JPH07305538A - テント - Google Patents
テントInfo
- Publication number
- JPH07305538A JPH07305538A JP12077694A JP12077694A JPH07305538A JP H07305538 A JPH07305538 A JP H07305538A JP 12077694 A JP12077694 A JP 12077694A JP 12077694 A JP12077694 A JP 12077694A JP H07305538 A JPH07305538 A JP H07305538A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tent
- sliding ring
- ribs
- column
- post
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Tents Or Canopies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パラソル型のテントにおいて、その開閉を容
易にすると共に、大型化を可能とすること。 【構成】 支柱2の上端から複数の親骨3が放射状に回
動可能に張り出され、支柱2の外周に摺動リング5が昇
降可能に嵌合され、各親骨3と摺動リング5とに支持骨
6が架設されてその両端が親骨3及び摺動リング5に枢
着され、支柱2の上端及び親骨3の上面に屋根部シート
4が張設されたテント1において、中空の支柱2の内部
に巻取ローラ20が設けられ、巻取ローラ20の操作ハ
ンドル22が支柱2の外部に設けられ、巻取ローラ20
に巻き付けられたロープ23の先端が支柱2の上端部を
通って摺動リング5に取り付けられ、摺動リング5の上
昇位置においてその下降を抑制する解除可能なストッパ
ー26が設けられる。
易にすると共に、大型化を可能とすること。 【構成】 支柱2の上端から複数の親骨3が放射状に回
動可能に張り出され、支柱2の外周に摺動リング5が昇
降可能に嵌合され、各親骨3と摺動リング5とに支持骨
6が架設されてその両端が親骨3及び摺動リング5に枢
着され、支柱2の上端及び親骨3の上面に屋根部シート
4が張設されたテント1において、中空の支柱2の内部
に巻取ローラ20が設けられ、巻取ローラ20の操作ハ
ンドル22が支柱2の外部に設けられ、巻取ローラ20
に巻き付けられたロープ23の先端が支柱2の上端部を
通って摺動リング5に取り付けられ、摺動リング5の上
昇位置においてその下降を抑制する解除可能なストッパ
ー26が設けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パラソル型のテントに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一本の支柱の上端に複数の親骨が
放射状に、かつ回動可能に設けられると共に、親骨の上
面にシートが張設され、支柱の外周にリングが摺動可能
に嵌合され、該リングと親骨との間にそれぞれ支持骨が
架設され、リングを昇降することによって親骨を開閉す
るようにしたパラソル型のテントが公知である。しか
し、手で持ち運びするパラソルとは異なり、地面に設置
するテントの場合は大型で骨及びシートも重いので、リ
ングに大きい荷重が加わり、このため、手でリングを押
し上げて親骨を拡開するのは非常に困難であり、一定の
大きさ以上のものとするのは不可能であった。
放射状に、かつ回動可能に設けられると共に、親骨の上
面にシートが張設され、支柱の外周にリングが摺動可能
に嵌合され、該リングと親骨との間にそれぞれ支持骨が
架設され、リングを昇降することによって親骨を開閉す
るようにしたパラソル型のテントが公知である。しか
し、手で持ち運びするパラソルとは異なり、地面に設置
するテントの場合は大型で骨及びシートも重いので、リ
ングに大きい荷重が加わり、このため、手でリングを押
し上げて親骨を拡開するのは非常に困難であり、一定の
大きさ以上のものとするのは不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、開閉が容易
で、大型化が可能なパラソル型のテントを提供すること
を第1の目的とする。また、本発明の第2の目的は、テ
ントを安定して設置できるようにし、第3の目的は、携
帯を便利にすることにある。さらに、本発明の第4の目
的は、目的に応じて閉空間を有する形態に変更可能とす
ることにある。
で、大型化が可能なパラソル型のテントを提供すること
を第1の目的とする。また、本発明の第2の目的は、テ
ントを安定して設置できるようにし、第3の目的は、携
帯を便利にすることにある。さらに、本発明の第4の目
的は、目的に応じて閉空間を有する形態に変更可能とす
ることにある。
【0004】
【課題を達成するための手段】本発明は、支柱の上端か
ら複数の親骨が放射状にかつ回動可能に張り出され、支
柱の外周に摺動リングが昇降可能に嵌合され、各親骨と
摺動リングとに亘ってそれぞれ支持骨が架設されると共
に、該支持骨の両端が親骨及び摺動リングに枢着され、
支柱の上端及び前記親骨の上面に屋根部シートが張設さ
れたテントにおいて、第1の目的を達成するために、中
空の支柱の内部に巻取ローラが設けられ、該巻取ロール
の操作ハンドルが摺動リングの下降位置より下方におい
て支柱の外部に設けられ、巻取ローラに巻き付けられた
ロープの先端が支柱の上端部を通って前記摺動リングに
取り付けられ、摺動リングの上昇位置においてその下降
を抑制する解除可能なストッパーが設けられる。
ら複数の親骨が放射状にかつ回動可能に張り出され、支
柱の外周に摺動リングが昇降可能に嵌合され、各親骨と
摺動リングとに亘ってそれぞれ支持骨が架設されると共
に、該支持骨の両端が親骨及び摺動リングに枢着され、
支柱の上端及び前記親骨の上面に屋根部シートが張設さ
れたテントにおいて、第1の目的を達成するために、中
空の支柱の内部に巻取ローラが設けられ、該巻取ロール
の操作ハンドルが摺動リングの下降位置より下方におい
て支柱の外部に設けられ、巻取ローラに巻き付けられた
ロープの先端が支柱の上端部を通って前記摺動リングに
取り付けられ、摺動リングの上昇位置においてその下降
を抑制する解除可能なストッパーが設けられる。
【0005】また、第2の目的を達成するために、支柱
の下端に着脱自在の台座が設けられ、シートの外周縁に
適宜間隔をあけて複数の繋留用ロープが設けられる。さ
らに、第3の目的を達成するために、支柱が、互いに摺
動・固定自在に組み立てられ、かつ分解可能な複数のパ
イプより成り、親骨が折り畳み可能とされている。第4
の目的を達成するために、屋根部シートの外周縁にサイ
ドシートが着脱自在に取り付けられている。
の下端に着脱自在の台座が設けられ、シートの外周縁に
適宜間隔をあけて複数の繋留用ロープが設けられる。さ
らに、第3の目的を達成するために、支柱が、互いに摺
動・固定自在に組み立てられ、かつ分解可能な複数のパ
イプより成り、親骨が折り畳み可能とされている。第4
の目的を達成するために、屋根部シートの外周縁にサイ
ドシートが着脱自在に取り付けられている。
【0006】
【作用】親骨及び屋根部シートを閉じた状態で支柱を立
てた後、操作ハンドルを回し、巻取ローラを回転させて
ロープを巻き取る。すると、摺動リングが上昇して支持
骨の一端が上昇し、これに伴って支持骨の他端が外周方
向に押し出されて簡単に親骨が拡開される。親骨及び屋
根部シートが拡がったら、ストッパーによって摺動リン
グの下降を止め、親骨及び屋根部シートを拡がった状態
で保持する。ストッパーを外すと、骨及びシートの重量
によって摺動リングが下降し、親骨及び屋根部シートが
再度閉じられると共に、ロープが巻き戻される。
てた後、操作ハンドルを回し、巻取ローラを回転させて
ロープを巻き取る。すると、摺動リングが上昇して支持
骨の一端が上昇し、これに伴って支持骨の他端が外周方
向に押し出されて簡単に親骨が拡開される。親骨及び屋
根部シートが拡がったら、ストッパーによって摺動リン
グの下降を止め、親骨及び屋根部シートを拡がった状態
で保持する。ストッパーを外すと、骨及びシートの重量
によって摺動リングが下降し、親骨及び屋根部シートが
再度閉じられると共に、ロープが巻き戻される。
【0007】
【実施例】図1に示すように、テント1は、中空の支柱
2の上端から放射状に、かつ回動可能に複数の折り畳み
可能な親骨3が張り出され、支柱2の上端及び親骨3の
上面に防水性に富んだ屋根部シート4が張設されてい
る。支柱2の外周には、摺動リング5が昇降自在に嵌合
され、各親骨3に対応する支持骨6の一端が摺動リング
5に枢着されると共に、他端が親骨3の中間部に枢着さ
れ、摺動リング5を昇降させることにより、親骨3が開
閉されるようになっている。
2の上端から放射状に、かつ回動可能に複数の折り畳み
可能な親骨3が張り出され、支柱2の上端及び親骨3の
上面に防水性に富んだ屋根部シート4が張設されてい
る。支柱2の外周には、摺動リング5が昇降自在に嵌合
され、各親骨3に対応する支持骨6の一端が摺動リング
5に枢着されると共に、他端が親骨3の中間部に枢着さ
れ、摺動リング5を昇降させることにより、親骨3が開
閉されるようになっている。
【0008】支柱2は、アルミニウム合金、ステンレス
等の金属を素材とする3本のパイプ7,8,9より成
り、上段パイプ7及び下段パイプ9の外径は中段パイプ
8の内径よりやや細く形成され、上段パイプ7の下端及
び下段パイプ9の上端がそれぞれ中段パイプ8の上下開
口部に分離可能に挿入されている。下段パイプ9は、図
2に示すように、中段パイプ8の内周に摺動可能に嵌合
され、その下端にやや細径の雄ねじ部10が軸線に沿っ
て設けられている。また、上端部寄りに第1の開口窓1
1が穿設されると共に、第1の開口窓11に第1の係止
突起12が出没自在に挿通され、該第1の係止突起12
は下段パイプ9内部に収納された図示しないバネによ
り、常態において第1の開口窓11から突出するように
外方に押圧されている。
等の金属を素材とする3本のパイプ7,8,9より成
り、上段パイプ7及び下段パイプ9の外径は中段パイプ
8の内径よりやや細く形成され、上段パイプ7の下端及
び下段パイプ9の上端がそれぞれ中段パイプ8の上下開
口部に分離可能に挿入されている。下段パイプ9は、図
2に示すように、中段パイプ8の内周に摺動可能に嵌合
され、その下端にやや細径の雄ねじ部10が軸線に沿っ
て設けられている。また、上端部寄りに第1の開口窓1
1が穿設されると共に、第1の開口窓11に第1の係止
突起12が出没自在に挿通され、該第1の係止突起12
は下段パイプ9内部に収納された図示しないバネによ
り、常態において第1の開口窓11から突出するように
外方に押圧されている。
【0009】さらに、下段パイプ9の下端には、台座1
5が着脱自在にとりつけられる。台座15は、中央部に
おいて互いに直交される2本の脚部16,16´からな
り、脚部16,16´の複数箇所に、必要に応じて繋留
ピンを打ち込むための貫通孔29が穿設されている。
5が着脱自在にとりつけられる。台座15は、中央部に
おいて互いに直交される2本の脚部16,16´からな
り、脚部16,16´の複数箇所に、必要に応じて繋留
ピンを打ち込むための貫通孔29が穿設されている。
【0010】一方の脚部16の中央下面に他方の脚部1
6´を嵌合するための切欠17が形成されると共に、中
央上面に下段パイプ9の下端を差し込む挿入筒18が立
設され、挿入筒18の内部は切欠17に連通されてい
る。また、他方の脚部16´の中央上面に、下段パイプ
9の下端に形成された雄ねじ部10を螺合する雌ねじ部
19が設けられている。
6´を嵌合するための切欠17が形成されると共に、中
央上面に下段パイプ9の下端を差し込む挿入筒18が立
設され、挿入筒18の内部は切欠17に連通されてい
る。また、他方の脚部16´の中央上面に、下段パイプ
9の下端に形成された雄ねじ部10を螺合する雌ねじ部
19が設けられている。
【0011】そして、一方の脚部16の切欠17に他方
の脚部16´を嵌合して脚部16,16´を交差させる
と共に、挿入筒18と雌ねじ部19とを一致させ、下段
パイプ9の下端を挿入筒18内に差し込んで雄ねじ部1
0を雌ねじ部19に螺合し、下段パイプ9の下端に台座
15を取付ける。雄ねじ部10と雌ねじ部19との螺合
を解けば、台座5が支柱2から分離されると共に、脚部
16,16´を分解することができる。
の脚部16´を嵌合して脚部16,16´を交差させる
と共に、挿入筒18と雌ねじ部19とを一致させ、下段
パイプ9の下端を挿入筒18内に差し込んで雄ねじ部1
0を雌ねじ部19に螺合し、下段パイプ9の下端に台座
15を取付ける。雄ねじ部10と雌ねじ部19との螺合
を解けば、台座5が支柱2から分離されると共に、脚部
16,16´を分解することができる。
【0012】中段パイプ8には、図3に示すように、軸
線方向に沿って適宜間隔毎に複数の係合孔13が穿設さ
れ、最も上部のものを除く係合孔13に下段パイプ9の
第1の係止突起12が係合できるようになっている。ま
た、最も上部の係合孔13よりやや下方において、中段
パイプ8の周面が内部に陥没され、下段パイプ9の上昇
及び上段パイプ7の落下を規制する突条14が形成され
ている。そして、下段パイプ9を中段パイプ8に対して
摺動させ、下段パイプ9の第1の係止突起12をいずれ
かの係合孔13に係合することによって、下段パイプ9
と中段パイプ8が高さを変えて固定される。
線方向に沿って適宜間隔毎に複数の係合孔13が穿設さ
れ、最も上部のものを除く係合孔13に下段パイプ9の
第1の係止突起12が係合できるようになっている。ま
た、最も上部の係合孔13よりやや下方において、中段
パイプ8の周面が内部に陥没され、下段パイプ9の上昇
及び上段パイプ7の落下を規制する突条14が形成され
ている。そして、下段パイプ9を中段パイプ8に対して
摺動させ、下段パイプ9の第1の係止突起12をいずれ
かの係合孔13に係合することによって、下段パイプ9
と中段パイプ8が高さを変えて固定される。
【0013】上段パイプ7の下端寄りに、図4に示すよ
うに、第2の開口窓11´が穿設されると共に、第2の
開口窓11´に第2の係止突起12´が出没自在に挿通
され、該第2の係止突起12´は下段パイプ9の第1の
係止突起12と同様に、常態において第2の開口窓11
´から突出されている。そして、上段パイプ7の下端を
中段パイプ8の上端開口部から差し込み、第2の係止突
起12´を中段パイプ8の最も上部の係合孔13に係合
して、上段パイプ7と中段パイプ8とを組み立てる。
うに、第2の開口窓11´が穿設されると共に、第2の
開口窓11´に第2の係止突起12´が出没自在に挿通
され、該第2の係止突起12´は下段パイプ9の第1の
係止突起12と同様に、常態において第2の開口窓11
´から突出されている。そして、上段パイプ7の下端を
中段パイプ8の上端開口部から差し込み、第2の係止突
起12´を中段パイプ8の最も上部の係合孔13に係合
して、上段パイプ7と中段パイプ8とを組み立てる。
【0014】上段パイプ7の上端寄り外面には、図4に
示すように、摺動リング5の上昇位置を規制する停止突
起24が突設され、停止突起24から摺動リング5の幅
に相当する距離をおいて下方に差し込み孔25が形成さ
れている。この差し込み孔25に、摺動リング5が上昇
した後、止めピン26より成るストッパーを端部が突出
するように挿入して、摺動リング5の下降を抑制するこ
とができるようになっている。
示すように、摺動リング5の上昇位置を規制する停止突
起24が突設され、停止突起24から摺動リング5の幅
に相当する距離をおいて下方に差し込み孔25が形成さ
れている。この差し込み孔25に、摺動リング5が上昇
した後、止めピン26より成るストッパーを端部が突出
するように挿入して、摺動リング5の下降を抑制するこ
とができるようになっている。
【0015】また、上段パイプ7の上端から第1の鍔片
30が張り出され、第1の鍔片30の周囲に第1の嵌合
切欠31が適宜間隔毎に形成され、第1の嵌合切欠31
に親骨3の基端が差し込まれている。さらに、摺動リン
グ5の上端から、第2の鍔片30´が張り出され、第2
の鍔片30´の周囲に第2の嵌合切欠31´が形成さ
れ、第2の嵌合切欠31´に支持骨6の基端が差し込ま
れている。鍔片30,30´には、図5に示すように、
それぞれ周方向に沿って金属環32,32´が埋設さ
れ、嵌合切欠31,31´において露出した金属環3
2,32´に親骨3及び支持骨6の基端部が回動可能に
巻き付けられている。
30が張り出され、第1の鍔片30の周囲に第1の嵌合
切欠31が適宜間隔毎に形成され、第1の嵌合切欠31
に親骨3の基端が差し込まれている。さらに、摺動リン
グ5の上端から、第2の鍔片30´が張り出され、第2
の鍔片30´の周囲に第2の嵌合切欠31´が形成さ
れ、第2の嵌合切欠31´に支持骨6の基端が差し込ま
れている。鍔片30,30´には、図5に示すように、
それぞれ周方向に沿って金属環32,32´が埋設さ
れ、嵌合切欠31,31´において露出した金属環3
2,32´に親骨3及び支持骨6の基端部が回動可能に
巻き付けられている。
【0016】また、図1に示すように、摺動リング5の
下降位置よりやや下方において、上段パイプ7の内部に
その直径に沿って巻取ローラ20が架設され、巻取ロー
ラ20の回転軸21が支柱2の外部に露出され、回転軸
21の先端に操作ハンドル22が取付けられている。上
段パイプ7の上端部寄りには、図6に示すようにロープ
挿通孔27が穿設され、上段パイプ7の内部にロープ挿
通孔27に臨んで滑車28が取付けられている。
下降位置よりやや下方において、上段パイプ7の内部に
その直径に沿って巻取ローラ20が架設され、巻取ロー
ラ20の回転軸21が支柱2の外部に露出され、回転軸
21の先端に操作ハンドル22が取付けられている。上
段パイプ7の上端部寄りには、図6に示すようにロープ
挿通孔27が穿設され、上段パイプ7の内部にロープ挿
通孔27に臨んで滑車28が取付けられている。
【0017】そして、巻取ローラ20には、ロープ23
が巻き付けられ、ロープ23の先端部は上段パイプ7の
内部を通って滑車28に引っかけられ、さらにロープ挿
通孔27を通して外部に露出され、さらに下方に延びて
摺動リング5の第2の嵌合切欠31´において露出した
第2の金属環32´に取り付けられている。従って、操
作ハンドル22を操作して巻取ローラ20を回動させ、
ロープ23を巻き取ると、摺動リング5が上昇するよう
になっている。
が巻き付けられ、ロープ23の先端部は上段パイプ7の
内部を通って滑車28に引っかけられ、さらにロープ挿
通孔27を通して外部に露出され、さらに下方に延びて
摺動リング5の第2の嵌合切欠31´において露出した
第2の金属環32´に取り付けられている。従って、操
作ハンドル22を操作して巻取ローラ20を回動させ、
ロープ23を巻き取ると、摺動リング5が上昇するよう
になっている。
【0018】親骨3は、図7に示すように、上部親骨3
3、中間部親骨34及び下部親骨35より成り、上部親
骨33の基端が上述のごとく支柱2の第1の鍔片30に
枢着され、上部親骨33の中間部に中間部親骨34の基
端が枢着され、中間部親骨34の先端に下部親骨35の
基端が枢着されている。また、支持骨6の先端が下部親
骨35の中間部に枢着され、支持骨6の中間部に上部親
骨33の先端が枢着されている。
3、中間部親骨34及び下部親骨35より成り、上部親
骨33の基端が上述のごとく支柱2の第1の鍔片30に
枢着され、上部親骨33の中間部に中間部親骨34の基
端が枢着され、中間部親骨34の先端に下部親骨35の
基端が枢着されている。また、支持骨6の先端が下部親
骨35の中間部に枢着され、支持骨6の中間部に上部親
骨33の先端が枢着されている。
【0019】このため、摺動リング5の上昇に伴って支
持骨6の基端が上昇すると、その先端が外方に拡がり、
下部親骨35の中間部及び上部親骨33の先端が外方に
押し広げられて親骨3が放射状に拡開され、差し込み孔
25に止めピン26を挿通して摺動リング5の下降を抑
制すると、親骨3は拡開した状態で保持される。
持骨6の基端が上昇すると、その先端が外方に拡がり、
下部親骨35の中間部及び上部親骨33の先端が外方に
押し広げられて親骨3が放射状に拡開され、差し込み孔
25に止めピン26を挿通して摺動リング5の下降を抑
制すると、親骨3は拡開した状態で保持される。
【0020】また、止めピン26を抜くと、図7に示す
ように、親骨3、支持骨6、摺動リング5及び屋根部シ
ート4の重量によって摺動リング5が降下し、これに伴
って支持骨6の基端部が下方に引っ張られると共に先端
が支柱2に接近し、同時に下部親骨35が支柱2方向に
引き寄せられて親骨3が折り畳まれ、上部親骨33、中
間部親骨34、下部親骨35及び支持骨6が支柱2と略
平行になるよう縮閉される。なお、親骨3及び支持骨6
の数は必要な強度に応じて適宜変更することができる。
ように、親骨3、支持骨6、摺動リング5及び屋根部シ
ート4の重量によって摺動リング5が降下し、これに伴
って支持骨6の基端部が下方に引っ張られると共に先端
が支柱2に接近し、同時に下部親骨35が支柱2方向に
引き寄せられて親骨3が折り畳まれ、上部親骨33、中
間部親骨34、下部親骨35及び支持骨6が支柱2と略
平行になるよう縮閉される。なお、親骨3及び支持骨6
の数は必要な強度に応じて適宜変更することができる。
【0021】屋根部シート4は、比較的厚手の防水布よ
りなり、親骨3を稜線とする略多角錐形状に形成され、
図8に示すように、その外周縁に適宜間隔をあけて帯片
36が設けられ、帯片36の先端に装着された止具にそ
れぞれ繋留用ロープ37の上端が取付けられている。そ
して、強風時にテント1を張る場合などは、この繋留用
ロープ37の下端を地面に打ち込まれた杭38の頭部に
縛り付け、補強できるようになっている。
りなり、親骨3を稜線とする略多角錐形状に形成され、
図8に示すように、その外周縁に適宜間隔をあけて帯片
36が設けられ、帯片36の先端に装着された止具にそ
れぞれ繋留用ロープ37の上端が取付けられている。そ
して、強風時にテント1を張る場合などは、この繋留用
ロープ37の下端を地面に打ち込まれた杭38の頭部に
縛り付け、補強できるようになっている。
【0022】また、屋根部シート4の外周縁に沿って、
ベルベットクロスファスナー、スライドファスナー、フ
ック等の適宜固定具を設け、図9に示すように、繋留用
ロープ37の外周囲を囲むサイドシート39の上端縁を
前記固定具を介して屋根部シート4の外周に取付ける
と、内部に居住用の閉空間を有するテントとなる。さら
に、図10に示すように、屋根部シート4の外周縁の一
部のみにサイドシート39´を取り付け、その方向から
差し込む日光を遮断することも可能である。
ベルベットクロスファスナー、スライドファスナー、フ
ック等の適宜固定具を設け、図9に示すように、繋留用
ロープ37の外周囲を囲むサイドシート39の上端縁を
前記固定具を介して屋根部シート4の外周に取付ける
と、内部に居住用の閉空間を有するテントとなる。さら
に、図10に示すように、屋根部シート4の外周縁の一
部のみにサイドシート39´を取り付け、その方向から
差し込む日光を遮断することも可能である。
【0023】なお、上記実施例では、摺動リング5の下
降を抑制するストッパーとして止めピン26を使用した
が、操作ハンドル22の回転を止めるストッパーを設
け、これにより摺動リング5の下降を停止することもで
きる。また、屋根部シート4の外周寄り外面に、親骨
3、支持骨6及び屋根部シート4を折り畳んだ時その周
囲を緊縛するベルトを着脱自在に設けると、携帯途中に
拡がらず便利である。
降を抑制するストッパーとして止めピン26を使用した
が、操作ハンドル22の回転を止めるストッパーを設
け、これにより摺動リング5の下降を停止することもで
きる。また、屋根部シート4の外周寄り外面に、親骨
3、支持骨6及び屋根部シート4を折り畳んだ時その周
囲を緊縛するベルトを着脱自在に設けると、携帯途中に
拡がらず便利である。
【0024】
【発明の効果】本発明のテントは、支柱を立てた後、操
作ハンドルを操作して巻取ローラでロープを巻き上げる
だけで、骨及び屋根部シートを簡単に拡開することがで
きると共に、ストッパーを解除するだけで容易に畳むこ
とができるので、力を必要とせず、また一人でテントの
設置及び撤去を迅速に行うことができ、従来の手で摺動
リングを押上げて開くパラソル型のテントと比較して大
型化することが可能となる。なお、支柱の下端に台座を
着脱自在に設ければ、支柱の下端部を地中に深く差し込
まなくても安定して立設することができ、台座を外すと
持ち運ぶ際に邪魔にならない。
作ハンドルを操作して巻取ローラでロープを巻き上げる
だけで、骨及び屋根部シートを簡単に拡開することがで
きると共に、ストッパーを解除するだけで容易に畳むこ
とができるので、力を必要とせず、また一人でテントの
設置及び撤去を迅速に行うことができ、従来の手で摺動
リングを押上げて開くパラソル型のテントと比較して大
型化することが可能となる。なお、支柱の下端に台座を
着脱自在に設ければ、支柱の下端部を地中に深く差し込
まなくても安定して立設することができ、台座を外すと
持ち運ぶ際に邪魔にならない。
【0025】また、シートの外周縁に繋留用ロープを設
けると、安定性が高まって強風時にも吹き飛ばされた
り、転倒したりする心配が無く、摺動・固定自在に組み
立てられ、且つ分解可能な複数のパイプによって支柱を
構成すれば、携帯に便利であるばかりか、テントの高さ
を必要に応じて変えることができる。さらに、シートの
外周縁にサイドシートを着脱自在に取り付ければ、内部
に寝泊まりすることのできる閉空間を有するテントとし
て利用することができ、親骨を折り畳み可能にすると、
畳んだ時のテントの長さを短くでき、このため、一層携
帯に便利となる。
けると、安定性が高まって強風時にも吹き飛ばされた
り、転倒したりする心配が無く、摺動・固定自在に組み
立てられ、且つ分解可能な複数のパイプによって支柱を
構成すれば、携帯に便利であるばかりか、テントの高さ
を必要に応じて変えることができる。さらに、シートの
外周縁にサイドシートを着脱自在に取り付ければ、内部
に寝泊まりすることのできる閉空間を有するテントとし
て利用することができ、親骨を折り畳み可能にすると、
畳んだ時のテントの長さを短くでき、このため、一層携
帯に便利となる。
【図1】本発明の実施例を示すテントの縦断面図
【図2】下段パイプ及び台座の要部斜視図
【図3】中段パイプの斜視図
【図4】上段パイプ、摺動リング、支持骨及び親骨の要
部斜視図
部斜視図
【図5】鍔片と骨の取り付け構造を示す平面図
【図6】上段パイプ及び摺動リングの要部縦断面図
【図7】縮閉時のテントの屋根部シートを除く要部側面
図
図
【図8】テントの第1の変形例を示す斜視図
【図9】テントの第2の変形例を示す斜視図
【図10】テントの第3の変形例を示す斜視図
1 テント 2 支柱 3 親骨 4 屋根部シート 5 摺動リング 6 支持骨 7 上段パイプ 8 中段パイプ 9 下段パイプ 10 雄ねじ部 11 第1の開口窓 11´ 第2の開口窓 12 第1の係止突起 12´ 第2の係止突起 13 係合孔 14 突条 15 台座 16,16´ 脚部 17 切欠 18 挿入筒 19 雌ねじ部 20 巻取ローラ 21 回転軸 22 操作ハンドル 23 ロープ 24 停止突起 25 差し込み孔 26 止めピン 27 ロープ挿通孔 28 滑車 29 貫通孔 30 第1の鍔片 30´ 第2の鍔片 31 第1の嵌合切欠 31´ 第2の嵌合切欠 32 金属環 33 上部親骨 34 中部親骨 35 下部親骨 36 帯片 37 繋留用ロープ 38 杭 39,39´ サイドシート
Claims (6)
- 【請求項1】 支柱の上端から複数の親骨が放射状にか
つ回動可能に張り出され、前記支柱の外周に摺動リング
が昇降可能に嵌合され、前記各親骨と摺動リングとに亘
ってそれぞれ支持骨が架設されると共に、該支持骨の両
端が前記親骨及び摺動リングに枢着され、前記支柱の上
端及び前記親骨の上面に屋根部シートが張設されたテン
トにおいて、中空の支柱の内部に巻取ローラが設けら
れ、該巻取ロールの操作ハンドルが前記摺動リングの下
降位置より下方において支柱の外部に設けられ、巻取ロ
ーラに巻き付けられたロープの先端が前記支柱の上端部
を通って前記摺動リングに取り付けられ、前記摺動リン
グの上昇位置においてその下降を抑制する解除可能なス
トッパーが設けられたことを特徴とするテント。 - 【請求項2】 前記支柱の下端に台座が着脱自在に設け
られたことを特徴とする請求項1に記載のテント。 - 【請求項3】 前記シートの外周縁に適宜間隔をあけて
複数の繋留用ロープが設けられたことを特徴とする請求
項1又は2に記載のテント。 - 【請求項4】 前記支柱が、互いに摺動・固定自在に組
み立てられ、且つ分解可能な複数のパイプより成ること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のテン
ト。 - 【請求項5】 前記屋根部シートの外周縁にサイドシー
トが着脱自在に取り付けられた請求項1乃至4のいずれ
かに記載のテント。 - 【請求項6】 前記親骨が折り畳み可能である請求項1
乃至5のいずれかに記載のテント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12077694A JPH07305538A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | テント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12077694A JPH07305538A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | テント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305538A true JPH07305538A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14794726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12077694A Withdrawn JPH07305538A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | テント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07305538A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020004640A (ko) * | 2000-07-06 | 2002-01-16 | 오근홍 | 차단막 장력구조 |
KR101128503B1 (ko) * | 2011-07-15 | 2012-03-27 | 주식회사 타이가 | 접이식 차양 구조물 |
WO2013159348A1 (zh) * | 2012-04-27 | 2013-10-31 | Gao Xinwei | 改良式简易帐篷 |
CN106760680A (zh) * | 2017-03-08 | 2017-05-31 | 石狮市川朗机械设计有限公司 | 一种遮阳篷装置 |
CN107130837A (zh) * | 2017-03-08 | 2017-09-05 | 叶丛杰 | 一种可调高度的遮阳篷装置 |
CN118441938A (zh) * | 2024-07-08 | 2024-08-06 | 常州新亚奥特多金属制品有限公司 | 一种基于帐篷骨架的展开收折结构 |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP12077694A patent/JPH07305538A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107130837B (zh) * | 2017-03-08 | 2018-12-21 | 绍兴协众进出口有限公司 | 一种可调高度的遮阳篷装置 |
CN118441938A (zh) * | 2024-07-08 | 2024-08-06 | 常州新亚奥特多金属制品有限公司 | 一种基于帐篷骨架的展开收折结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |