ
の2,5−置換テトラヒドロフラン改質剤とアニオン系
開始剤の比率を5:1にしても、最終ブロック共重合体
が有するジエン寄与単位が示すミクロ構造は有意な影響
を受けない。本発明の方法に従って製造するブロック共
重合体が示す1,2−ミクロ構造含有量は、これらのジ
エンブロック内で約8から約75%、好適には8から2
5%の範囲になり得ることが測定された。
【0029】本発明において、モノマー1グラム当たり
のモル数として示すか或は成分の比率として示す如き、
アニオン系開始剤と2,5−置換テトラヒドロフラン改
質剤の全量は、触媒有効量、即ちこの開示したモノマー
系の重合を開始させそしてその重合を生じさせることで
ジエン単位内に含まれている1,2−ミクロ構造が約8
から約75%の範囲であるポリマーまたは共重合体をも
たらすに有効な量であると見なす。
【0030】本発明に従って製造するポリスチレンポリ
マー類または他のビニル芳香族炭化水素モノマー類のポ
リマー類或はこれらのモノマー類から製造されるブロッ
クは、極めて狭い分子量分布を示し、そのMw/Mn比は
1.02から1.25、好適には1.02から1.15
の範囲である。分子量分布がこのようであることが、こ
の2,5−置換テトラヒドロフラン改質剤を用いると改
良されたアニオン開始効率が得られることの原因となっ
ている。
【0031】ポリマーの生きている末端を最大量で作り
出す本質的に全ての入手可能な開始剤を同時に用いる
時、改良されたアニオン開始効率が得られる。このよう
に開始部位を最大度合で作り出すことによって、このビ
ニル芳香族モノマー類の重合で得られるポリマー類およ
びブロックは狭い分子量分布を示すようになる、と言う
のは、各々の鎖がほとんど同時に生じ始めると共に、モ
ノマー単位は、このモノマー供給が枯渇するまで本質的
に同じ速度でそのポリマー鎖上に付加するからである。
これらの2,5−置換テトラヒドロフラン改質剤は優先
的にビニル芳香族炭化水素モノマー類のアニオン開始率
に影響を与えることから、これらの改質剤は、ポリスチ
レン−ポリジエン型ブロック共重合体内のジエンブロッ
クが示すビニル含有量もしくは1,2−ミクロ構造に何
ら影響を与えない。これらのビニル芳香族モノマー類の
開始を行った後続けてこの重合反応槽の中にジエンモノ
マー類を仕込むのが望ましい。
【0032】この重合反応の開始および最大温度、並び
に改質剤の絶対濃度などの如き工程条件は、独立して、
これらの1,3−ジエンポリマー類が示す最終1,2−
ミクロ構造含有量に影響を与え得る。各モノマー反応系
で最終的に望まれている1,2−ミクロ構造含有量であ
る約8から約75%を得るように上記条件を調節するこ
とができる。ジエンブロック内の1,2−ミクロ構造が
8から25%であるブロック共重合体を製造するのが望
ましい。
【0033】本発明で用いる言葉「ミクロ構造」は、実
際、共役ジエンモノマー単位でポリマー鎖が成長する添
加様式を表している。1,2−付加または1,4−付加
のどちらかが生じ得る。用語的には、1,3−ブタジエ
ンがモノマーである場合、上記により、そのポリマー鎖
内のモノマー単位に関して1,2−もしくは1,4−ミ
クロ構造がもたらされる。イソプレンがモノマーである
場合、そのポリマー鎖ではほとんど一般的に3,4−も
しくは1,4−ミクロ構造がもたらされ、1,2−ミク
ロ構造量はより少ない。従って、1,2−付加から生じ
るポリマー構造の名称は、その重合させるモノマーに依
存している。簡潔さから、共役ジエン類の1,2−付加
から生じるミクロ構造を記述する目的でこの言葉「1,
2−ミクロ構造」を用いる。
【0034】本発明の2,5−置換テトラヒドロフラン
改質剤を用いると、ビニル芳香族炭化水素モノマー類の
重合を行っている間およびジエン類とビニル芳香族炭化
水素モノマー類とのブロック共重合を行っている間に該
アニオン系開始剤が示すアニオン開始効率が改良される
ことを特記する。アニオン開始効率は、アニオン重合を
行っている間に利用されて生きているポリマー鎖末端を
作り出すアニオン系開始剤のパーセントを基にしたもの
である。生きているポリマー末端の産出でこの開始剤の
各分子が利用された時、100%のアニオン開始効率が
達成される。
【0035】これらの共重合体のジエン寄与単位が示す
1,2−ミクロ構造は、共重合を行っている間、本発明
の改質剤の有意な影響を受けない。
【0036】本発明の触媒組成物を用いた方法における
モノマー類の重合は、一般に、これらのモノマー類、開
始剤および改質剤が溶解性を示す不活性な炭化水素溶媒
もしくは希釈剤の中に入っているモノマー類の溶液内で
実施される。好適な炭化水素溶媒は、アルカン類、例え
ばエタン、プロパン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘ
プタンなどである。トルエンの如き芳香族溶媒はテロマ
ー化剤として働く可能性があり、低分子量のポリマー類
が望まれている場合、これらを用いることができる。特
に好適な炭化水素溶媒はn−ヘキサンであり、最も好適
な市販ヘキサンはn−ヘキサンを少なくとも50%含ん
でおり、そして含まれている芳香族溶媒は1%未満であ
る。これらの溶媒は単独か或は組み合わせとして、例え
ば炭化水素溜分として用いられ得る。
【0037】これらのモノマー類を溶液重合させる時に
用いる炭化水素溶媒量は10から95%の範囲であって
もよく、好適な量は65から85%である。
【0038】上述した系内におけるモノマー類の重合
は、好適には断熱的に行われ、この反応を行っている間
に温度上昇が生じる。これに関連して用いる言葉「断熱
重合」は、この重合過程中に熱の供給も除去も行わない
ことを意味している。
【0039】本重合系は、0℃から160℃、好適には
40℃から140℃の温度で実施される溶液重合技術に
適用可能である。所望の1,2−ミクロ構造含有量を示
すポリマーを与えながら好適な重合率をもたらす、0℃
から160℃の範囲の如何なる温度も採用され得る。こ
の操作をバッチ操作で実施すべき場合、90℃未満の開
始温度が好適である。この操作を連続操作で実施すべき
場合、より高い開始温度、例えば100℃から120℃
を用いることができ、この重合過程を80℃から160
℃、最も好適には100℃から140℃の範囲に維持す
るのが好適である。
【0040】0.5から100気圧の圧力でこの重合反
応を実施することができる。所望度合の重合に到達した
ら、この重合段階で、メタノール、イソプロパノールま
たは水などの如き非溶媒を用いて沈澱を生じさせること
でこのポリマーを単離しそして適当な抗酸化剤を加える
ことができる。ドラム乾燥の如き便利な如何なる乾燥方
法を用いることでも、その回収したポリマーまたは共重
合体の乾燥を行うことができる。この溶媒工程からの
2,5−置換テトラヒドロフラン類の回収は、分別蒸留
を用いることで容易に行われる。これらのポリマー類お
よび共重合体は、それらが示す分子量および組成に応じ
て、成形用材料および接着剤からゴム製品、例えば熱可
塑性エラストマー類などに及ぶ範囲の多様な用途で用い
られ得る。
【0041】本発明の特徴のさらなる説明を行う目的で
下記の実施例を与えるが、これらは本発明の範囲を制限
するものとして意図したものでない。これらの実施例で
示す部およびパーセントは特に明記しない限り重量であ
る。
【0042】以下の実施例を用いて、本発明の触媒/改
質剤系を利用したブタジエン/スチレン共重合体の製造
を説明する。これらの実施例では、重合用溶媒としてヘ
キサンを用い、16オンスのクラウンキャップ付き(c
rown−capped)ボトルの中で重合を実施し
た。ヘキサン中33%溶液として1,3−ブタジエンモ
ノマーを添加した。ヘキサン中33%溶液としてスチレ
ンモノマーを添加した。ヘキサン中3%溶液としてn−
ブチルリチウム開始剤(以後n−BuLi)を添加し
た。以下の実施例で用いる2,5−置換テトラヒドロフ
ラン類は、2,5−ジメチルテトラヒドロフラン(2,
5−DMTHF)または2,2,5,5−テトラメチル
テトラヒドロフラン(2,2,5,5−TMTHF)で
ある。比較実施例では改質剤として2,2−ビス−オキ
ソラノプロパン(OOPS)をヘキサン中5%溶液とし
て用いた。
【0043】実施例1から10では、該n−BuLiお
よびその識別した改質剤と一緒に該スチレンモノマー溶
液を上記ボトルの中に仕込んだ。その後、これらのボト
ルに該ブタジエンモノマー溶液を仕込んだ。次に、これ
らのボトルを回転している水浴の中に入れ、そして70
℃で2時間重合を生じさせた。赤外分光法(IR)を用
いて、その得られる共重合体を1,2−ミクロ構造とス
チレン含有量に関して分析した。
【0044】
【実施例】実施例1から10 これらの実施例では、ヘキサンを76g、ヘキサン中の
スチレンを27.3g、ヘキサン中の1,3−ブタジエ
ンを63.6g、ヘキサン中3%のn−BuLiを1.
5mL、そしてヘキサン中5%の2,2−ビス−オキソ
ラノプロパン(OOPS)溶液、ヘキサン中0.476
%の2,5−DMTHF溶液またはヘキサン中2.0%
の2,2,5,5−TMTHF溶液から選択される改質
剤を用いた仕込み物で、ブタジエン/スチレンのジブロ
ック共重合体の製造を行った。この改質剤の量(m
L)、改質剤と開始剤のモル比およびその得られるジブ
ロック共重合体が示す特性を表Iに示す。
【0045】これらの実施例は、公知改質剤である2,
2−ビス−オキソラノプロパンとの比較において2,5
−置換テトラヒドロフラン類が示す効果を表している。
実施例1および10では全く改質剤を用いなかった。
【0046】
【表1】
【0047】実施例11から13 実施例11から13では、アニオン系開始剤を用いると
共に、改質剤を全く用いないか、或は改質剤として2,
5−DMTHFまたは2,2,5,5−TMTHFを用
いて、ポリスチレンの製造を行った。ヘキサン溶媒を2
0g、スチレン/ブタジエンのジブロック分散剤を20
mL、ヘキサン中3%のn−BuLi溶液を5.5m
L、そしてヘキサン中33%のスチレンモノマー溶液を
39.4g用いて各重合を70℃で2時間実施した。こ
の開始剤を基とするポリマー類の標的Mnは10,00
0であった。これらの改質剤を存在させる場合、n−B
uLiに対して1:1のモル比でこれらを用いた。Mn
に対するMwから未反応触媒の計算を行った。改質剤の
量、未反応開始剤の量および得られるポリスチレンの特
性を表IIに示す。
【0048】 表II 実施例番号 11 12 13 改質剤/Li − 1:1 1:1 (モル比) 2,5−DMTHF(mL) − 5.4 − (ヘキサン中4.76%) 2,2,5,5−TMTHF(mL) − − 1.6 (ヘキサン中20%) Mn 12159 9804 8838 Mw 16014 11132 9699 Mw/Mn 1.32 1.14 1.10 未反応のn−BuLi(%) 18 0 0 本発明の特徴および態様は以下のとおりである。
【0049】1. ポリマーまたはブロック共重合体の
製造方法において、(a)有機リチウム開始剤、および
(b)構造式:
【0050】
【化5】
【0051】[式中、R1およびR1’は、独立して、H
および1から4個の炭素原子を含んでいるアルキル基か
ら成る群から選択され、そしてR2およびR2’は、独立
して、1から4個の炭素原子を含んでいるアルキル基で
ある]で表される2,5−置換テトラヒドロフラン、を
含んでいる触媒組成物を触媒有効量で存在させた炭化水
素溶媒中で15から100重量%量のビニル芳香族炭化
水素モノマーと0から85重量%量のジエンモノマーを
重合させることを含む方法。
【0052】2. 該ジエンモノマーが1,3−ブタジ
エンである第1項の方法。
【0053】3. 該ジエンモノマーがイソプレンであ
る第1項の方法。
【0054】4. 該ビニル芳香族炭化水素モノマーが
スチレンである第1項の方法。
【0055】5. 0以上から約75重量%量のジエン
モノマーと約25から100重量%未満量のビニル芳香
族炭化水素モノマーを重合させることによって上記ブロ
ック共重合体を製造する第1項の方法。
【0056】6. 該有機リチウム開始剤がn−ブチル
リチウムである第1項の方法。
【0057】7. 上記2,5−置換テトラヒドロフラ
ンが2,5−ジメチルテトラヒドロフランである第1項
の方法。
【0058】8. 上記2,5−置換テトラヒドロフラ
ンが2,2,5,5−テトラメチルテトラヒドロフラン
である第1項の方法。
【0059】9. 該2,5−置換テトラヒドロフラン
と有機リチウム開始剤のモル比が1:20から20:1
の範囲である第1項の方法。
【0060】10. 約0℃から約160℃の範囲の温
度で該重合を実施する第1項の方法。
【0061】11. (a)アニオン系開始剤、および
(b)構造式:
【0062】
【化6】
【0063】[式中、R1およびR1’は、独立して、H
および1から4個の炭素原子を含んでいるアルキル基か
ら成る群から選択され、そしてR2およびR2’は、独立
して、1から4個の炭素原子を含んでいるアルキル基で
ある]で表される2,5−置換テトラヒドロフラン、を
含んでいる触媒組成物。
【0064】12. 該アニオン系開始剤が有機リチウ
ム開始剤である第11項の触媒組成物。
【0065】13. 該2,5−置換テトラヒドロフラ
ンが2,5−ジメチルテトラヒドロフランである第11
項の触媒組成物。
【0066】14. 該2,5−置換テトラヒドロフラ
ンが2,2,5,5−テトラメチルテトラヒドロフラン
である第11項の触媒組成物。
【0067】15. 該2,5−置換テトラヒドロフラ
ンとアニオン系開始剤のモル比が1:20から20:1
の範囲である第11項の触媒組成物。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーまたはブロック共重合体の製造
    方法において、 (a)有機リチウム開始剤、および(b)構造式: 【化1】 [式中、R1およびR1’は、独立して、Hおよび1から
    4個の炭素原子を含んでいるアルキル基から成る群から
    選択され、そしてR2およびR2’は、独立して、1から
    4個の炭素原子を含んでいるアルキル基である]で表さ
    れる2,5−置換テトラヒドロフラン、を含んでいる触
    媒組成物を触媒有効量で存在させた炭化水素溶媒中で1
    5から100重量%量のビニル芳香族炭化水素モノマー
    と0から85重量%量のジエンモノマーを重合させるこ
    とを含む方法。
  2. 【請求項2】 (a)アニオン系開始剤、および(b)
    構造式: 【化2】 [式中、R1およびR1’は、独立して、Hおよび1から
    4個の炭素原子を含んでいるアルキル基から成る群から
    選択され、そしてR2およびR2’は、独立して、1から
    4個の炭素原子を含んでいるアルキル基である]で表さ
    れる2,5−置換テトラヒドロフラン、を含んでいる触
    媒組成物。
JP6279684A 1993-10-22 1994-10-20 アニオン系開始剤用改質剤としての2,5−置換テトラヒドロフラン類 Pending JPH07324107A (ja)

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US139667 1993-10-22
US08/139,667 US5385994A (en) 1993-10-22 1993-10-22 2,5-substituted tetrahydrofurans as anionic initiator modifiers

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DE69407533D1 (de) 1998-02-05
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