JPH07321740A - データ通信方法及びその装置 - Google Patents

データ通信方法及びその装置

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JPH07321740A
JPH07321740A JP6117054A JP11705494A JPH07321740A JP H07321740 A JPH07321740 A JP H07321740A JP 6117054 A JP6117054 A JP 6117054A JP 11705494 A JP11705494 A JP 11705494A JP H07321740 A JPH07321740 A JP H07321740A
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JP
Japan
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data communication
curved surface
wave
electromagnetic waves
diffused
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JP6117054A
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English (en)
Inventor
Shiro Suyama
史朗 陶山
Kinya Kato
謹矢 加藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータ端末等の間における電磁波を搬
送波として用いた無線によるデータ通信方法及びその装
置において、通信速度の高速化を行えるデータ通信方法
及びその装置を提供すること、並びに頻繁に移動する装
置に適したデータ通信方法及びその装置を提供するこ
と。 【構成】 赤外線発光装置1a1の複数の発光体1a2
から、搬送波とした複数の赤外線1a3のそれぞれにデ
ータをのせて曲面1a4上のそれぞれ異なる複数の領域
1a5に向けて出射し、赤外線受光装置1a7により曲
面1a4上の各領域1a5で拡散した複数の赤外線1a
6が自装置あての場合にこれらの赤外線1a6を複数の
受光体1a8を用いてそれぞれ分離して受信する。 【効果】 パラレルなデータ通信が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータ端
末等の間におけるミリ波より高い周波数を有する電磁波
を搬送波として用いた無線によるデータ通信方法及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN(Local Area Network)等に
代表されるように、コンピュータ端末等の間において、
情報のやり取りをするためのネットワーク通信技術が急
速に発展しつつある。しかも、パーソナル化の進展に伴
う携帯型端末の浸透がとりざたされるような状況から、
高速・多重通信が可能な無線によるデータ通信装置が求
められている。
【0003】従来の無線によるデータ通信方法及びその
装置としては、まずマイクロ波より周波数の低い電磁波
(以下、単に電波と記す)を搬送波として用いたものが
提案された。
【0004】図13に、電波を搬送波として用いた従来
の代表的な無線によるデータ通信方法及びその装置の一
例を示す。図13に示す装置は、電波発信機α1よりア
ンテナα2を通して送信した電波α3を、アンテナα4
を通して電波受信機α5で受信する形で用い、その電波
を種々の方法で変調することによりデータ通信を行なう
通信方法及びその装置である。
【0005】この通信方法及びその装置の場合には、搬
送波である電波α3の周波数を数GHz以上と高くする
ことにより、数Mbps(メガビット/秒)のかなり高
速なデータ伝送速度が可能となる。また、数10GHz
以下の電波α3を用いているため、障害物が多いと伝送
距離が短くなるが、基本的には見通しの必要はない。ま
た、この通信方法及びその装置の場合には、電波利用に
関する法令等によってその使用できる周波数範囲が限ら
れる他、その使用パワーによっては免許を受ける必要が
ある等、その使用に関して面倒な手続きを必要とする欠
点がある。
【0006】さらに、使用できる周波数範囲が限られる
のでシリアルデータの形(送受信に対して1本の伝送
路)でしかデータが送信できないため、データ量に比べ
データ転送速度をきわめて速くする必要がある。また、
電波α3を用いているために、他の多くの無線装置との
混信、或いは、例えば蛍光灯やモーター等の種々の装置
から出る電磁雑音の影響を受け易い欠点がある。さら
に、近隣の他のネットワークとの干渉の問題も起きてく
る可能性がある。
【0007】また、電波α3は壁を通して容易に外部へ
漏れるため、例えば会社外での傍受が比較的容易である
こと等データのセキュリティ問題が起こる欠点がある。
さらには、効率的な電波α3の送信或いは受信を行なう
ためには、搬送波の波長で規定される大きさのアンテナ
α2,α4が必要であり、かなり大きな容積を必要とす
る欠点も有していた。
【0008】前述したような電波α3を搬送波として用
いた図13に示す通信方法及びその装置の欠点を克服す
るために、ミリ波より高い周波数を有する直進性の高い
電磁波として赤外線を搬送波として用いた無線によるデ
ータ通信方法及びその装置が提案されている。
【0009】赤外線を搬送波として用いることにより、
他の無線装置との混信、或いは例えば蛍光灯やモーター
等の種々の装置から出る電磁雑音の影響をほとんど受け
ないという利点がある。また、赤外線の利用に関して電
波のような面倒な手続きを必要としない利点がある。さ
らに、赤外線の波長が自由に選べ、かつ比較的遠方には
届きにくいため、近隣の他のネットワークとの干渉の問
題も起きにくい利点がある。また、例えば透明な窓等を
除けば、赤外線は建物の外に伝搬し難く、且つ比較的遠
方には届き難いため、例えば会社外での傍受が困難であ
り、データのセキュリティ上安全である利点を有してい
る。さらには、赤外線は電波に比べ波長が桁違いに短い
ため、電波を用いる場合に比べて小型化できる利点も有
している。
【0010】図14及び図15に、赤外線を搬送波とし
て用いた従来の代表的な無線によるデータ通信方法及び
その装置を示す。図14に示す通信方法及びその装置
は、赤外線発光体β1より出射した赤外線β5を赤外線
発光体β1の前面にある集光用レンズβ3及び赤外線受
光体β2の前面にある集光用レンズβ4を用いて赤外線
受光体β2上にできるだけ集光させるように調整した形
で用い、この赤外線β5を種々の方法で変調することに
よりデータ通信を行なう方法及びその装置である。
【0011】この通信方法及びその装置によれば、デー
タ伝送速度を2〜120Mbpsと高速にできる。しか
し、伝送には完全な見通しが必要であり、赤外線発光体
β1と赤外線受光体β2との間に赤外線β5を遮る障害
物等があったり、或いは伝送路上を障害物が通過したり
するとデータ伝送が瞬断される欠点を有している。特
に、伝送速度が100Mbps程度と大きくなると、例
えば雨程度の障害であってもその伝送が困難となる。
【0012】また、設置に対しては赤外線発光体β1と
赤外線受光体β2との人手による精密な位置合わせが必
要なため使用にあたり煩雑である他、携帯型のデータ通
信端末装置のようにその位置が頻繁に変わるものには使
用し難い欠点を有している。さらに、集光用レンズβ
3,β4が大きいため、装置全体がかなりの大型になる
欠点を有している。
【0013】次に、図15に示す通信方法及びその装置
は、図14に示す通信方法及びその装置における完全な
見通しや位置合わせが必要であるという欠点を克服する
ために考案されたものであり、赤外線発光装置γ1より
出射した出射広がり角γ6の広い赤外線γ3を一旦例え
ば壁や天井γ5等に照射し、これらの壁や天井γ5から
反射或いは拡散してくる赤外線γ4を受光広がり角γ7
の広い赤外線受光装置γ2で受光する形で用い、この赤
外線を種々の方法で変調することによりデータ通信を行
う通信方法及びその装置である。
【0014】この通信方法及びその装置の場合には、図
14に示す通信方法及びその装置とは異なり、完全な見
通しは必要とせず、赤外線発光装置γ1と赤外線受光装
置γ2を結ぶ直線上に赤外線の伝搬を妨げる障害物があ
ってもデータの通信には支障がない。従って、図14に
示す通信方法及びその装置のような繁雑な位置合わせは
必要とせず、携帯型のデータ通信端末装置のような繁雑
に移動するものに対しては適しているという利点を有す
る。
【0015】しかし、この通信方法及びその装置の場合
には、赤外線発光装置γ1から出射した赤外線γ3の出
射広がり角γ6が広く、例えば壁や天井γ5等の色々な
領域から反射或いは拡散してくる赤外線γ4を赤外線受
光装置γ2で受光するため、赤外線発光装置γ1から出
射されて赤外線受光装置γ2で受光されるまでに光路長
の異なる多くの光路、例えばγ8,γ9,γ10等の光
路が存在し、これらの光路γ8,γ9,γ10を経た多
くの信号が光路長の差に比例した遅延時間を伴って、赤
外線受光装置γ2に到達してそれらが重なることになる
(以下、マルチパスの影響と呼ぶ)。
【0016】このため、時間的に以前に出射した赤外線
パルスの遅延パルスによる影響がなくなるまでは次の赤
外線パルスを受光できなくなるので、データ伝送速度が
低く制限される欠点を有している。また、赤外線受光装
置γ2が広い受光広がり角γ7から赤外線を受光し、例
えば照明光や太陽光等の周囲光をより広く受光してしま
うことから赤外線受光装置γ2のショット雑音が大きく
増加する。この雑音増加を抑制するためには、結果とし
てデータ伝送速度を低く制限する必要があるという欠点
を有している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、赤外
線を用いた無線によるデータ通信方法及びその装置で
は、電波を用いた場合の多くの欠点を克服しているが、
やはりシリアルデータの形(送受信に対して1本の伝送
路)でしかデータを送受信できない点では同じであり、
パラレルで送る場合に比べてデータ量に対して極めて高
速なデータ通信速度が要求される欠点をはじめとする多
くの欠点を有していた。
【0018】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、コン
ピュータ端末等の間における電磁波を搬送波として用い
た無線によるデータ通信方法及びその装置において、通
信速度の高速化を図れるデータ通信方法及びその装置を
提供することにある。また、本発明のさらなる目的は、
頻繁に移動する装置に適したデータ通信方法及びその装
置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決しようとするための手段】本発明は上記の
目的を達成するために、請求項1では、少なくとも一部
が拡散波を生じる材料からなる曲面で囲まれた空間内
で、送信装置と受信装置が無線により、ミリ波より高い
周波数の搬送波に通信データをのせた電磁波を送受信す
るデータ通信方法において、前記送信装置より、出射広
がりを絞ったミリ波より高い周波数を有する複数の電磁
波にそれぞれデータをのせて前記曲面上のそれぞれ異な
る複数の領域に向けその電磁波を出射し、前記受信装置
で、前記曲面上の各領域で拡散した複数の電磁波が自装
置あての場合にこれらの複数の電磁波をそれぞれ分離し
て受信するデータ通信方法を提案する。
【0020】また、請求項2では、請求項1記載のデー
タ通信方法において、前記送信装置が出射した電磁波が
照射される前記曲面上の領域を前記受信装置が特定し、
前記受信装置がこれら複数の電磁波を受信するデータ通
信方法を提案する。
【0021】また、請求項3では、請求項1記載のデー
タ通信方法において、前記送信装置が、前記受信装置の
位置に対応する前記曲面上の領域に前記複数の電磁波を
出射するデータ通信方法を提案する。
【0022】また、請求項4では、少なくとも一部が拡
散波を生じる材料からなる曲面で囲まれた空間内で、送
信装置と受信装置が無線により、ミリ波より高い周波数
の搬送波に通信データをのせた電磁波を送受信するデー
タ通信装置において、前記送信装置は、出射広がりを絞
った複数の電磁波を前記曲面上のそれぞれ異なる複数の
領域に向け出射する複数の送信器を具備し、前記受信装
置は、複数の受信器と、前記曲面上の各領域で拡散した
電磁波をそれぞれ前記複数の受信器に当てる装置とを具
備するデータ通信装置を提案する。
【0023】また、請求項5では、少なくとも一部が拡
散波を生じる材料からなる曲面で囲まれた空間内で、送
信装置と受信装置が無線により、ミリ波より高い周波数
の搬送波に通信データをのせた電磁波を送受信するデー
タ通信装置において、前記送信装置は、出射広がりを絞
った複数の電磁波を前記曲面上のそれぞれ異なる複数の
領域に向け出射する複数の送信器と、これら複数の電磁
波全体の方向を変化できる装置を具備し、前記受信装置
は、前記曲面上の各領域で拡散した複数の電磁波をそれ
ぞれ受信できる複数の受信器を具備するデータ通信装置
を提案する。
【0024】また、請求項6では、請求項4又は5記載
のデータ通信装置において、前記受信装置の位置或いは
送信装置が出射した前記曲面上の領域の位置を特定する
位置特定装置を具備するデータ通信装置を提案する。
【0025】また、請求項7では、請求項4記載のデー
タ通信装置において、前記曲面上の各領域で拡散した電
磁波をそれぞれ前記複数の受信器に当てる装置が、電磁
波の通る領域を絞る装置か或いは前記複数の受信器全体
のいずれか一方を移動させる移動装置を具備するデータ
通信装置を提案する。
【0026】また、請求項8では、請求項5記載のデー
タ通信装置において、出射広がりを絞って出射する複数
の電磁波全体の方向を変化できる装置が、電磁波の通る
領域を絞る装置か或いは前記複数の送信器のいずれか一
方を移動させる移動装置を具備するデータ通信装置を提
案する。
【0027】また、請求項9では、請求項6記載のデー
タ通信装置において、前記受信装置の位置或いは送信装
置が出射した前記曲面上の領域の位置を特定する装置と
してPSD或いはフォトダイオードアレイを含むデータ
通信装置を提案する。
【0028】
【作用】本発明の請求項1によれば、出射広がりを絞っ
たミリ波より高い周波数を有する複数の電磁波のそれぞ
れにデータをのせて、送信装置から曲面上のそれぞれ異
なる複数の領域に向けその電磁波が出射され、受信装置
によって、前記曲面上の各領域で拡散した複数の電磁波
が自装置あての場合にこれらの複数の電磁波がそれぞれ
分離して受信される。これにより、前記電磁波の出射方
向の数に相当するデータ伝送路が形成されることにな
る。
【0029】また、請求項2によれば、送信装置が出射
した電磁波が照射される曲面上の領域が受信装置によっ
て特定され、前記領域から拡散或いは反射される複数の
電磁波が前記受信装置によってそれぞれ分離して受信さ
れる。
【0030】また、請求項3によれば、送信装置によっ
て受信装置の位置に対応する曲面上の領域に複数の電磁
波が出射される。
【0031】また、請求項4によれば、送信装置の複数
の送信器によって、出射広がりを絞った複数の電磁波が
曲面上のそれぞれ異なる複数の領域に向けて出射され、
受信装置の複数の受信器によって、前記曲面上の各領域
で拡散した電磁波がそれぞれ前記複数の受信器に当てら
れ、前記複数の電磁波のそれぞれが分離されて受信され
る。
【0032】また、請求項5によれば、送信装置の複数
の送信器によって出射された出射広がりを絞った複数の
電磁波全体の伝搬方向が変化されると共に、該伝搬方向
が変化された電磁波が曲面上のそれぞれ異なる複数の領
域に向けて出射され、前記曲面上の各領域で拡散した複
数の電磁波が受信器に当てられ、前記複数の電磁波のそ
れぞれが分離して受信される。
【0033】また、請求項6によれば、位置特定装置に
よって受信装置の位置或いは送信装置が出射した前記曲
面上の領域の位置が特定され、前記送信装置から前記特
定された方向に出射された電磁波が前記曲面上の複数の
領域に照射され、該領域において拡散或いは反射された
電磁波が前記受信装置によって受信される。
【0034】また、請求項7によれば、移動装置によっ
て、電磁波の通る領域を絞る装置か或いは受信装置の複
数の受信器全体のいずれか一方が移動されて電磁波の出
射方向が特定され、曲面上の各領域で拡散した電磁波の
それぞれが前記複数の受信器に当てられる。これによ
り、前記送信装置から出射された複数の電磁波が前記受
信装置によってそれぞれ分離されて受信される。
【0035】また、請求項8によれば、移動装置によっ
て、電磁波の通る領域を絞る装置か或いは送信装置の複
数の送信器全体のいずれか一方が移動されて電磁波の出
射方向が特定され、曲面上の各領域で拡散した電磁波の
それぞれが受信装置の複数の受信器に当てられる。これ
により、前記送信装置から出射された複数の電磁波が前
記受信装置によってそれぞれ分離されて受信される。
【0036】また、請求項9によれば、PSD或いはフ
ォトダイオードアレイによって、受信装置の位置或いは
送信装置が出射した曲面上の領域の位置が特定される。
【0037】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。以下に示す実施例では、通信を行う搬送波とし
ての直進性の高いミリ波より高い周波数を有する電磁波
として、赤外線を用いた実施例により説明を行うが、こ
れがミリ波等の直進性の高い電磁波を用いる場合であっ
ても同様の効果があることは明らかである。
【0038】また、以下の実施例では、搬送波としての
ミリ波より高い周波数を有する電磁波を用い、この搬送
波を種々の方法で変調させることによりデータをのせ、
以下に示すような方法及び装置で伝搬させることでデー
タ通信を行う実施例であり、データをのせるための変調
方法としては、AM変調、FM変調、PWM変調、PP
M変調(MPPM、OMPPM変調を含む)、PCM変
調、PSK変調、FSK変調、スペクトラム拡散変調を
はじめとして多くの変調方法があることは周知のことで
ある。ここで、PPM変調(MPPM、OMPPM変調
等を含む)は、赤外線等の光の拡散波を用いるために受
光パワーが低く、かつ通信速度が数100Mbps入力
である場合には、そのパワー利用効率の高さから有利で
あることは周知のことである。
【0039】図1乃至図4は、本発明の請求項1に対応
するデータ通信方法により、データ通信を行う場合の一
例を示す図である。図1に示すように、送信側のデータ
通信装置における赤外線発光装置1a1の複数の発光体
1a2からデータをのせて異なる方向に出射広がりを絞
って出射された複数の赤外線1a3を、例えば天井や壁
等からなる曲面1a4上の各々異なる複数の領域1a5
に当てる。さらに、これらの領域1a5より各々拡散し
てくる赤外線1a6を、受信側データ通信装置における
赤外線受光装置1a7の複数の受光体1a8で分離して
受光することによりデータ通信を行なっている。
【0040】このように本実施例では、複数の発光体1
a3から異なる方向に出射広がりを絞って出射し、曲面
1a4上の各々異なる領域1a5から拡散してくる複数
の赤外線1a6を赤外線受光装置1a7で分離して受光
することにより、曲面1a4上の異なる複数の領域1a
5を経由した異なる複数のデータを同時に送ることがで
き、データ通信速度の高速化を図ることができる。
【0041】また、本実施例では、例えば赤外線発光装
置1a1と赤外線受光装置1a7を結ぶ直線上に赤外線
を遮る障害物1a9があったとしても、領域1a5の位
置を調整することにより通信を行うことができる。さら
に、発光体1a2からの赤外線の出射広がりを絞るた
め、赤外線の光路差が小さくできるので、これによる遅
延時間の差を小さくでき、データ通信速度を高速化する
ことができる。
【0042】また、図2に示すように、赤外線受光装置
の受光広がりを小さくすることにより、例えば照明光1
b9や太陽光1b10等の周囲光をあまり受光しないよ
うにできるので、受光体1a8のショット雑音を小さく
でき、結果としてデータ通信速度を高速化することがで
きる。
【0043】また、図3に示すように、送信側のデータ
通信装置における赤外線発光装置1c1の複数の発光体
1a2からデータをのせて異なる方向に出射広がりを絞
って出射された複数の赤外線1a3を、例えば天井や壁
からなる曲面1a4上の各々異なる複数の領域1a5に
当て、これらの領域1a5より各々拡散してくる赤外線
1a6をデータ通信装置における赤外線受光装置1a7
の複数の受光体1a8で分離して受光し、かつ同じく領
域1a5より各々拡散してくる赤外線1c11を他のデ
ータ通信装置における赤外線受光装置1c9の複数の受
光体1c10で分離して受光することにより同報のデー
タ通信を行なうこともできる。
【0044】また、図4に示すように、通信を行ってい
るデータ通信装置1d1とデータ通信装置1d2の組
と、やはり通信を行っているデータ通信装置1d3とデ
ータ通信装置1d4の組とで使用する曲面1d5の領域
を領域1d6と領域1d7のように異ならせることによ
り、同時に多重通信することも可能である。これは組数
が多くなっても同様であり、それらの赤外線が例えば曲
面1d5を照射する領域を適当に各々変えれば、互いに
干渉することなくn:nの同時多重のデータ通信を行う
ことができる。
【0045】図5は、本発明の請求項2,4,6,9に
対応するデータ通信方法及びデータ通信装置によりデー
タ通信を行う場合の一実施例を示す構成図である。送信
側のデータ通信装置における赤外線発光装置21の複数
の発光体22からデータをのせて異なる方向に出射広が
りを絞って出射された複数の赤外線23を、例えば、天
井や壁等からなる曲面24上の各々異なる複数の領域2
5に当て、これらの領域25より各々拡散してくる赤外
線26を受信側のデータ通信装置における赤外線受光装
置27の複数の受光体28で分離して受光することによ
りデータ通信装置を行っている。
【0046】本実施例では、この曲面24上の複数の領
域25と送信側のデータ通信装置の赤外線発光装置21
との相対位置が、一定の関係、例えば発光体22の真上
に領域25が設定される等の一定の角度関係に設定され
ている。
【0047】受信側のデータ通信装置では、この複数の
領域25と自装置との相対位置を検出し、複数の領域2
5から拡散される複数の赤外線26が自装置の複数の受
光体28に当たるようにする。これにより、受信側での
み位置の把握を行えばよくなる。
【0048】相対位置の検出方法としては、例えばPS
D(Position Sensitive Device) 或いはフォトダイオー
ドアレイを用いる方法、複数の受光体の周りにPSD或
いはフォトダイオードアレイを設ける方法、等種々の方
法があることは周知のことである。また、複数の受光体
28を高速で移動させたり、広い角度範囲に亙って受光
体28が受光できるように多数の受光体28を設けれ
ば,相対位置の検出の必要もなくなる。
【0049】図6は、本発明の請求項3,5,6,9に
対応するデータ通信方法及びデータ通信装置によりデー
タ通信を行う場合の一実施例を示す構成図である。本実
施例では、送信側のデータ通信装置における赤外線発光
装置31の複数の発光体32からデータをのせて異なる
方向に出射広がりを絞って出射された複数の赤外線33
を、例えば天井や壁等からなる曲面34上の各々異なる
複数の領域35に当て、これらの領域35より各々拡散
してくる赤外線36を受信側のデータ通信装置における
赤外線受光装置37の複数の受光体38で分離して受光
することによりデータ通信を行なっている。
【0050】また、本実施例では、この曲面34上の複
数の領域35と受信側のデータ通信装置の赤外線受光装
置37との相対位置が、一定の関係、例えば赤外線受光
装置37の真上に領域35が設定される等の一定の角度
関係に設定されている。これにより、送信側のデータ通
信装置では、受信側のデータ通信装置の位置を検出し、
この複数の領域35の方向を設定する。従って、送信側
でのみ位置の把握を行えばよくなる。
【0051】ここで、相対位置の検出方法としては、例
えばPSD或いはフォトダイオードアレイを用いる方
法、複数の受光体の周りにPSD或いはフォトダイオー
ドアレイを設ける方法、等種々の方法があることは明ら
かである。また、複数の発光体32を高速で移動させた
り、多数の発光体32の組を設け、広い角度範囲に亙っ
て出射するようにすれば、相対位置の検出も不要にな
る。
【0052】図7乃至図9は、本発明の請求項7に対応
するデータ通信装置の一実施例を示す構成図である。本
実施例では、図5に示した実施例において、複数の領域
25から拡散される複数の赤外線26を自装置の複数の
受光体28に当てる装置の一例を示す。この装置は、図
7に示すように、例えばレンズ、ピンホール等からなる
赤外線を絞る装置4a1、複数の受光体4a2,これら
複数の受光体4a2を移動させる移動装置4a3から構
成されている。この移動装置4a3は、一般に2軸の平
行移動と回転運動ができることが必要となる。
【0053】また、図8に示すような、例えば、レン
ズ、ピンホール等からなる赤外線を絞る装置4b1、複
数の受光体4b2、赤外線を絞る装置を移動させる移動
装置4b3、複数の受光体4b2を移動させる移動装置
4b4からなる装置を用いて、複数の領域4b5から拡
散される複数の赤外線4b6を自装置の複数の受光体4
b2に当てることも可能である。ここで、移動装置4b
3は2軸の平行移動ができ、また移動装置4b4は回転
運動ができることが必要となる。
【0054】但し、図9に示すように、図5の実施例で
述べたような広い角度範囲に亙って受光体4c2が受光
できるように多数の受光体4c2を設ける場合には、図
7及び図8に示すような移動装置4a3,4b3,4b
4は必要としない。赤外線を絞る装置4c1を通してデ
ータを受光した受光体4c2を識別するのみで受光が可
能となる。ここで、これら受光体4c2の数は、データ
通信装置がカバーしようとする角度範囲(通信範囲)か
ら決定されることは明らかである。
【0055】図10乃至図12は、本発明の請求項8に
対応するデータ通信装置の一実施例を示す要部構成図で
ある。本実施例では、図6に示した実施例において、複
数の発光体32から複数の領域35に赤外線を当てる装
置の一例を示す。この装置は、図10に示すように、例
えばレンズ、ピンホール等からなる赤外線を絞る装置5
a1、複数の発光体5a2、これら複数の発光体5a2
を移動させる移動装置5a3から構成されている。複数
の発光体5a2から出射した赤外線は赤外線を絞る装置
5a1を通過して領域5a4に照射される。この際、移
動装置5a3によって複数の発光体5a2の位置が移動
され、発光体5a2出射した赤外線が領域5a4に当た
るように調整される。ここで、移動装置5a3は、一般
に2軸の平行運動と回転運動ができることが必要とな
る。
【0056】また、図11のような、例えばレンズ、ピ
ンホール等からなる赤外線を絞る装置5b1、複数の発
光体5b2、赤外線を絞る装置を移動させる装置5b
3、複数の発光体5b2を移動させる装置5b4からな
る装置を用いて、複数の発光体5b2から出射される複
数の赤外線を複数の領域5b5に当てることも可能であ
る。ここで、移動装置5b3は2軸の平行移動ができ、
また移動装置5b4は回転運動ができることが必要とな
る。
【0057】但し、図5の実施例に述べたとおり、図1
2に示すように発光体5c2が多数あり、広い角度範囲
に亙って赤外線を出射できる場合には、図10及び図1
1に示すような移動装置5a3,5b3,5b4は必要
としない。赤外線を絞る装置5c1を通してデータを多
数の発光体で空間的に繰り返しパタンで送信するのみで
データ通信が可能となる。ここで、これらの発光体5c
2の数は、データ通信装置がカバーしようとする角度範
囲(通信範囲)から決定されることは明らかである。
【0058】図7乃至図12に示した移動装置として
は、モーターを用いたもの、静電気力を用いたもの、電
磁力を用いたもの等多くの種類があることは明らかであ
る。
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、ミリ波より高い周波数を有する直進性の高い電
磁波を搬送波として用い、且つ送信装置から少なくとも
一部拡散波を生じる曲面上の異なる領域に複数の電磁波
を当て、この曲面上の各領域から拡散してくる電磁波を
分離して受信装置で受けることにより、送信装置と受信
装置との間でこれら異なった経路を有する複数の電磁波
をデータ通信に使用できるため、同一周波数の電磁波を
用いたとしても複数の通信路を同時に有することと等価
となるので、パラレルのデータ通信が可能となり、従来
のシリアル通信に比べて通信速度を高速化できる利点を
有する。
【0059】また、請求項2によれば、上記の効果に加
えて、送信装置が出射した電磁波が照射される曲面上の
領域が受信装置によって特定されるので、受信装置側で
のみ位置の把握を行えば良いと共に、従来のような繁雑
な位置合わせを必要とせず、携帯型端末装置のような頻
繁に移動するものに対して適したものとなる。
【0060】また、請求項3によれば、上記の効果に加
えて、送信装置によって受信装置の位置に対応する曲面
上の領域に複数の電磁波が出射されるので、送信装置側
でのみ位置の把握を行えば良いと共に、従来のような繁
雑な位置合わせを必要とせず、携帯型端末装置のような
頻繁に移動するものに対して適したものとなる。
【0061】また、請求項4によれば、ミリ波より高い
周波数を有する直進性の高い電磁波を搬送波として用
い、且つ送信装置から少なくとも一部拡散波を生じる曲
面上の異なる領域に複数の電磁波を当て、この曲面上の
各領域から拡散してくる電磁波を分離して受信装置で受
けることにより、送信装置と受信装置との間でこれら異
なった経路を有する複数の電磁波をデータ通信に使用で
きるため、同一周波数の電磁波を用いたとしても複数の
通信路を同時に有することと等価となるので、パラレル
のデータ通信が可能となり、従来のシリアル通信に比べ
て通信速度を高速化できる利点を有する。
【0062】また、請求項5によれば、ミリ波より高い
周波数を有する直進性の高い電磁波を搬送波として用
い、且つ送信装置から少なくとも一部拡散波を生じる曲
面上の異なる領域に複数の電磁波を当て、この曲面上の
各領域から拡散してくる電磁波を分離して受信装置で受
けることにより、送信装置と受信装置との間でこれら異
なった経路を有する複数の電磁波をデータ通信に使用で
きるため、同一周波数の電磁波を用いたとしても複数の
通信路を同時に有することと等価となるので、パラレル
のデータ通信が可能となり、従来のシリアル通信に比べ
て通信速度を高速化することができる。さらに、送信装
置側で電磁波の出射方向が変化されるので、電磁波の出
射方向を受信装置の位置に対応させることが容易とな
る。
【0063】また、請求項6によれば、上記の効果に加
えて、位置特定装置によって受信装置の位置或いは送信
装置が出射した前記曲面上の領域の位置が特定されるの
で、従来のような繁雑な位置合わせを必要とせずにデー
タ通信を行うことができ、携帯型のデータ通信端末装置
のような頻繁に移動するものに対して適したものとな
る。
【0064】また、請求項7によれば、上記の効果に加
えて、移動装置によって、電磁波の通る領域を絞る装置
か或いは受信装置の複数の受信器全体のいずれか一方が
移動されて電磁波の出射方向が特定されるので、従来の
ような繁雑な位置合わせを必要とせずにデータ通信を行
うことができ、携帯型のデータ通信端末装置のような頻
繁に移動するものに対して適したものとなる。
【0065】また、請求項8によれば、上記の効果に加
えて、移動装置によって、電磁波の通る領域を絞る装置
か或いは送信装置の複数の送信器全体のいずれか一方が
移動されて電磁波の出射方向が特定されるので、従来の
ような繁雑な位置合わせを必要とせずにデータ通信を行
うことができ、携帯型のデータ通信端末装置のような頻
繁に移動するものに対して適したものとなる。
【0066】また、請求項9によれば、上記の効果に加
えて、PSD或いはフォトダイオードアレイによって、
受信装置の位置或いは送信装置が出射した曲面上の領域
の位置が特定されるので、位置の特定を容易に且つ正確
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示す
構成図
【図2】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示す
構成図
【図3】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示す
構成図
【図4】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示す
構成図
【図5】本発明によるデータ通信方法及びデータ通信装
置を用いてデータ通信を行う場合の一例を示す図
【図6】本発明によるデータ通信方法及びデータ通信装
置を用いてデータ通信を行う場合の一例を示す図
【図7】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示す
要部構成図
【図8】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示す
要部構成図
【図9】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示す
要部構成図
【図10】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示
す要部構成図
【図11】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示
す要部構成図
【図12】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示
す要部構成図
【図13】電波を搬送波とした従来の無線によるデータ
通信方法及びデータ通信装置の一例を示す図
【図14】赤外線を搬送波とした従来の無線データ通信
方法及びデータ通信装置の一例を示す図
【図15】赤外線を搬送波とした従来の無線データ通信
方法及びデータ通信装置の一例を示す図
【符号の説明】
1a1…赤外線発光装置、1a2…複数の発光体、1a
3…複数の赤外線、1a4…曲面、1a5…複数の領
域、1a6…拡散した赤外線、1a7…赤外線受光装
置、1a8…複数の受光体、1a9…障害物、1a7…
赤外線受光装置、1b9…照明光、1b10…太陽光、
1c9…赤外線受光装置、1c10…複数の受光体、1
c11…拡散してくる赤外線、1d1…データ通信装
置、1d2…データ通信装置、1d3…データ通信装
置、1d4…データ通信装置、1d5…曲面、1d6…
領域、1d7…領域、21…赤外線発光装置、22…複
数の発光体、23…複数の赤外線、24…曲面、25…
複数の領域、26…拡散した赤外線、27…赤外線受光
装置、28…複数の受光体、31…赤外線発光装置、3
2…複数の発光体、33…複数の赤外線、34…曲面、
35…複数の領域、36…拡散した赤外線、37…赤外
線受光装置、38…複数の受光体、4a1…赤外線を絞
る装置、4a2…複数の受光体、4a3…移動装置、4
a4…曲面上の領域、4a5…拡散された赤外線、4b
1…赤外線を絞る装置、4b2…複数の受光体、4b3
…移動装置、4b4…移動装置、4c1…赤外線を絞る
装置、4c2…受光体、5a1…赤外線を絞る装置、5
a2…複数の発光体,5a3…移動装置、5a4…曲面
上の領域、5a5…拡散された赤外線、5b1…赤外線
を絞る装置、5b2…複数の発光体、5b3…移動装
置、5b4…移動装置、5b5…曲面上の領域、5b6
…拡散された赤外線、5c1…赤外線を絞る装置、5c
2…発光体、α1…電波発信機、α2…アンテナ、α3
…電波、α4…アンテナ、α5…電波受信機、β1…赤
外線発光体、β2…赤外線受光体、β3,β4…集光用
レンズ、β5…赤外線、γ1…赤外線発光装置、γ3,
γ4…赤外線、γ5…天井や壁、γ6…出射広がり角、
γ7…受光広がり角、γ8,γ9,γ10…光路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部が拡散波を生じる材料か
    らなる曲面で囲まれた空間内で、送信装置と受信装置が
    無線により、ミリ波より高い周波数の搬送波に通信デー
    タをのせた電磁波を送受信するデータ通信方法におい
    て、 前記送信装置より、出射広がりを絞ったミリ波より高い
    周波数を有する複数の電磁波にそれぞれデータをのせて
    前記曲面上のそれぞれ異なる複数の領域に向けその電磁
    波を出射し、 前記受信装置で、前記曲面上の各領域で拡散した複数の
    電磁波が自装置あての場合にこれらの複数の電磁波をそ
    れぞれ分離して受信することを特徴とするデータ通信方
    法。
  2. 【請求項2】 前記送信装置が出射した電磁波が照射さ
    れる前記曲面上の領域を前記受信装置が特定し、前記受
    信装置がこれら複数の電磁波を受信することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ通信方法。
  3. 【請求項3】 前記送信装置が、前記受信装置の位置に
    対応する前記曲面上の領域に前記複数の電磁波を出射す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ通信方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも一部が拡散波を生じる材料か
    らなる曲面で囲まれた空間内で、送信装置と受信装置が
    無線により、ミリ波より高い周波数の搬送波に通信デー
    タをのせた電磁波を送受信するデータ通信装置におい
    て、 前記送信装置は、出射広がりを絞った複数の電磁波を前
    記曲面上のそれぞれ異なる複数の領域に向け出射する複
    数の送信器を具備し、 前記受信装置は、複数の受信器と、前記曲面上の各領域
    で拡散した電磁波をそれぞれ前記複数の受信器にあてる
    装置とを具備することを特徴とするデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一部が拡散波を生じる材料か
    らなる曲面で囲まれた空間内で、送信装置と受信装置が
    無線により、ミリ波より高い周波数の搬送波に通信デー
    タをのせた電磁波を送受信するデータ通信装置におい
    て、 前記送信装置は、出射広がりを絞った複数の電磁波を前
    記曲面上のそれぞれ異なる複数の領域に向け出射する複
    数の送信器と、これら複数の電磁波全体の方向を変化で
    きる装置を具備し、 前記受信装置は、前記曲面上の各領域で拡散した複数の
    電磁波をそれぞれ受信できる複数の受信器を具備するこ
    とを特徴とするデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 前記受信装置の位置或いは送信装置が出
    射した前記曲面上の領域の位置を特定する位置特定装置
    を具備することを特徴とする請求項4又は5記載のデー
    タ通信装置。
  7. 【請求項7】 前記曲面上の各領域で拡散した電磁波を
    それぞれ前記複数の受信器に当てる装置が、電磁波の通
    る領域を絞る装置か或いは前記複数の受信器全体のいず
    れか一方を移動させる移動装置を具備することを特徴と
    する請求項4記載のデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 出射広がりを絞って出射する複数の電磁
    波全体の方向を変化できる装置が、電磁波の通る領域を
    絞る装置か或いは前記複数の送信器のいずれか一方を移
    動させる移動装置を具備することを特徴とする請求項5
    記載のデータ通信装置。
  9. 【請求項9】 前記受信装置の位置或いは送信装置が出
    射した前記曲面上の領域の位置を特定する装置としてP
    SD或いはフォトダイオードアレイを含むことを特徴と
    する請求項6記載のデータ通信装置。
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