JPH07302346A - 路面の白線検出方法 - Google Patents

路面の白線検出方法

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JPH07302346A
JPH07302346A JP6117718A JP11771894A JPH07302346A JP H07302346 A JPH07302346 A JP H07302346A JP 6117718 A JP6117718 A JP 6117718A JP 11771894 A JP11771894 A JP 11771894A JP H07302346 A JPH07302346 A JP H07302346A
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JP
Japan
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white line
pixel
straight line
edge
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6117718A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kani
博之 可児
Mare Kitagawa
希 北川
Michiya Okuno
倫也 奥野
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Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 路面に沿って湾曲する白線を簡易かつ確実に
検出する。 【構成】 撮像手段により得られた走行路面の画像中で
明度変化の大きい画素を選択し、車両に近い所定範囲内
の画素のうちその座標が直線に乗るものを抽出してかか
る直線を白線エッジと判定するとともに、上記直線に乗
る最後の画素を始点として、車両から遠い画像方向へ所
定の範囲で次の画素を探索して、この範囲で探索された
画素を次の白線エッジと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は路面の白線を検出する方
法に関し、特に路面に沿って湾曲する白線や断続する白
線を簡易かつ確実に検出できる路面の白線検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】路面上の白線(レーンマーク)は、車両
や自走ロボット等を自動走行せしめる際の案内標識とな
るもので、白線位置を正確に把握できる簡易な方法の実
現が望まれている。
【0003】かかる白線位置の決定方法として従来、C
CDカメラ等の撮像器により得られた画像上で明度が急
激に変化する画素部分、すなわち白線エッジをゾーベル
フィルタやラプラシアンフィルタ等の各種空間フィルタ
により検出している。しかし、かかるフィルタリングに
よっても、白線以外の路側帯の設置物のエッジやその他
のノイズ成分が混入するため、さらに最小2乗法やハフ
変換等により白線エッジとなる直線を抽出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最小2乗法
によるとノイズの影響を受け易いため、図16に示す如
く精度良く直線が抽出できないことがある。これに対し
てハフ変換を使用すれば、図17に示すようにノイズの
影響を排除して直線状の白線エッジを良好に検出できる
が、白線が路面に沿って湾曲している場合には白線エッ
ジの検出が困難となる(図18)。ハフ変換で曲線を抽
出することも可能ではあるが、曲線の次数を決定するの
に手間取るとともに、計算量も膨大となる。また、白線
が破線状に断続するような場合もその検出は困難であ
る。
【0005】本発明はかかる課題を解決するもので、路
面に沿って湾曲する白線や破線状の白線についても簡易
かつ確実に検出できる路面の白線検出方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成では、撮
像手段により得られた走行路面の画像中で明度変化の大
きい画素を選択し、車両に近い所定範囲内の画素のうち
その座標が直線近傍にあるものを抽出してかかる直線を
白線エッジと判定するとともに、上記直線近傍にある最
後の画素を始点として、車両から遠い画像方向へ所定の
範囲で次の画素を探索して、この範囲で探索された画素
を次の白線エッジと判定する。請求項2の構成では、上
記所定の範囲内で画素が発見されない場合にはその探索
範囲を拡げる。請求項3の構成では、上記所定の範囲内
で画素が発見されない場合にはさらに車両から遠い画像
方向へ探索を進める。請求項4の構成では、現在までに
判定された白線エッジを構成する所定数の画素の座標を
統計処理して次の白線エッジ候補画素の位置を決定し、
該白線エッジ候補画素を中心として上記所定の範囲内で
次の画素を探索する。
【0007】
【作用】請求項1の構成において、路面に沿って湾曲す
る白線も、車両に近い所定範囲ではほぼ直線とみなすこ
とができる。そこで、上記所定範囲内の画像中の画素の
みを選択して直線の近傍にあるものを抽出し、これを白
線エッジと判定すれば、実際のものと良く一致する。白
線が湾曲している場合には、上記所定範囲を越えると明
度変化の大きいエッジ画素の位置が直線より外れる。そ
こで、この場合には、直線近傍にある最後の画素を始点
として、車両から遠い画像方向へ所定の範囲で次の画素
を探索して、この範囲で探索された画素を次の白線エッ
ジとする。かくして、直線に近似できる範囲内で白線エ
ッジをまず判定検出し、続いてこの白線エッジの終点を
始点として所定の範囲で次の画素を探索して白線エッジ
を判定検出するから、複雑な演算等を要することなく、
白線が湾曲を始めても簡易かつ容易にこれを検出するこ
とができる。
【0008】請求項2の構成においては、画素が探索で
きない場合にのみ探索範囲を大きくするから、無駄な探
索を行うことなく迅速な白線検出が可能である。
【0009】請求項3の構成において、上記所定の範囲
内で画素が発見されない場合にはさらに車両から遠い画
像方向へ探索を進めるから、白線が途中で途切れる破線
状のものであっても検出することができる。
【0010】請求項4の構成においては、現在までの白
線エッジの湾曲の程度に基づいて次の画素の探索範囲が
決定されるから、白線エッジとなり得る次の画素を発見
する確率が高くなり、無駄な探索を行うことなく迅速な
白線検出が可能である。
【0011】
【実施例】図1に本発明方法の手順を示す。ステップ1
01ではCCDカメラ等の撮像手段で捉えた画像を入力
する。この時の車両前方画像を図4に示す。画像の中で
白線部分ではその明度が急変しているから、次に空間フ
ィルタリングにより明度急変部、すなわちエッジを強調
した二値画像を得る(ステップ102、図5)。続くス
テップ103では詳細を後述する直線抽出処理を行い、
ステップ104で同じく詳細を後述する白線決定処理を
行った後、決定された白線位置を出力する(ステップ1
05)。
【0012】直線抽出処理ステップ103(図1)の詳
細を図2で説明する。ステップ301では上記ステップ
102(図1)で得た二値画像を入力し、ステップ30
2では、白線が直線状とみなし得る車両に近い所定範囲
(図5のA部)の画素に対してハフ変換を行う。このハ
フ変換について以下に説明すると、図11(1)に示す
x−y平面上の点P1 (x1 ,y1)を通る直線はL1
は、次式による写像変換により、同図(2)に示すθ
−ρ平面上の点Q1(θ1 ,ρ1 )に写される。 ρ1 =x1 cosθ1 +y1 sinθ1 …… また、図12に示す如く、x−y平面上の点Pを通る無
数の直線L1 ,L2 ,L3 ,……,Ln はθ−ρ平面上
ではハフ曲線と呼ばれる一本の曲線上へ写像される。し
たがって、x−y平面上の点P1 、点P2 (図13
(1))を通る直線は、θ−ρ平面上では二本のハフ曲
線の交点で表される(図13(2))。そこで、x−y
平面上の多数の点(図14(1))について、これら各
点を通る直線のハフ曲線を描くと図14(2)の如きも
のとなる。しかして、かかるハフ曲線の多数が交差する
点Q(θ,ρ)が存在すれば、この点Qに対応するx−
y平面上の直線Lに多数の点が乗ることが知られる(図
15)。
【0013】しかして、図2のステップ302で各画素
に対してハフ変換を施し、角度θ、長さρの頻度マップ
を作成して、極大値を示すθ,ρの組みを所定のしきい
値以上で抽出すれば(ステップ304)、各極大値の組
みに対応して、画像上(x−y平面上)の比較的多数の
画素を連ねる複数の直線が得られる(ステップ30
5)。これを図6に示す。
【0014】図3には上記白線決定処理ステップ104
(図1)の詳細を示す。図において、ステップ401で
は二値画像と上記直線抽出処理で得られた直線とを入力
し、ステップ402,403において、車両に近い画像
位置から遠い画像位置へ上記直線近傍の一定範囲内に画
素が存在することを確認して、これら画素を白線エッジ
と判定する。
【0015】ステップ403で直線近傍に画素が存在し
なくなった場合には、これまでに判定検出された白線エ
ッジ画素をもとに白線エッジ候補画素の位置を決定する
(ステップ404)。この決定は図9に示すように、異
なる走査線上の白線画素の振れ角をθnとし、各振れ角
θnに適当な重み係数wnをつけて、次式より(i+
1)番目の走査線上にある白線エッジ候補画素の振れ角
θi+1 を予想することにより行う。
【0016】
【数1】
【0017】白線エッジ候補画素位置が決定されたら、
次にステップ405で白線エッジ候補画素の位置を中心
として所定の探索幅(図10のB領域)内を探索する。
探索の結果、次の白線エッジ画素が発見された場合に
は、同一の探索幅で画像の走査線を全て終了するまで上
記ステツプ404以下を繰り返してさらに続く白線エッ
ジ画素を探索する(ステップ406,408)。一方、
上記探索幅内で白線エッジ画素が発見されなかった場合
には、ステップ407で探索幅を拡大し(図10のC領
域)、ステップ404で次の走査線上での白線エッジ候
補画素位置を決定する。この場合の画像上の実際の探索
範囲を図7のDで示す。ステップ409では、走査線終
了までに得られた白線エッジ画素の位置を出力する(図
8)。
【0018】
【発明の効果】以上の如く、本発明の白線検出方法によ
れば、車両に近い所定範囲内では白線エッジを直線で近
似することにより白線位置を簡易かつ確実に検出できる
とともに、直線で近似できない車両から遠い範囲の白線
に対しては、上記直線の終点を始点として一定領域内で
次の白線エッジを探索するようになして、複雑な演算を
要することなく、湾曲しあるいは断続する白線を確実に
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】白線検出手順を示すフローチャートである。
【図2】直線抽出処理を示すフローチャートである。
【図3】白線決定処理を示すフローチャートである。
【図4】撮像器で得られた路面画像の正面図である。
【図5】エッジ強調処理後の路面画像の正面図である。
【図6】白線検出の処理過程における路面再生画像の正
面図である。
【図7】白線検出の処理過程における路面再生画像の正
面図である。
【図8】白線検出後の路面再生画像の正面図である。
【図9】白線エッジ候補画素の決定過程を示す説明図で
ある。
【図10】白線エッジ画素の探索領域を示す説明図であ
る。
【図11】ハフ変換の説明図である。
【図12】ハフ変換の説明図である。
【図13】ハフ変換の説明図である。
【図14】ハフ変換の説明図である。
【図15】ハフ変換の説明図である。
【図16】最小2乗法による直線エッジ抽出後の再生画
像の正面図である。
【図17】ハフ変換による直線エッジ抽出後の再生画像
の正面図である。
【図18】白線が湾曲している場合のハフ変換による直
線エッジ抽出後の再生画像の正面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段により得られた走行路面の画像
    中で明度変化の大きい画素を選択し、車両に近い所定範
    囲内の画素のうちその座標が直線近傍にあるものを抽出
    してかかる直線を白線エッジと判定するとともに、上記
    直線近傍にある最後の画素を始点として、車両から遠い
    画像方向へ所定の範囲で次の画素を探索して、この範囲
    で探索された画素を次の白線エッジと判定することを特
    徴とする路面の白線検出方法。
  2. 【請求項2】 上記所定の範囲内で画素が発見されない
    場合にはその探索範囲を拡げることを特徴とする請求項
    1記載の路面の白線検出方法。
  3. 【請求項3】 上記所定の範囲内で画素が発見されない
    場合にはさらに車両から遠い画像方向へ探索を進めるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の路面の白線検出
    方法。
  4. 【請求項4】 現在までに判定された白線エッジを構成
    する所定数の画素の座標を統計処理して次の白線エッジ
    候補画素の位置を決定し、該白線エッジ候補画素を中心
    として上記所定範囲内で次の画素を探索する請求項1な
    いし3のいずれかに記載の路面の白線検出方法。
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