JPH07314350A - 手持ち動力工具用のアダプタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストル・グリップ型の手持ち動力工具を、
先端が垂直方向下方になるようにして懸持した状態で使
用することを可能にし、その際、操作者が工具を握って
所望の位置に動かし且つ工具の引金を作動することを可
能にする。 【構成】 工具の胴部（12）を囲繞し該胴部の周囲で自
由に回転できる管状のグリップ（24）を含み、該グリッ
プ（24）は工具の胴部に固定された上側及び下側の環状
の固定部（22、23）間に延在する。グリップに形成され
た長手方向の溝（24）に、ピン（35）に下端が枢着され
たた補助引金バー（26）が収容される。引金バー（26）
を内向きにきつく握ることにより、その上端が管（27）
の頂部でフランジ（37）の下側面に当接する。フランジ
（37）が持ち上がり、押し棒（25）が上方に変位して、
工具の引金（15）に接触し変位して工具を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、手持ち動力工具に関
し、特にそのためのアダプタ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】手持ち動力工具は、産業分野において多
くの目的で一般に用いられている。その典型的な例とし
て、電気駆動される手持ちドリル及び空気圧で駆動され
る手持ち式の留め金（ファスナー）打込み工具が挙げら
れる。後者は、例えば、セルフタッピングスクリュウ、
ネジ付き挿入物或るいは盲リベットのような種々な留め
金を取り付けるように構成することができる。工具は、
使用に当たって正確に位置決めする必要があるので、工
具を支持し、工具を正確に位置付け、場合によっては工
具の作用に対する機械的反動を押さえるためには、操作
者は、工具を手中に（場合により、両手で）確りと保持
することができなければならない。従って、工具には適
切な形状に形成され且つ表面仕上げされたグリップ（握
り）が設けられている。このグリップは、多くの例にお
いて、工具本体から横方向に突出したピストル・グリッ
プの形をしている。工具には、また操作者の手の指で操
作することが可能なように、グリップに対し適当な位置
に引金が設けられている。このグリップ及び引金の位置
は、工具の本体に対しては固定されている（勿論、引金
は、操作時に比較的小さい距離に亙って移動し得ること
は言うまでもない）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】最近、操作者の手で握
られ、案内され且つ作動される状態で、工具を被加工物
を横切る方向に移動させて被加工物の異なった箇所に作
業を行うことができるような仕方で、被加工物または作
業台の上方で垂直方向下向きに指向させて、動力駆動工
具を支持することが要求されている。この目的で、１つ
の周知の構成として、例えば、パンタグラフ・アームに
ような調節可能な長さを有するアームに工具を支持する
という方式が採用されている。その場合、アームが回動
する中心となるアームの内端は作業台の後ろ側に取り付
けられ、操作者は作業台の前に立って或いは座って作業
するようになっている。工具を被加工物の上方で動き廻
らせると、操作者の手に対する工具本体、従って引金の
角度位置が変化する。その結果として、操作者は工具本
体に対する握持を維持できなくなると共に、工具の引金
を容易に操作できなくなる。これに対処するためには、
特殊目的用の工具を設計し製作するのではなく、現存す
る標準もしくは若干変更を加えた手持ち工具を利用する
方が遥かに経済的であろう。しかしながら、この種の使
用には、上述のような角度位置関係の変化のような幾つ
かの実際上の問題が生ずる。本発明はこのような問題を
克服することを企図するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】従って、本発明によれ
ば、工具本体と、該本体に対し固定された位置に配設さ
れた工具引金とを含む手持ち動力工具用のアダプタ装置
であって、上記工具本体に固定位置関係で着脱可能に固
定可能である固定手段と、操作者により把持されるよう
に適応され且つ上記固定手段が上記工具本体に固定され
ているときに上記固定手段及び工具本体に対して回転可
能であるグリップ手段と、上記回転可能なグリップ手段
に取り付けられた補助引金手段と、上記回転可能なグリ
ップ手段上の補助引金手段を工具本体の引金に動作上連
結するための介在手段とを含み、上記介在手段が上記工
具引金に連結されるように上記工具本体に固定されてい
る固定手段によって上記アダプタ装置が上記工具本体に
取り付けられているときに、上記補助引金手段の作動
で、上記介在手段が、上記グリップ手段と上記工具本体
の相対回転位置範囲に亙り、上記工具の引金を作動せし
めるように、上記補助引金手段の作用を受けるアダプタ
装置が提供される。

【０００５】本発明の１つの実施態様においては、上記
介在手段は、工具の引金と接触するように上記固定手段
に取り付けられた引金接触手段と、上記回転可能なグリ
ップ手段の補助引金手段を上記固定手段の上記引金接触
手段に動作上連結する連結手段とを含む。

【０００６】又、本発明によれば、工具本体と、その本
体に対し固定された位置に配設された工具引金とを含む
手持ち動力工具用のアダプタ装置であって、前記工具本
体に固定位置関係で着脱可能に固定可能である固定手段
と、操作者により把持されるように適応され且つ前記固
定手段が前記工具本体に固定されているときに前記固定
手段及び工具本体に対して回転可能であるグリップ手段
と、前記工具の引金に接触するように前記固定手段に取
り付けられた引金接触手段と、前記回転可能なグリップ
手段に取り付けられた補助引金手段と、前記回転可能な
グリップ手段上の補助引金手段を前記固定手段上の引金
接触手段に動作上連結するための連結手段とを含み、前
記引金接触手段が、前記工具の引金と接触するようにし
て前記工具本体に固定される固定手段により前記アダプ
タ装置が前記工具本体に取り付けられているときに、前
記補助引金手段の作動で、前記連結手段が、前記グリッ
プ手段と前記工具本体の相対回転位置範囲に亙り、前記
工具の引金を作動せしめるように、前記補助引金手段の
作用を受けるアダプタ装置が提供される。

【０００７】本発明の好適な実施態様においては、連結
手段が少なくとも部分的に円形であって、対応の相対回
転位置の範囲に亙り上記補助引金手段を上記引金接触手
段に連結する。また、連結手段は、少なくとも部分的に
グリップ手段内に収容されている管状部材に設けるのが
有利である。更に、補助引金手段の作動で上記連結手段
が軸方向に変位するように構成するのが好ましい。

【０００８】更に他の有利な実施態様においては、上記
補助引金手段が上記連結手段の一側に当接し、上記引金
接触手段が上記連結手段の他側に当接する。また、上記
引金接触手段が押し桿を含むのが有利である。更に、上
記引金接触手段を上記固定手段に形成された開口内に担
持するのが好ましい。

【０００９】他の好適な実施態様として、上記固定手段
を互いに離間した２つの部分から構成し、上記グリップ
手段が実質的に上記２つの部分間に延在するように構成
する。

【００１０】更にまた、本発明によれば、工具本体とそ
の工具本体に対して固定の位置に配設された引金とを含
む手持ち動力工具と組み合わされるアダプタ装置が提供
される。

【００１１】

【実施例】以下、添付図面を参照し、アダプタ装置を装
着したリベット打ち工具の形態にある本発明の特定の実
施例が、単なる例として、詳細に説明される。図面を参
照するに、本実施例による手持ち工具11は、「CHOBER
T」、「BRIV」及び「RIVSCREW」(登録商標)の名で商業的
に入手可能な型式の盲管リベットを打つための空気圧駆
動工具として具現されている。工具の本体は、本質的
に、細長い円筒状の胴部12を備えており、該胴部12の一
端には空気圧ピストン・シリンダ装置13が設けられてお
り、その他端には胴部12内に格納されているリベットが
当該工具による打ち込みのために供給されるノーズチッ
プ14が取り付けられている。その工具には、引金15が装
備されており、この引金に圧力が加わると、工具を作動
させてリベットを打ち込ませる。引金15は、本体部分の
固定の位置に、即ち空気圧ピストン・シリンダ装置のハ
ウジング延長部16に設けられている。引金は、延長部16
に通常固定されるピストル・グリップ（把持部）17によ
り工具を保持する操作者の人差し指で操作するのに便利
な位置にある。図１においては、ピストル・グリップ17
は破線で示してある。と言うのは、この実施例の場合に
は、該ピストル・グリップ17は工具本体から取り外され
ており、その代わりに、既述の型式の工具支持アーム18
（略示するに留どめた）の端が固定されているからであ
る。工具は、ノーズチップ14を下向にして垂直に配列さ
れる。工具支持アーム18は空気圧供給管19を担持してお
り、該空気圧供給管19は引金15によって作動される弁の
入口側に接続されている。このような工具（手持使用の
ためにピストル・グリップ17を装着した）の構造及び動
作は、よく理解され、当該技術分野において周知であ
る。

【００１２】アダプタ21は、２つの別個の部分22及び23
を有する固定手段と、実質的に環状の形態のグリップ手
段24と、引金15に接触する押し棒25の形態にある引金接
触手段と、バー26の形態にある補助引金手段と、引金バ
ー26を押し棒25に連結する環状のフランジ37の形態にあ
る連結手段とからなっている。

【００１３】固定手段を構成する部分22及び23は、本質
的に、環状の部材である。上側の部材22は、工具の胴部
12の上端部に止めねじ28により固定されて配設されてい
る。該部材22は、空気圧装置13のハウジングの隣接する
下端部を部分的に囲繞する。引金15に最も近接する部分
は拡大されていて、押し棒25が摺動する斜めの孔29を有
している。固定手段のを下側構成部分即ち部材23は、工
具の胴部の下端のノーズチップ14に隣接しており、該胴
部に止めねじ31によって固定されている。

【００１４】上側の固定部分もしくは部材22と下側の固
定部分もしくは部材23との間には、管状のグリップ24が
延在する。このグリップ24は、本質的に円筒状の外面32
と円筒形孔33とを有する管から構成されているが、該円
筒形孔33は、外面32に対して偏心している。孔33には工
具の胴部12が回転可能に嵌挿されている。管状のグリッ
プ24の壁の最も厚い部分には、縦軸方向に延在する外部
溝34が形成されている。この溝内には、補助の引金バー
26が収容されている。該引金バー26は、その下端で、グ
リップ管24の外面32を保持する操作者の手できつく握る
ことにより、制限された出入運動を行うようにピン35に
枢着されている。引金バー26の外面は、操作者の指が容
易に係合するように図１のような形態にすることができ
る。

【００１５】握り管孔33の上半分には、深ざぐり孔36が
形成されており、この深ざぐり孔36内には連結管27が収
容されている。該連結管27の上端部には、半径方向に拡
がった環状フランジ37が形成されており、このフランジ
37は、グリップ管の頂部に設けられている拡大部38内に
収容されている。フランジ37の下側面は、笠状になって
いて、引金バー26の上端と接触する。フランジ37の上面
は、平坦であって、押し棒25の下側の内端と接触し、該
押し棒の下端は、上記フランジに接触するように傘状に
なっている。押し棒25の上側の外端は、工具の引金15と
接触する。工具の引金15は、内部に設けられているばね
により、「オフ」位置に付勢されている。即ち、引金15
は外側に、即ち図１で見て下向きの位置にある。

【００１６】図１は、「オフ」位置で、アダプタ及び工
具の形態を示す図である。ばね付勢されている工具引金
15は、押し棒25を下向きに付勢し、該押し棒25は連結管
27を下向きに付勢し、連結管フランジ37はアダプタの引
金26を、その上端と溝34の頂部に設けられている拡大部
38との接触によるストッパに対向して、外向きに付勢す
る。操作者は、グリップ24の外面32をその指及び掌で包
むようにしてアダプタを握る。その場合、操作者の指
は、引金バー26と接触する。グリップ24は、工具の胴部
12の周囲で自由に回転するので、操作者は、工具を作業
台上で操作移動する際に工具を確実に且つ適切に握った
状態に保持することができる。連結管27及びそのフラン
ジ37は、グリップ26及び押し棒25双方に対して回転する
ことができ、従って、相対回転位置の範囲、この実施例
においては360度の相対回転位置に亙ってグリップ26及
び押し棒26を作動連結することができる。操作者が引金
バー26をきつく握ると、フランジ37の斜切下面を横切り
内方に移動する引金バーの上端部がフランジを上方に押
し、それにより押し棒25が上方に押され、その結果とし
て工具の引金15は、そのばねに抗して押されて工具が作
動される。

【００１７】図４は、変形した補助引金を備えたアダプ
タを示す。

【００１８】この変形例においては、補助引金バー126
は非常に短く、管状のグリップ124の半分以下の長さで
ある。引金バー126は、上端部でピン135に枢着されてい
る。引金バー126の下端部は、ばね101により外向きに付
勢される。引金バーの上端は、連結管127のフランジの
下側面に接触する内向きに突出した耳102を有してい
る。引金バー126をばね101に抗して内向きに引くと、耳
102が持ち上がってフランジ137を上方に押し、それによ
り押し棒125は、上向きに強制的に変位され、その結果
として工具の引金125が作動される。

【００１９】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は上述の実施例にその細部に亙って限定
されるものではない。例えば、引金バー26が、その最も
外側の位置に復帰するのを容易にするように、引金バー
26の下側に圧縮ばねを設けることが可能であろう。ま
た、補助引金と工具の引金との間の作動連結は、360度
より小さい相対回転位置に亙って有効となるようにする
こともできる。このようにすれば、フランジ37は、部分
的にのみ円形とすることが可能となる。工具の或る種の
形態においては、中間もしくは介在手段を、別個の管36
及び押し桿25から構成する代わりに単に１つの機素から
構成することも可能であろう。

【００２０】本発明によるアダプタ装置は、他の形態の
工具、例えば、他の形態の止め金（ファスナー）を打ち
込むための工具或るいは孔明けもしくはドリルのような
他の機能を行うための工具と共に使用することが可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるアダプタ装置が装着さ
れた工具の側立面図であって、該アダプタ装置を断面で
示す図である。

【図２】図１の矢印IIの方向で見たアダプタ装置及び工
具部分の側立面図である。

【図３】図２の線III−IIIにおける工具及びアダプタ装
置の断面図である。

【図４】図１に類似の図であって、補助引金の変形形態
を示す図である。

【符号の説明】

12 胴部 15 引金 22、23 固定手段 24 管状のグリップ 25 押し棒 26 補助引金バー 27 連結管 37 連結フランジ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・アーネスト・ヒッグス イギリス国、ハートフォードシャー、ポッ ターズ・バー、カフリー、ベイコンズ・ド ライブ ８

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 工具本体（12）と、該本体（12）に対し
   固定された位置に配設された工具引金（15；115)とを含
   む手持ち動力工具用のアダプタ装置において、 前記工具本体（12）に固定位置関係で取外し自在に固定
   可能である固定手段（22、23）と、 操作者により把持されるように適応され且つ前記固定手
   段（22、23）が前記工具本体（12）に固定されていると
   きに前記固定手段（22、23）及び工具本体（12）に対し
   て回転可能であるグリップ手段（24；124）と、 前記回転可能なグリップ手段（24；124)に取り付けられ
   た補助引金手段（26；126）と、 前記回転可能なグリップ手段（24）の補助引金手段（2
   6；126）を前記工具本体の引金（15；125）に動作上連
   結するための介在手段（37、25；137、125）とを含み、 前記介在手段（37、25；137、125）が、前記工具引金
   （15；115）に連結されるように前記工具本体（12）に
   固定されている固定手段（22、23）によって前記アダプ
   タ装置が前記工具本体（12）に取り付けられているとき
   に、前記補助引金手段（26；126）の作動で、前記介在
   手段（37、25；137、125)が、前記グリップ手段（24；1
   24)と前記工具本体（12）の相対回転位置範囲に亙り、
   前記工具の引金（15；125）を作動せしめるように、前
   記補助引金手段の作用を受けることを特徴とするアダプ
   タ装置。
2. 【請求項２】 前記介在手段（37、25；137、125）が、
   工具の引金（15；125)と接触するように前記固定手段
   （22）に取り付けられた引金接触手段（25；125)と、前
   記回転可能なグリップ手段(24；124)の補助引金手段（2
   6；126）を前記固定手段（22）の前記引金接触手段（2
   5；125）に動作上連結する連結手段（37；137）とを含
   むことを特徴とする請求項１記載のアダプタ装置。
3. 【請求項３】 工具本体（12）と、該本体（12）に対し
   固定された位置に配設された工具引金（15；115)とを含
   む手持ち動力工具用のアダプタ装置において、 前記工具本体（12）に固定位置関係で取外し自在に固定
   可能である固定手段（22、23）と、 操作者により把持されるように適応され且つ前記固定手
   段（22、23）が前記工具本体（12）に固定されていると
   きに前記固定手段（22、23）及び工具本体（12）に対し
   て回転可能であるグリップ手段（24；124）と、 前記工具の引金（15；115）に接触するように前記固定
   手段（22）に取り付けられた引金接触手段（25；125）
   と、 前記回転可能なグリップ手段（24；124)に取り付けられ
   た補助引金手段（26；126）と、 前記回転可能なグリップ手段（24；124）の補助引金手
   段（26；126）を前記固定手段（22）の引金接触手段（2
   5；125)に動作上連結するための連結手段（37；137）と
   を含み、 前記引金接触手段（25；125）が前記工具の引金（15；1
   25）と接触するようにして前記工具本体（12）に固定さ
   れる固定手段（22、23）により前記アダプタ装置が前記
   工具本体（12）に取り付けられているときに、前記補助
   引金手段（26；126）の作動で、前記連結手段（37；13
   7）が、前記グリップ手段（24；124）と前記工具本体
   （12）の相対回転位置範囲に亙り、前記工具の引金（1
   5；125）を作動せしめるように、前記補助引金手段の作
   用を受けることを特徴とするアダプタ装置。
4. 【請求項４】 前記連結手段（37；137）が、少なくと
   も部分的に円形であって、これにより相対回転位置の全
   範囲に亙り前記補助引金手段（26；126）を前記引金接
   触手段（25；125）に連結することを特徴とする請求項
   ２または３記載のアダプタ装置。
5. 【請求項５】 連結手段が、少なくとも部分的にグリッ
   プ手段（24；124）内に収容されている管状部材（27）
   に設けられていることを特徴とする請求項２乃至４のい
   ずれかに記載のアダプタ装置。
6. 【請求項６】 補助引金手段（26；126）の作動で前記
   連結手段（37；137）が軸方向に変位せしめられること
   を特徴とする請求項２乃至５のいずれかに記載のアダプ
   タ装置。
7. 【請求項７】 前記補助引金手段（26；126）が、前記
   連結手段（37；137）の一側に当接し、前記引金接触手
   段（25；125）が前記連結手段（37；137）の他側に当接
   することを特徴とする請求項２乃至６のいずれかに記載
   のアダプタ装置。
8. 【請求項８】 前記引金接触手段（25；125）が押し棒
   （25；125）を含むことを特徴とする請求項２乃至７の
   いずれかに記載のアダプタ装置。
9. 【請求項９】 前記引金接触手段（25；125）が、前記
   固定手段（22）に形成された開口（29）内に担持される
   ことを特徴とする請求項２乃至８のいずれかに記載のア
   ダプタ装置。
10. 【請求項１０】 前記固定手段（22、23）が、互いに離
    隔した２つの部分（22、23）から構成され、前記グリッ
    プ手段（24；124)が実質的に前記２つの部分間に延在す
    ることを特徴とする請求項１乃至９のいずれかに記載の
    アダプタ装置。
11. 【請求項１１】 工具本体（12）と、該工具本体（12）
    に対して固定の位置に配設された引金（15；115）とを
    含む手持ち動力工具と組み合わせた請求項１乃至１０の
    いずれかに記載のアダプタ装置。