JPH07320813A - 電源プラグ - Google Patents

電源プラグ

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JPH07320813A
JPH07320813A JP13660194A JP13660194A JPH07320813A JP H07320813 A JPH07320813 A JP H07320813A JP 13660194 A JP13660194 A JP 13660194A JP 13660194 A JP13660194 A JP 13660194A JP H07320813 A JPH07320813 A JP H07320813A
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Japan
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plug
pieces
pair
housing
outlet
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JP13660194A
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Inventor
Toru Nagaishi
徹 永石
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般家庭で使用されるAC電源用等の電源プ
ラグを改良し、誤ってコードが引っ張られても、容易に
コンセントから脱落しないようにして、電源回路が切断
されないようにすると共に、安全性を向上させる。 【構成】 1対のプラグ片の後端側にそれぞれ延長さ
れ、両者が交又されている絶縁性の押圧部材と、各プラ
グ片の一点に設けられた回転支持部と、1対のプラグ片
の間に配置されて、コンセントへの挿入方向に対してほ
ぼ垂直方向の力を与える絶縁性のバネとを設け、非接続
状態で、1対のプラグ片の先端の間隔をコンセントのコ
ンタクト片の間隔より広くする。 【効果】 プラグ自体に抜け防止機構を設けたので、従
来のコンセントをそのまま使用することができ、既存の
機器でも、プラグの付け替えだけで簡単に対応可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般家庭で多く使用
されているAC電源用等の電源プラグの改良に係り、特
に、接続されているコードが誤って引っ張られても、容
易にコンセントから脱落しないようにして、電源回路が
切断されないようにすると共に、安全性を向上させた電
源プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭用の電源プラグは、2個の
プラグ片が、相手方のコンセント等に設けられた1対の
U字形のコンタクト片と面接触で挟持されることによっ
て、機械的に保持される構造であり、コンセントへの装
着は比較的容易である。しかし、その反面で、コンセン
トから抜け易いために、誤ってコードを引っ張ると、電
源回路が切断される、という問題がある。
【0003】図5は、従来の電源プラグについて、その
プラグ部の要部構成の一例を示す部分断面正面図であ
る。図において、41はプラグハウジング、42と4
2′はプラグ片、43と43′は導線固定ネジ、44は
コードを示す。
【0004】従来の電源プラグは、この図5に示すよう
に、1対のプラグ片42,42′が平行に配列されて、
ハウジング41の先端部へ突出されている。その他端
は、ハウジング41の内部で、それぞれネジ43,4
3′によってコード44と接続される。
【0005】通常、コンセントは、これら1対のプラグ
片42,42′の先端の間隔と同じかやや大きめの間隔
で配列された1対のU字形のコンタクト片を備えてお
り、電源プラグが挿入されると、プラグ片42(プラグ
片42′も同様)の両側が面接触した状態で、相手方の
コンタクト片と接続される。そのため、電源プラグは、
コンセントと接続するときは、簡単に差し込むことがで
き、また外すときも、僅かな力で抜くことができる。こ
のように、電源プラグとコンセントとの装脱は、極めて
簡単である。
【0006】一方、多くの場合に、コンセントは足元付
近に設けられているので、誤って電源コードを足等で引
っかけると、電源プラグがコンセントから外れてしまう
可能性が高い。このように、長い電源コードが引っ張ら
れると、プラグがコンセントから外れ易く、コンセント
には100Vの電圧が供電されているので、特に、幼児
等のいる家庭では、危険である。
【0007】このような問題を解決する一つの方法とし
て、従来から、コンセント側に抜け防止機構を設けたも
のも知られている。しかし、このような抜け防止機構を
設けたコンセントは、コスト的に高価になるので、電源
が切断されると、トラブルが発生する恐れがある機器の
接続に使用されているだけで、一般家庭ではほとんど使
用されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来から一般家庭で多
く使用されている電源プラグでは、装脱操作が容易であ
る、という利点がある反面で、誤って電源コードに触れ
たり、幼児が引っ張ったりすると、簡単にコンセントか
ら外れてしまい、大切な機器の電源が落ちたり、場合に
よっては感電したりする可能性がある、という問題があ
った。この発明では、従来の電源プラグの問題点を解決
し、電源プラグ側に抜け防止機構を付けることによっ
て、通常のコンセントで使用可能な電源プラグを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
1対のプラグ片と、該プラグ片に接続されるコードとの
接続手段とを収納する絶縁性のハウジングとからなり、
該ハウジングのコンセントとの接続側の先端面に、前記
1対のプラグ片の先端が突出されている電源プラグにお
いて、前記1対のプラグ片の後端側にそれぞれ延長さ
れ、両者が交又されている絶縁性の押圧部材と、前記1
対のプラグ片の一点に、それぞれ設けられた回転支持部
と、前記1対のプラグ片の間に配置されて、コンセント
への挿入方向に対してほぼ垂直方向の力を与える絶縁性
のバネ等の弾性部材と、前記ハウジングの両側面にそれ
ぞれ設けられ、前記絶縁性の押圧部材の後端側が外部へ
突出される孔部とを備え、非接続状態では、前記1対の
プラグ片の先端の間隔が、コンセントのコンタクト片の
間隔よりも開いている構成である。
【0010】第2に、1対のプラグ片と、該プラグ片に
接続されるコードとの接続手段とを収納する絶縁性のハ
ウジングとからなり、該ハウジングのコンセントとの接
続側の先端面に、前記1対のプラグ片の先端が突出され
ている電源プラグにおいて、前記1対のプラグ片の後端
側にそれぞれ延長されている絶縁性の押圧部材と、前記
1対のプラグ片の一点に、それぞれ設けられた回転支持
部と、前記1対のプラグ片とハウジングの側壁の間に配
置されて、それぞれコンセントへの挿入方向に対してほ
ぼ垂直方向の力を与えるバネ等の弾性部材と、前記ハウ
ジングの両側面にそれぞれ設けられ、前記絶縁性の押圧
部材の後端側が外部へ突出される孔部とを備え、非接続
状態では、前記1対のプラグ片の先端の間隔が、コンセ
ントのコンタクト片の間隔よりも狭められている構成で
ある。
【0011】第3に、上記第2の電源プラグにおいて、
上記1対のプラグ片の後端側にそれぞれ延長されている
絶縁性の押圧部材の代わりに、ハウジング全体を高い弾
力性を有する脂樹によって一体的にモールド成形する構
成である。
【0012】第4に、1対のプラグ片と、該プラグ片に
接続されるコードとの接続手段とを収納する絶縁性のハ
ウジングとからなり、該ハウジングのコンセントとの接
続側の先端面に、前記1対のプラグ片の先端が突出され
ている電源プラグにおいて、前記1対のプラグ片の後端
側にそれぞれ延長され、両者が交又されている絶縁性の
押圧部材と、前記1対のプラグ片の一点に、それぞれ設
けられた回転支持部と、前記1対のプラグ片とハウジン
グの間に配置されて、それぞれコンセントへの挿入方向
に対してほぼ垂直方向の力を与えるバネ等の弾性部材
と、前記ハウジングの両側面にそれぞれ設けられ、前記
絶縁性の押圧部材の後端側が外部へ突出される孔部とを
備え、非接続状態では、前記1対のプラグ片の先端の向
きが、コンセントのコンタクト片の位置に対して上下方
向にズラされている構成である。
【0013】
【作用】この発明では、従来の電源プラグがコンセント
から簡単に外れる原因は、その機械的な保持力が、主と
してコンセントのコンタクト片との面接触による摩擦力
に依存しているためである、という点に着目し、プラグ
片とコンタクト片との接触面に対して垂直方向の力を与
えることによって、電源プラグが簡単に外れないように
している。そのために、プラグ片の面に対して垂直方向
の力が与えられるように、バネ等の弾性部材で押圧する
と共に、コンセントへの差し込み時に、この押圧力を解
除できる手段を付加して、コンセントの装脱を容易にし
ている。
【0014】
【実施例1】次に、この発明の電源プラグについて、図
面を参照しながら、その実施例を詳細に説明する。この
実施例は、請求項1に対応しているが、請求項2から請
求項4の発明にも関連している。この第1の実施例で
は、電源プラグをコンセントへ差し込んだ状態で、両プ
ラグ片の先端の間隔を拡げる方向(外方向)に作用する
力が与えられる点に特徴を有している。
【0015】図1は、この発明の電源プラグについて、
その要部構成の一実施例を示す部分断面正面図で、(1)
は非接続時、(2) は差し込み時の状態を示す図である。
図において、1はプラグのハウジング、1aと1a′は
プラグ片2,2′用の孔部、1bと1b′は差し込み用
押圧片3,3′用の孔部、1cはコード6用の孔部、1
dは隔壁、2と2′はプラグ片、2aと2a′は導線固
定片、2bと2b′はその支点部、3と3′は絶縁性の
差し込み用押圧片、4と4′は導線固定ネジ、5は絶縁
性バネ部材、6はコードを示し、矢印A,A′はコンセ
ントへの差し込み時の押圧方向、矢印B,B′はプラグ
片2,2′の回動方向、Cは電源プラグの差し込み方向
を示す。
【0016】この図1(1) と(2) に示すこの発明の電源
プラグが、先の図5に示した従来の電源プラグと異なる
主な点は、1対のプラグ片2,2′の先端が、図1(2)
に矢印B,B′で示すように、回動可能に構成されてい
る点である。そのために、各プラグ片2,2′は、導線
固定片2a,2a′の一端の支点部2b,2b′で、ハ
ウジング1へ回転可能に固定されると共、導線固定片2
a,2a′の他端に、差し込み用押圧片2b,2b′が
付加されている。
【0017】1対のプラグ片2,2′は、従来と同様
に、ハウジング1内の隔壁1dで区画された左右のスペ
ースに、それぞれ格納されている。そして、1対のプラ
グ片2,2′の面に対して、垂直方向の外が加わるよう
に、その支点部2b,2b′の上方に、スプリング等の
絶縁性バネ部材5が設けられている。
【0018】非接続の状態(非差し込み時)では、図1
(1) に示すように、1対のプラグ片2,2′は、ハウジ
ング1のコンセント側の先端面に設けられた孔部1a,
1a′から、挿入方向(図のCの方向)に対して、互い
に非平行で、外側へ向いた状態で保持されている。この
電源プラグをコンセントへ差し込むときは、図1(2) に
矢印A,A′で示すように、ハウジング1の左右両側面
に設けられた孔部1b,1b′から突出された差し込み
用押圧片3,3′を指で押すと、プラグ片2,2′は、
その支点部2b,2b′を中心に回転される。
【0019】そのため、絶縁性バネ部材5が圧縮され、
1対のプラグ片2,2′は、それぞれ矢印B,B′の方
向へ回動して互いに平行の状態になる。すなわち、従来
と同様に、コンセントへ差し込むことが可能となり、差
し込まれた後は、両プラグ片2,2′に対して、再び絶
縁性バネ部材5による外向きの力が加えられる。
【0020】したがって、プラグ片2,2′は、コンセ
ント内のコンタクト片と強く押し付けられ、簡単に外れ
ることはない。以上のように、この第1の実施例では、
1対のプラグ片2,2′の先端に対して、外側へ開かせ
ようとする力が働くように構成している。そして、差し
込み時には、安全のため絶縁性の材料で構成された差し
込み用押圧片3,3′を押すことにより、プラグ片2,
2′が支点部2b,2b′を中心として回転されて、平
行状態になるため、コンセントに差し込めるようにな
る。
【0021】また、差し込まれた後は、絶縁性バネ部材
5によるプラグ片2,2′を外側へ開く方向の力が作用
する。そのため、簡単に外れなくなり、誤ってコードを
足等で引っかけても、電源プラグが抜けてしまう、とい
う電源遮断等の事故が防止されると共に、感電等の危険
も回避される。
【0022】なお、この図1(1) と(2) では、この発明
の電源プラグについて、その要部構成を明確に示すため
に、細部の図示は省略しているが、差し込み用押圧片
3,3′は、交又部で摺れ合う(図では上下の状態で交
又する)ように、ハウジング内に収納される。ハウジン
グ1の先端面の孔部1a,1a′(プラグ片2,2′
用)は、プラグ片2,2′が矢印B,B′の方向へ移動
できるように、従来よりも横方向に大きく開けられてい
る。
【0023】
【実施例2】次に、第2の実施例を説明する。この実施
例は、請求項2の発明に対応している。先の第1の実施
例との違いは、電源プラグの両プラグ片の先端に加える
力の方向を逆にして、コンセントへ差し込んだ状態で、
先端の間隔を狭める方向(内側の向き)へ力を与える点
に特徴を有している。
【0024】図2は、この発明の電源プラグについて、
その要部構成の第2の実施例を示す図で、非差し込み時
の状態を示す部分断面正面図である。図における符号は
図1と同様であり、11と11′はバネ部材、矢印D,
D′はプラグ片2,2′の回動方向を示す。
【0025】この図2には、プラグの非接続時(非差し
込み時)の状態を示しており、先の図1(1) に対応する
図である。この図2では、各プラグ片2,2′は、それ
ぞれバネ部材11,11′によって押圧され、先端部が
内側へ向いている。
【0026】この電源プラグも、差し込み時には、図2
に矢印A,A′で示すように、ハウジング1の左右両側
面に設けられた孔部1b,1b′から突出された差し込
み用押圧片3,3′を指で押すと、プラグ片2,2′
は、その支点部2b,2b′を中心に回転される。その
結果、バネ部材11,11′が圧縮されるので、1対の
プラグ片2,2′が、それぞれ矢印D,D′の方向へ回
動して互いに平行の状態になり、コンセントへの差し込
みが可能になる。
【0027】以上のように、この図2に示した実施例の
場合、コンセントに差し込まれない状態では、プラグ片
2,2′は、バネ部材11,11′によって押圧され、
それぞれ内側に閉じられている。また、差し込まれた後
は、このバネ部材11,11′によってプラグ片2,
2′を閉じる向き(近づける方向)の力が作用し、電源
プラグが抜けるのを防止するので、誤ってコードを足等
で引っかけても、電源プラグが抜けてしまうという事故
が回避される。
【0028】なお、この第2の実施例でも、差し込み用
押圧片3,3′は、先の第1の実施例と同様に、安全の
ため絶縁体で構成されている。バネ部材11,11′
は、絶縁性のハウジング1とプラグ片2,2′との間に
装着されるので、必ずしも絶縁体の材料を使用する必要
はない。
【0029】
【実施例3】次に、第3の実施例を説明する。この実施
例は、請求項3の発明に対応しているが、請求項2の発
明にも関連している。以上の述べた第2の実施例では、
1対のプラグ片(図2の2,2′)の先端を左右方向に
押圧して、その間隔を変更させておき、差し込み時に
は、一時的に押圧力を解除するために、ハウジング1か
ら突出された差し込み用押圧片(図2の3,3′)を設
けている。
【0030】この差し込み用押圧片は、1対のプラグ片
(図2の2,2′)の後端側にそれぞれ延長されている
ので、安全性を保持するために絶縁性の材料で構成する
必要がある。この第3の実施例では、先の第2の実施例
で説明した電源プラグをさらに改良し、差し込み用押圧
片(図2の3,3′)が、ハウジングから突出しないよ
うにして、取り扱い易くすると共に、安全性を向上させ
た点に特徴を有している。
【0031】図3は、この発明の電源プラグについて、
一実施例の外観を示す図で、(1) は非差し込み時の上面
図、(2) は差し込み時の状態を示す上面図、(3) は(1)
のX−X′の断面図である。図において、21はプラグ
のハウジング、21aはハウジング21の一部に設けら
れた孔部、22と22′はプラグ片、23はコードを示
し、矢印E,E′はコンセントへの差し込み時の押圧方
向、矢印F,F′はプラグ片22,22′の移動方向を
示す。
【0032】この図3(1) に示すように、この発明の電
源プラグは、通常の状態(非差し込み時の状態)では、
1対のプラグ片22と22′は、先端部が内側へ向くよ
うにモールド成形されている。また、ハウジング21
は、弾力性の高い樹脂によるモールド成形で構成する必
要がある。
【0033】このハウジング21には、少ない力で変形
させることができるようにように、ハウジング21の中
央部に孔部21aが設けられている。この図3(1) のプ
ラグの場合には、先の図2で説明したハウジング1内に
収納される各部品を一部変更するだけで実現できる。
【0034】例えば、図2の場合には、差し込み用押圧
片は、1対のプラグ片の後端側にそれぞれ延長されてい
るので、安全性を保持するために、絶縁性の材料を使用
する必要がある。しかし、この図3の場合には、ハウジ
ング21の内部に収納されるので、絶縁性の材料で構成
する必要はなく、1対のプラグ片とそれぞれ同じ材料で
構成し、両者の間を電気的に絶縁状態にしておけばよい
し、その形状もクランクにする必要はなく、直線状でよ
い。また、図2で使用されるバネ部材11,11′は、
ハウジング21を弾力性の高い樹脂によるモールド成形
による構成とすることで省略できる。
【0035】図3(1) に示す電源プラグを、コンセント
へ差し込むときは、図3(2) に矢印E,E′で示すよう
に、ハウジング21の両側面を指で押すと、その孔部2
1aが変形されて内部の機構が動作し、1対のプラグ片
22,22′が、それぞれ矢印F,F′の方向へ移動し
て、互いに平行になる。この図3(2) に示すように、1
対のプラグ片22,22′の先端を互いに平行にした状
態にすれば、従来の電源プラグと同様に、コンセントへ
差し込むことができる。
【0036】
【実施例4】次に、第4の実施例を説明する。この実施
例は、請求項4の発明に対応している。先の第1と第2
の実施例では、電源プラグの両プラグ片の先端に加える
力の方向を、プラグ片とコンセントのコンタクト片との
接触面に対して垂直方向(図1や図2では、紙面に対し
て左右の方向)に与える場合であるが、この第4の実施
例では、両プラグ片の先端に加える力を、プラグ片とコ
ンセントのコンタクト片との接触面に対して平行な方向
へ与える点に特徴を有している。
【0037】図4は、この発明の電源プラグについて、
その要部構成の第4の実施例を示す図で、非差し込み時
の各プラグ片の状態を示す構成側面図である。図におい
て、31と31′はプラグ片、31aはプラグ片31支
点部、32と32′は絶縁性の差し込み用押圧片、33
はバネ部材、34はコード、35はプラグのハウジング
を示し、矢印G,G′はプラグ片31,31′の回動方
向を示す。
【0038】この図4に示すように、電源プラグは、非
接続時(非差し込み時)には、一方のプラグ片31は、
バネ部材33により上方向(図4では紙面上で上の向
き)に、もう一方のプラグ片31′は、図示されない後
方のバネ部材により下方向(図4では紙面上で下の向
き)に押されているので、コンセント内の1対のコンタ
クト片に対してズレた位置関係に保たれている。そし
て、差し込み時には、ハウジング35の上下両面に突出
されている絶縁性の差し込み用押圧片32,32′を押
圧すると、各プラグ片31,31′は、支点部31aお
よびプラグ片31′の図示されない支点部を中心とし
て、矢印G,G′の方向へそれぞれ回転されて従来と同
様な平行状態になる。
【0039】このような状態でコンセントへ差し込む
と、その後は再び各プラグ片31,31′には、バネ部
材33および図示されない後方のバネ部材による上下各
方向の力が作用するので、プラグの外れが防止される。
この第4の実施例の場合にも、第1の実施例と同様に、
絶縁性の差し込み用押圧片32,32′を使用する。
【0040】
【発明の効果】請求項1の電源プラグは、コンセントへ
差し込んだ状態で、両プラグ片の先端の間隔を拡げる方
向(外方向)に作用する力が与えられる構成である。そ
のため、コンセントへ差し込んだ後は、コードが誤って
引っ張られても、簡単に外れる恐れがないので、電源が
落ちては困る各種の機器に使用することができる。
【0041】しかも、プラグ自体に抜け防止機構を設け
た構成であるから、従来のコンセントをそのまま使用す
ることが可能であり、既存の機器でも、電源プラグを付
け替えるだけで、簡単に対応できる。また、幼児等が簡
単に抜き差しできなくなるので、安全性も高められる。
【0042】請求項2の電源プラグでは、コンセントへ
差し込んだ状態で、先端の間隔を狭める方向(内側の向
き)へ力を与えるように構成している。したがって、請
求項1の電源プラグと同様の効果が得られる。
【0043】請求項3の電源プラグでは、請求項2の電
源プラグにおいて、その1対のプラグ片の後端側にそれ
ぞれ延長されている絶縁性の押圧部材の代わりに、弾力
性の高い脂樹によって一体的にモールド成形されたハウ
ジングで構成している。したがって、請求項2の電源プ
ラグの効果に加えて、プラグの構成がよりコンパクトに
なると共に、感電等の危険性がなくなり、安全性が一層
向上される。
【0044】請求項4の電源プラグでは、プラグ片とコ
ンセントのコンタクト片との接触面に対して平行な方向
へ与えるように構成している。したがって、請求項1の
電源プラグと同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電源プラグについて、その要部構成
の一実施例を示す部分断面正面図である。
【図2】この発明の電源プラグについて、その要部構成
の第2の実施例を示す図で、非差し込み時の状態を示す
部分断面正面図である。
【図3】この発明の電源プラグについて、一実施例の外
観を示す図である。
【図4】この発明の電源プラグについて、その要部構成
の第4の実施例を示す図で、非差し込み時の各プラグ片
の状態を示す構成側面図である。
【図5】従来の電源プラグについて、そのプラグ部の要
部構成の一例を示す部分断面正面図である。
【符号の説明】
1 プラグのハウジング 1aと1a′ プラグ片2,2′用の孔部 1bと1b′ 差し込み用押圧片3,3′用の孔部 2と2′ プラグ片 2aと2a′ 導線固定片 2bと2b′ 支点部 3と3′ 絶縁性の差し込み用押圧片 5 絶縁性バネ部材 11と11′ バネ部材 21 プラグのハウジング 21a ハウジング21の一部に設けられた孔部 22と22′ プラグ片 31と31′ プラグ片 31a プラグ片31支点部 32と32′ 絶縁性の差し込み用押圧片 33 バネ部材 35 プラグのハウジング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対のプラグ片と、該プラグ片に接続さ
    れるコードとの接続手段とを収納する絶縁性のハウジン
    グとからなり、該ハウジングのコンセントとの接続側の
    先端面に、前記1対のプラグ片の先端が突出されている
    電源プラグにおいて、 前記1対のプラグ片の後端側にそれぞれ延長され、両者
    が交又されている絶縁性の押圧部材と、 前記1対のプラグ片の一点に、それぞれ設けられた回転
    支持部と、 前記1対のプラグ片の間に配置されて、コンセントへの
    挿入方向に対してほぼ垂直方向の力を与える絶縁性のバ
    ネ等の弾性部材と、 前記ハウジングの両側面にそれぞれ設けられ、前記絶縁
    性の押圧部材の後端側が外部へ突出される孔部とを備
    え、 非接続状態では、前記1対のプラグ片の先端の間隔が、
    コンセントのコンタクト片の間隔よりも開いていること
    を特徴とする電源プラグ。
  2. 【請求項2】 1対のプラグ片と、該プラグ片に接続さ
    れるコードとの接続手段とを収納する絶縁性のハウジン
    グとからなり、該ハウジングのコンセントとの接続側の
    先端面に、前記1対のプラグ片の先端が突出されている
    電源プラグにおいて、 前記1対のプラグ片の後端側にそれぞれ延長されている
    絶縁性の押圧部材と、 前記1対のプラグ片の一点に、それぞれ設けられた回転
    支持部と、 前記1対のプラグ片とハウジングの側壁の間に配置され
    て、それぞれコンセントへの挿入方向に対してほぼ垂直
    方向の力を与えるバネ等の弾性部材と、 前記ハウジングの両側面にそれぞれ設けられ、前記絶縁
    性の押圧部材の後端側が外部へ突出される孔部とを備
    え、 非接続状態では、前記1対のプラグ片の先端の間隔が、
    コンセントのコンタクト片の間隔よりも狭められている
    ことを特徴とする電源プラグ。
  3. 【請求項3】 請求項2の電源プラグにおいて、 上記1対のプラグ片の後端側にそれぞれ延長されている
    絶縁性の押圧部材の代わりに、ハウジング全体を高い弾
    力性を有する脂樹によって一体的にモールド成形するこ
    とを特徴とする電源プラグ。
  4. 【請求項4】 1対のプラグ片と、該プラグ片に接続さ
    れるコードとの接続手段とを収納する絶縁性のハウジン
    グとからなり、該ハウジングのコンセントとの接続側の
    先端面に、前記1対のプラグ片の先端が突出されている
    電源プラグにおいて、 前記1対のプラグ片の後端側にそれぞれ延長され、両者
    が交又されている絶縁性の押圧部材と、 前記1対のプラグ片の一点に、それぞれ設けられた回転
    支持部と、 前記1対のプラグ片とハウジングの間に配置されて、そ
    れぞれコンセントへの挿入方向に対してほぼ垂直方向の
    力を与えるバネ等の弾性部材と、 前記ハウジングの両側面にそれぞれ設けられ、前記絶縁
    性の押圧部材の後端側が外部へ突出される孔部とを備
    え、 非接続状態では、前記1対のプラグ片の先端の向きが、
    コンセントのコンタクト片の位置に対して上下方向にズ
    ラされていることを特徴とする電源プラグ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102420360A (zh) * 2011-12-14 2012-04-18 徐浩钟 弹性插针
CN111712096A (zh) * 2020-07-06 2020-09-25 永康串行电子有限公司 一种便于安装调节的电器柜
CN114665322A (zh) * 2022-03-17 2022-06-24 歌尔股份有限公司 一种插头组件

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