JPH07323220A - 撹拌機の下部軸受装置 - Google Patents
撹拌機の下部軸受装置Info
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- JPH07323220A JPH07323220A JP6117948A JP11794894A JPH07323220A JP H07323220 A JPH07323220 A JP H07323220A JP 6117948 A JP6117948 A JP 6117948A JP 11794894 A JP11794894 A JP 11794894A JP H07323220 A JPH07323220 A JP H07323220A
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- bearing box
- reservoir tank
- stirring
- air
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/762—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2320/00—Apparatus used in separating or mixing
- F16C2320/16—Mixing apparatus
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮空気のリーク損失を少なくすることがで
きるとともに、撹拌液の軸受箱内への侵入を確実に防止
することができ、安価な軸受を使用しうるようにした撹
拌機の下部軸受装置を得る。 【構成】 圧力調整手段21により、リザーバタンク2
2内の圧力P2を、軸受箱8と軸受箱カバー10との間
に形成された空気溜り空間11内の圧力P1より若干小
となるように調整しておくことにより、空気溜り空間1
1から少量の空気が連通手段25を介してリザーバタン
ク22へ常時流れ込み、万一軸受箱8と軸受箱カバー1
0との間に撹拌液6が侵入したとしても、その撹拌液6
は、環状溝20及び連通手段25を通ってリザーバタン
ク22へ回収されるので、撹拌液6がさらに軸受箱8内
に侵入することはない。
きるとともに、撹拌液の軸受箱内への侵入を確実に防止
することができ、安価な軸受を使用しうるようにした撹
拌機の下部軸受装置を得る。 【構成】 圧力調整手段21により、リザーバタンク2
2内の圧力P2を、軸受箱8と軸受箱カバー10との間
に形成された空気溜り空間11内の圧力P1より若干小
となるように調整しておくことにより、空気溜り空間1
1から少量の空気が連通手段25を介してリザーバタン
ク22へ常時流れ込み、万一軸受箱8と軸受箱カバー1
0との間に撹拌液6が侵入したとしても、その撹拌液6
は、環状溝20及び連通手段25を通ってリザーバタン
ク22へ回収されるので、撹拌液6がさらに軸受箱8内
に侵入することはない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排煙脱硫装置の吸収塔
等に用いられる大型の撹拌機の下部軸受装置に関する。
等に用いられる大型の撹拌機の下部軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の下部軸受装置を用いた撹
拌機の全体構成を示す概略縦断正面図、図3は、その従
来の下部軸受装置の拡大縦断正面図である。
拌機の全体構成を示す概略縦断正面図、図3は、その従
来の下部軸受装置の拡大縦断正面図である。
【0003】モータ(01)により駆動される撹拌機本体(0
2)は、撹拌槽(03)の上部に設置され、撹拌機本体(02)か
ら撹拌槽(03)内に垂下する撹拌軸(04)の下部には撹拌羽
根(05)が設けられ、これが回転することにより、撹拌槽
(03)内の撹拌液(06)を撹拌する。
2)は、撹拌槽(03)の上部に設置され、撹拌機本体(02)か
ら撹拌槽(03)内に垂下する撹拌軸(04)の下部には撹拌羽
根(05)が設けられ、これが回転することにより、撹拌槽
(03)内の撹拌液(06)を撹拌する。
【0004】撹拌軸(04)の長さがそれ程長くない場合
は、下部軸受を省略し、撹拌作用により生じる側方力等
を撹拌機本体(02)のみで負担することも可能である。
は、下部軸受を省略し、撹拌作用により生じる側方力等
を撹拌機本体(02)のみで負担することも可能である。
【0005】しかし、撹拌機によっては撹拌軸(04)の長
さが10mを超え、下部軸受装置(07)が不可欠となるもの
もある。また、一般に撹拌液(06)は、物理的、化学的性
質がよくない場合が多い。例えばスラリーを多量に含ん
でいるとか酸性度が高いといった具合で、機械の摺動部
に潤滑剤として使用不可能なものがほとんどである。し
たがって、下部軸受装置(07)を用いる場合、下部軸受の
潤滑剤に撹拌液(06)が侵入するのを如何にして回避する
かが重要な課題となる。
さが10mを超え、下部軸受装置(07)が不可欠となるもの
もある。また、一般に撹拌液(06)は、物理的、化学的性
質がよくない場合が多い。例えばスラリーを多量に含ん
でいるとか酸性度が高いといった具合で、機械の摺動部
に潤滑剤として使用不可能なものがほとんどである。し
たがって、下部軸受装置(07)を用いる場合、下部軸受の
潤滑剤に撹拌液(06)が侵入するのを如何にして回避する
かが重要な課題となる。
【0006】図2は、そのような撹拌液(06)の侵入を防
止するようにした従来の下部軸受装置の一例を示すもの
で、撹拌槽(03)の底部に設けた軸受箱(08)内に、撹拌槽
(03)の上部より垂下する撹拌軸(04)の下端部を軸受する
軸受(09)を設け、かつ撹拌軸(04)に、外周に下向き筒状
のスカート部(010a)を有して、軸受箱(08)の上部を覆う
軸受箱カバー(010)を設けて、該軸受箱カバー(010)と軸
受箱(08)との間に形成される空気溜り空間(011)に、軸
受箱(08)等に穿設した連通孔(012)を介して、外部から
圧縮空気を圧送することにより、空気溜り空間(011)内
の圧力P1をそれに対応する個所の撹拌液(06)の液圧P0
より大とし、潤滑剤(013)が満たされた軸受(09)収納部
と撹拌液(06)とを空気により分離するようになってい
る。
止するようにした従来の下部軸受装置の一例を示すもの
で、撹拌槽(03)の底部に設けた軸受箱(08)内に、撹拌槽
(03)の上部より垂下する撹拌軸(04)の下端部を軸受する
軸受(09)を設け、かつ撹拌軸(04)に、外周に下向き筒状
のスカート部(010a)を有して、軸受箱(08)の上部を覆う
軸受箱カバー(010)を設けて、該軸受箱カバー(010)と軸
受箱(08)との間に形成される空気溜り空間(011)に、軸
受箱(08)等に穿設した連通孔(012)を介して、外部から
圧縮空気を圧送することにより、空気溜り空間(011)内
の圧力P1をそれに対応する個所の撹拌液(06)の液圧P0
より大とし、潤滑剤(013)が満たされた軸受(09)収納部
と撹拌液(06)とを空気により分離するようになってい
る。
【0007】(014)は、軸受箱カバー(010)のスカート部
(010a)の下部内面に形成したラビリンス状のシール部、
(015)は、軸受箱(08)の上端を閉塞する塞ぎ板、(016)
は、その塞ぎ板(015)の撹拌軸(04)を貫通部に設けたオ
イルシールである。
(010a)の下部内面に形成したラビリンス状のシール部、
(015)は、軸受箱(08)の上端を閉塞する塞ぎ板、(016)
は、その塞ぎ板(015)の撹拌軸(04)を貫通部に設けたオ
イルシールである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】軸受箱(08)は静止して
おり、一方、撹拌軸(04)に取付けられた軸受箱カバー(0
10)は回転するため、両者の間には隙間が不可欠となる
が、この隙間から圧縮空気がリークすることになる。こ
のリーク自体は撹拌液(06)の反応に悪影響を及ぼすこと
はなく、問題視するには及ばないものである。しかしな
がら、リーク量が多いと大量の圧縮空気が必要となるた
め経済性が劣ることになる。そこでリーク量が少なく、
かつ、確実にシール可能な方法が望まれていた。
おり、一方、撹拌軸(04)に取付けられた軸受箱カバー(0
10)は回転するため、両者の間には隙間が不可欠となる
が、この隙間から圧縮空気がリークすることになる。こ
のリーク自体は撹拌液(06)の反応に悪影響を及ぼすこと
はなく、問題視するには及ばないものである。しかしな
がら、リーク量が多いと大量の圧縮空気が必要となるた
め経済性が劣ることになる。そこでリーク量が少なく、
かつ、確実にシール可能な方法が望まれていた。
【0009】図2に示す構成においても、原理上はP1
>P0であれば撹拌液(06)の軸受箱(08)内への侵入は起
こり得ないはずである。しかし、撹拌液(06)は乱流状態
で激しく撹拌されるため、実際に圧力P1が圧力P0より
相当程度高くしないと撹拌液(06)の侵入を回避できなか
った。圧力P1を高くすればシール性能は高まるが大量
の圧縮空気を要することとなり、経済的損失が大きくな
るという問題があった。
>P0であれば撹拌液(06)の軸受箱(08)内への侵入は起
こり得ないはずである。しかし、撹拌液(06)は乱流状態
で激しく撹拌されるため、実際に圧力P1が圧力P0より
相当程度高くしないと撹拌液(06)の侵入を回避できなか
った。圧力P1を高くすればシール性能は高まるが大量
の圧縮空気を要することとなり、経済的損失が大きくな
るという問題があった。
【0010】また、従来方式においては、シールの信頼
性が低く、時として軸受箱(08)内に撹拌液(06)が侵入す
ることもあるため、軸受(09)として、耐酸性にすぐれた
PTFE製のすべり軸受を使用せざるを得なかった。その結
果、軸受面圧を抑制する必要から撹拌軸(04)にスリーブ
(017)を固着していたため軸受箱(08)全体が大きくなる
という問題があった。
性が低く、時として軸受箱(08)内に撹拌液(06)が侵入す
ることもあるため、軸受(09)として、耐酸性にすぐれた
PTFE製のすべり軸受を使用せざるを得なかった。その結
果、軸受面圧を抑制する必要から撹拌軸(04)にスリーブ
(017)を固着していたため軸受箱(08)全体が大きくなる
という問題があった。
【0011】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、圧縮空気のリーク損失を少なくするこ
とができるとともに、撹拌液の軸受箱内への侵入を確実
に防止することができ、安価な軸受を使用しうるように
した撹拌機の下部軸受装置を提供することを目的として
いる。
な問題点に鑑み、圧縮空気のリーク損失を少なくするこ
とができるとともに、撹拌液の軸受箱内への侵入を確実
に防止することができ、安価な軸受を使用しうるように
した撹拌機の下部軸受装置を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 撹拌槽の底部に設けた軸受箱内に、撹拌槽の上
部より垂下する撹拌軸の下端部を軸受する軸受を設け、
かつ撹拌軸に、外周に下向き筒状のスカート部を有し
て、軸受箱の上部を覆う軸受箱カバーを設け、該軸受箱
カバーと軸受箱との間に形成される空気溜り空間に、外
部から圧縮空気を圧送することにより、軸受収納部と撹
拌液とを空気により分離するようにした撹拌機の下部軸
受装置において、前記軸受箱の外周部における軸受箱カ
バーのスカート部の下端より上方に環状溝を設けるとと
もに、該環状溝と撹拌槽外に設けた圧力調整手段を備え
るリザーバタンクとを連通手段により連通させたこと。
題は、次のようにして解決される。 (1) 撹拌槽の底部に設けた軸受箱内に、撹拌槽の上
部より垂下する撹拌軸の下端部を軸受する軸受を設け、
かつ撹拌軸に、外周に下向き筒状のスカート部を有し
て、軸受箱の上部を覆う軸受箱カバーを設け、該軸受箱
カバーと軸受箱との間に形成される空気溜り空間に、外
部から圧縮空気を圧送することにより、軸受収納部と撹
拌液とを空気により分離するようにした撹拌機の下部軸
受装置において、前記軸受箱の外周部における軸受箱カ
バーのスカート部の下端より上方に環状溝を設けるとと
もに、該環状溝と撹拌槽外に設けた圧力調整手段を備え
るリザーバタンクとを連通手段により連通させたこと。
【0013】(2) 前記(1)項において、リザーバタン
クの圧力調整手段を、リザーバタンクの入口及び出口に
設けた調整弁により構成する。
クの圧力調整手段を、リザーバタンクの入口及び出口に
設けた調整弁により構成する。
【0014】(3) 前記(1)又は(2)項において、軸受
箱内に設ける軸受を、転がり軸受とする。
箱内に設ける軸受を、転がり軸受とする。
【0015】
【作用】圧力調整手段により、リザーバタンク内の圧力
P2を、軸受箱と軸受箱カバーとの間に形成された空気
溜り空間内の圧力P1より若干小となるように調整して
おくことにより、空気溜り空間から少量の空気が連通手
段を介してリザーバタンクへ常時流れ込み、万一軸受箱
と軸受箱カバーとの間に撹拌液が侵入したとしても、そ
の撹拌液は、環状溝及び連通手段を通ってリザーバタン
クへ回収されるので、撹拌液がさらに軸受箱内に侵入す
ることはない。
P2を、軸受箱と軸受箱カバーとの間に形成された空気
溜り空間内の圧力P1より若干小となるように調整して
おくことにより、空気溜り空間から少量の空気が連通手
段を介してリザーバタンクへ常時流れ込み、万一軸受箱
と軸受箱カバーとの間に撹拌液が侵入したとしても、そ
の撹拌液は、環状溝及び連通手段を通ってリザーバタン
クへ回収されるので、撹拌液がさらに軸受箱内に侵入す
ることはない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1を参照して
説明する。なお、上述の従来のものと同一の構成部材に
は、その符号から冒頭の「0」を除いた符号を付し、そ
れらについての詳細な説明は省略する。
説明する。なお、上述の従来のものと同一の構成部材に
は、その符号から冒頭の「0」を除いた符号を付し、そ
れらについての詳細な説明は省略する。
【0017】本実施例において、軸受箱(8)と軸受箱カ
バー(10)との間に空気溜り空間(11)を形成し、ここ
に、圧縮空気を外部から連通孔(12)を通って送り込
むことによりシールするという点は、従来のものと同様
である。
バー(10)との間に空気溜り空間(11)を形成し、ここ
に、圧縮空気を外部から連通孔(12)を通って送り込
むことによりシールするという点は、従来のものと同様
である。
【0018】しかし、本実施例においては、軸受箱(8)
の外周面における軸受箱カバー(10)のスカート部(10a)
の下端のシール部(14)より上方の部分に、環状溝(20)を
設けるとともに、該環状溝(20)と撹拌槽(3)外に設けた
圧力調整手段(21)を備えるリザーバタンク(22)とを、軸
受箱(8)に穿設した連通孔(23)と、その開口端部に接続
した配管(24)とからなる連通手段(25)をもって連通させ
ている。
の外周面における軸受箱カバー(10)のスカート部(10a)
の下端のシール部(14)より上方の部分に、環状溝(20)を
設けるとともに、該環状溝(20)と撹拌槽(3)外に設けた
圧力調整手段(21)を備えるリザーバタンク(22)とを、軸
受箱(8)に穿設した連通孔(23)と、その開口端部に接続
した配管(24)とからなる連通手段(25)をもって連通させ
ている。
【0019】圧力調整手段(21)は、本実施例において
は、リザーバタンク(22)の入口側である配管(24)の途中
に設けた調整弁(26)と、リザーバタンク(22)の出口側に
設けた調整弁(27)とをもって構成している。
は、リザーバタンク(22)の入口側である配管(24)の途中
に設けた調整弁(26)と、リザーバタンク(22)の出口側に
設けた調整弁(27)とをもって構成している。
【0020】(25)は、リザーバタンク(22)内に溜った撹
拌液(6)の量を確認するためのレベルゲージ、(29)は、
リザーバタンク(22)内に沿った撹拌液(6)を排出するた
めのドレン弁、(30)(31)は、配管(24)及びリザーバタン
ク(22)に接続した圧力計である。
拌液(6)の量を確認するためのレベルゲージ、(29)は、
リザーバタンク(22)内に沿った撹拌液(6)を排出するた
めのドレン弁、(30)(31)は、配管(24)及びリザーバタン
ク(22)に接続した圧力計である。
【0021】このような構成としたことにより、両調整
弁(26)(27)を調整して、リザーバタンク(22)内の圧力P
2が、空気溜り空間(11)内の圧力P1より若干小となる
(P1>P2)ようにしておくと、空気溜り空間(11)から少
量の空気が連通手段(21)を介してリザーバタンク(22)へ
常時流れ込み、万一撹拌液(6)が、シール部(14)を超え
て、軸受箱(8)と軸受箱カバー(10)との間に侵入したと
しても、その撹拌液(6)は、環状溝(20)及び連通手段(2
5)を通ってリザーバタンク(22)へ回収されるので、撹拌
液(6)がさらに軸受箱内(8)に侵入することはなくな
る。
弁(26)(27)を調整して、リザーバタンク(22)内の圧力P
2が、空気溜り空間(11)内の圧力P1より若干小となる
(P1>P2)ようにしておくと、空気溜り空間(11)から少
量の空気が連通手段(21)を介してリザーバタンク(22)へ
常時流れ込み、万一撹拌液(6)が、シール部(14)を超え
て、軸受箱(8)と軸受箱カバー(10)との間に侵入したと
しても、その撹拌液(6)は、環状溝(20)及び連通手段(2
5)を通ってリザーバタンク(22)へ回収されるので、撹拌
液(6)がさらに軸受箱内(8)に侵入することはなくな
る。
【0022】両調節弁(26)(27)を調整することにより、
リザーバタンク(22)から外気へ放出する圧縮空気量を最
小限に止めることができる。また、従来は軸受(09)とし
て、滑り軸受を採用していたが、滑り軸受は転がり軸受
に比較してラジアルクリアランスを大きくする必要があ
り、結果として回転中の軸のラジアル方向変位が大きく
なる。したがって、シール部(014)のラジアル隙間も大
きくする必要があり、圧縮空気の消費量が多かった。
リザーバタンク(22)から外気へ放出する圧縮空気量を最
小限に止めることができる。また、従来は軸受(09)とし
て、滑り軸受を採用していたが、滑り軸受は転がり軸受
に比較してラジアルクリアランスを大きくする必要があ
り、結果として回転中の軸のラジアル方向変位が大きく
なる。したがって、シール部(014)のラジアル隙間も大
きくする必要があり、圧縮空気の消費量が多かった。
【0023】一方、本発明においては、軸受箱内(8)内
への撹拌液(6)の侵入を確実に防止できるため、軸受
(9)として、転がり軸受を用いることができる。転がり
軸受のラジアルクリアランスはゼロに近い値まで少なく
することができ、結果的に撹拌軸(4)の軸振れが低下す
るため、シール部(14)のラジアルクリアランスも必要最
小限にすることができる。シール部(14)のクリアランス
を小さくすることができれば、圧縮空気の消費量も抑制
することが可能となる。
への撹拌液(6)の侵入を確実に防止できるため、軸受
(9)として、転がり軸受を用いることができる。転がり
軸受のラジアルクリアランスはゼロに近い値まで少なく
することができ、結果的に撹拌軸(4)の軸振れが低下す
るため、シール部(14)のラジアルクリアランスも必要最
小限にすることができる。シール部(14)のクリアランス
を小さくすることができれば、圧縮空気の消費量も抑制
することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (1) 軸受箱と軸受箱カバーとの間隙から侵入した撹拌
液を、空気溜り空間から洩出する圧縮空気とともに、リ
ザーバタンクへ回収させることできるので、撹拌液の軸
受箱内への侵入を確実に防止することができる。
ることができる。 (1) 軸受箱と軸受箱カバーとの間隙から侵入した撹拌
液を、空気溜り空間から洩出する圧縮空気とともに、リ
ザーバタンクへ回収させることできるので、撹拌液の軸
受箱内への侵入を確実に防止することができる。
【0025】(2) リザーバタンクに設けた圧力調整手
段を調整することにより、撹拌液の液位や空気溜り空間
に供給される圧縮空気等に基づいて、リザーバタンク内
の圧力を、空気溜り空間内の圧力よりわずかに低い圧力
に調整し、またリザーバタンクからの洩れ量を必要最小
限に抑制することができる。
段を調整することにより、撹拌液の液位や空気溜り空間
に供給される圧縮空気等に基づいて、リザーバタンク内
の圧力を、空気溜り空間内の圧力よりわずかに低い圧力
に調整し、またリザーバタンクからの洩れ量を必要最小
限に抑制することができる。
【0026】(3) 特に、請求項2のように、リザーバ
タンクの圧力調整手段を、リザーバタンクの入口及び出
口に設けた調整弁により構成すると、上記の調整が行い
やすく、また必要最小空気圧力を容易に確認でき、圧縮
空気圧力を最小限に設定して、圧縮空気の消費量を少な
くすることができる。
タンクの圧力調整手段を、リザーバタンクの入口及び出
口に設けた調整弁により構成すると、上記の調整が行い
やすく、また必要最小空気圧力を容易に確認でき、圧縮
空気圧力を最小限に設定して、圧縮空気の消費量を少な
くすることができる。
【0027】(4) また、撹拌液の軸受箱内への侵入を
確実に防止することができるので、軸受として、耐食性
等を考えない安価でかつ小型の転がり軸受を使用するこ
とができ、それによってシール部のクリアランスを小と
して、小型化を図るとともに、圧縮空気の消費量をさら
に少なくすることができる(請求項3)。
確実に防止することができるので、軸受として、耐食性
等を考えない安価でかつ小型の転がり軸受を使用するこ
とができ、それによってシール部のクリアランスを小と
して、小型化を図るとともに、圧縮空気の消費量をさら
に少なくすることができる(請求項3)。
【図1】本発明の一実施例の縦断正面図である。
【図2】従来の撹拌機の全体構成を示す概略縦断正面図
である。
である。
【図3】従来の撹拌機の下部軸受装置の拡大縦断正面図
である。
である。
(3)撹拌槽 (4)撹拌軸 (6)撹拌液 (7)下部軸受装置 (8)軸受箱 (9)軸受 (10)軸受箱カバー (10a)スカート部 (11)空気溜り空間 (12)連通孔 (13)潤滑剤 (14)シール部 (15)塞ぎ板 (16)オイルシール (20)環状溝 (21)圧力調整手段 (22)リザーバタンク (23)連通孔 (24)配管 (25)連通手段 (24)配管 (25)連通手段 (26)(27)調整弁 (28)レベルゲージ (29)ドレン弁 (30)(31)圧力計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】(25)は、リザーバタンク(22)内に溜った撹
拌液(6)の量を確認するためのレベルゲージ、(29)は、
リザーバタンク(22)内に沿った撹拌液(6)を排出するた
めのドレン弁、(30)(31)は、配管(24)及びリザーバタン
ク(22)に接続した圧力計である。 ─────────────────────────────────────────────────────
拌液(6)の量を確認するためのレベルゲージ、(29)は、
リザーバタンク(22)内に沿った撹拌液(6)を排出するた
めのドレン弁、(30)(31)は、配管(24)及びリザーバタン
ク(22)に接続した圧力計である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】(28)は、リザーバタンク(22)内に溜った撹
拌液(6)の量を確認するためのレベルゲージ、(29)は、
リザーバタンク(22)内に沿った撹拌液(6)を排出するた
めのドレン弁、(30)(31)は、配管(24)及びリザーバタン
ク(22)に接続した圧力計である。
拌液(6)の量を確認するためのレベルゲージ、(29)は、
リザーバタンク(22)内に沿った撹拌液(6)を排出するた
めのドレン弁、(30)(31)は、配管(24)及びリザーバタン
ク(22)に接続した圧力計である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 33/76 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 撹拌槽の底部に設けた軸受箱内に、撹拌
槽の上部より垂下する撹拌軸の下端部を軸受する軸受を
設け、かつ撹拌軸に、外周に下向き筒状のスカート部を
有して、軸受箱の上部を覆う軸受箱カバーを設け、該軸
受箱カバーと軸受箱との間に形成される空気溜り空間
に、外部から圧縮空気を圧送することにより、軸受収納
部と撹拌液とを空気により分離するようにした撹拌機の
下部軸受装置において、 前記軸受箱の外周部における軸受箱カバーのスカート部
の下端より上方に環状溝を設けるとともに、該環状溝と
撹拌槽外に設けた圧力調整手段を備えるリザーバタンク
とを連通手段により連通させたことを特徴とする撹拌機
の下部軸受装置。 - 【請求項2】 リザーバタンクの圧力調整手段を、リザ
ーバタンクの入口及び出口に設けた調整弁により構成し
たことを特徴とする請求項1記載の撹拌機の下部軸受装
置。 - 【請求項3】 軸受箱内に設ける軸受を、転がり軸受と
した請求項1又は2記載の撹拌機の下部軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6117948A JPH07323220A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 撹拌機の下部軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6117948A JPH07323220A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 撹拌機の下部軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07323220A true JPH07323220A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14724201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6117948A Pending JPH07323220A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 撹拌機の下部軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07323220A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100988918B1 (ko) * | 2008-07-30 | 2010-10-20 | 아주대학교산학협력단 | 화학 반응기 |
JP2014014788A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Takuma Co Ltd | 液中撹拌装置 |
EP3800365A1 (en) * | 2019-09-26 | 2021-04-07 | Sinophos Projects Ltd | Steady bearing assemblies |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP6117948A patent/JPH07323220A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100988918B1 (ko) * | 2008-07-30 | 2010-10-20 | 아주대학교산학협력단 | 화학 반응기 |
JP2014014788A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Takuma Co Ltd | 液中撹拌装置 |
EP3800365A1 (en) * | 2019-09-26 | 2021-04-07 | Sinophos Projects Ltd | Steady bearing assemblies |
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