JPH0730606A - 通信方法 - Google Patents

通信方法

Info

Publication number
JPH0730606A
JPH0730606A JP6153110A JP15311094A JPH0730606A JP H0730606 A JPH0730606 A JP H0730606A JP 6153110 A JP6153110 A JP 6153110A JP 15311094 A JP15311094 A JP 15311094A JP H0730606 A JPH0730606 A JP H0730606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
analog
symbol
bits
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6153110A
Other languages
English (en)
Inventor
William L Betts
ルイス ベッツ ウィリアム
Gordon Bremer
ブレマー ゴードン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=22132515&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0730606(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by American Telephone and Telegraph Co Inc, AT&T Corp filed Critical American Telephone and Telegraph Co Inc
Publication of JPH0730606A publication Critical patent/JPH0730606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J7/00Multiplex systems in which the amplitudes or durations of the signals in individual channels are characteristic of those channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/345Modifications of the signal space to allow the transmission of additional information
    • H04L27/3461Modifications of the signal space to allow the transmission of additional information in order to transmit a subchannel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/345Modifications of the signal space to allow the transmission of additional information
    • H04L27/3461Modifications of the signal space to allow the transmission of additional information in order to transmit a subchannel
    • H04L27/3483Modifications of the signal space to allow the transmission of additional information in order to transmit a subchannel using a modulation of the constellation points

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 cを整数とするときにシンボル数が2cに限
定されていないようなシンボルコンステレーションを用
いて、シンボル数に関する制限を除去することにより、
利用されうるシンボルコンステレーションの数を増大さ
せ、通信チャネルの帯域をより効率的に利用する。 【構成】 モジュラスmコンバータ700を用いてデジ
タルデータを符号化して分数符号化ワードを生成する。
ここで、mは、cを非整数とする時に2cより大きい最
近接整数である。分数符号化ワードは、2次元データ信
号62、63を生成する目的で、m個のシンボルを有す
るシンボルコンステレーションにマッピングされる。デ
ータ信号は、複合2次元信号を生成する目的で、入力ア
ナログ信号を符号化することによって得られた2次元ア
ナログ信号に対して付加される。複合信号は、QAMを
用いて変調され、その後通信チャネルを介して送出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログおよびデジタル
信号の同時伝送に関し、特にアナログ信号とデジタル信
号とを非多重化かつ同一周波数帯で同時に伝送する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術においては、音声およびデータ
があるチャネルを介して同時に伝送される場合には、通
常周波数分割多重化あるいは時分割多重化にのいずれか
によって伝送されてきた。周波数分割多重化において
は、データチャネルおよび音声チャネルはチャネルの帯
域内の相異なったサブバンドに割り当てられる。この方
式の実例は、米国特許第4,757,495号、第4,
672,602号、および第4,546,212号に見
い出される。時分割多重化配置においては、音声信号は
サンプリングされ、デジタイズされてデジタルデータ中
にインタリーブされ、利用可能なチャネルを介して通信
される単一の情報ストリームが形成される。実際には、
(T1キャリアシステムなどの)すべてのデジタルキャ
リアシステムがその実例である。
【0003】1985年4月16日付けの米国特許第
4,512,013号は、同時に音声およびデータを取
り扱う、周波数分割多重化装置に近い、興味深いアプロ
ーチを提供している。この装置においては、音声信号が
濾波され、それに変調された狭帯域信号が追加されて送
出される信号が形成される。この狭帯域変調済み信号
は、キャリアによって変調されて音声エネルギーがわず
かしか存在しない周波数スペクトル上の位置にシフトア
ップされた狭帯域デジタル入力信号から導出されたもの
である。レシーバにおいては、変調済みデジタル信号に
よって占められる狭帯域内においては音声パワーは低い
という事実に基づいて、デジタル信号が適切な復調によ
り回復される。その後、回復されたデジタル信号はトラ
ンスミッタにおける操作と同様に再び変調され、チャネ
ル特性に対応するように濾波されて受信された信号から
差し引かれる。この結果が受信された音声である。以上
に述べられているように、この装置の顕著な特徴は、第
2カラムの第13−18行に記述されているように、
「データ信号を通常の音声信号周波数帯内の音声信号が
存在するがそのパワー密度特性が低いような領域内でデ
ータ信号を多重化することによって、アナログ音声信号
および変調済みデータ信号のすべてが単一の通常のアナ
ログチャネルを介して伝達されうる」ということであ
る。ちなみに、この米国特許第4,512,013号は
半二重である。
【0004】モデムにおいては、デジタル情報は、アナ
ログ情報に変換されることによってチャネルを介して通
信されている。その最も基本的な形態においては、モデ
ムはデジタル信号を濾波し(すなわち、そのデジタル信
号を周波数軸上でシフトし)て帯域の制限された信号を
形成し、その信号が通信チャネルの透過帯域(パスバン
ド)内に位置するように変調する。例えば電話において
はパスバンドは300Hzから3500Hzの間であ
る。変調済み信号の情報伝達能力を向上させるために、
より高度化されたモデムにおいては直交変調が用いられ
ている。直交変調は2次元信号空間として書き表され
る。音声信号を送信するために信号空間を用いる例は、
1992年1月14日付けの米国特許第5,981,6
47号に記載されている。
【0005】データおよび音声を送信するために信号空
間を用いる例は、アジャシ(Ajashi)らによる、「単一の
電話チャネルを介した高速デジタル/アナログパラレル
送信技法」(アイ・トリプル・イー・トランザクション
ズ・オン・コミュニケーションズ(IEEE Transactions o
n Communications)誌第30巻第5号(1982年5
月)第1213〜1218ページ)という表題の論文に
記載されている。アナログおよびデータ信号が相異なっ
た時間スロット(TDM)あるいは相異なった周波数帯
(FDM)に分割配置されるような従来技法とは異な
り、この方法においてはデジタルおよびデータ信号がQ
AMシステムの相異なった2つのチャネルに分配されて
いる。すなわち、アジャシらは、同相チャネルをアナロ
グ信号で、それに直交するチャネルをデジタル信号で変
調することを提案している。その記述およびチャネル等
化に関連して、リム(Lim)らは、「同時アナログ/デジ
タルデータ送信における適応等化および位相追随」とい
う表題の論文(BSTJ第60巻第9号(1981年1
1月)第2039〜2063ページ)において、等化器
の性能を解析している(1981年のBSTJの論文に
おいては、1982年のIEEEの論文を「未発表の研
究」として引用している)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これまでのところ、Q
AMシステムの双方のチャネルを介してデータおよび音
声の双方を同時に送信することは出来ておらず、単一の
双方向帯域制限付き通信チャネルを介して全二重にデー
タおよびアナログ信号の双方を通信することは出来てい
ない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、伝送前にアナ
ログ信号をデータ信号に付加することによって、データ
信号とアナログ信号とを同時に送出する方法に関する。
本発明においては、cを整数としてシンボル数が2c
限定されていないようなシンボルコンステレーションが
用いられる。このシンボル数に関する制限を除去するこ
とにより、利用しうるシンボルコンステレーションの数
が増大し、通信チャネルの帯域をより効率的に利用する
ことが可能になる。
【0008】「分数レート符号化のためのモジュラスコ
ンバータ」という表題の米国特許第5,103,227
号に記載されているような分数レート符号化技法が、シ
ンボル当り非整数個のビットを符号化するために用いら
れる。しかしながら、他の技法も用いられうる。シンボ
ル当りに非整数個のビットを用いることにより、信号点
の数m、が2cに最も近い整数であるようなシンボルす
なわち信号点コンステレーションを利用することが可能
になる。ここで、cは、ビットレートをシンボルレート
で割った比を近似する分数、言い換えればシンボル当り
のビット数である。分数符号化は、入力データビット
を、所定の個数でフレームを構成するワードに分割する
ことによって実行される。フレームは、利用されるコン
ステレーションを構成する信号点すなわちシンボルの個
数を法(モジュラス)とし、フレームを構成するワード
数が変換後にフレームを表現する桁数と等しいようなモ
ジュラス変換をされる。各々の桁は伝送されるシンボル
を規定するために用いられる。その結果、yワードに分
割されたxビットよりなるフレームは、y個のシンボル
によって表現される。ここで、各々のシンボルはcビッ
トを表現しており、cはx/yに等しい非整数である。
【0009】本発明は、データビットを複数個のシンボ
ルを有するシンボルコンステレーションにマッピングす
ることによってデータ信号を生成する通信方法を提供す
る。各々のシンボルは、非整数個のデータビットを表現
する。アナログ信号などの第二の信号がデータ信号に付
加されて、直交変調を用いて通信チャネルを介して伝送
される複合信号が形成される。
【0010】
【実施例】図1は、直交変調技法によってデジタルデー
タを通信するモデムの非常に基本的なブロック図であ
る。セクション100はモデムのトランスミッタ部であ
り、セクション200はモデムのレシーバ部である。詳
細に述べれば、トランスミッタ部においては、デジタル
データが1−to−2マッパ110に供給され、マッパ
110は、通常同相サンプルおよび直交サンプルと呼称
される2つの出力を生成する。同相サンプルはローパス
フィルタ150を介して変調器120に供給され、変調
器120は供給された信号とキャリア、すなわち図1の
sinωt、との積を生成する。直交サンプルはローパ
スフィルタ160を介して変調器130に供給され、変
調器130は供給された信号と第二のキャリアとの積を
生成する。この第二のキャリアは第一のキャリアと直交
している、すなわちcosωtである。フィルタ150
および160は、エイリアシングを避けるために、ω未
満そして少なくともマッパ110の出力サンプルレート
の逆数の半分までに帯域を制限していなければならな
い。変調器120および130の出力信号は素子140
において加算されてモデムのトランスミッタ部のアナロ
グ信号が生成される。
【0011】実際の動作においては、図1の装置に対し
て供給されるデジタルデータはビットストリームであ
る。素子110は、入力信号を、各々所定の数の連続ビ
ットよりなるシンボルのストリームとしてみなし、各々
のシンボルを同相アナログサンプルと直交アナログサン
プルとにマッピングする。
【0012】当業者は、図1の装置において実行される
操作を、しばしば図2に示されているような信号空間ダ
イアグラムによって記述する。x軸は一方のキャリア信
号(例えばcosωt)に対応しており、y軸は他方の
キャリア信号(sinωt)に対応している。よって、
素子110によって供給される同相および直交サンプル
は、図2の信号空間内のある位置を規定することにな
る。従って、素子110が生成しうるサンプルの組は、
図2の信号空間描像においてはサンプルポイントの組
(すなわちポイントのコンステレーション)に対応す
る。図2においては、例として4ポイント信号コンステ
レーションが示されている。しかしながら、より多くの
信号ポイントを有する信号ポイントコンステレーション
を生成することが可能であることは公知である。
【0013】図2に示されているコンステレーションに
従って図1の装置によって変調された信号を受信するた
めには、受信した信号が信号空間内の第一、第二、第
三、あるいは第四象限のうちのいずれに位置するもので
あるかを識別することだけが必要である。このことは、
受信された信号に対する大きな許容度があることを意味
しており、正確な象限内に位置するあらゆる信号はその
象限内の正確なコンステレーション信号ポイントに対し
てマッピングされる。他の(おそらくより大きな)コン
ステレーションに拡張すると、信号空間はそれぞれ領域
に分割されており、レシーバ側の決定は受信された信号
が位置する領域に関してなされる。これらの領域は「隣
接領域」と呼称される。
【0014】図1のレシーバ部においては、変調済み信
号が復調器210に供給される。復調器210は同相お
よび直交成分を回復し、それらをスライサ220に供給
する。スライサ220は同相および直交成分をシンボル
に変換し、そのシンボルをデマッパ230に供給する。
デマッパ230は、シンボルをビットストリームにマッ
ピングしてデジタルデータストリームを回復する。
【0015】(チャネルにおいて付加される雑音に起因
するものなどの)信号歪が存在しない場合には、復調器
210によって受信された信号は加算器140によって
送出された信号と正確に同一のものであるはずであり、
(スライサ220による)信号が見い出された隣接領域
の決定は比較的単純でエラーフリーであるはずである。
しかしながら、送信された信号に対して追加された雑音
は受信された信号を前記信号空間内でシフトさせ、スラ
イサ220への入力を変化させる。言い換えれば、通信
チャネルを流れる信号に対して付加される雑音は、送信
されたサンプルポイントに対して付加される、図2の信
号空間内のベクトル信号に対応する。この付加されるベ
クトルは、未知の大きさおよび未知の位相を有してい
る。従って、追加された雑音によって、信号空間内の
「点」に対応する被送出信号が信号空間内の「領域」へ
と変換される。この現象は、図2内においては円11に
よって記述されている。この円のことを、送出された信
号を取り囲む信号空間「雑音雲」と呼称する場合もあ
る。
【0016】以上より、送出された信号をエラーなく検
出するためには、隣接領域が雑音雲を取り囲むのに充分
であるほど大きくなければならないことが明らかであ
る。送出された信号の平均出力は通常他の考察事項によ
って制限されているため、信号コンステレーションがx
およびy軸によって表現される無限の空間を覆う量も制
限されている。このことは、図2においては円12によ
って表現されている。円12によってなされる制限は、
雑音に関する考察によってなされる隣接領域の大きさに
関する制限とともに、コンステレーション内の送出され
る信号ポイントの数を制限する。
【0017】既に示されているように、通常のモデムデ
ザインにおいては許容される信号強度とチャネルの忠実
度の期待値とが複合してコンステレーションサイズを制
御している。雑音の少ないチャネルにおいてはより大き
なコンステレーションが可能になり、より大きなコンス
テレーションはより高いデジタルデータスループットを
可能にする。このことから、利用可能な信号空間のすべ
て、すなわち実質的にすべてを情報伝達に利用するとい
う全く革新的なアイデアが生まれる。この革新的なアプ
ローチに従ったトランスミッタ信号空間が図3に示され
ている。図3においては、複数個の信号ポイントが信号
空間内でランダムに示されている。これらのポイント
は、トランスミッタが送出可能な種々のベクトルを表し
ている。ここにはもはやそれらの各々の間の決定がなさ
れなければならないような「ポイントのコンステレーシ
ョン」というものは存在しない。信号空間全体が存在す
るのみである。言い換えれば、信号空間内の固定された
コンステレーションに対してマッピングされるようなデ
ジタル信号を有する代わりに、図3においては信号空間
にマッピングされるアナログ信号が描かれている。同相
成分を構成するアナログ信号が直交成分を構成するアナ
ログ信号とは独立である場合には、図3における存立可
能な信号空間は長方形である。
【0018】アナログ信号を図3の信号空間に従って送
出することの利点を認識した後の次なる革新は、図2お
よび図3の信号空間を交互に用いることである。すなわ
ち、この革新は、利用者のアナログ信号「あるいは」利
用者のデジタル信号をその必要が生じた場合に送出す
る、ということである。この様子は、図4に示されてい
る。
【0019】さらに、図4の信号空間に従ってアナログ
あるいはデジタル信号のいずれかを送出することの利点
を認識した後、全く相異なった通信方法が用いられ得る
こと、すなわちアナログおよびデジタル信号の「双方」
を通信することが組み合わせられた信号空間において同
時に「表現されうる」こと、が見い出された。この様子
は図5に示されており、4つの隣接領域が破線21およ
び22によって識別された境界線を用いて例示の目的で
識別されている。
【0020】図5の描像に従うと、各々のデジタルコン
ステレーションポイント(例えばポイント31)の周囲
に「信号雲」を形成するアナログ信号は、それが完全に
単一の隣接領域内に含まれているようにダイナミックレ
ンジに関して制限されることに留意されたい。よって、
この場合においてもコンステレーションサイズ(これは
デジタルスループットに直接影響する)と送出されるア
ナログ信号のダイナミックレンジ(ある場合には「分解
能」に対応する)との間にはトレードオフの関係が存在
する。
【0021】図6は、本発明の原理を基本的に例示する
装置を示した図である。当該装置には、ライン61上に
印加されたデジタル信号に応答する1−to−2次元マ
ッパ60が含まれている。マッパ60は、各々ライン6
1上に到達したデジタル信号に関連する、量子化された
振幅のパルスを有する2つの出力をライン62および6
3上に生成する。図6には、さらに、ライン51上に印
加されたアナログ信号に対して応答し、ライン51上の
アナログ信号に関連する連続振幅のパルスを有する2つ
の出力信号をライン52および53上に生成する。出力
52および62は加算器70内で組み合わせられ、出力
53および63は加算器80において組み合わせられ
る。加算器70および80の出力は、図5の信号空間に
よって表現される信号の成分を生成する。図1に示され
ているように、加算器70および80の出力はローパス
フィルタ150および160を介して変調器120およ
び130に供給され、加算器140においてその和が計
算されて、モデム分野においては公知の変調済み信号が
形成される。
【0022】図6においては、素子60は1−to−2
マッパとして描かれている。しかしながら、素子60は
M−to−Nマッパであってもよいことに留意された
い。すなわち、素子60は、複数(M)個のデジタル信
号に応答するものであって相異なった複数(N)個の出
力信号を生成するものであればよい。同様に、素子50
は、複数個のアナログ信号に応答するJ−to−Kエン
コーダでよい。さらに、素子50および60の後段に位
置するもの(すなわち、素子70、80、120、13
0、140、150および160)、つまり直交変調器
90を構成するものは、素子50および60が生成する
ように設計されている複数個の出力に応答するように構
成される。より詳細に述べれば、それらの素子は供給さ
れたすべての入力信号に対して応答しなければならず、
すなわちそれらの素子はK個あるいはN個のうちのより
大きい個数の信号を扱えなければならない。しかしなが
ら、このような状況においても、ユーザがこの二つ(K
あるいはN)のうちのより大きいほうをシステムの次元
とみなすことは可能であり、その場合にはある次元にお
いてはデジタルデータが無いあるいはアナログデータが
無いということになる。もちろん、デジタルデータもア
ナログデータも存在しない「次元」が存在する場合に
は、「側方」情報の等化のように、他の情報がそれらの
次元を介して送出されうる。
【0023】信号空間の概念においては、素子50およ
び60のN個(NがKよりも大きいと仮定する)の出力
信号は、多次元空間、すなわちN次元空間内のベクトル
の成分の集合に対応する。この多次元空間の座標は、直
交変調器90内の直交変調信号に対応する。図6におい
ては、2つの直交変調信号はcosωtおよびsinω
tであるが、他の変調信号、例えばコード分割多重化
(CDMA)テンプレートなども利用可能である。本発
明に関しては、直交変調信号とは、複数個のコンカレン
ト要素信号を含む送出される信号を生成し、かつレシー
バが受信した信号を前記変調信号の各々に応答して生成
されたそれぞれの要素信号に分割することを可能にする
ような変調信号である。さらに、図5に関連して、直交
変調器90が素子60によって生成された成分によって
表現される「シンボルベクトル」と素子50によって生
成された成分によって表現される「アナログ情報ベクト
ル」とのベクトル和演算を実行することが理解される。
この様子は図7に示されている。
【0024】図1に関連して、本発明の原理は、加算器
70および80の出力信号が直交変調器90において組
み合わせられるという利点を有さずに直接通信される
(すなわち送出される)場合においても用いられること
に留意されたい。さらに、直交変調器90は、単なる帯
域シフト手段であってもよい。例えば加算器70の出力
が帯域制限されている場合には、加算器80の出力は加
算器70の帯域制限された出力信号を越えて帯域シフト
され、その後に加算器70の出力と組み合わせられう
る。この様子は、図8に示されている。デジタルストリ
ームが供給されないような状況下では、本発明の原理は
素子60を用いずに実現される。
【0025】以上の説明においては、図6の素子50に
対して供給される入力信号がアナログである。しかしな
がら、必ずしもこのようになっている必要はない。従来
技術に係る技法に従って、帯域制限されたアナログ信号
は(適切なナイキスト限界内で)サンプリングされう
る。ここで、素子50への入力信号はアナログサンプル
シーケンスであり得ることに留意されたい。さらに、サ
ンプリングされたアナログ信号は、量子化されてデジタ
ル形式で表現されうる。実際、サンプリングされてデジ
タル形式に変換されたアナログ信号は、さらに振幅量子
化パルス振幅変調(PAM)フォーマットに変換されう
る。これらの表現のすべてはアナログ信号の表現であ
る。例えば、振幅量子化PAMパルスの集合は、サンプ
リングおよび量子化(A/D変換およびその後のD/A
変換)プロセスによって導入された量子化誤差の範囲内
で元のアナログ信号と同一である。
【0026】素子50の入力においてアナログ信号のサ
ンプリングおよび振幅量子化が可能であるという事実は
多くの利点をもたらす。第一に、そのことによってアナ
ログ信号が素子50に対してデジタルフォーマットで提
供されうる。次に、相異なった情報源の単純な多重化が
可能になる。よって、例えば素子50、60および90
が今日のモデムが実現されている様式、すなわちストア
されたプログラムの制御下で機能する一つあるいは複数
個のマイクロプロセッサを有する形態、に従って実現さ
れうる。
【0027】入力信号の多重化の一例は、A/Dコンバ
ータバンク30とそれに引き続くマルチプレクサ40を
有する図9の実施例において示されている。コンバータ
バンク30は、回線33および34上などの複数個のア
ナログ信号をデジタルフォーマットに変換し、マルチプ
レクサ40はその入力信号を多重化してそれを素子50
に供給する。素子30および40は、それぞれ従来技術
に係るA/Dコンバータおよびマルチプレクサ素子であ
る。
【0028】素子30および40の組み合わせにより、
複数個の狭帯域アナログ信号を直交変調器90に印加す
ることが可能になる。ここでの主たる制限は、キャリア
周波数およびチャネルの利用可能な伝送帯域である。こ
の狭帯域信号は、もちろんあらゆるソースからのもので
ある。例えば、救急車にインストールされたシステムに
おいては、血圧および心拍数の狭帯域テレメトリデータ
を音声と同時に通信することを可能にするために、音声
帯域が幾分犠牲になることが有り得る。
【0029】さらに、米国特許第5,081,647号
に記載されているような、無音期間を検出してそれほど
緊急ではないテレメトリデータをその無音期間に送信す
るような、音声信号エネルギー検出器が含まれうる。こ
の様子は、図9においては素子31および32によって
示されている。
【0030】(素子50、60および90がデジタル方
式で実現されている場合に)素子50への入力がデジタ
ルであるという事実と素子60への入力もデジタルであ
るという事実とを混同してはならない。素子60へのデ
ジタル入力は、各々「等しく」重要な数字ストリームで
ある。よって、これらの数字はシンボルに変換され、こ
れらのシンボルはコンステレーションポイントに変換さ
れ、そしてこのコンステレーションポイントは、モデム
のレシーバ部においてスライサ(例えば図1のスライサ
220)によって識別される隣接領域内に存在する。こ
れに反して、素子50に供給されるデジタル信号は振幅
を表現するデジタルワードに対応しており、デジタルワ
ードの隣接ビット間の特定の相互関係は「維持されて」
いる。前述されているように、コンステレーション内の
信号点の周りの信号雲は、識別されるべき複数個の信号
点を表現している訳ではなく、基本的な区分である。
【0031】図10は、本発明の原理に従ったモデムの
レシーバ部の基本的なブロック図である。チャネルから
受信された変調済み入力信号は、同相および直交成分を
生成する復調器210に印加される。これら2つの成分
はシンボルを識別するスライサ220に供給され、シン
ボルはデマッパ230に供給される。これらすべては、
図1に示された従来技術に係るモデムにおけるアプロー
チに従ったものである。加えて、図10にはスライサ2
20によって生成されたシンボルに応答するマッパ24
0が含まれている。マッパ240の出力は、(図1の配
置においては素子150および160に対して印加され
ている)同相および直交成分の組の正確な推定値であ
る。マッパ240の出力は減算器250および260に
おいて復調器210の出力から減算される。減算器25
0および260の出力は2−to−1デマッパ270に
供給され、デマッパ270はアナログサンプルを再結合
して元のアナログ信号の推定値を生成する。デマッパ2
70はマッパ50の逆関数を実行する。
【0032】ここで、スライサ220が、マッパ240
が生成する出力信号を直接供給するように設計されてい
ることに留意されたい。さらに、デマッパ230は、こ
の種の入力信号に応答するように作製されうる。このた
め、図10は、スライサ220およびマッパ240が組
み合わせられて単一の素子を形成し、デマッパ230と
加算器250および260が当該組み合わせられた素子
に応答する、という意味で変更されうる。
【0033】本発明をアナログ方式で実現する(例えば
図6)場合には、マッパ50がアナログ信号に応答す
る。複数個の出力を生成する(図示されている素子50
の場合には2つの出力)ためには種々の方法が用いられ
うる。例えば、単一の帯域制限されたアナログ信号は、
単に濾波して選択されたサブバンドを変調することによ
り、複数個のベースバンド信号に分割されうる。あるい
は、素子50が複数個の帯域制限されたアナログ信号を
受容し、それぞれの帯域制限されたアナログ信号を素子
50の相異なった出力に対して割り当てることも可能で
ある。
【0034】本発明を(アナログ回路あるいはデジタル
回路による)時分割サンプリング方式で実現する場合に
は、素子50は、単一のアナログ信号の相異なったサン
プルを相異なった出力に単に導くか、あるいは複数個の
アナログ信号を多重化してそれらの信号よりなるサンプ
ルを何らかの簡便な方法により分配することが可能であ
る。
【0035】本発明の通信品質を向上させるために非線
型技法が用いられうるようにするために、シンボル間干
渉を最小化する目的のチャネルの等化を実現することが
重要である。この目的を達成するために従来技術に係る
モデム技法が用いられうる。
【0036】図11は、等化を用いた配置を示すブロッ
ク図である。詳細に述べれば、図11は、直後に等化ハ
ードウエアを有する復調器を示している(これら全体で
スーパーデモジュレータとみなされうる)。等化ハード
ウエアは、復調器210とスライサ220との間に配置
された適応フィルタ280を有している。フィルタ28
0の動作特性は、タップ更新ブロック290に−修正可
能な形態で−ストアされたフィルタ係数によって制御さ
れる。タップ更新ブロック290は、減算器250およ
び260の出力信号に応答する。フィルタ280の適応
動作は従来技術に係るモデム技法に従って実行される。
減算器250および260の出力はデマルチプレクサ2
75にも供給され、デマルチプレクサ275の出力はデ
マッパ276に供給される。デマッパ276は、図10
に示されたデマッパ270複数個よりなるデマッパバン
クを有している。素子275および276は、複数個の
アナログ入力が多重化されているようなアプリケーショ
ンに適合されたレシーバを例示するために含まれてい
る。もちろん、多重化が行なわれないようなアプリケー
ションにおいてはデマッパ270は取り除かれる。
【0037】ある種の適応方法に従うと、アナログ信号
のパワーが小さい場合に適応動作を実行して対応する係
数の更新を行なうことが最も容易である。このプロセス
をパワーが小さい間に限定するために、図11において
は減算器250および260に応答する制御素子295
内にパワーデテクタが備えられている。ブロック295
も従来技術に係るものである。このブロックには、減算
器250および260の信号内に含まれるパワーを見積
もり、係数更新プロセスをイネーブル(あるいはディセ
ーブル)する制御信号をブロック290に対して供給す
るパワー検出回路が含まれている。もちろん、ブロック
295は、例えばトランスミッタからのサイド情報など
のアナログ信号以外から制御信号が導出されうるという
点で、より一般的なものである。
【0038】図11は、送信側モデムのトランスミッタ
部と受信側モデムのレシーバ部との間の伝送チャネルの
等化を、レシーバの復調器の後段で実現する一つの配置
を示している。しかしながら、等化は、チャネルに沿っ
たあらゆる場所、例えばモデムのトランスミッタ部にお
いてさえも実行されうる。
【0039】図12には、図9および図11に示された
ものに従って構成された全二重モデムの全体の構成図が
示されている。より詳細に述べれば、トランスミッタ部
(図9)がレシーバ部(図11)とハイブリッド300
および減算器310を介して接続されている。減算器3
10は、復調器210に印加される信号から不要な信号
を減算するために、従来技術に係る様式でエコーキャン
セラ320と協同で動作する。図を簡潔にするために、
エコーキャンセラ320は直交変調器90の出力に接続
されているように示されており、エコーキャンセラ32
0がアナログ方式である場合にはこれで充分である。し
かしながら、デジタル方式が用いられた場合に信号レー
トがかなり低い場合にはエコーキャンセラをマッパ60
の出力に応答させるようにすることによってより高効率
となることは公知である。本発明の原理を用いた改良方
式が図13に示されている。図13においては、いくつ
かの素子には、例えば変調器に対応するものに「ヒルベ
ルトパスバンドフィルタ」などというように相異なった
ラベルが付されていることに留意されたい。これらは、
いくらか異なった計算を通じて希望する結果を得る回路
であり、モデム分野の当業者には公知である。
【0040】すべてのモデムと同様、エコーのキャンセ
ルは、トレーニング期間に遠端信号源が無音状態であ
り、エコーキャンセラが減算器310の出力を最小化す
るように適応されているときに実行される。
【0041】図6に関して前述されているように、素子
50への入力はサンプリングされたアナログ信号でもサ
ンプリングされていないアナログ信号でもよい。さら
に、同様に前述されているように、素子50が(1−t
o−Nマッパではなく)1−to−2マッパであって素
子50の希望される出力がサンプリングされたアナログ
信号対である場合には、このアナログ信号対は、入力ア
ナログ信号を1/Bだけ遅延させて遅延させられた信号
と遅延させられていない信号の双方をレートBでサンプ
リングすることによって簡潔に導出されうる。この方式
により、レート1/2B秒でサンプリングされた元のア
ナログ信号の隣接サンプルに対応するサンプル対が得ら
れる。実際、サンプルが互いに隣接したものではない場
合には通信のプライバシーが向上し、図14には非隣接
サンプルから対を導出する一つのアプローチが示されて
いる。この方法においては、レート2Bで到達したK個
のアナログサンプルをストアする入力レジスタ55、レ
ジスタ55の出力をスクランブルしてK個の出力を生成
するスクランブリングネットワーク56、およびネット
ワーク56の出力に応答するレジスタ57および58が
基本的には用いられている。レジスタ57および58は
K/2B秒ごとにK/2個のアナログサンプルをストア
し、ストアされたサンプルを1/2B秒のレートで出力
する。スクランブリングネットワーク56は、単にクロ
ス接続フィールドとすることが可能である。
【0042】上述の種々の実施例は本発明の原理を例示
するものである。もちろん、他の実施例も可能であり、
前記実施例の動作を向上させるために他の素子が含めら
れうる。例えば、直交変調器90に入力される「アナロ
グ」入力は高周波数成分をプリエンファサイズするため
に濾波されうるものであり、それに対応して減算器25
0および260の「アナログ」出力はプリエンファシス
を除去するために濾波される。このプリエンファシスは
例えばA/Dコンバータ30内あるいはそれ以前に図1
2にプリエンファシスフィルタ20として示されている
ものなどにおいて実行されうる。この濾波は、「アナロ
グ」信号が実際にアナログである間、あるいはトランス
ミッタ部およびレシーバ部がデジタルハードウエアなど
で実現されている場合などのように「アナログ」信号が
デジタル的に表現されている場合になされる。
【0043】他のコンフィグレーションも可能であり、
それらのコンフィグレーションの動作を向上させるため
に他の素子が含められうる。例えば、直交変調器90に
入力される「アナログ」入力は高周波数成分をプリエン
ファサイズするために濾波されうるものであり、それに
対応して減算器250および260の「アナログ」出力
はプリエンファシスを除去するために濾波される。この
プリエンファシスは例えばA/Dコンバータ30内ある
いはそれ以前に図12にプリエンファシスフィルタ20
として示されているものなどにおいて実行されうる。こ
の濾波は、「アナログ」信号が実際にアナログである
間、あるいはトランスミッタ部およびレシーバ部がデジ
タルハードウエアなどで実現されている場合などのよう
に「アナログ」信号がデジタル的に表現されている場合
になされる。
【0044】モデムの極めて一般的なシンボルレートは
毎秒2400シンボルである。図15に示されているよ
うに、このシンボルレートにおいては、毎秒7200ビ
ットというデータレートに対しては各々のシンボルは3
ビットに対応し、毎秒9600ビットというデータレー
トに対しては各々のシンボルは4ビットに対応する等々
となる。さらに、QAM変調スキームにおいては、毎秒
7200ビットに対しては8個の信号点すなわちシンボ
ルが要求され、毎秒9600ビットに対しては16個の
信号点すなわちシンボルが必要とされる等々となる。一
般に、与えられたデータおよびシンボルレートに対して
必要とされる点の数mは、m=2cによって与えられ
る。ここで、c=ビットレート/シンボルレートであ
り、一般には整数である(cはさらにシンボル当りのビ
ット数をも表す。)
【0045】しかしながら、現在ではより広い帯域のデ
ータ伝送に対して多くのチャネルが用いられている。例
えば、標準的な電話ケーブルは、毎秒3200シンボル
をある程度の信頼性を有して伝送するために用いられう
る。海底ケーブルは、毎秒2800シンボルを伝送する
ために用いられうる。よって、このようなより高いボー
レートでデータを効率的に伝送するためには分数レート
符号化技法が必要となる。分数レート符号化技法におい
ては、シンボルすなわち信号点の数、m、は、2cより
大きい最近接整数である。ここで、cはビットレートと
シンボルレートとの比(すなわちシンボル当りのビット
数)を近似する分数である。以下の議論より明らかにな
るように、cの分母は小さい方が望ましい。図15は、
種々のビットおよびシンボルレートに対して選択された
比の値、およびQAMデータ伝送に対して必要とされる
対応する信号点の数、m、を示している。
【0046】標準的な符号化に対する分数符号化の性能
の向上は著しいものであり、性能指数をiとするとき、
i=10log(m11/m22)で表される。ここ
で、m1はシンボルレートb1で標準的なQAM技法を用
いる場合のシンボルすなわちコンステレーションポイン
トの数、およびm2はシンボルレートb2で分数QAM符
号化技法を用いる場合のシンボルすなわちコンステレー
ションポイントの数である。図15に示されている例に
おいては、例えば毎秒2400シンボルで毎秒2400
0ビットに対しては、シンボル当りのビット数は10で
あり、信号点の数、m1、は1024である(m1=2
24000/2400)。シンボルレートがb2=2743に増加
した場合には、シンボル当りのビット数はおよそ8.7
5(24000/2743)となり、同一のビットレー
トに対して必要となる信号点の数はm2=431(m2
24000/2743以上の最小の整数)に低減される。この性
能における改善はおよそ3.18dbとなる。
【0047】図15の表を調べることにより、与えられ
たシンボルレートに対して、各々のビットレートに対す
るcの分母は同一であるか(例えば2800シンボルレ
ートに対する7)あるいは公倍数を有することが理解さ
れる。例えば、3086シンボルレートに対しては、分
母は3か9のいずれかである。3200ビットレートに
対しては、分母は2か4のいずれかである。この分母
は、分子によって表されるビット数を送出するために必
要とされるシンボル数を示している。例えば、3200
シンボルレートに対しては、毎秒24000ビットの場
合の伝送比c=15/2は、182(215/2より大きい
最小の整数)信号点すなわちシンボルを有するQAMス
キームを用いて15ビットを送出するために2シンボル
が必要とされることを表している。
【0048】本発明においては、分数レート(すなわち
シンボル当りのビット数が分数であるレート)符号化が
以下のように実行される。第一に、入力2進データビッ
トが、所定の個数でフレームを構成しているワードに分
割される。フレームは、コンステレーションを構成して
いる信号点数すなわちシンボル数が法として用いられる
モジュラス変換を経る。この際、フレームを構成してい
るワード数は、モジュラス変換の後に当該フレームを表
現する分数符号化ワード数と等しい。分数符号化された
ワードの各々は、伝送されるシンボルを規定するために
用いられる。より詳細に述べれば、フレーム当りのビッ
ト数は既に定義された比cの分子に等しい。フレーム当
りのワード数は比cの分母に等しい。各々のワードは整
数個のビットより成り立っており、ワード当りのビット
数は相異なってもよい。出力データは分数符号化ワード
あるいはその剰余としてグルーピングされる。この剰余
は、mを法すなわち情報を送信するために用いられるシ
ンボルコンステレーションにおけるシンボル数とする際
にlog2mで識別される分数個のビットを含んでい
る。分数符号化ワードのすべては効率的な伝送のために
すべて同一の法(モジュラス)を有している。入力デー
タは2進ワードの形態を有している。出力データは分数
符号化ワードである。有利な点は、与えられたシンボル
レートに対して、ワード当りのビット数が変化しても、
同一個数のビットを有するフレームを構成するために同
一個数のワードがグルーピングされることである。図1
6は、ビットがワードに配列される様子およびワードが
フレームにグループ分けされる様子を示している。例え
ば、3200シンボルレートに関しては、フレーム当り
のワード数は分母、すなわち4、の最小公倍数と等しく
なるように選択されている。毎秒3200シンボルで毎
秒24000ビットのレートの場合には、各々の連続す
る30個の2進ビットが4つのワード、すなわち第一お
よび第三ワードが8ビットを有していて第二および第四
ワードが7ビットを有している。同様に、毎秒3200
シンボルというレートに関して図15および図16にお
いて示されているように、毎秒7200ビットという伝
送でかつc=9/4である。それゆえ、一つのフレーム
が4ワードを伝送するために用いられる。第一のワード
は3ビットを含んでおり(すなわち3ビットに対応して
おり)、残りのワードは各々2ビットずつを含んでい
る。フレームは、コンステレーションを構成している信
号点の数が法として用いられるモジュラス変換を経て、
以下に詳細に示されているように、4つの分数符号化ワ
ードを生成する。分数符号化ワードは図17のマッパ6
00に供給される。
【0049】モジュラス変換に用いられる回路の詳細が
図17に示されている。回路700は、ライン716上
のクロックパルスの制御下でライン714上のデータビ
ットを受信する、シリアルイン−パラレルアウトシフト
レジスタ712を有している。モードセレクタ718
は、ライン714上で受信したビットレートと使用され
ている特定のチャネルのシンボルレートとに従ってデー
タビットを変換する回路をセットアップするために用い
られる。これらのパラメータに基づいて、モードセレク
タはこの系に対する3つの制御パラメータを生成する。
すなわち、図15および16において規定されている、
データ信号を伝送するためにマッパ600によって用い
られる信号点の個数であるm、各々のワード当りのビッ
ト数b、およびフレーム当りのワード数fである。パラ
メータbは図15に示されているように変化する。例え
ば、毎秒24000ビット、毎秒3200シンボルとい
う伝送に関しては、m=182、f=4およびb=7あ
るいは8である。
【0050】ライン716上のクロックパルスは、ビッ
トカウンタ722およびワードカウンタ724によって
用いられる。前述の例の場合(すなわち毎秒24000
ビットおよび毎秒3200シンボル)には、b=8であ
る(図16参照)。
【0051】データビットがレジスタ712に対してシ
リアルに入力される一方、カウンタ722はそれらに含
まれているビットをカウントする。ワードカウンタ72
4は受信したビット数を追跡し、ビット数がbと等しく
なった場合には、当該ワードカウンタはライン726上
にイネーブル信号を生成する。レジスタ712は、図1
7においてスイッチ728としてシンボリックに示され
ている出力ポートを有している。同様に、カウンタ72
2はスイッチ730としてシンボリックに示されている
出力ポートを有している。ライン726上のイネーブル
信号に応答して、スイッチ728はレジスタ712内に
見い出されるbビットを剰余セル732に転送する。同
様に、ライン726上のイネーブルパルスに応用して、
スイッチ730はカウンタ722からのbカウントをR
OM736等のルックアップテーブルに転送する。それ
に応答して、ROM736はライン738上に2bに等
しい2進信号を生成する。この2bはレジスタ712内
の入力データワードの法すなわち基底である。最後に、
レイン726上の信号は、以下により詳細に記述されて
いるように、剰余セル732および他の剰余セルの種々
のエレメントにクロックをかけるクロック信号としても
用いられる。
【0052】剰余セル732および他の剰余セル例えば
セル740およびセル742は、フレーム中のf個のワ
ードに関するmを法とする剰余を計算するために用いら
れる。より詳細に述べれば、各々の剰余セルはワード−
うちの一つに対する剰余を計算する。この際、より高位
の剰余セルはすぐ下位のセルによって生成された商の整
数部分をも考慮している。よって、変換に必要とされる
剰余セルの個数はfに等しい。図17においては、第一
のセル732、第二のセル740、および最後の、すな
わち最大桁に対応するセル742が示されている。すべ
てのセルが同一であるため、セル740と742との間
のセル(およびフレーム当りにさらに多くのワードを含
むコンバータに対する多くの中間セル)は、説明を簡潔
にするために示されていない。
【0053】第一のワードX0に関して、剰余セル73
2内で、第一のワードX0に対するビットがレジスタ7
12から加算器744にまず入力される。加算器744
は、乗算器746から第二の入力を受け取る。乗算器7
46はレジスタ748およびROM736の出力を乗算
する。各々のフレームの最後においては、ライン727
上のクリア信号がレジスタ748をクリアするため、レ
ジスタ712内の第一のバイトに対しては乗算器746
の出力は0である。加算器744の出力はライン750
によって乗算器752および加算器754に入力され
る。インバータ755がモードセレクタ718からのパ
ラメータmの逆数を生成するために用いられ、それによ
って以下に詳細に記述されている方法でパラメータ1/
mが生成される。乗算器752は実際には加算器744
の出力をmによって除算し、2つの成分、すなわち整数
成分Qと分数成分Frとからなる商を生成する。この方
式以外にも、正当的な除算も実行されうる。しかしなが
ら、逆数による乗算は、インプリメントするのがより容
易でかつ安価であるという点でより望ましい。分数成分
Frは0に切り捨てられる。整数成分Qは乗算器756
内でmと乗算されて乗算器752による操作の前の大き
さに戻される。乗算器756の出力は加算器754に印
加され、加算器754はそれをライン750上の加算器
744の出力から減算する。加算器754の出力はレジ
スタ712からの第一のワードX0をmで除算した場合
の剰余である。この剰余は剰余R0としてレジスタ74
8にストアされる。剰余は常にm未満である。商Qは剰
余セル740の加算器844および854を介して伝播
し、レジスタ848内に剰余R1としてストアされる。
【0054】本来の除算ではなく逆数1/mによる乗算
が実行された場合には、量子化誤差がプロセスに対して
導入されてしまう。この量子化誤差の結果として加算器
754の出力が余りにも大きくなってはいないことを確
認するために、各々の反復の終わりにチェックが実行さ
れる。例えば、加算器754の出力はmに対して比較さ
れる。mより大きい出力は受容され得ない。この誤差
は、加算器754の出力からmを(加算器754がm未
満となるまで必要であれば数度)減ずることによって修
正されうる。各々の修正に対して、ラインQ上の整数成
分Qは1ずつ増加させられなければならない。
【0055】次のワードX1に対して同様の反復がなさ
れるが、2つの例外がある。なぜなら、この新しいワー
ドX1は7ビットしか有していないため、図16に示さ
れたビット配置に従ってbが7に変更され、加算器74
4はX1に対してR0bを加算するからである。残りの
剰余セルはこの新しい総和に対して前述されているよう
に演算を実行する。乗算器は、種々のビット長を有する
連続したワードが連続して変換されることを許可しなけ
ればならないという点で重要である。従来技術に係る法
すなわちモジュラスの変換においては、フレーム内のす
べてのビットが複雑な単一の大きなレジスタに保持され
ることが要求されてきた。4段階の反復の後、各々のセ
ルが順次機能を実行するようになされている間、剰余セ
ル中のレジスタは、レジスタ712からのfビットをm
を法として唯一のものと定義するために必要とされる剰
余を保持している。レジスタ748、848、および9
48内の反復の途中における結果および最終的な内容は
表1に示されている。
【0056】
【表1】
【0057】表1においては、R' iはi番目のセルの最
初の加算器の出力を示している。よって、第二のワード
1が第一の剰余セル732に読み込まれた時には、中
間パラメータR' 0はR' 0=2b0+X1によって表され
る。
【0058】フレーム内のすべてのバイトに対する剰余
が生成された後、ワードカウンタ724は、前述されて
いるように、ライン727上にパルスを生成し、各々の
剰余セルのレジスタ748、848、948をクリアす
る。しかしながら、これらのレジスタからの情報は、ク
リアされる前に対応するストレージレジスタ762、7
64および768に転送される。
【0059】次の4つの(f=4の場合)シンボル期間
(1シンボルは1/シンボルの速度を有する)におい
て、剰余セルが次の4個のワードを上記のように変換す
る。一方、マルチプレクサスイッチ770は、ストレー
ジレジスタ768にある最上位剰余からはじめて、スト
レージレジスタ762、764、...、768のそれ
ぞれをサンプリングする。次に、剰余すなわちそこに記
憶されている分数符号化ワードは、スイッチ770によ
ってマッパ600へ順次転送される。このマッパはま
た、モードセレクタ718からモジュラスmを受け取
る。スイッチ770は、ライン726上のクロックパル
スによって、ストレージレジスタを1つずつ進む。同じ
クロックパルスを使用して、マッパ600が、シンボル
すなわち信号点を指定するデータ信号を生成することが
可能である。このマッパは、m点のシンボルすなわち信
号点コンステレーションを生成する。すべての剰余は、
0からm−1までの値に制限される。その結果、最後の
剰余セル742は、整数0の成分Qを有し、オーバフロ
ーまたは0でないQは生じない。モジュラスmとして、
cより大きい最小の整数が選択される。ただし、c=
ビットレート/シンボルレートである。m4≧2
b0+b1+b2+b3であるため、このモジュラスは、オーバフ
ローが起こり得ないように選択されている。このビット
レートは、可能な最小の信号コンステレーションすなわ
ちモジュラスによって達成されている。マッパ600の
出力は、図6のマッパ60の出力と同様に処理される。
【0060】レシーバ端では、図18に示すように、通
信チャネル774からの信号は、レシーバ回路776に
よって剰余すなわち分数符号化ワードに逆変換される。
レシーバ776は図10の回路を含む。ただし、デマッ
パ230はモードセレクタ780からモジュラスmを受
け取る。デマッパ230は、m点のコンステレーション
を使用して、受信したシンボルすなわち信号点を復号す
る。モードセレクタ780は、モードセレクタ718と
同様にしてパラメータmおよびfを生成する。乗数b
0、b1、b2、b3およびそれらの逆数は、レジスタ
781に記憶される。または、これらのパラメータの逆
数は、上で詳細に述べたように計算される。今度も、剰
余回路の数はフレームfあたりのワード数に等しい。剰
余回路を使用して、分数符号化ワードを標準2進ワード
に変換する。剰余回路790において、最初の受信シン
ボル(与えられたフレームからの最初の分数符号化ワー
ドを符号化したもの)をデマッピングして得たビット
は、加算器800へ送られる。加算器800の出力は、
乗算器802およびもう1つの加算器804へ送られ
る。乗算器802は、入力を2b0で除算して上記の切り
捨て整数Qを生成する。整数Qは第2の乗算器806へ
送られ、2b0を乗じられる。その出力は、加算器804
によって、加算器800の出力から減算され、第1の剰
余を生成する。この第1の剰余はレジスタ808に記憶
される。商Qは次の剰余回路792によって処理され
る。
【0061】次のシンボル期間において、乗算器810
はレジスタ808内の出力剰余にmを乗算し、その結果
は加算器800によって、フレーム内の次の分数符号化
ワードを表現していた次のシンボルをデマッピングする
ことによって得られたビットに付加される。その後、全
体のプロセスが反復される。フレームの最後において
は、剰余回路790、792、704、796のバッフ
ァレジスタは剰余を有しており、それらはバッファレジ
スタ890、892、894、896内にセーブされて
いて、最後の剰余回路896の出力からスイッチ812
によって多重化される。スイッチ812からの二進信号
は、さらに処理をされるようにレジスタ814に対して
供給される。
【0062】レシーバ剰余回路の動作は、乗算器係数が
変更されていることを除いてトランスミッタのものと同
一である。これらの係数は、一般にはあらかじめ計算さ
れる。例えば、逆数はコンバータ内で用いられるレジス
タの大きさに依存する。16ビットレジスタに対して
は、逆数は65536/m、すなわち(1/m)216
して計算される。よって、除算は、2つの16ビットか
らなる2の補数の積である31ビット数の最大ビット
(MSB)側の15ビットのみを保持することによって
実現される。このことは、実際には16ビット分の右シ
フトすなわち65536による除算である。2-16=1
/65536であることに留意されたい。
【0063】レシーバにおいては、剰余回路がおおもと
の整数個のビットよりなる二進ワードを、それがトラン
スミッタのレジスタ712において受信されたように回
復する。よって、レシーバにおける2-biおよび2bi
いう乗算器はシフト演算によって実現される。
【0064】表2は、前述された原理に従って選択され
た16ビットレジスタを用いた3200シンボル/秒に
対する代表的な係数を示している。
【表2】
【0065】ここで、以上に説明された装置が、個別部
品ではなく、例えばC言語で記述されたプログラムを用
いて、マイクロプロセッサを用いて実現され得ることに
留意されたい。
【0066】モジュラス変換は、分数レート符号化を用
いてアナログおよびデジタル同時通信を実現するために
利用可能な複数個の技法のうちの一つである。分数符号
化データ信号を生成するあらゆる公知の技法は、アナロ
グ信号に対して付加されるデータ信号を生成するために
用いられうる。例えば、コンステレーションを切替える
ことによって分数レート符号化を実現することも可能で
ある。例えば、毎秒3000シンボルを用いて毎秒48
00ビットというレートを実現する(シンボル当り1.
6ビット)ためには、8ビットフレームが、各々2ビッ
トを有する3つのワードおよび各々1ビットからなる2
つのワードに分割される。2ビットよりなる3ワードは
4シンボルコンステレーションを用いて送信され、1ビ
ットよりなる2ワードは2シンボルコンステレーション
を用いて送信される。このことにより、5つのシンボル
を用いて8ビットが送出され、シンボル当り1.6ビッ
トというレートが実現される。希望される分数符号化
は、いかなるサイズのコンステレーションおよび/ある
いは2あるいはそれ以上のシンボルコンステレーション
の組み合わせを用いて実現されうる。この技法により、
四角形の決定領域を有するコンステレーションを用いて
分数レート符号化の利点を享受することが可能である。
【0067】分数レート符号化に対するその他の技法も
用いられうる。これらの技法は当業者には公知であり、
米国特許第5,115,453号に記載された多次元シ
グナリングスキーム等の技法、および、それぞれCCI
TT V.fastモデム標準推奨D196、D115
およびD143に記載されたシェルマッピングスキー
ム、指数マッピングスキームおよびハーフビットシグナ
リングスキーム等の技法を含んでいる。
【0068】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0069】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、ア
ナログ信号とデータ信号とを同時に伝送する方法が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に係るモデムの基本的な構造を示す図
である。
【図2】図1のシステムに対する信号空間および信号コ
ンステレーションの一例を示す図である。
【図3】QAMアナログシステムの信号空間を示す図で
ある。
【図4】交互デジタル/アナログシステムの信号空間を
示す図である。
【図5】複合デジタル/アナログシステムの信号空間を
示す図である。
【図6】複合デジタル/アナログシステムのトランスミ
ッタ部の一実施例を示す図である。
【図7】直交変調法の一アプローチを示す図である。
【図8】図5に示された信号空間を形成するベクトル付
加を示す図である。
【図9】複数個のアナログ信号源からの信号が同時に送
出されることを許可する配置を示す図である。
【図10】レシーバ内の本発明の原理に従う主要な素子
を示す図である。
【図11】適応等化を含むレシーバを示すブロック図で
ある。
【図12】モデム全体を示すブロック図である。
【図13】図12に示されたモデムとわずかに異なった
実施例を示す図である。
【図14】アナログサンプリング信号をスクランブルす
るための構造の一例を示す図である。
【図15】種々の入力データレートおよびシンボルレー
トに対する分数データレートおよび対応する信号点の個
数を示すテーブルである。
【図16】入力データビットストリームが種々のシンボ
ルレートに関して種々の長さのフレームに分割される様
子を示した図である。
【図17】分数レートエンコーダを示すブロック図であ
る。
【図18】図17のエンコーダに対応するデコーダを示
すブロック図である。
【符号の説明】
20 プリエンファシス回路 30 A/Dコンバータ 31 エネルギー検出器 32 スイッチ 40 マルチプレクサ 50 1−to−2マッパ 55 レジスタ 56 スクランブリングネットワーク 57 レジスタ 58 レジスタ 60 1−to−2マッパ 90 直交変調器 100 トランスミッタ 110 1−to−2マッパ 120 変調器 130 変調器 150 ローパスフィルタ 160 ローパスフィルタ 200 レシーバ 210 復調器 220 スライサ 230 デマッパ 270 デマッパ 276 デマッパ 240 マッパ 275 デマルチプレクサ 280 適応フィルタ 290 タップ更新ブロック 295 コントローラ 300 ハイブリッド 320 エコーキャンセラ 600 マッパ 700 モジュラスコンバータ 712 レジスタ 718 モードセレクタ 722 ビットカウンタ 724 ワードカウンタ 728 スイッチ 730 スイッチ 736 ROM 748 レジスタ 755 インバータ 762 レジスタ 764 レジスタ 768 レジスタ 776 レシーバ 780 モードセレクタ 782 マルチプライアファクタ 808 レジスタ 812 スイッチ 814 レジスタ 848 レジスタ 890 レジスタ 892 レジスタ 894 レジスタ 896 レジスタ 948 レジスタ
フロントページの続き (72)発明者 ゴードン ブレマー アメリカ合衆国、フロリダ、クリアーウォ ーター、コウブ レイン 1930

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ信号を生成する目的でデータビッ
    トをそれぞれ前記データビットのうちの非整数個のビッ
    トを表現する複数個のシンボルを有するシンボルコンス
    テレーションにマッピングするステップと、 複合信号を形成する目的で前記データ信号に対して第二
    の信号を付加するステ ップと、前記複合信号を送出する送出ステップとからな
    ることを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 前記送出ステップが、前記複合信号をQ
    AMを用いて変調するステップを有することを特徴とす
    る請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 2次元の前記第二の信号を生成する目的
    で入力信号を符号化するステップを有することを特徴と
    する請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 分数符号化ワードを生成する目的で2進
    ビットを有する2進データを符号化する符号化ステップ
    と、 データ信号を生成する目的で前記分数符号化ワードをシ
    ンボルコンステレーションにマッピングするステップ
    と、 複合信号を形成する目的で前記データ信号に第二の信号
    を付加するステップと、 前記複合信号を送出する送出ステップとからなることを
    特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】 cを非整数とするとき2cより大きい最
    近接整数mに対して、前記符号化ステップが、前記分数
    符号化ワードを生成する目的でモジュラスmコンバータ
    を用いるステップを有することを特徴とする請求項4の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記送出ステップが、前記複合信号をQ
    AMを用いて変調するステップを有することを特徴とす
    る請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 2次元の前記第二の信号を生成する目的
    で入力信号を符号化するステップを有することを特徴と
    する請求項5の方法。
  8. 【請求項8】 前記符号化ステップが、各々所定の数の
    前記2進ビットよりなる連続したフレームに前記2進デ
    ータを分配するステップを有することを特徴とする請求
    項5の方法。
  9. 【請求項9】 前記符号化ステップが、前記フレームの
    各々内の少なくとも2つのワードが前記2進ビットを各
    々等しくない数で有するように、前記フレームをワード
    に分配するステップを有することを特徴とする請求項8
    の方法。
  10. 【請求項10】 前記符号化ステップが、分数符号化ワ
    ードを生成する目的で前記ワードの各々をモジュラスに
    よって連続して分割するステップを有することを特徴と
    する請求項9の方法。
JP6153110A 1993-06-14 1994-06-13 通信方法 Pending JPH0730606A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US076517 1993-06-14
US08/076,517 US5684834A (en) 1993-06-14 1993-06-14 Simultaneous analog and digital communication using fractional rate encoding

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0730606A true JPH0730606A (ja) 1995-01-31

Family

ID=22132515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6153110A Pending JPH0730606A (ja) 1993-06-14 1994-06-13 通信方法

Country Status (4)

Country Link
US (3) US5684834A (ja)
EP (1) EP0630135A3 (ja)
JP (1) JPH0730606A (ja)
CA (1) CA2121936A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403095B1 (ko) * 1997-12-29 2003-10-23 모토로라 인코포레이티드 Pcm 전송을 위해 데이터 신호를 프리코딩하는 디바이스및 방법

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5995539A (en) 1993-03-17 1999-11-30 Miller; William J. Method and apparatus for signal transmission and reception
FR2730370B1 (fr) * 1995-02-07 1997-04-25 France Telecom Dispositif de reception de signaux numeriques a structure iterative, module et procede correspondants
US5809033A (en) * 1995-08-18 1998-09-15 Adtran, Inc. Use of modified line encoding and low signal-to-noise ratio based signal processing to extend range of digital data transmission over repeaterless two-wire telephone link
US5923711A (en) * 1996-04-02 1999-07-13 Zenith Electronics Corporation Slice predictor for a signal receiver
US6094415A (en) * 1996-06-20 2000-07-25 Lockheed Martin Corporation Vector division multiple access communication system
US5822371A (en) * 1997-02-14 1998-10-13 General Datacomm Inc. Mapper for high data rate signalling
US6130916A (en) * 1997-07-10 2000-10-10 3Com Corporation Method and apparatus for improving a transmission data rate of baseband data in a wireless network
US7248626B2 (en) 1997-12-05 2007-07-24 Paradyne Corporation System and method of communication via embedded modulation
US9432172B2 (en) 1997-12-05 2016-08-30 Rembrandt Wireless Technologies, Lp System and method of communication using at least two modulation methods
US6034991A (en) * 1998-01-26 2000-03-07 Conexant Systems, Inc. Method and apparatus for implementing enhanced multiple modulus conversion techniques in a signal point mapping context
US6704324B1 (en) 1998-03-25 2004-03-09 Paradyne Corporation Apparatus and method for transmission of voice band signals over a DSL line
US6065030A (en) * 1998-03-30 2000-05-16 Conexant Systems, Inc. Method and apparatus for implementing short-word division techniques in a multiple modulus conversion context
ATE298161T1 (de) * 1998-10-30 2005-07-15 Broadcom Corp Übertragung mit nichtganzzahligen datenraten unter verwendung multiplexierter konstellationen
US7254167B2 (en) 1998-10-30 2007-08-07 Broadcom Corporation Constellation-multiplexed transmitter and receiver
US6483828B1 (en) * 1999-02-10 2002-11-19 Ericsson, Inc. System and method for coding in a telecommunications environment using orthogonal and near-orthogonal codes
US6466558B1 (en) * 1999-06-14 2002-10-15 Qualcomm Incorporated Selection mechanism for signal combining methods
US6724814B1 (en) * 1999-06-24 2004-04-20 Intel Corporation Pad and CODEC detection
US7339996B2 (en) * 1999-06-24 2008-03-04 Intel Corporation Receiver codec super set constellation generator
US6721357B1 (en) 1999-06-24 2004-04-13 Intel Corporation Constellation generation and re-evaluation
US6721363B1 (en) 1999-06-24 2004-04-13 Intel Corporation Receiver CODEC super set constellation generator
US6301296B1 (en) 1999-06-24 2001-10-09 Cirrus Logic, Inc. Digital impairment learning sequence
US6856655B1 (en) 1999-12-21 2005-02-15 Texas Instruments Incorporated Timing recovery device and method for telecommunications systems
US6993067B1 (en) * 2000-02-11 2006-01-31 Paradyne Corporation Fractional bit rate encoding in a pulse amplitude modulation communication system
US7505531B1 (en) * 2000-03-17 2009-03-17 Bridgewave Communications, Inc. Signal communications system and method for noisy links
US7251270B2 (en) 2000-06-20 2007-07-31 Paradyne Corporation Systems and methods for fractional bit rate encoding in a communication system
US7016296B2 (en) 2000-10-16 2006-03-21 Broadcom Corporation Adaptive modulation for fixed wireless link in cable transmission system
US7173966B2 (en) * 2001-08-31 2007-02-06 Broadband Physics, Inc. Compensation for non-linear distortion in a modem receiver
US6735264B2 (en) 2001-08-31 2004-05-11 Rainmaker Technologies, Inc. Compensation for non-linear distortion in a modem receiver
US6697831B2 (en) * 2002-02-28 2004-02-24 Ess Technology, Inc. Device and method for performing multiple modulus conversion using inverse modulus multiplication
US7564861B1 (en) 2002-08-22 2009-07-21 3Com Corporation Systems and methods for compressing data
US6937666B2 (en) * 2002-12-20 2005-08-30 Bridgewave Communications, Inc. Wideband digital radio with transmit modulation cancellation
US8731007B2 (en) * 2005-12-30 2014-05-20 Remec Broadband Wireless, Llc Digital microwave radio link with a variety of ports
US8711888B2 (en) * 2005-12-30 2014-04-29 Remec Broadband Wireless Llc Digital microwave radio link with adaptive data rate
US8151174B2 (en) * 2008-02-13 2012-04-03 Sunrise IP, LLC Block modulus coding (BMC) systems and methods for block coding with non-binary modulus
US20090319260A1 (en) * 2008-06-19 2009-12-24 Hongwei Kong Method and system for audio transmit processing in an audio codec
US8494102B2 (en) * 2010-09-09 2013-07-23 Freescale Semiconductor, Inc. Methods and apparatus for orthogonal modulated signals

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4512013A (en) * 1983-04-11 1985-04-16 At&T Bell Laboratories Simultaneous transmission of speech and data over an analog channel
US4630287A (en) * 1983-12-28 1986-12-16 Paradyne Corporation Secondary channel signalling in a QAM data point constellation
US4546212A (en) * 1984-03-08 1985-10-08 Crowder, Inc. Data/voice adapter for telephone network
US4672602A (en) * 1984-11-02 1987-06-09 Itt Corporation Control and routing system
US4651320A (en) * 1984-12-24 1987-03-17 American Telephone And Telegraph Company Inband coding of secondary data
US4757495A (en) * 1986-03-05 1988-07-12 Telebit Corporation Speech and data multiplexor optimized for use over impaired and bandwidth restricted analog channels
US4891806A (en) * 1987-09-18 1990-01-02 Racal Data Communications Inc. Constellation multiplexed inband secondary channel for voiceband modem
US5081647A (en) * 1989-01-06 1992-01-14 American Telephone & Telegraph Company Communication of a voice signal via continuous quadrature amplitude modulator
US4924516A (en) * 1989-05-23 1990-05-08 At&T Paradyne Method and system for a synchronized pseudo-random privacy modem
US5095497A (en) * 1989-10-02 1992-03-10 At & T Bell Laboratories Technique for achieving the full coding gain of encoded digital signals
US5103227A (en) * 1990-09-26 1992-04-07 At&T Bell Laboratories Modulus converter for fractional rate encoding
US5230010A (en) * 1990-09-26 1993-07-20 American Telephone & Telegraph Company Fractional rate modulation
US5115453A (en) * 1990-10-01 1992-05-19 At&T Bell Laboratories Technique for designing a multidimensional signaling scheme
US5214656A (en) * 1990-12-13 1993-05-25 At&T Bell Laboratories Multiplexed coded modulation with unequal error protection
EP0836305B1 (en) * 1991-03-28 2004-06-23 BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company TCM scheme with fractional bit rates, framing signals and constellation shaping
FR2674709A1 (fr) * 1991-03-29 1992-10-02 Philips Electronique Lab Decodeur multietages.
US5251236A (en) * 1991-04-05 1993-10-05 At&T Paradyne Corporation Fractional rate modem with trellis
US5222077A (en) * 1991-04-09 1993-06-22 Racal-Datacom, Inc. Radix mapping with variable number of symbols in mapping period
US5416804A (en) * 1991-08-21 1995-05-16 U.S. Philips Corporation Digital signal decoder using concatenated codes
US5243627A (en) * 1991-08-22 1993-09-07 At&T Bell Laboratories Signal point interleaving technique
US5305352A (en) * 1991-10-31 1994-04-19 At&T Bell Laboratories Coded modulation with unequal error protection
US5377194A (en) * 1991-12-16 1994-12-27 At&T Corp. Multiplexed coded modulation with unequal error protection
US5455839A (en) * 1991-12-27 1995-10-03 Motorola, Inc. Device and method for precoding
DE69332849T2 (de) * 1992-01-14 2003-12-18 Fujitsu Ltd Gleichzeitige Übertragung von Daten und analogen Sprachbandsignalen
US5315617A (en) * 1992-05-29 1994-05-24 General Electric Company QAM encoding for high-definition television system
US5237292A (en) * 1992-07-01 1993-08-17 Space Systems/Loral Quadrature amplitude modulation system with compensation for transmission system characteristics
US5548615A (en) * 1993-05-03 1996-08-20 At&T Corp. Methods and apparatus for rotationally invariant multilevel coding
US5475713A (en) * 1993-06-14 1995-12-12 At&T Corp. Shaped signal spaces in a simultaneous voice and data system
US5521942A (en) * 1993-06-14 1996-05-28 At&T Corp. Method for increasing the dynamic range of a signal in a simultaneous voice and data system by the use of overlapping signal point regions and trellis coding
US5559791A (en) * 1993-06-14 1996-09-24 Lucent Technologies Inc. Companding of voice signal for simultaneous voice and data transmission
US5537436A (en) * 1993-06-14 1996-07-16 At&T Corp. Simultaneous analog and digital communication applications
US5642379A (en) * 1993-06-14 1997-06-24 Paradyne Corporation Technique for modulating orthogonal signals with one or more analog or digital signals
US5440585A (en) * 1993-06-14 1995-08-08 At&T Corp. Applications of simultaneous analog and digital communication
US5448555A (en) * 1993-06-14 1995-09-05 At&T Corp. Simultaneous analog and digital communication
CA2125511A1 (en) * 1993-06-14 1994-12-15 Gordon Bremer Autorate method for simultaneous transmission of voice and data
US5475691A (en) * 1993-11-15 1995-12-12 At&T Corp. Voice activated date rate change in simultaneous voice and data transmission
US5550859A (en) * 1994-04-29 1996-08-27 Lucent Technologies Inc. Recovering analog and digital signals from superimposed analog and digital signals using linear prediction

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403095B1 (ko) * 1997-12-29 2003-10-23 모토로라 인코포레이티드 Pcm 전송을 위해 데이터 신호를 프리코딩하는 디바이스및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US5684834A (en) 1997-11-04
US5844944A (en) 1998-12-01
US5859877A (en) 1999-01-12
CA2121936A1 (en) 1994-12-15
EP0630135A3 (en) 1997-05-07
EP0630135A2 (en) 1994-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0730606A (ja) 通信方法
US5436930A (en) Simultaneous analog and digital communications with a selection of different signal point constellations based on signal energy
US5881047A (en) Simultaneous analog and digital communication with improved phase immunity
US5166924A (en) Echo cancellation in multi-frequency differentially encoded digital communications
EP0630133B1 (en) Modem applications of simultaneous analog and digital communication
US5448555A (en) Simultaneous analog and digital communication
US5995539A (en) Method and apparatus for signal transmission and reception
US4924492A (en) Method and apparatus for wideband transmission of digital signals between, for example, a telephone central office and customer premises
EP1383291B1 (en) Multicarrier modulation with data dependant frequency-domain redundancy
US4358853A (en) Digital modem transmitter
US5537441A (en) Controlled simultaneous analog and digital communication
EP1421731A1 (en) Compensation for non-linear distortion in a modem receiver
US6487244B1 (en) System and method for transmitting special marker symbol
US6307893B1 (en) System and method for transmit signal spectral shaping
JPH09200283A (ja) モデム装置
US5754592A (en) Method and apparatus for randomized oversampling
JP3069335B2 (ja) マルチメディア多重伝送方法
JP3069331B2 (ja) マルチメディア多重伝送方法及び装置
JP3069334B2 (ja) マルチメディア多重伝送方法及び装置
GB2160076A (en) Coding baseband signals
EP0690607A2 (en) Method and apparatus for transmitting information
JP3069333B2 (ja) マルチメディア多重受信方法及び装置
JP3032511B2 (ja) マルチメディア多重伝送方法及び装置
CN1154616A (zh) 用于高速同时进行语音/数据通信的装置
MXPA96004492A (en) Apparatus for simultaneous communications of voice / data at high speed