JPH07308297A - 容積振動法に基づく指血圧計 - Google Patents

容積振動法に基づく指血圧計

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Publication number
JPH07308297A
JPH07308297A JP7086244A JP8624495A JPH07308297A JP H07308297 A JPH07308297 A JP H07308297A JP 7086244 A JP7086244 A JP 7086244A JP 8624495 A JP8624495 A JP 8624495A JP H07308297 A JPH07308297 A JP H07308297A
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finger
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light
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Application number
JP7086244A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Shinohara
邦彰 篠原
Takanori Matsuno
孝則 松野
Yoshiki Hiruta
義樹 蛭田
Keisuke Kanzaki
景介 神崎
Akira Ono
章 小野
Masabumi Sengoku
正文 千石
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UEDA SEISAKUSHO KK
Toto Ltd
Canon Medtech Supply Corp
Original Assignee
UEDA SEISAKUSHO KK
Toto Ltd
Elquest Corp
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Publication date
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】指の太さに応じてカフを交換することが可能
で、外乱の影響を受けない、測定精度に優れた指血圧計
を提供することを目的とする。 【構成】指動脈の容積脈波を光電的に検出することによ
り血圧を測定するようになった容積振動法に基づく指血
圧計において、カフ(30)を着脱自在かつ交換可能に取
付けベース(32)に装着し、この取付けベースに投光素
子(70)と受光素子(72)を配置する。カフの空気袋
(44)はポリウレタン・シートのような光透過性の材料
で形成し、カフには投受光素子に対応して投受光窓(7
8、80)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、指動脈の容積脈波を光
電的に検出することにより血圧を測定するようになった
容積振動法に基づく指血圧計に関する。
【0002】
【従来の技術】伝統的な血圧測定法は、空気袋(ブラダ
ー)を備えたカフ(マンシェット)により腕の動脈を阻
血し、コロトコフ法により血圧を測定するものである。
しかし、今日では、家庭において手軽に血圧を測定する
ことが可能な指血圧計が開発されている。
【0003】指血圧計は、容積振動法によるものとオシ
ロメトリック法によるものに大別することができる。例
えば、特開昭63-309241号には、容積振動法方式の指血
圧計が開示されている。指を挿入するカフには空気袋が
設けてあり、加圧空気の供給により指動脈を阻血するよ
うになっている。空気袋には投光素子と受光素子が付着
してあり、プレチスモグラム(容積脈波)を光電的に検
出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、医学的に
は、血圧の測定に際しては、カフの長さLと直径Dとの
比(アスペクト比)には適正値があり、米国心臓学会の
勧告によれば、L/D=1.2+αになるようにするの
が好ましい。カフがより狭い場合(アスペクト比が小さ
い場合)には実際よりも高い血圧値が検出される。従っ
て、血圧を正確に測定するためには、被験者の指の太さ
に適合したサイズ(長さと直径)のカフを使用するのが
好ましい。
【0005】特開昭63-309241号に代表されるような従
来技術の容積振動法による指血圧計の不便は、投受光素
子がカフに組み込まれているので、指の太さに応じてカ
フを交換するのが困難であるということである。即ち、
異なるサイズの複数のカフ毎に投光素子と受光素子並び
に電気配線のコネクタを設けるのはコスト上昇を招くと
共に、コネクタの接触不良の問題が生じる。また、投受
光素子が空気袋に組み込まれているので、空気袋のパン
クなどによりカフが使用不能になったときには、カフ全
体を廃棄しなければならない。
【0006】容積振動法による指血圧計の斯る不便を解
消するため、特開平2-17031号には、カフ圧力の脈波を
検出することにより血圧を測定するオシロメトリック法
による指血圧計が提案されている。カフ圧力の脈波を検
出するこの方式は光電センサーを必要としないので、異
なるサイズの容易にカフを交換することができる。
【0007】しかし、オシロメトリック法による血圧計
の問題点は、外乱(特に、振動)の影響を受け易く、高
精度の測定が困難であるということである。特に、トイ
レットを利用して血圧を測定しようとする場合には、シ
スターンに溜まる水の音や洗浄水が流れる音などのよう
なトイレット作動音によって測定結果に誤差が生じるお
それがある。
【0008】本発明の目的は、被験者の指の太さに応じ
てカフを交換することが可能で、外乱の影響を受けるこ
とがなく、高精度で血圧を測定することが可能な指血圧
計を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、外乱に強いという容
積振動法の長所を保持しながらも、被験者の指の太さに
応じてカフを交換することが可能な、安価で堅牢で信頼
性に優れた指血圧計を提供することにある。本発明の他
の目的は、トイレットに設置するのに適した指血圧計を
提供することにある。
【0010】
【発明の構成】
【課題を解決するための手段および作用の概要】本発明
の指血圧計は容積振動法に基づくもので、可変圧力空気
源に接続される膨張可能な空気袋を備えた阻血用カフ
と、1対の投受光素子を備え、指動脈の容積脈波を光電
的に検出することにより血圧を測定するようになってい
る。
【0011】本発明の指血圧計は取付けベースを備え、
このベースにはカフが着脱自在かつ交換可能に装着され
る。近赤外発光ダイオード(iRED)などの投光素子
とフォトトランジスタなどの受光素子はこのベースに配
置してあり、カフにはこれらの投受光素子と投受光関係
で投受光窓が設けてある。空気袋はポリウレタン・シー
トのような光透過性の材料で形成してあり、iREDか
らの近赤外光を指に照射させ、透過光をフォトトランジ
スタに入射させるのを可能にするようになっている。
【0012】このように、投受光素子はカフの取付けベ
ースに組み込んであるので、カフに投受光素子や電気配
線や電気コネクタを設ける必要がなくなる。従って、外
乱に強いという容積振動法の長所とカフの交換可能性を
両立させながらも、カフ構造を簡素化し、カフのコスト
を低減することができる。また、投受光素子や電気配線
や電気コネクタは取付けベースに配置されるので、カフ
交換に伴う電気的接触不良や断線が発生する虞れが無
く、指血圧計の耐久性および信頼性を向上させることが
できる。
【0013】好ましい実施態様においては、投光素子と
受光素子は、それらの光軸が互いに180゜より小さい
角度(好ましくは、約90゜)を成すべく取付けベース
に配置する。このようにすれば、投光素子と受光素子と
の間の平均光路長がカフの大小(指の大小)に拘わらず
一定となると共に、小さなサイズのカフを取付けた時に
投受光素子と指との間の間隙が最小限となり、指血圧計
のS/N比が安定する。その結果、血行の悪い被験者の
場合や寒冷時でも測定精度を向上させることができる。
【0014】他の好適な実施態様においては、アスペク
ト比が同一でサイズの異なる複数のカフが使用される。
取付けベースの投受光素子と夫々のカフの投受光窓は、
いづれか最適サイズのカフを取付けベースに装着した時
に投受光素子の光軸がそのカフの中心を通るべく配置さ
れる。このようにすれば、投光素子から発射された近赤
外光は常にカフに挿入された指の中心部を透過しながら
受光素子にて受光されるので、指の表面で反射して受光
素子に到達する反射光の影響を最小限に抑制することが
できる。
【0015】好ましくは、本発明の指血圧計はトイレッ
トの便器に固定したハウジングに設置される。本発明の
指血圧計は容積振動法によるものであるから、水の音な
どのトイレット作動音による外乱の影響を受けることが
ない。従って、トイレットにおいて高精度の血圧測定を
行うことが可能になる。
【0016】便器のハウジングに指血圧計を設置する場
合には、使用者が血圧測定中に不意に立ち上がった時な
どに、カフをその取付けベースから容易に離脱させ、カ
フの破損や指の怪我を防止するのが好ましい。このた
め、カフは釈放可能な係止機構により取付けベースに装
着し、カフに所定の力が作用した時にカフが取付けベー
スから外れるようにすることができる。
【0017】また、トイレットに指血圧計を設置する場
合には、ハウジングに固定したカフ取付けベースに1つ
のカフを装着し、アスペクトが同一でサイズの異なる他
のカフをハウジングに着脱自在に付着しておくのが便利
である。
【0018】本発明の上記特徴や効果、ならびに、他の
特徴や利点は、以下の実施例の記載に従い更に明らかと
なろう。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す添付図面を参照
しながら、本発明をより詳しく説明する。図1は本発明
の一実施例に係る指血圧計をトイレットに取付けたとこ
ろを示す。トイレット10は、従来型の水洗便器12と
便座14と便蓋16を備え、このトイレットにはウォシ
ュレット(商標)の名で親しまれている従来型のビデ装
置が取付けてある。このため、便器12にはハウジング
18が取付けてあり、ビデ装置の温水タンク(図示せ
ず)はこのハウジング18に収容してある。図1にはビ
デ装置の洗浄ノズル20が示してある。
【0020】本発明の指血圧計22のエアポンプや電子
制御演算部などの主要部(図8参照)はこのハウジング
18の内部に収納され、タッチ入力パネルのような操作
部24を備えた液晶表示部26や測定結果を出力するプ
リンタ28はハウジング18の上面に配置される。ハウ
ジング18の前部には、指血圧計22のカフ30とその
取付けベース32が装着してあり、非使用時には開閉式
のカバー34によって隠蔽されるようになっている。
【0021】図1および図2を参照するに、ハウジング
18には手載せ台36がビスなどにより固定してあり、
この手載せ台にカフの取付けベース32を固定すること
ができる。この手載せ台36には、また、開閉カバー3
4のピボット38を挿通することができる。
【0022】図2から図4を参照するに、カフ30はプ
ラスチックのような剛性材料で形成されており、円筒形
の本体40と脚部42を有する。カフ30の内側には空
気袋(ブラダー)44が配置してある。
【0023】図5に示したように、この空気袋44は、
ポリウレタンなどの光透過性のシートを折り目46に沿
って折り畳み、外側シート48と内側シート50の縁を
三辺に沿って高周波溶着することにより形成することが
できる。空気袋の外側シートには加圧空気導入用のエア
ジョイント52が溶着してある。溶着により適当な数の
長手方向シーム54を形成し、図5に矢印で示したよう
にポリウレタンシートを丸めた後、空気袋44は図3に
示したようにカフ30内に適宜固定される。ポリウレタ
ンシートはゴムのような伸縮性はもたないが、エアジョ
イント52から空気袋44内に加圧空気を導入したとき
には空気袋44は膨張する。シーム54があるので、空
気袋44の内側シート50は図3および図4に示したよ
うに複数の細長い空気チャンバ56を形成しながら膨張
し、カフ30に挿通された指の動脈を阻血する。
【0024】カフ30は、釈放可能なロック機構によっ
て着脱自在かつ交換可能にカフ取付けベース32に装着
される。このため、図3および図7に示したように、カ
フの前方脚部42には円みのある1対の突起58が設け
てあると共に、取付けベース32にはこの突起に対応す
るノッチ60が設けてあり、突起58を係合させるよう
になっている。また、図7に示したように、カフの後部
脚部42にはノッチ62が形成してあり、バネ付勢され
たボール64が係合するようになっている。従って、突
起58をノッチ60に嵌合させ、カフ30を押圧する
と、ノッチ62はボール64にスナップ嵌合するので、
カフ30は極めて簡単に取付けベース32に装着され
る。カフの交換に際しては、カフ30の後部を持ち上げ
るだけで、カフ30をベース32から取り外すことがで
きる。
【0025】また、使用者がその指をカフ30に通した
状態で不意に立ち上がった時など、カフに過剰な力が作
用した時には、ロック機構62/64が釈放されるの
で、カフの破損や指の怪我を防止することができる。こ
れは、この実施例のようにトイレットに据え付けられた
ハウジング18にカフ30を装着して血圧を測定する場
合には特に好都合である。
【0026】図4からよく分かるように、カフ取付けベ
ース32にはニップル66が設けてあり、カフ30をそ
の取付けベース32に装着した時にエアジョイント52
が接続されるようになっている。ニップル66にはエア
ポンプ(図8)からの加圧空気供給ホースが接続され
る。
【0027】図4に示したように、カフ取付けベース3
2には、約90゜の角度を成す1対の投受光素子取付け
孔68が形成してあり、これらの孔の中に投光素子(i
RED)70と受光素子(フォトトランジスタ)72が
夫々配置してある。これらの素子は、取付けベース32
およびハウジング18内に配置された電気配線74およ
び76を介して、図8に示した光量コントロールおよび
に増幅回路に夫々接続される。
【0028】また、図3および図4に示したように、こ
れらの素子取付け孔68に対応して、カフ30には投光
窓78と受光窓80が形成してあり、カフ30をベース
32に装着した時に投光素子70からの近赤外光が指に
照射され、反射光ないし透過光が受光素子72に送られ
るようになっている。カフ30の空気袋44は、半透明
のポリウレタン・シートで形成されているので、カフ3
0に窓78および80を設けるだけで投受光が行われ
る。
【0029】図8には、指血圧計22のエア供給系統お
よび電子制御演算部の構成の一例を示す。エア供給系統
および電子制御演算部は従来型のもので、電子制御演算
部はマイクロプロセッサからなるコントローラを有す
る。従来の容積振動法と同様に、フォトトランジスタ7
2からの信号は増幅され、容積脈波(プレチスモグラ
ム)が検出され、血圧が測定される。コントローラは測
定結果を液晶表示部26に表示し、或いはプリンタ28
に出力する。
【0030】再び図1および図2を参照するに、この指
血圧計22にはサイズの異なる例えば3つのカフ30が
備えてあり、そのうちの任意の1つをカフ取付けベース
32に装着しておき、他の2つはハウジング18の位置
決め突起82付きの予備カフ置き場84にスナップ嵌め
により装備しておくことができる。これら3つのカフ3
0の内径は、例えば、夫々、16mm、22mm、28
mmにすることができる。これらのカフ30の長さは、
長さLと直径Dとの比(アスペクト)がL/D≒1.2
になるように定めてある。使用者は、その指の太さに適
合したサイズのカフ30を選択し、カフ取付けベース3
2に装着して使用することができる。従って、理想的な
カフで高精度の血圧測定を行うことができる。
【0031】異なるサイズのカフ30をカフ取付けベー
ス32に装着したときには、投受光素子と夫々のカフ3
0との位置関係は図6に示したようになる。図6におい
て、参照番号30A、30B、30Cは、夫々、最大サ
イズ、中間サイズ、最小サイズのカフを表す。投光素子
70と受光素子72は約90゜の角度で配置してあるの
で、投光素子70と受光素子72との間の平均光路長さ
は、カフ30の大小に関係なく、ほぼ一定となる。従っ
て、血圧計のS/N比が安定し、血行の悪い被験者の場
合や寒冷時でも測定精度を向上させることができる。
【0032】また、より小さなサイズのカフ30B又は
30Cを取付けた時にも、投受光素子70および72と
指との間の間隙は最小限となるので、外乱を最小限にす
ることができる。
【0033】図9および図10には、前述したカフとカ
フ取付けベースの変化形を示す。前述した実施例の構成
要素と共通する構成要素は同じ参照番号で示し、説明は
省略する。図9および図10を参照するに、この変化形
においても、アスペクト比が同一でサイズの異なる3つ
のカフ30が使用され、被験者の指の太さに最も適した
サイズのカフが選択的に、かつ、釈放可能にカフ取付け
ベース32に装着されるようになっている。
【0034】カフ取付けベース32には、カフに対して
直径方向に対向するように投光素子(iRED)70と
受光素子(フォトトランジスタ)72が配置してある。
これらの投受光素子の高さと相互間隔は、最大サイズの
カフに適合するように設定してある。夫々のカフ30に
も、直径方向に対向する位置に投光窓78と受光窓80
が形成してある。夫々のカフ30の形状と脚部42の高
さは、いづれのカフをカフ取付けベース32に装着した
場合でも、投光窓78および受光窓80が投光素子70
および受光素子72に整列し、かつ、投受光素子の光軸
がそのカフの中心を通るようになっている。
【0035】このような構成であるから、最適サイズの
カフ30を選択し、カフ取付けベース32に装着する
と、投光素子70から発射される光りは常に指の中心部
を透過するので、反射光の影響の少ない良好な光電脈波
信号を得ることができる。なお、カフのサイズが小さく
なるほど投光素子70から指の表面までの距離が大きく
なるので、投光素子70としては発光量の大きな丸型
(ドーム型)iREDを採用するのが好ましい。
【0036】以上には本発明の特定の実施例について記
載したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種
々の修正や変更を加えることができる。例えば、カフの
数は適宜増減することができる。また、カフ取付けベー
ス32は直接ハウジング18に取付けることができる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の指血圧
計においては、投光素子70と受光素子72はカフの取
付けベース32に組み込んであるので、投受光素子や電
気配線や電気コネクタをカフ30に設ける必要がない。
従って、外乱に強いという容積振動法の長所とカフの交
換可能性を両立させながらも、カフ構造を簡素化し、カ
フのコストを低減することができる。
【0038】このように外乱の影響を受けないので、本
発明の指血圧計は水の音が発生するトイレットにおいて
使用することが可能になる。
【0039】別の見地においては、投受光素子や電気配
線や電気コネクタは取付けベース32に配置されるの
で、カフ交換に伴う電気的接触不良や断線が発生する虞
れが無く、指血圧計の耐久性および信頼性を向上させる
ことができる。
【0040】本発明の好ましい実施態様に従い、投光素
子と受光素子をそれらの光軸が約90゜の角度を成すよ
うに取付けベースに配置した場合には、カフ30の大小
に拘わらず測定精度を向上させることができる。
【0041】本発明の他の好適な実施態様に従い、アス
ペクト比が同一でサイズの異なる複数のカフを配置し、
いづれかのカフを取付けベースに装着した時に投受光素
子の光軸がそのカフの中心を通るように取付けベースの
投受光素子と夫々のカフの投受光窓を配置した場合に
は、被験者の指のサイズに合わせるべく最適サイズのカ
フを使用して測定を行った時に反射光の影響を受けない
ので、精度の高い血圧測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の指血圧計を備えたトイレット
の斜視図で、カフのカバーを開けたところを示す。
【図2】図2は、図1に示した指血圧計のカフ取付け部
の分解斜視図である。
【図3】図3は、図2に示したカフの一部切欠き拡大斜
視図である。
【図4】図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図で、カ
フをカフ取付けベースに装着するところを示す。
【図5】図5は、カフの空気袋の展開斜視図である。
【図6】図6は、図4同様の断面図で、カフ取付けベー
スに異なるサイズのカフを装着したところを模式的に示
す。
【図7】図7は、図4のVII−VII線に沿った一部切欠き
断面図で、カフのロック機構を示す。
【図8】図8は、指血圧計のエア供給系統および電子制
御演算部の構成の一例を示すブロック図である。
【図9】図9は、カフの変化形の一部切欠き斜視図であ
る。
【図10】図10は、図9に示したサイズの異なる複数
のカフのいづれかをカフ取付けベースに装着するところ
を示す断面図である。
【符号の説明】
18: 便器のハウジング 22: 指血圧計 30: カフ 32: カフ取付けベース 44: 空気袋 62/64: ロック機構 70: 投光素子 72: 受光素子 78、80: 投受光窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松野 孝則 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 蛭田 義樹 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 神崎 景介 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 小野 章 東京都文京区湯島2丁目17番4号 株式会 社ウエダ製作所内 (72)発明者 千石 正文 東京都文京区湯島2丁目17番4号 株式会 社ウエダ製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変圧力空気源に接続される膨張可能な
    空気袋を有する阻血用カフと、1対の投受光素子を備
    え、指動脈の容積脈波を光電的に検出することにより血
    圧を測定するようになった容積振動法に基づく指血圧計
    において:前記空気袋は光透過性の材料からなり、前記
    カフを着脱自在かつ交換可能に装着する取付けベースを
    設け、前記取付けベースにはカフ内に挿通される指に対
    して投受光関係で投光素子と受光素子を配置し、前記カ
    フには前記投受光素子に対応して投受光窓を設けたこと
    を特徴とする容積振動法に基づく指血圧計。
  2. 【請求項2】 前記取付けベースは便器に固定したハウ
    ジングに取付けてあり、トイレットにおいて血圧を測定
    するようになっていることを特徴とする請求項1に基づ
    く指血圧計。
  3. 【請求項3】 前記カフは釈放可能な係止機構により取
    付けベースに装着してあり、カフに所定の力が作用した
    時にカフが取付けベースから外れるようになっているこ
    とを特徴とする請求項2に基づく指血圧計。
  4. 【請求項4】 前記投光素子と受光素子はそれらの光軸
    が互いに180゜より小さい角度を成すべく配置されて
    いる請求項1から3のいづれかに基づく指血圧計。
  5. 【請求項5】 投光素子の光軸と受光素子の光軸が成す
    角度は約90゜である請求項4に基づく指血圧計。
  6. 【請求項6】 アスペクト比が同一でサイズの異なる複
    数のカフを備え、いづれかのカフは前記取付けベースに
    装着され、残りのカフは前記ハウジングに着脱自在に付
    着される請求項2又は3に基づく指血圧計。
  7. 【請求項7】 アスペクト比が同一でサイズの異なる複
    数のカフを備え、前記取付けベースの投受光素子と夫々
    のカフの投受光窓は、いづれかのカフを前記取付けベー
    スに装着した時に投受光素子の光軸がそのカフの中心を
    通るべく配置されていることを特徴とする請求項1から
    3のいづれかに基づく指血圧計。
JP7086244A 1994-03-25 1995-03-17 容積振動法に基づく指血圧計 Pending JPH07308297A (ja)

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JP7086244A Pending JPH07308297A (ja) 1994-03-25 1995-03-17 容積振動法に基づく指血圧計

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09289977A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Nippon Koden Corp 生体信号測定センサ
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