JPH07319256A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07319256A
JPH07319256A JP6117036A JP11703694A JPH07319256A JP H07319256 A JPH07319256 A JP H07319256A JP 6117036 A JP6117036 A JP 6117036A JP 11703694 A JP11703694 A JP 11703694A JP H07319256 A JPH07319256 A JP H07319256A
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roll
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image forming
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JP6117036A
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English (en)
Inventor
Mamoru Kido
衛 城戸
Naotoshi Fujita
尚寿 藤田
Susumu Kobayashi
進 木林
Tsutomu Matsuzaki
勉 松崎
Kunimasa Aoshima
邦昌 青島
Junichi Murakami
村上  順一
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真複写機の画像形成装置に使用される
中間転写ベルトを駆動・張架するロール周長と、像担持
体上の潜像書込み位置と1次転写位置との間の距離を整
数倍にするための技術を提供し、これによって特にカラ
ー画像形成装置において各色間の色ずれ量を可及的に小
さくし、低コストで高画質のフルカラープリントを得る
ことができる画像形成装置を提供する。 【構成】 潜像形成手段により画像データに対応する潜
像を像担持体上に形成し、この像担持体上に形成された
潜像を現像手段により現像し、現像手段により現像され
た現像像を1次転写手段によりベルト状の中間転写媒体
上に転写し、この中間転写媒体上に転写された現像像を
2次転写手段により最終転写媒体上に転写する画像形成
装置において、前記像担持体への潜像形成手段による書
き込み位置から前記像担持体移動方向の前記1次転写手
段による1次転写位置までの長さを前記中間転写媒体を
駆動する駆動ロールの周長の整数倍に調整する調整手段
を備えている画像形成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルト状の中間転写
媒体を用いて像担持体上に形成された現像像を2段階で
最終転写媒体上に転写する画像形成装置に係り、特にカ
ラー画像形成装置に適用した場合に低コストで高画質の
フルカラープリントを得ることができる画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置としては、周知の電
子写真プロセスにより感光体上に作成した各色(ブラッ
ク、イエロー、マジェンダ、シアン)の顕像を、この感
光体上で重ね合わせるか、若しくは転写媒体(用紙)上
で重ね合わせるため、用紙搬送媒体、例えばドラム型媒
体か搬送ベルト媒体を用いた重ね合わせ機構が一般的で
ある。
【0003】これらの構成と異なり、図1で示すような
中間転写媒体を用いた機構においては、特にベルトを用
いた構成の場合に、そのベルト進行方向(副走査方向)
の各色間のミスカラーレジストレーション(色ずれ)が
画質に大きな影響を与える。特に、図1における1次転
写ロール6が高電圧を付与したバイアスロールである場
合、中間転写ベルト1の持つ速度変動が感光体11の速
度に伝播することにより、後述する理由で色ずれが顕著
に発生する場合がある。この図1に示す機構で特に問題
となるのは、駆動ロール2の偏心による速度変動であ
り、感光体上の光ビーム書き込み位置と1次転写位置と
の間の距離と該駆動ロール2の周長とが整数倍の関係に
なっていない場合に、感光体11に伝播された該駆動ロ
ール2による偏心周波数周期が位相的に半周期ずれる
と、各色間のずれは、理論的には2倍の振幅を有するこ
ととなる。
【0004】この現象は感光体がベルトの場合にも当て
はまり、例えば実開平1−85739号公報において
は、ベルト感光体による複数の電子写真プロセスユニッ
トが1列に配置されているタンデム型の構成において、
感光体及び転写ベルトの駆動ロール径をユニットにおけ
る露光位置と転写位置との距離及び各ユニット間距離
(各転写位置間距離)に対して整数倍にすることが記載
されている。
【0005】しかしながら、各駆動ロールは当然のこと
ながら部品公差を持ち、径すなわち周は変動する。ま
た、各ロールの材質・形状を同一にし、直径方向の線膨
張係数を等しくするとあるが、画像形成装置内部の温度
分布は均一ではなく、これも変動する。また、感光体上
の露光位置も変動する。従って、ただ単純に各距離関係
を整数倍にしても実際の部品公差、製造・組立て公差を
考慮すると意味をなさない。特に、中間転写ベルトを用
いた画像形成装置において1次転写手段がバイアスロー
ルである場合、駆動ロール等の偏心による変動成分が感
光体に伝播するので色ずれの問題が重要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】中間転写ベルトを用い
た画像形成装置において、ベルトを駆動するロールやベ
ルトを張架する他のロールの偏心が速度変動として像担
持体に伝播する場合、像担持体上の潜像書込み位置と1
次転写位置との間の距離に依存する周期(位相)と該偏
心周波数速度位相とが整数倍の関係になっていないと、
特に半周期ずれるような状態の時、色ずれ量は最も大き
くなり画質の劣化をもたらす。従って、このような位相
のずれをなくし、各色間のずれを小さくすることが必要
である。
【0007】具体的には、駆動ロールの交換や環境・経
時変化に伴うベルトを張架している他のロール等を交換
したり、もともとの製造工程上のバラツキ、例えば潜像
書き込み位置の変動、1次転写位置の変動等の上述した
位相の同期化を妨げるバラツキを補正するために、1次
転写位置を任意の位置に可変としたり、駆動ロール径を
任意の径に可変としたり、他のロール径との関係を整数
倍の関係にすることが必要になる。
【0008】従って、本発明の目的は、電子写真複写機
の画像形成装置に使用される中間転写ベルトを駆動・張
架するロール周長と、像担持体上の潜像書込み位置と1
次転写位置との間の距離を整数倍にするための技術を提
供することにある。また、本発明の目的は、このように
中間転写ベルトを駆動・張架するロール周長と像担持体
上の潜像書込み位置−1次転写位置間距離との関係を整
数倍にすることにより、特にカラー画像形成装置におい
て各色間の色ずれ量を可及的に小さくすることができ、
これによって低コストで高画質のフルカラープリントを
得ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、潜
像形成手段により画像データに対応する潜像を像担持体
上に形成し、この像担持体上に形成された潜像を現像手
段により現像し、現像手段により現像された現像像を1
次転写手段によりベルト状の中間転写媒体上に転写し、
この中間転写媒体上に転写された現像像を2次転写手段
により最終転写媒体上に転写する画像形成装置におい
て、前記像担持体への潜像形成手段による書き込み位置
から前記像担持体移動方向の前記1次転写手段による1
次転写位置までの長さを前記中間転写媒体を駆動する駆
動ロールの周長の整数倍に調整する調整手段を備えてい
る画像形成装置である。
【0010】本発明において、上記調整手段としては、
例えば、1次転写手段を像担持体移動方向に移動させる
1次転写手段の位置調整手段や、中間転写媒体を張架し
ているロールのロール径を増減させるロール径調整手
段、更には、潜像手段を像担持体移動方向に移動させる
潜像手段の位置調整手段等、種々の方法があるが、好ま
しくは1次転写手段を像担持体移動方向に移動させる1
次転写手段の位置調整手段や、中間転写媒体を張架して
いるロールのロール径を増減させるロール径調整手段で
ある。
【0011】上記1次転写手段の位置調整手段として
は、例えば、上記1次転写手段が転写のために高電圧が
付与される1次転写ロールである場合、この1次転写ロ
ールの両端部分の回転支持部材、すなわちロール軸やこ
のロール軸の両端を回転可能に支持する支持フレームの
何れか一方又は両方を像担持体表面に沿って位置調整可
能なように構成するものであり、具体的には、1次転写
ロールのロール軸を像担持体表面に沿って回動可能なよ
うに支持フレームに形成した長溝内に嵌め込み、この長
溝内で上記ロール軸をスプリングと偏心カムとの組合せ
等からなる位置決め手段により位置調整したり、あるい
は、1次転写ロールのロール軸両端を回転可能に支持す
る支持フレームを装置本体側に揺動可能及び/又は摺動
可能に取り付け、この支持フレームを装置本体に対して
揺動及び/又は摺動させることにより、1次転写ロール
を像担持体表面に沿ってその移動方向に位置調整可能に
構成するものである。
【0012】また、上記ロール径調整手段は、例えば、
画像データに基づいて光ビームを用いる書込み手段で像
担持体に潜像を書込み、これを現像手段で可視化し、得
られた現像像を1次転写手段で中間転写媒体上に転写
し、更にこの1次転写像を2次転写手段で最終転写媒体
上に転写するような画像形成装置に特に有効であり、そ
の一例としては、中間転写媒体を張架しているロール、
例えば駆動ロールをその周方向所定の角度で複数に分割
し、これら分割された各分割ロールを駆動ロールの中心
軸に対してその半径方向の位置を調節して固定できるよ
うにし、これら各分割ロールの中心軸に対する半径方向
の位置を調節することによりロール径を増減させるもの
である。すなわち具体的には、各分割ロールを駆動ロー
ルの中心軸にスプリングを介して取り付け、この中心軸
にはその端部に円錐状コロをネジ結合で取り付け、この
円錐状コロを中心軸に沿ってその軸方向に移動させ、こ
れによって各分割ロールをスプリングの引張力によりあ
るいはこのスプリングの引張力に抗して半径方向に移動
させることにより、ロール径を増減させる。
【0013】
【作用】本発明では、中間転写ベルトを駆動するロール
やベルトを張架する他のロールの偏心速度変動の像担持
体への影響を容易になくすことが可能となり、結果とし
て低コストで高画質のフルカラープリントを提供でき
る。この目的で、1次転写位置を任意の位置に可変とす
るため、1次転写ロールの両端部分の回転支持部材、す
なわちロール軸やこのロール軸の両端を回転可能に支持
する支持フレームの何れか一方又は両方を像担持体表面
に沿って位置調整可能なように構成し、あるいは、中間
転写媒体を張架しているロールをその周方向所定の角度
で複数に分割し、これら分割された各分割ロールをロー
ル中心軸に対してその半径方向の位置調節可能に固定
し、これによってロール径を増減できるように構成する
ものである。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて、本
発明を具体的に説明する。 実施例1 先ず、図1に本発明を用いた全体の構成図を示す。光ビ
ームによる走査光学系20から光ビーム21が感光体
(像担持体)11の表面上に照射され、そこで色分解に
応じた情報に対する各色の潜像が形成され、現像器15
〜18によりブラック、イエロー、マジェンダ、シアン
がそれぞれ各色毎に現像され、高電圧が付与された1次
転写ロール6により中間転写ベルト1上に各色毎に転写
されて重ね合わされる。
【0015】重ね合わせが完了すると、2次転写バイア
スロール7がベルトと接触し(それまでは離れてい
る)、フィードロール9で給紙された用紙10がベルト
1上の画像先端とタイミングを合わせるように送り出さ
れ、搬送ベルトユニット8で更に搬送され、周知の定着
プロセスを経て排出される。該1次転写ロール6は、2
〜35gf/cmの線圧と25〜80μAの定電流によ
る電圧が付与されており、感光体11上に形成された現
像像を中間転写ベルト1上に転写する働きをする。この
時、1次転写領域には荷重と付与電圧による静電吸着力
とが作用しており、これらの影響でベルト1の速度変動
成分が感光体11に影響し、該感光体11の角速度変動
として現れる。
【0016】図2にこの伝播状態が示されている。図中
上の曲線が中間転写ベルト速度変動の影響を受けていな
い場合で、下の曲線がその影響を受けている場合を示し
ている。実際の伝播周波数としては、中間転写ベルトを
駆動する駆動ロール2の幾何的偏心による偏心周波数の
影響が最も大きい。幾何的偏心の要因としては、例えば
駆動ロール径の偏心や駆動ロール軸端部に付設された伝
達手段(例えば、ギヤー、タイミングプーリー等)の偏
心によるものが考えられる。今、偏心周波数の影響をわ
かり易くするため、駆動ロール軸部における角速度と中
間転写ベルト厚とをそれぞれω0 、T0 として一定であ
ると仮定すると、ベルト表面速度V(t)は以下のよう
に表される。 V(t)=R(t)×ω0 ={r(t)+T0 )}×ω0 =r(t)×ω0 +T0 ×ω0 =r(t)×ω0 +Vc …(1) r(t):駆動ロール半径の時間変化 T0 :中間転写ベルト厚の時間変化 V0 :ベルト表面速度定数項
【0017】上式(1)において、r(t)の最も大き
い要素が幾何的偏心であり、1回転に1回の周期を持つ
変動成分となる。そこで、この幾何的偏心量をεとする
と、 r(t)=r0 ×ε×sin(ωt) ………(2) ε:駆動ロール偏心量 r0 :駆動ロール理想半径 ω:偏心周波数
【0018】ここで、ωは次のように表される。 ω=2×π×f=2×π×(π×d/P.S.)-1 ………(3) d:駆動ロール理想径 P.S.:ベルト標準速度V0 =r0 ×ω0 ………(4)
【0019】ここで、式(1)で表される速度変動周期
は、基本的に駆動ロール半径の時間変化で表される偏心
周波数ωが最も大きくなり、実際には中間転写ベルト厚
T(t)は変化するものの、その影響は極めて小さくな
る。何故なら、T(t)の時間変化はその周期が非常に
長く、本発明において考慮しなければならない周波数帯
域とはずれるので、ここでは考えなくてもよく、定数項
0 として取り扱っても問題はない。従って、(π×d
/P.S.)で表される周期と感光体上の潜像書込み位
置と1次転写位置間の距離に依存する周期との関係が問
題となる。
【0020】次に、図3と図4に上述した2つの位相関
係を示す。今、潜像書込み位置(露光ポイント)と1次
転写位置(転写ポイント)間のなす角度をΘ1 、駆動
ロール径φd1 、1次転写ロール位置調整後のなす角度
をΘ2 、調整角度量をΘ3 、1次転写ロール径をφ
2 、感光体径をφDとする。駆動ロールによる偏心周
期は、図3に実線で示した周期で表され、露光ポイン
トが丁度最大速度ポイントにあるとする。この時、1次
転写位置の転写ポイントがア点、つまり最大速度ポイ
ントにあるとすると、露光ポイントで間延びされた潜像
は転写ポイントで中間転写ベルト上へ間延びされたと
同じ割合で転写像を縮小するので、結局オリジナル原稿
と同じ大きさの像が得られる。
【0021】ところが、該駆動ロール径が製造工程上、
又は環境・経時変化に伴い、図3で示す破線周期で表
される偏心周波数となった場合には、露光ポイントでは
最大速度となり転写ポイントでは最小速度となる状態
で、その結果生じる画素位置のずれはオリジナル原稿の
2倍の大きさになる。これを同位相化するために図4に
示す1次転写位置を転写ポイントから転写ポイント
まで角度Θ3 だけずらし、露光ポイントからの1次転写
角度をΘ2 にする。これは図3で示す露光ポイントから
転写ポイントまでの距離に依存する周期をT1 からT2
に変化させることを意味し、従って転写ポイントは破
線周期の丁度最大速度部ウへ持ってきたことになる。
また、そのような関係になるように角度調整量Θ3 を決
定するわけである。
【0022】このようにして、1次転写位置を同位相に
なるように設定してやれば、駆動ロール径そのものの寸
法公差を厳しくする必要も無いし、また、環境・経時変
化に対してもすぐ対応できる。図3では、説明のため
に、露光ポイントと転写ポイントの位相が偏心周波数周
期の最大速度ポイントにある場合を例にしたが、言うま
でも無く、これらのポイントはどこでもよく、結果とし
て2つのポイントが該偏心周波数周期に対して同位相で
あれば問題ない。
【0023】図5に実施例1に係るその具体的な手段の
1例が示されている。すなわち、1次転写ロール6は、
そのロール軸30の両端部がこの1次転写ロール6全体
を支持する支持フレーム27に形成された長溝33内に
摺動可能かつ回転可能に嵌め込まれており、また、その
ロール軸30の両端部にはそれぞれ回転コロ32が設け
られていると共に引張スプリング34により所定の方向
に荷重が付与されている。一方、上記支持フレーム27
には、上記回転コロ32に相対して接触する偏心カム3
1を支持する調整軸29が回動可能に設けられており、
その端部には調整ハンドル36が設けられていて、この
調整ハンドル36を回転方向37の方向に回転させるこ
とができるようになっている。そして、この調整ハンド
ル36は、その任意の位置で締結・固定させる構成(図
示せず)となっており、この調整ハンドル36を回転さ
せることにより偏心カム31を回転させ、それと接触し
ている回転コロ32を回転させ、これによって1次転写
ロール6のロール軸30を長溝33内に沿って移動させ
ることができる。
【0024】この1次転写ロール6のロール軸30が長
溝33に沿って移動する動きは、言い換えると1次転写
ロール6の位置が感光体11の曲率に沿って移動する動
きになっており、前述の位相同期化のための角度調整を
この調整ハンドル36のハンドル調整で行うことができ
る。
【0025】また、この実施例1においては、上記支持
フレーム27全体を感光体11に対して離接させるため
の偏心カム軸28と複数の偏心カム31及び該支持フレ
ーム27に荷重を与えるスプリング35が設けられてお
り、この支持フレーム27を例えば軸29を支点として
揺動できるように構成されている。これは、中間転写ベ
ルトユニットを装置から引き出したり、装置内に押し込
んだりする場合に、軸28端部に設けられた図示しない
ハンドルにて回転方向38の方向に回転させることによ
り揺動が可能となる。ここでは、1次転写手段がロール
の場合について説明したが、勿論、帯電コロトロンであ
っても容易に同様の構成とすることができる。
【0026】実施例2 次に、図6に別の実施例2を示す。今までは露光ポイン
トと1次転写位置との間の距離に依存する位相と駆動ロ
ール径位相とを1次転写位置を可変とすることで対応し
た。これに対し、図6では逆に駆動ロール径の方を可変
として同期化することにその特徴がある。
【0027】この実施例2の駆動ロール39は、その円
周方向に所定の角度で複数に分割されており(図では3
分割されている場合を示す)、各分割ロール39aは中
心軸42との間に設けられたスプリング41により引っ
張られて固定されている。該中心軸42の両端部はそれ
ぞれネジ44が切られていると共に、これら中心軸42
の両端部にはそのネジ44と螺合する円錐状コロ43が
軸方向移動可能に設けられており、各分割ロール39a
の両端部内面側に形成された傾斜面が円錐状コロ43の
傾斜面と摺動可能に接触している。そして、駆動ロール
39全体は、その中心軸42端部に嵌め込まれた支持部
材47にて中間転写ベルトユニットの本体フレーム48
に支持されている。
【0028】このような構成において、駆動ロール39
の半径をr1 とした場合、図3で示す破線周期上のイ
点に転写ポイントがあるとする。これをア点になるよう
駆動ロール39による偏心周期を周期にするべく該駆
動ロール39のロール径を変化させる。先ず、緩み防止
ナット46を緩め、円錐状コロ43をネジ44の進み方
向(例としての方向)に回転させると、この円錐状コロ
43が図7左側に移動する。すると円錐状コロ43と接
触している駆動ロール39は傾斜面に沿ってせり上が
り、半径方向45の方向に広がり、今まで半径r1 の径
であったのが更に△rだけ広がって最終的に半径(r1
+△r)となる。これによって該中間転写ベルトの速度
変動成分として発生する該駆動ロール39の偏心周波数
周期を変えることができる。勿論、半径を大きくするば
かりでなく、場合によってはこの半径を小さくして同期
化させることは言うまでもない。
【0029】更に、該駆動ロール39の標準径と他のロ
ール径もやはり整数倍化しておく。この場合、感光体1
1に伝播する偏心周波数は駆動ロール39の幾何的偏心
が最も大きいが、他のロール群の幾何的偏心も程度の差
はあるが影響する。そこで駆動ロール39のロール径と
他のロール群の径とを整数倍化しておけば、基本的に発
生する偏心周波数は1種類となり、かつ再現性という点
でもその効果は大きい。従って、他のロール群の径は必
ずしも可変でなくてもよいが、必ず駆動ロール39のロ
ール径と整数倍化しておくのがよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、像担持体上の潜像書込
み位置と1次転写位置との間の距離に依存する周期と、
中間転写ベルトを駆動するロール径に依存する偏心周波
数周期とを容易に同期化することができ、特にカラー画
像形成装置において各色間の色ずれ量を可及的に小さく
することができ、これによって低コストで高画質のフル
カラープリントを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明が適用された画像形成装置の
全体構成を示す説明図である。
【図2】 図2は、中間転写ベルト駆動ロールの偏心速
度変動の影響を像担持体が受ける様子を示したグラフ図
である。
【図3】 図3は、潜像書込み位置と1次転写位置の駆
動ロール偏心周期に対する関係を表すグラフ図である。
【図4】 図4は、図3の位置関係を示す説明図であ
る。
【図5】 図5は、本発明の実施例1に係る具体的構成
を示す斜視説明図である。
【図6】 図6は、本発明の実施例2に係る具体的構成
を示す斜視説明図である。
【図7】 図7は、図6の断面説明図である。
【符号の説明】
1…中間転写ベルト、2,39…駆動ロール、39a…
分割ロール、3…エッジガイドロール、4…テンション
ロール、5…2次転写バックアップロール、6…1次転
写ロール、7…2次転写ロール、8…用紙搬送ユニッ
ト、9…フィードロール、10…用紙、11…感光体
(像担持体)、12…感光体回転方向、13…感光体上
現象トナー、14…ベルト上転写トナー、15…ブラッ
ク現像器、16…イエロー現像器、17…マジェンタ現
像器、18…シアン現像器、19…帯電器、20…光ビ
ーム走査光学系、21…光ビーム、22…半導体レーザ
ー、23…ポリゴンミラー(回転多面鏡)、24…最終
ミラー、25…ベルト基準位置検出用マーカー、26…
基準位置検出センサー、27…1次転写ユニットの支持
フレーム、28…1次転写ユニットの揺動カム軸、29
…1次転写ロールの揺動カム軸、30…ロール軸、31
…偏心カム、32…回転コロ、33…長溝、34,3
5,41…スプリング、36…調整ハンドル、37,3
8…回転方向、40…スプリング固定溝、42…中心
軸、43…円錐状コロ、44…ネジ、45…半径方向、
46…緩み防止ナット、47…支持部材、48…中間転
写ベルトユニットの本体フレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 勉 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 青島 邦昌 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 村上 順一 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像形成手段により画像データに対応す
    る潜像を像担持体上に形成し、この像担持体上に形成さ
    れた潜像を現像手段により現像し、現像手段により現像
    された現像像を1次転写手段によりベルト状の中間転写
    媒体上に転写し、この中間転写媒体上に転写された現像
    像を2次転写手段により最終転写媒体上に転写する画像
    形成装置において、前記像担持体への潜像形成手段によ
    る書き込み位置から前記像担持体移動方向の前記1次転
    写手段による1次転写位置までの長さを前記中間転写媒
    体を駆動する駆動ロールの周長の整数倍に調整する調整
    手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、前記1次転写手段を前
    記像担持体移動方向に移動させる1次転写手段の位置調
    整手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記中間転写媒体を張
    架しているロールのロール径を増減させるロール径調整
    手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
JP6117036A 1994-05-30 1994-05-30 画像形成装置 Pending JPH07319256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6117036A JPH07319256A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 画像形成装置

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WO2019107351A1 (ja) * 2017-11-28 2019-06-06 キヤノン株式会社 画像形成装置

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