JPH07303123A - バースト復調器 - Google Patents
バースト復調器Info
- Publication number
- JPH07303123A JPH07303123A JP9480594A JP9480594A JPH07303123A JP H07303123 A JPH07303123 A JP H07303123A JP 9480594 A JP9480594 A JP 9480594A JP 9480594 A JP9480594 A JP 9480594A JP H07303123 A JPH07303123 A JP H07303123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- burst
- frequency
- circuit
- signal level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速フーリエ変換を行った結果に対して低帯
域フィルタを通過することによって生ずる信号レベルの
周波数間の誤差を補正し、最適なバーストヘッド用のし
きい値レベルを設定する新規なバースト復調器を提供す
る。 【構成】 準同期検波回路２は、送信搬送波と同一のロ
ーカル周波数信号を変調波にミックスすることにより、
変調波から搬送波成分を除去し、低帯域フィルタ（ＬＰ
Ｆ）３では、変調波以外の隣接波や熱雑音が除去され更
に、データサンプリング回路で高速フーリエ変換演算回
路でフーリエ変換演算を行う。この結果に対して、周波
数補正回路７で信号レベル損失を補正後、補正された各
周波数ポイントでの信号レベルからバーストヘッド検出
処理を行う。
域フィルタを通過することによって生ずる信号レベルの
周波数間の誤差を補正し、最適なバーストヘッド用のし
きい値レベルを設定する新規なバースト復調器を提供す
る。 【構成】 準同期検波回路２は、送信搬送波と同一のロ
ーカル周波数信号を変調波にミックスすることにより、
変調波から搬送波成分を除去し、低帯域フィルタ（ＬＰ
Ｆ）３では、変調波以外の隣接波や熱雑音が除去され更
に、データサンプリング回路で高速フーリエ変換演算回
路でフーリエ変換演算を行う。この結果に対して、周波
数補正回路７で信号レベル損失を補正後、補正された各
周波数ポイントでの信号レベルからバーストヘッド検出
処理を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は例えば位相変調通信シス
テムにおけるバースト復調器に関し、特にそのバースト
ヘッドの検出方式の改善に関するものである。
テムにおけるバースト復調器に関し、特にそのバースト
ヘッドの検出方式の改善に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば航空衛星通信システムでの変調方
式は、４相位相変調方式が音声伝送に使用されている。
地上局からの音声データの送信は、衛星（トランスボン
ダ）電力節約のために音声データが存在するときだけ信
号を送信するバースト信号通信方式である。このために
音声データを受信する航空衛星通信システムＡＥＳ側で
は、前記のバーストヘッド検出が必要になる。
式は、４相位相変調方式が音声伝送に使用されている。
地上局からの音声データの送信は、衛星（トランスボン
ダ）電力節約のために音声データが存在するときだけ信
号を送信するバースト信号通信方式である。このために
音声データを受信する航空衛星通信システムＡＥＳ側で
は、前記のバーストヘッド検出が必要になる。
【０００３】低Ｃ／Ｎ0 環境下で、バーストヘッド検出
を確実に行うためには、バーストヘッド検出と判断する
ためのしきい値信号レベルを高く設定することが要求さ
れるが、これはノイズによってバーストヘッドの誤検出
を避けるためである。
を確実に行うためには、バーストヘッド検出と判断する
ためのしきい値信号レベルを高く設定することが要求さ
れるが、これはノイズによってバーストヘッドの誤検出
を避けるためである。
【０００４】しかし、入力信号レベル自体にフィルタ特
性により周波数によるレベル差が存在すると損失の大き
い周波数の信号レベルに合せたしきい値レベルを設定せ
ざるを得ない（しきい値レベルが低くなる）。そのため
に、ノイズによる誤検出を完全になくすことができなく
なり、復調器の性能を劣化させていた。
性により周波数によるレベル差が存在すると損失の大き
い周波数の信号レベルに合せたしきい値レベルを設定せ
ざるを得ない（しきい値レベルが低くなる）。そのため
に、ノイズによる誤検出を完全になくすことができなく
なり、復調器の性能を劣化させていた。
【０００５】具体的には、ノイズの誤検出により復調器
が復調動作に入り、真のバースト信号を受信しているに
拘らず、復調できなくなり、音声が途切れたり全く聞え
なくなったりといった現象を起すことになる。
が復調動作に入り、真のバースト信号を受信しているに
拘らず、復調できなくなり、音声が途切れたり全く聞え
なくなったりといった現象を起すことになる。
【０００６】従来のバースト復調器では、受信側で準同
期検波されたベースバンド信号を低帯域フィルタに通過
させ、フィルタ出力信号に対して高速フーリエ変換を行
う。この結果、フーリエ変換に使用したデータサンプル
数に応じた精度の周波数ポイントにおける信号レベルが
算出される。すべての周波数ポイントにおける信号レベ
ルをそれぞれ周りのポイントの信号レベルと比較してい
き、あるしきい値を越えて高い信号レベルの周波数ポイ
ントが存在する時、バーストヘッド検出とする。このバ
ーストヘッド検出回路の構成を図８に示す。
期検波されたベースバンド信号を低帯域フィルタに通過
させ、フィルタ出力信号に対して高速フーリエ変換を行
う。この結果、フーリエ変換に使用したデータサンプル
数に応じた精度の周波数ポイントにおける信号レベルが
算出される。すべての周波数ポイントにおける信号レベ
ルをそれぞれ周りのポイントの信号レベルと比較してい
き、あるしきい値を越えて高い信号レベルの周波数ポイ
ントが存在する時、バーストヘッド検出とする。このバ
ーストヘッド検出回路の構成を図８に示す。
【０００７】この方法では、バーストヘッド検出を行っ
た場合、高速フーリエ変換を行う前段の低帯域フィルタ
をベースバンド信号が通過した結果、カットオフ周波数
付近の信号レベルが低下するいわゆる周波数特性が発生
する。
た場合、高速フーリエ変換を行う前段の低帯域フィルタ
をベースバンド信号が通過した結果、カットオフ周波数
付近の信号レベルが低下するいわゆる周波数特性が発生
する。
【０００８】このため、高速フーリエ変換後、周波数特
性が現れ、正確な周波数レベルが算出されず、これを考
慮したバーストヘッド検出に必要なしきい値レベルを設
定しなければならない。
性が現れ、正確な周波数レベルが算出されず、これを考
慮したバーストヘッド検出に必要なしきい値レベルを設
定しなければならない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにしきい値
レベルは信号レベルの周波数特性を考慮したマージンを
含んでいるために、バーストヘッド検出確率の精度を低
下させていた。
レベルは信号レベルの周波数特性を考慮したマージンを
含んでいるために、バーストヘッド検出確率の精度を低
下させていた。
【００１０】本発明はこのような事情により成されたも
ので、バーストヘッドの誤検出を防止できる新規なバー
スト復調器を提供することを目的とする。
ので、バーストヘッドの誤検出を防止できる新規なバー
スト復調器を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、フーリエ変換演算を行った後、受信ベー
スバンド信号の周波数特性補正手段を設けたことを特徴
とする。
に本発明では、フーリエ変換演算を行った後、受信ベー
スバンド信号の周波数特性補正手段を設けたことを特徴
とする。
【００１２】
【作用】上記した特徴を有する本発明のバースト復調器
は、特に、高速フーリエ変換を行った結果に対して低帯
域フィルタを通過することによって生ずる信号レベルの
周波数間の誤差を補正し、最適なバーストヘッド用のし
きい値レベルを設定している。
は、特に、高速フーリエ変換を行った結果に対して低帯
域フィルタを通過することによって生ずる信号レベルの
周波数間の誤差を補正し、最適なバーストヘッド用のし
きい値レベルを設定している。
【００１３】
【実施例】本発明に関わる実施例を図１乃至図７を参照
して説明する。回路図の説明前にバースト信号について
説明すると、バースト信号は、一般に先頭からキャリア
プリアンブル・クロックプリアンブル・ユニークワード
・変調データの順に構成される（図１参照）。
して説明する。回路図の説明前にバースト信号について
説明すると、バースト信号は、一般に先頭からキャリア
プリアンブル・クロックプリアンブル・ユニークワード
・変調データの順に構成される（図１参照）。
【００１４】このようなバースト信号のバーストヘッド
検出は文字通りバースト信号がやってきたことを受信側
で認識するために行うことである。従ってバースト信号
による無線通信方式においては、受信側にいつ信号が送
られるのか分らない。その反面では、送信データ先頭か
ら変化するキャリアプリアンブル・クロックプリアンブ
ル・ユニークワード・変調データに対応した位相比較器
を用意したり、キャリア（搬送波）再生開始からループ
フィルタの帯域を徐々に絞ったりする必要があるために
バースト信号の先頭を検出することが不可欠になる。
検出は文字通りバースト信号がやってきたことを受信側
で認識するために行うことである。従ってバースト信号
による無線通信方式においては、受信側にいつ信号が送
られるのか分らない。その反面では、送信データ先頭か
ら変化するキャリアプリアンブル・クロックプリアンブ
ル・ユニークワード・変調データに対応した位相比較器
を用意したり、キャリア（搬送波）再生開始からループ
フィルタの帯域を徐々に絞ったりする必要があるために
バースト信号の先頭を検出することが不可欠になる。
【００１５】従って、バーストヘッド検出に失敗した
り、検出までの時間がおくれると、実際の受信データと
復調器の状態とが合わなくなり、データが復調できなく
なる。又、ノイズによりバーストヘッド復調器の変調信
号に対する復調性能が劣化することになる。従って、バ
ーストヘッド検出はバースト信号による通信では非常に
重要になる。
り、検出までの時間がおくれると、実際の受信データと
復調器の状態とが合わなくなり、データが復調できなく
なる。又、ノイズによりバーストヘッド復調器の変調信
号に対する復調性能が劣化することになる。従って、バ
ーストヘッド検出はバースト信号による通信では非常に
重要になる。
【００１６】図２に明らかなように本発明のバースト復
調器は、ＩＦ信号入力端子２、準同期検波回路３、ＬＰ
Ｆ４データサンプリング回路５、高速フーリエ変換演算
回路６、周波数特性補正回路７、バーストヘッド検出回
路８を直列状に接続して構成する。
調器は、ＩＦ信号入力端子２、準同期検波回路３、ＬＰ
Ｆ４データサンプリング回路５、高速フーリエ変換演算
回路６、周波数特性補正回路７、バーストヘッド検出回
路８を直列状に接続して構成する。
【００１７】図２において、準同期検波回路２は、送信
搬送波と同一のローカル周波数信号を変調波にミックス
することにより、変調波から搬送波成分を除去し、低帯
域フィルタ（ＬＰＦ）３では、変調波以外の隣接波や熱
雑音が除去され、更にデータサンプリング回路で高速フ
ーリエ変換演算回路でフーリエ変換演算を行う。この結
果に対して、周波数特性補正回路で信号レベル損失を補
正後、補正された各周波数ポイントでの信号レベルから
バーストヘッド検出処理を行う。
搬送波と同一のローカル周波数信号を変調波にミックス
することにより、変調波から搬送波成分を除去し、低帯
域フィルタ（ＬＰＦ）３では、変調波以外の隣接波や熱
雑音が除去され、更にデータサンプリング回路で高速フ
ーリエ変換演算回路でフーリエ変換演算を行う。この結
果に対して、周波数特性補正回路で信号レベル損失を補
正後、補正された各周波数ポイントでの信号レベルから
バーストヘッド検出処理を行う。
【００１８】ここで、従来例と本願発明のＦＦＴ演算結
果を比較すると、それぞれ図３、図４のようになる。図
３は、同レベルで周波数の異なるＣＷ信号を入力した場
合のＦＦＴ演算結果であり、Ｐｆ0 はＬＰＦ中心周波数
信号の推定レベル、ＰｆO f f はｆ0 からオフセットを
持つ周波数信号の推定レベル、Ｐt h r はバーストヘッ
ド検出しきい値レベルをそれぞれ表す。
果を比較すると、それぞれ図３、図４のようになる。図
３は、同レベルで周波数の異なるＣＷ信号を入力した場
合のＦＦＴ演算結果であり、Ｐｆ0 はＬＰＦ中心周波数
信号の推定レベル、ＰｆO f f はｆ0 からオフセットを
持つ周波数信号の推定レベル、Ｐt h r はバーストヘッ
ド検出しきい値レベルをそれぞれ表す。
【００１９】図４は本発明によりレベル補正を行った場
合のＦＦＴ演算結果である。
合のＦＦＴ演算結果である。
【００２０】図５に示す周波数補正回路は、フーリエ演
算回路１０、フィルタ周波数補正回路１１及びバースト
ヘッド検出回路１２を直列に接続したＤＳＰ（ディジタ
ルシグナル プロセッサ）で構成し、各回路間の信号状
態を図６と図７に明らかにしている。即ち、図６におい
てはＡ：ＬＰＦの中心周波数に入ったバースト信号レベ
ルを示し、Ｂ：Ａと同じ信号レベルで周波数がＬＰＦの
カットオフ周波数に近いバースト信号レベルを示してい
る。これに対して図７は、Ｂに補正係数（ＬＰＦのフィ
ルタ特性に応じて決る）を乗算して信号レベルが補正さ
れている。本発明を適用するシステムには、上述したよ
うに航空衛星通信システムＡＥＳ（航空機地球局）があ
るが、このシステムではデータサンプリング回路により
入力信号をＡ／Ｄ変換し、ＤＳＰにより周波数特性を補
正した。具体的には、高速フーリエ変換により得られた
周波数成分毎に補正係数を乗算することによって実現し
ている。
算回路１０、フィルタ周波数補正回路１１及びバースト
ヘッド検出回路１２を直列に接続したＤＳＰ（ディジタ
ルシグナル プロセッサ）で構成し、各回路間の信号状
態を図６と図７に明らかにしている。即ち、図６におい
てはＡ：ＬＰＦの中心周波数に入ったバースト信号レベ
ルを示し、Ｂ：Ａと同じ信号レベルで周波数がＬＰＦの
カットオフ周波数に近いバースト信号レベルを示してい
る。これに対して図７は、Ｂに補正係数（ＬＰＦのフィ
ルタ特性に応じて決る）を乗算して信号レベルが補正さ
れている。本発明を適用するシステムには、上述したよ
うに航空衛星通信システムＡＥＳ（航空機地球局）があ
るが、このシステムではデータサンプリング回路により
入力信号をＡ／Ｄ変換し、ＤＳＰにより周波数特性を補
正した。具体的には、高速フーリエ変換により得られた
周波数成分毎に補正係数を乗算することによって実現し
ている。
【００２１】なお上述した実施例は本発明を位相変調シ
ステム（方式）に適用したものであるが、本発明は位相
変調システムに限らず必要な通信方式であれば適用可能
なことは言うまでもない。
ステム（方式）に適用したものであるが、本発明は位相
変調システムに限らず必要な通信方式であれば適用可能
なことは言うまでもない。
【００２２】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明のバースト復
調器では、バーストヘッド誤検出を防ぐことができる。
調器では、バーストヘッド誤検出を防ぐことができる。
【図１】バースト信号の構成を示す図である。
【図２】本発明によるバースト復調モデムの搬送波再生
方式を用いた構成例を示すブロック図である。
方式を用いた構成例を示すブロック図である。
【図３】従来のバースト復調器におけるＦＦＴ演算回路
の出力波形図である。
の出力波形図である。
【図４】本発明のバースト復調器のＦＦＴ演算回路の出
力波形図である。
力波形図である。
【図５】本発明に適用する周波数特性補正回路の詳細を
明らかにする回路図である。
明らかにする回路図である。
【図６】図５に示すＦＦＴ演算回路の出力波形図であ
る。
る。
【図７】図５の周波数特性回路の出力波形図である。
【図８】従来のバースト復調器の構成例を示すブロック
図である。
図である。
２：ＩＦ信号入力端子、 ３：準同期検波検出回路、 ４：ＬＰＦ、 ５：データサンプリング回路、 ６：高速フーリエ変換演算回路、 ７：周波数特性補正回路、 ８：バーストヘッド検出回路。
Claims (1)
- 【請求項１】 受信ベースバンド信号の周波数特性補正
後，バーストヘッド検出を行うことを特徴とするバース
ト復調器
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9480594A JPH07303123A (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | バースト復調器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9480594A JPH07303123A (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | バースト復調器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07303123A true JPH07303123A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14120279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9480594A Pending JPH07303123A (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | バースト復調器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07303123A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006197434A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Ricoh Co Ltd | 無線通信装置 |
-
1994
- 1994-05-09 JP JP9480594A patent/JPH07303123A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006197434A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Ricoh Co Ltd | 無線通信装置 |
| JP4523428B2 (ja) * | 2005-01-17 | 2010-08-11 | 株式会社リコー | 無線通信装置 |
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