JPH07319461A - Midiデータ伝送用無線装置 - Google Patents

Midiデータ伝送用無線装置

Info

Publication number
JPH07319461A
JPH07319461A JP6138278A JP13827894A JPH07319461A JP H07319461 A JPH07319461 A JP H07319461A JP 6138278 A JP6138278 A JP 6138278A JP 13827894 A JP13827894 A JP 13827894A JP H07319461 A JPH07319461 A JP H07319461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
reception
switch
data
midi data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6138278A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Uchiumi
直人 内海
Kuninori Ouchi
邦則 大内
Kikurou Yamauchi
毅久郎 山内
Haruhiko Matsui
はるひこ 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6138278A priority Critical patent/JPH07319461A/ja
Priority to US08/452,173 priority patent/US5670732A/en
Publication of JPH07319461A publication Critical patent/JPH07319461A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2240/00Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2240/171Transmission of musical instrument data, control or status information; Transmission, remote access or control of music data for electrophonic musical instruments
    • G10H2240/201Physical layer or hardware aspects of transmission to or from an electrophonic musical instrument, e.g. voltage levels, bit streams, code words or symbols over a physical link connecting network nodes or instruments
    • G10H2240/211Wireless transmission, e.g. of music parameters or control data by radio, infrared or ultrasound
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2240/00Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2240/171Transmission of musical instrument data, control or status information; Transmission, remote access or control of music data for electrophonic musical instruments
    • G10H2240/281Protocol or standard connector for transmission of analog or digital data to or from an electrophonic musical instrument
    • G10H2240/311MIDI transmission

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時の無線手段の初期動作仕様を、ユ
ーザーが希望する動作仕様に設定することができるMI
DIデータの伝送用無線装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 MIDI楽器2に接続され、演奏情報を伝達
するためのMIDIデータに基づいて変調された無線信
号を送信および/または受信する無線手段18と、無線
手段18の動作仕様を設定するためのアンロック式スイ
ッチ13と、アンロック式スイッチ13のスイッチ信号
に基づいて無線手段18を制御する制御部11とを有す
るMIDIデータ伝送用無線装置であって、無線手段1
8の初期動作仕様を設定するロック式の設定スイッチ1
3をさらに備え、制御部11は、電源投入時に、設定ス
イッチ13により設定された初期動作仕様に基づいて、
無線手段18を制御するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピッチ情報、ベロシテ
ィー情報、音色情報およびコントロール情報などの演奏
情報の伝達に用いられるMIDI(Musical Instrument
Digital Interface)信号を、キーボードやMIDIギ
ター等の演奏装置、音源装置およびシーケンサなどのM
IDI楽器の相互間で送受信するためのMIDIデータ
伝送用無線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は、この種のMIDIデータ伝送
用無線装置として、例えば、電子楽器本体としてのキー
ボードと、キーボードとは別体の音源装置との間で無線
信号を用いてMIDIデータを伝送するものを既に提案
している(特願平6−72463)。このMIDIデー
タ伝送用無線装置は、MIDI楽器に接続され、MID
Iデータに基づいて変調された無線信号を送受信する送
受信部(無線手段)と、送受信部の送受信チャンネルや
伝送制御モードなどの動作仕様を設定するためのアンロ
ック式スイッチと、アンロック式スイッチのスイッチ信
号に基づいて送受信部を制御する制御部と、送受信部の
電源投入時における初期動作仕様を設定するための初期
動作仕様データを記憶するROMとを備えている。
【0003】この従来のMIDIデータ伝送用無線装置
では、電源投入時に、制御部が、送受信部の初期動作仕
様データをROMから読み出し、初期動作仕様データに
基づいて送受信部を制御することにより、送受信部の電
源投入時における動作仕様が設定される。つまり、従来
のMIDIデータ伝送用無線装置は、メーカーによって
予め設定された使用状態に初期設定されることになる。
このため、ユーザーは、電源投入後、接続されたMID
I楽器の使用状況に応じて、アンロック式スイッチを操
作することにより、送受信チャンネル等の初期設定され
た動作仕様を、使い易いように変更している。
【0004】この場合、初期動作仕様データをROMに
記憶させているのは、以下の理由による。すなわち、近
年の電子楽器の小型化に伴い、MIDIデータ伝送用無
線装置も小型化する必要があるため、ロータリースイッ
チ等のような大きなスイッチを使用することができず、
小型のプッシュスイッチや薄型のテンキースイッチ等の
アンロック式スイッチを使用する必要がある。ところ
が、アンロック式スイッチは、固定接点と可動接点の接
触によりそれ自体で記憶機能を有しているロータリース
イッチ等と異なり、それ自体では記憶機能を有していな
い。このため、CPUが、アンロック式スイッチを押し
た回数をカウントし、そのカウント値に応じて、初期設
定した動作仕様を変更するように構成している。この結
果、電源がオフになると、CPUが記憶していたカウン
ト値、つまり変更したチャンネル等の動作仕様データは
消去されてしまう。したがって、電源投入時における送
受信部の動作仕様を初期設定するために、初期動作仕様
データをROMに予め記憶させておく必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のMI
DIデータ伝送用無線装置では、一旦電源を切った後に
再度電源を投入すると、ユーザーがせっかく使い易い状
態に変更した送受信部の動作仕様が、ROMに記憶され
た初期動作仕様データに基づいた元の動作仕様、つま
り、メーカーによって予め設定された初期動作仕様に画
一的に設定されてしまう。このため、従来のMIDIデ
ータ伝送用装置には、電源を投入する毎に、アンロック
式スイッチにより送受信部の動作仕様をユーザーが使い
易いように変更しなければならないという点で改善の余
地があった。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、電源投入時の無線手段の初期動作仕様を、ユー
ザーが希望する動作仕様に設定することができるMID
Iデータの伝送用無線装置を提供することをその目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係るMIDIデータ伝送用無線装置は、MIDI
楽器に接続され、演奏情報を伝達するためのMIDIデ
ータに基づいて変調された無線信号を送信および/また
は受信する無線手段と、無線手段の動作仕様を設定する
ためのアンロック式スイッチと、アンロック式スイッチ
のスイッチ信号に基づいて無線手段を制御する制御部と
を有するMIDIデータ伝送用無線装置であって、無線
手段の初期動作仕様を設定するロック式の設定スイッチ
をさらに備え、制御部は、電源投入時に、設定スイッチ
により設定された初期動作仕様に基づいて、無線手段を
制御するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係るMIDIデータ伝送用無線装置に
よれば、ユーザーが、設定スイッチによって無線手段の
チャンネルや伝送制御モード等の初期動作仕様を予め設
定しておくことにより、電源投入時に、制御部が、設定
スイッチにより設定された初期動作仕様に基づいて無線
装置を制御する。このため、ユーザーは、無線手段の電
源投入時における使用状態を、希望する動作仕様に初期
設定することができる。したがって、ユーザーは、電源
投入後直ちに無線手段によるMIDIデータの伝送を開
始することができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
に係るMIDIデータの伝送用無線装置について説明す
る。
【0010】図1は、本実施例に係るMIDIデータの
伝送用無線装置を適用したMIDI楽器システム1の構
成図である。同図に示すように、このMIDI楽器シス
テム1は、4台のキーボード(MIDI楽器)2a,2
b,2c,2d(以下、キーボードを区別しない場合に
は、「キーボード2」とする)で構成されている。各キ
ーボード2は、音源装置(MIDI楽器、図示せず)と
送受信装置(MIDIデータ伝送用無線装置)3を備え
ており、各送受信装置3には、無線信号の送受信のため
のアンテナ4が取り付けられている。
【0011】このMIDI楽器システム1では、各キー
ボード2は、他のキーボード2にMIDIデータに基づ
く無線信号を送信することにより、他のキーボード2の
発音を制御できるように構成されている。この結果、演
奏にアンサンブル効果を持たせたり、キーボード2毎に
異なる音色や音質を予め設定しておき、希望するキーボ
ード2にのみ発音させたりすることができるようになっ
ている。具体的には、同図に示すように、キーボード2
aが送信する無線信号の送信周波数をf1(Ch. 1)
に設定し、キーボード2b,2cが受信する無線信号の
受信周波数をf1(Ch. 1)に設定しておくことによ
り、キーボード2aでキー操作を行えば、キーボード2
aが、MIDIデータに基づいて変調した無線信号を送
信し、キーボード2b,2cが、この無線信号を受信す
ると共にMIDIデータに復調し、復調したMIDIデ
ータに基づいて発音を行う。また、上記設定状態から、
キーボード2dの送信周波数、およびキーボード2cの
受信周波数をそれぞれf2(Ch. 2)に設定すること
により、キーボード2aがキーボード2bを、および、
キーボード2dがキーボード2cをそれぞれ別個に発音
制御することもできる。
【0012】前述した音源装置は、自身が内蔵されてい
るキーボード2の押鍵に対応した楽音や、他のキーボー
ド2から送信されるMIDIデータに対応した楽音を生
成する。送受信装置3は、送信モードまたは受信モード
のいずれか一方のモードに切り替え設定できるようにな
っており、送信モードでは、キーボード2から出力され
る、ノートオン信号やノートオフ信号などの演奏信号に
対応したMIDIデータで変調した無線信号を他のキー
ボード2に送信する一方、受信モードでは、他のキーボ
ード2から送信された無線信号を受信すると共に受信し
た無線信号からMIDIデータを復調する。
【0013】次に、図2に示す送受信装置3のブロック
図を参照して、送受信装置3の構成について説明する。
同図に示すように、送受信装置3は、CPU11、制御
データ記憶部12、スイッチ部13、MIDIデータ受
信部14、伝送データ一時記憶部15、制御信号出力部
16、送信データ出力部17、送受信部(無線手段)1
8、受信データ入力部19、MIDIデータ送信部2
0、および、アサイナ21を備えている。
【0014】CPU11は、送受信装置3のすべての動
作を制御するものであり、具体的には、スイッチ部13
のスイッチのオン/オフの検出、スイッチ部13によっ
て設定されている送受信部18の各種動作仕様の初期動
作仕様データに基づいて実行する電源投入時における初
期動作仕様設定制御、キーボード2との間で送受される
MIDIデータの送受信制御、一時記憶部15への書込
みおよび読出し、MIDIデータのアサイナ21への書
込みおよびその消去、ならびに、送受信部18に対して
の、送受信切替制御、送受信チャンネル切替制御および
送受信データの伝送制御などを行う。
【0015】制御データ記憶部12は、CPU11の動
作プログラムや、複数のチャンネルを有する送受信部1
8の各チャンネルナンバー毎の送信および受信のチャン
ネル制御データを記憶する。
【0016】スイッチ部13は、後述する伝送制御モー
ド選択スイッチと、送受信部18の送受信チャンネル
(Ch.)を複数のチャンネルのいずれかに選択するアン
ロック式のプッシュスイッチであるチャンネルスイッチ
と、後述する初期設定スイッチ(設定スイッチ)と、複
数の送受信チャンネルから空きチャンネルを自動的に検
索するための空きチャンネル自動検索スイッチとを備え
ている(いずれも図示せず)。
【0017】伝送制御モード選択スイッチは、送信モー
ドスイッチ、受信モードスイッチ、自動切替モードスイ
ッチおよび演奏モードスイッチからなり、これらのスイ
ッチはすべてアンロック式のプッシュスイッチで構成さ
れている。送信モードスイッチおよび受信モードスイッ
チは、送受信装置3を、送信モード(送信状態)および
受信モード(受信状態)にそれぞれ設定するためのスイ
ッチであり、いずれかのスイッチがオンされているとき
に、送受信装置3はマニュアルモードとなる。自動切替
モードスイッチは、送受信装置3を、自動切替モードに
設定するためのスイッチであり、自動切替モードでは、
送受信装置3は、送信モードまたは受信モードに自動的
に切り替えられる。なお、上記送信モードスイッチおよ
び受信モードスイッチは、自動切替モードスイッチに優
先して適用されるようになっており、自動切替モードス
イッチのオン/オフ状態に拘らず、送信モードスイッチ
または受信モードスイッチがオンされると、送受信装置
3は、優先してマニュアルモードに設定され、送信モー
ドまたは受信モードになる。演奏モードスイッチは、送
受信部18をキーボード2から機能的に切り離して、キ
ーボード2を単独のMIDI楽器として動作させるとき
にオンされるスイッチであり、上記3つのスイッチに優
先して適用される。
【0018】初期設定スイッチは、送受信チャンネル、
伝送制御モード、送信伝送速度および自動空きチャンネ
ル検索処理の実行等の送受信部18の初期動作仕様、す
なわち、電源投入時における各種動作仕様の初期設定を
行うためのスイッチであり、各動作仕様項目のそれぞれ
の設定数(例えば、チャンネルの数)の総和に等しい数
のディップスイッチにより構成されている。ユーザー
は、この初期設定スイッチを操作することにより、送受
信部18の上記初期動作仕様を、希望する動作仕様に設
定することができる。
【0019】MIDIデータ受信部14は、インターフ
ェース回路であって、キーボード2から出力されたシリ
アルデータのMIDIデータをパラレルのMIDIデー
タに変換する。
【0020】伝送データ一時記憶部15は、いわゆるF
IFO(First-in First-out)メモリで構成されてお
り、送受信装置3が送信モードのときには、MIDIデ
ータ受信部14を介してキーボード2本体から出力され
たMIDIデータが、伝送データ一時記憶部15に順次
書き込まれる。書き込まれたMIDIデータは、CPU
11により書込み順に読み出され、送受信部18から無
線信号によって、他のキーボード2へ送信される。一
方、送受信装置3が受信モードのときには、送受信部1
8および受信データ入力部19を介して、他のキーボー
ド2から送信されたMIDIデータが、同じく伝送デー
タ一時記憶部15に順次書き込まれる。書き込まれたM
IDIデータは、CPU11により書込み順に読み出さ
れ、MIDIデータ送信部20からキーボード2へ出力
される。
【0021】制御信号出力部16は、CPU11から出
力された、送受信制御信号、送信チャンネル制御信号、
および受信チャンネル制御信号を送受信部18に出力す
る。
【0022】送信データ出力部17は、伝送データ一時
記憶部15から読み出されたMIDIデータに基づくパ
ラレルのMIDIデータを、シリアルのMIDIデータ
に変換する。
【0023】送受信部18は、特に限定されないが、F
M送受信機であって、無線信号を送信する送信部と、無
線信号を受信する受信部とを有し、送受信周波数が43
0MHz帯、送信出力が10mW、送受信チャンネルが
40チャンネルに構成されている。送信部は、送受信装
置3に入力されたMIDIデータに基づいて、高周波信
号を周波数変調して無線信号を生成すると共にアンテナ
4から出力する。受信部は、アンテナ4を介して他のキ
ーボード2から送信された無線信号を受信すると共に、
無線信号をMIDIデータに復調して受信データ入力部
19に出力する。
【0024】受信データ入力部19は、送受信部18の
受信部から出力されるシリアルのMIDIデータをパラ
レルのMIDIデータに変換する。
【0025】MIDIデータ送信部20は、伝送データ
一時記憶部15から読み出されたMIDIデータに基づ
くパラレルのMIDIデータを、シリアルのMIDIデ
ータに変換し、キーボード2へ出力する。
【0026】アサイナ21は、メモリであって、MID
Iデータ受信部14および受信データ入力部19に入力
された、すべてのMIDIチャンネル毎のすべてのノー
トナンバーについて、オン/オフの状態を記憶する。
【0027】次に、送受信装置3の動作概要について、
前述した自動切替モードおよびマニュアルモードに分け
て説明する。
【0028】自動切替モードでは、通常、送受信装置3
は、送受信部18を受信モードに設定することにより、
MIDIデータ受信部14を介してのキーボード2から
のMIDIデータの入力、および、送受信部18を介し
ての他のキーボード2からのMIDIデータの入力のい
ずれも受付け可能な待機状態になっている。この待機状
態で、MIDIデータ受信部14を介してキーボード2
からMIDIデータが入力されると、送受信部18を自
動的に送信モードに設定し、入力したMIDIデータ
を、送信データ出力部17および送受信部18を介して
他のキーボード2に送信する。一方、送受信部18およ
び受信データ入力部19を介して、他のキーボード2か
らMIDIデータが入力されると、送受信部18を自動
的に受信モードに設定し、入力したMIDIデータをM
IDIデータ送信部20を介してキーボード2に出力す
る。
【0029】マニュアルモードでは、送信モードおよび
受信モードのいずれかが択一的に選択されている。つま
り、マニュアルモードにおいては、キーボード2を演奏
装置または音源装置のいずれかに固定して使用すること
ができる。送信モードスイッチがオンされているときに
は、送受信部18が送信モードに設定され、この後に、
MIDIデータ受信部14を介してキーボード2からM
IDIデータが出力されると、送信データ出力部17お
よび送受信部18を介して、他のキーボード2にMID
Iデータを送信する。一方、受信モードスイッチがオン
されているときには、送受信部18が受信モードに設定
され、この後に、送受信部18および受信データ入力部
19を介して、他のキーボード2からMIDIデータが
入力されると、入力したMIDIデータをMIDIデー
タ送信部20を介してキーボード2に出力する。
【0030】次に、図3〜6のフローチャートを参照し
て、送受信装置3の動作について具体的に説明する。な
お、以下に説明する処理は、特にことわりがない限り、
すべてCPU11によって行われる。また、これらの処
理には、次に掲げる種々のフラグが用いられる。これら
の左欄のフラグは、CPU11によってセットされてい
るときに、送受信装置3が、右欄の状態になっているこ
とをそれぞれ示すものである。 送受信フラグ:送信モード状態 自動切替モードフラグ:自動切替モード状態 切替可能フラグ:自動切替モードに移行した直後の状
態、または、自動切替モード時において、受信または送
信が一旦終了してから、次の送信または受信が開始され
るまでの間の待機状態
【0031】最初に、電源投入時の初期設定を行うイニ
シャルルーチンについて、図3を参照して説明する。電
源が投入されると、CPU11は、初期設定スイッチの
設定状態を検出する(ステップS1)。初期設定スイッ
チにより、伝送制御モードが自動切替モードに指定され
ているか否かを判別し(ステップS2)、自動切替モー
ドに設定されているときは、自動切替モード設定処理を
行った(ステップS3)後にメインルーチンに進む。ス
テップS2において自動切替モードに設定されていない
と判別したときは、送信モードに指定されているか否か
を判別する(ステップS4)。送信モード指定になって
いるときは送信設定処理を行った(ステップS5)後に
メインルーチンに進み、送信モードに指定されていない
ときは、受信設定処理を行った(ステップS6)後にメ
インルーチンに進む。なお、ステップS1では、初期設
定スイッチにより設定されたすべての動作仕様の設定状
態を検出しているが、本実施例においては、モード設定
およびチャンネル設定についてのみ代表して説明する。
【0032】次に、自動切替モードの設定ルーチンにつ
いて、図4を参照して説明する。このルーチンは、初期
設定スイッチにより、自動切替モードに設定されていた
ときに送受信部18を自動切替モードに設定する処理で
ある。
【0033】最初に、初期設定スイッチにより指定され
たチャンネルナンバーを読み出し(ステップS11)、
このチャンネルナンバーに対応する受信チャンネル制御
データ(受信モード時における受信部の第1局部発振周
波数データ)を制御データ記憶部12から読み出す(ス
テップS12)。次いで、読み出した受信チャンネル制
御データに基づく受信チャンネル制御信号を、制御信号
出力部16を介して送受信部18に出力する(ステップ
S13)。このとき、受信データ入力部19は受信デー
タの入力が可能な状態になっており、受信データ入力部
19からの受信データ入力部受信割込み処理、つまり、
受信モードのときに、他のキーボード2から送受信部1
8および受信データ入力部19を介してMIDIデータ
が入力されたときに、そのMIDIデータを自動的にキ
ーボード2に出力するための処理が許可される(ステッ
プS14)。
【0034】また、このときには、MIDIデータ受信
部14もMIDIデータが受信可能な状態になってお
り、MIDIデータ受信部14からのMIDIデータ受
信部受信割込み処理、つまり、送信モードのときに、キ
ーボード2からMIDIデータ受信部14を介してMI
DIデータが入力されたときに、そのMIDIデータを
自動的に他のキーボード2に送信するための処理も許可
される(ステップS15)。
【0035】次いで、送受信フラグをリセットして(ス
テップS16)送受信部18を受信モードにすると共
に、自動切替モードフラグのセット(ステップS1
7)、および、切替可能フラグのセット(ステップS1
8)を行う。以上により、この自動切替モード設定ルー
チンを終了して、メインルーチンに戻る。
【0036】次に、送信設定処理および受信設定処理に
ついて、それぞれ図5(a),(b)を参照して説明す
る。
【0037】最初に、送信設定処理は、前述したステッ
プS5で行われるものであって、初期設定スイッチによ
り送信モードに設定されていたときに送受信装置3を送
信モードに設定する処理である。具体的には、自動切替
モードの設定を解除することによりマニュアルモードに
設定変更すると共に、CPU11の内部処理により送受
信装置3を送信モードに設定し、例えば、キーボード2
からのMIDIデータに基づく発音を他のキーボード2
に行わせるような場合に、送受信装置3を所定の状態に
設定する処理である。
【0038】この送信設定処理では、まず、初期設定ス
イッチにより設定されたチャンネルナンバーを読み出す
(ステップS21)と共に、対応する送信チャンネル制
御データを制御データ記憶部12から読み出し(ステッ
プS22)、これに基づく送信チャンネル制御信号を送
受信部18に出力する(ステップS23)。その後、送
受信フラグをセットする(ステップS24)と共に、送
受信制御信号(プレス信号)を出力して(ステップS2
5)、受信データ入力部19の受信を停止する(ステッ
プS26)。この状態では、MIDIデータ受信部14
の受信のみが可能になっており、MIDIデータ受信部
受信割込みを許可する(ステップS27)。次いで、自
動切替モードフラグをリセットする(ステップS28)
と共に、切替可能フラグをリセットする(ステップS2
9)。以上により、この送信切替処理を終了する。
【0039】次に、受信設定処理について、図5(b)
を参照して説明する。この処理は、初期設定スイッチに
より送信モードに設定されていたときに送受信部18を
送信モードに設定する処理である。具体的には、自動切
替モードの設定を解除することによりマニュアルモード
に設定変更すると共に、CPU11の内部処理により送
受信部18を受信モードに設定する。この処理は、例え
ば、キーボード2を音源装置として専用的に使用するよ
うな場合、つまり、他のキーボード2からのMIDIデ
ータに基づいてキーボード2を演奏させるように送受信
装置3を設定する場合に行われる。また、この処理は、
前述した送信設定処理とほぼ同じであり、異なるのは、
送受信部18を受信状態に設定するのではなく、送信状
態に設定するところにある。つまり、制御信号出力部1
6を介して受信制御信号を出力するところが異なる。
【0040】この受信設定処理では、まず、初期設定ス
イッチにより指定されたチャンネルナンバーを読み出し
(ステップS31)、チャンネルナンバーに対応する受
信チャンネル制御データを、制御データ記憶部12から
読み出す(ステップS32)。次に、読み出した受信チ
ャンネル制御データに基づく受信チャンネル制御信号
を、制御信号出力部16を介して、送受信部18に出力
する(ステップS33)。次いで、MIDIデータ受信
部14の受信を停止する(ステップS34)。この状態
では、受信データ入力部の受信のみが可能になってお
り、受信データ入力部受信割込みを許可する(ステップ
S35)。次いで、自動切替モードフラグをリセットし
て(ステップS36)マニュアルモードにすると共に、
切替可能フラグもリセットした(ステップS37)後、
メインルーチンに戻る。
【0041】次に、図6に示すメインルーチンについて
説明する。メインルーチンは、常時、繰り返し行われる
ルーチンである。このルーチンでは、最初に、送受信フ
ラグがセットされているか否かを判別する(ステップS
41)。送受信フラグがセットされている場合、つま
り、送信モードスイッチがオンされた場合や、自動切替
モード時において送信モードになっている場合には、キ
ーボード2から送られてきたMIDIデータを他のキー
ボード2に送信する送信データ出力処理を行い(ステッ
プS42)、セットされていない場合、つまり、マニュ
アルモード時において、送信スイッチが押されていない
場合や、自動切替モード時において送信モードになって
いない場合には、他のキーボード2から送信されてきた
MIDIデータをキーボード2に出力するMIDIデー
タ出力処理を行う(ステップS43)。
【0042】両処理のいずれかを行った後に、自動切替
モードフラグがセットされているか否かを判別する(ス
テップS44)。自動切替モードフラグがセットされて
いる場合、すなわち、送受信装置3が自動切替モードに
なっている場合には、アサイナ書込み、つまり、処理キ
ーボード2側で、すべてのMIDIチャンネルについ
て、ノートオンしたキーのデータをアサイナ21に書き
込む処理(ステップS45)、および、アサイナ21内
のデータがすべて「0」か否かを判別するアサイナチェ
ック処理を行った(ステップS46)後、ステップS1
1に戻って、再びメインルーチンを繰り返す。上記ステ
ップS44において、自動切替モードフラグがセットさ
れていない場合、つまり、マニュアルモードになってい
る場合には、ステップS41に戻って、再びメインルー
チンを繰り返す。
【0043】なお、CPU11は、スイッチ部13の伝
送制御モード選択スイッチやチャンネルスイッチ等の各
動作仕様項目に対応するスイッチ信号の入力の有無を監
視し、スイッチ信号の入力に基づいて、既に初期設定さ
れたチャンネル等の動作仕様を変更する。
【0044】以上のように、本実施例によれば、ユーザ
ーが初期設定スイッチにより送受信部18の各動作仕様
を予め設定することにより、電源投入時において、CP
U11が、初期設定スイッチの設定に基づいて送受信部
18の各動作仕様を初期設定する。このため、キーボー
ド2の使用状況に応じてユーザーが希望する任意の動作
仕様に送受信部18を初期設定することができるので、
電源投入後、直ちにMIDIデータの伝送を開始するこ
とができる。
【0045】また、本実施例においては、設定スイッチ
として、ディップスイッチを用いた例について説明した
が、本発明は、これに限定されず、他のすべての小型の
ロック式スイッチに適用することができる。
【0046】また、本発明は、キーボードやMIDIギ
ターなどの演奏装置、音源装置およびシーケンサなどの
すべてのMIDI楽器相互間での送受信に適用可能であ
る。さらに、無線装置には、赤外線などを使用した装置
も含まれる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明のMIDIデータ伝
送用無線装置によれば、電源投入時に、制御部が、無線
手段の動作仕様を、ユーザーが予め設定した設定スイッ
チの設定状態に基づいて初期設定するので、無線手段を
ユーザーが希望する動作仕様に初期設定することができ
る。このため、ユーザーは無線手段の動作仕様を何等変
更することなく、直ちにMIDIデータの伝送を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る送受信装置の構成図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る送受信装置のブロック図
である。
【図3】本発明の実施例に係る送受信装置の電源投入後
の初期設定のフローチャートである。
【図4】自動切替モード設定処理のフローチャートであ
る。
【図5】送信設定処理および受信設定処理のフローチャ
ートである。
【図6】メインルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】 2 キーボード 3 送受信装置 11 CPU 13 スイッチ部 18 送受信部
フロントページの続き (72)発明者 松井 はるひこ 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MIDI楽器に接続され、演奏情報を伝
    達するためのMIDIデータに基づいて変調された無線
    信号を送信および/または受信する無線手段と、当該無
    線手段の動作仕様を設定するためのアンロック式スイッ
    チと、当該アンロック式スイッチのスイッチ信号に基づ
    いて前記無線手段を制御する制御部とを有するMIDI
    データ伝送用無線装置であって、 前記無線手段の初期動作仕様を設定するロック式の設定
    スイッチをさらに備え、 前記制御部は、電源投入時に、前記設定スイッチにより
    設定された前記初期動作仕様に基づいて、前記無線手段
    を制御するように構成されていることを特徴とするMI
    DIデータ伝送用無線装置。
JP6138278A 1994-05-26 1994-05-26 Midiデータ伝送用無線装置 Pending JPH07319461A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6138278A JPH07319461A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 Midiデータ伝送用無線装置
US08/452,173 US5670732A (en) 1994-05-26 1995-05-26 Midi data transmitter, receiver, transmitter/receiver, and midi data processor, including control blocks for various operating conditions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6138278A JPH07319461A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 Midiデータ伝送用無線装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07319461A true JPH07319461A (ja) 1995-12-08

Family

ID=15218183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6138278A Pending JPH07319461A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 Midiデータ伝送用無線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07319461A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006043776A1 (en) Portable moving-picture multimedia player and microphone-type apparatus for accompanying music video
US5637822A (en) MIDI signal transmitter/receiver operating in transmitter and receiver modes for radio signals between MIDI instrument devices
JP4108809B2 (ja) 鳴動メロディ用の音楽生成データを供給するカラオケ演奏装置
US5414209A (en) Electronic musical instrument
US4413543A (en) Synchro start device for electronic musical instruments
US8373055B2 (en) Apparatus, method and computer program for switching musical tone output
JPH07319461A (ja) Midiデータ伝送用無線装置
JP3383108B2 (ja) 電子楽器
JP2000347662A (ja) 楽音発生装置および楽音発生装置用拡張ボード
US5430242A (en) Electronic musical instrument
JPH07319462A (ja) Midiデータ伝送用無線装置
JPH07261752A (ja) Midi信号の送信装置および受信装置
JP3037866B2 (ja) Midi信号の送受信装置
JPH075878A (ja) 自動伴奏装置
JPH07261754A (ja) Midi信号の送受信装置
JPS6220878Y2 (ja)
Lehrman et al. What is MIDI?
JPH0934455A (ja) 電子楽器
JPH07261755A (ja) Midi信号の送受信装置
JP3390590B2 (ja) Midiデータの送信装置
JPH08194476A (ja) Midiデータの送信装置および受信装置
JP2885333B2 (ja) 電子楽器
JP3557647B2 (ja) 電子楽器およびネットワーク演奏システム
JP3055430B2 (ja) カラオケ装置
JP2570819B2 (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990622