JPH07318832A - 走査光学系およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

走査光学系およびそれを用いた画像形成装置

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JPH07318832A
JPH07318832A JP6108723A JP10872394A JPH07318832A JP H07318832 A JPH07318832 A JP H07318832A JP 6108723 A JP6108723 A JP 6108723A JP 10872394 A JP10872394 A JP 10872394A JP H07318832 A JPH07318832 A JP H07318832A
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toric
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一 武 朴
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川 智 延 吉
Yoshiharu Yamamoto
本 義 春 山
Hironori Nakajima
島 宏 憲 中
Akinori Yusa
佐 昭 紀 遊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切なレンズ形状と非球面形状を活用するこ
とにより、広画角にもかかわらず主走査方向および副走
査方向の像面湾曲を良好に補正し、有効走査幅全域にわ
たって良好な光学性能を有する小型、低価格で且つ高解
像度な走査光学系を提供する。 【構成】 ポリゴンミラー4と感光ドラム7との間に、
正の屈折力を有し且つ被走査面側に凸のメニスカスレン
ズ5と、正の屈折力を有し、入射面が主走査方向Aにお
いて副走査方向Bの曲率半径が光軸から離れるに従って
大きくなる鞍型トーリック面を有するトーリックレンズ
6からなる集束光学系を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ等に用
いられる走査光学系に関し、特にレーザ光束をポリゴン
ミラーのより偏向させる際の光偏向面の面倒れ補正機能
を有する走査光学系およびそれを用いた画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザプリンタ等で多く用いられ
ている走査光学系としては、レーザ光束を偏向させるポ
リゴンミラーの後に集束光学系を配置するプレオブジェ
クティブ型走査光学系が知られている。このプレオブジ
ェクティブ型走査光学系は、まず半導体レーザからのレ
ーザ光束をコリメータレンズによって略平行光束とし、
次にシリンドリカルレンズ等でビーム整形を施した後、
等角速度運動するポリゴンミラーによりレーザ光束を偏
向させて走査し、このポリゴンミラーによって反射偏向
されたレーザ光束を集束光学系により感光ドラムなどの
被走査面上にスポット状に結像するものである。この
時、集束光学系は、主走査方向の光スポットの走査速度
を一定にするという光学的作用を有している。また、こ
の集束光学系は、ポリゴンミラーにおける偏向点と感光
ドラム上の被走査面とを、光軸方向において幾何光学的
に共役になるように配置することで、面倒れ補正を施し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような面倒れ補正
を行なう一般的な方法として、特開昭61−24342
2号公報等に記載されているように、集束光学系をアナ
モフィックな形状とすることが知られている。しかしこ
の集束光学系は、像面湾曲、特に副走査方向の像面湾曲
の補正が十分ではなく、そのため被走査面上に結像する
光スポットの径が走査位置によりかなり大きく変動する
ので、広画角化および高解像度化の実現が困難である。
【0004】また、2次元平面上に配置される走査光学
系においては、球面収差、像面湾曲量などの光学特性が
左右非対称となるので、結像性能を被走査面上の全域で
バランス良く補正することが困難である。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、小型
化、広画角化を達成しつつ、被走査面上の全域において
高性能な走査光学系およびそれを用いた画像形成装置を
提供することでを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の走査光学系は、
上記目的を達成するために、ポリゴンミラーと被走査面
との間に、正の屈折力を有しかつ被走査面側に凸のメニ
スカスレンズおよび正の屈折力を有するトーリックレン
ズからなる集束光学系を備え、トーリックレンズの入射
面が、主走査方向において副走査方向の曲率半径が光軸
から離れるに従って大きくなる鞍型トーリック面を有し
ていることを特徴としている。
【0007】また、より広画角な走査光学系を達成する
ために、上記構成に加えてトーリックレンズの出射面
が、主走査方向において副走査方向の曲率半径が光軸か
ら離れるに従って小さくなる樽型トーリック面を有して
おり、トーリックレンズの入射面における光軸中心での
副走査方向曲率半径をr3x、出射面における光軸中心で
の副走査方向の曲率半径をr4x、メニスカスレンズとト
ーリックレンズの主走査方向における合成焦点距離をf
y 、トーリックレンズの肉厚をd2 とするとき、
【0008】
【数3】 を満足することを特徴としている。
【0009】さらに、この集束光学系の光軸に対する主
走査方向へのディセンター量をYD、この集束光学系の
最大像高をym 、この集束光学系の主走査方向における
合成焦点距離をfy とするとき、
【0010】
【数4】 を満足することを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明の走査光学系は、上記したように、ポリ
ゴンミラーと被走査面との間に配置される集束光学系の
トーリックレンズの入射面に鞍型トーリック形状を与
え、また出射面にも樽型トーリック形状を与えることに
よって、広画角化に伴う副走査方向の像面湾曲量の増加
を良好に補正し、且つ被走査面上に結像するスポット径
の走査位置による変動を抑えることができる。
【0012】また、この集束光学系を光軸に対して主走
査方向にディセンターさせることによって、走査幅全域
にわたって良好な光学性能を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の走査光学系について、図面を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施例
における走査光学系の構成を示すものである。図1にお
いて、1は半導体レーザ、2はコリメータレンズ、3は
シリンドリカルレンズ、4はポリゴンミラー、5は正の
屈折力を有し被走査面側に凸のメニスカスレンズ、6は
正の屈折力を有するトーリックレンズ、7は被走査面と
なる感光ドラム、8はポリゴムミラー4の回転中心軸で
ある。
【0014】図2(a)は、上記実施例における主走査
方向に見た光路図であり、図2(b)は副走査方向に見
た光路図である。以下、図2を用いてその動作を説明す
る。
【0015】まず、半導体レーザ1から出射されたレー
ザ光束は、コリメータレンズ2によって略平行光とさ
れ、シリンドリカルレンズ3によって副走査方向Bのレ
ーザ光束がポリゴンミラー4近傍に結像するよう集光さ
れる。ポリゴンミラー4は、回転中心軸8を中心として
回転し、入射したレーザ光束を偏向走査し、メニスカス
レンズ5およびトーリックレンズ6から構成された集束
光学系によって感光ドラム7上に結像する。集束光学系
を構成するメニスカスレンズ5およびトーリックレンズ
6は、ポリゴンミラー4における偏向点と感光ドラム7
上の被走査面とを、光軸方向において幾何光学的に共役
になるように配置され、ポリゴンミラー4の面倒れを補
正している。また、トーリックレンズ6の入射面を、主
走査方向Aにおいて副走査方向Bの曲率半径が光軸から
離れるに従って大きくなる鞍型トーリック面とすること
で、副走査方向Bの像面湾曲を良好に補正している。し
かしながら、走査光学系をより広画角なものにする場
合、前記鞍型トーリック面のみでは、副走査方向Bの像
面湾曲を完全に補正することが難しく、副走査方向Bの
曲率が小さくなって製作が困難となり、コストアップに
もつながってしまうので、トーリックレンズ6の出射面
もまた、主走査方向Aにおいて副走査方向Bの曲率半径
が光軸から離れるに従って小さくなる樽型トーリック面
とすることがより好ましい。これにより、被走査面上に
結像するスポット径の走査位置による変動についても抑
えることができる。
【0016】ここで、トーリックレンズ6の入射面にお
ける光軸中心での副走査方向Bの曲率半径をr3x、出射
面における光軸中心での副走査方向Bの曲率半径を
4x、集束光学系を構成するメニスカスレンズ5および
トーリックレンズ6の主走査方向Aにおける合成焦点距
離をfy 、トーリックレンズ6の肉厚をd2 とすると
き、前記した(数3)の条件を満たしている。
【0017】この条件式(数3)について、その技術的
意味を説明する。条件式(数3)は、トーリックレンズ
6の入射面と出射面における副走査方向Bの光軸中心で
の曲率半径r3x、r4xとメニスカスレンズ5およびトー
リックレンズ6の主走査方向Aにおける合成焦点距離f
y およびトーリックレンズ6の肉厚d2 の比に関し、主
に広角域における副走査方向Bの像面湾曲を良好に補正
するためのものである。トーリックレンズ6の入射面と
出射面における副走査方向Bの光軸中心での曲率半径r
3x、r4xが小さくなり、条件式(数3)の上限値を越え
ると、副走査方向Bの像面湾曲が補正過剰となり、所望
の光学性能が得られなくなってしまい、走査光学系の広
角化が困難となる。逆に、トーリックレンズ6の入射面
と出射面における副走査方向Bの光軸中心での曲率半径
3x、r4xが大きくなり、条件式(数3)の下限値を越
えると、副走査方向Bの像面湾曲が補正不足となってし
まう。
【0018】なお、本実施例においては、主走査方向A
における像面湾曲とfθ特性を良好に補正し、有効走査
幅全域にわたり良好な光学性能を得るために、トーリッ
クレンズ6は、主走査方向Aにおいて少なくとも1面に
非球面を有していることが望ましい。
【0019】また、本実施例では、集束光学系を構成す
るメニスカスレンズ5およびトーリックレンズ6の光軸
に対する主走査方向Aへのディセンター量をYD、この
集束光学系による最大像高をym 、この集束光学系の主
走査方向における合成焦点距離をfy とするとき、前記
した(数4)の条件を満たしている。
【0020】この条件式(数4)について、その技術的
意味を説明する。条件式(数4)は、メニスカスレンズ
5およびトーリックレンズ6の光軸に対する主走査方向
Aへのディセンター量YDおよびメニスカスレンズ5お
よびトーリックレンズ6の主走査方向Aにおける合成焦
点距離fy と、メニスカスレンズ5およびトーリックレ
ンズ6による最大像高ym との比に関し、主に2次元平
面上にて構成される集束光学系において、球面収差、歪
曲収差などの結像性能の左右非対称性から生じる光学性
能の低下を防ぎ、有効走査幅全域において良好な光学性
能を得るためのものである。この集束光学系の光軸に対
する主走査方向へのディセンター量YDが小さくなり、
条件式(数4)の上限値を越えると、結像性能の左右非
対称性が補正不足で、光学性能を良好に補正することが
困難である。また、ディセンター量YDが大きくなり、
条件式(数4)の下限値を越えると、主走査方向Aにお
いて、補正不足である像高方向とは逆方向の像高におけ
る光学性能が劣化してしまう。
【0021】次に、条件式(数3)、(数4)を満たす
上記実施例の数値例を以下に示す。ここで、fは全系の
主走査方向Aについての合成焦点距離、FはFナンバ
ー、θは走査角を表している。表中r1 、r2 、r4
偏向点側から順に数えた各レンズ面の近軸曲率半径、r
3y、r4yは偏向点側から順に数えた各レンズ面の主走査
方向Aについての近軸曲率半径、r3x、r4xは偏向点側
から順に数えた各レンズ面の副走査方向Bについての光
軸中心での曲率半径、d1 、d2 、d3 、d4 は偏向点
側から順に数えた各レンズ面に対する面間隔の肉厚また
は空気間隔、n1、n2 は波長780nmにおけるそれ
ぞれのレンズ材料の屈折率である。また、メニスカスレ
ンズ5およびトーリックレンズ6の光軸に対する主走査
方向Aへのディセンター量をYDとし、非球面形状を有
する面(*印で表示)については、下記の(数5)で規
定してある。
【0022】
【数5】 但し、 Z:光軸からの高さがyの非球面形状の非球面頂点の接
平面からの距離 y:光軸からの高さ c:非球面頂点の曲率 k:円錐定数 D、E、F、G:非球面係数
【0023】(数値例1) f=175mm θ=18.0° F: 主走査方向 37.5 副走査方向 37.5 d1 =19.6 r1*=-77.4 d2 =10.0 n1 =1.51 r2*=-43.1 d3 =118.2 r3y=-421.6 d4 =6.0 n2 =1.52 r3x=24.2 r4*=-487.5 なお、*印をつけた面は非球面であり、その非球面係数
を下記に示す。また数値例1における像面湾曲量を図3
に、fθ特性を図4に示す。 r1 2 4 k -4.82805 -0.46423 0.0 D 1.03575 ×10-06 7.38887×10-07 -1.50743×10-07 E 1.23933 ×10-09 4.24684×10-10 6.33546×10-12 F -1.97891 ×10-12 1.39509×10-12 -4.91801×10-16 G -2.51182 ×10-15 -1.85545×10-12 1.57302×10-20
【0024】(数値例2) f=146mm θ=21.6° F: 主走査方向 37.5 副走査方向 37.5 d1 =23.1 r1*=-104.6 d2 =13.0 n1 =1.51 r2*=-45.0 d3 =96.2 r3y=-528.3 d4 =18.0 n2 =1.52 r3x=21.8 r4y* =-495.0 r4x=-240.8 なお、*印をつけた面は非球面であり、その非球面係数
を下記に示す。また数値例2における像面湾曲量を図5
に、fθ特性を図6に示す。 r1 2 4y k -1.51526 -0.20170 0.0 D 2.16455 ×10-07 1.17389×10-07 -1.66129×10-07 E -1.30064 ×10-09 -4.21083×10-10 3.19423×10-12 F -7.11922 ×10-13 -2.71728×10-13 2.94542×10-16 G 6.68585 ×10-16 -5.67109×10-16 -2.83341×10-20
【0025】(数値例3) f=145mm θ=21.7° F: 主走査方向 37.5 YD=0.3mm 副走査方向 37.5 d1 =23.0 r1*=-104.1 d2 =12.9 n1 =1.51 r2*=-44.8 d3 =95.7 r3y=-525.8 d4 =17.9 n2 =1.52 r3x=21.7 r4y* =-492.6 r4x=-239.6 なお、*印をつけた面は非球面であり、その非球面係数
を下記に示す。また数値例3における像面湾曲量を図7
に、fθ特性を図8に示す。 r1 2 4y k -1.51526 -2.01696 0.0 D 4.58412 ×10-07 1.48629 ×10-07 -1.66216×10-07 E -1.40979 ×10-09 -2.29345 ×10-10 3.07831×10-12 F -1.10948 ×10-12 -2.96234 ×10-13 2.45722×10-16 G 8.51806 ×10-16 -7.96030 ×10-16 -2.33873×10-20
【0026】図9は上記実施例における走査光学系を用
いた画像形成装置の構成を示している。図9において、
11は上記実施例における感光ドラム7に相当する感光
ドラム、12は一次帯電器、13は上記実施例における
走査光学系、14は現像器、15は転写帯電器、16は
クリーナ、17は給紙カセット、18は給紙ローラ、1
9は転写シート、20は定着装置、21は排紙ローラ、
22は排紙トレイである。
【0027】次に上記構成の画像形成装置の動作につい
て説明する。感光ドラム11の表面は、一次帯電器12
により所定極性に一様に帯電され、その表面に走査光学
系13により画像情報が投射される。感光ドラム11表
面の帯電電荷は、光スポットが照射された部分で電荷が
飛ばされ、照射されない部分で電荷が残り、画像情報に
対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像
器14からトナーと呼ばれる着色帯電微粒子を供給さ
れ、電荷の残った部分にトナーが付着して現像される。
この現像画像は、給紙カセット17から給紙ローラ18
により送られてきた転写シート19に重ねられ、その上
から転写帯電器15によりトナーとは逆性の電荷を付与
されることにより、転写シート19に転写される。転写
シート19は感光ドラム11から分離された後、定着装
置20により転写画像が定着され、排紙ローラ21によ
り排紙トレイ22上に排出される。感光ドラム11は、
その後、クリーナ16によって残留トナーを除去され、
再び最初の帯電工程に戻る。
【0028】このように、上記実施例の走査光学系を用
いて画像形成装置を構成することにより、上記走査光学
系の特性を活かした小型、広画角、低価格で高解像度の
画像形成装置を実現することができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の走査光学系
は、ポリゴンミラーと被走査面との間に配置される集束
光学系のトーリックレンズの入射面に鞍型トーリック形
状を与え、また出射面にも鞍型トーリック形状を与え、
さらに所定の条件式を用いることにより、主走査方向お
よび副走査方向の像面湾曲を良好に補正することがで
き、小型、広画角で且つ高解像度な走査光学系を実現す
ることができる。
【0030】また、本発明の走査光学系を用いることに
より、小型、広画角、低価格で且つ高解像度な画像形成
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における走査光学系の構成を
示す概略斜視図
【図2】(a)本発明の一実施例における走査光学系を
主走査方向に見た光路図 (b)本発明の一実施例における走査光学系を副走査方
向に見た光路図
【図3】本発明の数値例1における像面湾曲量を表す特
性図
【図4】本発明の数値例1におけるfθ特性を表す特性
【図5】本発明の数値例2における像面湾曲量を表す特
性図
【図6】本発明の数値例2におけるfθ特性を表す特性
【図7】本発明の数値例3における像面湾曲量を表す特
性図
【図8】本発明の数値例3におけるfθ特性を表す特性
【図9】本発明の一実施例の走査光学系を用いた画像形
成装置の概略構成を示す概略断面図
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメータレンズ 3 シリンドリカルレンズ 4 ポリゴンミラー 5 メニスカスレンズ 6 トーリックレンズ 7 感光ドラム 11 感光ドラム 12 一次帯電器 13 走査光学系 14 現像器 15 転写帯電器 16 クリーナ 17 給紙カセット 18 給紙ローラ 19 転写シート 20 定着装置 21 排紙ローラ 22 排紙トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 島 宏 憲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 遊 佐 昭 紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からのレーザ光束をポリゴンミラー
    により偏向させて被走査面上を走査する走査光学系にお
    いて、前記ポリゴンミラーと被走査面との間に、正の屈
    折力を有し且つ被走査面側に凸のメニスカスレンズと正
    の屈折力を有するトーリックレンズとからなる集束光学
    系を備え、前記トーリックレンズの入射面は、主走査方
    向において副走査方向の曲率半径が光軸から離れるに従
    って大きくなる鞍型トーリック面を有していることを特
    徴とする走査光学系。
  2. 【請求項2】 トーリックレンズは、主走査方向におい
    て少なくとも1面に非球面を有していることを特徴とす
    る請求項1記載の走査光学系。
  3. 【請求項3】 トーリックレンズの出射面は、主走査方
    向において副走査方向の曲率半径が光軸から離れるに従
    って小さくなる樽型トーリック面を有していることを特
    徴とする請求項1または2記載の走査光学系。
  4. 【請求項4】 トーリックレンズの入射面における光軸
    中心での副走査方向の曲率半径をr3X、出射面における
    光軸中心での副走査方向の曲率半径をr4X、メニスカス
    レンズとトーリックレンズの主走査方向における合成焦
    点距離をfy 、トーリックレンズの肉厚をd2 とすると
    き、 【数1】 を満足することを特徴とする請求項3記載の走査光学
    系。
  5. 【請求項5】 メニスカスレンズとトーリックレンズと
    からなる集束光学系の光軸に対する主走査方向へのディ
    センター量をYD、前記集束光学系による最大像高をy
    m 、前記集束光学系の主走査方向における合成焦点距離
    をfy とするとき、 【数2】 を満足することを特徴とする請求項3または4記載の走
    査光学系。
  6. 【請求項6】 感光体表面を帯電する手段と、前記感光
    体表面に請求項1から5のいずれかに記載の走査光学系
    を用いて静電潜像を形成する手段と、前記静電潜像を現
    像する手段と、前記現像された画像を転写媒体に転写す
    る手段とを備えた画像形成装置。
JP10872394A 1994-05-23 1994-05-23 走査光学系およびそれを用いた画像形成装置 Expired - Fee Related JP3192552B2 (ja)

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