JPH07308395A - 応急灯付き酸素放出器 - Google Patents
応急灯付き酸素放出器Info
- Publication number
- JPH07308395A JPH07308395A JP12701894A JP12701894A JPH07308395A JP H07308395 A JPH07308395 A JP H07308395A JP 12701894 A JP12701894 A JP 12701894A JP 12701894 A JP12701894 A JP 12701894A JP H07308395 A JPH07308395 A JP H07308395A
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- Japan
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- oxygen
- thermoelectric element
- candle
- heat insulating
- insulating case
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、潜水船内などで非常時に用いられ
る酸素放出器に関し、特に一般電源の喪失に際しても光
源を確保できるようにしたものである。 【構成】 断熱ケース1の内部に、酸素キャンドル2が
設けられるとともに、同キャンドル2の点火による酸素
ガスの発生に伴って生じる熱を利用して発電できるよう
に、熱電素子3が設けられている。そして熱電素子3か
らの給電により点灯する応急灯4が設けられている。こ
のような熱電素子3および応急灯4により、一般電源の
喪失時でも非常時用の光源を確保することができる。
る酸素放出器に関し、特に一般電源の喪失に際しても光
源を確保できるようにしたものである。 【構成】 断熱ケース1の内部に、酸素キャンドル2が
設けられるとともに、同キャンドル2の点火による酸素
ガスの発生に伴って生じる熱を利用して発電できるよう
に、熱電素子3が設けられている。そして熱電素子3か
らの給電により点灯する応急灯4が設けられている。こ
のような熱電素子3および応急灯4により、一般電源の
喪失時でも非常時用の光源を確保することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潜水船等において酸素
不足を生じた時に用いられる酸素放出器に関し、特に緊
急時に照明も行なえるようにした応急灯付き酸素放出器
に関する。
不足を生じた時に用いられる酸素放出器に関し、特に緊
急時に照明も行なえるようにした応急灯付き酸素放出器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の酸素放出器としては図2(縦断面
図)に示すようなものがあり、断熱ケース1内に酸素キ
ャンドル2が図示しない支持手段を介し装着されてい
る。そして、酸素キャンドル2に点火することにより、
同酸素キャンドル2から酸素ガスが発生し、断熱ケース
1の開口1aから酸素ガスの噴出が行なわれるようにな
っている。
図)に示すようなものがあり、断熱ケース1内に酸素キ
ャンドル2が図示しない支持手段を介し装着されてい
る。そして、酸素キャンドル2に点火することにより、
同酸素キャンドル2から酸素ガスが発生し、断熱ケース
1の開口1aから酸素ガスの噴出が行なわれるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な酸素放出器が潜水船内等で実際に使用されるような非
常事態の際には、停電状態になることが多く、通常の照
明器具が使用できなくなる恐れがある。そこで、本発明
は、酸素放出器における酸素キャンドルが点火されて作
動すると熱を発生する点に着目し、この熱を利用して発
電することにより応急灯の点灯を行なえるようにした、
応急灯付き酸素放出器を提供することを目的とする。
な酸素放出器が潜水船内等で実際に使用されるような非
常事態の際には、停電状態になることが多く、通常の照
明器具が使用できなくなる恐れがある。そこで、本発明
は、酸素放出器における酸素キャンドルが点火されて作
動すると熱を発生する点に着目し、この熱を利用して発
電することにより応急灯の点灯を行なえるようにした、
応急灯付き酸素放出器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の応急灯付き酸素放出器は、断熱ケースと、
同断熱ケース内に収納された酸素キャンドルとからなる
酸素放出器において、上記断熱ケース内に上記酸素キャ
ンドルから発生する熱により発電を行なう熱電素子が設
けられ、同熱電素子で発生した電気により点灯する応急
灯が付設されたことを特徴としている。
め、本発明の応急灯付き酸素放出器は、断熱ケースと、
同断熱ケース内に収納された酸素キャンドルとからなる
酸素放出器において、上記断熱ケース内に上記酸素キャ
ンドルから発生する熱により発電を行なう熱電素子が設
けられ、同熱電素子で発生した電気により点灯する応急
灯が付設されたことを特徴としている。
【0005】また本発明の応急灯付き酸素放出器は、上
記熱電素子が、高温熱源としての上記酸素キャンドルの
外周壁と低温熱源としての上記断熱ケースの内周壁との
間に介装されていることを特徴としている。
記熱電素子が、高温熱源としての上記酸素キャンドルの
外周壁と低温熱源としての上記断熱ケースの内周壁との
間に介装されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】上述の本発明の応急灯付き酸素放出器では、断
熱ケース内で酸素キャンドルの点火により発生した熱エ
ネルギーは、同ケース内の熱電素子により電気エネルギ
ーに変換されるようになり、この電気を用いて応急灯に
よる照明が行なわれる。また上記熱電素子が高温熱源と
しての酸素キャンドルの外周壁と低温熱源としての断熱
ケースの内周壁との間に介装されると、酸素キャンドル
の発電作用が効率よく行なわれるようになり、酸素キャ
ンドルの断熱ケース内における支持が、熱電素子を介し
て都合よく行なわれるようになる利点もある。
熱ケース内で酸素キャンドルの点火により発生した熱エ
ネルギーは、同ケース内の熱電素子により電気エネルギ
ーに変換されるようになり、この電気を用いて応急灯に
よる照明が行なわれる。また上記熱電素子が高温熱源と
しての酸素キャンドルの外周壁と低温熱源としての断熱
ケースの内周壁との間に介装されると、酸素キャンドル
の発電作用が効率よく行なわれるようになり、酸素キャ
ンドルの断熱ケース内における支持が、熱電素子を介し
て都合よく行なわれるようになる利点もある。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
応急灯付き酸素放出器について説明すると、図1はその
模式的な縦断面図である。
応急灯付き酸素放出器について説明すると、図1はその
模式的な縦断面図である。
【0008】図1に示すように、本実施例の場合も、潜
水船の耐圧船殻内などに装着される酸素放出器は、断熱
ケース1と、同ケース1内の酸素キャンドル2とをそな
えており、断熱ケース1は適宜の断熱材で形成され、酸
素キャンドル2は点火により酸素ガスを発生するように
構成されている。
水船の耐圧船殻内などに装着される酸素放出器は、断熱
ケース1と、同ケース1内の酸素キャンドル2とをそな
えており、断熱ケース1は適宜の断熱材で形成され、酸
素キャンドル2は点火により酸素ガスを発生するように
構成されている。
【0009】なお、酸素キャンドル2は、塩素酸ナトリ
ウムを円筒状に成形したもので、次の反応式[数1]に
より酸素を発生するものである。
ウムを円筒状に成形したもので、次の反応式[数1]に
より酸素を発生するものである。
【数1】2NaClO3→2NaCl+3O2 上記反応は酸素キャンドルの点火具を打撃することで開
始され、反応中は高温となり、最高温度は約200℃とな
る。
始され、反応中は高温となり、最高温度は約200℃とな
る。
【0010】本実施例では、さらに酸素キャンドル2の
点火による酸素発生時に、発熱作用を伴うことに着目
し、酸素キャンドル2から発生する熱を利用して発電を
行なう熱電素子3が設けられている。そして、発電素子
3で発生した電気により点灯する応急灯4が付設されて
いる。なお、図3は熱電気発電の原理的構成を示してお
り、本実施例の熱電素子3は、図3に示すようなn形熱
電素子とp形熱電素子とを組み合わせたものである。
点火による酸素発生時に、発熱作用を伴うことに着目
し、酸素キャンドル2から発生する熱を利用して発電を
行なう熱電素子3が設けられている。そして、発電素子
3で発生した電気により点灯する応急灯4が付設されて
いる。なお、図3は熱電気発電の原理的構成を示してお
り、本実施例の熱電素子3は、図3に示すようなn形熱
電素子とp形熱電素子とを組み合わせたものである。
【0011】本実施例では特に熱電素子3が、図1に示
すように、高温熱源としての酸素キャンドル2の外周壁
と低温熱源としての断熱ケース1の内周壁との間に介装
されており、応急灯4への結線は熱電素子3を構成する
p形熱電素子およびn形熱電素子の各低温側電極(図3
参照)に接続されるようになっている。
すように、高温熱源としての酸素キャンドル2の外周壁
と低温熱源としての断熱ケース1の内周壁との間に介装
されており、応急灯4への結線は熱電素子3を構成する
p形熱電素子およびn形熱電素子の各低温側電極(図3
参照)に接続されるようになっている。
【0012】上述の構成により、潜水船内などで酸素不
足を生じた際に酸素キャンドル2に点火されて酸素ガス
が発生すると、同ガスは断熱ケース1の開口1aから噴
出するようになる。そして、酸素キャンドル1の酸素発
生作用に伴い発生した熱エネルギーは、熱電素子3によ
り電気エネルギーに変換されるようになり、この電気を
用いて応急灯4による照明が行なわれるようになる。し
たがって、潜水船内などで非常事態の発生に伴い一般の
電源が喪失された場合でも光源を確保できる利点があ
る。
足を生じた際に酸素キャンドル2に点火されて酸素ガス
が発生すると、同ガスは断熱ケース1の開口1aから噴
出するようになる。そして、酸素キャンドル1の酸素発
生作用に伴い発生した熱エネルギーは、熱電素子3によ
り電気エネルギーに変換されるようになり、この電気を
用いて応急灯4による照明が行なわれるようになる。し
たがって、潜水船内などで非常事態の発生に伴い一般の
電源が喪失された場合でも光源を確保できる利点があ
る。
【0013】また熱電素子3が高温熱源としての酸素キ
ャンドル2の外周壁と低温熱源としての断熱ケース1の
内周壁との間に介装されると、酸素キャンドル2の発電
作用が効率よく行なわれるようになり、酸素キャンドル
2の断熱ケース1内における支持が、熱電素子3を介し
て都合よく行なわれるようになる利点もある。
ャンドル2の外周壁と低温熱源としての断熱ケース1の
内周壁との間に介装されると、酸素キャンドル2の発電
作用が効率よく行なわれるようになり、酸素キャンドル
2の断熱ケース1内における支持が、熱電素子3を介し
て都合よく行なわれるようになる利点もある。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の応急灯付
き酸素放出器によれば、次のような効果が得られる。 (1) 断熱ケース内で酸素キャンドルの点火により発生し
た熱エネルギーは、同ケース内の熱電素子により電気エ
ネルギーに変換されるようになり、この電気を利用して
応急灯による照明を確保することができる。 (2) 上記熱電素子が高温熱源としての酸素キャンドルの
外周壁と低温熱源としての断熱ケースの内周壁との間に
介装されると、酸素キャンドルの発電作用が効率よく行
なわれるようになり、酸素キャンドルの断熱ケース内に
おける支持が、熱電素子を介して都合よく行なわれるよ
うになる利点もある。
き酸素放出器によれば、次のような効果が得られる。 (1) 断熱ケース内で酸素キャンドルの点火により発生し
た熱エネルギーは、同ケース内の熱電素子により電気エ
ネルギーに変換されるようになり、この電気を利用して
応急灯による照明を確保することができる。 (2) 上記熱電素子が高温熱源としての酸素キャンドルの
外周壁と低温熱源としての断熱ケースの内周壁との間に
介装されると、酸素キャンドルの発電作用が効率よく行
なわれるようになり、酸素キャンドルの断熱ケース内に
おける支持が、熱電素子を介して都合よく行なわれるよ
うになる利点もある。
【図1】本発明の一実施例としての応急灯付き酸素放出
器を模式的に示す縦断面図である。
器を模式的に示す縦断面図である。
【図2】従来の酸素放出器を模式的に示す縦断面であ
る。
る。
【図3】熱電気発電の原理的構成を示す説明図である。
1 断熱ケース 1a 開口 2 酸素キャンドル 3 熱電素子 4 応急灯
Claims (2)
- 【請求項1】 断熱ケースと、同断熱ケース内に収納さ
れた酸素キャンドルとからなる酸素放出器において、上
記断熱ケース内に上記酸素キャンドルから発生する熱に
より発電を行なう熱電素子が設けられ、同熱電素子で発
生した電気により点灯する応急灯が付設されたことを特
徴とする、応急灯付き酸素放出器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の応急灯付き酸素放出器
において、上記熱電素子が、高温熱源としての上記酸素
キャンドルの外周壁と低温熱源としての上記断熱ケース
の内周壁との間に介装されていることを特徴とする、応
急灯付き酸素放出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127018A JP3004537B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 応急灯付き酸素放出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127018A JP3004537B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 応急灯付き酸素放出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07308395A true JPH07308395A (ja) | 1995-11-28 |
JP3004537B2 JP3004537B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=14949657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6127018A Expired - Fee Related JP3004537B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 応急灯付き酸素放出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004537B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2322126A (en) * | 1997-02-17 | 1998-08-19 | Barry Norman Arnold | Oxygen candle cover |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107867675A (zh) * | 2017-04-20 | 2018-04-03 | 湖北航天化学技术研究所 | 一种氧烛药柱及其制备方法 |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP6127018A patent/JP3004537B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2322126A (en) * | 1997-02-17 | 1998-08-19 | Barry Norman Arnold | Oxygen candle cover |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3004537B2 (ja) | 2000-01-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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