JPH07320816A - ケーブルコネクタおよびそれに用いられるシールドシェル - Google Patents

ケーブルコネクタおよびそれに用いられるシールドシェル

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JPH07320816A
JPH07320816A JP6128038A JP12803894A JPH07320816A JP H07320816 A JPH07320816 A JP H07320816A JP 6128038 A JP6128038 A JP 6128038A JP 12803894 A JP12803894 A JP 12803894A JP H07320816 A JPH07320816 A JP H07320816A
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cable connector
cable
connector
panel
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宏 海老原
Toshinori Mori
敏則 森
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Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブルコネクタのシールド接続経路を簡単に
することにある。 【構成】コンタクトを内蔵するコンタクトハウジング
と;コンタクトと接続された電線およびそれを囲繞した
シールド被覆とシールド被覆の外周を被覆した絶縁被覆
を有するシールドケーブルと;シールドケーブルの端部
の絶縁被覆が剥がれて露出したシールド被覆上に締め付
けられたケーブルクランプと;シールドケーブルから電
線が接続されたコンタクトハウジングの一部までを覆う
ことによりシールドするシールドシェルと;シールドシ
ェルとコンタクトハウジングの一部までを覆う絶縁カバ
ーとを有し、シールドシェルは、絶縁被覆から露出され
たシールド被覆と接続されるテール側バネ片、絶縁カバ
ーとコンタクトハウジングとの間を通って外部に露出し
パネルと弾性的に接続されるヘッド側バネ片を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータやワード
プロセッサーや通信機器等の電子機器に設けたパネルコ
ネクタに着脱可能に接続されるケーブルコネクタおよび
それに用いられるシールドシェルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の導電性のパネル20に取
り付けられたパネルコネクタ21とこれに着脱可能に接
続されるケーブルコネクタ22を示す斜視図であって、
前記パネルコネクタ21は、複数のコンタクト21a
と、そのコンタクト21aの周りを絶縁体を介して囲繞
したパネルコネクタ側のシールドシェル21bと、この
パネルコネクタ21に接続されたケーブルコネクタ22
を脱落しないように係止する係止部材21cとより構成
され、このように構成されたパネルコネクタ21が導電
性のパネル20に導電性のねじ23で固定されている。
【0003】一方、前記シールドケーブル24は、多数
の電線24aが接続された図示しないコンタクトと、前
記多数の電線24aの周囲を取り巻くように配置された
編組、アルミ箔テープなどのシールド被覆25とからな
り、これにより、電磁波が外部に漏れたり、逆に、外部
の雑音電磁波が入り込まないようにシールドしている。
前記シールドケーブル24の端部には、前記ケーブル
コネクタ22が取り付けられている。このケーブルコネ
クタ22は、整列された図示されていないコンタクトを
取り囲むように設けられた、導電性を有するシールドシ
ェル22aと、前記シールドケーブル24の複数の電線
の接続部などを絶縁被覆させたモールド被覆部22b
と、前記パネルコネクタ21に設けた係止部材21cが
係合する係合部22cとで構成されている。前記パネル
コネクタ21にケーブルコネクタ22を嵌合させると、
双方のコンタクトが電気的に接続されると共に、前記ケ
ーブルコネクタ側のシールドシェル22aの露出した先
端部が前記パネルコネクタ側のシールドシェル21bに
機械的および電気的に接続され、前記シールドケーブル
24のシールド被覆25によって拾われた電磁波は、前
記導電性を有するシールドシェル22aと、パネルコネ
クタ側のシールドシェル21bと、係止部材21cと、
導電性のパネル20および導電性のねじ23とを介して
接地される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術によると、前記シールドケーブル24のシ
ールド被覆25によって拾われた電磁波を接地して逃が
すために、導電性のパネル20を特別に設けなければな
らないという欠点があった。
【0005】また、シールドケーブル24のシールド被
覆のシールド経路は、このシールド被覆が接続されたシ
ールドシェル22aと前記パネルコネクタ側のシールド
シェル21bとの接続、また、このシールドシェル21
bとねじ23を介した導電性のパネル20との接続によ
る経路によるので、前記ねじ23によるシールドシェル
21bとパネル20との接続を完璧に行っていないと、
シールド経路のインピーダンスが高くなり、シールド効
果が悪くなるという問題点があった。
【0006】また、パネルコネクタ21とこれに着脱可
能に接続されるケーブルコネクタ22の構成によると、
パネルコネクタ21は、複数のコンタクト21aの周り
を絶縁体を介してシールドシェル21bで囲繞した構成
のため、その製造コストが高くなる問題点があった。
【0007】また、前記ケーブルコネクタ22は、シー
ルドケーブル24の複数の電線をコンタクトに接続する
と共に、このコンタクトに接続された複数の電線を覆っ
たシールドシェル22aにシールドケーブルのシールド
被覆を接続し、このシールドシェル22aの先端部を露
出させてシールドシェル22aおよびシールドケーブル
24の複数の電線の接続部等をモールド被覆部22bで
絶縁被覆する構成のため、大型となり、その製造コスト
も高くなるなどの問題点があった。
【0008】本発明は、前記のような従来技術の欠点、
問題点をなくしたケーブルコネクタおよびそれに用いら
れるシールドシェルを提供することを目的としたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、導電性のパネルに設置されたパネルコネ
クタに着脱可能に接続されるケーブルコネクタであっ
て、コンタクトを内蔵するコンタクトハウジングと;こ
のコンタクトハウジングのコンタクトと電気的に接続さ
れた電線とこの電線を囲繞してシールドするシールド被
覆とこのシールド被覆の外周を被覆した絶縁被覆を有す
るシールドケーブルと;このシールドケーブルの端部の
絶縁被覆が剥がれて露出したシールド被覆上に締め付け
られたケーブルクランプと;前記シールド被覆から前記
電線が接続された前記コンタクトハウジングの少なくと
も一部までを覆うことによりシールドするシールドシェ
ルと;このシールドシェルと前記コンタクトハウジング
の少なくとも一部までを覆う絶縁カバーとよりなり;前
記シールドシェルは、前記絶縁被覆から露出されたシー
ルド被覆と弾性的に接続されるテール側バネ片および前
記絶縁カバーと前記コンタクトハウジングとの間の間隙
を通って外部に露出して前記パネルと弾性的に接続され
るヘッド側バネ片を有するケーブルコネクタとしたもの
である。
【0010】また、ケーブルコネクタに用いられるシー
ルドシェルであって、シールドケーブルの端部の露出し
たシールド被覆とコンタクトを内蔵したコンタクトハウ
ジングの少なくとも一部との間の外周を囲繞することに
より、ケーブルコネクタの内部を電気的にシールド可能
な本体と;シールドケーブルの端部の露出したシールド
被覆と弾性的に接続されるテール側バネ片と;ケーブル
コネクタを接続するパネルコネクタが設けられた導電性
のパネルに直接かつ弾性的に接続されるヘッド側バネ片
とを有して構成されているケーブルコネクタに用いられ
るシールドシェルとしたものである。
【0011】
【作用】前記のようなケーブルコネクタおよびそれに用
いられるシールドシェルによると、パネルコネクタ側に
はシールドシェルを設けないで、ケーブルコネクタ側の
シールドシェルに形成したヘッド側バネ片を絶縁カバー
とコンタクトハウジングとの間の間隙を通って外部に露
出し、ケーブルコネクタをパネルコネクタに接続すると
同時に、一部露出させたシールドシェルに形成したヘッ
ド側バネ片を導電性のパネルと弾性的に接続して、シー
ルド経路が形成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明のケーブルコネクタおよびそれ
に用いられるシールドシェルの実施例を図面とともに詳
細に説明する。
【0013】図1は本発明のケーブルコネクタの一実施
例を示す分解斜視図、図2は同組立状態の斜視図、図3
は導電性のパネルに設置されたパネルコネクタに本発明
のケーブルコネクタを接続した状態の断面図であり、こ
れらの図において、1は導電性のパネル、2はこのパネ
ル1に穿設したケーブルコネクタの挿入孔1bに対応さ
せて導電性のパネル1の裏面側に取付けたパネルコネク
タである。
【0014】このパネルコネクタ2のコンタクトハウジ
ング2aには複数のコンタクトピン2bが設けられる。
このコンタクトピン2bの中間部は図示しない周知のP
CBなどのプリント基板に接続される。さらに、必要に
応じてコンタクトピン2bの後端部が前記PCBなどの
プリント基板に取付けた内部のケーブルコネクタが接続
される内部コネクタのコンタクトハウジングに配設され
ている。
【0015】3は前記パネルコネクタ2に嵌合接続され
るケーブルコネクタで、以下に説明するような各構成要
素で構成されている。すなわち、例えば燐青銅またはベ
リリゥム銅からなるコンタクト4を内蔵するコンタクト
ハウジング5と、このコンタクトハウジング5のコンタ
クト4と電気的に接続された複数の電線6と、この電線
6を囲繞してシールドするシールド被覆7と、このシー
ルド被覆7の外周を被覆した絶縁被覆8を有するシール
ドケーブル9と、このシールドケーブル9の端部9aの
絶縁被覆が剥がれて露出したシールド被覆7から前記複
数の電線6が接続された前記コンタクトハウジング5の
少なくとも一部5aまでを覆うことによりシールドする
シールドシェル10と、このシールドシェル10と前記
コンタクトハウジング5の少なくとも一部5aまでを覆
う絶縁カバー11とより構成されている。
【0016】また、15は前記シールド被覆7上に締め
付けられた導電性のケーブルクランプで、導電性の締め
付けネジ16などにより前記絶縁カバー11に固定され
ている。
【0017】しかも、前記シールドシェル10は、前記
絶縁被覆8から露出されたシールド被覆7と弾性的に接
続されるテール側バネ片10a、および前記絶縁カバー
11と前記コンタクトハウジング5との間の間隙を通っ
て外部に露出して前記導電性のパネル1と弾性的に接続
されるヘッド側バネ片10bを有している。
【0018】前記シールドシェル10の前記ヘッド側バ
ネ片10bは、スリットにより分離された複数の接地バ
ネからなるとともに、各接地バネはケーブルコネクタの
嵌め合わせ方向に弾力性を有するように形成されてい
る。
【0019】また、前記シールドシェル10は、2分割
可能に形成されており、そのヘッド側バネ片10bは、
前記絶縁カバー11の外形寸法内となるように形成され
ている。
【0020】また、前記絶縁カバー11は、2分割可能
に形成され、その一方の半絶縁カバー11aの両側縁部
に係止片11bが形成され、他方の半絶縁カバー11c
の両側部に前記一方の半絶縁カバー11aの係止片11
bが係合する係合部11dが形成されている。これら半
絶縁カバー11a、11cの両者は、前記係止片11b
によって保持される。
【0021】また、前記絶縁カバー11は、2分割可能
に形成された少なくとも他方の半絶縁カバー11cの先
端に、前記パネル1に形成した凹部1cに係合するため
の案内用ガイド部11eを形成している。これにより、
ケーブルコネクタ3のパネルコネクタ2への誤った接続
の防止をはかっている。
【0022】また、前記案内用ガイド部11eに抜け止
め突起11fを形成し、パネルコネクタ2の係止片2c
と係合させることによってケーブルコネクタ3の脱落防
止をはかっている。12は前記絶縁カバー11に対し、
矢印B方向にスライド可能に取り付けられたコ字状の係
止解除部材である。ケーブルコネクタ3をパネルコネク
タ2に嵌合接続した時には、このコ字状の係止解除部材
12は、図2に示す実線の位置から2点鎖線で描いた位
置まで後退している。
【0023】前記ケーブルコネクタ3をパネルコネクタ
2から外す場合には、係止解除部材12を図2の実線で
示す位置まで押し込む。これにより、係止解除部材12
の先端部12bが、パネルコネクタ2の係止片2cを押
し広げて、抜け止め突起11fとの係合を解除する。こ
の状態で、ケーブルコネクタ3をパネルコネクタ2から
抜き取る。
【0024】さらに、前記コ字状の係止解除部材12を
前記絶縁カバー11から外したい時には、半絶縁カバー
11cの軸11gに枢着されたタブ12aを回動させ
る。これにより前記コ字状の係止解除部材12を図2に
示す実線の位置から2点鎖線の位置まで再び後退させ
る。この位置でコ字状の係止解除部材12を前記絶縁カ
バー11から取り外す。
【0025】前記タブ12aを設けることにより、前記
コ字状の係止解除部材12が小さい場合にも、確実にス
ライドさせることができる。
【0026】また、前記ケーブルコネクタ3の構成に用
いられるシールドシェル10は、シールドケーブル9の
端部9aの露出したシールド被覆7とコンタクト4を内
蔵したコンタクトハウジング5の少なくとも一部5aと
の間の外周を囲繞することにより、ケーブルコネクタ3
の内部を電気的にシールド可能な本体10cと、シール
ドケーブル9の端部9aの露出したシールド被覆7に導
電性のケーブルクランプ16を介して弾性的に接続され
るテール側バネ片10aと、ケーブルコネクタ3を接続
するパネルコネクタ2が設けられた導電性のパネル1に
直接かつ弾性的に接続されるヘッド側バネ片10bとを
有して構成されている。前記シールド被覆7によって拾
われた電磁波は、その周波数の多少に拘らず外部に漏れ
ることなくシールドシェル10に伝達される。
【0027】また、前記シールドシェル10は、前記本
体10cが2分割可能となっているとともに、前記本体
10cの互いに対向する内面には、複数の電線6の配設
部分は除き、コンタクトハウジング5が収容されている
側を実質的にシールドしてシールドケーブル9が延在す
る側9bとの間で電磁波の侵入および漏出がないように
する閉塞フラップ10dが形成されている。
【0028】図4はケーブルコネクタ3の他の実施例を
示したもので、(a)は断面図、(b)は図4(a)に
おけるAーA線に沿う断面図である。この実施例では、
他の電子機器に悪影響を与える可能性のある浮遊高周波
エネルギーを吸収するための分割可能な周知の磁性体コ
ア13と、分割可能な周知の誘電体コア14とを連続的
に並べて前記絶縁カバー11内に配置している。複数の
電線6はこれら磁性体コア13と、誘電体コア14との
内部に挿通している。この誘電体コア14の構造は、シ
ールド被覆7に電気的に接続している内部電極14aと
前記シールドシェル10に電気的に接続させる外部電極
14bとからなっている。
【0029】なお、この実施例では、磁性体コア13と
誘電体コア14とを両方設けた場合であるが、いずれか
一方でもよい。
【0030】このような構造において電気的にシールド
可能な本体10cと、シールドケーブル9の端部9aの
露出したシールド被覆7に導電性のケーブルクランプ1
5を介して弾性的に接続されるテール側バネ片10a
と、パネルコネクタ2が設けられた導電性のパネル1に
直接かつ弾性的に接続されるヘッド側バネ片10bとを
有しているシールドシェル10を、図4に示すように配
置すると、前記シールド被覆7によって拾われた電磁波
は、その周波数の多少に拘らず外部に漏れることなくシ
ールドシェル10に伝達される。
【0031】従来のように単に磁性体コア13または誘
電体コア14または両方を設けただけで、コネクタの接
触状態が良好でない場合には、シールドケーブルのシー
ルド被覆のシールド経路のインピーダンスが高くなり、
シールド効果が悪くなるが、このような場合でも図4に
示すように配置すればシールド効果は極めて良好とな
る。
【0032】図5および図6はシールドシェル10のヘ
ッド側バネ片10bの変形例を示したものであるが、一
対の波形のヘッド側バネ片10bが導電性のパネル1に
対して直接かつ適度の弾力性をもって接続されるように
なっている。
【0033】なお、本発明におけるシールドシェル10
の形状は、本発明の特許請求の範囲を逸脱しない範囲内
において各実施例に示すものに限定されるものではな
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果がある。
【0035】請求項1に記載のようなケーブルコネクタ
としたことにより、このケーブルコネクタをパネルコネ
クタに接続すると同時に、このケーブルコネクタの構成
要素であるシールドシェルのヘッド側バネ片が導電性の
パネルに直接かつ弾性的に接続されるので、ケーブルコ
ネクタに接続したシールドケーブルのシールド被覆を電
子機器のアース端子に低インピーダンスで接続すること
ができる。
【0036】従って、パネルコネクタ側に、ケーブルコ
ネクタ側のシールドシェルと接続されるシールドシェル
を設けなくてもよくなり、パネルコネクタの製造コスト
を低廉とすることができる。
【0037】また、パネルコネクタのコンタクトピンの
周り、およびケーブルコネクタのコンタクトの周りにシ
ールドシェルを設け、このパネルコネクタにケーブルコ
ネクタを接続すると同時に、これらシールドシェル同士
を接続するようにした従来のコネクタに比べて、本発明
のコネクタの方が構造簡単にして小形化となり、低コス
トで確実に高密度実装を行うことができる。
【0038】また、請求項2に記載のように、ケーブル
コネクタの構成要素であるシールドシェルのヘッド側バ
ネ片を形成することにより、このヘッド側バネ片の弾力
性によってヘッド側バネ片の導電性のパネルへの電気的
接続性が極めて良好となる。
【0039】また、請求項3に記載のように、ケーブル
コネクタの構成要素であるシールドシェルのヘッド側バ
ネ片を形成することにより、ケーブルコネクタのパネル
コネクタへの高密度実装を実現することができる。
【0040】また、請求項4および請求項5に記載のよ
うに、シールドシェルおよび絶縁カバーを2分割可能に
形成することにより、ケーブルコネクタの製造を簡単に
して製造コストを安くすることができるとともに、シー
ルドケーブルの複数の電線のコンタクトハウジングのコ
ンタクトへの接続状態を容易に確認することができる。
また、請求項6に記載のようなケーブルコネクタとし
たことにより、シールドケーブルに対する他の電子機器
に悪影響を与える可能性のある高周波エネルギーを、シ
ールドケーブルの複数の電線およびシールド被覆に嵌合
して設けた磁性体コアまたは誘電体コアまたはその両方
に吸収させることができるので、シールド効果をさらに
一層良好にすることができる。
【0041】また、請求項7に記載のようなケーブルコ
ネクタとしたことにより、パネルコネクタに形成した凹
部にケーブルコネクタに形成した凸部が嵌合案内され
て、ケーブルコネクタをパネルコネクタに接続するとき
の誤接続を防止することができる。
【0042】また、請求項8および請求項9に記載のよ
うなケーブルコネクタの構成に用いたシールドシェルと
することにより、ケーブルコネクタの内部を電気的にシ
ールドすることが簡単になる。
【0043】また、請求項10に記載のようなケーブル
コネクタの構成に用いたシールドシェルとすることによ
り、ケーブルコネクタを境にして、他の電子機器に悪影
響を与える可能性のある電波の侵入および漏出を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブルコネクタの一実施例の分解斜
視図である。
【図2】本発明のケーブルコネクタの組立状態の斜視図
である。
【図3】パネルに設置されたパネルコネクタに本発明の
ケーブルコネクタを接続した状態の断面図である。
【図4】本発明のケーブルコネクタの他の実施例で、
(a)は断面図、(b)は(a)におけるAーA線に沿
う断面図である。
【図5】本発明のケーブルコネクタの構成要素であるシ
ールドシェルのヘッド側バネ片の他の実施例の斜視図で
ある。
【図6】同平面図である。
【図7】従来のパネルコネクタおよびケーブルコネクタ
の斜視図である。
【符号の説明】
1 導電性のパネル 1b 挿入孔 1c 凹部 2 パネルコネクタ 2a コンタクトハウジング 2b コンタクトピン 2c 係止片 3 ケーブルコネクタ 4 コンタクト 5 コンタクトハウジング 5a 一部 6 電線 7 シールド被覆 8 絶縁被覆 9 シールドケーブル 9a 端部 9b シールドケーブルが延在する側 10 シールドシェル 10a テール側バネ片 10b ヘッド側バネ片 10c 本体 10d 閉塞フラップ 11 絶縁カバー 11a 半絶縁カバー 11b 係止片 11c 半絶縁カバー 11d 係合部 11e ガイド部 11f 抜け止め突起 11g 軸 12 コ字状の係止解除部材 12a タブ 12b 先端部 13 磁性体コア 14 誘電体コア 15 ケーブルクランプ 20 導電性のパネル 21 パネルコネクタ 21a コンタクト 21c 係止部材 22 ケーブルコネクタ 22a シールドシェル 22b モールド被覆部 23 ねじ 24 シールドケーブル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性のパネルに設置されたパネルコネク
    タに着脱可能に接続されるケーブルコネクタであって、 コンタクトを内蔵するコンタクトハウジングと;このコ
    ンタクトハウジングのコンタクトと電気的に接続された
    電線とこの電線を囲繞してシールドするシールド被覆と
    このシールド被覆の外周を被覆した絶縁被覆を有するシ
    ールドケーブルと;このシールドケーブルの端部の絶縁
    被覆が剥がれて露出したシールド被覆上に締め付けられ
    たケーブルクランプと;前記シールドケーブルから前記
    電線が接続された前記コンタクトハウジングの少なくと
    も一部までを覆うことによりシールドするシールドシェ
    ルと;このシールドシェルと前記コンタクトハウジング
    の少なくとも一部までを覆う絶縁カバーとよりなり;前
    記シールドシェルは、前記絶縁被覆から露出されたシー
    ルド被覆と弾性的に接続されるテール側バネ片、および
    前記絶縁カバーと前記コンタクトハウジングとの間の間
    隙を通って外部に露出して前記パネルと弾性的に接続さ
    れるヘッド側バネ片を有することを特徴とするケーブル
    コネクタ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のケーブルコネクタの構成
    要素であるシールドシェルの前記ヘッド側バネ片は、ス
    リットにより分離された複数の接地バネからなると共
    に、各接地バネはケーブルコネクタの嵌め合わせ方向に
    弾力性を有するように形成されていることを特徴とする
    ケーブルコネクタ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のケーブル
    コネクタの構成要素であるシールドシェルの前記ヘッド
    側バネ片は、前記絶縁カバーの外形寸法内となるように
    形成されていることを特徴とするケーブルコネクタ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載のケー
    ブルコネクタの構成要素であるシールドシェルは、2分
    割可能に形成されていることを特徴とするケーブルコネ
    クタ。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載のケー
    ブルコネクタの構成要素である絶縁カバーは、2分割可
    能に形成され、その一方の半絶縁カバーの両側縁部に係
    止片が形成され、他方の半絶縁カバーの両側部に前記係
    止片が係合する係合部が形成されていることを特徴とす
    るケーブルコネクタ。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載のケー
    ブルコネクタは、前記シールドケーブルの端部の露出し
    たシールド被覆に電気的に嵌合接続し、さらに、前記シ
    ールドシェルにも電気的に接続して、他の電子機器に悪
    影響を与える可能性のある高周波エネルギーを吸収する
    分割可能な磁性体コアまたは誘電体コアまたはその両方
    を有することを特徴とするケーブルコネクタ。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載のケー
    ブルコネクタの構成要素である絶縁カバーは、2分割可
    能に形成された少なくとも一方の半絶縁カバーの先端
    に、前記パネルコネクタに形成した凹部に嵌合する凸部
    を形成したことを特徴とするケーブルコネクタ。
  8. 【請求項8】ケーブルコネクタに用いられるシールドシ
    ェルであって、シールドケーブルの端部の露出したシー
    ルド被覆とコンタクトを内蔵したコンタクトハウジング
    の少なくとも一部との間の外周を囲繞することにより、
    ケーブルコネクタの内部を電気的にシールド可能な本体
    と;シールドケーブルの端部の露出したシールド被覆と
    弾性的に接続されるテール側バネ片と;ケーブルコネク
    タを接続するパネルコネクタが設けられた導電性のパネ
    ルに直接かつ弾性的に接続されるヘッド側バネ片とを有
    して構成されているケーブルコネクタに用いられるシー
    ルドシェル。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のケーブルコネクタに用い
    られるシールドシェルにおいて、前記本体が2分割可能
    となっていることを特徴とするケーブルコネクタに用い
    られるシールドシェル。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のケーブルコネクタに用
    いられるシールドシェルにおいて、前記本体はコンタク
    トハウジングが収容されている側を実質的にシールドし
    てシールドケーブルが延在する側との間で電波の侵入お
    よび漏出がないようにする閉塞フラップを有することを
    特徴とするケーブルコネクタに用いられるシールドシェ
    ル。
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US6666719B1 (en) 1999-06-29 2003-12-23 Nec Tokin Corporation Connectors with shroud having internal grounded shield
US6786742B2 (en) 2001-04-12 2004-09-07 3M Innovative Properties Company Shield cable connector with latch lock system
CN107910680A (zh) * 2017-11-30 2018-04-13 厦门唯恩电气有限公司 一种多针结构的电磁屏蔽连接器模块

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