JPH07310836A - ダイヤフラム弁の接合設計方法 - Google Patents

ダイヤフラム弁の接合設計方法

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Publication number
JPH07310836A
JPH07310836A JP6103789A JP10378994A JPH07310836A JP H07310836 A JPH07310836 A JP H07310836A JP 6103789 A JP6103789 A JP 6103789A JP 10378994 A JP10378994 A JP 10378994A JP H07310836 A JPH07310836 A JP H07310836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
bonnet
diaphragm valve
tightening
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6103789A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kawa
健二 河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP6103789A priority Critical patent/JPH07310836A/ja
Publication of JPH07310836A publication Critical patent/JPH07310836A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切なボルト数による締め付けを可能にする
ダイヤフラム弁の接合設計方法を提供する。 【構成】 ボンネットの形状とボルト1本当りの締め付
け力と安全率とを入力し(ステップS1,2)、軸方向
に対してボンネットの接触面を拘束し、弁を閉状態にし
たとき発生する軸力を与えて強度解析をし(ステップS
3)、強度解析により接触面での反力の合計を算出し
(ステップS4)、反力の合計に安全率を掛けた値を締
め付け力とし、締め付け力からボルト1本当りの締め付
け力を算出し(ステップS5)、締め付け力に基づいて
ボンネットの強度解析をし(ステップS6)、この強度
解析により、接触面の接触圧力を算出し(ステップS
7)、接触圧が許容値以上かどうかを調べ(ステップS
8)、許容値以下の接触圧力があればボルトを追加して
(ステップS9)、ステップS5〜S9を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイヤフラム弁のボ
ンネットを本体に取り付けるためのダイヤフラム弁の接
合設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤフラム弁には、ボルトを用いてボ
ンネットを本体に取り付けるものがある。この取り付け
のとき、定められたトルクを発生するトルクレンチを用
い、ダイヤフラムの締め付けトルクを規制をする。締め
付け規制をしない場合、ダイヤフラムの締め付けが強い
と、ダイヤフラムが破損し、締め付けが弱いと、ダイヤ
フラム弁のシール性が悪化することがある。
【0003】この締め付けトルクの規制を簡単化したダ
イヤフラム弁が特開昭56ー46167号公報に示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボルトを用
いて、ボンネットを本体に取り付けるとき、ボルトの数
が少ないと、シール性の点から各ボルトによる締め付け
を強くする必要がある。このときには、ボルトなどに対
する負担が増加するので、ダイヤフラム弁の耐久性が低
下する可能性がある。
【0005】また、ボルトの数を多くすると、各ボルト
の締め付けを軽くすることができるが、多くのボルトの
締め付け作業をするので、ダイヤフラム弁の組立工数が
増加し、作業性が低下する。
【0006】この発明の目的は、このような欠点を除
き、適切なボルト数による締め付けを可能にするダイヤ
フラム弁の接合設計方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、その目的を
達成するため、ダイヤフラム弁のボンネットと本体との
間にダイヤフラムを挟んで、ボルトでボンネットと本体
とを締め付けるためのダイヤフラム弁の接合設計方法に
おいて、データ化されたボンネットの形状と、ボンネッ
トを本体に締め付けるためのボルト1本当りの締め付け
力と、ボルト締め付けに係る安全率とを入力する第1処
理過程と、ダイヤフラム弁の調節ネジの軸方向に対して
ボンネットと本体との接触面を垂直に拘束し、調節ネジ
によりダイヤフラム弁を閉状態にしたとき発生する圧力
の中の軸方向の力を与えてボンネットの強度解析をする
第2処理過程と、この強度解析により、ボンネットの接
触面での反力の合計を算出する第3処理過程と、算出し
た反力の合計に安全率を掛けた値を、ボルトによる締め
付け力とし、この締め付け力からボルト1本当りの締め
付け力を算出する第4処理過程と、使用するボルトの締
め付け力に基づいてボンネットの強度解析をする第5処
理過程と、第5処理過程の強度解析により、ボンネット
の接触面の接触圧力を算出する第6処理過程と、第6処
理過程で算出した接触圧力があらかじめ設定された許容
値以上かどうかを調べる第7処理過程と、許容値以下の
接触圧力が発生している部分が接触面にあれば、この部
分にボルトを追加して、第5処理過程からの処理を繰り
返す。
【0008】
【作用】ダイヤフラム弁のボンネットを本体にボルトで
取り付けるとき、ボルトの数が少ないと、シール性の点
から各ボルトの締め付けを強くする必要がある。このと
きには、ボルトの負担が増加し、ダイヤフラム弁の耐久
性が低下する。また、ボルトの数を多くすると、各ボル
トの締め付けを軽くできるが、多数のボルトの締め付け
作業をするので、ダイヤフラム弁の組立工数が増加す
る。
【0009】この発明は、このような制約があるダイヤ
フラム弁のボンネットと本体との取り付けに際して、第
1処理過程から第7処理過程を行うことにより、最適な
接合設計をする。
【0010】
【実施例】次に、この発明の実施例を、図面を用いて説
明する。
【0011】図2は、この発明を実施するための装置を
示す図である。この装置は、データ化されたダイヤフラ
ム弁の形状を入力するための入力部1と、ダイヤフラム
弁の接合の設計に係る処理をする制御部2と、制御部2
が処理した結果を表示する表示部3と、処理結果を出力
する出力部4とを備える。
【0012】入力部1に入力されるデータは、コンピュ
ータにより設計の支援をするCAD(Computer Aided D
esign)やCAE(Computer Aided Engineering)など
により作成される。このとき設計されるダイヤフラム弁
の一例を図3に示す。このダイヤフラム弁は、圧力を調
節するための調節ネジ11と、ボンネット12と、ダイ
ヤフラム13と、本体14とを備える。そして、ボンネ
ット12と本体14との間にダイヤフラム13を挟んだ
状態で、ボルト15でダイヤフラム13を本体14に取
り付ける。
【0013】ダイヤフラム弁の接合の設計をするため
に、図4(a)に示すボンネット12の正面図や、図4
(b)に示す背面図が入力部1に入力される。入力部1
に入力されるボンネット12には、ボルトを通すための
ボルト用孔21が設けられている。
【0014】ダイヤフラム弁の接合の設計が開始される
と、制御部2は、図1に示す制御をする。設計が開始さ
れると、入力部1にボンネット12の形状を示すデータ
が入力される(ステップS1)。入力部1に入力される
ボンネット12の初期形状には、ボルト15を通すため
のボルト用孔21があらかじめ設けられている。また、
入力部1には、ボルト15の1本当りの締め付け力と、
ボルト15の締め付けに係る安全率とが入力される(ス
テップS2)。
【0015】ステップS2の後、制御部2は、図5に示
すように、ステップS1で入力されたボンネット12が
ダイヤフラム13と接触する接触面22を、調節ネジ1
1の軸方向、つまりY軸方向に対して垂直に拘束する。
この後、調節ネジ11を閉状態にしたときに、ボンネッ
ト12に発生する圧力の中で、Y軸方向の力(軸力)1
01をボンネット12に与えて、ボンネット12の強度
解析をする(ステップS3)。
【0016】ステップS3の強度解析により、制御部2
は、ボンネット12の接触面22での反力を算出する
(ステップS4)。この後、制御部2は、ステップS4
で算出した反力に、ステップS2で入力された安全率を
掛けて得た値を、すべてのボルト15によるボルト締め
付け力とする。制御部2は、このボルト締め付け力か
ら、ボルト15の1本当りの締め付け力を算出する(ス
テップS5)。
【0017】この後、制御部2は、図6に示すように、
ステップS5で算出した、各ボルト15による締め付け
力102を条件とする。制御部2は、この条件を新たに
加えて、図5に示すように、調節ネジ11を閉状態にし
たときに発生する軸力101により強度解析を再び行う
(ステップS6)。
【0018】ステップS6の強度解析により、制御部2
は、ボンネット12の接触面22の反力から、図7に示
すように、この接触面22の各部分の接触圧力103A
〜103Fを算出する(ステップS7)。そして、許容
値以下の接触圧力が接触圧力103A〜103Fの中に
あるかどうかを調べる(ステップS8)。
【0019】ステップS8により、許容値以下の接触圧
力103D,130Eがあると、図8に示すように、こ
の部分にボルト用孔23を新たに設ける(ステップS
9)。この後、制御部2は、接触面22の各部分の接触
圧力が許容値以上になるまで、ステップS5〜S9の処
理を繰り返す。
【0020】これにより、ダイヤフラム弁のデータ化さ
れた形状から、適切なボルトの本数と、均一な締め付け
力でボンネットを本体に取り付けるためのボルトの配置
とを自動的に算出できる。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明は、あ
らかじめデータ化されたダイヤフラム弁の形状を用い
て、第1処理過程から第7処理過程を行うことにより、
最適な接合設計を自動的にすることができる。そして、
適切なボルトの本数と、均一な締め付け力でボンネット
を本体に取り付けるためのボルトの配置とを算出でき
る。
【0022】この結果、この発明により、耐久性とシー
ル性に優れたダイヤフラム弁を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る制御を示すフローチャートであ
る。
【図2】この発明を実施するための装置の一例を示すブ
ロック図である。
【図3】ダイヤフラム弁の一例を示す図である。
【図4】ダイヤフラム弁のボンネットの図である。
【図5】ダイヤフラム弁のボンネットの図である。
【図6】ダイヤフラム弁のボンネットの図である。
【図7】ダイヤフラム弁のボンネットの図である。
【図8】ダイヤフラム弁のボンネットの図である。
【符号の説明】
ステップS1〜S9 処理過程

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤフラム弁のボンネットと本体との
    間にダイヤフラムを挟んで、ボルトでボンネットと本体
    とを締め付けるためのダイヤフラム弁の接合設計方法に
    おいて、 データ化されたボンネットの形状と、ボンネットを本体
    に締め付けるためのボルト1本当りの締め付け力と、ボ
    ルト締め付けに係る安全率とを入力する第1処理過程
    と、 ダイヤフラム弁の調節ネジの軸方向に対してボンネット
    と本体との接触面を垂直に拘束し、調節ネジによりダイ
    ヤフラム弁を閉状態にしたとき発生する圧力の中の軸方
    向の力を与えてボンネットの強度解析をする第2処理過
    程と、 この強度解析により、ボンネットの接触面での反力の合
    計を算出する第3処理過程と、 算出した反力の合計に安全率を掛けた値を、ボルトによ
    る締め付け力とし、この締め付け力からボルト1本当り
    の締め付け力を算出する第4処理過程と、 使用するボルトの締め付け力に基づいてボンネットの強
    度解析をする第5処理過程と、 第5処理過程の強度解析により、ボンネットの接触面の
    接触圧力を算出する第6処理過程と、 第6処理過程で算出した接触圧力があらかじめ設定され
    た許容値以上かどうかを調べる第7処理過程と、 許容値以下の接触圧力が発生している部分が接触面にあ
    れば、この部分にボルトを追加して、第5処理過程から
    の処理を繰り返すことを特徴とするダイヤフラム弁の接
    合設計方法。
JP6103789A 1994-05-18 1994-05-18 ダイヤフラム弁の接合設計方法 Pending JPH07310836A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008507670A (ja) * 2004-07-23 2008-03-13 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー アクチュエータケーシング
CN105587707A (zh) * 2016-02-02 2016-05-18 成都欧迅科技股份有限公司 一种深海水下采油树scm双电低压换向阀设计方法

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