JPH07305829A - ダスト捕集装置 - Google Patents

ダスト捕集装置

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JPH07305829A
JPH07305829A JP9758794A JP9758794A JPH07305829A JP H07305829 A JPH07305829 A JP H07305829A JP 9758794 A JP9758794 A JP 9758794A JP 9758794 A JP9758794 A JP 9758794A JP H07305829 A JPH07305829 A JP H07305829A
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JP
Japan
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dust
exhaust gas
hopper
chimney
gas flow
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9758794A
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English (en)
Inventor
Hideaki Yatani
英明 八谷
Yuji Kageyama
雄士 影山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07305829A publication Critical patent/JPH07305829A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙突筒身内への配設が容易で、かつ捕集した
ダストを容易に煙突外部へ排出でき、さらに圧力損失に
よる流量調整を効率よく行うことができるダスト捕集装
置を提供すること。 【構成】 煙突筒身内に、複数のガイドベーンと、該ガ
イドベーンの下流側に配設された複数のバッフルと、分
離落下するダストを捕集するダスト集積ホッパが設けら
れている。該ダスト集積ホッパ内にはスクリーンが配設
され、該ダスト集積ホッパ底部にはダスト排出口が設け
られている。このため排ガス流中のダストは、上記ガイ
ドベーン及びバッフルに衝突の際に分離落下するため、
効率的な捕集及び排出が可能である。また、上記ガイド
ベーン又はバッフルの少なくともいずれか一方を可動と
することにより排ガス流の流量変動にも効率的に対応で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原動機製品等の排ガス用
ダスト捕集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排ガス中に含まれるダスト(スケ
ール等の異物を含む)を除去する装置のうち、煙突筒身
部に設置される簡易型として採用されている方式には、
実開平3−112629号(煙突ダスト捕集装置)
実開平3−112630号(煙突のダスト除去装置)な
どがある。図4は従来の簡易型ダスト捕集装置を示した
もので、上記の考案を示したものである。図4を用い
て上記のダスト捕集装置を説明すると、10は煙突外
筒13内に設置されて旋回流を与える旋回羽根、9a及
び9bはダスト排出窓、11は仕切板、12はダスト捕
集部、8はダスト排出口である。
【0003】上記装置の使用時において、煙突の下方か
ら上昇してくる排ガス流20は、旋回ベーン10により
旋回流となり、効率よく煙突外筒13のダスト排出窓9
aからダスト捕集部12へと流れる。さらに排ガス流2
0は該ダスト捕集部12内に設けられた仕切板11によ
り、急激に流れの向きを下方に変えられ、仕切板下端部
から再度上昇する際にダストを分離する。こうして分離
したダストは、上記ダスト捕集部12の下部に蓄積し、
ダスト排出口8より外部へ排出される。ダストを分離し
た排ガス流20は、上記ダスト捕集部12の上部で再び
煙突外筒に開口された上記ダスト排出窓9bから煙突内
部へと戻り、煙路を通って大気中へと放出される。上記
の考案に係るダスト捕集装置も、構造的にはほぼ上記
と同様の構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のダ
スト捕集装置のうち簡易型のものにあっては、該ダスト
捕集装置がいずれも煙突本体と一体の構造をなすため、
既存の煙突に配設する場合には工事が大掛かりなものと
なり施工が困難であった。また、捕集したダストの外部
への排出も容易でないという不具合があった。さらに、
排ガス量の負荷により過大な圧力損失が生じた場合、運
転負荷を調整できないという運用面での不具合点もあっ
た。
【0005】本発明は、従来の簡易型ダスト捕集装置に
みられたこのような不具合点を解決し、煙突筒身内への
配設が容易で、かつ捕集したダストを容易に煙突外部へ
排出でき、さらに圧力損失による流量調整を効率よく行
うことができるダスト捕集装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダスト捕集装
置における上記課題を解決するために、煙突中間部2の
煙突筒身内において、排ガス流をさえぎるような位置に
配設される複数のガイドベーン4と、ガイドベーンの下
流側であって排ガス流をさえぎるような位置に配設され
た複数のバッフル5と、該ガイドベーン及びバッフルの
下方に配設される落下するダストを捕集する漏斗状のダ
スト集積ホッパ7と、該ダスト集積ホッパ内部に配設さ
れ捕集されたダストの飛散を防止するためのふるい状の
スクリーン6と、上記ダスト集積ホッパ底部最下位置に
接続され捕集したダストを煙突外部へ適宜排出するダス
ト排出口8とを設けたことを第1の特徴としている。ま
た、上記ガイドベーン又はバッフルの少なくともいずれ
か一方に角度調整機構を設け、排ガス流に対する角度調
整を可能にするように構成されたことを第2の特徴とし
ている。
【0007】
【作用】本発明によるダスト捕集装置において、煙突下
部を上昇してきた排ガス流は、まずダスト集積ホッパの
側板傾斜部下面に当たり、該側板と煙突中間部2の外筒
との断面積が上方ほど小さくなるために圧縮され加速さ
れる。続いて上記ダスト集積ホッパ側板頂部の上方に排
ガス流をさえぎるように列状に配置されたガイドベーン
を通過する。このとき、下方から上昇してきた排ガス流
は該ガイドベーンに衝突し、通過する際に強制的に流れ
の向きを変えられる。一方、排ガス中の比重の大きいダ
ストは、上記ガイドベーンに衝突の際に当該ダスト分子
の慣性力により分離落下し、下方のダスト集積ホッパに
蓄積する。
【0008】つぎに排ガス流は、上記ガイドベーンの下
流側に近接して配置された複数のバッフルに再度衝突し
た後、強制的に上方へと流れる。このとき排ガス流中に
残ったダストは再度分離される。上記ダスト集積ホッパ
中間部附近に配設したスクリーンは、上記の落下ダスト
を透過できるようにふるい状になっており、当該下方に
一旦蓄積したダストが排ガス流により飛散するのを防止
する。以上の作用により、排ガス流から分離したダスト
は上記ダスト集積ホッパの下部に蓄積され、該ホッパの
底部に接続されたダスト排出口より煙突の外部へと適宜
排出される。上記ダスト集積ホッパ7を構成する側壁は
ダストの安息角以上の傾斜を有する漏斗状となってお
り、この最下位置にダスト排出口8が接続されているた
めダスト排出が効果的に行える。
【0009】一方、請求項2の発明により、上記ガイド
ベーンに排ガス流に対する各々の角度調整が可能な機構
を設ければ、該ガイドベーンの角度を調整することによ
り、該ガイドベーン相互間の間隙の開きを調整すること
ができ、排ガス流通過断面積を調整することができる。
該機能により、排ガス流の流量や性状が変動した場合で
も圧力損失を最小限に抑えることができ、かつダスト捕
集を効率よく行うことができる。
【0010】同様に、請求項2の発明において、各々の
バッフルに上記ガイドベーンと同様の角度調整可能な機
構を設ければ、該角度調整により上記ガイドベーンの下
流側の排ガス通過断面積を調整することができ、圧力損
失を最小限に抑えながら、かつダスト捕集を効率よく行
うことができる。
【0011】さらに、請求項2の発明において、上記ガ
イドベーン及びバッフルの双方に排ガス流に対する各々
の角度調整が可能な機構を設ければ、該角度調整により
排ガス通過断面積を調整することができ、圧力損失を最
小限に抑えながら、かつダストを捕集する機能を効率的
により一層高めることが可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図3に示す実施例
に基づいて具体的に説明する。なお、図1ないし図3に
示した装置を構成する部分において、同等の部分には同
一の符号を付した。図1において、1は煙突下部、2は
煙突中間部、3は煙突上部を示し、排ガス流20は煙突
下部1の下方より流入し、煙突上部3へと上昇する。こ
こで煙突中間部2は、本発明に係るダスト捕集装置が煙
突筒身内部に設置される部位を指すものとする。
【0013】図2は本ダスト捕集装置の斜視図を示し、
図3は縦面図を示す。図中、4は断面が「へ」の字型を
した複数のガイドベーン、5はガイドベーン4の下流側
にあって、該ガイドベーンに近接して配設された複数の
バッフル、6は落下したダストを排ガス流20により飛
散するのを防止するよう配設されたふるい状のスクリー
ン、7は落下するダストを捕集するための漏斗状のダス
ト集積ホッパである。該ダスト集積ホッパ7の側壁傾斜
角度は、ダスト安息角を考慮し45°以上の傾斜を有す
る「V」字型断面形状をなすものが好ましい。8はダス
ト集積ホッパ7の底部最下位置に接続され、集積したダ
ストを系外へ排出するダスト排出口である。このうちガ
イドベーン4は、図に示すようにダスト集積ホッパ7の
両端部の上方へガイドベーン4同士が平行になるように
配列して列をなすように配設される。図3中、破線のガ
イドベーン4は、請求項2において角度調整機構を有す
るガイドベーン4の角度調整を行った場合の例を示す。
このとき角度調整は、各ガイドベーン4に取り付けられ
た回転軸4aを煙突外部より角度調整することにより行
う。
【0014】本実施例は、一例として煙突下部1に矩形
断面のものを、煙突上部3に円形断面のものを、煙突中
間部2には上下の形状が上記形状と連続するものを用い
て示したが、かかる組合わせはこれ以外にも流路形状に
応じ多様に選択することが可能である。例えば、上下の
煙突の断面形状が同一の場合や、該断面形状が同一で大
きさが異なる煙突の中間部への対応等である。また、請
求項2において、バッフル5に回転軸及び角度調整機構
を設けることにより、ガイドベーン4と同様に煙突外部
から角度調整することが可能である。
【0015】上記構成を備えたダスト捕集装置によれ
ば、煙突下部1を上昇してきた排ガス流20は、まずダ
スト集積ホッパ7の側板が傾斜しており、該側板と煙突
中間部2の外筒との断面積が上方ほど小さくなるため
に、圧縮され加速される。続いて排ガス流20は、該ダ
スト集積ホッパ側板頂部の上方に排ガス流をさえぎるよ
うに配置されたガイドベーン4を通過する。ここでガイ
ドベーン4は「へ」の字型断面を有しているために、下
方から上昇してきた排ガス流20はガイドベーン4に衝
突し、通過の際に強制的に流れの向きを変えられる。こ
のとき排ガス中の比重の大きいダストは、ガイドベーン
4に急激に衝突する際にダスト分子の慣性力により分離
し、下方のダスト集積ホッパ7へと落下して蓄積され
る。
【0016】さらに排ガス流20はガイドベーン4を通
過直後にバッフル5に衝突し、ダストの分離が促進され
る。このとき、ダスト集積ホッパ7の内部で排ガス流2
0の渦が発生し、集積ダストを巻き込むように作用する
が、ダスト集積ホッパ7内部に配設したふるい状のスク
リーン6により一旦蓄積された集積ダストの飛散が防止
される。
【0017】このようにして排ガス流20から分離した
ダストは、側壁傾斜角がダストの安息角以上に設定され
たダスト集積ホッパ7の側面を伝ってスクリーン6を透
過した後、ダスト集積ホッパ7の下部に自重により順次
蓄積される。その後、該ホッパ7の底部最下位置に接続
されたダスト排出口8より煙突の外部へと適宜排出され
る。また、上記ガイドベーン4及びバッフル5は各々角
度調整を付加することも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1によるダ
スト捕集装置では、煙突筒身内に排ガス流をさえぎるよ
うに配設された複数のガイドベーンと、ガイドベーンの
下流側であって排ガス流れをさえぎるように配設された
複数のバッフルと、ガイドベーン及びバッフル下方に配
設され落下するダストを捕集するダスト集積ホッパと、
ダスト集積ホッパ内部に配設され捕集されたダストの飛
散を防止するためのスクリーンと、ダスト集積ホッパ底
部最下位置に接続され捕集したダストを煙突外部へ排出
するダスト排出口とを備えているので、排ガス流中のダ
ストのみを効率よく分離捕集することができ、かつ容易
に捕集ダストを煙突外部へ排出できる。
【0019】また請求項2によるダスト捕集装置では、
上記ガイドベーンに角度調整機構を設け、排ガス流に対
する角度を調整することにより、ガイドベーン相互間の
間隙の開きを調整して、排ガス流通過断面積を調整する
ことができる。したがって、排ガス流の流量や性状が変
動した場合にも、排ガス流通過断面積の調整により排ガ
ス流による圧力損失を最小限に抑えることができ、かつ
ダスト捕集を効率よく行うことができる。
【0020】同様に請求項2によるダスト捕集装置にお
いて、上記バッフルに角度調整機構を設け、排ガス流に
対する角度を調整することにより、該バッフル相互間の
間隙の開きを調整して、排ガス流通過断面積を調整する
ことができる。したがって、排ガス流の流量や性状が変
動した場合にも、排ガス流通過断面積の調整により排ガ
ス流による圧力損失を最小限に抑えることができ、かつ
排ガス流中のダスト分離効果をより一層高めることがで
きる。
【0021】本発明は据え付けの点においても、煙突筒
身内への配設が容易で新設の煙突だけでなく既設の煙突
にも装着が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るダスト捕集装置の設置部
位を示す煙突外観図
【図2】本発明の実施例に係るダスト捕集装置の斜視図
【図3】上記ダスト捕集装置の縦断面図
【図4】従来のダスト捕集装置の縦断面図
【符号の説明】
4 ガイドベーン 5 バッフル 6 スクリーン 7 ダスト集積ホッパ 8 ダスト排出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙突筒身内に取り付けられ、煙突内の排
    ガス流に含まれるダストを捕集するダスト捕集装置にお
    いて、排ガス流をさえぎるように配設された複数のガイ
    ドベーンと、ガイドベーンの下流側であって排ガス流を
    さえぎるように配設された複数のバッフルと、該ガイド
    ベーン及びバッフルの下方に配設され落下するダストを
    捕集するダスト集積ホッパと、該ダスト集積ホッパ内部
    に配設され捕集されたダストの飛散を防止するためのス
    クリーンと、上記ダスト集積ホッパ底部最下位置に接続
    され捕集したダストを煙突外部へ排出するダスト排出口
    とを設けたことを特徴とするダスト捕集装置。
  2. 【請求項2】 上記ガイドベーン又はバッフルの少なく
    ともいずれか一方に角度調整機構を設け、排ガス流に対
    する角度調整が可能となるように構成された請求項1記
    載のダスト捕集装置。
JP9758794A 1994-05-11 1994-05-11 ダスト捕集装置 Withdrawn JPH07305829A (ja)

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ID=14196377

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