JPH0732277A - ロボットの制御装置 - Google Patents

ロボットの制御装置

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JPH0732277A
JPH0732277A JP17656193A JP17656193A JPH0732277A JP H0732277 A JPH0732277 A JP H0732277A JP 17656193 A JP17656193 A JP 17656193A JP 17656193 A JP17656193 A JP 17656193A JP H0732277 A JPH0732277 A JP H0732277A
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JP
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robot
target
value
trajectory
velocity
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JP17656193A
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Michihiro Makinohara
道 宏 植之原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ロボットの許容最大速度や最大加速度の値を
越えない目標軌道を生成し、移動する物体の捕捉やあら
かじめ指定された目標到達位置に目標速度で到達するこ
とのできるロボットの制御装置を提供する。 【構成】 ロボット位置検出手段4により検出したロボ
ット3の位置、ロボット3が到達目標とする目標到達位
置、ロボット3が目標到達位置へ到達する時に目標とす
る目標速度、およびロボット3の制限最高速度または制
限最高加速度の各値を用いて、ロボット3が制限最高速
度または制限最高加速度を越えない速度をとるとともに
ロボット3の初期位置から目標位置へ到達するのに要す
る時間が等しい軌道の中ではロボットの加速度の二乗総
和が最小となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボットの位置を制御す
るロボットの制御装置に係り、特にロボットの初期位置
から前記目標到達位置へ至るロボットの目標軌道を算出
する目標軌道算出手段を備えるロボットの制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、工場の生産ラインなどで用いられ
る産業用ロボットには、搬送用のコンベア上に載せられ
た部品に追従して作業を行う機能を有するものがごく一
般的に使われている。こういったロボットの追従運動
は、追従対象が常に一定の経路や速度で移動する場合、
つまり追従対象を載せたコンベアが定常運転を行う場合
のみに有効であり、例えばコンベアの移送速度が不規則
に変化したり、またロボットとコンベアの位置関係が不
規則に変化したりすると、上述した追従運動が不可能と
なる。
【0003】このような不具合を改善するために、特開
昭62−54688号公報に記載の産業用ロボットは、
コンベアの移送速度を検出することによって追従対象の
位置を演算し、これに基づいてロボット先端部の位置を
演算し、この演算結果に基づいてロボット先端部の移動
軌跡を決定するものである。この制御方法を用いると、
コンベアの移送速度の変化による追従対象の位置や速度
の変化に対して適確に対応することが可能となる。
【0004】ところが例えば宇宙空間において人工衛星
のような浮遊物体(以下、ペイロードという)の追従を
考えた場合、ペイロードの運動経路や運動速度はかなら
ずしも正確に一定とは限らない上にペイロード位置や速
度の計測誤差も無視できないために、上記の制御方法で
は追従は不可能である。
【0005】しかも、ペイロードの捕捉を行うにあたっ
ては、マニピュレータ先端部がペイロードに対してその
相対速度を正確に一致させておく必要があり、もしそう
しなければ、人工衛星等の大質量物を捕捉する際のマニ
ピュレータに加わる力が大きなものになり機器類に悪影
響を及ぼす可能性がある。
【0006】特開昭63−74434号公報に記載のマ
ニピュレータの制御方法及び装置は、上記問題点を解決
するために、移動物体の位置情報を検知し、マニピュレ
ータが前記移動物体に対して移動加速度の二乗の累積が
最小となるようにして相対位置と相対速度を一致させる
マニピュレータの制御方法である。
【0007】この方法では、移動物体に対して相対位置
および相対速度を一致させるべき時刻をあらかじめ指定
してマニピュレータの軌道を計算する。この結果生成さ
れる軌道は、運動物体が等速度運動しているとすれば、
指定された時刻で相対位置・速度を一致させる軌道の中
で加速度の二乗の累積が最小となることが保証されるの
で、滑らかな軌道となる。
【0008】しかし、前記公報に記載のマニピュレータ
の制御方法及び装置には、移動物体の追跡途中の軌道の
速度や加速度の最大値については言及されていない。産
業用などのロボットでは、通常、制限最大速度を規定し
ており、ロボットの軌道はその最大速度を上回らないよ
うに生成する。一方、将来の宇宙空間で人工衛星の回収
や宇宙ステーションの保守点検作業などを行うようにな
ると考えられている、移動機能を有する宇宙ロボットで
は、スラスタの推進力に限界が存在するために、その移
動途中の加速度の最大値をスラスタ推進力による限界以
下に設定する必要がある。ところが、前記公報に記載の
マニピュレータの制御方法及び装置では、これらの制約
下での軌道の生成方法について述べられておらず、ロボ
ットやマニピュレータの許容最大加速度や速度を上回る
軌道を生成してしまい、実際にロボットが動作する際に
その目標軌道に追従できない可能性が存在した。
【0009】また、組立作業などにおいても、部品を組
み立てる対象物体にある特定の方向からアプローチする
必要がある作業が数多く存在するが、そのような作業に
おいて、目標とする位置に指定した速度でロボット先端
を到達させることができると連続的に次の動作へスムー
ズに移行することを容易にする。
【0010】特に、任意の速度をもった初期状態から任
意の速度で到達位置へ到達する軌道が、最大速度や最大
加速度の値がそのロボットの許容最大値以下となること
を保証しつつ生成できれば、ロボットに一連の連続的な
作業を行わせるのがより容易になる。これまでにも、ロ
ボットが移動すべき目標点を複数教示しておき、それら
の教示点をスプライン曲線などで補間する手法は存在し
ており、教示点の指定により特定方向からのロボットの
アプローチを実現することは可能であった。
【0011】しかし、軌道の補間とは位置の補間であ
り、目標位置での速度や初期速度、作業途中の値などを
考慮して十分滑らかなロボットの時間軌道を生成するの
は必ずしも容易ではなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
移動物体を追跡し、移動物体に到達した時点でその移動
物体の速度とマニピュレータの速度を等しくするマニピ
ュレータの制御方法及び装置は存在したものの、追跡途
中の速度や加速度の値を許容値以下にできる保証がなか
った。
【0013】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、ロボットの制限最大速度や制限最大
加速度の値を越えずに、移動する物体の捕捉やあらかじ
め指定された目標到達位置に目標速度で到達することの
できるロボットの制御装置の提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明においては、 (1)ロボットの位置を検出するためのロボット位置検
出手段と、前記ロボット位置検出手段により検出したロ
ボットの位置、ロボットが到達目標とする目標到達位
置、ロボットが前記目標到達位置へ到達する時に目標と
する目標速度、およびロボットの制限最高速度または制
限最高加速度の各値を用いて、ロボットが前記制限最高
速度または前記制限最高加速度を越えない速度をとると
ともにロボットの初期位置から前記目標位置へ到達する
のに要する時間が等しい軌道の中ではロボットの加速度
の二乗総和が最小となるように、ロボットの初期位置か
ら前記目標到達位置へ至るロボットの目標軌道を算出す
る目標軌道算出手段と、前記ロボット位置検出手段の出
力信号と前記目標軌道算出手段の出力信号とが入力され
てロボットを駆動する信号を出力するロボット制御手段
と、を備えたことを特徴とする。 (2)また、ロボットの制御装置は、ロボットの位置情
報を得るロボット位置検出手段と、物体の位置情報を得
る物体位置検出手段と、前記物体位置検出手段の出力信
号および軌道の最大速度値を入力とし、初期位置から物
体位置まで到達するとともに、物体位置到達時点での軌
道速度を物体の移動速度と等しくするロボットの目標軌
道の中を出力し、本軌道が、物体が等速度運動をしてい
る場合には、最大速度が入力された値を越えず、最大速
度の物体位置到達に要する時間が等しい軌道の中で移動
加速度の二乗の累積が最小となる目標軌道算出手段と、
前記ロボット位置検出手段の出力信号と前記目標軌道算
出手段の出力信号を入力し、ロボットを駆動する信号を
出力するロボット制御手段とを備えたことを特徴とす
る。 (3)また、ロボットの制御装置は、ロボットの位置情
報を得るロボット位置検出手段と、物体の位置・速度情
報を得る物体位置検出手段と、前記ロボット位置検出手
段の出力信号および軌道の最大加速度を入力とし、初期
位置から物体位置まで到達するとともに、物体位置到達
時点での軌道速度を物体の移動速度と等しくするロボッ
トの目標軌道を出力し、本軌道が、物体が等速度運動を
している場合には、最大加速度が入力された値を越え
ず、物体位置到達に要する時間が等しい軌道の中で移動
加速度の二乗の累積が最小となる軌道を出力する目標軌
道算出手段と、前記ロボット位置検出手段の出力信号と
前記目標軌道算出手段の出力信号を入力し、ロボットを
駆動する信号を出力するロボット制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】
【作用】上記のようなロボットの制御装置とすれば、ロ
ボットは移動物体、あるいは目標到達位置に対して位置
と速度を無駄な動きなく徐々に一致させてゆく。また、
ロボットの軌道の速度や加速度は、あらかじめ入力され
た制限最大速度または制限最大加速度の値を上回らな
い。従って、ロボットは生成された軌道に追従しなが
ら、移動物体や目標到達位置に対して滑らかに接近し、
適確に捕捉することや、次の動作への連続的な移行を可
能とするロボットの制御装置が実現する。
【0016】
【実施例】以下、図面に参照して本発明によるロボット
の制御装置の実施例を詳細に説明する。
【0017】第1実施例 図1は本実施例のロボットの制御装置を示すシステムの
ブロック図である。ロボットの制御装置は、ロボット3
の目標軌道を算出する目標軌道算出部1、ロボット3の
位置を制御する信号を生成するロボット制御部2、およ
びロボット3の位置を検出するロボット位置検出センサ
4を備えている。
【0018】目標軌道算出部1では、ロボット3の目標
到達位置、目標到達位置での目標速度、目標位置に到達
するまでの制限値としての最大速度、およびロボット位
置検出センサ4によって検出されたロボット3の位置の
各値を入力信号とし、ロボット制御部2の各制御周期に
おけるロボットの目標位置および目標速度の値を算出す
る。ロボット制御部2は、目標軌道算出部1の出力であ
るロボットの目標位置および、ロボット位置検出センサ
4の出力であるロボットの現在位置の値からロボットを
駆動する信号を生成する。
【0019】従って、ロボット3は目標軌道算出部1で
生成された目標軌道に追従するように動作する。以上の
働きにより、ロボットの目標到達位置に対して滑らかに
接近し、目標到達位置で目標速度となり、次の動作への
連続的な移行を可能とする。
【0020】以上のような構成の本発明において、目標
軌道算出部1で計算されてロボット制御部2に与えられ
るロボットの目標軌道は、以下の方法により決定され
る。
【0021】今、目標到達位置ベクトルをXc、目標位
置に到達時の目標速度ベクトルをVcとする。また、目
標到達位置への到達時刻を仮にtfとする。
【0022】ここで、時刻tfで目標到達位置Xcに到
達する、速度Vcで等速度運動している移動物体を仮定
する。本移動物体に、時刻tfで位置および速度が一致
する接近軌道の中で加速度の二乗総和が最小となる軌道
は、特開63−74434号公報に記載のマニピュレー
タの制御方法及び装置にあるように、次の式で算出され
る。
【0023】
【数1】 ただし、移動目標の位置ベクトルをXt、ロボットの目
標位置ベクトルをXm、これらの偏差ベクトルをX(=
Xt−Xm)とする。また、同様に速度の偏差ベクトル
をV(=Vt−Vm)とし、ロボットの目標加速度ベク
トルをAmとする。(1)式により求められたロボット
の目標加速度ベクトルを数値積分してゆくことにより、
ロボットの目標速度・目標位置の値が算出される。
【0024】従って、目標到達位置Xc、目標位置到達
時の目標速度ベクトルVcおよび目標到達時刻tfが与
えられた場合に、 Xt=Xc+Vc・(t−tf) (2) Vt=Vc (2)式により、Xt,Vtを算出し、(1)式に代
入、Amを求めた後に数値積分により目標軌道の速度、
位置を順次算出してゆくことにより、時刻tfで目標到
達位置Xcに到達し、目標位置到達時の目標速度ベクト
ルがVcとなる軌道の中で加速度の二乗総和が最小の軌
道が生成される。
【0025】また、ロボット位置検出センサ4の出力で
あるロボット位置の初期時刻での値を軌道の初期位置、
ロボット位置の値を微分することにより初期時刻でのロ
ボット速度を求め、軌道の初期速度とすることにより、
ロボットの初期位置から目標位置に到達する軌道が生成
される。
【0026】従って、入力された最大速度の値から目標
到達時刻tfを算出することができれば、そのtfの値
により各制御周期のロボット目標位置・速度の値を
(1)式および(2)式により算出することができる。
【0027】一方、ロボディックス・メカトロニクス講
演会予稿集(1991)に記載の片山氏らの「視覚情報
を用いたマニピュレータによる移動物体の捕獲〜高精度
位置計測と最適接近軌道〜」と題する発表の中の解決を
参照すると、(1)式を以下の初期条件のもとで解く
と、ロボットの目標位置ベクトルは時間の3次関数とな
り次のようになる。
【0028】 Xm(τ)=αγ3 +βγ2 −vc γ+xc (3) α={2(xc −xo )−tf (vc +vo )}/tf 3 β={−3(xc −xo )+tf (2vc +vo )}/tf 2
【0029】
【数2】 τ=tf−t従って、ロボットの軌道の速度は(3)式
を時間に関して微分することにより以下のようになる。
【0030】
【数3】 (4)式は時間に関する2次式であるので、最大速度を
とるのは ・初期時刻 ・終端時刻 ・追跡途中(τ=−β/3α) の3通りが存在しうる。ただし、初期時刻の軌道速度は
初期条件によりvoと決まっており、終端時刻の速度は
目標位置に到達時の速度vcと決まっている。従って、
最大速度がvoおよびvcより大きい場合には、その最
大速度をとる時刻は追跡途中(τ=−β/3α)とな
る。ロボットでは通常複数自由度を有しているが、最大
速度の値としては各自由度ごとの値を設定するものと
し、最大速度の値からtfの算出計算は各自由度ごとに
独立に以下のように行う。(4)式の値をVmax とする
と以下のような2次方程式になる。 {3(vmax −vc )(vc +vo )+(2vc +vo 2 }tf 2 −6(xc −xo )(vmax +vc +vo )tf +9(xc −xo 2 =0 (5) (5)式よりtfの値を求め、そのtfの値が初期時刻
から終端時刻の間に含まれれば、追跡軌道の最大速度が
入力された値であるVmax となる。ただし、通常、最大
速度が問題にされるのは、その絶対値であるので(5)
式のVmax の値の符号を反転させて再びtfの値を求め
る必要がある。そのtfの値が初期時刻から終端時刻の
間に含まれれば、追跡軌道の最大速度が(−Vmax )と
なる到達時刻となる。以上の結果、複数の解が求められ
た場合には、それらの値の中から最も小さい値を選択す
ることにより、最大速度の絶対値が与えられた値Vmax
となる軌道の中で最も到達時刻が早いものが求められ
る。
【0031】一方、与えられた最大速度の値がVc およ
びVo の絶対値と等しい場合には、最大速度をとるのが a) 初期時刻(τ=tf) b) 終端時刻(τ=0) c) 追跡途中(τ=−β/3α) の3通りが考えられる。
【0032】a)およびb)の場合には、軌道速度が極
値をとる時刻 τ=−β/3α が初期時刻から終端時刻の間に含まれていないというこ
とであるから τ=−β/3α≦0 or τ=−β/3α≧tf ということになる。
【0033】 τ=−β/3α≦0→ (2vc +vo )(vc +vo )tf 2 −(xc −xo ) (7vc +5vo )tf +6(xc −xo 2 ≦0 (6) τ=−β/3α≧tf→ (vc +vo )(2vo +vc )tf 2 −(xc −xo ) (5vc +7vo )tf +6(xc −xo 2 ≦0 (7) (6)式あるいは(7)式を満たすtfの中で最も小さ
な値は、それぞれの式で等号が成り立つ場合である。従
って、やはり軌道速度が極値をとる時刻 τ=β/3α で最大速度をとることになるので、(5)式によりtf
を求めればよいことになる。
【0034】以下、図2を用いて到達時刻tfの算出手
順を説明する。まずST1で、与えられた最大速度の値
max の値の絶対値と目標位置到達時の目標速度Vcの
絶対値および初期速度Voの絶対値の大きさを比較す
る。Vmax の絶対値の大きさがVc、Voのいづれかの
絶対値の大きさより小さい場合には、そのような軌道は
生成できないので、軌道生成が不可能であると応答す
る。
【0035】もし、Vmax の絶対値の大きさがVc,V
oの絶対値より小さくない場合には、ST2で、最大速
度記録時の目標時刻算出を行う。
【0036】ST2では、まず与えられたVmax の値に
より(5)式からtfの値を計算し、求められたtfの
値から最大速度を記録する時刻τの値が初期時刻から終
端時刻の間に含まれているかどうかの以下に示す条件を
満たすtfを求める。
【0037】 0≦τ≦tf (8) τ=β/3α 次に、Vmax の値の符号を反転させて(5)式に代入
し、tfの値を計算し、(8)式の条件を満たすtfを
求める。これらの求められたtfの値は、ST3で、候
補値として登録しておく。
【0038】以上の処理の後にST4にて登録された候
補値が存在するか調べ、もし存在する場合には、ST5
で、それらの値の中で最小の値のものを求め、到達時刻
として出力する。また、もし登録された候補値が存在し
ない場合には、与えられた最大速度では目標到達位置に
目標速度で到達することは不可能であるので、軌道生成
不可能であると出力する。
【0039】以上の処理により求められた到達時刻tf
の値により、各制御周期ごとに(1)式の計算を行うこ
とにより、ロボットの目標位置・目標速度の値を計算
し、それらの値に追従するようにロボット制御部にて制
御することにより、ロボットは、運動途中の最大速度が
与えられた値となる軌道に従いながら目標到達位置に目
標速度で到達することが可能となる。また、この軌道
は、同じ時間で到達する軌道の中では加速度の二乗の累
積が最小の軌道となっており、非常に滑らかな軌道とな
る。
【0040】また、ロボットが並進3自由度、回転3自
由度を有しており、最大速度の値が並進合成速度および
回転合成速度で与えられる場合には、与えられた並進合
成速度の値を1/31/2 倍した値を各並進自由度の最大
速度とし、与えられた回転合成速度の値をやはり1/3
1/2 倍した値を各回転自由度の最大速度として、同様の
処理を行い捕獲時刻tfの値を求めることにより、軌道
の並進合成速度および回転合成速度の値が与えられた最
大値の値を越えない軌道が生成される。
【0041】また、到達時速度ベクトルと初期速度ベク
トルの偏差ベクトルと、到達位置ベクトルと初期位置ベ
クトルの偏差ベクトルが平行の場合には、座標変換する
ことにより、運動する自由度を1自由度とすることがで
きるので、軌道の並進合成速度および回転合成速度の最
大値の値が与えられた最大値となる軌道を生成すること
ができる。
【0042】図3は上記のロボットの制御装置のシミュ
レーションを行った結果を示した図である。本シミュレ
ーションでの設定条件は第1表に示すとおりである。
【0043】 第 1 表 ロボット初期位置 0mm ロボット初期速度 0mm/s 目標到達位置 500mm 目標到達時速度 −100mm/s このように、ロボットが目標到達位置で目標速度となる
ように滑らかな軌道を描いて接近してゆくために、ロボ
ットの制御部でその目標軌道に追従させることも容易に
なる。
【0044】また、このように目標到達位置での速度や
初期速度までを指定して軌道を生成できることにより、
ロボットが停止せずに連続的に次の動作に移る場合の軌
道生成も容易に行うことが可能になる。
【0045】第2実施例 図4は本発明の第2実施例のロボットの制御装置を示す
システムのブロック図である。ロボットの制御装置は、
ロボット7の目標軌道を算出する目標軌道算出部5、ロ
ボット3の位置を制御する信号を生成するロボット制御
部6、およびロボット3の位置を検出するロボット位置
検出センサ8を備えている。
【0046】目標軌道算出部5では、ロボットの目標到
達位置および目標到達位置での目標速度、さらに目標位
置に到達するまでの制限値としての最大加速度、および
ロボット位置検出センサ8の出力であるロボット位置を
入力とし、ロボット制御部6の各制御周期におけるロボ
ットの目標位置および目標速度の値を算出する。
【0047】ロボット制御部6は、目標軌道算出部5の
出力であるロボットの目標位置および、ロボット位置検
出手段の出力であるロボットの現在位置の値からロボッ
トを駆動する信号を生成する。従って、ロボット7は目
標軌道算出部5で生成された目標軌道に追従するように
動作する。以上の働きにより、ロボットは目標到達位置
に対して滑らかに接近し、目標到達位置で目標速度とな
り、次の動作への連続的な移行を可能とする。
【0048】以上のような構成の本実施例において、目
標軌道算出部5で計算されてロボット制御部6に与えら
れるロボットの目標軌道は、第1実施例と同様に、まず
制限最大加速度の値から到達時刻tfを求め、そのtf
の値により(1)式から算出することにより求めること
ができる。
【0049】また最大加速度の値としては、やはり第1
実施例と同様に各自由度ごとの値を設定するものとし、
制限最大加速度の値からのtfの算出計算は各自由度ご
とに独立に以下のように行う。
【0050】ロボットの軌道の加速度は(4)式をさら
に時間に関して微分することにより以下のように時間に
関する1次式となる。
【0051】
【数4】 従って、加速度の値は初期時刻または終端時刻で最大値
となる。初期時刻または終端時刻での加速度の値を与え
たときの到達時刻tfの値は以下のような2次方程式を
求めることにより算出される。
【0052】 αmax f 2 +2(vc +2vo )tf −6(xc −xo )=0 (10) αmax f 2 −2(2vc +vo )tf +6(xc −xo )=0 (11) 以下に、最大加速度の値から到達時刻tfを求める手順
について図5に従いながら説明する。
【0053】ST6で、入力された最大加速度の値から
初期時刻での加速度が最大となる時の到達時刻tfの算
出を行う。
【0054】まず、入力された最大加速度の値を(1
0)式に代入してtfの値を求める。次に、それらの値
が(8)式の条件を満たしているかどうかを調べ、
(8)式の条件を満たしているものについては、そのt
fの値を(9)式に代入することにより終端時刻での加
速度を求め、初期時刻での加速度の値と終端時刻での加
速度の値を比較する。もし、初期時刻での加速度の絶対
値の方が大きければtfの候補となるので保存する。
【0055】次に、入力された最大加速度の符号を反転
して同様の手続きによりtfの値を算出しtfの候補と
して保存する。
【0056】以上の手続きにより求められたtfの候補
をST7で、候補値として登録する。次に、ST8で、
入力された最大加速度の値から終端時刻での加速度が最
大となる時の到達時刻tfの算出を行う。まず、入力さ
れた最大加速度の値を(11)式に代入してtfの値を
求める。
【0057】次に、それらの値が(8)式の条件を満た
しているかどうかを調べ、(8)式の条件を満たしてい
るものについては、そのtfの値を(9)式に代入する
ことにより初期時刻での加速度を求め、終端時刻での加
速度の値と初期時刻での加速度の値を比較する。もし、
終端時刻での加速度の絶対値の方が大きければtfの候
補となるので保存する。
【0058】次に、入力された最大加速度の符号を反転
して同様の手続きによりtfの候補として保存する。
【0059】以上の手続きにより求められたtfの候補
をST9で、候補値として登録する。ST10で、候補
値が登録されているかどうかを調べ、ひとつも登録され
ていなければ、入力された最大加速度の値で目標到達位
置に目標速度で到達することは不可能であるので、軌道
生成不可能であると出力する。一方、登録されているも
のがある場合には、ST11で、それらの値の中で最小
の値のものを求め、出力する。
【0060】以上の手続きにより求められた到達時刻t
fの値により、各制御周期ごとに(1)式の計算を行う
ことにより、ロボットの目標位置および速度の値を計算
し、それらの値に追従するようにロボット制御部にて制
御することにより、ロボットは運動途中の最大加速度が
入力された値となる軌道に従いながら目標到達位置に目
標速度で到達することが可能となる。また、この軌道は
同じ時間で到達する軌道の中では加速度の二乗の累積が
最小の軌道となっており、非常に滑らかな軌道となる。
また、ロボットが複数の自由度を有し、最大加速度の値
がそれらの複数自由度に関しての合成最大速度として与
えられる場合には、第1実施例と同様に与えられた合成
最大加速度の値から各自由度の最大加速度を計算するこ
とにより、軌道の合成加速度が与えられた最大加速度の
値を越えないロボット軌道が生成される。
【0061】さらに、ロボット本体に取り付けられたス
ラスタ推進力により移動する機能をもった宇宙ロボット
の目標軌道を上記の方法で生成し、その軌道に追従して
運動するように宇宙ロボットの慣性の値により推進力を
フィードフォワード的に算出、スラスタ推進力を制御す
ることにより、目標到達位置まで最小のエネルギーで到
達することも可能となる。
【0062】図6は上記のロボットの制御装置のシミュ
レーションを行った結果を示した図である。本シミュレ
ーションでの設定条件は第2表に示すとおりである。
【0063】 第 2 表 ロボット初期位置 0mm ロボット初期速度 0mm/s 目標到達位置 500mm 目標到達時速度 −100mm/s2 最大加速度 100mm/s2 このように、ロボットが目標到達位置で目標速度となる
ように滑らかな軌道を描いて接近してゆくために、ロボ
ットの制御部でその目標軌道に追従させることも容易に
なる。また、このように目標到達位置での速度や初期速
度までを指定して軌道を生成できることにより、ロボッ
トが停止せずに連続的に次の動作に移る場合の軌道生成
も容易に行うことが可能になる。
【0064】第3実施例 図7は本発明の第3実施例のロボットの制御装置を示す
システムのブロック図である。ロボット12はその先端
で物体の捕捉が可能となっている。また、ロボット12
には、ロボット位置検出センサ13が取り付けられてい
る。さらに、ロボット12には物体位置検出手段として
の物体位置検出センサ9も取り付けられている。
【0065】物体位置検出センサ9の出力である物体位
置およびロボット位置検出センサ13の出力および軌道
の最大速度の値が目標軌道算出部10に入力され、物体
が等速度運動している場合には軌道の最大速度が入力さ
れた値を越えずに物体捕捉時の物体とロボットとの速度
が等しくなるような軌道を生成する。
【0066】目標軌道算出部10の出力はロボット制御
部11に入力され、ロボット制御部11では、目標軌道
算出部10の出力であるロボットの目標位置および目標
速度の値と、ロボット位置検出センサ13の出力である
ロボットの現在位置および速度の値からロボットの駆動
信号を生成する。従って、ロボット12は目標軌道算出
部10で生成された目標軌道に追従するように動作す
る。以上の働きにより、ロボットは目標物体に対して滑
らかに接近し、捕捉時に目標物体の速度と等しい速度と
なり、確実な捕捉を可能とする。
【0067】以上のような構成の本実施例において、目
標軌道算出部10で算出されてロボット制御部11に入
力されるロボットの目標軌道は第1の実施例と同様に、
まず最大速度の値から捕獲時刻tfの値を決定し、その
tfの値により(1)式を各制御周期ごとに計算するこ
とにより算出する。ただし、(1)式における移動目標
の位置Xtおよび速度Vtを物体位置検出センサ9の出
力である物体位置およびその値を微分した値とする。
【0068】捕獲時刻tfの値の決定方法を以下に述べ
る。初期時刻での、物体位置検出センサの出力である物
体位置および物体速度の値をそれぞれxp,vとする。
物体が等速度運動すると仮定し、捕獲時刻をtfとする
と、時刻tfで物体に到達するとともに速度を等しくす
る軌道の中で、加速度の二乗の総和が最小になる軌道は
第1の実施例と同様に以下のように求められる。
【0069】
【数5】 (12)式を初期条件のもとに解くと(13)式のよう
になる。
【0070】 Xm (t) =ατ3 +βτ2 −vc τ+(xp +vc f ) (13) α={2(xp −xo )+tf (vc −vo )}/tf 3 β={−3(xp −xo )−tf (vc −vo )}/tf 2 (13)式は、第1実施例と同様に時間に関する3次式
になっており、最大速度の値から捕獲時刻tfを求める
手順は第1の実施例と同様になる。ただし、(5)式、
(6)式および(7)式が以下の(14),(15)式
および(16)式に代わる。
【0071】 (vc −vo )(4vc −vo −3vmax )tf 2 +6(xp −xo )(−vmax −vo +2vc )tf +9(xp −xo 2 =0 (14) (vc −vo 2 f 2 +5(xp −xo )(vc −vo )tf +6(xp −xo 2 ≦0 (15) 2(vc −vo 2 f 2 +7(xp −xo )(vc −vo )tf +6(xp −xo 2 ≦0 (16) 以上の手順により、捕獲時刻tfを算出し、そのtfの
値により(1)式から目標軌道を計算することにより、
物体が初期速度のままに等速度運動している限りはその
軌道の最大速度が与えられた値になり、物体到達時の速
度が物体と等しくなる軌道が生成され、またその時間t
fで物体に到達する軌道の中で加速度の二乗の総和の値
が最小の軌道となる。さらに目標軌道算出手段10で算
出された目標軌道がロボット制御部11に入力されるこ
とにより、ロボットは目標軌道に追従するように運動
し、結局、ロボットはその許容最大速度の値を越えるこ
となく移動物体に速度を等しくして到達することが可能
になる。
【0072】また、仮に移動物体の速度が初期速度から
多少変化したり、物体位置検出センサで検出された物体
の初期位置や速度の値に多少の誤差が含まれている場合
でも、目標軌道算出手段10では、各制御周期ごとに物
体位置検出センサから出力される物体位置および速度の
値を用いて軌道を生成しているために、物体の加速度運
動に対応した軌道を生成する。従って、ロボットは移動
物体にほぼ速度を等しくした状態で到達することが可能
となる。
【0073】また、物体位置検出センサ9に含まれるノ
イズのために、目標軌道算出部10にて算出されるロボ
ットの目標速度の値が位置的に許容最大速度の値を越え
ることも考えられるが、目標軌道算出部10で目標速度
の値を計算した際に、許容最大速度の値と毎回比較し、
許容最大速度の値を越える値であったときは、許容最大
速度の値に設定することにより、物体位置検出センサ9
に含まれるノイズの影響を防ぐことができる。
【0074】図8は上記のロボットの制御装置のシミュ
レーションを行った結果を示した図である。本シミュレ
ーションでの設定条件は第3表に示すとおりである。
【0075】 第 3 表 ロボット初期位置 0mm ロボット初期速度 0mm/s 物体初期位置 1000mm 物体初期速度 −100mm/s 最大加速度 100mm/s 第4実施例 図9は本発明のロボットの制御装置を示すシステムのブ
ロック図である。ロボット17はその先端で物体の捕捉
が可能となっている。また、ロボット17には、ロボッ
ト位置検出センサ14が取り付けられている。さらに、
ロボット17には物体位置検出手段としての物体位置検
出センサ18も取り付けられている。
【0076】物体位置検出センサ14の出力である物体
位置およびロボット位置検出センサ18の出力および軌
道の最大加速度の値が目標軌道算出部15に入力され、
物体が等速度運動している場合には軌道の最大加速度が
入力された値を越えずに物体捕捉時の物体とロボットと
の速度が等しくなるような軌道を生成する。
【0077】目標軌道算出部15の出力はロボット制御
部16に入力され、ロボット制御部16では、目標軌道
算出部15の出力であるロボットの目標位置および目標
速度の値と、ロボット位置検出センサ18の出力である
ロボットの現在位置および速度の値からロボットの駆動
信号を生成する。従って、ロボット17は目標軌道算出
部15で生成された目標軌道に追従するように動作す
る。以上の働きにより、ロボットは目標物体に対して滑
らかに接近し、捕捉時に目標物体の速度と等しい速度と
なり、確実な捕捉を可能とする。
【0078】以上のような構成の本実施例において、目
標軌道算出部15で算出されてロボット制御部16に入
力されるロボットの目標軌道は第2の実施例と同様に、
まず最大加速度の値から捕獲時刻tfの値を決定し、そ
のtfの値により(1)式を各制御周期ごとに計算する
ことにより算出する。ただし、(1)式における移動目
標の位置Xtおよび速度Vtを物体位置検出センサ9の
出力である物体位置およびその値を微分した値とする。
【0079】捕獲時刻tfは第2実施例と同様の手続き
で求められる。ただし、(10)式および(11)式が
それぞれ(17)式および(18)式になる。
【0080】
【数6】 以上の手順により、捕獲時刻tfを算出し、そのtfの
値により(1)式から目標軌道を計算することにより、
物体が初期速度のままに等速度運動している限りはその
軌道の最大加速度が与えられた値になり、物体到達時の
速度が物体と等しくなる軌道が生成され、またその時間
tfで物体に到達する軌道の中で加速度の二乗の総和の
値が最小の軌道となる。さらに目標軌道算出部15で算
出された目標軌道がロボット制御部16に入力されるこ
とにより、ロボットは目標軌道に追従するように運動
し、結局、ロボットはその許容最大加速度の値を越える
ことなく移動物体に速度を等しくして到達することが可
能になる。
【0081】また、仮に移動物体の速度が初期速度から
多少変化したり、物体位置検出センサ14で検出された
物体の初期位置や速度の値に多少の誤差が含まれている
場合でも、目標軌道算出部15では、各制御周期ごとに
物体位置検出センサ14から出力される物体位置および
速度の値を用いて軌道を生成しているために、物体の加
速度運動に対応した軌道を生成する。従って、ロボット
は移動物体にほぼ速度を等しくした状態で到達すること
が可能となる。
【0082】また、物体位置検出センサ14に含まれる
ノイズのために、目標軌道算出部15にて算出されるロ
ボットの目標加速度の値が一次的に許容最大加速度の値
を越えることも考えられるが、目標軌道算出部15で目
標加速度の値を計算した際に、入力された最大加速度の
値と毎回比較し、最大加速度の値を越える値であったと
きは、最大加速度の値に設定することにより、物体位置
検出センサ14に含まれるノイズの影響を防ぐことがで
きる。
【0083】図10は上記のロボットの制御装置のシミ
ュレーションを行った結果を示した図である。本シミュ
レーションでの設定条件は第4表に示すとおりである。
【0084】 第 4 表 ロボット初期位置 0mm ロボット初期速度 0mm/s 物体初期位置 1000mm 物体初期速度 −100mm/s 最大加速度 100mm/s2
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロボット
の許容最大速度や最大加速度の値を越えずに、移動する
物体の捕捉やあらかじめ指定された目標到達位置に目標
速度で到達することのできるロボットの制御装置ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のロボットの制御装置のブ
ロック図。
【図2】最大速度の値から到達時刻を算出する手順を示
すフローチャート図。
【図3】本発明のロボット制御装置の軌道生成方法を用
いてロボット軌道のシミュレーションを行った結果を示
す時間軌道図。
【図4】本発明の第2実施例のロボットの制御装置のブ
ロック図。
【図5】最大加速度の値から到達時刻を算出する手順を
示すフローチャート図。
【図6】本発明のロボット制御装置の軌道生成方法を用
いてロボット軌道のシミュレーションを行った結果を示
す時間軌道図。
【図7】本発明の第3実施例のロボットの制御装置のブ
ロック図。
【図8】本発明のロボット制御装置の軌道生成方法を用
いてロボット軌道のシミュレーションを行った結果を示
す時間軌道図。
【図9】本発明の第4実施例のロボットの制御装置のブ
ロック図。
【図10】本発明のロボット制御装置の軌道生成方法を
用いてロボット軌道のシミュレーションを行った結果を
示す時間軌道図。
【符号の説明】
1 目標軌道算出部 2 ロボット制御部 3 ロボット 4 ロボット位置検出センサ 5 目標軌道算出部 6 ロボット制御部 7 ロボット 8 ロボット位置検出センサ 9 物体位置検出センサ 10 目標軌道算出部 11 ロボット制御部 12 ロボット 13 ロボット位置検出センサ 14 物体位置検出センサ 15 目標軌道算出部 16 ロボット制御部 17 ロボット 18 ロボット位置検出センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボットの位置を検出するためのロボット
    位置検出手段と、 前記ロボット位置検出手段により検出したロボットの位
    置、ロボットが到達目標とする目標到達位置、ロボット
    が前記目標到達位置へ到達する時に目標とする目標速
    度、およびロボットの制限最高速度または制限最高加速
    度の各値を用いて、ロボットが前記制限最高速度または
    前記制限最高加速度を越えない速度をとるとともにロボ
    ットの初期位置から前記目標位置へ到達するのに要する
    時間が等しい軌道の中ではロボットの加速度の二乗総和
    が最小となるように、ロボットの初期位置から前記目標
    到達位置へ至るロボットの目標軌道を算出する目標軌道
    算出手段と、 前記ロボット位置検出手段の出力信号と前記目標軌道算
    出手段の出力信号とが入力されてロボットを駆動する信
    号を出力するロボット制御手段と、を備えたことを特徴
    とするロボットの制御装置。
JP17656193A 1993-07-16 1993-07-16 ロボットの制御装置 Withdrawn JPH0732277A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334663A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ワーク搬送装置、ワーク搬送装置の制御方法及びプレスライン
JP2011255759A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Toyota Central R&D Labs Inc 車両運動制御装置及びプログラム
JP2014151385A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Amada Co Ltd ロボット制御装置およびロボット制御方法
CN113510701A (zh) * 2021-05-20 2021-10-19 深圳先进技术研究院 机器人的控制方法、机器人及计算机可读存储介质
WO2022054947A1 (ja) * 2020-09-14 2022-03-17 株式会社アイシン ロボット装置およびその制御方法

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