JPH07320218A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH07320218A JPH07320218A JP11097694A JP11097694A JPH07320218A JP H07320218 A JPH07320218 A JP H07320218A JP 11097694 A JP11097694 A JP 11097694A JP 11097694 A JP11097694 A JP 11097694A JP H07320218 A JPH07320218 A JP H07320218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- holder
- magnetic core
- magnetic
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐環境特性を向上させるとともに安価で小型
な磁気ヘッドを提供する。 【構成】 磁気コア３をコアホルダ１に保持してなる磁
気ヘッドであって、前記コアホルダ１は、このコアホル
ダ１内に前記磁気コア３を保持するための非磁性金属か
らなる支持部材２を備えて構成される。
な磁気ヘッドを提供する。 【構成】 磁気コア３をコアホルダ１に保持してなる磁
気ヘッドであって、前記コアホルダ１は、このコアホル
ダ１内に前記磁気コア３を保持するための非磁性金属か
らなる支持部材２を備えて構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録、再生あるい
は消去を行うための磁気ヘッドに関するものである。
は消去を行うための磁気ヘッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の記録、再生あるいは消去ヘッドに
おいては、磁気ヘッドのホルダにはモールドで形成され
ているものがある。特に、消去ヘッドでは、全てといっ
ていい程モールドで形成されている。
おいては、磁気ヘッドのホルダにはモールドで形成され
ているものがある。特に、消去ヘッドでは、全てといっ
ていい程モールドで形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のようにホルダがモールドにより形成されていると、強
度を得るために、ホルダの各部分の厚さを厚くせざるを
得ず、小型化が困難である。
のようにホルダがモールドにより形成されていると、強
度を得るために、ホルダの各部分の厚さを厚くせざるを
得ず、小型化が困難である。
【０００４】さらに、近年磁気ヘッドに要求されている
耐環境特性は、ますます厳しくなっており、モールド材
によってはこの種の特性を満足するのは困難である。
耐環境特性は、ますます厳しくなっており、モールド材
によってはこの種の特性を満足するのは困難である。
【０００５】この耐環境特性を向上させる方法として
は、ホルダの機械的特性を向上させれば良いが、この機
械的特性を向上させることは、モールド材では大変困難
である。そこで、このホルダを金属材にて形成すれば良
いが、形状が複雑なことからダイキャストにより形成す
ることになる。このようなダイキャストは、亜鉛、アル
ミニウムにより行われることが多いが、それぞれ以下の
ような課題を有している。 亜鉛は腐食性があり、テープ走行面に露出する部材に
は適さない。 アルミニウムは複雑な形状では寸法精度が得にくく、
ヘッドのホルダのように寸法精度が必要な場合には２次
加工が必要となり、工程が増してしまう。
は、ホルダの機械的特性を向上させれば良いが、この機
械的特性を向上させることは、モールド材では大変困難
である。そこで、このホルダを金属材にて形成すれば良
いが、形状が複雑なことからダイキャストにより形成す
ることになる。このようなダイキャストは、亜鉛、アル
ミニウムにより行われることが多いが、それぞれ以下の
ような課題を有している。 亜鉛は腐食性があり、テープ走行面に露出する部材に
は適さない。 アルミニウムは複雑な形状では寸法精度が得にくく、
ヘッドのホルダのように寸法精度が必要な場合には２次
加工が必要となり、工程が増してしまう。
【０００６】以上のようなことから、この種の磁気ヘッ
ドのホルダを金属材にて形成することは適切でない。
ドのホルダを金属材にて形成することは適切でない。
【０００７】上記課題を考慮して、本発明は、耐環境特
性を向上させるとともに安価で小型な磁気ヘッドを提供
することを目的とする。
性を向上させるとともに安価で小型な磁気ヘッドを提供
することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】従来抱えている課題を解
決し、上記目的を達成するため、本発明は、磁気コアを
コアホルダに保持してなる磁気ヘッドであって、前記コ
アホルダは、このコアホルダ内に前記磁気コアを保持す
るための非磁性金属からなる支持部材を備えて構成され
る。
決し、上記目的を達成するため、本発明は、磁気コアを
コアホルダに保持してなる磁気ヘッドであって、前記コ
アホルダは、このコアホルダ内に前記磁気コアを保持す
るための非磁性金属からなる支持部材を備えて構成され
る。
【０００９】さらに、前記コアホルダは、前記支持部材
をインサート成形して得られる。
をインサート成形して得られる。
【００１０】さらに、前記支持部材は、前記コアホルダ
からの抜け防止用の突起部が設けらる。
からの抜け防止用の突起部が設けらる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
【００１２】図１は、本実施例における各構成要素を示
す斜視図である。本発明の特徴的構成要素のひとつであ
る支持部材としての非磁性金属サポート２は、磁気コア
３の挿入側と媒体摺動面側に開口部が形成され、断面は
略ロ字状に形成されている。さらに、この非磁性金属サ
ポート２の内側面の一面には、磁気コア挿入用溝２ａが
形成され、外側面の対向する２つの面には、ホルダ１か
らの抜け防止用のボス２ｂが形成されている。本実施例
におけるサポート２は、形状をより簡単にするため、磁
気コア３の挿入側と媒体摺動面側とに設けた開口部を、
図１に示すように面全体に形成しているが、強度を増す
ために媒体摺動面側の面には磁気コア３の端部が突出す
る部分だけの開口部を設ける構成としても良い。なお、
このサポート２は、亜鉛ダイキャストにより成形される
が、形状が単純であるため成形は容易である。また、本
実施例では、コストの面から亜鉛をダイキャストする方
法を採用しているが、アルミニウムをダイキャストする
方法でも対応しうるものである。ボビン４は不図示の巻
線コイルが巻回されており、さらに端子導体４ａが植設
されている。押えバネ５は、磁気コア３をサポート２内
に弾性的に保持する。
す斜視図である。本発明の特徴的構成要素のひとつであ
る支持部材としての非磁性金属サポート２は、磁気コア
３の挿入側と媒体摺動面側に開口部が形成され、断面は
略ロ字状に形成されている。さらに、この非磁性金属サ
ポート２の内側面の一面には、磁気コア挿入用溝２ａが
形成され、外側面の対向する２つの面には、ホルダ１か
らの抜け防止用のボス２ｂが形成されている。本実施例
におけるサポート２は、形状をより簡単にするため、磁
気コア３の挿入側と媒体摺動面側とに設けた開口部を、
図１に示すように面全体に形成しているが、強度を増す
ために媒体摺動面側の面には磁気コア３の端部が突出す
る部分だけの開口部を設ける構成としても良い。なお、
このサポート２は、亜鉛ダイキャストにより成形される
が、形状が単純であるため成形は容易である。また、本
実施例では、コストの面から亜鉛をダイキャストする方
法を採用しているが、アルミニウムをダイキャストする
方法でも対応しうるものである。ボビン４は不図示の巻
線コイルが巻回されており、さらに端子導体４ａが植設
されている。押えバネ５は、磁気コア３をサポート２内
に弾性的に保持する。
【００１３】そして、ホルダ１をモールドにて成形する
際に、不図示のホルダの型内にサポート２を入れてイン
サート成形することで、図２に示すような収納部１ａ内
にサポート２が保持固定されたホルダ１が形成される。
このように、インサート成形することで、サポート２を
ホルダ１に精度良くしかも強固に保持固定することがで
きる。さらに、サポート２には対向する２つのボス２ｂ
が設けられているので、より強固な保持が可能になる。
際に、不図示のホルダの型内にサポート２を入れてイン
サート成形することで、図２に示すような収納部１ａ内
にサポート２が保持固定されたホルダ１が形成される。
このように、インサート成形することで、サポート２を
ホルダ１に精度良くしかも強固に保持固定することがで
きる。さらに、サポート２には対向する２つのボス２ｂ
が設けられているので、より強固な保持が可能になる。
【００１４】次に、成形されたサポート２の溝２ａに、
ボビン４が嵌合された磁気コア３を係合させ、その後、
溝２ａが形成された面に対向する面と、磁気コア３との
間に押えバネ５を挿入し、磁気コア３をサポート２内に
弾性的に保持する。このとき、磁気コア３の端部は、不
図示のホルダ１の媒体摺動面に露出している。この状態
で、ホルダ１の収納部１ａに不図示の樹脂固定材を充填
して磁気コア３、ボビン４、押えバネ５をホルダ１内に
固定する。この後、磁気コア３の端部を含んだホルダ１
の媒体摺動面を断面円弧状に研磨することで所定の磁気
ヘッドを得ることができる。
ボビン４が嵌合された磁気コア３を係合させ、その後、
溝２ａが形成された面に対向する面と、磁気コア３との
間に押えバネ５を挿入し、磁気コア３をサポート２内に
弾性的に保持する。このとき、磁気コア３の端部は、不
図示のホルダ１の媒体摺動面に露出している。この状態
で、ホルダ１の収納部１ａに不図示の樹脂固定材を充填
して磁気コア３、ボビン４、押えバネ５をホルダ１内に
固定する。この後、磁気コア３の端部を含んだホルダ１
の媒体摺動面を断面円弧状に研磨することで所定の磁気
ヘッドを得ることができる。
【００１５】以上のようにして構成された磁気ヘッド
は、非磁性金属からなるサポート２によって機械的特性
を向上させているので、ホルダの各部分の厚さを厚くす
る必要がなく、磁気ヘッドを小型化できる。また、機械
的特性を向上させるための非磁性金属からなるサポート
２がホルダ１から外部に露出することがないから、腐食
することは全くなく、耐食性に優れている。
は、非磁性金属からなるサポート２によって機械的特性
を向上させているので、ホルダの各部分の厚さを厚くす
る必要がなく、磁気ヘッドを小型化できる。また、機械
的特性を向上させるための非磁性金属からなるサポート
２がホルダ１から外部に露出することがないから、腐食
することは全くなく、耐食性に優れている。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、コアホルダ内に磁気コアを保持するための非磁性金
属からなる支持部材を備えて構成されるので、機械的特
性が向上される金属材を外部に露出させることがない。
したがって、耐環境特性を向上させるとともに安価で小
型な磁気ヘッドを提供することが可能になる。
は、コアホルダ内に磁気コアを保持するための非磁性金
属からなる支持部材を備えて構成されるので、機械的特
性が向上される金属材を外部に露出させることがない。
したがって、耐環境特性を向上させるとともに安価で小
型な磁気ヘッドを提供することが可能になる。
【図１】本発明の一実施例における各構成要素を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】本発明の一実施例の要部を説明するための斜視
図である。
図である。
１ ホルダ ２ サポート ２ｂ 突起部 ３ 磁気コア
Claims (3)
- 【請求項１】 磁気コアをコアホルダに保持してなる磁
気ヘッドであって、 前記コアホルダは、このコアホルダ内に前記磁気コアを
保持するための非磁性金属からなる支持部材を備えてい
ることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項２】 請求項１において、前記コアホルダは、
前記支持部材をインサート成形して得られることを特徴
とする磁気ヘッド。 - 【請求項３】 請求項２において、前記支持部材は、前
記コアホルダからの抜け防止用の突起部が設けられてい
ることを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11097694A JPH07320218A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11097694A JPH07320218A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07320218A true JPH07320218A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14549263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11097694A Withdrawn JPH07320218A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07320218A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342789A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Lg Electronics Inc | リニア圧縮機 |
| US10083712B2 (en) * | 2012-11-28 | 2018-09-25 | Techreco Company Limited | Method for manufacturing magnetic core module in magnetic head, magnetic core module in magnetic head and magnetic head |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP11097694A patent/JPH07320218A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342789A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Lg Electronics Inc | リニア圧縮機 |
| US10083712B2 (en) * | 2012-11-28 | 2018-09-25 | Techreco Company Limited | Method for manufacturing magnetic core module in magnetic head, magnetic core module in magnetic head and magnetic head |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH041575B2 (ja) | ||
| JPH07320218A (ja) | 磁気ヘッド | |
| US5155457A (en) | Line filter assembly | |
| US5270674A (en) | Electromagnetic relay | |
| US3043919A (en) | Electromagnetic transducer head housing and assembly | |
| US4137555A (en) | Magnetic head | |
| JP2683485B2 (ja) | 磁気ヘッド | |
| KR900009366Y1 (ko) | 자기 헤드 | |
| JPH079364Y2 (ja) | 電子部品用端子台付きケース | |
| KR880001725B1 (ko) | 자기헤드의 제조방법 | |
| KR920000290Y1 (ko) | 자기헤드용 시일드 케이스 | |
| JPH06295408A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| KR900009365Y1 (ko) | 자기 헤드의 조립 구조 | |
| JPH07262509A (ja) | 磁気ヘッド | |
| JP2545958Y2 (ja) | インダクタの端子構造 | |
| KR900006058Y1 (ko) | 자기 헤드 | |
| JP2558817Y2 (ja) | 薄型インダクタ | |
| JPH056565Y2 (ja) | ||
| JPS645850Y2 (ja) | ||
| JPS5814440A (ja) | 電磁継電器 | |
| JP2706028B2 (ja) | 磁気ヘッド | |
| JPS6312407Y2 (ja) | ||
| JPH0745458A (ja) | トロイダルコイル | |
| JPH0119220Y2 (ja) | ||
| JP3260792B2 (ja) | バイアス磁界供給装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |