JPH07306320A - 光ファイバテープ心線の分離装置 - Google Patents

光ファイバテープ心線の分離装置

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JPH07306320A
JPH07306320A JP6097581A JP9758194A JPH07306320A JP H07306320 A JPH07306320 A JP H07306320A JP 6097581 A JP6097581 A JP 6097581A JP 9758194 A JP9758194 A JP 9758194A JP H07306320 A JPH07306320 A JP H07306320A
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JP
Japan
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optical fiber
pressure contact
core wire
tape core
fiber tape
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Application number
JP6097581A
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English (en)
Inventor
Keiji Osaka
啓司 大阪
Tetsuaki Watanabe
哲章 渡辺
Takeshi Kashima
健 加嶋
Naoshi Ogawa
直志 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4403Optical cables with ribbon structure
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/56Processes for repairing optical cables
    • G02B6/566Devices for opening or removing the mantle
    • G02B6/567Devices for opening or removing the mantle for ribbon cables

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバに剪断方向の応力を加えないで、
光ファイバテープ心線を単心光ファイバに分離するこ
と。 【構成】 平面上に配列された複数の光ファイバ2が共
通被覆3により被覆されて光ファイバテープ心線1が形
成されている。この光ファイバテープ心線1の上下面に
摩擦力印加手段を構成する上下の圧接ベルト6、6aが
圧接している。上下の圧接ベルト6、6aのテープ圧接
面を互いに反対方向に移動させることにより、各光ファ
イバ2と、その周囲の被覆部に回転力が作用し、各光フ
ァイバ2間の共通被覆3に亀裂が生じて、この亀裂が徐
々に拡大して単心光ファイバに分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多心の光ファイバテー
プ心線の分離装置に係り、さらに詳しくは、複数の光フ
ァイバが平面上に配列され、共通被覆層で一体化された
多心の光ファイバテープ心線を単心光ファイバに分離す
るための分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多心の光ファイバテープ心線を各光ファ
イバ毎に分離する必要性は、例えば光ファイバケーブル
の接続工事、光ファイバ端末の各種機器への接続の際な
どに必然的に、かつしばしば生じる。
【0003】このような光ファイバ毎の分離の必要性か
ら、現在の光ファイバテープ心線は、複数の光ファイバ
が1心ずつ分離可能な状態で被覆層を介して一体化され
た構造とされている。
【0004】この光ファイバテープ心線の従来の分離具
として、特開平3−213804号に開示のものが知ら
れている。この分離具は、ファイバ切断用の段違い台車
をそれぞれ有し内側に光ファイバテープ心線を保持でき
る2つの基板が相互に開閉自在に連結された構造であ
る。そして、この2つの基板で保持された光ファイバテ
ープ心線の厚み方向に力を加えながら、当該テープ心線
をその長手方向に沿って引くことにより、この光ファイ
バテープ心線を上記の段違い台車の段部で2分割するも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−21380
4号の分離具では、光ファイバテープ心線を単純に2分
割するだけであり、3分割以上あるいは単心光ファイバ
に分離することは構造上できない。また、この分離具を
用いて光ファイバテープ心線を分離しようとすると、上
述のように、段違い台車の段部でテープ心線の表面に傷
をつけ、厚み方向に切り裂くものであるから光ファイバ
に無視できない応力が加えられ、それが信号光の伝送特
性に悪影響を与えるおそれがあった。
【0006】本発明は上記の欠点を解決したもので、多
心の光ファイバテープ心線を単心の光ファイバに安全に
分離できる分離装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、複数の光ファイバが平面上に配列され、被
覆層により一体化されてなる光ファイバテープ心線を各
光ファイバごとに分離する装置であって、上記分離装置
は、上記光ファイバテープ心線を所定の位置に保持する
保持手段と、上記光ファイバテープ心線に光ファイバ配
列面と垂直な方向から圧接して、当該光ファイバテープ
心線の長手方向と直交する方向で、かつ互いに反対方向
に移動する1対の圧接部材からなる摩擦力印加手段を備
えたことを特徴とする。
【0008】また、上記の圧接部材は、それぞれ複数の
カイドローラに掛け渡された1対の無端ベルトで構成
し、1対の圧接ベルトのガイドローラ間は間隔調整手段
で結合し、かつ少なくとも1つのガイドローラは駆動ロ
ーラとするのがよい。
【0009】さらに、上記の圧接部材は圧接ローラで構
成し、1対の圧接ローラ間は、間隔調整手段で結合する
とよい。
【0010】また、上記保持手段は、光ファイバテープ
心線を1対の圧接部材の間を通して移送するテープ移送
手段と、圧接部材の近傍において、光ファイバテープ心
線の移送方向と直交する方向の移動を規制する位置規定
枠とから構成するとよい。また、テープ移送手段は、送
りローラ、引張りローラまたはこれら両ローラを用いて
構成するとよい。
【0011】さらに、光ファイバテープ心線の送り方向
にみて、上記摩擦力印加手段の手前に、光ファイバテー
プ心線の被覆層に傷を入れる加傷手段を設けるとよい。
【0012】さらに、上記摩擦力印加手段と上記送り手
段とは、機械的連動手段を介して連動連結するとよい。
【0013】
【作用】本発明の構成によると、光ファイバテープ心線
は、保持手段により所定の位置に位置決めされ、こうし
て位置決めされた光ファイバテープ心線の光ファイバ配
列面と垂直な両面に摩擦力印加手段の圧接部材を圧接さ
せ、この圧接部材を光ファイバテープ心線と直交する方
向に、かつ相互に反対方向に擦することにより、被覆層
の略中間部に埋設されている各光ファイバが芯となっ
て、この光ファイバを中心としてその周囲に位置する被
覆層に回転力が加えられ、この回転に伴って隣接する略
光ファイバの周囲の被覆層の間に亀裂が生じその作用で
被覆層が破断され、かつ単心の光ファイバに分離され
る。
【0014】また、光ファイバテープ心線を上記の圧接
部材で擦る際、加傷手段により予め各光ファイバ間に位
置する被覆層に傷を入れたときは、被覆層が肉厚であっ
ても、各光ファイバを芯としてその周囲の被覆層に回転
力が加わるとき、この傷を起端として亀裂が拡大し被覆
層が容易かつ確実に破断される。このようにして被覆層
を破断することにより、複数の光ファイバは単心ファイ
バに分離され、かつ光ファイバテープ心線の厚み方向に
力を加えてこれを引き裂くものではないから、光ファイ
バの半径方向に過大な応力が作用せず、伝送特性が低下
しない。
【0015】さらに、摩擦力印加手段で摩擦力を加えつ
つ、光ファイバテープ心線を長手方向に移動することに
より、連続して単心光ファイバに分離できる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0017】図1〜図3は、第1実施例の基本構造を示
す図である。各図において、光ファイバテープ心線1
は、同一平面に配列された複数の光ファイバ2を共通被
覆3により一体的に被覆することにより構成されてい
る。
【0018】この光ファイバテープ心線1は、点線で示
されるテープ収納領域4(これは後述する分離装置に設
けられる)においてずれ動かないように保持され、か
つ、このテープ収納領域4には、光ファイバテープ心線
1を単心光ファイバ毎に分離するための摩擦力印加手段
5が設けられている。摩擦力印加手段5は、上下1対の
圧接部材で構成されるもので、図1の場合この圧接部材
は幅が約10mm〜20mmの圧接ベルト6、6aで構
成されている。この上下の各圧接ベルト6、6aは複数
のガイドローラ7、7aで支持されている。上下各組の
ガイドローラ7、7aは間隔調整手段(後述する)を介
して連結されていて、この間隔調整手段を操作して上下
の圧接ベルト6、6aの間隔を近ずけ、又は離間するこ
とができる。
【0019】複数のガイドローラ7、7aのうち、少な
くとも1つのガイドローラは駆動ローラとされていて、
各ローラが所定方向に同期して回転することにより、上
下側の各圧接ベルト6,6aを図1の矢印方向に回転さ
せるものである。
【0020】したがって、図1において上下の圧接ベル
ト6、6aが光ファイバテープ心線1の上下面(つま
り、光ファイバ2の配列面と垂直な面)と圧接してこの
圧接面が互いに反対方向に移動することにより、当該光
ファイバテープ心線1の共通被覆3には図2、図3で示
す矢印方向の力が作用し、このとき、各光ファイバ2を
芯としてその周囲の共通被覆3に回転力が作用する。こ
れにより隣接する各光ファイバ2の周囲の共通被覆3間
に亀裂8が生じ、この亀裂8が徐々に拡大して、各光フ
ァイバ2が分離されて単心となる。
【0021】とくに、共通被覆3の上下面は、各光ファ
イバ2の外周に沿って波状に盛り上っているので、この
盛り上り部10が圧接ベルト6、6aと圧接すること
で、各光ファイバ2を中心としてその周囲に位置する共
通被覆3の上下面に効率的に回転力が加えられ、それに
より亀裂8が確実に形成される。なお、圧接ベルト6、
6aにより光ファイバ2を包囲する共通被覆3に回転力
を加えるのに先立ち、共通被覆3の谷部、つまり、各光
ファイバ2間に位置する共通被覆3の間に加傷部11を
施すことにより上記の亀裂8の形成は一層容易となる。
【0022】図4〜6によって、上記圧接ベルト6、6
aが用いられた分離装置12を説明する。この分離装置
12において、ファイバ保持手段として支持台13が設
けられていて、この支持台13の上面に光ファイバテー
プ心線1が支持される。支持台13の上面には光ファイ
バテープ心線1の配置規定手段として凹溝部14が形成
されていて、この凹溝部14に光ファイバテープ心線1
が配置され、横ずれしないように設けられている。
【0023】また、支持台13の上面で、かつ凹溝部1
4の長手方向中間位置に、当該凹溝部14と直交する方
向に窪み部15が形成されていて、この窪み部15に摩
擦力印加手段5の一方の圧接部材を構成する下側の圧接
ベルト6aが配置され、この圧接ベルト6aの上面と凹
溝部14とが略同じ高さに設けられている。したがっ
て、凹溝部14に配置された光ファイバテープ心線1と
圧接ベルト6aの上面とが接触できる。
【0024】下側の圧接ベルト6aと略平行に上側の圧
接ベルト6が配設されている。上下の圧接ベルト6、6
aはそれぞれガイドローラ7、7aに掛け渡されてい
る。ガイドローラ7、7aの1つは駆動ガイドローラと
されるもので、その1つのガイドローラ7の支軸16の
端部に手動操作用のハンドル17が設けられている。
【0025】支軸16には第2のカイドローラ18が設
けられていて、これと、下側のガイドローラ7aの支軸
16aに設けられた第2のガイドローラ8aとの間に連
結ベルト20が掛けられている。(図5参照)ハンドル
17が設けられた側と反対側の上下のガイドローラ7、
7aの間は間隔調整手段としてのターンバックル21で
連結れている。つまり、上下の各ガイドローラ7、7a
の支軸22、22aにネジ軸21aが連結されていて、
このネジ軸21aが継手21bに螺合されている。(図
6参照) また、図4に示されるように、分離装置2には、加傷手
段として上下一対の可動刃31,31aが設けられてい
る。各可動刃31,31aは、それぞれ流体シリンダ3
2,32aの可動軸33,33aに連結板34,34a
を介して連結されている。可動刃31,31aは光ファ
イバテープ心線1の共通被覆3aに複数の加傷を施すた
め複数の刃先36,36aを有している。
【0026】したがって、第1実施例によると、ターン
バックル21を緩めて、上下の圧接ベルト6、6aの間
隔を光ファイバテープ心線1の厚み幅よりも大きく開い
たうえ、上下の圧接ベルト6、6aの間に形成されるテ
ープ収納領域4を介して、この上下圧接ベルト6、6a
の間に光ファイバテープ心線1を挿入する。
【0027】つぎに、ターンバックル21を再び締め
て、上下の圧接ベルト6、6aを光ファイバ心線1の上
下面に圧接させる。つづいてハンドル17を回転操作す
ると、上下の圧接ベルト6、6aのテープ圧接面は反対
方向に移動し、図1〜図3で説明した原理により、光フ
ァイバテープ心線1は単心の光ファイバ2に分離され
る。
【0028】また、このとき光ファイバテープ心線1を
送り込み手段(図示せず)により長手方向に所定スピー
ドで移動させるとよく、このようにして、例えば1m〜
2mの単心光ファイバを容易に分離形成できる。さら
に、光ファイバテープ心線1の共通被覆3が肉厚のとき
は、流体シリンダ32,32aを駆動して、可動刃3
1,31aによりテープ心線の上下面に複数の加傷を施
しておくことで、この加傷部が起端となって亀裂が拡大
し分離が確実となる。
【0029】このようにして、第1実施例では、1対の
圧接ベルト6,6aにより、各光ファイバ2を中心とし
てその周囲に位置する共通被覆3に回転力を与えること
で、光ファイバ2に剪断方向の力を加えることなく単身
光ファイバに分離できる。
【0030】つぎに、図7〜図12を参照して第2実施
例を説明する。
【0031】第2実施例の分離装置12aでは、光ファ
イバテープ心線1を単心の光ファイバに分離するための
摩擦力印加手段5として、光ファイバテープ心線1の上
下面に圧接する圧接部材が上下1対をなす幅が約10m
m〜20mm程度の圧接ローラ23、23aで構成され
ている。この圧接ローラ23、23aは、その回転軸を
光ファイバテープ心線1の長手方向に向けて配設され
る。また圧接ローラ23,23aの材質は例えば、ゴ
ム、軟質合成樹脂のような弾性体で構成されていて、各
図に示されるように、この上下の圧接ローラ23、23
aのテープ圧接面24は、光ファイバテープ心線1の上
下面と圧接するとき平面状に変形する。
【0032】上下の圧接ローラ23、23aは間隔調整
手段である流体シリンダ25、25aによって可動的に
支持され、これにより相互間が間隔調整自在に設けられ
ている。すなわち、図9に示されるように、各圧接ロー
ラ23、23aの支軸26、26aには分岐支持枠2
7、27aの両端が連結されていて、この分岐支持枠2
7、27aに流体シリンダ25、25aの可動軸28、
28aが結合されている。
【0033】各圧接ローラ23、23aの支軸26、2
6aには駆動モータ30、30aのモータ軸が連結され
ている。駆動モータ30、30aは図示しない昇降手段
を介して圧接ローラ23、23aと一体に昇降できる。
【0034】したがって、図7、図8において、上下の
圧接ローラ23、23aが光ファイバテープ心線1と圧
接して互いに反対方向に移動することにより、当該光フ
ァイバテープ心線1と共通被覆3には、図2、図3で示
したのと同じ原理で各光ファイバ2を中心にその外周を
包囲する共通被覆3に回転力が作用し、第1実施例と同
様に隣接する各光ファイバ2の間において共通被覆3に
亀裂が生じ、この亀裂の拡大により、テープ心線は各光
ファイバ2ごとに分離される。
【0035】この場合、図11に示されるように共通被
覆3が肉薄の光ファイバテープ心線1を光ファイバ毎に
分離するには、上下一対の圧接ローラ23、23aのみ
で十分であるが、図12に示される光ファイバテープ心
線1のように共通被覆3aが肉厚の場合は、分離部に予
め加傷を施しておくと好都合である。
【0036】このため、第2実施例では、第1実施例で
示したものと同じ加傷手段が設けられている。すなわ
ち、上下一対の各可動刃31、31aが、それぞれ流体
シリンダ32、32aの可動軸33、33aに連結板3
4、34aを介して連結されている。また、可動刃3
1、31aは光ファイバテープ心線1の共通被覆3aに
複数の加傷部35、35aを施すため複数の刃先36、
36aを有している。さらにこの可動刃31、31a
は、光ファイバテープ心線1の送り方向にみて、圧接ロ
ーラ23、23aの直前の位置に配設されている。
【0037】したがって、流体シリンダ32、32aを
駆動して、可動刃31、31aにより光ファイバテープ
心線1の共通被覆3aに図10に示すとおり複数の加傷
部35、35aを施し、その後、圧接ローラ23、23
aで、光ファイバテープ心線1の上下面に反対方向に摩
擦力を加える。このとき、加傷部35、35aが起端と
なって共通被覆3aの各光ファイバ2間に円滑に亀裂を
生じさせ、この亀裂が徐々に拡大することで共通被覆3
aが肉厚であっても、各光ファイバを単心に分離するこ
とができる。
【0038】また、第2実施例では、上下の圧接ローラ
23、23aへの光ファイバテープ心線1の送り込み手
段として、圧接ローラ23、23aと直交に配設され、
かつ、光ファイバテープ心線1の上下面と圧接するよう
に設けられた上下対をなす送りローラ37、37aが配
設されている。
【0039】同様に、上下の圧接ローラ23、23aか
らの光ファイバテープ心線1の引張り手段として、圧接
ローラ23、23aと直交して設けられ、かつ光ファイ
バテープ心線1の上下面と圧接するように設けられた上
下対をなす引張りローラ38、38aが配設されてい
る。
【0040】また、光ファイバテープ心線1の幅方向の
ずれ動きを規制するための配置規定手段として、両端の
起立部40aが光ファイバテープ心線1の両側から立上
っている位置規定枠40が光ファイバテープ心線1の長
手方向に適当な間隔をあけて複数個設けられている。こ
の位置規定枠40を取付ける取付け部材は図では省略さ
れている。
【0041】したがって、第2実施例では,上下の圧接
ローラ23,23aを回転させることにより、光ファイ
バテープ心線1をしごいて単心ファイバに分離させ、か
つ、送りローラ37,37aと引張りローラ38,38
aにより光ファイバテープ心線1を長手方向に所定スピ
ードで移動させることにより、幅が10mm〜20mm
程度の圧接ローラ23,23aを用いて、例えば1m〜
2mというような比較的長尺の分離心線を迅速に得るこ
とができる。
【0042】また、このとき上下の可動刃31,31a
を光ファイバテープ心線1の上下に接触させておけば、
当該光ファイバテープ心線1が長手方向に移動するに伴
なって連続してテープ心線に加傷が施され、テープ心線
の被覆が肉厚であっても、圧接ローラ23,23aによ
りスムーズなテープ心線の分離が行なわれる。
【0043】さらに第2実施例では、光ファイバテープ
心線1を所定の位置に保持する保持手段が、送りローラ
37、37aと引張りローラ38,38aのいずれか一
方のローラ又は、これら両ローラからなるテープ移送手
段と、位置規定枠40等で構成されている。テープ移送
手段が送りローラ37,37a又は引張りローラ38,
38aのいずれかで構成されるときは、手動による移送
手段に比べて作業効率が向上する。さらにテープ移送手
段が、引張りローラ38,38aと送りローラ37,3
7aにより構成されるときは、光ファイバテープ心線1
は、加傷から摩擦部加傷手段による分離位置まで緊張状
態が保たれ、それによりテープ心線の分離が確実に行な
われる。なお、テープ心線の保持手段は、これらの各部
材の一部を省略して構成してもよいし、逆に、これらの
各部材に図示しない他の支持部材を加えて構成してもよ
い。
【0044】つぎに、図13を参照して第3実施例を説
明する。
【0045】第3実施例の分離装置12bでは圧接ロー
ラ23,23aの駆動源としてハンドルが設けられてい
ると共に、この圧接ローラ23,23aと送りローラ3
7,37aと引張りローラ38,38aが機械的連動機
構を介して連動されており、ので、これらの構成が第2
実施例と相異している。他の構成は第2実施例と同じで
あるので、第2実施例と同一要素には同一符号を付して
重複説明を省略する。
【0046】図13に示されるように、光ファイバテー
プ心線1の上面を押さえる送りローラ37と引張りロー
ラ38の各軸41,42が側方に延長されており、各軸
41,42の軸端に第1と第2のプーリ43,44が固
定されている。この第1と第2のプーリ43,44に無
端の駆動ベルト45が掛け渡されており、さらに第2プ
ーリ43の一端から延長する軸49に手動操作用のハン
ドル46が設けられている。
【0047】また、圧接ローラ23の軸47に第1傘歯
車48が固定されており、この第1傘歯車48に第2傘
歯車50が噛合している。第2傘歯車50の軸51には
第3プーリ52が固着されていて、この第3プーリ52
の外周が駆動ベルト45の内面と接するように配設され
ている。
【0048】第3実施例によると、ハンドル46を回転
操作すると駆動ベルト45が回動し、それにより第1と
第2と第3のプーリ43,44,52が連動して回転す
る。このとき、軸41を介して第1のプーリ43と一体
に送りローラ37が回転し、また、軸42を介して第2
のプーリ44と一体に引張りローラ38が回転する。さ
らに、軸51を介して第3のプーリ52と一体に第2傘
歯車50が回転し、第2傘歯車50と噛合う第1傘歯車
48を介して圧接ローラ23が回転する。
【0049】このようにして、第3実施例では、1つの
ハンドル46の操作で圧接ローラ23と送りローラ37
と引張りローラ38を連動して回転させることができる
ので、駆動源が1つですむという利点がある。また、上
記のハンドル46に代えてモータ(図示せず)を駆動源
としてもよく、その場合はモータ軸を軸42に連結すれ
ばよい。
【0050】光ファイバテープ心線1の下側の送りロー
ラ37aと、引張りローラ38aと、圧接ローラ23a
の連動機構も、上側の連動機構と同様に構成されてい
る。なお、図13では下側の連動機構のうち、第1と第
2の傘歯車48a,50aは図示されているが、他は省
略されている。また、上下の連動機構を連動させること
は容易であり、その場合は、例えば上側の第1,第2,
第3のプーリ43,44,52のいずれかの軸41,4
2,51にガイドプーリを固着し、このガイドプーリ
と、下側のプーリの軸に設けられたガイドプーリ(図示
せず)に連結ベルトを掛け渡すとよい。
【0051】以上3つの実施例について説明したが、本
発明では、これらの実施例を必要な範囲で設計変更して
構わないものである。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、光ファ
イバテープ心線の上下面に互いに反対方向の摩擦力を加
えることにより、各光ファイバに剪断方向の応力を加え
ないで分離できるので、光ファイバの伝送特性が低下し
ないと共に、テープ心線を単心の光ファイバに分離でき
る効果がある。さらに、光ファイバテープ心線の被覆層
に加傷を施す加傷手段を設けることにより、被覆層の肉
厚が厚い場合でも、各光ファイバの周囲の被覆層に回転
力を加えるとき、加傷部を起端として亀裂が容易に拡大
し、円滑に単心光ファイバに分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の基本構成を示す説明図である。
【図2】摩擦力印加手段により光ファイバテープ心線の
上下面に作用する力の具合を示す断面説明図である。
【図3】図2の状態が進むことにより、共通被覆に亀裂
が生じる状態を示す断面説明図である。
【図4】第1実施例の全体斜視図である。
【図5】上下の無端ベルトを駆動するハンドル配設部を
示す断面説明図である。
【図6】上下の無端ベルトの間隔調整手段を示す断面説
明図である。
【図7】一部の構成を省略して示す第2実施例の全体斜
視図である。
【図8】上下の圧接ローラと光ファイバテープ心線との
圧接の具合を示す説明図である。
【図9】上下の圧接ローラの間の間隔調整手段を示す断
面説明図である。
【図10】可動刃と光ファイバテープ心線との関係を示
す説明図である。
【図11】共通被覆が肉薄である光ファイバテープ心線
の断面図である。
【図12】共通被覆が肉厚である光ファイバテープ心線
の断面図である。
【図13】第3実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1…光ファイバテープ心線、2…光ファイバ、3…共通
被覆、5…摩擦力印加手段、6、6a…圧接ベルト、8
…亀裂、12…分離装置、13…支持台、14…凹溝
部、23、23a…圧接ローラ、31、31a…可動
刃、40…位置規定枠。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加嶋 健 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 小川 直志 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバが平面上に配列され、
    被覆層により一体化されてなる光ファイバテープ心線を
    各光ファイバごとに分離する装置であって、 前記分離装置は、前記光ファイバテープ心線を所定の位
    置に保持する保持手段と、前記光ファイバテープ心線に
    光ファイバ配列面と垂直な方向から圧接して、当該光フ
    ァイバテープ心線の長手方向と直交する方向で、かつ互
    いに反対方向に移動する1対の圧接部材からなる摩擦力
    印加手段とを備えた光ファイバテープ心線の分離装置。
  2. 【請求項2】 前記圧接部材は、それぞれ複数のガイド
    ローラに掛け渡された圧接ベルトで構成され、前記1対
    の圧接ベルトのガイドローラ間は間隔調整手段で結合さ
    れていると共に、少なくとも1つのガイドローラは駆動
    ローラとされていることを特徴とする請求項1に記載の
    光ファイバテープ心線の分離装置。
  3. 【請求項3】 前記圧接部材は圧接ローラで構成され、
    前記1対の圧接ローラ間は間隔調整手段で結合されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバテープ
    心線の分離装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段は、前記光ファイバテープ
    心線を前記1対の圧接部材の間を通して移送するテープ
    移送手段と、前記圧接部材の近傍において、前記光ファ
    イバテープ心線の移送方向と直交する方向の移動を規制
    する位置規定枠とからなることを特徴とする請求項1に
    記載の光ファイバテープ心線の分離装置。
  5. 【請求項5】 前記テープ移送手段は、前記圧接部材の
    移送方向の前後に配設される送りローラ及び引張りロー
    ラからなることを特徴とする請求項4に記載の光ファイ
    バテープ心線の分離装置。
  6. 【請求項6】 前記摩擦力印加手段の近くに前記光ファ
    イバテープ心線の被覆層に傷を入れる加傷手段が設けら
    れている請求項1ないし4のいずれかに記載の光ファイ
    バテープ心線の分離装置。
  7. 【請求項7】 前記摩擦力印加手段と、前記光ファイバ
    テープ心線の送り方向に見て、前記摩擦力印加手段の前
    後方向に配設されたテープ移送手段が、機械的連動手段
    を介して連動連結されてなる請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の光ファイバテープ心線の分離装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004206048A (ja) * 2002-11-06 2004-07-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバテープ心線及びその製造方法
US7151879B2 (en) 2002-11-06 2006-12-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber ribbon that is easily branched into individual optical fibers and optical fiber cable using the same
EP2239608A1 (en) * 2008-01-08 2010-10-13 Fujikura, Ltd. Optical fiber tape core wire able to be branched and branching method therefor

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