JPH0731019Y2 - 自閉弁 - Google Patents
自閉弁Info
- Publication number
- JPH0731019Y2 JPH0731019Y2 JP1988073633U JP7363388U JPH0731019Y2 JP H0731019 Y2 JPH0731019 Y2 JP H0731019Y2 JP 1988073633 U JP1988073633 U JP 1988073633U JP 7363388 U JP7363388 U JP 7363388U JP H0731019 Y2 JPH0731019 Y2 JP H0731019Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- valve
- pressure
- self
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Safety Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、可燃性ガス等の圧力流体の配管に挿着される
安全弁としての自閉弁に関する。
安全弁としての自閉弁に関する。
(ロ)従来の技術 都市ガスの配管や熱輸送システムの水素配管は、内部圧
力の増加による破裂、外的要因による破損に対応すべく
安全弁を要する。
力の増加による破裂、外的要因による破損に対応すべく
安全弁を要する。
斯る安全弁としては、内部圧力を計測し、その結果によ
つて電磁弁を閉じるもの(実公昭61−20373号公報参
照)、異常圧をピストンで受けて閉弁するもの(実公昭
60−32467号公報参照)、スプリングを用いた逆止弁が
考えられる。
つて電磁弁を閉じるもの(実公昭61−20373号公報参
照)、異常圧をピストンで受けて閉弁するもの(実公昭
60−32467号公報参照)、スプリングを用いた逆止弁が
考えられる。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、電磁弁を用いるものは電気制御系を要し、また
ピストンを用いるものは圧力低下には対応できないし、
更に逆止弁では下流側での圧力低下には対応できない。
ピストンを用いるものは圧力低下には対応できないし、
更に逆止弁では下流側での圧力低下には対応できない。
本考案は、弁の上流側及び下流側での圧力低下に対し
て、圧力流体の通路を簡単な機構で確実にしや断するよ
うにしたものである。
て、圧力流体の通路を簡単な機構で確実にしや断するよ
うにしたものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案による解決手段は、圧力流体の通路と、この通路
に細孔を介して連通する独立した貯溜室と、この貯溜室
と通路とに互いに逆方向から連通する弁室と、この弁室
内に常時位置し、上記通路の圧力低下に基づく貯溜室か
らの加圧力により前記通路内に突出移動可能であり且つ
突出移動時には上記通路をしや断する弁体とにより構成
される。
に細孔を介して連通する独立した貯溜室と、この貯溜室
と通路とに互いに逆方向から連通する弁室と、この弁室
内に常時位置し、上記通路の圧力低下に基づく貯溜室か
らの加圧力により前記通路内に突出移動可能であり且つ
突出移動時には上記通路をしや断する弁体とにより構成
される。
(ホ)作用 正常時には弁体に対する加圧力をバランスさせて開放位
置とし、破損等による通路内の圧力低下時には弁体に対
して貯溜室側から加圧して突出移動させ、閉成位置とす
る。
置とし、破損等による通路内の圧力低下時には弁体に対
して貯溜室側から加圧して突出移動させ、閉成位置とす
る。
(ヘ)実施例 図面に基づいて説明すると、自閉弁1は、金属水素化物
を用いた熱輸送システムの水素配管に挿入される通路2
と、この通路2に細孔3によつて連通する独立した貯溜
室4と、通路2及び貯溜室4に上下から連通する弁室5
と、通常は弁室5内に位置し、適時通路2内に突出移動
して通路2をしや断する弁体6とから成る。7は閉弁時
の弁体6の嵌合凹所、8はストツパーである。
を用いた熱輸送システムの水素配管に挿入される通路2
と、この通路2に細孔3によつて連通する独立した貯溜
室4と、通路2及び貯溜室4に上下から連通する弁室5
と、通常は弁室5内に位置し、適時通路2内に突出移動
して通路2をしや断する弁体6とから成る。7は閉弁時
の弁体6の嵌合凹所、8はストツパーである。
水素は熱輸送のために5Kg/cm2程度の圧力で往復するこ
とになり、細孔3を長さ20mm、0.1mmφで形成し、貯溜
室4の内容積を10cm2とし、弁体6を自重では移動不可
能とすると共に、0.1Kg/cm2の加圧力で移動できるよう
にする。
とになり、細孔3を長さ20mm、0.1mmφで形成し、貯溜
室4の内容積を10cm2とし、弁体6を自重では移動不可
能とすると共に、0.1Kg/cm2の加圧力で移動できるよう
にする。
ここで、図中のA方向或いはB方向から水素が圧力流体
として送られると、弁体6は直ちに加圧されるが、スト
ツパー8で係止されており、細孔3を介して貯溜室4に
も同圧力の水素が送られると、弁体6は通路2と貯溜室
4の双方からの加圧力がバランスするので、開放状態に
保持される。この状態は通路2内の圧力変化が1秒間に
0.1Kg/cm2未満の場合には継続する。
として送られると、弁体6は直ちに加圧されるが、スト
ツパー8で係止されており、細孔3を介して貯溜室4に
も同圧力の水素が送られると、弁体6は通路2と貯溜室
4の双方からの加圧力がバランスするので、開放状態に
保持される。この状態は通路2内の圧力変化が1秒間に
0.1Kg/cm2未満の場合には継続する。
弁1の上流側或いは下流側で破損等が生じて水素がそこ
で漏出すると、通路2内の圧力は直ちに0.1Kg/cm2以上
低下してしまう。すると、弁体6への加圧力のバランス
は崩れ、弁体6は貯溜室4側からの加圧力によつて通路
2内に突出移動して嵌合凹所7に嵌合し、通路2をしや
断する。破損修復後は適当な手段(図示せず)によつて
弁体6を弁室5内に戻す。
で漏出すると、通路2内の圧力は直ちに0.1Kg/cm2以上
低下してしまう。すると、弁体6への加圧力のバランス
は崩れ、弁体6は貯溜室4側からの加圧力によつて通路
2内に突出移動して嵌合凹所7に嵌合し、通路2をしや
断する。破損修復後は適当な手段(図示せず)によつて
弁体6を弁室5内に戻す。
配管が比較的短い場合は、自閉弁1は配管の圧送源に近
い個所に配設すれば良いが、熱輸送システムのように配
管が長い場合は自閉弁1の応答性を確保するために、配
管中に適当間隔で複数個配設する。
い個所に配設すれば良いが、熱輸送システムのように配
管が長い場合は自閉弁1の応答性を確保するために、配
管中に適当間隔で複数個配設する。
通路2をしや断した弁体6を自動的に弁室5内に復帰さ
せるため、弁体6を自重で移動可能とすると共に、図の
自閉弁1の構造を上下逆にすることができる。この場合
は、圧送源が駆動している限り、しや断中の弁体6に圧
力が貯溜室4を介して加えられてしや断状態を保持し、
圧送源が停止すると、貯溜室4内の圧力が自然低下した
ときに弁体6が自重で自動復帰する。
せるため、弁体6を自重で移動可能とすると共に、図の
自閉弁1の構造を上下逆にすることができる。この場合
は、圧送源が駆動している限り、しや断中の弁体6に圧
力が貯溜室4を介して加えられてしや断状態を保持し、
圧送源が停止すると、貯溜室4内の圧力が自然低下した
ときに弁体6が自重で自動復帰する。
(ト)考案の効果 本考案に依れば、破損等による漏出が上下流いずれで生
じても、通路の圧力低下に基づく貯溜室からの加圧力に
よつて通路を確実にしや断することができ、簡単な機構
で安全、確実な自閉弁を提供できるものである。
じても、通路の圧力低下に基づく貯溜室からの加圧力に
よつて通路を確実にしや断することができ、簡単な機構
で安全、確実な自閉弁を提供できるものである。
図は本考案による自閉弁の断面図である。 1…自閉弁、2…通路、3…細孔、4…貯溜室、5…弁
室、6…弁体。
室、6…弁体。
Claims (1)
- 【請求項1】圧力流体の通路と、この通路に細孔を介し
て連通する独立した貯溜室と、この貯溜室と通路とに互
いに逆方向から連通する弁室と、この弁室内に常時位置
し、上記通路の圧力低下に基づく貯溜室からの加圧力に
より前記通路内に突出移動可能であり且つ突出移動時に
は上記通路をしゃ断する弁体とから成る自閉弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988073633U JPH0731019Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 自閉弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988073633U JPH0731019Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 自閉弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01176272U JPH01176272U (ja) | 1989-12-15 |
JPH0731019Y2 true JPH0731019Y2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=31298769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988073633U Expired - Lifetime JPH0731019Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 自閉弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731019Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS571959U (ja) * | 1980-06-03 | 1982-01-07 |
-
1988
- 1988-06-02 JP JP1988073633U patent/JPH0731019Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01176272U (ja) | 1989-12-15 |
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