JPH0730994Y2 - 油圧クラッチ - Google Patents

油圧クラッチ

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JPH0730994Y2
JPH0730994Y2 JP1987091762U JP9176287U JPH0730994Y2 JP H0730994 Y2 JPH0730994 Y2 JP H0730994Y2 JP 1987091762 U JP1987091762 U JP 1987091762U JP 9176287 U JP9176287 U JP 9176287U JP H0730994 Y2 JPH0730994 Y2 JP H0730994Y2
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JP
Japan
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transmission member
key
shaft
thrust collar
transmission
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JP1987091762U
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JPS63198833U (ja
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邦章 本庄
章 井上
利信 大和田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は油圧クラッチに関する。
〔従来の技術〕
従来は、軸にトルク伝動可能に外嵌した伝動部材と、前
記伝動部材に隣接した状態で前記軸に遊嵌した遊転部材
とを、油圧ピストンの摩擦板に対する圧接作用で伝動可
能に構成するとともに、前記伝動部材と遊転部材との相
対向する側面間にスラストカラーを配置していた(例え
ば、特公昭61−34573号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記したような摩擦板を利用した油圧クラッチ構造を採
るものにおいては、組付け時において、油圧ピストン及
び摩擦板、スラストカラーを伝動部材と遊転部材とで挟
み込む状態で予め組み込みを行っておき、このあら組み
込みを行ったものに対してキーやスプライン部を挿入す
る構成を採る方が、作業を容易迅速に行うことができる
のであるが、スラストカラーにスプライン通過孔を形成
し、そのスラストカラーを単に伝動部材の側面と遊転部
材の側面とで挟み込むだけでは、スラストカラーが周方
向あるいは径方向でずれ動き易く、スプライン通過孔と
スプラインの位置にズレを生じるので、軸の挿入がうま
く行かないことがあった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は、伝動部材と遊転部材との間に挟み込まれたスラ
ストカラーの位置決めを簡単に行い、油圧クラッチの組
み立てを容易迅速に行うことができるようにする点にあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成すべく、本考案による油圧クラッチは、
キーで軸にトルク伝動可能に外嵌した伝動部材と、前記
伝動部材に隣接した状態で前記軸に遊嵌した遊転部材と
を、前記伝動部材に装着した油圧ピストンと、前記伝動
部材と遊転部材との間に装着された摩擦板とで構成され
る動力断続機構を介して伝動可能に構成するとともに、
前記動力断続機構の存在位置とは別の位置で前記伝動部
材と遊転部材との相対向する側面間にスラストカラーを
配置し、このスラストカラーに、前記キーの通過を許容
する切欠き部と、この切欠き部と前記キーとの位相が合
致した状態で前記伝動部材より突設された係合ピンの係
合を許容する回り止め用の係入孔とを、形成している点
にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
すなわち、スラストカラーを伝動部材と遊転部材との間
に挟み込み、切欠き部がキーの挿通位置に位置する状態
で伝動部材より突設された係合ピンが係入孔に嵌入す
る。つまり、スラストカラーに形成されたキー通過用の
切欠き部は、係合ピンと係入孔との係合により、自動的
に伝動部材のキー溝と対応する位置に位置決めされるこ
とになる。
〔考案の効果〕
その結果、前記した係合作用によって、摩擦力の不測の
変化があっても、従来摩擦力だけで保持されていたスラ
ストカラーの位置ズレが阻止されて、所期の組付け状態
を維持する。
したがって、軸の挿入を容易迅速に行え、組み立て作業
を効率良く行えるようになった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は四輪駆動型の農用トラクタのミッションケース
(1)に収められた走行伝動系の一部を示し、エンジン
(2)からの動力は変速装置(3)を介して第1軸
(4)に伝えられ、この第1軸(4)に伝えられた動力
は端部に設けたドライブピニオンギヤ(5)を介して後
車輪(図示せず)の差動装置(6)に入力される。
又、第1軸(4)の下方には前車輪(20)に動力を伝え
る第2軸(7)が配設され、この第2軸(7)には、第
1軸(4)に設けた大径ギヤ(8)と咬合するギヤ(9
a)を有する高速用の遊転部材(9)、及び第1軸
(4)に設けた小径ギヤ(10)と咬合するギヤ(11a)
を有する低速用の遊転部材(11)夫々がニードルベアリ
ング(12),(12)を介して遊転状態で外嵌すると共
に、これら2つの遊転部材(9),(11)に挟まれる位
置にキー(13)を介して伝動部材(14)が外嵌してい
る。
前記伝動部材(14)と遊転部材(9),(11)とは、伝
動部材(14)に装着された油圧ピストン(15)と、その
油圧ピストン(15)によって圧接及び圧接解除される複
数の摩擦板(16)とからなる油圧クラッチ式の動力断続
機構を介して伝動可能に構成されている。
又、伝動部材(14)と遊転部材(9),(11)との間に
は第2軸(7)に外嵌する状態にスラストカラー(1
7),(18)が介装されると共に、これらスラストカラ
ー(17),(18)のうちの一方(18)には第2図に示す
如く、第2軸(7)の挿抜時にキー(13)の通過を許容
する切欠き部(18a)が形成されると共に、遊転部材(1
1)に突設したロールピン(19)が入り込む係入孔(18
b)が穿設され、該スラストカラー(18)の切欠き部(1
8a)の位置と伝動部材(14)のキー溝(14a)の位置と
が軸芯方向視で常に一致するように構成されている。
尚、第2図に示すようにスラストカラー(18)の切欠き
部(18a)と係入孔(18b)とは回転方向に180度位置を
偏位させて形成されると共に、スラトカラー(18)に強
力な回転力が作用しないよう、第1図に示す如く、キー
(13)の端部と切欠き部(18a)とを重複してある。
そして、直進走行時には、この油圧クラッチ変速装置を
低速側に設定維持することで前後車輪の周速度が等速に
設定され、又、旋回時には前記油圧クラッチを高速側に
設定することで前車輪の周速度が増大して小半径での旋
回が可能となる。
因みに、該伝動系ではステアリング操作と連係して油圧
クラッチが作動するよう、第3図に示す如く、前車輪
(20)の伝動ケース(23)に取付けたカム体(22)と、
車軸ケース(21)側に取付けたリミットスイッチ(24)
とが近接配置されることで、前車輪(20)が所定量以上
ステアリング操作された場合にはカム体(22)がリミッ
トスイッチ(24)を操作し、この検出信号がコード(2
5)を介して、前記油圧ピストン(15),(15)を制御
する電磁弁(26)に伝えられるように構成されている。
尚、該コード(25)はスパイラル状のワイヤで保護され
ると共に、帯板材(27),(27)を介して伝動ケース
(23)に固定されている。
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に例えば、動力を単に断続する
だけのために用いても良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る油圧クラッチの実施例を示し、第1
図は該油圧クラッチの縦断側面図、第2図はスラストカ
ラーの正面図、第3図はステアリング操作を検出する構
造の平面図である。 (7)……軸、(11)……遊転部材、(13)……キー、
(14)……伝動部材、(15)……油圧ピストン、(16)
……摩擦板、(18)……スラストカラー、(18a)……
切欠き部、(18b)……係入孔、(19)……係合ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−58353(JP,U) 特公 昭61−34573(JP,B2) 特公 昭54−9265(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キー(13)で軸(7)にトルク伝動可能に
    外嵌した伝動部材(14)と、前記伝動部材(14)に隣接
    した状態で前記軸(7)に遊嵌した遊転部材(11)と
    を、前記伝動部材(14)に装着した油圧ピストン(15)
    と、前記伝動部材(14)と遊転部材(11)との間に装着
    された摩擦板(16)とで構成される動力断続機構を介し
    て伝動可能に構成するとともに、前記動力断続機構の存
    在位置とは別の位置で前記伝動部材(14)と遊転部材
    (11)との相対向する側面間にスラストカラー(18)を
    配置し、このスラストカラー(18)に、前記キー(13)
    の通過を許容する切欠き部(18a)と、この切欠き部(1
    8a)と前記キー(13)との位相が合致した状態で前記伝
    動部材(14)より突設された係合ピン(19)の係合を許
    容する回り止め用の係入孔(18b)とを、形成している
    油圧クラッチ。
JP1987091762U 1987-06-15 1987-06-15 油圧クラッチ Expired - Lifetime JPH0730994Y2 (ja)

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JP1987091762U JPH0730994Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15 油圧クラッチ

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JP1987091762U JPH0730994Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15 油圧クラッチ

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Publication Number Publication Date
JPS63198833U JPS63198833U (ja) 1988-12-21
JPH0730994Y2 true JPH0730994Y2 (ja) 1995-07-19

Family

ID=30952851

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JP1987091762U Expired - Lifetime JPH0730994Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15 油圧クラッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134573A (ja) * 1984-07-26 1986-02-18 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真複写機等における加熱定着装置

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JPS63198833U (ja) 1988-12-21

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