JPH0730440A - 最適な復号経路を有する復号方法及びその装置 - Google Patents
最適な復号経路を有する復号方法及びその装置Info
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Abstract
ーのためデータが間違って復号された場合の間違った経
路選定の誤差が減らせる、最適の復号経路を有する復号
方法及びその装置を提供する。 【構成】 1つのシンボルないし任意のNシンボルのウ
ィンドウ移動距離ほどずつ移動して復号深さずつ符号列
を復号することにより、復号データの重畳を生じさせる
オーバラップ機能が備えられたビタビ復号器41と、オ
ーバラップビタビ復号器の出力をメモリ42に貯蔵し、
カウンタ43の出力に応じて制御信号発生器44ではメ
モリから出力されるデータのアドレスを制御し、比較部
45に出力されたデータのうち最も頻度の高いデータを
最適の復号経路が選定される。
Description
いられるコンボルーションコード(Convolutional cod
e)及びTCM(Trellis Coded Modulatio )の復調に
用いられる復号方法及びその装置に係り、特にオーバラ
ップビタビ復号器(Overlapped ViterbiDecoder) を用
いて受信データを復号して出力する最適の復号経路を有
する復号方法及びその装置に関するものである。
ら伝送された信号は、チャネル上に乗る雑音の影響によ
り原信号とは異なる信号に変えられ、受信部で受信され
る。信号に課せられるエラーを減らすために、デジタル
通信では伝送路上で発生するエラーを減らす方法として
エラー訂正符号を用いる。かかるチャネル符号化として
は、リードソロモン符号(Read-solomon Code )、コン
ボルーション符号などが良く使われる。コンボルーショ
ン符号はランダムエラーに強く、その復号方法としてビ
タビ(Viterbi )により提案された最尤復号法が良く使
われる。コンボルーション復号器の一実施例を示すブロ
ック図が図1に示されている。
ョン符号を使う符号器であって、外部情報源から入力さ
れるビットデータDINを印加されて貯蔵すると共に、貯
蔵されていた以前のビットデータを出力する第1遅延部
11を備える。第1遅延部11の出力端には、第1遅延
部11から印加されるデータを貯蔵すると共に、貯蔵さ
れていた以前のビットデータを出力する第2遅延部12
が連結される。のみならず、この装置は、第1遅延部1
1に印加されるビットデータと第2遅延部12の出力デ
ータとを排他論理和する第1排他論理和ゲート13と、
第1遅延部11に印加されるビットデータと第1及び第
2遅延部11,12の出力データとを排他論理和して出
力する第2排他論理和ゲート14とを備える。第1及び
第2排他論理和ゲート13,14の出力端には、出力ゲ
ートを順次に2ビットデータとして伝送するスイッチン
グ素子15が配置される。
延部12の初期状態を“0,0”と定め、外部情報源か
ら入力されるビットデータが“1,0,1,1,1”の
場合を説明する。まず、1番目のビットデータ“1”
は、第1遅延部11と第1及び第2排他論理和ゲート1
3,14にそれぞれ供給される。第1遅延部11は、入
ってくるデータ“1”を貯蔵すると共に、貯蔵されてい
た以前データ“0”を第2遅延部12と第2排他論理和
ゲート14とにそれぞれ供給する。第2遅延部12は、
第1遅延部11から供給されるデータ“0”を印加され
て貯蔵し、貯蔵データ“0”を第1及び第2排他論理和
ゲート13,14に供給する。第1遅延部11はビット
データ“1”を貯蔵し、第2遅延部12はビットデータ
“0”を貯蔵することになる。その結果、第1遅延部1
1にビットデータ“1”が印加されると、第1及び第2
排他論理和ゲート13,14はそれぞれビットデータ
“1”を出力する。スイッチング素子15は、第1排他
論理和ゲート13の出力ビット値を出力してから第2排
他論理和ゲート14の出力ビット値を出力する順で、入
力される信号を順次に出力する。かかる過程を反復して
行えば、コンボルーション符号器の出力DOUT 及び遅延
部11,12の状態は次の表1の通りである。
ビットではなく14ビットとなるのは、10ビット出力
後に遅延部11,12に残されたデータを出力させるた
めに、2ビットのヌル(Null)データ“0,0”を入力さ
せたからである。このヌルデータは、図2で説明するビ
タビ復号の格子状図において、最終状態を初期状態であ
る“0,0”に収斂させる役割を果たす。コンボルーシ
ョン符号の特徴は、符号器に備えられている遅延部によ
り過去に入力された情報が、現在入力される情報の符号
化に影響を与えるということである。以前の段階で符号
化された情報と現段階での符号化される情報との相関性
により、コンボルーション符号の復号にはビタビアルゴ
リズムによる最尤復号法が多用されている。
化に対する格子状図を作成し、格子状図から復号器に入
力されるデータに対する各ノードのハミング距離(hnmmi
ng distance)を計算する。そして、できるだけ経路のそ
れぞれに対するハミング距離を累積させて、累積された
ハミング距離が最も小さい経路のみを生存経路として残
す方式である。最終的に残る生存経路は、全体入力され
たデータに対する復号経路となる。かかる生存経路は公
知の技術であるが、図2に示した(2,1,2)コンボ
ルーション符号の格子状図を用いて簡単に説明する。
タの復号を説明するための格子図である。図2におい
て、各段階のノードは2つの経路を有する。相対的に上
に位置した経路である“上経路”は符号器の入力が
“0”の時の経路であり、相対的に下に位置した“下経
路”は符号器に“1”が入力された時の経路である。ま
た、各経路上の2ビットは各入力に対する符号器の出
力、即ち復号器の入力を示す。図1の符号器で符号化さ
れた出力Dout に2ビットエラーが生じて復号器に入力
されれば、復号器は入力信号のエラーを訂正して原信号
に復元させる。受信データr(11,11,00.1
0,00,10,11)のうちアンダーラインを付した
ビットはエラーが生じたビットである。エラーが生じた
データの復号過程は次の通りである。
されたデータ“11”は、各経路上の2ビット基準デー
タDREF とのハミング距離、即ち相異なる対応ビットの
個数が求められて、第1段階の各ノードに貯蔵する。同
様な方法で、2番目の入力データ“11”に対して計算
されたハミング距離は、以前の段階のハミング距離と合
算されて、第2段階の各ノードに貯蔵される。
から1つのノードに複数個の経路が入って来る場合があ
るが、この場合は多数の経路のうち累積されたハミング
距離が尤も小さい経路を生存経路として残し、残りの経
路は無視することになる。かかる過程を繰り返して行え
ば、最後の段階ではただ1つの生存経路のみが残され
る。この生存経路を構成する各ノード間の経路方向が上
方向か下方向かにより定められる1ビットデータが、復
号されたデータを構成する。図2に太く示された部分は
受信信号rに対する最終復号経路であり、その際の復号
されたデータdは復号器の入力DINと同一であることが
分かる。
DINは殆どが無限長のビット列である。この場合、符号
化された全体データに対して前述した復号を施せば、殆
ど無限台の時間遅延が生ずる。従って、一般に符号器で
は続けて符号化を行い、復号器では一定長さずつに切っ
て復号して出力する。かかる一定した復号長を復号深さ
または切断深さ(truncation depht)と称する。
での長さを復号深さと称する。かかる方法で復号すれ
ば、ただ1つの生存経路が残らず最後の段階の各ノード
毎に1つずつの生存経路が残る。従って、最後の段階で
は各ノードの生存経路に対するハミング距離を比較して
最も小さいハミング距離を有する経路を最終復号経路と
定める。
開始時の初期状態をどのように設定するかにより2つの
方法に分けることが出来る。第1の方法は、復号の深さ
の初期状態を、以前の復号の深さの最終復号経路の状態
に設定するものである。この場合、以前の復号情報はそ
のまま用いられるが、もし以前の復号経路が間違った経
路の場合、今から復号しようとする復号の深さデータの
復号も間違える場合がある。また、第2の方法は、以前
の復号経路の最後の状態を貯蔵せず、全ての状態で同時
に始める方法である。この場合、以前の復号情報は全然
用いられないので、以前の復号経路が間違った場合も独
立に復号が行える。しかし、前者の方法に比べ、以前の
経路が正しかった場合でも間違った復号経路を選択する
可能性が高くなる問題点がある。
の欠点を除去し、間違った経路選定により発生されるエ
ラーを減少させて復号性能を向上させて、より正確な復
号を行う最適な復号経路を有する復号方法及びその装置
を提供する。
復号経路を有する復号方法は、前述した問題点を解決す
るため、復号の深さずつ移動しながら復号する従来の方
法とはことなり、符号深さより短い任意の移動距離であ
る“ウィンドウ移動距離”を設定する。復号の深さを構
成するシンボル群はウィンドウ移動距離ずつ移動する復
号の深さ単位の復号により多数回復号される。各シンボ
ルに対する情報は多数回復号されたデータの中から最も
頻度の高いデータが選ばれる。
を復号するデジタル通信方法における復号方法であっ
て、前記符号列が印加され復号の深さ単位で形成される
ウィンドウ内のシンボル群を復号させて復号データを発
生する信号データ発生段階と、前記各ウィンドウ毎に発
生される復号データを貯蔵する段階と、前記ウィンドウ
に対する復号が終わる毎に前記ウィンドウを予め設定さ
れた移動間隔で符号列上を移動させて前記信号データ発
生段階を繰り返すオーバラップ段階と、前記貯蔵された
復号データのうちから同一のシンボルに対応する復号デ
ータ群を読み出す読出段階と、前記読み出される復号デ
ータの頻度数を比較して高い頻度数の復号データを該当
シンボルに対する復号情報に定める比較段階とを備える
ことを特徴とするまた、本発明の最適の復号経路を有す
る復号装置は、前述した最適な復号経路を有する復号方
法を具現して、復号の深さを構成するシンボル群をウィ
ンドウ移動距離ずつ移動させながら復号の深さ単位で復
号してメモリに貯蔵し、同一のシンボルに対する多数回
の復号により発生される多数のデータのうち最も頻度の
高いデータをシンボルの復号された情報として出力す
る。
符号列を復号するデジタル通信装置における復号装置で
あって、前記符号列が印加されて、復号の深さ単位で形
成されるウィンドウ内のシンボル群を復号させ、発生さ
れた復号データを出力する復号器であって、前記ウィン
ドウに対する復号が終わる毎に前記ウィンドウを予め設
定された移動間隔で符号列上を移動させる復号器と、前
記復号器から印加される復号データを貯蔵し、制御手段
から印加されるアドレス信号に応じて貯蔵していた復号
データを出力するメモリと、前記復号器から復号データ
を印加されて、同一のシンボルに対応する復号データ群
を前記メモリから出力させるためのアドレス信号を発生
する制御手段と、前記メモリから印加された同一のシン
ボルに対応する前記復号データから、頻度の高い復号デ
ータを選択して出力する比較部とを備えることを特徴と
する。
移動距離である“ウィンドウ移動距離”を設定して、該
ウィンドウ移動距離ずつ移動する復号の深さ単位の復号
により多数回復号し、多数回復号されたデータの中から
最も頻度の高いデータを選ぶことにより、違った経路選
定により発生されるエラーを減少させて復号性能を向上
させ、間違った経路選定により生ずる誤差を減らすこと
ができる。
一実施例を詳述する。まず、従来のビタビアルゴリズム
と、シンボル群がオーバラップされる本実施例の処理手
順とを、図3と図4の(A)及び(B)とを参照して簡
単に説明する。
号過程を示した。図3において、コンポルーション符号
化された符号列がビタビ復号器に入力されれば、復号器
は一定長、即ち復号の深さずつ復号を行う。まず、第1
時間T1の間復号の深さMほどの符号列を復号して出力
し、第2時間T2に符号列をなす次のシンボル群を復号
の深さMほど読んで復号を行う。かかる過程は同一な時
間間隔T1,T2,T3,…に対して反復される。その
結果、伝送時の付加雑音により生ずるエラーのためデー
タが間違って復号された場合、復号深さほどのデータが
全部無駄になる。
施例によるオーバラップ機能を備えたビタビ復号器の復
号過程を示した図面である。本実施例のビタビ復号器は
復号の深さほどずつ復号を行うもので、復号初期である
第1時間T1の間は従来と同様に復号を行う。しかし、
次の第2時間T2の間は、その次のシンボル群に対する
復号を行わず、第1時間T1に復号されるシンボル群を
基準として、図4の(A)のように、1シンボルほど右
側に移動したところに位置したシンボルに対して復号の
深さほどの復号を行う。図4の(A)の場合、ウィンド
ウ移動距離Nは“1”となる。これを繰り返して行え
ば、復号されたシンボルは初期の9シンボルを除いては
全部10回ずつ復号される。
動距離Nが“2”の場合は、各復号段階毎に2シンボル
ずつ移動し、初期8シンボルを除いては全部5回ずつ復
号される。従って、同一のシンボルに対する復号回数で
ある“重畳回数”は一般的にM/Nと示される。図5は
本実施例の最適な復号経路を有する復号装置の構成を示
すブロック図である。
されビタビアルゴリズムにより復号させて出力するビタ
ビ復号器41を備える。ビタビ復号器41は、予め設定
されたウィンドウ移動距離に従って移動されるウィンド
ウを用いて、復号しようとするシンボルを定める。ビタ
ビ復号器41の出力端には、復号の深さずつ復号される
シンボル群を印加されて貯蔵するメモリ42が連結され
る。カウンタ43は、ビタビ復号器41の出力端に連結
されて、復号されて出力されるシンボル群を復号の深さ
単位でカウントする。制御信号発生器44は、カウンタ
43とメモリ42との間に位置して、カウンタ43から
印加されるカウント値COout に応ずる制御信号をメモ
リ42に印加する。メモリ42に連結された比較器45
は、メモリ42に連結されて、メモリ42から印加され
る同一のシンボルに対する復号データの発生回数を比較
して、最も頻度の高いデータを復号された情報dとして
出力する。
ビタビ復号器41は、符号化された符号列rを印加され
て、予め設定されたウィンドウ移動距離ほどずつ符号列
rのシンボル群を移動して、復号の深さ単位で復号す
る。具体的な復号過程は、図4の(A)及び(B)で説
明された。復号されたデータは、復号の深さほどずつそ
れぞれメモリ42とカウンタ43とに供給される。メモ
リ42は、(復号の深さM×符号の重畳回数(M/
N))ほどの貯蔵容量を有し、復号の深さほどずつ入力
される復号されたデータを順次に貯蔵する。メモリ42
が全部充たされた場合、即ちカウント値が符号の重畳数
と同一な場合{(COout modulo M/N)=0、但し
COout ≧M}には、低いアドレスから再び貯蔵され
る。
れたデータが入力される毎にカウント値を“1”ずつ増
加させ、そのカウント値COout を制御信号発生器44
に供給する。制御信号発生器44は、カウンタ43から
印加されるカウント値COou t をシンボルに対する復号
の重畳回数(M/N)と比較し、比較された結果により
メモリ貯蔵アドレスを計算して、メモリ42の該当アド
レスに貯蔵されている復号データを出力させる。即ち、
制御信号発生器44は、カウント値COout 及びウィン
ドウ移動距離Nにより比較部45に同一シンボルに対す
るアドレス信号を出力することになるが、メモリ42に
貯蔵された全体符号の重畳回数(M/N)ほどの符号列
に対して移動距離Nと等しい大きさずつ比較部45に出
力される。
較部45に出力される復号データは復号の深さMに対応
する各符号列に入っており、同一のシンボルに対応する
データとなる。一方、ウィンドウ移動距離Nが“2”の
場合、復号深さM/2に対応する符号列で各2個ずつの
シンボルに対する復号データが比較部45に印加され
る。比較部45は、メモリ42から印加される復号デー
タを比較して、最も頻度の高い復号データを該当シンボ
ルの復号情報として出力する。ウィンドウ移動距離が
“1”の場合、1シンボルに対して最も頻度の高い復号
データを出力することになる。ウィンドウ移動距離が
“2”の場合は2シンボルに対して、移動距離が“N”
の場合はNシンボルに対して最も頻度の高い復号データ
を出力することになる。従って、比較部45は、各ウィ
ンドウ移動距離に対してウィンドウ移動距離ほどずつの
最適な復号経路を有する復号データを出力することにな
る。
において制御信号発生器44の動作を説明するための概
念図である。制御信号発生器44は、カウンタ43から
印加されるカウント値COout を重畳回数M/Nと比較
して、メモリ42の貯蔵状態を把握する。制御信号発生
器44は、メモリ42の貯蔵状態に応じてメモリ42に
貯蔵されているデータの出力を制御する。
合(COout <M/N)には、制御信号発生器44は下
記のような式(1)を満たすアドレスに貯蔵された復号
データを比較部45に供給できるように制御する。
“3”であり、ウィンドウ移動距離Nが“1”、復号の
深さが“10”の場合は、b領域はデータが充たされて
いない領域であり、aのように黒いブロックは比較部4
5に出力された復号データである。即ち、出力される復
号データのアドレスはそれぞれ(2)、(11)、(2
0)である。また、図6の(D)のようにカウント値C
Oout が“3”、ウィンドウ移動距離Nが“2”の場合
に出力される復号データのアドレスは、それぞれ(4,
5)、(12,13)、(20,21)となる。
{(COout modulo M/N)=0,但しCOout ≧
M/N}には、下記の式(2)を満たすアドレスのデー
タを出力させる。
8)、(27)、(36)、(45)、(54)、(6
3)、(72)、(81)、(90)のアドレスに貯蔵
されている符号を比較部45に出力できるよう制御す
る。図6の(E)の場合は、(8,9)、(16,1
7)、(24,25)、(32,33)、(40,4
1)のアドレスに貯蔵されているデータを出力するよう
制御する。
入力される復号データは、低いアドレスから再び貯蔵さ
れる場合{(COout modulo M/N)≠0、但し
(CO out ≧M/N)}に、制御信号発生器44は下記
の式(3),(4)を満たすアドレスに貯蔵されたデー
タを比較部45に供給できるようメモリ42を制御す
る。
N)−1} j=0,1,…,(N−1)
N−1) j=0,1,…,(N−1) 例えば、図6の(C)のようにカウント値COout が
“13”、ウィンドウ移動距離Nが“1”の場合、制御
信号発生器44から出力される同一シンボルに対する復
号データのアドレスは、それぞれ(2)、(11)、
(20)、(39)、(48)、(57)、(66)、
(75)、(84)、(93)となる。また、図6の
(F)のようにカウント値COout が“7”、ウィンド
ウ移動距離Nが“2”の場合、制御信号発生器44から
出力される同一シンボルに対する復号データのアドレス
は、それぞれ(2,3)、(10,11)、(28,2
9)、(36,37)、(44,45)である。
経路を有する復号方法及びその装置に係り、任意の間隔
で移動し復号の深さずつ復号し、重ねられた復号データ
を比較して最も頻度の高い復号データを選択して出力す
るので、違った経路選定により発生されるエラーが減少
して復号性能を向上させうる。
図である。
説明するための格子状図である。
す図である。
えたビタビ復号器の復号過程を示す図である。
示すブロック図である。
明するための図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 シンボルよりなる符号列を復号するデジ
タル通信装置における復号装置であって、 前記符号列が印加されて、復号の深さ単位で形成される
ウィンドウ内のシンボル群を復号させ、発生された復号
データを出力する復号器であって、前記ウィンドウに対
する復号が終わる毎に前記ウィンドウを予め設定された
移動間隔で符号列上を移動させる復号器と、 前記復号器から印加される復号データを貯蔵し、制御手
段から印加されるアドレス信号に応じて貯蔵していた復
号データを出力するメモリと、 前記復号器から復号データを印加されて、同一のシンボ
ルに対応する復号データ群を前記メモリから出力させる
ためのアドレス信号を発生する制御手段と、 前記メモリから印加された同一のシンボルに対応する前
記復号データから、頻度の高い復号データを選択して出
力する比較部とを備えることを特徴とする最適な復号経
路を有する復号装置。 - 【請求項2】 前記復号器は、前記復号の深さより少な
いシンボル個数の移動間隔でウィンドウを移動させるこ
とを特徴とする請求項1記載の最適な復号経路を有する
復号装置。 - 【請求項3】 前記復号器は、前記復号の深さを前記移
動間隔で割って得られるオーバラップ数ほどの同一のシ
ンボルに対する復号データを発生することを特徴とする
請求項2記載の最適な復号経路を有する復号装置。 - 【請求項4】 前記メモリは、最適な復号の深さと前記
オーバラップ数とにより定められる貯蔵容量を有するこ
とを特徴とする請求項3記載の最適な復号経路を有する
復号装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は、 前記復号器から印加される復号データを前記復号の深さ
単位でカウントし、そのカウント値を出力するカウンタ
と、 前記カウント値を印加されて、予め設定された基準オー
バラップ数と比較して前記メモリの貯蔵状態を判断し、
判断されるメモリの貯蔵状態に対応するアドレス信号を
発生する制御信号発生器とを備えることを特徴とする請
求項4記載の最適な復号経路を有する復号装置。 - 【請求項6】 前記制御信号発生器は、前記ウィンドウ
移動間隔単位で同一のシンボルに対する復号データを出
力するための制御信号を発生することを特徴とする請求
項5記載の最適な復号回路を有する復号装置。 - 【請求項7】 前記制御信号発生器は、カウント値(C
OOUT )が基準オーバラップ数より小さければ、次の式
を満たすアドレス信号ADDRを発生することを特徴と
する請求項6記載の最適な復号経路を有する復号装置。 ADDR=(N×COOUT −1)−N×i+i×M+j i=0,1,…,COOUT 、j=0,1,…,(N−
1) ここで、Nは復号移動間隔、Mは復号の深さである。 - 【請求項8】 前記制御信号発生器は、前記カウント値
が基準オーバラップ数より大きいか等しい場合は、カウ
ント値を基準オーバラップ数で割った結果に応じて該当
アドレス信号ADDRを発生することを特徴とする請求
項6記載の最適な復号経路を有する復号装置。 - 【請求項9】 前記制御信号発生器は、前記割った結果
が残りの値を有しない場合、次の式を満たすアドレス信
号ADDRを発生することを特徴とする請求項8記載の
最適な復号経路を有する復号装置。 ADDR=(M=N)−M×i+i×M+j ここで、i=0,1,…,{(M/N)−1} j=0,1,…,(N−1) Nは復号移動間隔、COOUT はカウント値、Mは復号の
深さである。 - 【請求項10】 前記制御信号発生器は、前記割った結
果が残りの値を有する場合、次の式を満たすアドレス信
号ADDRを発生することを特徴とする請求項8記載の
最適な復号経路を有する復号装置。 i=0,1,…,{(COOUT modulo M/N)−1}
なら、 ADDR=(COOUT modulo M/N)−N×i+i×N+j i=(COOUT modulo M/N),…,(M/N−1)
なら、 ADDR=(COOUT modulo M/N)+M−N×i+i×N+j ここで、j=0,1,…,(N−1) ここで、Nは復号移動間隔、COOUT はカウント値、M
は復号の深さである。 - 【請求項11】 前記比較部は、前記ウィンドウ移動間
隔単位で同一のシンボルに対する復号データ群を比較す
ることを特徴とする請求項6記載の最適な復号経路を有
する復号装置。 - 【請求項12】 シンボルよりなる符号列を復号するデ
ジタル通信方法における復号方法であって、 前記符号列が印加され復号の深さ単位で形成されるウィ
ンドウ内のシンボル群を復号させて復号データを発生す
る信号データ発生段階と、 前記各ウィンドウ毎に発生される復号データを貯蔵する
段階と、 前記ウィンドウに対する復号が終わる毎に前記ウィンド
ウを予め設定された移動間隔で符号列上を移動させて前
記信号データ発生段階を繰り返すオーバラップ段階と、 前記貯蔵された復号データのうちから同一のシンボルに
対応する復号データ群を読み出す読出段階と、 前記読み出される復号データの頻度数を比較して高い頻
度数の復号データを該当シンボルに対する復号情報に定
める比較段階とを備えることを特徴とする最適な復号経
路を有する復号方法。 - 【請求項13】 前記オーバラップ段階は、前記復号の
深さより少ないシンボル個数の移動間隔でウィンドウを
移動させることを特徴とする請求項12記載の最適な復
号経路を有する復号方法。 - 【請求項14】 前記オーバラップ段階は、同一のシン
ボルに対して前記復号の深さを前記移動間隔で割って得
られるオーバラップ数ほど復号させることを特徴とする
請求項13記載の最適な復号経路を有する復号方法。 - 【請求項15】 前記貯蔵段階は、前記復号の深さと前
記オーバラップ数とにより定められる貯蔵容量で前記復
号データを貯蔵することを特徴とする請求項14記載の
最適な復号経路を有する復号方法。 - 【請求項16】 前記読出段階は、前記オーバラップ段
階により発生される復号データを前記復号の深さ単位で
カウンティングし、カウンティングにより発生されるカ
ウント値を予め設定された基準オーバラップ数と比較し
て、前記貯蔵された復号データのうち同一のシンボルに
対応する復号情報を読み出すことを特徴とする請求項1
5記載の最適な復号経路を有する復号方法。 - 【請求項17】 前記読出段階は、前記ウィンドウ移動
間隔単位で前記復号データを出力することを特徴とする
請求項16記載の最適な復号経路を有する復号方法。 - 【請求項18】 前記比較段階は、前記ウィンドウ移動
間隔単位で同一のシンボルに対応する復号データを比較
することを特徴とする請求項17記載の最適な復号経路
を有する復号方法。
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- 1994-03-28 JP JP6057020A patent/JP2859535B2/ja not_active Expired - Fee Related
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