JPH07318627A - 衛星データ受信装置 - Google Patents

衛星データ受信装置

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JPH07318627A
JPH07318627A JP10953894A JP10953894A JPH07318627A JP H07318627 A JPH07318627 A JP H07318627A JP 10953894 A JP10953894 A JP 10953894A JP 10953894 A JP10953894 A JP 10953894A JP H07318627 A JPH07318627 A JP H07318627A
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JP
Japan
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satellite
satellite data
sub
tracking
cylindrical
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Application number
JP10953894A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Tanaka
宏和 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的な可動部を用いることなく、電子的に
人工衛星の追尾受信が可能な衛星データ受信装置を得
る。 【構成】 人工衛星から衛星データを受信するためのシ
リンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナと、シリ
ンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナのサブアレ
イを切り替えるためのサブアレイ選択スイッチと、サブ
アレイ選択スイッチの制御を行うためのスイッチコント
ローラと、サブアレイの位相制御を行うための位相制御
回路と、位相制御回路の位相量を制御するための移相器
コントローラと、人工衛星を追尾するための追尾装置
と、受信信号の増幅を行うための低雑音受信機と、増幅
後の後の受信信号のA/D変換及び信号処理を行うため
の信号処理器とを具備している。 【効果】 この発明の衛星データ受信装置を用いること
によって、電子的に所定軌道からの衛星データの追尾受
信が行える効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人工衛星からの観測
データ等を追尾受信する衛星データ受信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図17は人工衛星からからの観測データ
等を追尾受信する従来の衛星データ受信装置を示す図で
あり、図において1はカセグレンアンテナ、2は低雑音
受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、5はアジマス
駆動装置、6はエレベーション駆動装置である。また、
図18は追尾装置の構成例を示す図である。
【0003】次に動作について図17及び図18を用い
て説明する。図示していない人工衛星からの観測データ
等の衛星データは、地上に設置された図17に示す受信
アンテナであるカセグレンアンテナ1で受信される。カ
セグレンアンテナ1によって受信された受信信号は、低
雑音受信機2によって増幅された後、信号処理器3によ
ってA/D変換及び信号処理が行われた後、図示してい
ない処理設備によって画像処理等が行われ、地球表面の
映像等が得られる。図示していない人工衛星が例えば中
高度を周回する観測衛星である場合は、1日の周回数
T、回帰日数Rの準回帰軌道をとる場合が多い。前記観
測衛星に対する追尾受信を行うためには、観測衛星の周
回に応じてカセグレンアンテナ1のビーム方向を時々刻
々変化させる必要がある。この追尾受信は追尾装置4か
らの制御信号に基づいて、アジマス駆動装置5及びエレ
ベーション駆動装置6を同時に駆動させることによって
行われる。
【0004】図17に示した追尾装置4は、例えば図1
8のような系で構成されており、自己追尾モード及びプ
ログラム追尾モードが用意されている。また、図18の
系はアジマス駆動装置5及びエレベーション駆動装置6
用に別々に設けられているが、図18はアジマス駆動装
置5との関係を例にとった場合のものである。自己追尾
モードは人工衛星から発射されているビーコン電波を捉
え、カセグレンアンテナ1のビーム方向と人工衛星の方
向の差となるΔ信号を追尾受信機4aによって検出し、
このΔ信号によってアジマス駆動装置5を制御するもの
である。一方、プログラム追尾モードは、人工衛星の軌
道データと時刻データとに基づいてプログラム制御装置
4bで算出されたアジマス回転角度を指令値とし、実際
に指向している角度検出器4cからのアジマス角度とを
比較して、互いの角度差が零となるようにアジマス駆動
装置5を制御するものである。なお、エレベーション駆
動装置6と追尾装置4との関係もアジマス駆動装置5の
場合と同様である。アジマス駆動装置5及びエレベーシ
ョン駆動装置6には、通常、電気モータまたは油圧モー
タの何れかが使用されている。駆動に要するトルクは回
転部の自重を動かすためのトルク、風圧に打ち勝つため
のトルク、回転部の摩擦トルク等の和である。回転部の
自重を動かすためのトルクはカセグレンアンテナ1の反
射鏡直径の立方に、風圧に打ち勝つためのトルクは反射
鏡直径の平方にほぼ比例して大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の衛星データ受信
装置ではカセグレンアンテナ1の大型化に伴って、アジ
マス駆動装置5及びエレベーション駆動装置6の駆動ト
ルクを増大させる必要があることから、これらの駆動装
置もそれに伴って大型になってしまうという問題があっ
た。また、アジマス駆動装置5及びエレベーション駆動
装置6に油圧モータを使用する場合は、トルク伝達媒体
である作動油の粘性を一定に保つために温度制御の必要
があることや、油質の劣化により定期的に油を交換する
など保守に労力を要する問題があった。一方、電気モー
タは保守の面では油圧モータよりも優れているが、駆動
トルクが油圧モータに比べて劣るのが難点である。電気
モータの駆動トルクを大きくしようとすれば装置が大型
化し、消費電力が増大化する問題があった。また、従来
の衛星データ受信装置では機械的に可動部を有している
ため、人的災害を未然に防止するために運用作業や保守
作業における安全面での対策が問題となっていた。
【0006】この発明は上記のような課題を改善するた
めになされたもので、機械的な可動部を用いることなく
人工衛星の追尾受信が可能で、かつ保守や安全の面から
も優れた衛星データ受信装置を提供している。また、複
偏波や多周波で動作する受信アンテナを具備することに
よって、複偏波や多周波での追尾受信できる衛星データ
受信装置を提供している。さらに、同時に複数の人工衛
星の追尾受信が可能な衛星データ受信装置を提供してい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる衛星デ
ータ受信装置は、所定軌道からの衛星データの追尾受信
が行える衛星データ受信装置を得るために、シリンドリ
カル一次元フェーズドアレイアンテナと、サブアレイ選
択スイッチと、スイッチコントローラと、位相制御回路
と、移相器コントローラと、追尾装置と、低雑音受信機
と、信号処理器とを具備したものである。
【0008】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、複合シリ
ンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナと、サブア
レイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位相制
御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低雑音
受信機と、信号処理器とを具備したものである。
【0009】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定軌道からの衛星データの追尾受信が行える衛
星データ受信装置を得るために、逆シリンドリカル一次
元フェーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッ
チと、スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相
器コントローラと、追尾装置と、低雑音受信機と、信号
処理器とを具備したものである。
【0010】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、複合逆シ
リンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナと、サブ
アレイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位相
制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低雑
音受信機と、信号処理器とを具備したものである。
【0011】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、マルチビ
ーム型シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ
と、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチと、ビーム毎の
スイッチコントローラと、ビーム毎の位相制御回路と、
ビーム毎の移相器コントローラと、ビーム毎の追尾装置
と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処理器とを具備し
たものである。
【0012】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、マルチビ
ーム型複合シリンドリカル一次元フェーズドアレイアン
テナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチと、ビーム
毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の位相制御回路
と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビーム毎の追尾
装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処理器とを具
備したものである。
【0013】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、マルチビ
ーム型逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテ
ナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチと、ビーム毎
のスイッチコントローラと、ビーム毎の位相制御回路
と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビーム毎の追尾
装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処理器とを具
備したものである。
【0014】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、マルチビ
ーム型複合逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイア
ンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチと、ビー
ム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の位相制御回
路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビーム毎の追
尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処理器とを
具備したものである。
【0015】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定軌道からの衛星データの複偏波での追尾受信
が行える衛星データ受信装置を得るために、複偏波で動
作するシリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ
と、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラ
と、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置
と、偏分波器と、偏波毎の低雑音受信機と、信号処理器
とを具備したものである。
【0016】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定軌道からの衛星データの多周波での追尾受信
が行える衛星データ受信装置を得るために、多周波で動
作するシリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ
と、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラ
と、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置
と、周波数分離器と、周波数毎の低雑音受信機と、信号
処理器とを具備したものである。
【0017】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、所定軌道からの衛星データの多周波かつ複偏波で
の追尾受信が行える衛星データ受信装置を得るために、
多周波かつ複偏波で動作するシリンドリカル一次元フェ
ーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、
スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コン
トローラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波数毎の
偏分波器と、周波数及び偏波毎の低雑音受信機と、信号
処理器とを具備したものである。
【0018】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意軌道からの衛星データの追尾受信が行える衛
星データ受信装置を得るために、シリンドリカル二次元
フェーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチ
と、スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相器
コントローラと、追尾装置と、低雑音受信機と、信号処
理器とを具備したものである。
【0019】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、複合シリ
ンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナと、サブア
レイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位相制
御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低雑音
受信機と、信号処理器とを具備したものである。
【0020】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意軌道からの衛星データの追尾受信が行える衛
星データ受信装置を得るために、逆シリンドリカル二次
元フェーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッ
チと、スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相
器コントローラと、追尾装置と、低雑音受信機と、信号
処理器とを具備したものである。
【0021】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、複合逆シ
リンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナと、サブ
アレイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位相
制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低雑
音受信機と、信号処理器とを具備したものである。
【0022】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、マルチビ
ーム型シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ
と、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチと、ビーム毎の
スイッチコントローラと、ビーム毎の位相制御回路と、
ビーム毎の移相器コントローラと、ビーム毎の追尾装置
と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処理器とを具備し
たものである。
【0023】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、マルチビ
ーム型複合シリンドリカル二次元フェーズドアレイアン
テナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチと、ビーム
毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の位相制御回路
と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビーム毎の追尾
装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処理器とを具
備したものである。
【0024】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、マルチビ
ーム型逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテ
ナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチと、ビーム毎
のスイッチコントローラと、ビーム毎の位相制御回路
と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビーム毎の追尾
装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処理器とを具
備したものである。
【0025】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える衛星データ受信装置を得るために、マルチビ
ーム型複合逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイア
ンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチと、ビー
ム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の位相制御回
路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビーム毎の追
尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処理器とを
具備したものである。
【0026】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意軌道からの衛星データの複偏波での追尾受信
が行える衛星データ受信装置を得るために、複偏波で動
作するシリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ
と、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラ
と、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置
と、偏分波器と、偏波毎の低雑音受信機と、信号処理器
とを具備したものである。
【0027】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意軌道からの衛星データの多周波での追尾受信
が行える衛星データ受信装置を得るために、多周波で動
作するシリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ
と、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラ
と、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置
と、周波数分離器と、周波数毎の低雑音受信機と、信号
処理器とを具備したものである。
【0028】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意軌道からの衛星データの多周波かつ複偏波で
の追尾受信が行える衛星データ受信装置を得るために、
多周波かつ複偏波で動作するシリンドリカル二次元フェ
ーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、
スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コン
トローラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波数毎の
偏分波器と、周波数及び偏波毎の低雑音受信機と、信号
処理器とを具備したものである。
【0029】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意軌道からの衛星データの追尾受信が行える衛
星データ受信装置を得るために、複曲面シリンドリカル
フェーズドアレイアンテナ以外の複合逆単曲面フェーズ
ドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイ
ッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コントロ
ーラと、追尾装置と、低雑音受信機と、信号処理器とを
具備したものである。
【0030】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意軌道からの衛星データの追尾受信が行える衛
星データ受信装置を得るために、複合複曲面シリンドリ
カルフェーズドアレイアンテナ以外の複合逆単曲面フェ
ーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、
スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コン
トローラと、追尾装置と、低雑音受信機と、信号処理器
とを具備したものである。
【0031】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意軌道からの衛星データの追尾受信が行える衛
星データ受信装置を得るために、逆複曲面シリンドリカ
ルフェーズドアレイアンテナ以外の複合逆単曲面フェー
ズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、ス
イッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コント
ローラと、追尾装置と、低雑音受信機と、信号処理器と
を具備したものである。
【0032】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、任意軌道からの衛星データの追尾受信が行える衛
星データ受信装置を得るために、複合逆複曲面シリンド
リカルフェーズドアレイアンテナ以外の複合逆単曲面フ
ェーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチ
と、スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相器
コントローラと、追尾装置と、低雑音受信機と、信号処
理器とを具備したものである。
【0033】
【作用】この発明に係わる衛星データ受信装置は、シリ
ンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナと、サブア
レイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位相制
御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低雑音
受信機と、信号処理器とを具備して、所定軌道からの衛
星データの追尾受信が行える衛星データ受信装置を提供
している。
【0034】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、複合シリンドリカル一次元フェーズドアレイアン
テナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントロ
ーラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾
装置と、低雑音受信機と、信号処理器とを具備して、所
定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受信が行え
る衛星データ受信装置を提供している。
【0035】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテ
ナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントロー
ラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装
置と、低雑音受信機と、信号処理器とを具備して、所定
軌道からの衛星データの追尾受信が行える衛星データ受
信装置を提供している。
【0036】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、複合逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイア
ンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコント
ローラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追
尾装置と、低雑音受信機と、信号処理器とを具備して、
所定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受信が行
える衛星データ受信装置を提供している。
【0037】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、マルチビーム型シリンドリカル一次元フェーズド
アレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチ
と、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の位
相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビー
ム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処
理器とを具備して、所定複数軌道からの複数衛星データ
の同時追尾受信が行える衛星データ受信装置を提供して
いる。
【0038】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、マルチビーム型複合シリンドリカル一次元フェー
ズドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイ
ッチと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎
の位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、
ビーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信
号処理器とを具備して、所定複数軌道からの複数衛星デ
ータの同時追尾受信が行える衛星データ受信装置を提供
している。
【0039】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、マルチビーム型逆シリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッ
チと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の
位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビ
ーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号
処理器とを具備して、所定複数軌道からの複数衛星デー
タの同時追尾受信が行える衛星データ受信装置を提供し
ている。
【0040】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、マルチビーム型複合逆シリンドリカル一次元フェ
ーズドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択ス
イッチと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム
毎の位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラ
と、ビーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機
と、信号処理器とを具備して、所定複数軌道からの複数
衛星データの同時追尾受信が行える衛星データ受信装置
を提供している。
【0041】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、複偏波で動作するシリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイ
ッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コントロ
ーラと、追尾装置と、偏分波器と、偏波毎の低雑音受信
機と、信号処理器とを具備して、所定軌道からの衛星デ
ータの複偏波での追尾受信が行える衛星データ受信装置
を提供している。
【0042】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、多周波で動作するシリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイ
ッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コントロ
ーラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波数毎の低雑
音受信機と、信号処理器とを具備して、所定軌道からの
衛星データの多周波での追尾受信が行える衛星データ受
信装置を提供している。
【0043】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、多周波かつ複偏波で動作するシリンドリカル一次
元フェーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッ
チと、スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相
器コントローラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波
数毎の偏分波器と、周波数及び偏波毎の低雑音受信機
と、信号処理器とを具備して、所定軌道からの衛星デー
タの多周波かつ複偏波での追尾受信が行える衛星データ
受信装置を提供している。
【0044】この発明に係わる衛星データ受信装置は、
シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナと、サ
ブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位
相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低
雑音受信機と、信号処理器とを具備して、任意軌道から
の衛星データの追尾受信が行える衛星データ受信装置を
提供している。
【0045】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、複合シリンドリカル二次元フェーズドアレイアン
テナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントロ
ーラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾
装置と、低雑音受信機と、信号処理器とを具備して、任
意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受信が行え
る衛星データ受信装置を提供している。
【0046】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテ
ナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントロー
ラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装
置と、低雑音受信機と、信号処理器とを具備して、任意
軌道からの衛星データの追尾受信が行える衛星データ受
信装置を提供している。
【0047】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、複合逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイア
ンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコント
ローラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追
尾装置と、低雑音受信機と、信号処理器とを具備して、
任意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受信が行
える衛星データ受信装置を提供している。
【0048】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、マルチビーム型シリンドリカル二次元フェーズド
アレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチ
と、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の位
相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビー
ム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処
理器とを具備して、任意複数軌道からの複数衛星データ
の同時追尾受信が行える衛星データ受信装置を提供して
いる。
【0049】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、マルチビーム型複合シリンドリカル二次元フェー
ズドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイ
ッチと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎
の位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、
ビーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信
号処理器とを具備して、任意複数軌道からの複数衛星デ
ータの同時追尾受信が行える衛星データ受信装置を提供
している。
【0050】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、マルチビーム型逆シリンドリカル二次元フェーズ
ドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッ
チと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の
位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビ
ーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号
処理器とを具備して、任意複数軌道からの複数衛星デー
タの同時追尾受信が行える衛星データ受信装置を提供し
ている。
【0051】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、マルチビーム型複合逆シリンドリカル二次元フェ
ーズドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択ス
イッチと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム
毎の位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラ
と、ビーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機
と、信号処理器とを具備して、任意複数軌道からの複数
衛星データの同時追尾受信が行える衛星データ受信装置
を提供している。
【0052】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、複偏波で動作するシリンドリカル二次元フェーズ
ドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイ
ッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コントロ
ーラと、追尾装置と、偏分波器と、偏波毎の低雑音受信
機と、信号処理器とを具備して、任意軌道からの衛星デ
ータの複偏波での追尾受信が行える衛星データ受信装置
を提供している。
【0053】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、多周波で動作するシリンドリカル二次元フェーズ
ドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイ
ッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コントロ
ーラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波数毎の低雑
音受信機と、信号処理器とを具備して、任意軌道からの
衛星データの多周波での追尾受信が行える衛星データ受
信装置を提供している。
【0054】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、多周波かつ複偏波で動作するシリンドリカル二次
元フェーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッ
チと、スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相
器コントローラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波
数毎の偏分波器と、周波数及び偏波毎の低雑音受信機
と、信号処理器とを具備して、任意軌道からの衛星デー
タの多周波かつ複偏波での追尾受信が行える衛星データ
受信装置を提供している。
【0055】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、複曲面シリンドリカルフェーズドアレイアンテナ
以外の複合逆単曲面フェーズドアレイアンテナと、サブ
アレイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位相
制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低雑
音受信機と、信号処理器とを具備して、任意軌道からの
衛星データの追尾受信が行える衛星データ受信装置を提
供している。
【0056】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、複合複曲面シリンドリカルフェーズドアレイアン
テナ以外の複合逆単曲面フェーズドアレイアンテナと、
サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、
位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、
低雑音受信機と、信号処理器とを具備して、任意軌道か
らの衛星データの追尾受信が行える衛星データ受信装置
を提供している。
【0057】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、逆複曲面シリンドリカルフェーズドアレイアンテ
ナ以外の複合逆単曲面フェーズドアレイアンテナと、サ
ブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位
相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低
雑音受信機と、信号処理器とを具備して、任意軌道から
の衛星データの追尾受信が行える衛星データ受信装置を
提供している。
【0058】また、この発明に係わる衛星データ受信装
置は、複合逆複曲面シリンドリカルフェーズドアレイア
ンテナ以外の複合逆単曲面フェーズドアレイアンテナ
と、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラ
と、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置
と、低雑音受信機と、信号処理器とを具備して、任意軌
道からの衛星データの追尾受信が行える衛星データ受信
装置を提供している。
【0059】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1は人工衛星からの観測データ等を追尾受信する
この発明の衛星データ受信装置の構成を示す図であり、
図において1は受信アンテナであるシリンドリカル一次
元フェーズドアレイアンテナ、2は低雑音受信機、3は
信号処理器、4は追尾装置、7はサブアレイ選択スイッ
チ、8はスイッチコントローラ、9は位相制御回路、1
0は移相器コントローラである。また、図2はサブアレ
イの構成例を示す図、図3はシリンドリカル一次元フェ
ーズドアレイアンテナの外観形状とサブアレイのアンテ
ナビーム方向を示す図である。
【0060】次に動作について図1から図3を用いて説
明する。図示していない所定軌道の人工衛星から観測デ
ータ等の衛星データは、地上に設置された図1に示す衛
星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで構成さ
れるシリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1
内のm×N個のサブアレイによって受信される。シリン
ドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の放射素子
アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直交する
方向にN個が配列されているが、この中のm×N個のサ
ブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7によって行
われる。図2はm=4、N=4の場合のサブアレイの構
成例を示す図である。また、図3はシリンドリカル一次
元フェーズドアレイアンテナ1の外観形状とサブアレイ
のアンテナビーム方向を示す図である。シリンドリカル
一次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブ
アレイのアンテナビーム方向は所定軌道の人工衛星に対
して追尾受信ができるように、シリンドリカル一次元フ
ェーズドアレイアンテナ1が人工衛星に対して所定の角
度であらかじめ設置されている。一方、シリンドリカル
一次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブ
アレイは、サブアレイ選択スイッチ7によって所定速度
で切り替え制御が行われる。この発明の衛星データ受信
装置では衛星進行方向に円筒状に放射素子アレイが配列
されているため、サブアレイを順次切り替えることによ
って所定軌道からの衛星データを所定範囲で追尾受信を
行うことができる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の
切り替え制御はスイッチコントローラ8からの指令によ
って行われる。この場合、サブアレイが所定形状のアン
テナビームを有するためには選択されたm×N個のサブ
アレイの開口面上で所定位相面を形成する必要がある。
N個の放射素子アレイ側は、放射面が平面状に配列され
ているため特に問題無いが、m個の放射素子アレイ側は
円筒状に放射面が配列されているため放射面の位相が所
定形状になるように位相制御回路9内の各移相器の位相
量を制御する必要がある。なお、位相制御回路9内の各
移相器の位相量の制御は移相器コントローラ10からの
指令によって行われる。また、スイッチコントローラ8
から送出される切り替え制御指令及び移相器コントロー
ラ10から送出される位相制御指令は、追尾装置4で得
られた追尾信号に基づいて生成される。次に、シリンド
リカル一次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個
のサブアレイによって受信された受信信号は、低雑音受
信機2によって増幅された後、信号処理器3によってA
/D変換及び信号処理が行われる。この受信信号は図示
していない処理設備によって画像処理等が行われ、地球
表面の映像等が得られる。
【0061】この発明の衛星データ受信装置では、所定
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。
【0062】実施例2.以下、この発明の他の実施例を
図について説明する。図4は人工衛星からの観測データ
等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構成
を示す図であり、図において1は受信アンテナである複
合シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ、2
は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7は
サブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、
9は位相制御回路、10は移相器コントローラである。
また、図2はサブアレイの構成例を示す図、図5は複合
シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナの外観
形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示す図であ
る。
【0063】次に動作について図2、図4及び図5を用
いて説明する。図示していない所定の2つの軌道の人工
衛星からの観測データ等の衛星データは、地上に設置さ
れた図4に示す衛星データ受信装置の2組のM×N個の
放射素子アレイで構成される複合シリンドリカル一次元
フェーズドアレイアンテナ1内の2組のm×N個のサブ
アレイによって受信される。複合シリンドリカル一次元
フェーズドアレイアンテナ1の放射素子アレイは、何れ
の組のシリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ
においても衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直交す
る方向にN個が配列されているが、これらの組の中のm
×N個のサブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7
によって同時に行われる。図2はm=4、N=4の場合
のサブアレイの構成例を示す図である。また、図5は複
合シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の
外観形状とサブアレイ対応のアンテナビーム方向を示す
図である。複合シリンドリカル一次元フェーズドアレイ
アンテナ1内のm×N個のサブアレイのアンテナビーム
方向は所定の2つの軌道の人工衛星に対して同時追尾受
信ができるように、複合シリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナ1が人工衛星に対して所定の角度であ
らかじめ設置されている。一方、複合シリンドリカル一
次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブア
レイは、サブアレイ選択スイッチ7によって所定速度で
切り替え制御が同時に行われる。この発明の衛星データ
受信装置では衛星進行方向に円筒状に放射素子アレイが
配列されているため、サブアレイを順次切り替えること
によって所定の2つの軌道からの衛星データを所定範囲
で同時追尾受信を行うことができる。なお、サブアレイ
選択スイッチ7の切り替え制御はスイッチコントローラ
8からの指令によって行われる。この場合、サブアレイ
が所定形状のアンテナビームを有するためには選択され
たm×N個のサブアレイの開口面上で所定位相面を形成
する必要がある。N個の放射素子アレイ側は、放射面が
平面状に配列されているため特に問題無いが、m個の放
射素子アレイ側は円筒状に放射面が配列されているため
放射面の位相が所定形状になるように位相制御回路9内
の各移相器の位相量を制御する必要がある。なお、位相
制御回路9内の各移相器の位相量の制御は移相器コント
ローラ10からの指令によって行われる。また、スイッ
チコントローラ8から送出される切り替え制御指令及び
移相器コントローラ10から送出される位相制御指令
は、追尾装置4で得られた追尾信号に基づいて生成され
る。次に、複合シリンドリカル一次元フェーズドアレイ
アンテナ1内のm×N個のサブアレイによって受信され
た受信信号は、低雑音受信機2a及び2bによって増幅
された後、信号処理器3によってA/D変換及び信号処
理が行われる。この受信信号は図示していない処理設備
によって画像処理等が行われ、地球表面の映像等が得ら
れる。
【0064】この発明の衛星データ受信装置では、所定
の2つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは所定の2つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、複合シリンド
リカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の複合数をそ
れ以上にして、それ以上の所定複数軌道の人工衛星が同
時追尾受信できることは勿論である。また、ここでは同
時追尾受信の場合で説明したが、同時でなくともかまわ
ないことは勿論である。
【0065】実施例3.以下、この発明の他の実施例を
図について説明する。図1は人工衛星からの観測データ
等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構成
を示す図であり、図において1は受信アンテナである逆
シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ、2は
低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7はサ
ブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、9
は位相制御回路、10は移相器コントローラである。ま
た、図2はサブアレイの構成例を示す図、図6は逆シリ
ンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナの外観形状
とサブアレイのアンテナビーム方向を示す図である。
【0066】次に動作について図1、図2及び図6を用
いて説明する。図示していない人工衛星からの観測デー
タ等の衛星データは、地上に設置された図1に示す衛星
データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで構成され
る逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1
内のm×N個のサブアレイによって受信される。逆シリ
ンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の放射素
子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直交す
る方向にN個が配列されているが、この中のm×N個の
サブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7によって
行われる。図2はm=4、N=4の場合のサブアレイの
構成例を示す図である。また、図6は逆シリンドリカル
一次元フェーズドアレイアンテナ1の外観形状とサブア
レイのアンテナビーム方向を示す図である。逆シリンド
リカル一次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個
のサブアレイのアンテナビーム方向は所定軌道の人工衛
星に対して追尾受信ができるように、逆シリンドリカル
一次元フェーズドアレイアンテナ1が人工衛星に対して
所定の角度であらかじめ設置されている。一方、逆シリ
ンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×
N個のサブアレイは、サブアレイ選択スイッチ7によっ
て所定速度で切り替え制御が行われる。この発明の衛星
データ受信装置では衛星進行方向に逆円筒状に放射素子
アレイが配列されているため、サブアレイを順次切り替
えることによって所定軌道からの衛星データを所定範囲
で追尾受信を行うことができる。なお、サブアレイ選択
スイッチ7の切り替え制御はスイッチコントローラ8か
らの指令によって行われる。この場合、サブアレイが所
定形状のアンテナビームを有するためには選択されたm
×N個のサブアレイの開口面上で所定位相面を形成する
必要がある。N個の放射素子アレイ側は、放射面が平面
状に配列されているため特に問題無いが、m個の放射素
子アレイ側は円筒状に放射面が配列されているため放射
面の位相が所定形状になるように位相制御回路9内の各
移相器の位相量を制御する必要がある。なお、位相制御
回路9内の各移相器の位相量の制御は移相器コントロー
ラ10からの指令によって行われる。また、スイッチコ
ントローラ8から送出される切り替え制御指令及び移相
器コントローラ10から送出される位相制御指令は、追
尾装置4で得られた追尾信号に基づいて生成される。次
に、逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ
1内のm×N個のサブアレイによって受信された受信信
号は、低雑音受信機2によって増幅された後、信号処理
器3によってA/D変換及び信号処理が行われる。この
受信信号は図示していない処理設備によって画像処理等
が行われ、地球表面の映像等が得られる。
【0067】この発明の衛星データ受信装置では、所定
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。
【0068】実施例4.以下、この発明の他の実施例を
図について説明する。図4は人工衛星からの観測データ
等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構成
を示す図であり、図において1は受信アンテナである複
合逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ、
2は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7
はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントロー
ラ、9は位相制御回路、10は移相器コントローラであ
る。また、図2はサブアレイの構成例を示す図、図7は
複合逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ
の外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示す図
である。
【0069】次に動作について図2、図4及び図7を用
いて説明する。図示していない所定の2つの人工衛星か
らの観測データ等の衛星データは、地上に設置された図
4に示す衛星データ受信装置の2組のM×N個の放射素
子アレイで構成される複合逆シリンドリカル一次元フェ
ーズドアレイアンテナ1内の2組のm×N個のサブアレ
イによって受信される。複合逆シリンドリカル一次元フ
ェーズドアレイアンテナ1の放射素子アレイは、何れの
組の逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ
においても衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直交す
る方向にN個が配列されているが、これらの組の中のm
×N個のサブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7
によって同時に行われる。図2はm=4、N=4の場合
のサブアレイの構成例を示す図である。また、図7は複
合逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1
の外観形状とサブアレイ対応のアンテナビーム方向を示
す図である。複合逆シリンドリカル一次元フェーズドア
レイアンテナ1内のm×N個のサブアレイのアンテナビ
ーム方向は所定の2つの軌道の人工衛星に対して同時追
尾受信ができるように、複合逆シリンドリカル一次元フ
ェーズドアレイアンテナ1が人工衛星に対して所定の角
度であらかじめ設置されている。一方、複合逆シリンド
リカル一次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個
のサブアレイは、サブアレイ選択スイッチ7によって所
定速度で切り替え制御が同時に行われる。この発明の衛
星データ受信装置では衛星進行方向に逆円筒状に放射素
子アレイが配列されているため、サブアレイを順次切り
替えることによって所定の2つの軌道からの衛星データ
を所定範囲で同時追尾受信を行うことができる。なお、
サブアレイ選択スイッチ7の切り替え制御はスイッチコ
ントローラ8からの指令によって行われる。この場合、
サブアレイが所定形状のアンテナビームを有するために
は選択されたm×N個のサブアレイの開口面上で所定位
相面を形成する必要がある。N個の放射素子アレイ側
は、放射面が平面状に配列されているため特に問題無い
が、m個の放射素子アレイ側は逆円筒状に放射面が配列
されているため放射面の位相が所定形状になるように位
相制御回路9内の各移相器の位相量を制御する必要があ
る。なお、位相制御回路9内の各移相器の位相量の制御
は移相器コントローラ10からの指令によって行われ
る。また、スイッチコントローラ8から送出される切り
替え制御指令及び移相器コントローラ10から送出され
る位相制御指令は、追尾装置4で得られた追尾信号に基
づいて生成される。次に、複合逆シリンドリカル一次元
フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイ
によって受信された受信信号は、低雑音受信機2a及び
2bによって増幅された後、信号処理器3によってA/
D変換及び信号処理が行われる。この受信信号は図示し
ていない処理設備によって画像処理等が行われ、地球表
面の映像等が得られる。
【0070】この発明の衛星データ受信装置では、所定
の2つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは所定の2つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、複合逆シリン
ドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の複合数を
それ以上にして、それ以上の所定複数軌道の人工衛星が
同時追尾受信できることは勿論である。また、ここでは
同時追尾受信の場合で説明したが、同時でなくともかま
わないことは勿論である。
【0071】実施例5.以下、この発明の他の実施例を
図について説明する。図4は人工衛星からの観測データ
等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構成
を示す図であり、図において1は受信アンテナであるマ
ルチビーム型シリンドリカル一次元フェーズドアレイア
ンテナ、2は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾
装置、7はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコン
トローラ、9は位相制御回路、10は移相器コントロー
ラである。また、図2はサブアレイの構成例を示す図、
図8はマルチビーム型シリンドリカル一次元フェーズド
アレイアンテナの外観形状とサブアレイのアンテナビー
ム方向を示す図である。
【0072】次に動作について図2、図4及び図8を用
いて説明する。図示していない所定の2つの人工衛星か
らの観測データ等の衛星データは、地上に設置された図
4に示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレ
イで構成されるマルチビーム型シリンドリカル一次元フ
ェーズドアレイアンテナ1内のビーム毎のm×n個のサ
ブアレイによって受信される。マルチビーム型シリンド
リカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の放射素子ア
レイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直交する方
向にN個が配列されているが、ビーム毎のm×n個のサ
ブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7によって行
われる。図2はm=4、n=4の場合のサブアレイの構
成例を示す図である。また、図8はマルチビーム型シリ
ンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の外観形
状とサブアレイ対応のアンテナビーム方向を示す図であ
る。マルチビーム型シリンドリカル一次元フェーズドア
レイアンテナ1内のm×n個のサブアレイのアンテナビ
ーム方向は所定の2つの軌道の人工衛星に対して同時追
尾受信ができるように、マルチビーム型シリンドリカル
一次元フェーズドアレイアンテナ1が人工衛星に対して
所定の角度であらかじめ設置されている。一方、マルチ
ビーム型シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテ
ナ1内のm×n個のサブアレイは、サブアレイ選択スイ
ッチ7によって所定速度で切り替え制御が同時に行われ
る。この発明の衛星データ受信装置では衛星進行方向に
円筒状に放射素子アレイが配列されているため、サブア
レイを順次切り替えることによって所定の2つの軌道か
らの衛星データを所定範囲で同時追尾受信を行うことが
できる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の切り替え制
御はスイッチコントローラ8からの指令によって行われ
る。この場合、サブアレイが所定形状のアンテナビーム
を有するためには選択されたm×n個のサブアレイの開
口面上で所定位相面を形成する必要がある。n個の放射
素子アレイ側は、放射面が平面状に配列されているため
特に問題無いが、m個の放射素子アレイ側は円筒状に放
射面が配列されているため放射面の位相が所定形状にな
るように位相制御回路9内の各移相器の位相量を制御す
る必要がある。なお、位相制御回路9内の各移相器の位
相量の制御は移相器コントローラ10からの指令によっ
て行われる。また、スイッチコントローラ8から送出さ
れる切り替え制御指令及び移相器コントローラ10から
送出される位相制御指令は、追尾装置4で得られた追尾
信号に基づいて生成される。次に、マルチビーム型シリ
ンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×
n個のサブアレイによって受信された受信信号は、低雑
音受信機2a及び2bによって増幅された後、信号処理
器3によってA/D変換及び信号処理が行われる。この
受信信号は図示していない処理設備によって画像処理等
が行われ、地球表面の映像等が得られる。
【0073】この発明の衛星データ受信装置では、所定
の2つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは所定の2つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、マルチビーム
型シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の
マルチビーム数をそれ以上にして、それ以上の所定複数
軌道の人工衛星が同時追尾受信できることは勿論であ
る。また、ここでは同時追尾受信の場合で説明したが、
同時でなくともかまわないことは勿論である。
【0074】実施例6.以下、この発明の他の実施例を
図について説明する。図9は人工衛星からの観測データ
等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構成
を示す図であり、図において1は受信アンテナであるマ
ルチビーム型複合シリンドリカル一次元フェーズドアレ
イアンテナ、2は低雑音受信機、3は信号処理器、4は
追尾装置、7はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッチ
コントローラ、9は位相制御回路、10は移相器コント
ローラである。また、図2はサブアレイの構成例を示す
図、図10はマルチビーム型複合シリンドリカル一次元
フェーズドアレイアンテナの外観形状とサブアレイのア
ンテナビーム方向を示す図である。
【0075】次に動作について図2、図9及び図10を
用いて説明する。図示していない所定の4つの人工衛星
からの観測データ等の衛星データは、地上に設置された
図9に示す衛星データ受信装置の2組のM×N個の放射
素子アレイで構成されるマルチビーム型複合シリンドリ
カル一次元フェーズドアレイアンテナ1内のビーム毎の
m×n個のサブアレイによって受信される。マルチビー
ム型複合シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテ
ナ1の放射素子アレイは、何れの組のシリンドリカル一
次元フェーズドアレイアンテナにおいても衛星進行方向
にM個、衛星進行方向に直交する方向にN個が配列され
ているが、ビーム毎のm×n個のサブアレイの選択はサ
ブアレイ選択スイッチ7によって行われる。図2はm=
4、n=4の場合のサブアレイの構成例を示す図であ
る。また、図10はマルチビーム型複合シリンドリカル
一次元フェーズドアレイアンテナ1の外観形状とサブア
レイ対応のアンテナビーム方向を示す図である。マルチ
ビーム型複合シリンドリカル一次元フェーズドアレイア
ンテナ1内のm×n個のサブアレイのアンテナビーム方
向は所定の4つの軌道の人工衛星に対して同時追尾受信
ができるように、マルチビーム型複合シリンドリカル一
次元フェーズドアレイアンテナ1が人工衛星に対して所
定の角度であらかじめ設置されている。一方、マルチビ
ーム型複合シリンドリカル一次元フェーズドアレイアン
テナ1内のm×n個のサブアレイは、サブアレイ選択ス
イッチ7によって所定速度で切り替え制御が同時に行わ
れる。この発明の衛星データ受信装置では衛星進行方向
に円筒状に放射素子アレイが配列されているため、サブ
アレイを順次切り替えることによって所定の4つの軌道
からの衛星データを所定範囲で同時追尾受信を行うこと
ができる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の切り替え
制御はスイッチコントローラ8からの指令によって行わ
れる。この場合、サブアレイが所定形状のアンテナビー
ムを有するためには選択されたm×n個のサブアレイの
開口面上で所定位相面を形成する必要がある。n個の放
射素子アレイ側は、放射面が平面状に配列されているた
め特に問題無いが、m個の放射素子アレイ側は円筒状に
放射面が配列されているため放射面の位相が所定形状に
なるように位相制御回路9内の各移相器の位相量を制御
する必要がある。なお、位相制御回路9内の各移相器の
位相量の制御は移相器コントローラ10からの指令によ
って行われる。また、スイッチコントローラ8から送出
される切り替え制御指令及び移相器コントローラ10か
ら送出される位相制御指令は、追尾装置4で得られた追
尾信号に基づいて生成される。次に、マルチビーム型複
合シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1内
のm×n個のサブアレイによって受信された受信信号
は、低雑音受信機2a,2b,2c及び2dによって増
幅された後、信号処理器3によってA/D変換及び信号
処理が行われる。この受信信号は図示していない処理設
備によって画像処理等が行われ、地球表面の映像等が得
られる。
【0076】この発明の衛星データ受信装置では、所定
の4つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは所定の4つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、マルチビーム
型複合シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ
1のマルチビーム数及び複合数をそれぞれ2以上にして
4つ以上の所定複数軌道の人工衛星が同時追尾受信でき
ることは勿論である。また、ここでは同時追尾受信の場
合で説明したが、同時でなくともかまわないことは勿論
である。
【0077】実施例7.以下、この発明の他の実施例を
図について説明する。図4は人工衛星からの観測データ
等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構成
を示す図であり、図において1は受信アンテナであるマ
ルチビーム型逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイ
アンテナ、2は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追
尾装置、7はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコ
ントローラ、9は位相制御回路、10は移相器コントロ
ーラである。また、図2はサブアレイの構成例を示す
図、図11はマルチビーム型逆シリンドリカル一次元フ
ェーズドアレイアンテナの外観形状とサブアレイのアン
テナビーム方向を示す図である。
【0078】次に動作について図2、図4及び図11を
用いて説明する。図示していない所定の2つの人工衛星
からの観測データ等の衛星データは、地上に設置された
図4に示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子ア
レイで構成されるマルチビーム型逆シリンドリカル一次
元フェーズドアレイアンテナ1内のビーム毎のm×n個
のサブアレイによって受信される。マルチビーム型逆シ
リンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の放射
素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直交
する方向にN個が配列されているが、ビーム毎のm×n
個のサブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7によ
って行われる。図2はm=4、n=4の場合のサブアレ
イの構成例を示す図である。また、図8はマルチビーム
型逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1
の外観形状とサブアレイ対応のアンテナビーム方向を示
す図である。マルチビーム型逆シリンドリカル一次元フ
ェーズドアレイアンテナ1内のm×n個のサブアレイの
アンテナビーム方向は所定の2つの軌道の人工衛星に対
して同時追尾受信ができるように、マルチビーム型逆シ
リンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1が人工
衛星に対して所定の角度であらかじめ設置されている。
一方、マルチビーム型逆シリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナ1内のm×n個のサブアレイは、サブ
アレイ選択スイッチ7によって所定速度で切り替え制御
が同時に行われる。この発明の衛星データ受信装置では
衛星進行方向に逆円筒状に放射素子アレイが配列されて
いるため、サブアレイを順次切り替えることによって所
定の2つの軌道からの衛星データを所定範囲で同時追尾
受信を行うことができる。なお、サブアレイ選択スイッ
チ7の切り替え制御はスイッチコントローラ8からの指
令によって行われる。この場合、サブアレイが所定形状
のアンテナビームを有するためには選択されたm×n個
のサブアレイの開口面上で所定位相面を形成する必要が
ある。n個の放射素子アレイ側は、放射面が平面状に配
列されているため特に問題無いが、m個の放射素子アレ
イ側は逆円筒状に放射面が配列されているため放射面の
位相が所定形状になるように位相制御回路9内の各移相
器の位相量を制御する必要がある。なお、位相制御回路
9内の各移相器の位相量の制御は移相器コントローラ1
0からの指令によって行われる。また、スイッチコント
ローラ8から送出される切り替え制御指令及び移相器コ
ントローラ10から送出される位相制御指令は、追尾装
置4で得られた追尾信号に基づいて生成される。次に、
マルチビーム型逆シリンドリカル一次元フェーズドアレ
イアンテナ1内のm×n個のサブアレイによって受信さ
れた受信信号は、低雑音受信機2a及び2bによって増
幅された後、信号処理器3によってA/D変換及び信号
処理が行われる。この受信信号は図示していない処理設
備によって画像処理等が行われ、地球表面の映像等が得
られる。
【0079】この発明の衛星データ受信装置では、所定
の2つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは所定の2つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、マルチビーム
型逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1
のマルチビーム数をそれ以上にして、それ以上の所定複
数軌道の人工衛星が同時追尾受信できることは勿論であ
る。また、ここでは同時追尾受信の場合で説明したが、
同時でなくともかまわないことは勿論である。
【0080】実施例8.以下、この発明の他の実施例を
図について説明する。図9は人工衛星からの観測データ
等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構成
を示す図であり、図において1は受信アンテナであるマ
ルチビーム型複合逆シリンドリカル一次元フェーズドア
レイアンテナ、2は低雑音受信機、3は信号処理器、4
は追尾装置、7はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッ
チコントローラ、9は位相制御回路、10は移相器コン
トローラである。また、図2はサブアレイの構成例を示
す図、図12はマルチビーム型複合逆シリンドリカル一
次元フェーズドアレイアンテナの外観形状とサブアレイ
のアンテナビーム方向を示す図である。
【0081】次に動作について図2、図9及び図12を
用いて説明する。図示していない所定の4つの人工衛星
からの観測データ等の衛星データは、地上に設置された
図9に示す衛星データ受信装置の2組のM×N個の放射
素子アレイで構成されるマルチビーム型複合逆シリンド
リカル一次元フェーズドアレイアンテナ1内のビーム毎
のm×n個のサブアレイによって受信される。マルチビ
ーム型複合逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイア
ンテナ1の放射素子アレイは、何れの組のシリンドリカ
ル一次元フェーズドアレイアンテナにおいても衛星進行
方向にM個、衛星進行方向に直交する方向にN個が配列
されているが、ビーム毎のm×n個のサブアレイの選択
はサブアレイ選択スイッチ7によって行われる。図2は
m=4、n=4の場合のサブアレイの構成例を示す図で
ある。また、図12はマルチビーム型複合逆シリンドリ
カル一次元フェーズドアレイアンテナ1の外観形状とサ
ブアレイ対応のアンテナビーム方向を示す図である。マ
ルチビーム型複合逆シリンドリカル一次元フェーズドア
レイアンテナ1内のm×n個のサブアレイのアンテナビ
ーム方向は所定の4つの軌道の人工衛星に対して同時追
尾受信ができるように、マルチビーム型複合逆シリンド
リカル一次元フェーズドアレイアンテナ1が人工衛星に
対して所定の角度であらかじめ設置されている。一方、
マルチビーム型複合逆シリンドリカル一次元フェーズド
アレイアンテナ1内のm×n個のサブアレイは、サブア
レイ選択スイッチ7によって所定速度で切り替え制御が
同時に行われる。この発明の衛星データ受信装置では衛
星進行方向に逆円筒状に放射素子アレイが配列されてい
るため、サブアレイを順次切り替えることによって所定
の4つの軌道からの衛星データを所定範囲で同時追尾受
信を行うことができる。なお、サブアレイ選択スイッチ
7の切り替え制御はスイッチコントローラ8からの指令
によって行われる。この場合、サブアレイが所定形状の
アンテナビームを有するためには選択されたm×n個の
サブアレイの開口面上で所定位相面を形成する必要があ
る。n個の放射素子アレイ側は、放射面が平面状に配列
されているため特に問題無いが、m個の放射素子アレイ
側は逆円筒状に放射面が配列されているため放射面の位
相が所定形状になるように位相制御回路9内の各移相器
の位相量を制御する必要がある。なお、位相制御回路9
内の各移相器の位相量の制御は移相器コントローラ10
からの指令によって行われる。また、スイッチコントロ
ーラ8から送出される切り替え制御指令及び移相器コン
トローラ10から送出される位相制御指令は、追尾装置
4で得られた追尾信号に基づいて生成される。次に、マ
ルチビーム型複合逆シリンドリカル一次元フェーズドア
レイアンテナ1内のm×n個のサブアレイによって受信
された受信信号は、低雑音受信機2a,2b,2c及び
2dによって増幅された後、信号処理器3によってA/
D変換及び信号処理が行われる。この受信信号は図示し
ていない処理設備によって画像処理等が行われ、地球表
面の映像等が得られる。
【0082】この発明の衛星データ受信装置では、所定
の4つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは所定の4つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、マルチビーム
型複合逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテ
ナ1のマルチビーム数及び複合数をそれぞれ2以上にし
て4つ以上の所定複数軌道の人工衛星が同時追尾受信で
きることは勿論である。また、ここでは同時追尾受信の
場合で説明したが、同時でなくともかまわないことは勿
論である。
【0083】実施例9.以下、この発明の他の実施例を
図について説明する。図13は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ、2は
低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7はサ
ブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、9
は位相制御回路、10は移相器コントローラ、11は偏
分波器である。また、図2はサブアレイの構成例を示す
図である。
【0084】次に動作について図2及び図13を用いて
説明する。図示していない所定軌道の人工衛星からの観
測データ等の衛星データは、地上に設置された図13に
示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで
構成されるシリンドリカル一次元フェーズドアレイアン
テナ1内のm×N個のサブアレイによって受信される。
シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の放
射素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直
交する方向にN個が配列され、かつ複偏波で動作する放
射素子アレイで構成されているが、この中のm×N個の
サブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7によって
行われる。図2はm=4、N=4の場合のサブアレイの
構成例を示す図である。シリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイのアンテ
ナビーム方向は所定軌道の人工衛星に対して追尾受信が
できるように、シリンドリカル一次元フェーズドアレイ
アンテナ1が人工衛星に対して所定の角度であらかじめ
設置されている。一方、シリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイは、サブ
アレイ選択スイッチ7によって所定速度で切り替え制御
が行われる。この発明の衛星データ受信装置では衛星進
行方向に円筒状に放射素子アレイが配列されているた
め、サブアレイを順次切り替えることによって所定軌道
からの衛星データを所定範囲で追尾受信を行うことがで
きる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の切り替え制御
はスイッチコントローラ8からの指令によって行われ
る。この場合、サブアレイが所定形状のアンテナビーム
を有するためには選択されたm×N個のサブアレイの開
口面上で所定位相面を形成する必要がある。N個の放射
素子アレイ側は、放射面が平面状に配列されているため
特に問題無いが、m個の放射素子アレイ側は円筒状に放
射面が配列されているため放射面の位相が所定形状にな
るように位相制御回路9内の各移相器の位相量を制御す
る必要がある。なお、位相制御回路9内の各移相器の位
相量の制御は移相器コントローラ10からの指令によっ
て行われる。また、スイッチコントローラ8から送出さ
れる切り替え制御指令及び移相器コントローラ10から
送出される位相制御指令は、追尾装置4で得られた追尾
信号に基づいて生成される。次に、複偏波で動作するシ
リンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1内のm
×N個のサブアレイによって受信された受信信号は、偏
分波器11によって偏波分離が行われた後、偏波毎の低
雑音受信機2によって増幅された後、信号処理器3によ
ってA/D変換及び信号処理が行われる。この受信信号
は図示していない処理設備によって画像処理等が行わ
れ、地球表面の映像等が得られる。
【0085】この発明の衛星データ受信装置では、所定
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここではシリンドリカル一次元フェーズドア
レイアンテナ1の場合で説明したが、複偏波で動作する
マルチビーム型シリンドリカル一次元フェーズドアレイ
アンテナ等他の形式のアンテナであっても差し支えない
ことは勿論である。
【0086】実施例10.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図14は人工衛星からの観測デ
ータ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の
構成を示す図であり、図において1は受信アンテナであ
るシリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ、2
は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7は
サブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、
9は位相制御回路、10は移相器コントローラ、12は
周波数分離器である。また、図2はサブアレイの構成例
を示す図である。
【0087】次に動作について図2及び図14を用いて
説明する。図示していない所定軌道の人工衛星からの観
測データ等の衛星データは、地上に設置された図14に
示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで
構成されるシリンドリカル一次元フェーズドアレイアン
テナ1内のm×N個のサブアレイによって受信される。
シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の放
射素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直
交する方向にN個が配列され、かつ多周波で動作する放
射素子アレイで構成されているが、この中のm×N個の
サブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7によって
行われる。図2はm=4、N=4の場合のサブアレイの
構成例を示す図である。シリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイのアンテ
ナビーム方向は所定軌道の人工衛星に対して追尾受信が
できるように、シリンドリカル一次元フェーズドアレイ
アンテナ1が人工衛星に対して所定の角度であらかじめ
設置されている。一方、シリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイは、サブ
アレイ選択スイッチ7によって所定速度で切り替え制御
が行われる。この発明の衛星データ受信装置では衛星進
行方向に円筒状に放射素子アレイが配列されているた
め、サブアレイを順次切り替えることによって所定軌道
からの衛星データを所定範囲で追尾受信を行うことがで
きる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の切り替え制御
はスイッチコントローラ8からの指令によって行われ
る。この場合、サブアレイが所定形状のアンテナビーム
を有するためには選択されたm×N個のサブアレイの開
口面上で所定位相面を形成する必要がある。N個の放射
素子アレイ側は、放射面が平面状に配列されているため
特に問題無いが、m個の放射素子アレイ側は円筒状に放
射面が配列されているため放射面の位相が所定形状にな
るように位相制御回路9内の各移相器の位相量を制御す
る必要がある。なお、位相制御回路9内の各移相器の位
相量の制御は移相器コントローラ10からの指令によっ
て行われる。また、スイッチコントローラ8から送出さ
れる切り替え制御指令及び移相器コントローラ10から
送出される位相制御指令は、追尾装置4で得られた追尾
信号に基づいて生成される。次に、多周波で動作するシ
リンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1内のm
×N個のサブアレイによって受信された受信信号は、周
波数分離器12によって周波数分離が行われた後、周波
数毎の低雑音受信機2によって増幅された後、信号処理
器3によってA/D変換及び信号処理が行われる。この
受信信号は図示していない処理設備によって画像処理等
が行われ、地球表面の映像等が得られる。
【0088】この発明の衛星データ受信装置では、所定
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここではシリンドリカル一次元フェーズドア
レイアンテナ1の場合で説明したが、多周波で動作する
マルチビーム型シリンドリカル一次元フェーズドアレイ
アンテナ等他の形式のアンテナであっても差し支えない
ことは勿論である。
【0089】実施例11.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図15は人工衛星からの観測デ
ータ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の
構成を示す図であり、図において1は受信アンテナであ
るシリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ、2
は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7は
サブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、
9は位相制御回路、10は移相器コントローラ、11は
偏分波器、12は周波数分離器である。また、図2はサ
ブアレイの構成例を示す図である。
【0090】次に動作について図2及び図15を用いて
説明する。図示していない所定軌道の人工衛星から観測
データ等の衛星データは、地上に設置された図15に示
す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで構
成されるシリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテ
ナ1内のm×N個のサブアレイによって受信される。シ
リンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1の放射
素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直交
する方向にN個が配列され、しかも多周波かつ複偏波で
動作する放射素子アレイで構成されているが、この中の
m×N個のサブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ
7によって行われる。図2はm=4、N=4の場合のサ
ブアレイの構成例を示す図である。シリンドリカル一次
元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレ
イのアンテナビーム方向は所定軌道の人工衛星に対して
追尾受信ができるように、シリンドリカル一次元フェー
ズドアレイアンテナ1が人工衛星に対して所定の角度で
あらかじめ設置されている。一方、シリンドリカル一次
元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレ
イは、サブアレイ選択スイッチ7によって所定速度で切
り替え制御が行われる。この発明の衛星データ受信装置
では衛星進行方向に円筒状に放射素子アレイが配列され
ているため、サブアレイを順次切り替えることによって
所定軌道からの衛星データを所定範囲で追尾受信を行う
ことができる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の切り
替え制御はスイッチコントローラ8からの指令によって
行われる。この場合、サブアレイが所定形状のアンテナ
ビームを有するためには選択されたm×N個のサブアレ
イの開口面上で所定位相面を形成する必要がある。N個
の放射素子アレイ側は、放射面が平面状に配列されてい
るため特に問題無いが、m個の放射素子アレイ側は円筒
状に放射面が配列されているため放射面の位相が所定形
状になるように位相制御回路9内の各移相器の位相量を
制御する必要がある。なお、位相制御回路9内の各移相
器の位相量の制御は移相器コントローラ10からの指令
によって行われる。また、スイッチコントローラ8から
送出される切り替え制御指令及び移相器コントローラ1
0から送出される位相制御指令は、追尾装置4で得られ
た追尾信号に基づいて生成される。次に、多周波で動作
するシリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナ1
内のm×N個のサブアレイによって受信された受信信号
は、周波数分離器12によって周波数分離が行われた
後、周波数毎の偏分波器11によって偏波分離が行われ
る。その後、受信信号は周波数毎及び偏波毎の低雑音受
信機2によって増幅された後、信号処理器3によってA
/D変換及び信号処理が行われる。この受信信号は図示
していない処理設備によって画像処理等が行われ、地球
表面の映像等が得られる。
【0091】この発明の衛星データ受信装置では、所定
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここではシリンドリカル一次元フェーズドア
レイアンテナ1の場合で説明したが、多周波かつ複偏波
で動作するマルチビーム型シリンドリカル一次元フェー
ズドアレイアンテナ等他の形式のアンテナであっても差
し支えないことは勿論である。
【0092】実施例12.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図1は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ、2は
低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7はサ
ブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、9
は位相制御回路、10は移相器コントローラである。図
3はシリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナの
外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示す図、
また、図16はサブアレイの構成例を示す図である。
【0093】次に動作について図1、図3及び図16を
用いて説明する。図示していない任意軌道の人工衛星か
ら観測データ等の衛星データは、地上に設置された図1
に示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイ
で構成されるシリンドリカル二次元フェーズドアレイア
ンテナ1内のm×N個のサブアレイによって受信され
る。シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1
の放射素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向
に直交する方向にN個が配列されているが、この中のm
×N個のサブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7
によって行われる。図16はm=4、N=4の場合のサ
ブアレイの構成例を示す図である。また、図3はシリン
ドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の外観形状
とサブアレイのアンテナビーム方向を示す図である。シ
リンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1内のm
×N個のサブアレイは、サブアレイ選択スイッチ7によ
って所定速度で切り替え制御が行われる。この発明の衛
星データ受信装置では衛星進行方向に円筒状に放射素子
アレイが配列されているため、サブアレイを順次切り替
えることによって任意軌道からの衛星データを所定範囲
で追尾受信を行うことができる。なお、サブアレイ選択
スイッチ7の切り替え制御はスイッチコントローラ8か
らの指令によって行われる。この場合、サブアレイが所
定形状のアンテナビームを有するためには選択されたm
×N個のサブアレイの開口面上で所定位相面を形成する
必要がある。N個の放射素子アレイ側は、放射面が平面
状に配列されているが、人工衛星の方向に対して垂直の
位相面となるように位相制御回路9内の衛星進行方向に
直交する方向の各移相器の位相量を制御する必要があ
る。m個の放射素子アレイ側は円筒状に放射面が配列さ
れているため放射面の位相が所定形状になるように位相
制御回路9内の衛星進行方向の各移相器の位相量を制御
する必要がある。なお、位相制御回路9内の各移相器の
位相量の制御は移相器コントローラ10からの指令によ
って行われる。また、スイッチコントローラ8から送出
される切り替え制御指令及び移相器コントローラ10か
ら送出される位相制御指令は、追尾装置4で得られた追
尾信号に基づいて生成される。次に、シリンドリカル二
次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブア
レイによって受信された受信信号は、低雑音受信機2に
よって増幅された後、信号処理器3によってA/D変換
及び信号処理が行われる。この受信信号は図示していな
い処理設備によって画像処理等が行われ、地球表面の映
像等が得られる。
【0094】この発明の衛星データ受信装置では、任意
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。
【0095】実施例13.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図4は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
複合シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ、
2は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7
はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントロー
ラ、9は位相制御回路、10は移相器コントローラであ
る。図5は複合シリンドリカル二次元フェーズドアレイ
アンテナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向
を示す図、また、図16はサブアレイの構成例を示す図
である。
【0096】次に動作について図4、図5及び図16を
用いて説明する。図示していない任意の2つの軌道の人
工衛星からの観測データ等の衛星データは、地上に設置
された図4に示す衛星データ受信装置の2組のM×N個
の放射素子アレイで構成される複合シリンドリカル二次
元フェーズドアレイアンテナ1内の2組のm×N個のサ
ブアレイによって受信される。複合シリンドリカル二次
元フェーズドアレイアンテナ1の放射素子アレイは、何
れの組のシリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテ
ナにおいても衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直交
する方向にN個が配列されているが、これらの組の中の
m×N個のサブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ
7によって同時に行われる。図16はm=4、N=4の
場合のサブアレイの構成例を示す図である。また、図5
は複合シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ
1の外観形状とサブアレイ対応のアンテナビーム方向を
示す図である。複合シリンドリカル二次元フェーズドア
レイアンテナ1内のm×N個のサブアレイは、サブアレ
イ選択スイッチ7によって所定速度で切り替え制御が同
時に行われる。この発明の衛星データ受信装置では衛星
進行方向に円筒状に放射素子アレイが配列されているた
め、サブアレイを順次切り替えることによって任意の2
つの軌道からの衛星データを所定範囲で同時追尾受信を
行うことができる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の
切り替え制御はスイッチコントローラ8からの指令によ
って行われる。この場合、サブアレイが所定形状のアン
テナビームを有するためには選択されたm×N個のサブ
アレイの開口面上で所定位相面を形成する必要がある。
N個の放射素子アレイ側は放射面が平面状に配列されて
いるが、人工衛星の方向に対して垂直の位相面となるよ
うに位相制御回路9内の衛星進行方向に直交する方向の
各移相器の位相量を制御する必要がある。m個の放射素
子アレイ側は円筒状に放射面が配列されているため放射
面の位相が所定形状になるように位相制御回路9内の衛
星進行方向の各移相器の位相量を制御する必要がある。
なお、位相制御回路9内の各移相器の位相量の制御は移
相器コントローラ10からの指令によって行われる。ま
た、スイッチコントローラ8から送出される切り替え制
御指令及び移相器コントローラ10から送出される位相
制御指令は、追尾装置4で得られた追尾信号に基づいて
生成される。次に、複合シリンドリカル二次元フェーズ
ドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイによって
受信された受信信号は、低雑音受信機2a及び2bによ
って増幅された後、信号処理器3によってA/D変換及
び信号処理が行われる。この受信信号は図示していない
処理設備によって画像処理等が行われ、地球表面の映像
等が得られる。
【0097】この発明の衛星データ受信装置では、任意
の2つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは任意の2つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、複合シリンド
リカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の複合数をそ
れ以上にして、それ以上の任意複数軌道の人工衛星が同
時追尾受信できることは勿論である。また、ここでは同
時追尾受信の場合で説明したが、同時でなくともかまわ
ないことは勿論である。
【0098】実施例14.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図1は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ、2
は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7は
サブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、
9は位相制御回路、10は移相器コントローラである。
図6は逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテ
ナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示す
図、また、図16はサブアレイの構成例を示す図であ
る。
【0099】次に動作について図1、図6及び図16を
用いて説明する。図示していない任意軌道の人工衛星か
らの観測データ等の衛星データは、地上に設置された図
1に示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレ
イで構成される逆シリンドリカル二次元フェーズドアレ
イアンテナ1内のm×N個のサブアレイによって受信さ
れる。逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテ
ナ1の放射素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行
方向に直交する方向にN個が配列されているが、この中
のm×N個のサブアレイの選択はサブアレイ選択スイッ
チ7によって行われる。図16はm=4、N=4の場合
のサブアレイの構成例を示す図である。また、図6は逆
シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の外
観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示す図であ
る。逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ
1内のm×N個のサブアレイは、サブアレイ選択スイッ
チ7によって所定速度で切り替え制御が行われる。この
発明の衛星データ受信装置では衛星進行方向に逆円筒状
に放射素子アレイが配列されているため、サブアレイを
順次切り替えることによって任意軌道からの衛星データ
を所定範囲で追尾受信を行うことができる。なお、サブ
アレイ選択スイッチ7の切り替え制御はスイッチコント
ローラ8からの指令によって行われる。この場合、サブ
アレイが所定形状のアンテナビームを有するためには選
択されたm×N個のサブアレイの開口面上で所定位相面
を形成する必要がある。N個の放射素子アレイ側は、放
射面が平面状に配列されているが、人工衛星の方向に対
して垂直の位相面となるように位相制御回路9内の衛星
進行方向に直交する各移相器の位相量を制御する必要が
ある。m個の放射素子アレイ側は逆円筒状に放射面が配
列されているため放射面の位相が所定形状になるように
位相制御回路9内の衛星進行方向の各移相器の位相量を
制御する必要がある。なお、位相制御回路9内の各移相
器の位相量の制御は移相器コントローラ10からの指令
によって行われる。また、スイッチコントローラ8から
送出される切り替え制御指令及び移相器コントローラ1
0から送出される位相制御指令は、追尾装置4で得られ
た追尾信号に基づいて生成される。次に、逆シリンドリ
カル二次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個の
サブアレイによって受信された受信信号は、低雑音受信
機2によって増幅された後、信号処理器3によってA/
D変換及び信号処理が行われる。この受信信号は図示し
ていない処理設備によって画像処理等が行われ、地球表
面の映像等が得られる。
【0100】この発明の衛星データ受信装置では、任意
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。
【0101】実施例15.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図4は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
複合逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテ
ナ、2は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装
置、7はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコント
ローラ、9は位相制御回路、10は移相器コントローラ
である。図7は複合逆シリンドリカル二次元フェーズド
アレイアンテナの外観形状とサブアレイのアンテナビー
ム方向を示す図、また、図16はサブアレイの構成例を
示す図である。
【0102】次に動作について図4、図7及び図16を
用いて説明する。図示していない任意の2つの軌道の人
工衛星からの観測データ等の衛星データは、地上に設置
された図4に示す衛星データ受信装置の2組のM×N個
の放射素子アレイで構成される複合逆シリンドリカル二
次元フェーズドアレイアンテナ1内の2組のm×N個の
サブアレイによって受信される。複合逆シリンドリカル
二次元フェーズドアレイアンテナ1の放射素子アレイ
は、何れの組の逆シリンドリカル二次元フェーズドアレ
イアンテナにおいても衛星進行方向にM個、衛星進行方
向に直交する方向にN個が配列されているが、これらの
組の中のm×N個のサブアレイの選択はサブアレイ選択
スイッチ7によって同時に行われる。図16はm=4、
N=4の場合のサブアレイの構成例を示す図である。ま
た、図7は複合逆シリンドリカル二次元フェーズドアレ
イアンテナ1の外観形状とサブアレイ対応のアンテナビ
ーム方向を示す図である。複合逆シリンドリカル二次元
フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイ
は、サブアレイ選択スイッチ7によって所定速度で切り
替え制御が同時に行われる。この発明の衛星データ受信
装置では衛星進行方向に逆円筒状に放射素子アレイが配
列されているため、サブアレイを順次切り替えることに
よって任意の2つの軌道からの衛星データを所定範囲で
同時追尾受信を行うことができる。なお、サブアレイ選
択スイッチ7の切り替え制御はスイッチコントローラ8
からの指令によって行われる。この場合、サブアレイが
所定形状のアンテナビームを有するためには選択された
m×N個のサブアレイの開口面上で所定位相面を形成す
る必要がある。N個の放射素子アレイ側は放射面が平面
状に配列されているが、人工衛星の方向に対して垂直の
位相面となるように位相制御回路9内の衛星進行方向に
直交する方向の各移相器の位相量を制御する必要があ
る。m個の放射素子アレイ側は逆円筒状に放射面が配列
されているため放射面の位相が所定形状になるように位
相制御回路9内の衛星進行方向の各移相器の位相量を制
御する必要がある。なお、位相制御回路9内の各移相器
の位相量の制御は移相器コントローラ10からの指令に
よって行われる。また、スイッチコントローラ8から送
出される切り替え制御指令及び移相器コントローラ10
から送出される位相制御指令は、追尾装置4で得られた
追尾信号に基づいて生成される。次に、複合逆シリンド
リカル二次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個
のサブアレイによって受信された受信信号は、低雑音受
信機2a及び2bによって増幅された後、信号処理器3
によってA/D変換及び信号処理が行われる。この受信
信号は図示していない処理設備によって画像処理等が行
われ、地球表面の映像等が得られる。
【0103】この発明の衛星データ受信装置では、任意
の2つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは任意の2つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、複合逆シリン
ドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の複合数を
それ以上にして、それ以上の任意複数軌道の人工衛星が
同時追尾受信できることは勿論である。また、ここでは
同時追尾受信の場合で説明したが、同時でなくともかま
わないことは勿論である。
【0104】実施例16.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図4は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
マルチビーム型シリンドリカル二次元フェーズドアレイ
アンテナ、2は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追
尾装置、7はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコ
ントローラ、9は位相制御回路、10は移相器コントロ
ーラである。図8はマルチビーム型シリンドリカル二次
元フェーズドアレイアンテナの外観形状とサブアレイの
アンテナビーム方向を示す図、また、図16はサブアレ
イの構成例を示す図である。
【0105】次に動作について図4、図8及び図16を
用いて説明する。図示していない任意の2つの人工衛星
からの観測データ等の衛星データは、地上に設置された
図4に示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子ア
レイで構成されるマルチビーム型シリンドリカル二次元
フェーズドアレイアンテナ1内のビーム毎のm×n個の
サブアレイによって受信される。マルチビーム型シリン
ドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の放射素子
アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直交する
方向にN個が配列されているが、ビーム毎のm×n個の
サブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7によって
行われる。図16はm=4、n=4の場合のサブアレイ
の構成例を示す図である。また、図8はマルチビーム型
シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の外
観形状とサブアレイ対応のアンテナビーム方向を示す図
である。マルチビーム型シリンドリカル二次元フェーズ
ドアレイアンテナ1内のm×n個のサブアレイは、サブ
アレイ選択スイッチ7によって所定速度で切り替え制御
が同時に行われる。この発明の衛星データ受信装置では
衛星進行方向に円筒状に放射素子アレイが配列されてい
るため、サブアレイを順次切り替えることによって任意
の2つの軌道からの衛星データを所定範囲で同時追尾受
信を行うことができる。なお、サブアレイ選択スイッチ
7の切り替え制御はスイッチコントローラ8からの指令
によって行われる。この場合、サブアレイが所定形状の
アンテナビームを有するためには選択されたm×N個の
サブアレイの開口面上で所定位相面を形成する必要があ
る。n個の放射素子アレイ側は、放射面が平面状に配列
されているが、人工衛星の方向に対して垂直の位相面と
なるように位相制御回路9内の衛星進行方向に直交する
方向の各移相器の位相量を制御する必要がある。m個の
放射素子アレイ側は円筒状に放射面が配列されているた
め放射面の位相が所定形状になるように位相制御回路9
内の衛星進行方向の各移相器の位相量を制御する必要が
ある。なお、位相制御回路9内の各移相器の位相量の制
御は移相器コントローラ10からの指令によって行われ
る。また、スイッチコントローラ8から送出される切り
替え制御指令及び移相器コントローラ10から送出され
る位相制御指令は、追尾装置4で得られた追尾信号に基
づいて生成される。次に、マルチビーム型シリンドリカ
ル二次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×n個のサ
ブアレイによって受信された受信信号は、低雑音受信機
2a及び2bによって増幅された後、信号処理器3によ
ってA/D変換及び信号処理が行われる。この受信信号
は図示していない処理設備によって画像処理等が行わ
れ、地球表面の映像等が得られる。
【0106】この発明の衛星データ受信装置では、任意
の2つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは任意の2つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、マルチビーム
型シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の
マルチビーム数をそれ以上にして、それ以上の任意複数
軌道の人工衛星が同時追尾受信できることは勿論であ
る。また、ここでは同時追尾受信の場合で説明したが、
同時でなくともかまわないことは勿論である。
【0107】実施例17.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図9は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
マルチビーム型複合シリンドリカル二次元フェーズドア
レイアンテナ、2は低雑音受信機、3は信号処理器、4
は追尾装置、7はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッ
チコントローラ、9は位相制御回路、10は移相器コン
トローラである。図10はマルチビーム型複合シリンド
リカル二次元フェーズドアレイアンテナの外観形状とサ
ブアレイのアンテナビーム方向を示す図、また、図16
はサブアレイの構成例を示す図である。
【0108】次に動作について図9、図10及び図16
を用いて説明する。図示していない任意の4つの人工衛
星からの観測データ等の衛星データは、地上に設置され
た図9に示す衛星データ受信装置の2組のM×N個の放
射素子アレイで構成されるマルチビーム型複合シリンド
リカル二次元フェーズドアレイアンテナ1内のビーム毎
のm×n個のサブアレイによって受信される。マルチビ
ーム型複合シリンドリカル二次元フェーズドアレイアン
テナ1の放射素子アレイは、何れの組のシリンドリカル
二次元フェーズドアレイアンテナにおいても衛星進行方
向にM個、衛星進行方向に直交する方向にN個が配列さ
れているが、ビーム毎のm×n個のサブアレイの選択は
サブアレイ選択スイッチ7によって行われる。図16は
m=4、n=4の場合のサブアレイの構成例を示す図で
ある。また、図10はマルチビーム型複合シリンドリカ
ル二次元フェーズドアレイアンテナ1の外観形状とサブ
アレイ対応のアンテナビーム方向を示す図である。マル
チビーム型複合シリンドリカル二次元フェーズドアレイ
アンテナ1内のm×n個のサブアレイは、サブアレイ選
択スイッチ7によって所定速度で切り替え制御が同時に
行われる。この発明の衛星データ受信装置では衛星進行
方向に円筒状に放射素子アレイが配列されているため、
サブアレイを順次切り替えることによって任意の4つの
軌道からの衛星データを所定範囲で同時追尾受信を行う
ことができる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の切り
替え制御はスイッチコントローラ8からの指令によって
行われる。この場合、サブアレイが所定形状のアンテナ
ビームを有するためには選択されたm×n個のサブアレ
イの開口面上で所定位相面を形成する必要がある。n個
の放射素子アレイ側は放射面が平面状に配列されている
が、人工衛星の方向に対して垂直の位相面となるように
位相制御回路9内の衛星進行方向に直交する方向の各移
相器の位相量を制御する必要がある。m個の放射素子ア
レイ側は円筒状に放射面が配列されているため放射面の
位相が所定形状になるように位相制御回路9内の衛星進
行方向の各移相器の位相量を制御する必要がある。な
お、位相制御回路9内の各移相器の位相量の制御は移相
器コントローラ10からの指令によって行われる。ま
た、スイッチコントローラ8から送出される切り替え制
御指令及び移相器コントローラ10から送出される位相
制御指令は、追尾装置4で得られた追尾信号に基づいて
生成される。次に、マルチビーム型複合シリンドリカル
二次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×n個のサブ
アレイによって受信された受信信号は、低雑音受信機2
a,2b,2c及び2dによって増幅された後、信号処
理器3によってA/D変換及び信号処理が行われる。こ
の受信信号は図示していない処理設備によって画像処理
等が行われ、地球表面の映像等が得られる。
【0109】この発明の衛星データ受信装置では、任意
の4つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは任意の4つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、マルチビーム
型複合シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ
1のマルチビーム数及び複合数をそれぞれ2以上にして
4つ以上の任意複数軌道の人工衛星が同時追尾受信でき
ることは勿論である。また、ここでは同時追尾受信の場
合で説明したが、同時でなくともかまわないことは勿論
である。
【0110】実施例18.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図4は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
マルチビーム型逆シリンドリカル二次元フェーズドアレ
イアンテナ、2は低雑音受信機、3は信号処理器、4は
追尾装置、7はサブアレイ選択スイッチ、8はスイッチ
コントローラ、9は位相制御回路、10は移相器コント
ローラである。図11はマルチビーム型逆シリンドリカ
ル二次元フェーズドアレイアンテナの外観形状とサブア
レイのアンテナビーム方向を示す図、また、図16はサ
ブアレイの構成例を示す図である。
【0111】次に動作について図4、図11及び図16
を用いて説明する。図示していない任意の2つの人工衛
星からの観測データ等の衛星データは、地上に設置され
た図4に示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子
アレイで構成されるマルチビーム型逆シリンドリカル二
次元フェーズドアレイアンテナ1内のビーム毎のm×n
個のサブアレイによって受信される。マルチビーム型逆
シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の放
射素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直
交する方向にN個が配列されているが、ビーム毎のm×
n個のサブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7に
よって行われる。図16はm=4、n=4の場合のサブ
アレイの構成例を示す図である。また、図11はマルチ
ビーム型逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアン
テナ1の外観形状とサブアレイ対応のアンテナビーム方
向を示す図である。マルチビーム型逆シリンドリカル二
次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×n個のサブア
レイは、サブアレイ選択スイッチ7によって所定速度で
切り替え制御が同時に行われる。この発明の衛星データ
受信装置では衛星進行方向に逆円筒状に放射素子アレイ
が配列されているため、サブアレイを順次切り替えるこ
とによって任意の2つの軌道からの衛星データを所定範
囲で同時追尾受信を行うことができる。なお、サブアレ
イ選択スイッチ7の切り替え制御はスイッチコントロー
ラ8からの指令によって行われる。この場合、サブアレ
イが所定形状のアンテナビームを有するためには選択さ
れたm×n個のサブアレイの開口面上で所定位相面を形
成する必要がある。n個の放射素子アレイ側は放射面が
平面状に配列されているが、人工衛星の方向に対して垂
直の位相面となるように位相量制御回路9内の衛星進行
方向に直交する方向の各移相器の位相量を制御する必要
がある。m個の放射素子アレイ側は逆円筒状に放射面が
配列されているため放射面の位相が所定形状になるよう
に位相制御回路9内の衛星進行方向の各移相器の位相量
を制御する必要がある。なお、位相制御回路9内の各移
相器の位相量の制御は移相器コントローラ10からの指
令によって行われる。また、スイッチコントローラ8か
ら送出される切り替え制御指令及び移相器コントローラ
10から送出される位相制御指令は、追尾装置4で得ら
れた追尾信号に基づいて生成される。次に、マルチビー
ム型逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ
1内のm×n個のサブアレイによって受信された受信信
号は、低雑音受信機2a及び2bによって増幅された
後、信号処理器3によってA/D変換及び信号処理が行
われる。この受信信号は図示していない処理設備によっ
て画像処理等が行われ、地球表面の映像等が得られる。
【0112】この発明の衛星データ受信装置では、任意
の2つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは任意の2つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、マルチビーム
型逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1
のマルチビーム数をそれ以上にして、それ以上の任意複
数軌道の人工衛星が同時追尾受信できることは勿論であ
る。また、ここでは同時追尾受信の場合で説明したが、
同時でなくともかまわないことは勿論である。
【0113】実施例19.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図9は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
マルチビーム型複合逆シリンドリカル二次元フェーズド
アレイアンテナ、2は低雑音受信機、3は信号処理器、
4は追尾装置、7はサブアレイ選択スイッチ、8はスイ
ッチコントローラ、9は位相制御回路、10は移相器コ
ントローラである。図12はマルチビーム型複合逆シリ
ンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナの外観形状
とサブアレイのアンテナビーム方向を示す図、また、図
16はサブアレイの構成例を示す図である。
【0114】次に動作について図9、図12及び図16
を用いて説明する。図示していない任意の4つの人工衛
星からの観測データ等の衛星データは、地上に設置され
た図9に示す衛星データ受信装置の2組のM×N個の放
射素子アレイで構成されるマルチビーム型複合逆シリン
ドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1内のビーム
毎のm×n個のサブアレイによって受信される。マルチ
ビーム型複合逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイ
アンテナ1の放射素子アレイは、何れの組の逆シリンド
リカル二次元フェーズドアレイアンテナにおいても衛星
進行方向にM個、衛星進行方向に直交する方向にN個が
配列されているが、ビーム毎のm×n個のサブアレイの
選択はサブアレイ選択スイッチ7によって行われる。図
16はm=4、n=4の場合のサブアレイの構成例を示
す図である。また、図12はマルチビーム型複合逆シリ
ンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の外観形
状とサブアレイ対応のアンテナビーム方向を示す図であ
る。マルチビーム型複合逆シリンドリカル二次元フェー
ズドアレイアンテナ1内のm×n個のサブアレイは、サ
ブアレイ選択スイッチ7によって所定速度で切り替え制
御が同時に行われる。この発明の衛星データ受信装置で
は衛星進行方向に逆円筒状に放射素子アレイが配列され
ているため、サブアレイを順次切り替えることによって
任意の4つの軌道からの衛星データを所定範囲で同時追
尾受信を行うことができる。なお、サブアレイ選択スイ
ッチ7の切り替え制御はスイッチコントローラ8からの
指令によって行われる。この場合、サブアレイが所定形
状のアンテナビームを有するためには選択されたm×n
個のサブアレイの開口面上で所定位相面を形成する必要
がある。n個の放射素子アレイ側は放射面が平面状に配
列されているが、人工衛星の方向に対して垂直の位相面
となるように位相制御回路9内の衛星進行方向に直交す
る各移相器の位相量を制御する必要がある。m個の放射
素子アレイ側は逆円筒状に放射面が配列されているため
放射面の位相が所定形状になるように位相制御回路9内
の衛星進行方向の各移相器の位相量を制御する必要があ
る。なお、位相制御回路9内の各移相器の位相量の制御
は移相器コントローラ10からの指令によって行われ
る。また、スイッチコントローラ8から送出される切り
替え制御指令及び移相器コントローラ10から送出され
る位相制御指令は、追尾装置4で得られた追尾信号に基
づいて生成される。次に、マルチビーム型複合逆シリン
ドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×n
個のサブアレイによって受信された受信信号は、低雑音
受信機2a,2b,2c及び2dによって増幅された
後、信号処理器3によってA/D変換及び信号処理が行
われる。この受信信号は図示していない処理設備によっ
て画像処理等が行われ、地球表面の映像等が得られる。
【0115】この発明の衛星データ受信装置では、任意
の4つの軌道における人工衛星を電子的に追尾できるた
め、従来の衛星データ受信装置のような機械的可動部が
不要である。なお、ここでは任意の4つの軌道の人工衛
星を同時追尾受信する場合で説明したが、マルチビーム
型複合逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテ
ナ1のマルチビーム数及び複合数をそれぞれ2以上にし
て4つ以上の任意複数軌道の人工衛星が同時追尾受信で
きることは勿論である。また、ここでは同時追尾受信の
場合で説明したが、同時でなくともかまわないことは勿
論である。
【0116】実施例20.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図13は人工衛星からの観測デ
ータ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の
構成を示す図であり、図において1は受信アンテナであ
るシリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ、2
は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7は
サブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、
9は位相制御回路、10は移相器コントローラ、11は
偏分波器である。また、図16はサブアレイの構成例を
示す図である。
【0117】次に動作について図13及び図16を用い
て説明する。図示していない任意軌道の人工衛星から観
測データ等の衛星データは、地上に設置された図13に
示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで
構成されるシリンドリカル二次元フェーズドアレイアン
テナ1内のm×N個のサブアレイによって受信される。
シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の放
射素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直
交する方向にN個が配列され、かつ複偏波で動作する放
射素子アレイで構成されているが、この中のm×N個の
サブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7によって
行われる。図16はm=4、N=4の場合のサブアレイ
の構成例を示す図である。シリンドリカル二次元フェー
ズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイは、サ
ブアレイ選択スイッチ7によって所定速度で切り替え制
御が行われる。この発明の衛星データ受信装置では衛星
進行方向に円筒状に放射素子アレイが配列されているた
め、サブアレイを順次切り替えることによって任意軌道
からの衛星データを所定範囲で追尾受信を行うことがで
きる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の切り替え制御
はスイッチコントローラ8からの指令によって行われ
る。この場合、サブアレイが所定形状のアンテナビーム
を有するためには選択されたm×N個のサブアレイの開
口面上で所定位相面を形成する必要がある。N個の放射
素子アレイ側は放射面が平面状に配列されているが、人
工衛星の方向に対して垂直の位相面となるように位相制
御回路9内の衛星進行方向に直交する方向の各移相器の
位相量を制御する必要がある。m個の放射素子アレイ側
は円筒状に放射面が配列されているため放射面の位相が
所定形状になるように位相制御回路9内の衛星進行方向
の各移相器の位相量を制御する必要がある。なお、位相
制御回路9内の各移相器の位相量の制御は移相器コント
ローラ10からの指令によって行われる。また、スイッ
チコントローラ8から送出される切り替え制御指令及び
移相器コントローラ10から送出される位相制御指令
は、追尾装置4で得られた追尾信号に基づいて生成され
る。次に、複偏波で動作するシリンドリカル二次元フェ
ーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイによ
って受信された受信信号は、偏分波器11によって偏波
分離が行われた後、偏波毎の低雑音受信機2によって増
幅された後、信号処理器3によってA/D変換及び信号
処理が行われる。この受信信号は図示していない処理設
備によって画像処理等が行われ、地球表面の映像等が得
られる。
【0118】この発明の衛星データ受信装置では、任意
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここではシリンドリカル二次元フェーズドア
レイアンテナ1の場合で説明したが、複偏波で動作する
マルチビーム型シリンドリカル二次元フェーズドアレイ
アンテナ等他の形式のアンテナであっても差し支えない
ことは勿論である。
【0119】実施例21.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図14は人工衛星からの観測デ
ータ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の
構成を示す図であり、図において1は受信アンテナであ
るシリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ、2
は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7は
サブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、
9は位相制御回路、10は移相器コントローラ、12は
周波数分離器である。また、図16はサブアレイの構成
例を示す図である。
【0120】次に動作について図14及び図16を用い
て説明する。図示していない任意軌道の人工衛星から観
測データ等の衛星データは、地上に設置された図14に
示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで
構成されるシリンドリカル二次元フェーズドアレイアン
テナ1内のm×N個のサブアレイによって受信される。
シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の放
射素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直
交する方向にN個が配列され、かつ多周波で動作する放
射素子アレイで構成されているが、この中のm×N個の
サブアレイの選択はサブアレイ選択スイッチ7によって
行われる。図16はm=4、N=4の場合のサブアレイ
の構成例を示す図である。シリンドリカル二次元フェー
ズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイは、サ
ブアレイ選択スイッチ7によって所定速度で切り替え制
御が行われる。この発明の衛星データ受信装置では衛星
進行方向に円筒状に放射素子アレイが配列されているた
め、サブアレイを順次切り替えることによって任意軌道
からの衛星データを所定範囲で追尾受信を行うことがで
きる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の切り替え制御
はスイッチコントローラ8からの指令によって行われ
る。この場合、サブアレイが所定形状のアンテナビーム
を有するためには選択されたm×N個のサブアレイの開
口面上で所定位相面を形成する必要がある。N個の放射
素子アレイ側は放射面が平面状に配列されているが、人
工衛星の方向に対して垂直の位相面となるように位相制
御回路9内の衛星進行方向に直交する各移相器の位相量
を制御する必要がある。m個の放射素子アレイ側は円筒
状に放射面が配列されているため放射面の位相が所定形
状になるように位相制御回路9内の衛星進行方向の各移
相器の位相量を制御する必要がある。なお、位相制御回
路9内の各移相器の位相量の制御は移相器コントローラ
10からの指令によって行われる。また、スイッチコン
トローラ8から送出される切り替え制御指令及び移相器
コントローラ10から送出される位相制御指令は、追尾
装置4で得られた追尾信号に基づいて生成される。次
に、多周波で動作するシリンドリカル二次元フェーズド
アレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイによって受
信された受信信号は、周波数分離器12によって周波数
分離が行われた後、周波数毎の低雑音受信機2によって
増幅された後、信号処理器3によってA/D変換及び信
号処理が行われる。この受信信号は図示していない処理
設備によって画像処理等が行われ、地球表面の映像等が
得られる。
【0121】この発明の衛星データ受信装置では、任意
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここではシリンドリカル二次元フェーズドア
レイアンテナ1の場合で説明したが、多周波で動作する
マルチビーム型シリンドリカル二次元フェーズドアレイ
アンテナ等他の形式のアンテナであっても差し支えない
ことは勿論である。
【0122】実施例22.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図15は人工衛星からの観測デ
ータ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の
構成を示す図であり、図において1は受信アンテナであ
るシリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ、2
は低雑音受信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7は
サブアレイ選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、
9は位相制御回路、10は移相器コントローラ、11は
偏分波器、12は周波数分離器である。また、図16は
サブアレイの構成例を示す図である。
【0123】次に動作について図15及び図16を用い
て説明する。図示していない任意軌道の人工衛星から観
測データ等の衛星データは、地上に設置された図15に
示す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで
構成されるシリンドリカル二次元フェーズドアレイアン
テナ1内のm×N個のサブアレイによって受信される。
シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1の放
射素子アレイは衛星進行方向にM個、衛星進行方向に直
交する方向にN個が配列され、しかも多周波かつ複偏波
で動作する放射素子アレイで構成されているが、この中
のm×N個のサブアレイの選択はサブアレイ選択スイッ
チ7によって行われる。図16はm=4、N=4の場合
のサブアレイの構成例を示す図である。シリンドリカル
二次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブ
アレイは、サブアレイ選択スイッチ7によって所定速度
で切り替え制御が行われる。この発明の衛星データ受信
装置では衛星進行方向に円筒状に放射素子アレイが配列
されているため、サブアレイを順次切り替えることによ
って任意軌道からの衛星データを所定範囲で追尾受信を
行うことができる。なお、サブアレイ選択スイッチ7の
切り替え制御はスイッチコントローラ8からの指令によ
って行われる。この場合、サブアレイが所定形状のアン
テナビームを有するためには選択されたm×N個のサブ
アレイの開口面上で所定位相面を形成する必要がある。
N個の放射素子アレイ側は放射面が平面状に配列されて
いるが、人工衛星の方向に対して垂直の位相面となるよ
うに位相制御回路9内の衛星進行方向に直交する方向の
各移相器の位相量を制御する必要がある。m個の放射素
子アレイ側は円筒状に放射面が配列されているため放射
面の位相が所定形状になるように位相制御回路9内の衛
星進行方向の各移相器の位相量を制御する必要がある。
なお、位相制御回路9内の各移相器の位相量の制御は移
相器コントローラ10からの指令によって行われる。ま
た、スイッチコントローラ8から送出される切り替え制
御指令及び移相器コントローラ10から送出される位相
制御指令は、追尾装置4で得られた追尾信号に基づいて
生成される。次に、多周波かつ複偏波で動作するシリン
ドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ1内のm×N
個のサブアレイによって受信された受信信号は、周波数
分離器12によって周波数分離が行われた後、周波数毎
の偏分波器11によって偏波分離が行われる。その後、
受信信号は周波数毎及び偏波毎の低雑音受信機2によっ
て増幅された後、信号処理器3によってA/D変換及び
信号処理が行われる。この受信信号は図示していない処
理設備によって画像処理等が行われ、地球表面の映像等
が得られる。
【0124】この発明の衛星データ受信装置では、任意
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここではシリンドリカル二次元フェーズドア
レイアンテナ1の場合で説明したが、多周波かつ複偏波
で動作するマルチビーム型シリンドリカル二次元フェー
ズドアレイアンテナ等他の形式のアンテナであっても差
し支えないことは勿論である。
【0125】実施例23.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図1は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
複曲面フェーズドアレイアンテナ、2は低雑音受信機、
3は信号処理器、4は追尾装置、7はサブアレイ選択ス
イッチ、8はスイッチコントローラ、9は位相制御回
路、10は移相器コントローラである。また、図16は
サブアレイの構成例を示す図である。
【0126】次に動作について図1及び図16を用いて
説明する。図示していない任意軌道の人工衛星からの観
測データ等の衛星データは、地上に設置された図1に示
す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで構
成される複曲面フェーズドアレイアンテナ1内のm×N
個のサブアレイによって受信される。複曲面フェーズド
アレイアンテナ1の放射素子アレイは衛星進行方向にM
個、衛星進行方向に直交する方向にN個が配列されてい
るが、この中のm×N個のサブアレイの選択はサブアレ
イ選択スイッチ7によって行われる。図16はm=4、
N=4の場合のサブアレイの構成例を示す図である。複
曲面フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブア
レイは、サブアレイ選択スイッチ7によって所定速度で
切り替え制御が同時に行われる。この発明の衛星データ
受信装置では衛星進行方向に例えば疑似円筒状に放射素
子アレイが配列されているため、サブアレイのアンテナ
ビーム方向が人工衛星の飛翔軌跡となるようにサブアレ
イの位相面を二次元的に制御しながらサブアレイを順次
切り替えることによって任意軌道からの衛星データを所
定範囲で追尾受信を行うことができる。なお、サブアレ
イ選択スイッチ7の切り替え制御はスイッチコントロー
ラ8からの指令によって行われる。この場合、サブアレ
イが所定形状のアンテナビームを有するためには選択さ
れたm×N個のサブアレイの開口面上で所定位相面を形
成する必要がある。これはm×N個のサブアレイの開口
面上で所定方向に所定の位相面が得られるように位相制
御回路9内の各移相器の位相量を二次元的に制御するこ
とによって達成できる。なお、位相制御回路9内の各移
相器の位相量を制御は位相器コントローラ10からの指
令によって行われる。また、スイッチコントローラ8か
ら送出される切り替え制御指令及び移相器コントローラ
10から送出される位相制御指令は、追尾装置4で得ら
れた追尾信号に基づいて生成される。次に、複曲面フェ
ーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブアレイによ
って受信された受信信号は、低雑音受信機2によって増
幅された後、信号処理器3によってA/D変換及び信号
処理が行われる。この受信信号は図示していない処理設
備によって画像処理等が行われ、地球表面の映像等が得
られる。
【0127】この発明の衛星データ受信装置では、任意
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここでは複曲面フェーズドアレイアンテナ1
がシングルビーム型の場合で説明したが、マルチビーム
型であっても差し支えないことは勿論である。
【0128】実施例24.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図4は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
複合複曲面フェーズドアレイアンテナ、2は低雑音受信
機、3は信号処理器、4は追尾装置、7はサブアレイ選
択スイッチ、8はスイッチコントローラ、9は位相制御
回路、10は移相器コントローラである。また、図16
はサブアレイの構成例を示す図である。
【0129】次に動作について図4及び図16を用いて
説明する。図示していない任意軌道の人工衛星からの観
測データ等の衛星データは、地上に設置された図4に示
す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで構
成される複合複曲面フェーズドアレイアンテナ1内のm
×n個のサブアレイによって受信される。複合複曲面フ
ェーズドアレイアンテナ1の放射素子アレイは衛星進行
方向にM個、衛星進行方向に直交する方向にN個が配列
されているが、この中のm×n個のサブアレイの選択は
サブアレイ選択スイッチ7によって行われる。図16は
m=4、n=4の場合のサブアレイの構成例を示す図で
ある。複合複曲面フェーズドアレイアンテナ1内のm×
n個のサブアレイは、サブアレイ選択スイッチ7によっ
て所定速度で切り替え制御が行われる。この発明の衛星
データ受信装置では衛星進行方向に例えば疑似複合円筒
状に放射素子アレイが配列されているため、サブアレイ
のアンテナビーム方向が人工衛星の飛翔軌跡となるよう
にサブアレイの位相面を二次元的に制御しながらサブア
レイを順次切り替えることによって任意軌道からの衛星
データを所定範囲で追尾受信を行うことができる。な
お、サブアレイ選択スイッチ7の切り替え制御はスイッ
チコントローラ8からの指令によって行われる。この場
合、サブアレイが所定形状のアンテナビームを有するた
めには選択されたm×n個のサブアレイの開口面上で所
定位相面を形成する必要がある。これはm×n個のサブ
アレイの開口面上で所定方向に所定の位相面が得られる
ように位相制御回路9内の各移相器の位相量を二次元的
に制御することによって達成できる。なお、位相制御回
路9内の各移相器の位相量を制御は位相器コントローラ
10からの指令によって行われる。また、スイッチコン
トローラ8から送出される切り替え制御指令及び移相器
コントローラ10から送出される位相制御指令は、追尾
装置4で得られた追尾信号に基づいて生成される。次
に、複合複曲面フェーズドアレイアンテナ1内のm×n
個のサブアレイによって受信された受信信号は、低雑音
受信機2によって増幅された後、信号処理器3によって
A/D変換及び信号処理が行われる。この受信信号は図
示していない処理設備によって画像処理等が行われ、地
球表面の映像等が得られる。
【0130】この発明の衛星データ受信装置では、任意
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここでは複合複曲面フェーズドアレイアンテ
ナ1がシングルビーム型の場合で説明したが、マルチビ
ーム型であっても差し支えないことは勿論である。
【0131】実施例25.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図1は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
逆複曲面フェーズドアレイアンテナ、2は低雑音受信
機、3は信号処理器、4は追尾装置、7はサブアレイ選
択スイッチ、8はスイッチコントローラ、9は位相制御
回路、10は移相器コントローラである。また、図16
はサブアレイの構成例を示す図である。
【0132】次に動作について図1及び図16を用いて
説明する。図示していない任意軌道の人工衛星からの観
測データ等の衛星データは、地上に設置された図1に示
す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで構
成される逆複曲面フェーズドアレイアンテナ1内のm×
N個のサブアレイによって受信される。逆複曲面フェー
ズドアレイアンテナ1の放射素子アレイは衛星進行方向
にM個、衛星進行方向に直交する方向にN個が配列され
ているが、この中のm×N個のサブアレイの選択はサブ
アレイ選択スイッチ7によって行われる。図16はm=
4、N=4の場合のサブアレイの構成例を示す図であ
る。逆複曲面フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個
のサブアレイは、サブアレイ選択スイッチ7によって所
定速度で切り替え制御が行われる。この発明の衛星デー
タ受信装置では衛星進行方向に例えば疑似逆円筒状に放
射素子アレイが配列されているため、サブアレイのアン
テナビーム方向が人工衛星の飛翔軌跡となるようにサブ
アレイの位相面を二次元的に制御しながらサブアレイを
順次切り替えることによって任意軌道からの衛星データ
を所定範囲で追尾受信を行うことができる。なお、サブ
アレイ選択スイッチ7の切り替え制御はスイッチコント
ローラ8からの指令によって行われる。この場合、サブ
アレイが所定形状のアンテナビームを有するためには選
択されたm×N個のサブアレイの開口面上で所定位相面
を形成する必要があるが、これはm×N個のサブアレイ
の開口面上で所定方向に所定の位相面が得られるように
位相制御回路9内の各移相器の位相量を二次元的に制御
することによって達成できる。なお、位相制御回路9内
の各移相器の位相量の制御は位相器コントローラ10か
らの指令によって行われる。また、スイッチコントロー
ラ8から送出される切り替え制御指令及び移相器コント
ローラ10から送出される位相制御指令は、追尾装置4
で得られた追尾信号に基づいて生成される。次に、逆複
曲面フェーズドアレイアンテナ1内のm×N個のサブア
レイによって受信された受信信号は、低雑音受信機2に
よって増幅された後、信号処理器3によってA/D変換
及び信号処理が行われる。この受信信号は図示していな
い処理設備によって画像処理等が行われ、地球表面の映
像等が得られる。
【0133】この発明の衛星データ受信装置では、任意
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここでは逆複曲面フェーズドアレイアンテナ
1がシングルビーム型の場合で説明したが、マルチビー
ム型であっても差し支えないことは勿論である。
【0134】実施例26.以下、この発明の他の実施例
を図について説明する。図4は人工衛星からの観測デー
タ等を追尾受信するこの発明の衛星データ受信装置の構
成を示す図であり、図において1は受信アンテナである
複合逆複曲面フェーズドアレイアンテナ、2は低雑音受
信機、3は信号処理器、4は追尾装置、7はサブアレイ
選択スイッチ、8はスイッチコントローラ、9は位相制
御回路、10は移相器コントローラである。また、図1
6はサブアレイの構成例を示す図である。
【0135】次に動作について図4及び図16を用いて
説明する。図示していない任意軌道の人工衛星からの観
測データ等の衛星データは、地上に設置された図4に示
す衛星データ受信装置のM×N個の放射素子アレイで構
成される複合逆複曲面フェーズドアレイアンテナ1内の
m×n個のサブアレイによって受信される。複合逆複曲
面フェーズドアレイアンテナ1の放射素子アレイは衛星
進行方向にM個、衛星進行方向に直交する方向にN個が
配列されているが、この中のm×n個のサブアレイの選
択はサブアレイ選択スイッチ7によって行われる。図1
6はm=4、n=4の場合のサブアレイの構成例を示す
図である。複合逆複曲面フェーズドアレイアンテナ1内
のm×n個のサブアレイは、サブアレイ選択スイッチ7
によって所定速度で切り替え制御が行われる。この発明
の衛星データ受信装置では衛星進行方向に例えば疑似複
合逆円筒状に放射素子アレイが配列されているため、サ
ブアレイのアンテナビーム方向が人工衛星の飛翔軌跡と
なるようにサブアレイの位相面を二次元的に制御しなが
らサブアレイを順次切り替えることによって任意軌道か
らの衛星データを所定範囲で追尾受信を行うことができ
る。なお、サブアレイ選択スイッチ7の切り替え制御は
スイッチコントローラ8からの指令によって行われる。
この場合、サブアレイが所定形状のアンテナビームを有
するためには選択されたm×n個のサブアレイの開口面
上で所定位相面を形成する必要があるが、これはm×n
個のサブアレイの開口面上で所定方向に所定の位相面が
得られるように位相制御回路9内の各移相器の位相量を
二次元的に制御することによって達成できる。なお、位
相制御回路9内の各移相器の位相量を制御は移相器コン
トローラ10からの指令によって行われる。また、スイ
ッチコントローラ8から送出される切り替え制御指令及
び移相器コントローラ10から送出される位相制御指令
は、追尾装置4で得られた追尾信号に基づいて生成され
る。次に、複合逆複曲面フェーズドアレイアンテナ1内
のm×n個のサブアレイによって受信された受信信号
は、低雑音受信機2によって増幅された後、信号処理器
3によってA/D変換及び信号処理が行われる。この受
信信号は図示していない処理設備によって画像処理等が
行われ、地球表面の映像等が得られる。
【0136】この発明の衛星データ受信装置では、任意
軌道における人工衛星を電子的に追尾できるため、従来
の衛星データ受信装置のような機械的可動部が不要であ
る。また、ここでは複合逆複曲面フェーズドアレイアン
テナ1がシングルビーム型の場合で説明したが、マルチ
ビーム型であっても差し支えないことは勿論である。
【0137】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば衛星デ
ータ受信装置をシリンドリカル一次元フェーズドアレイ
アンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコン
トローラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、
追尾装置と、低雑音受信機と、信号処理器とから構成し
たので、所定軌道からの衛星データの追尾受信が行える
効果がある。
【0138】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を複合シリンドリカル一次元フェーズドアレイアン
テナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントロ
ーラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾
装置と、低雑音受信機と、信号処理器とから構成したの
で、所定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受信
が行える効果がある。
【0139】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテ
ナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントロー
ラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装
置と、低雑音受信機と、信号処理器とから構成したの
で、所定軌道からの衛星データの追尾受信が行える効果
がある。
【0140】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を複合逆シリンドリカル一次元フェーズドアレイア
ンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコント
ローラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追
尾装置と、低雑音受信機と、信号処理器とから構成した
ので、所定複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える効果がある。
【0141】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置をマルチビーム型シリンドリカル一次元フェーズド
アレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチ
と、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の位
相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビー
ム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処
理器とから構成したので、所定複数軌道からの複数衛星
データの同時追尾受信が行える効果がある。
【0142】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置をマルチビーム型複合シリンドリカル一次元フェー
ズドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイ
ッチと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎
の位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、
ビーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信
号処理器とから構成したので、所定複数軌道からの複数
衛星データの同時追尾受信が行える効果がある。
【0143】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置をマルチビーム型逆シリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッ
チと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の
位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビ
ーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号
処理器とから構成したので、所定複数軌道からの複数衛
星データの同時追尾受信が行える効果がある。
【0144】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置をマルチビーム型複合逆シリンドリカル一次元フェ
ーズドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択ス
イッチと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム
毎の位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラ
と、ビーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機
と、信号処理器とから構成したので、所定複数軌道から
の複数衛星データの同時追尾受信が行える効果がある。
【0145】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を複偏波で動作するシリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイ
ッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コントロ
ーラと、追尾装置と、偏分波器と、偏波毎の低雑音受信
機と、信号処理器とから構成したので、所定軌道からの
衛星データの複偏波での追尾受信が行える効果がある。
【0146】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を多周波で動作するシリンドリカル一次元フェーズ
ドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイ
ッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コントロ
ーラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波数毎の低雑
音受信機と、信号処理器とから構成したので、所定軌道
からの衛星データの多周波での追尾受信が行える効果が
ある。
【0147】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を多周波かつ複偏波で動作するシリンドリカル一次
元フェーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッ
チと、スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相
器コントローラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波
数毎の偏分波器と、周波数及び偏波毎の低雑音受信機
と、信号処理器とから構成したので、所定軌道からの衛
星データの多周波かつ複偏波での追尾受信が行える効果
がある。
【0148】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置をシリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ
と、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラ
と、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置
と、低雑音受信機と、信号処理器とから構成したので、
任意軌道からの衛星データの追尾受信が行える効果があ
る。
【0149】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を複合シリンドリカル二次元フェーズドアレイアン
テナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントロ
ーラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾
装置と、低雑音受信機と、信号処理器とから構成したの
で、任意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受信
が行える効果がある。
【0150】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテ
ナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントロー
ラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装
置と、低雑音受信機と、信号処理器とから構成したの
で、任意軌道からの衛星データの追尾受信が行える効果
がある。
【0151】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を複合逆シリンドリカル二次元フェーズドアレイア
ンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコント
ローラと、位相制御回路と、移相器コントローラと、追
尾装置と、低雑音受信機と、信号処理器とから構成した
ので、任意複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受
信が行える効果がある。
【0152】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置をマルチビーム型シリンドリカル二次元フェーズド
アレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッチ
と、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の位
相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビー
ム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号処
理器とから構成したので、任意複数軌道からの複数衛星
データの同時追尾受信が行える効果がある。
【0153】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置をマルチビーム型複合シリンドリカル二次元フェー
ズドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイ
ッチと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎
の位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、
ビーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信
号処理器とから構成したので、任意複数軌道からの複数
衛星データの同時追尾受信が行える効果がある。
【0154】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置をマルチビーム型逆シリンドリカル二次元フェーズ
ドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択スイッ
チと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム毎の
位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラと、ビ
ーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機と、信号
処理器とから構成したので、任意複数軌道からの複数衛
星データの同時追尾受信が行える効果がある。
【0155】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置をマルチビーム型複合逆シリンドリカル二次元フェ
ーズドアレイアンテナと、ビーム毎のサブアレイ選択ス
イッチと、ビーム毎のスイッチコントローラと、ビーム
毎の位相制御回路と、ビーム毎の移相器コントローラ
と、ビーム毎の追尾装置と、ビーム毎の低雑音受信機
と、信号処理器とから構成したので、任意複数軌道から
の複数衛星データの同時追尾受信が行える効果がある。
【0156】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を複偏波で動作するシリンドリカル二次元フェーズ
ドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイ
ッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コントロ
ーラと、追尾装置と、偏分波器と、偏波毎の低雑音受信
機と、信号処理器とから構成したので、任意軌道からの
衛星データの複偏波での追尾受信が行える効果がある。
【0157】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を多周波で動作するシリンドリカル二次元フェーズ
ドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッチと、スイ
ッチコントローラと、位相制御回路と、移相器コントロ
ーラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波数毎の低雑
音受信機と、信号処理器とから構成したので、任意軌道
からの衛星データの多周波での追尾受信が行える効果が
ある。
【0158】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を多周波かつ複偏波で動作するシリンドリカル二次
元フェーズドアレイアンテナと、サブアレイ選択スイッ
チと、スイッチコントローラと、位相制御回路と、移相
器コントローラと、追尾装置と、周波数分離器と、周波
数毎の偏分波器と、周波数及び偏波毎の低雑音受信機
と、信号処理器とから構成したので、任意軌道からの衛
星データの多周波かつ複偏波での追尾受信が行える効果
がある。
【0159】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を複曲面シリンドリカルフェーズドアレイアンテナ
以外の複合逆単曲面フェーズドアレイアンテナと、サブ
アレイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位相
制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低雑
音受信機と、信号処理器とから構成したので、任意軌道
からの衛星データの追尾受信が行える効果がある。
【0160】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を複合複曲面シリンドリカルフェーズドアレイアン
テナ以外の複合逆単曲面フェーズドアレイアンテナと、
サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、
位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、
低雑音受信機と、信号処理器とから構成したので、任意
軌道からの衛星データの追尾受信が行える効果がある。
【0161】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を逆複曲面シリンドリカルフェーズドアレイアンテ
ナ以外の複合逆単曲面フェーズドアレイアンテナと、サ
ブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラと、位
相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置と、低
雑音受信機と、信号処理器とから構成したので、任意軌
道からの衛星データの追尾受信が行える効果がある。
【0162】さらに、この発明によれば衛星データ受信
装置を複合逆複曲面シリンドリカルフェーズドアレイア
ンテナ以外の複合逆単曲面フェーズドアレイアンテナ
と、サブアレイ選択スイッチと、スイッチコントローラ
と、位相制御回路と、移相器コントローラと、追尾装置
と、低雑音受信機と、信号処理器とから構成したので、
任意軌道からの衛星データの追尾受信が行える効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1,3,12,14,23及
び25における衛星データ受信装置の構成を示す図であ
る。
【図2】この発明の実施例1から11におけるサブアレ
イの構成例を示す図である。
【図3】この発明の実施例1及び12における受信アン
テナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示
す図である。
【図4】この発明の実施例2,4,5,7,13,1
5,16,18,24及び26における衛星データ受信
装置の構成を示す図である。
【図5】この発明の実施例2及び13における受信アン
テナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示
す図である。
【図6】この発明の実施例3及び14における受信アン
テナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示
す図である。
【図7】この発明の実施例4及び15における受信アン
テナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示
す図である。
【図8】この発明の実施例5及び16における受信アン
テナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を示
す図である。
【図9】この発明の実施例6,8,17及び19におけ
る衛星データ受信装置の構成を示す図である。
【図10】この発明の実施例6及び17における受信ア
ンテナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を
示す図である。
【図11】この発明の実施例7及び18における受信ア
ンテナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を
示す図である。
【図12】この発明の実施例8及び19における受信ア
ンテナの外観形状とサブアレイのアンテナビーム方向を
示す図である。
【図13】この発明の実施例9及び20における衛星デ
ータ受信装置の構成を示す図である。
【図14】この発明の実施例10及び21における衛星
データ受信装置の構成を示す図である。
【図15】この発明の実施例11及び22における衛星
データ受信装置の構成を示す図である。
【図16】この発明の実施例12から26におけるサブ
アレイの構成例を示す図である。
【図17】従来の実施例における衛星データ受信装置の
構成を示す図である。
【図18】従来の実施例における追尾装置の例を示す図
である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ 2 低雑音受信機 3 信号処理器 4 追尾装置 5 アジマス駆動装置 6 エレベーション駆動装置 7 サブアレイ選択スイッチ 8 スイッチコントローラ 9 位相制御回路 10 移相器コントローラ 11 偏分波器 12 周波数分離器

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星からの観測データ等を受信する
    衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デー
    タを受信するためのシリンドリカル一次元フェーズドア
    レイアンテナと、シリンドリカル一次元フェーズドアレ
    イアンテナのサブアレイを切り替えるためのサブアレイ
    選択スイッチと、サブアレイ選択スイッチの制御を行う
    ためのスイッチコントローラと、サブアレイの位相制御
    を行うための位相制御回路と、位相制御回路の位相量を
    制御するための移相器コントローラと、人工衛星を追尾
    するための追尾装置と、受信信号の増幅を行うための低
    雑音受信機と、増幅後の受信信号のA/D変換及び信号
    処理を行うための信号処理器とを具備して、所定軌道か
    らの衛星データの追尾受信を可能ならしめることを特徴
    とする衛星データ受信装置。
  2. 【請求項2】 人工衛星からの観測データ等を受信する
    衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デー
    タを受信するための複合シリンドリカル一次元フェーズ
    ドアレイアンテナを具備して、所定複数軌道からの複数
    衛星データの同時追尾受信を可能ならしめることを特徴
    とする請求項1記載の衛星データ受信装置。
  3. 【請求項3】 人工衛星からの観測データ等を受信する
    衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デー
    タを受信するための逆シリンドリカル一次元フェーズド
    アレイアンテナを具備して、所定軌道からの衛星データ
    の追尾受信を可能ならしめることを特徴とする請求項1
    記載の衛星データ受信装置。
  4. 【請求項4】 人工衛星からの観測データ等を受信する
    衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デー
    タを受信するための複合逆シリンドリカル一次元フェー
    ズドアレイアンテナを具備して、所定複数軌道からの複
    数衛星データの同時追尾受信を可能ならしめることを特
    徴とする請求項1記載の衛星データ受信装置。
  5. 【請求項5】 人工衛星からの観測データ等を受信する
    衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デー
    タを受信するためのマルチビーム型シリンドリカル一次
    元フェーズドアレイアンテナと、ビーム毎にマルチビー
    ム型シリンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナの
    サブアレイを切り替えるためのサブアレイ選択スイッチ
    と、ビーム毎にサブアレイ選択スイッチの制御を行うた
    めのスイッチコントローラと、ビーム毎にサブアレイの
    位相制御を行うための位相制御回路と、ビーム毎に位相
    制御回路の位相量を制御するための移相器コントローラ
    と、ビーム毎に人工衛星を追尾するための追尾装置と、
    ビーム毎に受信信号の増幅を行うための低雑音受信機
    と、増幅後の受信信号のA/D変換及び信号処理を行う
    ための信号処理器とを具備して、所定複数軌道からの複
    数衛星データの同時追尾受信を可能ならしめることを特
    徴とする衛星データ受信装置。
  6. 【請求項6】 人工衛星からの観測データ等を受信する
    衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デー
    タを受信するためのマルチビーム型複合シリンドリカル
    一次元フェーズドアレイアンテナを具備して、所定複数
    軌道からの複数衛星データの同時追尾受信を可能ならし
    めることを特徴とする請求項5記載の衛星データ受信装
    置。
  7. 【請求項7】 人工衛星からの観測データ等を受信する
    衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デー
    タを受信するためのマルチビーム型逆シリンドリカル一
    次元フェーズドアレイアンテナを具備して、所定複数軌
    道からの複数衛星データの同時追尾受信を可能ならしめ
    ることを特徴とする請求項5記載の衛星データ受信装
    置。
  8. 【請求項8】 人工衛星からの観測データ等を受信する
    衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デー
    タを受信するためのマルチビーム型複合逆シリンドリカ
    ル一次元フェーズドアレイアンテナを具備して、所定複
    数軌道からの複数衛星データの同時追尾受信を可能なら
    しめることを特徴とする請求項5記載の衛星データ受信
    装置。
  9. 【請求項9】 人工衛星からの観測データ等を受信する
    衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デー
    タを受信するための複偏波で動作するシリンドリカル一
    次元フェーズドアレイアンテナと、シリンドリカル一次
    元フェーズドアレイアンテナのサブアレイを切り替える
    ためのサブアレイ選択スイッチと、サブアレイ選択スイ
    ッチの制御を行うためのスイッチコントローラと、サブ
    アレイの位相制御を行うための位相制御回路と、位相制
    御回路の位相量を制御するための移相器コントローラ
    と、人工衛星を追尾するための追尾装置と、受信信号の
    偏波分離を行うための偏分波器と、偏波毎に受信信号の
    増幅を行うための低雑音受信機と、偏波毎に増幅後の受
    信信号のA/D変換及び信号処理を行うための信号処理
    器とを具備して、所定軌道からの衛星データの複偏波で
    の追尾受信を可能ならしめることを特徴とする衛星デー
    タ受信装置。
  10. 【請求項10】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための多周波で動作するシリンドリカル
    一次元フェーズドアレイアンテナと、シリンドリカル一
    次元フェーズドアレイアンテナのサブアレイを切り替え
    るためのサブアレイ選択スイッチと、サブアレイ選択ス
    イッチの制御を行うためのスイッチコントローラと、サ
    ブアレイの位相制御を行うための位相制御回路と、位相
    制御回路の位相量を制御するための移相器コントローラ
    と、人工衛星を追尾するための追尾装置と、受信信号の
    周波数分離を行うための周波数分離器と、周波数毎に受
    信信号の増幅を行うための低雑音受信機と、周波数毎に
    増幅後の受信信号のA/D変換及び信号処理を行うため
    の信号処理器とを具備して、所定軌道からの衛星データ
    の多周波での追尾受信を可能ならしめることを特徴とす
    る衛星データ受信装置。
  11. 【請求項11】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための多周波かつ複偏波で動作するシリ
    ンドリカル一次元フェーズドアレイアンテナと、シリン
    ドリカル一次元フェーズドアレイアンテナのサブアレイ
    を切り替えるためのサブアレイ選択スイッチと、サブア
    レイ選択スイッチの制御を行うためのスイッチコントロ
    ーラと、サブアレイの位相制御を行うための位相制御回
    路と、位相制御回路の位相量を制御するための移相器コ
    ントローラと、人工衛星を追尾するための追尾装置と、
    受信信号の周波数分離を行うための周波数分離器と、周
    波数毎に偏波分離を行うための偏分波器と、周波数及び
    偏波毎に受信信号の増幅を行うための低雑音受信機と、
    周波数及び偏波毎に増幅後の受信信号のA/D変換及び
    信号処理を行うための信号処理器とを具備して、所定軌
    道からの衛星データの多周波かつ複偏波での追尾受信を
    可能ならしめることを特徴とする衛星データ受信装置。
  12. 【請求項12】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するためのシリンドリカル二次元フェーズド
    アレイアンテナと、シリンドリカル二次元フェーズドア
    レイアンテナのサブアレイを切り替えるためのサブアレ
    イ選択スイッチと、サブアレイ選択スイッチの制御を行
    うためのスイッチコントローラと、サブアレイの位相制
    御を行うための位相制御回路と、位相制御回路の位相量
    を制御するための移相器コントローラと、人工衛星を追
    尾するための追尾装置と、受信信号の追尾を行うための
    低雑音受信機と、増幅後の受信信号のA/D変換及び信
    号処理を行うための信号処理器とを具備して、任意軌道
    からの衛星データの追尾受信を可能ならしめることを特
    徴とする衛星データ受信装置。
  13. 【請求項13】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための複合シリンドリカル二次元フェー
    ズドアレイアンテナを具備して、任意複数軌道からの複
    数衛星データの同時追尾受信を可能ならしめることを特
    徴とする請求項12記載の衛星データ受信装置。
  14. 【請求項14】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための逆シリンドリカル二次元フェーズ
    ドアレイアンテナを具備して、任意軌道からの衛星デー
    タの追尾受信を可能ならしめることを特徴とする請求項
    12記載の衛星データ受信装置。
  15. 【請求項15】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための複合逆シリンドリカル二次元フェ
    ーズドアレイアンテナを具備して、任意複数軌道からの
    複数衛星データの同時追尾受信を可能ならしめることを
    特徴とする請求項12記載の衛星データ受信装置。
  16. 【請求項16】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するためのマルチビーム型シリンドリカル二
    次元フェーズドアレイアンテナと、ビーム毎にマルチビ
    ーム型シリンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナ
    のサブアレイを切り替えるためのサブアレイ選択スイッ
    チと、ビーム毎にサブアレイ選択スイッチの制御を行う
    ためのスイッチコントローラと、ビーム毎にサブアレイ
    の位相制御を行うための位相制御回路と、ビーム毎に位
    相制御回路の位相量を制御するための移相器コントロー
    ラと、ビーム毎に人工衛星を追尾するための追尾装置
    と、ビーム毎に受信信号の増幅を行うための低雑音受信
    機と、ビーム毎に増幅後の受信信号のA/D変換及び信
    号処理を行うための信号処理器とを具備して、任意複数
    軌道からの複数衛星データの同時追尾受信を可能ならし
    めることを特徴とする衛星データ受信装置。
  17. 【請求項17】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するためのマルチビーム型複合シリンドリカ
    ル二次元フェーズドアレイアンテナを具備して、任意複
    数軌道からの複数衛星データの同時追尾受信を可能なら
    しめることを特徴とする請求項16記載の衛星データ受
    信装置。
  18. 【請求項18】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するためのマルチビーム型逆シリンドリカル
    二次元フェーズドアレイアンテナを具備して、任意複数
    軌道からの複数衛星データの同時追尾受信を可能ならし
    めることを特徴とする請求項16記載の衛星データ受信
    装置。
  19. 【請求項19】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するためのマルチビーム型複合逆シリンドリ
    カル二次元フェーズドアレイアンテナを具備して、任意
    複数軌道からの複数衛星データの同時追尾受信を可能な
    らしめることを特徴とする請求項16記載の衛星データ
    受信装置。
  20. 【請求項20】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための複偏波で動作するシリンドリカル
    二次元フェーズドアレイアンテナと、シリンドリカル二
    次元フェーズドアレイアンテナのサブアレイを切り替え
    るためのサブアレイ選択スイッチと、サブアレイ選択ス
    イッチの制御を行うためのスイッチコントローラと、サ
    ブアレイの位相制御を行うための位相制御回路と、位相
    制御回路の位相量を制御するための移相器コントローラ
    と、人工衛星を追尾するための追尾装置と、受信信号の
    偏波分離を行うための偏分波器と、偏波毎に受信信号の
    増幅を行うための低雑音受信機と、偏波毎に増幅後の受
    信信号のA/D変換及び信号処理を行うための信号処理
    器とを具備して、任意軌道からの衛星データの複偏波で
    の追尾受信を可能ならしめることを特徴とする衛星デー
    タ受信装置。
  21. 【請求項21】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための多周波で動作するシリンドリカル
    二次元フェーズドアレイアンテナと、シリンドリカル二
    次元フェーズドアレイアンテナのサブアレイを切り替え
    るためのサブアレイ選択スイッチと、サブアレイ選択ス
    イッチの制御を行うためのスイッチコントローラと、サ
    ブアレイの位相制御を行うための位相制御回路と、位相
    制御回路の位相量を制御するための移相器コントローラ
    と、人工衛星を追尾するための追尾装置と、受信信号の
    周波数分離を行うための周波数分離器と、周波数毎に受
    信信号の増幅を行うための低雑音受信機と、周波数毎に
    増幅後の受信信号のA/D変換及び信号処理を行うため
    の信号処理器とを具備して、任意軌道からの衛星データ
    の多周波での追尾受信を可能ならしめることを特徴とす
    る衛星データ受信装置。
  22. 【請求項22】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための多周波かつ複偏波で動作するシリ
    ンドリカル二次元フェーズドアレイアンテナと、シリン
    ドリカル二次元フェーズドアレイアンテナのサブアレイ
    を切り替えるためのサブアレイ選択スイッチと、サブア
    レイ選択スイッチの制御を行うためのスイッチコントロ
    ーラと、サブアレイの位相制御を行うための位相制御回
    路と、位相制御回路の位相量を制御するための移相器コ
    ントローラと、人工衛星を追尾するための追尾装置と、
    受信信号の周波数分離を行うための周波数分離器と、周
    波数毎に偏波分離を行うための偏分波器と、周波数及び
    偏波毎に受信信号の増幅を行うための低雑音受信機と、
    周波数及び偏波毎に増幅後の受信信号のA/D変換及び
    信号処理を行うための信号処理器とを具備して、任意軌
    道からの衛星データの多周波かつ複偏波での追尾受信を
    可能ならしめることを特徴とする衛星データ受信装置。
  23. 【請求項23】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための複曲面フェーズドアレイアンテナ
    を具備して、任意軌道からの衛星データの追尾受信を可
    能ならしめることを特徴とする請求項12から請求項2
    2記載の何れかの衛星データ受信装置。
  24. 【請求項24】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための複合複曲面フェーズドアレイアン
    テナを具備して、任意軌道からの衛星データの追尾受信
    を可能ならしめることを特徴とする請求項12から請求
    項22記載の何れかの衛星データ受信装置。
  25. 【請求項25】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための逆複曲面フェーズドアレイアンテ
    ナを具備して、任意軌道からの衛星データの追尾受信を
    可能ならしめることを特徴とする請求項12から請求項
    22記載の何れかの衛星データ受信装置。
  26. 【請求項26】 人工衛星からの観測データ等を受信す
    る衛星データ受信装置において、人工衛星からの衛星デ
    ータを受信するための複合逆複曲面フェーズドアレイア
    ンテナを具備して、任意軌道からの衛星データの追尾受
    信を可能ならしめることを特徴とする請求項12から請
    求項22記載の何れかの衛星データ受信装置。
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