JPS5827165Y2 - 砂泥用グリ−ス潤滑軸受のシ−ル装置 - Google Patents
砂泥用グリ−ス潤滑軸受のシ−ル装置Info
- Publication number
- JPS5827165Y2 JPS5827165Y2 JP1978125554U JP12555478U JPS5827165Y2 JP S5827165 Y2 JPS5827165 Y2 JP S5827165Y2 JP 1978125554 U JP1978125554 U JP 1978125554U JP 12555478 U JP12555478 U JP 12555478U JP S5827165 Y2 JPS5827165 Y2 JP S5827165Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease
- pressure
- sealing
- bearing
- mud
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
砂泥用のグリース潤滑軸受の簡単なシール装置として、
ゴム製のリップシールが考えられるが、この種シールは
一般的に高差圧条件下では、シールが変形したり、シー
ル面圧が大になりすぎることにより摩擦熱が高くなり、
これによる異常摩耗や、ゴムの軟化による強度低下等の
不具合があり、更に高差圧による外部異物の侵入等が増
加し、軸受の寿命を縮める欠点がある。
ゴム製のリップシールが考えられるが、この種シールは
一般的に高差圧条件下では、シールが変形したり、シー
ル面圧が大になりすぎることにより摩擦熱が高くなり、
これによる異常摩耗や、ゴムの軟化による強度低下等の
不具合があり、更に高差圧による外部異物の侵入等が増
加し、軸受の寿命を縮める欠点がある。
出願人の既出願の実願昭53−799号の考案も、この
点の改良をねらっているが、高差圧条件を緩和するため
に第1図に示すように「ケースで覆われその内部にグリ
ースを封入した軸受部において、同軸受部両端のケース
に回転軸に当接するシール部材を配設すると共に、上記
グリース封入部と外部とを連絡する通路を設けてなるこ
とを特徴とするシール装置。
点の改良をねらっているが、高差圧条件を緩和するため
に第1図に示すように「ケースで覆われその内部にグリ
ースを封入した軸受部において、同軸受部両端のケース
に回転軸に当接するシール部材を配設すると共に、上記
グリース封入部と外部とを連絡する通路を設けてなるこ
とを特徴とするシール装置。
」を提案しているが、外部流体圧が内部に連絡する通路
を設けているため外部異物の侵入等に対し不十分である
。
を設けているため外部異物の侵入等に対し不十分である
。
1′は回転軸、2′はケース、3′はすべり軸受、X′
は外部、Y′はグリース封入部の軸受内部、4’、5’
はリップシール、6′はグリース注入口、7′はグリー
ス溝、8′はグリース溝7に通ずる孔、9′は外部X′
と軸受内部のグリース封入部Y′を連絡する通路−PX
、PYは外部X′、グリース封入部Y流体圧力を示す。
は外部、Y′はグリース封入部の軸受内部、4’、5’
はリップシール、6′はグリース注入口、7′はグリー
ス溝、8′はグリース溝7に通ずる孔、9′は外部X′
と軸受内部のグリース封入部Y′を連絡する通路−PX
、PYは外部X′、グリース封入部Y流体圧力を示す。
本考案は従来のシール装置の上記の不具合点を除去する
ことを目的として考案されたものである。
ことを目的として考案されたものである。
本考案は、ケースで覆われその内部にグリースを封入し
た軸受部において、同軸受部両端のケースに回転軸に接
するリップシール部材を上記グリース封入部圧力が外部
圧力より高くなると同シール部材のシール面を開くよう
に外部の圧力をシールする方向に配設すると共に、上記
グリース封入部に連絡する孔を軸受部の中央に設け、同
社に給脂ポンプ、定流量調整弁を有するグリース供給装
置を接続したことを特徴とする砂泥用グリース潤滑軸受
のシール装置に係り、外部流体の圧力に対し、軸受部の
圧力が等しい圧力(厳密にはりンプシールの緊迫力に打
ち勝つ圧力だけ高くなる)になるようにするため、常に
定量された微量のグリースを供給するようにしたシール
装置を提供しようとするものである。
た軸受部において、同軸受部両端のケースに回転軸に接
するリップシール部材を上記グリース封入部圧力が外部
圧力より高くなると同シール部材のシール面を開くよう
に外部の圧力をシールする方向に配設すると共に、上記
グリース封入部に連絡する孔を軸受部の中央に設け、同
社に給脂ポンプ、定流量調整弁を有するグリース供給装
置を接続したことを特徴とする砂泥用グリース潤滑軸受
のシール装置に係り、外部流体の圧力に対し、軸受部の
圧力が等しい圧力(厳密にはりンプシールの緊迫力に打
ち勝つ圧力だけ高くなる)になるようにするため、常に
定量された微量のグリースを供給するようにしたシール
装置を提供しようとするものである。
本考案の砂泥用グリース潤滑軸のシール装置の一実施例
を第2図について説明する。
を第2図について説明する。
第2図は本考案のシール装置の一実施例の説明図を示す
。
。
回転軸1はケース2に固定されたすべり軸受部3で支承
されており、外部Xと軸受内部Yとはゴム製のリップシ
ール部材4でしゃ断されている。
されており、外部Xと軸受内部Yとはゴム製のリップシ
ール部材4でしゃ断されている。
ケース2はその内部Yにグリースを封入した軸受部3に
、同軸受部3両端のケース2に回転軸1に当接するリッ
プシール部材4を配設し、グリース封入部Yに連絡し、
同封入部Yへのグリース注入口5が取り付けられており
、グリース溝6に通ずる孔Tが軸受部の中央にあげられ
、給脂ポンプ8、定流量調整弁9よりなるグリース供給
量を調整するグリース供給装置を設けている。
、同軸受部3両端のケース2に回転軸1に当接するリッ
プシール部材4を配設し、グリース封入部Yに連絡し、
同封入部Yへのグリース注入口5が取り付けられており
、グリース溝6に通ずる孔Tが軸受部の中央にあげられ
、給脂ポンプ8、定流量調整弁9よりなるグリース供給
量を調整するグリース供給装置を設けている。
リップシール部材4はグリース封入部圧力pyが外部圧
力Pxより高くなるとシール部材4のシール面を開くよ
うになっている。
力Pxより高くなるとシール部材4のシール面を開くよ
うになっている。
本考案の作用について説明する。
給脂ポンプ8、定流量調整弁9を介してグリース注入口
5より注入されたグリースは、孔7、グl、)−ス溝6
、回転軸1と軸受部3との隙間を介してグリース封入部
Yに充満され、リップシール部材4の緊迫力に打チ勝っ
て、僅かの量(定流量調整弁9によるコントロール量)
だけ外部Xにはみだしていく。
5より注入されたグリースは、孔7、グl、)−ス溝6
、回転軸1と軸受部3との隙間を介してグリース封入部
Yに充満され、リップシール部材4の緊迫力に打チ勝っ
て、僅かの量(定流量調整弁9によるコントロール量)
だけ外部Xにはみだしていく。
今外部Xの流体圧力PXが上昇するとグリース封入部Y
の圧力PYは、リップシール部材4の緊迫力に打ち勝つ
に必要な圧力(リンプシール部材ノシル面が僅かに開く
ための圧力)PR分だけ高い圧力、すなわちPY=PX
+PRとなってPXの上昇に伴いPYも高くなる。
の圧力PYは、リップシール部材4の緊迫力に打ち勝つ
に必要な圧力(リンプシール部材ノシル面が僅かに開く
ための圧力)PR分だけ高い圧力、すなわちPY=PX
+PRとなってPXの上昇に伴いPYも高くなる。
第3図の外部圧力とグリース封入部圧力と時間の関係の
線図に圧力上昇の一例を示している。
線図に圧力上昇の一例を示している。
外部Xの流体圧力pxの変化に対し、グリース封入部Y
の圧力Pyの変化は、従来方式のもの(常に定量の給脂
をしていないもの)ではAのように変化するが、本考案
のものはBのようになる。
の圧力Pyの変化は、従来方式のもの(常に定量の給脂
をしていないもの)ではAのように変化するが、本考案
のものはBのようになる。
本考案は以上の構成よりなり、従来方式の圧力差(Px
/ −py/ )に対し、本考案のものではPx−Py
鴇PR(PRは小さいので共O)となるため、従来方式
で生じた不具合点、すなわち、圧力差によるリップシー
ル部材4の異常変形や、シール面圧が高くなることによ
る摩擦熱の増大、これによる異常摩耗、及び高差圧によ
る外部流体Xのグリース封入部Yへの侵入量増加等が解
消され、信頼性の高い長寿命の砂泥用グリース潤滑軸受
のシール装置が得られる効果を奏するものである。
/ −py/ )に対し、本考案のものではPx−Py
鴇PR(PRは小さいので共O)となるため、従来方式
で生じた不具合点、すなわち、圧力差によるリップシー
ル部材4の異常変形や、シール面圧が高くなることによ
る摩擦熱の増大、これによる異常摩耗、及び高差圧によ
る外部流体Xのグリース封入部Yへの侵入量増加等が解
消され、信頼性の高い長寿命の砂泥用グリース潤滑軸受
のシール装置が得られる効果を奏するものである。
第1図は本出願人の実願昭53−799号のシール装置
の説明図、第2図は本考案の砂泥用グリース潤滑軸受の
シール装置の一実施例の説明図、第3図は外部圧力とグ
リース封入部圧力と時間の関係の説明図を示す。 1′・・・・・・回転軸、2′・・・・・・ケース、3
′・・・・・すべり軸受、X/、01.、、外部、PX
・・・・・・外部圧力、Y′・・・・・・グリース封入
部、PYl・・・・・・グリース封入部圧力、4/、
s/・・・・・・リンプシール、6′・・・・・・グリ
ース注入口、7′・・・・・・グリース溝、8′・・・
・・・孔、9′・・・・・・外部グリース封入部に連絡
する通路、1・・・・・・回転軸、2・・・・・・ケー
ス、3・・・・・・軸受部、4・・・・・・リップシー
ル部材、5・・・・・・グリース注入口、6・・・・・
・グリース溝、7・・・・・・孔、8・・・・・・給脂
ポンプ、9・・・・・・定流量調整弁、X・・・・・・
外部、px・・・・・・外部圧力、Y・曲・グリ−ス注
入口、PY・・・・・・グリース封入部圧力、 A・・
曲従来方式の圧力上昇、B・・・・・・本考案の圧力上
昇。
の説明図、第2図は本考案の砂泥用グリース潤滑軸受の
シール装置の一実施例の説明図、第3図は外部圧力とグ
リース封入部圧力と時間の関係の説明図を示す。 1′・・・・・・回転軸、2′・・・・・・ケース、3
′・・・・・すべり軸受、X/、01.、、外部、PX
・・・・・・外部圧力、Y′・・・・・・グリース封入
部、PYl・・・・・・グリース封入部圧力、4/、
s/・・・・・・リンプシール、6′・・・・・・グリ
ース注入口、7′・・・・・・グリース溝、8′・・・
・・・孔、9′・・・・・・外部グリース封入部に連絡
する通路、1・・・・・・回転軸、2・・・・・・ケー
ス、3・・・・・・軸受部、4・・・・・・リップシー
ル部材、5・・・・・・グリース注入口、6・・・・・
・グリース溝、7・・・・・・孔、8・・・・・・給脂
ポンプ、9・・・・・・定流量調整弁、X・・・・・・
外部、px・・・・・・外部圧力、Y・曲・グリ−ス注
入口、PY・・・・・・グリース封入部圧力、 A・・
曲従来方式の圧力上昇、B・・・・・・本考案の圧力上
昇。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ケースで覆われその内部にグリースを封入した軸受部に
おいて、同軸受部両端のケースに回転軸に接するリップ
シール部材を上記グリース封入部圧力が外部圧力より高
くなると同シール部材のシール面を開くように外部の圧
力馨シールする方向に配設すると共に、上記グリース封
入部に連絡する孔を軸受部の中央に設け、同社に給脂ポ
ンプ。 定流量調整弁を有するグリース供給装置を接続したこと
を特徴とする砂泥用グリース潤滑軸受のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978125554U JPS5827165Y2 (ja) | 1978-09-14 | 1978-09-14 | 砂泥用グリ−ス潤滑軸受のシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978125554U JPS5827165Y2 (ja) | 1978-09-14 | 1978-09-14 | 砂泥用グリ−ス潤滑軸受のシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5543119U JPS5543119U (ja) | 1980-03-21 |
JPS5827165Y2 true JPS5827165Y2 (ja) | 1983-06-13 |
Family
ID=29086563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978125554U Expired JPS5827165Y2 (ja) | 1978-09-14 | 1978-09-14 | 砂泥用グリ−ス潤滑軸受のシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827165Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2735871B2 (ja) * | 1989-04-17 | 1998-04-02 | 三菱重工業株式会社 | 中空体掘削工法および掘削装置 |
DE102006038747A1 (de) * | 2006-08-17 | 2008-03-20 | Khs Ag | Dichtanordnung für eine Drehlagervorrichtung |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5090053U (ja) * | 1973-12-24 | 1975-07-30 |
-
1978
- 1978-09-14 JP JP1978125554U patent/JPS5827165Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5543119U (ja) | 1980-03-21 |
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