JPH07323043A - 爪の保護剤及び爪の保護剤キット - Google Patents
爪の保護剤及び爪の保護剤キットInfo
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- JPH07323043A JPH07323043A JP14068794A JP14068794A JPH07323043A JP H07323043 A JPH07323043 A JP H07323043A JP 14068794 A JP14068794 A JP 14068794A JP 14068794 A JP14068794 A JP 14068794A JP H07323043 A JPH07323043 A JP H07323043A
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- nail
- nails
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、疾病(外傷等)及び外力(過酷
な運動等)による手足の爪の変形を防止し、予防し、又
は原形状へ回復させるための爪の保護剤及び爪の保護剤
キットを提供することを目的とする。 【構成】(1)分子中にメタクリロイル基(メタクリル
酸から誘導される1価の酸基:CH2 =C(CH3 )C
O−)を含むプライマーを主成分として含有する爪の保
護剤。 (2)分子中にメタクリロイル基を含むプライマーに加
えて、爪の清浄剤を含有する爪の保護剤。 (3)プライマー、爪の清浄剤、合成樹脂(コンポジッ
トレジン)、接着剤(ボンディング剤)等の組み合わせ
で構成される爪の保護剤キット。
な運動等)による手足の爪の変形を防止し、予防し、又
は原形状へ回復させるための爪の保護剤及び爪の保護剤
キットを提供することを目的とする。 【構成】(1)分子中にメタクリロイル基(メタクリル
酸から誘導される1価の酸基:CH2 =C(CH3 )C
O−)を含むプライマーを主成分として含有する爪の保
護剤。 (2)分子中にメタクリロイル基を含むプライマーに加
えて、爪の清浄剤を含有する爪の保護剤。 (3)プライマー、爪の清浄剤、合成樹脂(コンポジッ
トレジン)、接着剤(ボンディング剤)等の組み合わせ
で構成される爪の保護剤キット。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、爪の保護剤に関し、
更に詳しくは、疾病(外傷等)及び外力(過酷な運動
等)による手足の爪の変形を防止し、予防し、又は原形
状へ回復させるための爪の保護剤及び爪の保護剤キット
に関するものである。
更に詳しくは、疾病(外傷等)及び外力(過酷な運動
等)による手足の爪の変形を防止し、予防し、又は原形
状へ回復させるための爪の保護剤及び爪の保護剤キット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】爪の形態
異常の原因は、過度の運動のための圧力、靴を長時間履
くことによるものが大部分である。爪の形態異常には、
陥入爪、巻き爪等があり、最近若い人に非常に多く見ら
れるようになってきた。これらは、爪が外力により両脇
に食い込んでいき、食い込んだところに悪性の肉芽組織
を形成するものである。肉芽形成期になると、就寝時に
寝具をかけたり、靴下をはくだけで圧迫され疼痛を生ず
る。以上のように、従来過激な運動(スキー、サッカ
ー、登山、バレーボール等)を反復して行う際の手足の
爪の変形(割れ)を防止することができる適当な爪の保
護剤は存在しなかった。すなわち、従来の女性の手など
に付着させるいわゆる「付け爪」は、瞬間接着剤よるも
ので、運動や痛みの緩和に用いられるような接着力、及
び強度を有していない。そのため、爪が損傷し易い性質
の人は、好きな運動を控えなければならないことも稀で
はなかった。
異常の原因は、過度の運動のための圧力、靴を長時間履
くことによるものが大部分である。爪の形態異常には、
陥入爪、巻き爪等があり、最近若い人に非常に多く見ら
れるようになってきた。これらは、爪が外力により両脇
に食い込んでいき、食い込んだところに悪性の肉芽組織
を形成するものである。肉芽形成期になると、就寝時に
寝具をかけたり、靴下をはくだけで圧迫され疼痛を生ず
る。以上のように、従来過激な運動(スキー、サッカ
ー、登山、バレーボール等)を反復して行う際の手足の
爪の変形(割れ)を防止することができる適当な爪の保
護剤は存在しなかった。すなわち、従来の女性の手など
に付着させるいわゆる「付け爪」は、瞬間接着剤よるも
ので、運動や痛みの緩和に用いられるような接着力、及
び強度を有していない。そのため、爪が損傷し易い性質
の人は、好きな運動を控えなければならないことも稀で
はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで発明者は、爪の
蛋白質(コラーゲン)に接着できる種々の薬剤を調査・
試験したところ、歯科の口腔内(歯の充填物、被覆物)
に使用され、人体に無害であることが証明されている高
分子化合物のプライマーを、爪の表面に塗布して硬化さ
せた後、その表面を研磨すれば、完璧な爪の保護剤とし
て使用できることを知り本発明を完成した。
蛋白質(コラーゲン)に接着できる種々の薬剤を調査・
試験したところ、歯科の口腔内(歯の充填物、被覆物)
に使用され、人体に無害であることが証明されている高
分子化合物のプライマーを、爪の表面に塗布して硬化さ
せた後、その表面を研磨すれば、完璧な爪の保護剤とし
て使用できることを知り本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は以上の課題を
解決するためになされたもので、下記の(1)〜(7)
の請求項により構成されている。 (1)分子中にメタクリロイル基(メタクリル酸から誘
導される1価の酸基:CH2 =C(CH3 )CO−)を
含むプライマーを主成分として含有することを特徴とす
る爪の保護剤。 (2)分子中にメタクリロイル基を含むプライマーが、
メタクリル酸エステルである前記(1)に記載する爪の
保護剤。 (3)分子中にメタクリロイル基を含むプライマーが、
メタクリル酸アミドである(1)に記載する爪の保護
剤。 (4)分子中にメタクリロイル基を含むプライマーに加
えて、爪の清浄剤を含有する前記(1)、(2)、及び
(3)に記載する爪の保護剤。 (5)下記に記載する(A)、(B)、(C)、及び
(D)の薬剤の組み合わせであって、{(A)+
(B)}、または{(A)+(B)+(C)+
(D)}、または{(A)+(C)+(D)}のいず
れかの組み合わせから構成されることを特徴とする爪の
保護剤キット。 (A)分子中にメタクリロイル基(メタクリル酸から誘
導される1価の酸基:CH2 =C(CH3 )CO−)を
含むプライマーを主成分として含有する薬剤 (B)爪の清浄剤 (C)コンポジットレジン (D)ボンディング剤(接着剤) (6)上記(A)の分子中のメタクリルロイル基を含む
プライマーが、メタクリル酸エステルである前記(5)
に記載する爪の保護剤キット。 (7)上記(A)の分子中のメタクリルロイル基を含む
プライマーが、メタクリル酸アミドである前記(6)に
記載する爪の保護剤キット。
解決するためになされたもので、下記の(1)〜(7)
の請求項により構成されている。 (1)分子中にメタクリロイル基(メタクリル酸から誘
導される1価の酸基:CH2 =C(CH3 )CO−)を
含むプライマーを主成分として含有することを特徴とす
る爪の保護剤。 (2)分子中にメタクリロイル基を含むプライマーが、
メタクリル酸エステルである前記(1)に記載する爪の
保護剤。 (3)分子中にメタクリロイル基を含むプライマーが、
メタクリル酸アミドである(1)に記載する爪の保護
剤。 (4)分子中にメタクリロイル基を含むプライマーに加
えて、爪の清浄剤を含有する前記(1)、(2)、及び
(3)に記載する爪の保護剤。 (5)下記に記載する(A)、(B)、(C)、及び
(D)の薬剤の組み合わせであって、{(A)+
(B)}、または{(A)+(B)+(C)+
(D)}、または{(A)+(C)+(D)}のいず
れかの組み合わせから構成されることを特徴とする爪の
保護剤キット。 (A)分子中にメタクリロイル基(メタクリル酸から誘
導される1価の酸基:CH2 =C(CH3 )CO−)を
含むプライマーを主成分として含有する薬剤 (B)爪の清浄剤 (C)コンポジットレジン (D)ボンディング剤(接着剤) (6)上記(A)の分子中のメタクリルロイル基を含む
プライマーが、メタクリル酸エステルである前記(5)
に記載する爪の保護剤キット。 (7)上記(A)の分子中のメタクリルロイル基を含む
プライマーが、メタクリル酸アミドである前記(6)に
記載する爪の保護剤キット。
【0005】本願発明において、分子中にメタクリロイ
ル基(メタクリル酸から誘導される1価の酸基:CH2
=C(CH3 )CO−)を含むプライマーとは、例えば
下記の化合物を言う。 (イ)ハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA) CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH2 OH (ロ)グリセリルメタクリレート(GM) CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH(OH)CH2
OH (ハ)エリトリトールメタクリレート(EM) CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH(OH)CH
(OH)CH2 OH (ニ)O−メタクリロイルチロシンアミド(MTYA) CH2 =C(CH3 )COONHCH(COOH)CH
2 C6 H5 OH (ホ)N−メタクリロイル−5−アミノサリチル酸(M
ASA) CH2 =C(CH3 )COONHC6 H5 (OH)CO
OH (ヘ)N−フェニルグリシンプロポキシメタクリレート
(NPG−GMA)
ル基(メタクリル酸から誘導される1価の酸基:CH2
=C(CH3 )CO−)を含むプライマーとは、例えば
下記の化合物を言う。 (イ)ハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA) CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH2 OH (ロ)グリセリルメタクリレート(GM) CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH(OH)CH2
OH (ハ)エリトリトールメタクリレート(EM) CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH(OH)CH
(OH)CH2 OH (ニ)O−メタクリロイルチロシンアミド(MTYA) CH2 =C(CH3 )COONHCH(COOH)CH
2 C6 H5 OH (ホ)N−メタクリロイル−5−アミノサリチル酸(M
ASA) CH2 =C(CH3 )COONHC6 H5 (OH)CO
OH (ヘ)N−フェニルグリシンプロポキシメタクリレート
(NPG−GMA)
【0006】
【化1】 (ト)p−ビニル安息香酸+トリエチレングリコールジ
メタクリレート (チ)4−META
メタクリレート (チ)4−META
【0007】
【化2】 (リ)MENTA−126
【0008】
【化3】 (ヌ)メタクリロキシエチルヒドロフェニルフォスフェ
ート(フェニルP)
ート(フェニルP)
【0009】
【化4】 (ル)N−フェニルグリシンプロポキシメタクリレート これらの化合物は、単独、又は2種以上、更には、グル
タルアルデヒド、p−ビニル安息香酸等と混合して用い
られ、爪に塗布された後重合して高分子化合物になる。
タルアルデヒド、p−ビニル安息香酸等と混合して用い
られ、爪に塗布された後重合して高分子化合物になる。
【0010】本願発明において、爪の清浄剤とは、主と
して下記の化合物を主剤とする薬剤をいう。 (イ)メタクリロキシエチルヒドロフェニルフォスフェ
ート(フェニルP) (ロ)4−メタクリロキシエチル無水トリメリト酸
して下記の化合物を主剤とする薬剤をいう。 (イ)メタクリロキシエチルヒドロフェニルフォスフェ
ート(フェニルP) (ロ)4−メタクリロキシエチル無水トリメリト酸
【0011】
【化5】 (ハ)オキザロ酢酸 (ニ)フタル酸 (ホ)ジヒドロキシ安息香酸 (ヘ)マレイン酸 (ト)没食子酸 (チ)コハク酸 (リ)ピルビン酸 (ヌ)グルコン酸 (ル)サリチル酸 (ヲ)プロピオン酸 (ワ)タンニン酸 (カ)クエン酸 (ヨ)シュウ酸 (タ)モノメタクリロキシエチルコハク酸(MES) CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH2 OCOCH2
CH2 COOH (レ)ジメタクリロキシエチルリン酸 (ソ)t−ブチルアクリルアミド硫酸 (ツ)メタクリロキシエチルヘキサハイドロフタル酸
(MEC)
CH2 COOH (レ)ジメタクリロキシエチルリン酸 (ソ)t−ブチルアクリルアミド硫酸 (ツ)メタクリロキシエチルヘキサハイドロフタル酸
(MEC)
【0012】
【化6】 (ネ)メタクリロキシエチルマレイン酸(MEM) CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH2 OCOCH=
CHCOOH (ナ)メタクリロキシエチルフタル酸(MEP)
CHCOOH (ナ)メタクリロキシエチルフタル酸(MEP)
【0013】
【化7】 (ラ)10−メタクリロイルオキシデシルジハイドロゲ
ンリン酸(MDP) CH2 =C(CH3 )COO(CH2 )10OPO3 H2 (ム)EDTA (ウ)N−フェニルグリシン(NPG) (ヰ)リン酸ジメタクリレート (ノ)テトラヒドロキシエチルメタクリレートパイロフ
ォスフェート (オ)テトラメタクリロイルオキシエチルピロリン酸
ンリン酸(MDP) CH2 =C(CH3 )COO(CH2 )10OPO3 H2 (ム)EDTA (ウ)N−フェニルグリシン(NPG) (ヰ)リン酸ジメタクリレート (ノ)テトラヒドロキシエチルメタクリレートパイロフ
ォスフェート (オ)テトラメタクリロイルオキシエチルピロリン酸
【0014】
【化8】 これらの爪の清浄剤は、前記プライマーと混合して1剤
として使用できる場合も多い。
として使用できる場合も多い。
【0015】本願発明において、接着剤(ボンディング
剤)とは、主として下記の化合物を主剤とする薬剤をい
う。 (イ)トリエチレングリコールジメタクリレート(Tr
i−EDMA)
剤)とは、主として下記の化合物を主剤とする薬剤をい
う。 (イ)トリエチレングリコールジメタクリレート(Tr
i−EDMA)
【0016】
【化9】 (ロ)2,2−ビス(p−2’−ヒドロキシ−3’−メ
タクリロキシプロポキシフェニル)プロパン(Bis−
GMA)
タクリロキシプロポキシフェニル)プロパン(Bis−
GMA)
【0017】
【化10】 (ハ)ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサメ
チレンジウレタン(UDMA)
チレンジウレタン(UDMA)
【0018】
【化11】 (ニ)2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシ
フェニル)プロパン(Bis−MEPPE)
フェニル)プロパン(Bis−MEPPE)
【0019】
【化12】 (ホ)4,8−ジ(メタクリロキシメチレン)トリシク
ロ[5.2.1.02.6]デカン(TCDDMA)
ロ[5.2.1.02.6]デカン(TCDDMA)
【0020】
【化13】 (ヘ)1,6−ヘキサメチレングリコールジメタクリレ
ート(1,6−HD) CH2 =C(CH3 )COO(CH2 )6 OCOC(C
H3 )=CH2 これらの化合物は、爪に塗布された後重合して高分子化
合物になる。
ート(1,6−HD) CH2 =C(CH3 )COO(CH2 )6 OCOC(C
H3 )=CH2 これらの化合物は、爪に塗布された後重合して高分子化
合物になる。
【0021】本願発明において、合成樹脂(コンポジッ
トレジン)とは、塗布後に重合して硬化する樹脂であれ
ば特に限定されないが、主として下記の化合物を主剤と
する薬剤に、フィラー(石英、アルミノケイ酸塩ガラ
ス、ナチリウムガラス、バリウムガラス、ホウケイ酸ガ
ラス、β−ユークリプタイト(LiAlSiO4 )等の
有機、無機の微分)を添加したものをいう。 (イ)トリエチレングリコールジメタクリレート(Tr
i−EDMA) (ロ)2,2−ビス(P−2’−ヒドロキシ−3’−メ
タクリロキシプロポキシフェニル)プロパン(Bis−
GMA) (ハ)ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサメ
チレンジウレタン(UDMA) (ニ)2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシ
フェニル)プロパン(Bis−MEPPE) (ホ)4,8−ジ(メタクリロキシメチレン)トリシク
ロ[5.2.1.02.6]デカン(TCDDMA) (ヘ)1,6−ヘキサメチレングリコールジメタクリレ
ート(1,6−HD) これらの化合物は、爪に塗布された後重合して高分子化
合物になる。
トレジン)とは、塗布後に重合して硬化する樹脂であれ
ば特に限定されないが、主として下記の化合物を主剤と
する薬剤に、フィラー(石英、アルミノケイ酸塩ガラ
ス、ナチリウムガラス、バリウムガラス、ホウケイ酸ガ
ラス、β−ユークリプタイト(LiAlSiO4 )等の
有機、無機の微分)を添加したものをいう。 (イ)トリエチレングリコールジメタクリレート(Tr
i−EDMA) (ロ)2,2−ビス(P−2’−ヒドロキシ−3’−メ
タクリロキシプロポキシフェニル)プロパン(Bis−
GMA) (ハ)ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサメ
チレンジウレタン(UDMA) (ニ)2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシ
フェニル)プロパン(Bis−MEPPE) (ホ)4,8−ジ(メタクリロキシメチレン)トリシク
ロ[5.2.1.02.6]デカン(TCDDMA) (ヘ)1,6−ヘキサメチレングリコールジメタクリレ
ート(1,6−HD) これらの化合物は、爪に塗布された後重合して高分子化
合物になる。
【0022】本願発明を以上のように構成する理由は、
これらの高分子剤は、歯科用に使用されるものであるか
ら、口腔内において噛んでも割れない強度を有し、しか
もコラーゲン(爪ばかりではなく、歯の象牙質に含まれ
る)との接着性が良いためである。本発明による爪の保
護剤を用いると、爪の強度が増し、爪にかかる応力を爪
の広い範囲に分散させることができるので、爪が食い込
むための痛みや、爪の基底部のぐらつきを抑えることが
できる。従って、少しの刺激で爪に痛みを感じる人であ
っても、本発明に係る爪の保護剤を使用すれば、激しい
運動をすることができるようになる。
これらの高分子剤は、歯科用に使用されるものであるか
ら、口腔内において噛んでも割れない強度を有し、しか
もコラーゲン(爪ばかりではなく、歯の象牙質に含まれ
る)との接着性が良いためである。本発明による爪の保
護剤を用いると、爪の強度が増し、爪にかかる応力を爪
の広い範囲に分散させることができるので、爪が食い込
むための痛みや、爪の基底部のぐらつきを抑えることが
できる。従って、少しの刺激で爪に痛みを感じる人であ
っても、本発明に係る爪の保護剤を使用すれば、激しい
運動をすることができるようになる。
【0023】本願発明に係る爪の保護剤の使用方法の一
例を示すと次の通りである。 (1)爪表面の汚れ、付着物、甘皮をサンドペーパー等
により取り除く。 (2)清掃剤をピンセット等にて、小綿球若しくはスポ
ンジペレットを使用し、やや擦過するように塗布する
(30秒〜1分)。 (3)水洗して乾燥する。 (4)プライマーをピンセット等にて小綿球若しくはス
ポンジペレットを使用して塗布する(30秒〜1分)。 (5)気銃でプライマーを散逸させる(吹き飛ばす、完
全に乾燥させる必要はない。)。 (6)接着剤を塗布して重合させる。 接着剤には、化学重合型のものと光重合型のものが存在
する。化学重合型のものは、通常2剤(樹脂と重合剤)
で構成されているので、両者を混和した後、小綿球、ス
ポンジペレットで塗布する(重合時間は通常2〜5分で
ある)。光重合型のものは、1剤から構成されているも
のはそのまま、2剤から構成されているものは化学重合
型のものと同様に、両者を混和した後、小綿球、スポン
ジペレットで塗布する(重合時間は通常2〜3分であ
る)。 (7)合成樹脂(コンポジットレジン)を塗布(上塗
り)して重合させる。合成樹脂の塗布は、前記接着剤と
同様であり、爪の表面(接着剤の表面)に1〜2mm積
層させる。更に強度が必要な場合は、シェル(合成樹脂
製、金属製、セラミック製)を接着することもある。な
お、表面を完全に硬化させるために、酸素遮断剤(例え
ば、亜硫酸ナトリウム含有)を塗布することもある。 (8)表面をサンドペーパー、シリコンポイト等で研磨
する。
例を示すと次の通りである。 (1)爪表面の汚れ、付着物、甘皮をサンドペーパー等
により取り除く。 (2)清掃剤をピンセット等にて、小綿球若しくはスポ
ンジペレットを使用し、やや擦過するように塗布する
(30秒〜1分)。 (3)水洗して乾燥する。 (4)プライマーをピンセット等にて小綿球若しくはス
ポンジペレットを使用して塗布する(30秒〜1分)。 (5)気銃でプライマーを散逸させる(吹き飛ばす、完
全に乾燥させる必要はない。)。 (6)接着剤を塗布して重合させる。 接着剤には、化学重合型のものと光重合型のものが存在
する。化学重合型のものは、通常2剤(樹脂と重合剤)
で構成されているので、両者を混和した後、小綿球、ス
ポンジペレットで塗布する(重合時間は通常2〜5分で
ある)。光重合型のものは、1剤から構成されているも
のはそのまま、2剤から構成されているものは化学重合
型のものと同様に、両者を混和した後、小綿球、スポン
ジペレットで塗布する(重合時間は通常2〜3分であ
る)。 (7)合成樹脂(コンポジットレジン)を塗布(上塗
り)して重合させる。合成樹脂の塗布は、前記接着剤と
同様であり、爪の表面(接着剤の表面)に1〜2mm積
層させる。更に強度が必要な場合は、シェル(合成樹脂
製、金属製、セラミック製)を接着することもある。な
お、表面を完全に硬化させるために、酸素遮断剤(例え
ば、亜硫酸ナトリウム含有)を塗布することもある。 (8)表面をサンドペーパー、シリコンポイト等で研磨
する。
【0024】本発明による爪の保護剤を使用して、上記
の接着技法を用いれば、接着強度及びそれ自体の強度が
極めて大きい保護層を、爪の表面に形成させることがで
きる。この保護層は、爪にかかる外力を広い範囲に分散
させ、疼痛の軽減や運動のための補助装具として機能す
る。本発明による爪の保護剤の構成剤(プライマー、清
浄剤、コンポジットレジン、ボンディング剤等)を適宜
組み合わせて、爪の保護剤キットとして構成し、使用の
便に供することができる。
の接着技法を用いれば、接着強度及びそれ自体の強度が
極めて大きい保護層を、爪の表面に形成させることがで
きる。この保護層は、爪にかかる外力を広い範囲に分散
させ、疼痛の軽減や運動のための補助装具として機能す
る。本発明による爪の保護剤の構成剤(プライマー、清
浄剤、コンポジットレジン、ボンディング剤等)を適宜
組み合わせて、爪の保護剤キットとして構成し、使用の
便に供することができる。
【0025】
<実施例1> 爪甲形態が、爪甲辺縁の1/4を越える幅で、直角の角
度をもって屈曲している場合に用いた例 次の〜の処理手順により爪甲に保護層を形成した。
その結果、爪甲形態は、45度程度の屈曲に回復し、当
初は靴下を履くだけで痛みがあったものが、スキー靴を
履いて、スキーができるまでに回復した。 爪甲の甘皮付着物を回転器具により除去し、EDTA
を作用させた後、水洗した。 ハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA Ba
yer AG グルーマ)を塗布した後、溶媒を散逸さ
せた。 接着剤として、2,2−ビス(p−2’−ヒドロキシ
−3’−メタクリロキシプロポキシフェニル)プロパン
(Bis−GMA)、及びトリエチレングリコールジメ
タクリレート(Tri−EDMA)を主剤とした(商品
名 クリアファイルニューボンド クラレ株式会社製)
を塗布した後、溶媒を散逸させた。 合成樹脂(コンポジットレジン)として、2,2−ビ
ス(p−2’−ヒドロキシ−3’−メタクリロキシプロ
ポキシフェニル)プロパン(Bis−GMA)、及びト
リエチレングリコールジメタクリレート(Tri−ED
MA)を主剤とした(商品名 クリアフィル クラレ株
式会社製)を爪甲全体に3mmの厚さに積層した。 2週間後、爪が伸びることにより、爪の基底部に2m
m弱の未積層部が表れたので、当部位に前記方法で、更
にコンポジットレジンを積層した。この方法を4回繰り
返した。みがあったものが、スキー靴を履いて、スキー
ができるまでに回復した。
度をもって屈曲している場合に用いた例 次の〜の処理手順により爪甲に保護層を形成した。
その結果、爪甲形態は、45度程度の屈曲に回復し、当
初は靴下を履くだけで痛みがあったものが、スキー靴を
履いて、スキーができるまでに回復した。 爪甲の甘皮付着物を回転器具により除去し、EDTA
を作用させた後、水洗した。 ハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA Ba
yer AG グルーマ)を塗布した後、溶媒を散逸さ
せた。 接着剤として、2,2−ビス(p−2’−ヒドロキシ
−3’−メタクリロキシプロポキシフェニル)プロパン
(Bis−GMA)、及びトリエチレングリコールジメ
タクリレート(Tri−EDMA)を主剤とした(商品
名 クリアファイルニューボンド クラレ株式会社製)
を塗布した後、溶媒を散逸させた。 合成樹脂(コンポジットレジン)として、2,2−ビ
ス(p−2’−ヒドロキシ−3’−メタクリロキシプロ
ポキシフェニル)プロパン(Bis−GMA)、及びト
リエチレングリコールジメタクリレート(Tri−ED
MA)を主剤とした(商品名 クリアフィル クラレ株
式会社製)を爪甲全体に3mmの厚さに積層した。 2週間後、爪が伸びることにより、爪の基底部に2m
m弱の未積層部が表れたので、当部位に前記方法で、更
にコンポジットレジンを積層した。この方法を4回繰り
返した。みがあったものが、スキー靴を履いて、スキー
ができるまでに回復した。
【0026】<実施例2> 爪甲形態が、爪甲辺縁の1/4以下の湾曲度であるが、
爪縁が足趾に食い込んでいる場合に用いた例 接着技法は実施例1と同じであるが、コンポジットレジ
ンとして光重合型を用いるとともに、鉗子等で爪を水平
に保持しておいてから重合させた。その結果、爪両脇辺
縁部が、食い込まなくなったので、ジョギングをするこ
とができるまでに回復した。
爪縁が足趾に食い込んでいる場合に用いた例 接着技法は実施例1と同じであるが、コンポジットレジ
ンとして光重合型を用いるとともに、鉗子等で爪を水平
に保持しておいてから重合させた。その結果、爪両脇辺
縁部が、食い込まなくなったので、ジョギングをするこ
とができるまでに回復した。
【0027】<実施例3> 爪甲形態は正常型であったが、バレーボールを長年行っ
ていたため、爪の色調が暗く変色した場合に用いた例 接着技法は実施例1又は2と同じであるが、運動を行う
ため、正常人より力の加わり方が大きいので、セラミッ
クで3mmの暑さのシェル作り、流動性の大きいコンポ
ジットレジンを用いて接着した。その結果、以前は爪の
色調ばかりではなく、爪が割れたり、ぐらついたもの
が、全く割れなくなり、爪基底部の動揺も正常範囲とな
って運動を続けることができた。
ていたため、爪の色調が暗く変色した場合に用いた例 接着技法は実施例1又は2と同じであるが、運動を行う
ため、正常人より力の加わり方が大きいので、セラミッ
クで3mmの暑さのシェル作り、流動性の大きいコンポ
ジットレジンを用いて接着した。その結果、以前は爪の
色調ばかりではなく、爪が割れたり、ぐらついたもの
が、全く割れなくなり、爪基底部の動揺も正常範囲とな
って運動を続けることができた。
【0028】
【発明の効果】本願発明に係る爪の保護剤及び爪の保護
剤キットは以上のように構成したので、この爪の保護剤
を使用して爪を処置すれば、疾病(外傷等)及び外力
(過酷な運動等)による手足の爪の変形を防止し、予防
し、又は原形状へ回復させることができるという効果を
有する。
剤キットは以上のように構成したので、この爪の保護剤
を使用して爪を処置すれば、疾病(外傷等)及び外力
(過酷な運動等)による手足の爪の変形を防止し、予防
し、又は原形状へ回復させることができるという効果を
有する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【実施例】 <実施例1> 爪甲形態が、爪甲辺縁の1/4を越える幅で、直角の角
度をもって屈曲している場合に用いた例 次の〜の処理手順により爪甲に保護層を形成した。
その結果、爪甲形態は、45度程度の屈曲に回復し、当
初は靴下を履くだけで痛みがあったものが、スキー靴を
履いて、スキーができるまでに回復した。 爪甲の甘皮付着物を回転器具により除去し、EDTA
を作用させた後、水洗した。 ハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA Ba
yer AG グルーマ)を塗布した後、溶媒を散逸さ
せた。 接着剤として、2,2−ビス(p−2’−ヒドロキシ
−3’−メタクリロキシプロポキシフェニル)プロパン
(Bis−GMA)、及びトリエチレングリコールジメ
タクリレート(Tri−EDMA)を主剤とした(商品
名 クリアファイルニューボンド クラレ株式会社製)
を塗布した後、溶媒を散逸させた。 合成樹脂(コンポジットレジン)として、2,2−ビ
ス(p−2’−ヒドロキシ−3’−メタクリロキシプロ
ポキシフェニル)プロパン(Bis−GMA)、及びト
リエチレングリコールジメタクリレート(Tri−ED
MA)を主剤とした(商品名 クリアフィル クラレ株
式会社製)を爪甲全体に3mmの厚さに積層した。 2週間後、爪が伸びることにより、爪の基底部に2m
m弱の未積層部が表れたので、当部位に前記方法で、更
にコンポジットレジンを積層した。この方法を4回繰り
返した。
度をもって屈曲している場合に用いた例 次の〜の処理手順により爪甲に保護層を形成した。
その結果、爪甲形態は、45度程度の屈曲に回復し、当
初は靴下を履くだけで痛みがあったものが、スキー靴を
履いて、スキーができるまでに回復した。 爪甲の甘皮付着物を回転器具により除去し、EDTA
を作用させた後、水洗した。 ハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA Ba
yer AG グルーマ)を塗布した後、溶媒を散逸さ
せた。 接着剤として、2,2−ビス(p−2’−ヒドロキシ
−3’−メタクリロキシプロポキシフェニル)プロパン
(Bis−GMA)、及びトリエチレングリコールジメ
タクリレート(Tri−EDMA)を主剤とした(商品
名 クリアファイルニューボンド クラレ株式会社製)
を塗布した後、溶媒を散逸させた。 合成樹脂(コンポジットレジン)として、2,2−ビ
ス(p−2’−ヒドロキシ−3’−メタクリロキシプロ
ポキシフェニル)プロパン(Bis−GMA)、及びト
リエチレングリコールジメタクリレート(Tri−ED
MA)を主剤とした(商品名 クリアフィル クラレ株
式会社製)を爪甲全体に3mmの厚さに積層した。 2週間後、爪が伸びることにより、爪の基底部に2m
m弱の未積層部が表れたので、当部位に前記方法で、更
にコンポジットレジンを積層した。この方法を4回繰り
返した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/34 31/78 ABJ 31/785 ADA // A61K 7/043
Claims (7)
- 【請求項1】 分子中にメタクリロイル基(メタクリル
酸から誘導される1価の酸基:CH2 =C(CH3 )C
O−)を含むプライマーを主成分として含有することを
特徴とする爪の保護剤。 - 【請求項2】 分子中にメタクリロイル基を含むプライ
マーが、メタクリル酸エステルである請求項1に記載す
る爪の保護剤。 - 【請求項3】 分子中にメタクリロイル基を含むプライ
マーが、メタクリル酸アミドである請求項1に記載する
爪の保護剤。 - 【請求項4】 分子中にメタクリロイル基を含むプライ
マーに加えて、爪の清浄剤を含有する請求項1、請求項
2、及び請求項3に記載する爪の保護剤。 - 【請求項5】 下記に記載する(A)、(B)、
(C)、及び(D)の薬剤の組み合わせであって、
{(A)+(B)}、または{(A)+(B)+
(C)+(D)}、または{(A)+(C)+
(D)}のいずれかの組み合わせから構成されることを
特徴とする爪の保護剤キット。 (A)分子中にメタクリロイル基(メタクリル酸から誘
導される1価の酸基:CH2 =C(CH3 )CO−)を
含むプライマーを主成分として含有する薬剤 (B)爪の清浄剤 (C)合成樹脂(コンポジットレジン) (D)接着剤(ボンディング剤) - 【請求項6】 上記(A)の分子中のメタクリルロイル
基を含むプライマーが、メタクリル酸エステルである請
求項5に記載する爪の保護剤キット。 - 【請求項7】 上記(A)の分子中のメタクリルロイル
基を含むプライマーが、メタクリル酸アミドである請求
項6に記載する爪の保護剤キット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14068794A JP3208519B2 (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 爪の保護剤及び爪の保護剤キット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14068794A JP3208519B2 (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 爪の保護剤及び爪の保護剤キット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07323043A true JPH07323043A (ja) | 1995-12-12 |
JP3208519B2 JP3208519B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=15274425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14068794A Expired - Lifetime JP3208519B2 (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 爪の保護剤及び爪の保護剤キット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3208519B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014139253A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-07-31 | Seiwa Kasei Co Ltd | プロピルフェニルエーテル誘導体、並びにそれを含むメラニン生成抑制剤、美白剤、抗菌剤及び化粧料 |
JP2017066041A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | 株式会社サクラクレパス | 美爪料組成物 |
JP2024000276A (ja) * | 2022-06-20 | 2024-01-05 | 株式会社コンフェスタ | 人工爪組成物 |
JP2024000277A (ja) * | 2022-06-20 | 2024-01-05 | 株式会社コンフェスタ | 人工爪組成物 |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP14068794A patent/JP3208519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014139253A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-07-31 | Seiwa Kasei Co Ltd | プロピルフェニルエーテル誘導体、並びにそれを含むメラニン生成抑制剤、美白剤、抗菌剤及び化粧料 |
JP2017066041A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | 株式会社サクラクレパス | 美爪料組成物 |
JP2024000276A (ja) * | 2022-06-20 | 2024-01-05 | 株式会社コンフェスタ | 人工爪組成物 |
JP2024000277A (ja) * | 2022-06-20 | 2024-01-05 | 株式会社コンフェスタ | 人工爪組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3208519B2 (ja) | 2001-09-17 |
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