JPH0730108Y2 - クリーンルーム内空気圧駆動機器の駆動用エア供給装置 - Google Patents

クリーンルーム内空気圧駆動機器の駆動用エア供給装置

Info

Publication number
JPH0730108Y2
JPH0730108Y2 JP12394689U JP12394689U JPH0730108Y2 JP H0730108 Y2 JPH0730108 Y2 JP H0730108Y2 JP 12394689 U JP12394689 U JP 12394689U JP 12394689 U JP12394689 U JP 12394689U JP H0730108 Y2 JPH0730108 Y2 JP H0730108Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
pressure
clean room
filter
factory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12394689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0361912U (ja
Inventor
直隆 北澤
Original Assignee
有限会社高圧技術研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社高圧技術研究所 filed Critical 有限会社高圧技術研究所
Priority to JP12394689U priority Critical patent/JPH0730108Y2/ja
Publication of JPH0361912U publication Critical patent/JPH0361912U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0730108Y2 publication Critical patent/JPH0730108Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特に半導体製造工場等のクリンルーム内で使
用される空気圧駆動機器の駆動用エア供給装置に関す
る。
〔従来の技術〕
たとえば、ICおよび超LSI等を製造する半導体製造工場
のクリンルーム内では、各種の半導体製造装置が設置さ
れ稼働しているが、これらの各種半導体製造装置は、メ
ガビット時代となった昨今、益々微細化ならびに高集積
化が要求されている。
従来、クリンルーム内は、超高清浄度を維持するため、
無人化およびロボット化も含め、無発塵化のために非常
な努力が成されていることは、周知の通りである。した
がって、各種製造装置の内、空気駆動機器にあっては、
排気をダクトによりクリンルーム内へ排出することは勿
論、供給気体についても、いわゆる工場エアなどは使用
せず、高純度ガス、たとえば高純度窒素ガス、またはア
ルゴンガス等を使用し、さらに清浄フィルターを透過さ
せた後、当該機器へ駆動用気体として供給されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この高純度ガスが、駆動用気体として使
捨て使用されるには、いささか高価であることは認識さ
れながらも、半導体製造工場のクリンルーム内の無発塵
化のために、その駆動用気体として使用されることが、
ごく当り前のこととして認識されてきたのが実状であ
る。
一方、半導体製造工場以外の一般の製造工場では、動力
源として電力の他、電力に代わる動力源として、大型コ
ンプレッサーにより工場エアが供給され、ロボットある
いはエアドライバー等の駆動源として利用されているこ
とは、周知の通りであり、そのランニングコストは前記
高純度ガスを使用した場合と比べて、比較にならないほ
ど安価となる。
そこで本考案の目的は、クリンルームを有する製造工場
内にふんだんに得られる工場エアを利用しながらも、ク
リンルーム内の清浄度を低下させることのない駆動用エ
ア供給装置を提供することによって、大幅な製造コスト
ダウンを実現するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、工場エアを増圧するためのエア増圧装置
と、増圧された工場エアを蓄圧するためのタンクと、前
記エア増圧装置およびタンクによって増圧蓄圧された圧
縮空気中のオイルミストを分離除去し、併せて0.3μm
以上のカーボンなどの微粒固形物を除去するための一次
フィルターと、圧縮空気中のエアゾル状微粒子の油水分
の99.9999%を分離除去し、併せて0.01%μm以上のカ
ーボンやダストを除去するための二次フィルターと、臭
気および油、蒸気などを活性炭素繊維により吸着除去す
るために設けられたフィルターと、0.01μmの粒子を9
9.9999999999%以上捕捉するために設けられた三次フィ
ルターとを順に備えていることで解決できる。
〔作用〕
本考案では、工場エアを昇圧するようにしている。工場
エアは、一般的に数kg/cm2の圧力を有しているが、圧力
変動があるので、駆動装置側で要求する所定の圧力に昇
圧するために、かつ圧力変動を生じさせないためにエア
増圧装置が設けられる。また、このエア増圧装置のエア
源として、工場内でふんだんに供給されている既に昇圧
されている工場エアを使用しているため、大気をエア源
として大気圧から昇圧する場合に比べ、約1/4のエネル
ギーで済み、大幅な製造コストダウンを実現することが
できる。
さらに、本考案では、エア増圧装置の下流に蓄圧タンク
を設けているので、前記エア増圧装置の作動による脈動
を吸収し、出側に安定した流量のエアを供給することが
できる。また前記一次〜三次フィルターによって、工場
エアをクリンルーム内空気圧駆動装置の動力源として使
用しても、クリンルーム内の清浄度を低下させずに前記
空気圧駆動装置を作動させることができる。
〔実施例〕
本考案を第1図に示す実施例に基づいて詳説する。
半導体製造工場内で得られる工場エアは、エア増圧装置
1に供給され、ここでさらに増圧された後、蓄圧タンク
2に吐出蓄圧される。さらにその後、各一次〜三次フィ
ルター群3、4、5、6によって吸着濾過された後、増
圧されたクリンエアとして、クリンルーム内の空気圧駆
動機器へと供給される。
エア増圧装置1は、供給された工場エアをさらに高い圧
力へと増圧する機能とともに、レギュレーター機能を有
し、最適吐出圧力に設定安定化することができる。この
エア増圧装置1としては、中央を境として仕切られた2
つの駆動質に跨がるピストンを備えたもの、たとえばSM
C社製「増圧弁VBAシリーズ」または、米国ハスケル(HA
SKEL)社製「AIRAMPLIFIER、MODEL AADシリーズ」等を
用いることができる。また、蓄圧タンク2は、増圧され
た工場エアを増圧装置1の作動による脈動を吸収すると
ともに、空気圧駆動機器側に安定した流量の気体を供給
するために設けられたものである。その後、増圧蓄圧さ
れた工場エアは、各フィルター群3、4、5、6を順に
通過するわけであるが、一次フィルター3は、圧縮空気
中のオイルミストを分離除去し、併せて0.3μm以上の
カーボンなどの微粒固形物を除去するために、二次フィ
ルター4は、圧縮空気中のエアゾル状微粒子の油水分の
99.9999%を分離除去し、併せて0.01%μm以上のカー
ボンやダストを除去するために、三次フィルター5は、
臭気および油、蒸気などを活性炭素繊維により吸着除去
するために設けられたフィルターである。さらに第4フ
ィルター6は、0.01μmの粒子を99.9999999999%以上
捕捉するために設けられた不活性用フィルターである。
一方、フィルター3、4、5を跨ぐように設けられた差
圧計7、・・は、フィルター3、4、5の圧力降下を計
測し、交換時期を把握するために設けられたものであ
る。
本考案に係る装置は、具体的には、たとえば64M対応i
線(365nm)露光ステッパー、ミラー・プロジェクショ
ン・アライナー、あるいはCVD装置の駆動用、その他、
アクチュエータ等の駆動用として用いられる。
また、本考案により、従来高純度ガスボンベ置場等に専
有されていたデッドスペースを有効に利用することもで
きる。
上記実施例の場合は、各構成要素を配管継手類で連結し
接続したが、これらの構成要素を筺体内に一体的に組込
みユニット化することもできる。
〔考案の効果〕
以上詳説したように、本考案によれば、高価な高純度ガ
スを使用せず、安価なランニングコストの工場エアにて
クリンルーム内の空気圧駆動機器を、クリンルーム内の
清浄度を下げることなく、駆動することができるため、
大幅な製造コストダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る装置の実施例を示す図である。 1……エア増圧装置、2……タンク 3……一次フィルター、4……二次フィルター 5……三次フィルター 6……四次フィルター、7……差圧計

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工場エアを増圧するためのエア増圧装置
    と、増圧された工場エアを蓄圧するためのタンクと、前
    記エア増圧装置およびタンクによって増圧蓄圧された圧
    縮空気中のオイルミストを分離除去し、併せて0.3μm
    以上のカーボンなどの微粒固形物を除去するための一次
    フィルターと、圧縮空気中のエアゾル状微粒子の油水分
    の99.9999%を分離除去し、併せて0.01%μm以上のカ
    ーボンやダストを除去するための二次フィルターと、臭
    気および油、蒸気などを活性炭素繊維により吸着除去す
    るために設けられたフィルターと、0.01μmの粒子を9
    9.9999999999%以上捕捉するために設けられた三次フィ
    ルターとを順に備えていることを特徴とするクリーンル
    ーム内空気圧駆動機器の駆動用エア供給装置。
JP12394689U 1989-10-23 1989-10-23 クリーンルーム内空気圧駆動機器の駆動用エア供給装置 Expired - Lifetime JPH0730108Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12394689U JPH0730108Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 クリーンルーム内空気圧駆動機器の駆動用エア供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12394689U JPH0730108Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 クリーンルーム内空気圧駆動機器の駆動用エア供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0361912U JPH0361912U (ja) 1991-06-18
JPH0730108Y2 true JPH0730108Y2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=31671896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12394689U Expired - Lifetime JPH0730108Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 クリーンルーム内空気圧駆動機器の駆動用エア供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730108Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018002A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Olympia:Kk 遊技機、プログラム、記憶媒体
JP6368255B2 (ja) * 2015-01-30 2018-08-01 株式会社神戸製鋼所 オイルミスト除去装置の異常診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0361912U (ja) 1991-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0313504B1 (en) Filtered environmental control system
US7722333B2 (en) Portable dry air compressor system
JPH0730108Y2 (ja) クリーンルーム内空気圧駆動機器の駆動用エア供給装置
US20130192467A1 (en) Two stage dust collection trailer with hepa filtration
AU7337894A (en) Gas stream odorant filtering apparatus and method
CN103816726A (zh) 一种祛除空气中颗粒类污染物的方法与装置
JP3757354B2 (ja) 窒素及び酸素発生装置
CN207307537U (zh) 一种废气净化装置
CN213577951U (zh) 一种用于空气净化的活性炭过滤器
US6972089B2 (en) Aircraft hydraulic fluid purification system and method
CN1248480A (zh) 多功能组合式压缩空气净化器
CN203816369U (zh) 一种去除空气中颗粒类污染物的装置
CN203183843U (zh) 一种车间烟尘自循环净化处理装置
CN105903300A (zh) 一种环保型脉冲滤芯式除尘器
KR100503505B1 (ko) 공기청정기
CN219815652U (zh) 一种碳排放净化装置
RU157047U1 (ru) Транспортный блок очистки и осушки сжатого воздуха
CN217794169U (zh) 一种空气分离装置及地下工程滤毒通风富氧送风系统
CN215235025U (zh) 一种真空系统适用的磁性双效过滤器
CN217654059U (zh) 一种净化用空气过滤器
CN107975877A (zh) 一种适用于大型加工厂的空气净化器
CN2167309Y (zh) 低噪声空气净化装置
CN107288856A (zh) 电动商用车压缩空气集成系统
JPH01161199A (ja) 計装用圧縮空気供給装置
CN219079110U (zh) 一种光学分拣用氮气生成装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term