JPH07308131A - 園芸用ロープ - Google Patents

園芸用ロープ

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Publication number
JPH07308131A
JPH07308131A JP10084394A JP10084394A JPH07308131A JP H07308131 A JPH07308131 A JP H07308131A JP 10084394 A JP10084394 A JP 10084394A JP 10084394 A JP10084394 A JP 10084394A JP H07308131 A JPH07308131 A JP H07308131A
Authority
JP
Japan
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rope
soil
tree
control agent
gardening
Prior art date
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Pending
Application number
JP10084394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatake Iwahashi
正剛 岩橋
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に樹木を移植先に根づかせることがで
き、しかも、非常に安価であり、且つ、入手し易い園芸
用ロープの提供にある。 【構成】 害虫防除剤3または雑菌防除剤が紙製のロー
プに付着あるいは含浸されていることをにある。又、肥
料4が紙製のロープに付着または含浸されていることに
もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、樹木、苗樹を移
植する際に、堀り起こした樹木の根についている土が落
ちないように根を土とともに縛ったり、また、樹木を保
護するために、その幹に巻き付けたりする園芸用ロープ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、樹木の移植に際して、移植先
の土質が非常に痩せていたり、また、雑菌や害虫が繁殖
し易い状態にあるときには、移植された樹木が確実に根
づくことができるように、移植先に掘られた移植用の穴
へ、肥料、害虫防除剤、雑菌防除剤等の薬剤を散布して
いた。そして、その後に、樹木をこの穴に移植してい
た。
【0003】又、移植される樹木においては、樹木の根
に付いている土を落としてしまうと樹木が傷むので、あ
る程度の量の土とともに樹木を堀り起こし、この掘り起
こした土を落とさないために、根の周囲を土とともに藁
製のロープで縛り付けていた。更に、移植により弱った
樹木の木肌を、直射日光による日焼け、および、低温に
よる凍傷から保護するために、樹木の幹にロープが巻き
付けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、樹木を
移植先に確実に根づかせるためには、根についている土
が落ちないように根を土とともに縛る作業と、移植のた
めの穴に肥料、害虫防除剤、雑菌防除剤を散布する作業
とが必要であり、特に、肥料、害虫防除剤、雑菌防除剤
を散布する作業は煩わしく面倒であった。加えて、藁製
のロープは高価なものになりつつあり、入手が困難であ
るという欠点も生じた。尚、藁は米の収穫にともなって
細かく裁断されるので、需要に対しては不足する傾向に
ある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、樹木を移植先に確実に根づかせることがで
き、しかも、非常に安価であり、且つ、入手し易い園芸
用ロープの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が採用する主たる手段は、害虫防除剤または
雑菌防除剤が紙製のロープに付着あるいは含浸されてい
る構成としてある。
【0007】又、肥料が紙製のロープに付着または含浸
されている構成としてある。
【0008】
【作用】上記のように構成された園芸用ロープは、紙材
で構成されているとともに、紙材に害虫防除剤または雑
菌防除剤等が付着あるいは含浸されている。この場合に
は、園芸用ロープは土中で腐朽し易く。しかも、園芸用
ロープで根を土とともに縛たり、或いは、樹木の幹に巻
き付けたりすると、縛り付けられた部分付近には害虫防
除剤または雑菌防除剤の効果により害虫、黴等の雑菌が
繁殖することができず、根、茎を雑菌、害虫の害から守
ることができる。
【0009】又、肥料を紙製のロープに付着あるいは含
浸させたものでは、例えば、園芸用ロープで樹木の根を
土とともに縛り付け、移植先に植え込み、そして、灌水
する。この灌水により、土中が湿り、園芸用ロープ自体
に含浸あるいは付着されている肥料が土中に滲み出し、
根に必要な養分を与える。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて説明すると、図1は本
発明の一実施例に係る園芸用ロープを示す斜視図、図2
は図1のA−A矢視概略断面図、図3は本発明の一実施
例に係る園芸用ロープの使用例を示す要部切欠正面図で
ある。
【0011】図1乃至図3に示すよに、本実施例の園芸
用ロープ1は、紙片2と、この紙片2に塗布される害虫
防除剤3と、上記紙片2に付着される肥料4と、上記紙
片2に含浸される雑菌防除剤(図示されていない)とか
ら構成されている。
【0012】上記紙片2は、帯状に形成されるととも
に、縒りが加えられている。そして、この紙片2は3本
を1組として互いに縒り合わされてロープ状に形成され
る。
【0013】上記害虫防除剤3としては、硫黄と石灰と
を混合した混合物を使用している。又、上記雑菌防除剤
としてはペンタゲン水和材を使用している。更に、上記
肥料4は、窒素、燐酸、カリの3成分を含んだ粒状のも
のを使用している。
【0014】園芸用ロープ1の使用例を説明すると、図
3に示すように、松5の根6を一定量の土7とともに掘
り起こし、根6から土7が落ちないように、その根6と
土7を園芸用ロープ1で巻き付けている。更に、松5の
幹にも園芸用ロープ1が巻き付けられている。そして、
移植用の穴8に松5が植えられ、その上から土がかけら
れている。
【0015】この状態で灌水すると、灌水した水は土中
にしみ込み、土中に植えられた園芸用ロープ1に達す
る。この園芸用ロープ1が濡れた土6と接すると、紙片
2に含浸または付着されている害虫防除剤3、雑菌防除
剤、肥料4が土中に滲み出し、根元付近の雑菌、害虫の
発生を防止するとともに、成長に必要な養分を根6に与
える。これにより、移植により弱っている樹木を確実に
根づかせることができる。
【0016】又、園芸用ロープ1を樹木の幹に巻き付け
ると、移植により弱っている樹木の木肌を、直射日光に
よる日焼け、および、低温による凍傷から保護するとと
もに、木肌への害虫の進入および黴の繁殖を防止する。
【0017】即ち、園芸用ロープ1は紙片2で構成され
ているので、非常に安価であり、且つ、入手し易く、さ
らに、時間の経過とともに、土中で腐朽し土中を汚染す
ることがない。しかも、移植された樹木を確実に根づか
せることができ、非常に便利な園芸用ロープ1を得るこ
とができる。
【0018】尚、本実施例では紙片2に、害虫防除剤
3、雑菌防除剤、肥料4を含浸または付着させている
が、必ずしも上記害虫防除剤3、雑菌防除剤、肥料4を
全て付着または含浸させる必要がない。例えば、移植後
に肥料4を好まない樹木の移植に対しては上記害虫防除
剤3のみ含浸させたものを使用してもよい。
【0019】又、上記実施例の園芸用ロープ1は主に松
5を対象としているが、対象とする樹木は松5に限られ
ず、例えば、バラ科のサンザシを対象樹木とする場合に
は、害虫防除剤3として、サリチオン乳剤を主成分とす
る薬剤を含浸させても良い。この場合にはコウモリガ等
の害虫からサンザシの根、茎を保護することができる。
即ち、使用する樹木にあった害虫防除剤3を使用するこ
とが好ましい。
【0020】更に、上記の紙片2は帯状に形成されたも
のを使用しているが、ロープ状に形成することができれ
ば帯状に限られず、例えば、細い線状の紙片2で構成し
ても良い。この場合には、非常に柔らかく、柔軟性のあ
る園芸用ロープ1を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】上記のように構成された園芸用ロープ
は、紙材で構成されているので、土中で腐朽し易く、し
かも、紙材に害虫防除剤または雑菌防除剤を付着あるい
は含浸させているので、園芸用ロープで根を土とともに
縛たり、或いは、樹木の幹に巻き付けて縛ったりする
と、縛り付けられた部分付近には害虫、黴等の雑菌が繁
殖せず、根、茎を雑菌、害虫の害から守ることができ、
移植した樹木を確実に根づかせることができる。
【0022】又、肥料を紙製のロープに付着あるいは含
浸させたものでは、例えば、これを使用して、樹木の根
を土とともに縛り付け、移植先に植え込み、灌水する
と、園芸用ロープ自体に含浸または付着されている肥料
が土中に滲み出し、根に必要な養分を与える。これによ
り、移植した樹木をより確実に根づかせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る園芸用ロープを示す斜
視図である。
【図2】図2は図1のA−A矢視概略断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る園芸用ロープの使用例
を示す要部切欠正面図である。
【符号の説明】
1 園芸用ロープ 2 紙片 3 害虫防除剤 4 肥料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 害虫防除剤または雑菌防除剤が紙製のロ
    ープに付着あるいは含浸されていることを特徴とする園
    芸用ロープ。
  2. 【請求項2】 肥料が紙製のロープに付着または含浸さ
    れていることを特徴とする園芸用ロープ。
JP10084394A 1994-05-16 1994-05-16 園芸用ロープ Pending JPH07308131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10084394A JPH07308131A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 園芸用ロープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10084394A JPH07308131A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 園芸用ロープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07308131A true JPH07308131A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14284607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10084394A Pending JPH07308131A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 園芸用ロープ

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JP (1) JPH07308131A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3029079U (ja) * 1996-03-18 1996-09-17 東邦レオ株式会社 樹木の支持施工における樹木根元部の巻装具
US6668483B1 (en) * 2001-08-27 2003-12-30 Scott Trivisani Insect bait and control system

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