JPH07310213A

JPH07310213A - ベルト用バンド

Info

Publication number: JPH07310213A
Application number: JP10364794A
Authority: JP
Inventors: Gunzou Kubota; 群造久保田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-05-18
Filing date: 1994-05-18
Publication date: 1995-11-28

Abstract

(57)【要約】【目的】長期の使用により、締着箇所の弾力性が失
なわれて締め具による締め付けを行っても滑って止める
機能を果たさなくなったとき、締着箇所に取付けて、締
め具による止め機能を回復させるバンドを提供する。【構成】バンド５は、薄い皮製で、裏側に細い金属
線材６を一定の間隔で接着剤にて接着し、両端が先端に
向かって次第に薄く形成される。バンド５は、バックル
３の締め具４が当たる箇所に接着剤にて取着され、締め
具４が噛み込んで線材６で係止することにより確実に止
まるようにされる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、主としてズボンないし
スラックスのベルト通しに通されて、ウエストを締める
のに用いられるベルトにおいて、長期の使用によりバッ
クルの締め具が滑り易くなった箇所に取付けられるバン
ドに関する。

【０００２】

【従来技術】ベルトには一般に、ベルト端にベルトを止
める留金具としてのバックルが取付けてある。バックル
には尾錠を備え、ベルトに穿けられた複数の孔のうちの
一つに差し込んで止めるタイプのものと、バックル本体
に軸着され、凹凸を有する締め具でベルトをバックル本
体に締着して止めるタイプのものとがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述する締め具を備え
たバックルを取付けてなるベルトは、バックルに装飾性
を持たせることができ、ベルトを任意の位置で止めるこ
とができる利点があるが、締め具はベルトの常にほゞ同
じ箇所を止めるため、長期にわたり使用していると、ベ
ルトがへたって弾力性が失われ、締め具で締め付けても
滑り易くなり、止め機能を果たさなくなる。

【０００４】本発明は、上記の問題を解消することを目
的としてなされたもので、締め具の当たる箇所に取付け
られ、締め具による止め機能を回復させることができる
バンドを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題の解決手段及び作用】本発明のバンドはそのた
め、皮ないし樹脂製のシート状物よりなり、表面が凹凸
をなす締め具を備えたバックルを取付けてなるベルトの
締め具が当たる箇所に取付けられることを特徴とする。
本発明に係るバンドを取付けたベルトによれば、締め具
がベルトに取付けたバンドに新品のベルトと同様に喰い
込んで止められるようになる。

【０００６】別の好ましいバンドでは、上記のバンドの
裏側に細い金属線材を一定間隔で取付けるか、或いは凹
凸のある薄い金属線シートを取付けてあるものである。
本発明によれば、締め具が線材或いは凹凸部に掛かった
り、噛んだりして止められるようになる。上述する各バ
ンドは、ベルトと段差が生じないように、すなわち締め
具がベルトを引掛かりを生ずることなくスムースに移動
できるように、両端の厚みが先端に向かって次第に薄く
なるように形成するのがの望ましく、両端をベルトの切
り口に差し込むようにしてもよい。

【０００７】上述する各バンドは、ベルベット式ファス
ナー等を用いてベルトに着脱可能に取り付けるようにし
てもよいが、好ましくは接着剤を用いて接着される。

【０００８】

【実施例】図１に示すバンド１は、皮製で両端を先端に
向かって次第に薄くなるように形成し、ベルト２、すな
わちバックル３の締め具４に当たる箇所に接着剤にて貼
付けて取着したものである。図２に示すバンド５は、薄
い皮製で、裏側に細い金属線材６を一定の間隔で接着剤
にて接着し、両端を先端に向かって次第に薄くなるよう
に形成したものである。

【０００９】図３は、ベルト２に取付けた状態を示す。
これによれば、締め具４がバンド５に喰い込み、線材６
に当たってしっかりと止められるようになる。

【００１０】

【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項１記載のバンドによれば、長
期の使用により、締着箇所の弾力性が失われ、滑り易く
なったとき、これを取付けることにより、締め具４によ
る止め機能が回復できるようになる。

【００１１】請求項２記載のバンドによれば、締め具が
線材や凹凸に掛かったり、噛み込んだりして係止し、よ
り確実に止まるようになるうえ、ベルトが圧縮されてへ
たった箇所に取付けられるため、それ以上圧縮されにく
ゝ、半永久的に使用することができる。請求項３記載の
バンドによれば、ベルトとの段差をなくして締め具を引
掛かりを生ずることなく、スムースに移動させることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るバンドを取付けたベルトの要部
の断面図。

【図２】本発明に係るバンドの裏面図。

【図３】図２に示すバンドを取付けたベルトの要部の
断面図。

【符号の説明】

１、５・・・バンド２・・・ベル
ト３・・・バックル４・・・締め
具６・・・線材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】皮ないし樹脂製のシート状物よりなり、
表面が凹凸をなす締め具を備えたバックルを取付けてな
るベルトの締め具が当たる箇所に取付けられることを特
徴とするベルト用バンド。
【請求項２】上記バンドの裏側には細い金属線材が一
定間隔で取付けられるか、或いは凹凸のある薄い金属製
シートが取付けられる請求項１記載のベルト用バンド。
【請求項３】両端が先端に向かって次第に薄く形成さ
れる請求項１記載のベルト用バンド。