JPH07301086A - トンネル構築装置 - Google Patents

トンネル構築装置

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Publication number
JPH07301086A
JPH07301086A JP9356194A JP9356194A JPH07301086A JP H07301086 A JPH07301086 A JP H07301086A JP 9356194 A JP9356194 A JP 9356194A JP 9356194 A JP9356194 A JP 9356194A JP H07301086 A JPH07301086 A JP H07301086A
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JP
Japan
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frame
tunnel
carriage
upper frame
machine
Prior art date
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JP9356194A
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English (en)
Inventor
Tateo Kobayashi
健郎 小林
Shigeki Mori
森  茂樹
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 削孔機による前後摺動とドリフターの方向と
の2要素について調整するだけでトンネル掘削面のスム
ースブラスティングを得ることができると共に多少軟弱
な地山に遭遇した場合にはベンチ長を長くしてトンネル
の構築を行うことができるようなトンネル構築装置を提
供すること。 【構成】 フレーム本体11が上下に分割され、上段フ
レーム11aが下段フレーム11dに対してスライド可
能に組に付けられると共に、下段フレーム11dに取り
付けられたフレーム本体用台車13がトンネルに布設さ
れるレール12上を移動し得るように構成され、上段フ
レーム11a上には少なくとも削孔機18等が装備さ
れ、軟弱な地山に遭遇した時に上段フレーム11aを下
段フレーム11d上でスライドさせて切羽側へ移動し、
ベンチ長を長くとってトンネルの構築を行うことができ
るようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトンネル構築装置に関
し、更に詳細には、主に山岳トンネルをベンチ工法で掘
削するトンネル構築装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトンネル構築装置は一般
にジャンボーと称し、特に門型の台車本体を備えるもの
をガントリージャンボーと呼んでいる。例えば、山岳ト
ンネル等の構築には、切羽の安定を図りつつ能率のよい
トンネル掘進を行えることから主にショートベンチ工法
やミニベンチ工法が用いられ、その内ミニベンチ工法で
は一部に前述したガントリージャンボーが用いられてい
る。
【0003】従来のジャンボー装置は、図8及び図9に
示されるようにレール1上に乗って前後に移動可能な門
型(ガントリー)断面のフレーム本体2を備え、このフ
レーム本体2上には支保工組立、装薬並びに諸材料の運
搬等を行う作業用ケージ機3、削孔機4、及び吹付け機
5等が搭載されている。
【0004】このような門型断面のフレーム本体2にお
ける内側空間部6はローダやダンプカーのための通路及
び作業スペースとされ、フレーム本体2上の前述した各
種機械がフレーム本体2内側の機械等と同時に作業をし
て能率的に掘削を可能にしている。
【0005】具体的には、例えばフレーム本体2上に搭
載された数台の削孔機4が、図10に示されるように切
羽外周部Aの削孔を受持ち、他方フレーム本体2の内側
空間部6で作業する数台の削孔機4切羽中心部Bを受け
持って、それらの各削孔機4が適宜にその受持ちの切羽
を削孔していた。
【0006】なお、このジャンボーの移動は、フレーム
本体2の下部適所に設けられたジャッキ装置7を作動さ
せて、一時的にフレーム本体2をレール1から浮き上が
らせ、その後このフレーム本体2自身が保持しているそ
のレール1を適当な駆動装置を用いてフレーム本体2に
対して前方へ移動させ、再びジャッキ装置7を引っ込め
てフレーム本体2の車輪をレール1上に乗せ、掘進と共
にレール1先端まで前進させるという動作を繰り返すこ
とで行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のガン
トリージャンボーはベンチ長L(図8参照)が3mない
し4mを限度とし、比較的に硬く、切羽の安定性が良好
な地山の掘進に採用されている。しかし、日本の地山は
変化に富み、良好な地山が全線に亘り存在することはな
く、部分的には湧水があったり岩盤強度の低下した多少
軟弱な地山区間が存在している。
【0008】このような区間を掘進するためにはベンチ
長さLを6mないし7mとするか、或いは上半先進工法
に切り換えるかして切羽の安定を図らなけらばならな
い。このような場合、従来のガントリージャンボーで
は、ベンチ長を長くして掘進できるような構造となって
いないため、多少軟弱な地山に遭遇すると、掘進が困難
となると言う問題があった。
【0009】更に、従来のガントリージャンボーでは、
前述したように切羽全断面をAの領域とBの領域とに分
け、各領域をそれぞれ数台の削孔機によって削孔してい
る。しかしながら、従来のジャンボーによる削孔機の配
置では、掘削予定線に沿い且つ予定掘削方向に正確に削
孔することは非常に難しく、そのためトンネルの余堀が
多くなると言う問題もあった。
【0010】すなわち、トンネルの余堀を最小限度に管
理するにはスムースブラスティング(掘削位置がほぼ正
確に掘削予定線上にあって且つ掘削面が比較的に滑らか
になるように掘削すること)を行う必要があり、そのた
めにはトンネル外周削孔の位置と方向性とは極めて重要
な要因となる。ところが、通常、削孔機は、削孔をする
ドリフターとこれを搭載するガイドセル及びブームとに
より構成されており、削孔機の位置や削孔方向を決める
には、削孔機の上下位置、左右位置、回転方向(向
き)、前後の摺動位置、ドリフターの方向の5要素につ
いて正確に調整しなければならない。
【0011】従来の削孔機はこの5要素の調整のために
7駆動即ち7つの自由作動部分、即ちガイドセルについ
て上下、左右、伸縮及び回転の各4動作部分とブームに
ついて上下、左右及び伸縮の各3動作部分を備える多関
節機構を有し、これらの各自由作動部分を操作者が適宜
調整して決定していた。この調整は、専ら操作者の感に
頼るもので、正確な調整は高度な熟練を必要とし、従っ
て急いで削孔位置と方向を決めようとするとその精度が
低下し、孔尻位置(削孔の先端位置)がトンネル軸方向
に不揃いとなって、掘進サイクル長が変化したり、或い
は各削孔に装薬して爆破した時切羽面に凹凸を生じるな
どの問題があった。
【0012】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、削孔機による前後摺動と
ドリフターの方向との2要素について調整するだけでス
ムースブラスティングを得ることができると共に多少軟
弱な地山に遭遇した場合にはベンチ長を長くして掘進す
ることができるようなトンネル構築装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はトンネル構築装
置であり、前述の技術的課題を解決するために以下のよ
うな構成とされている。すなわち、本発明のトンネル構
築装置は、上下に分割され、上段フレーム11aが下段
フレーム11dに対してスライド可能に組に付けられて
構成されたフレーム本体11と、前記下段フレーム11
dに取り付けられ、トンネルに布設されるレールに載っ
て移動し得るフレーム本体用台車13と、前記上段フレ
ーム11a上に装備された少なくとも削孔機18とを含
み、軟弱な地山に遭遇した時に前記上段フレーム11a
を下段フレーム11d上でスライドさせて切羽側へ移動
し、ベンチ長を長くとってトンネルの構築を行うことを
特徴とする(請求項1に対応)。以下、各構成要件につ
いて個別に説明する。
【0014】(フレーム本体)フレーム本体11は上下
に分割され、上段フレーム11aが下段フレーム11d
に対してスライド可能に組に付けられて構成されてい
る。従って、軟弱な地山に遭遇した時に前記上段フレー
ム11aを下段フレーム11d上でスライドさせて切羽
側へ移動し、ベンチ長を長くとって掘進することができ
る。
【0015】(フレーム本体用台車)フレーム本体用台
車は、下段フレーム11dに取り付けられ、トンネル内
に布設されたレール上に乗せられて移動可能であり、こ
れによりフレーム本体全体を前進後退させることができ
る。
【0016】(削孔機)上段フレーム11a上には少な
くとも削孔機18が取り付けられている。この削孔機1
8はトンネル掘削予定線に沿い且つ所定の間隔をあけて
多数の削孔を切羽に形成する。削孔機によって切羽に形
成された多数の削孔には一般的には爆薬が装薬される。
【0017】<本発明における附加的構成>本発明のト
ンネル構築装置は、前述した必須の構成要素からなる
が、その構成要素が具体的に以下のような場合であって
も成立する。その附加的構成要素とは、前記上段フレー
ム11a上に装備された装置が、上段フレーム11aの
最前部に取り付けられ且つトンネル外周形状に相似する
形状のガイドフレーム15、このガイドフレーム15に
移動可能に配置された移動台車16、前記上段フレーム
11aに装架され、前記移動台車に乗り移り可能な少な
くとも1台の削孔機18及び少なくとも1台の吹付け機
22を含み、前記削孔機18及び前記吹付け機22がそ
れぞれ前記上段フレーム11aにスライド可能に装架さ
れた引込み台車19、20、21に乗せられ、前記削孔
機18及び前記吹付け機22を必要に応じて選択的に前
記上段フレーム11a上の引込み台車19、20、21
から前記移動台車16に乗り移らせて稼働させることを
特徴とする(請求項2に対応)。以下、附加的構成要素
を個別的に説明する。
【0018】(ガイドフレーム)ガイドフレーム15は
上段フレーム11aの最前部における上半部に取り付け
られ、トンネル外周形状に相似する形状を呈している。
このガイドフレーム15は基本的には上段フレーム11
a上に乗せられている削孔機18や吹付け機22の移動
をガイドするものである。
【0019】(移動台車)移動台車16は、削孔機18
又は吹付け機22をガイドフレーム15上で移動させる
ためのもので、上段フレーム11aに装架されたこれら
の削孔機18又は吹付け機22を選択に乗り移らせて支
持し、この移動台車16をガイドフレーム15上を移動
させることでこれら削孔機18又は吹付け機22をトン
ネル掘削予定線に沿って削孔や吹き付けを行うことがで
きる。
【0020】(引込み台車)引込み台車19、20、2
1は、上段フレーム11a上に装架される削孔機や吹付
け機を移動可能に支持するもので、従ってこれらの引込
み台車19、20、21は上段フレーム11aにスライ
ド可能に取り付けられている。すなわち、各引込み台車
には削孔機や吹付け機が乗せられており、必要に応じて
選択的に上段フレーム11a上で引込み台車19、2
0、21を前方へ移動させ、前記移動台車16に乗り移
らせて使用される。
【0021】
【作用】次に、本発明のトンネル構築装置の作用につい
て説明する。上下に分割されたフレーム本体11の上段
フレーム11aにスライド可能に装架されたそれぞれの
引込み台車に乗せられた削孔機18と吹付け機22とを
フレーム本体11の切羽側に配置されたトンネル外周形
状に相似する形状のガイドフレーム15に移動可能に配
置された共通の移動台車16に選択的に乗り移り可能と
する。
【0022】最初は、この移動台車16に削孔機18を
引込み台車19、20、21から乗り移し、移動台車1
6のガイドフレーム15に沿う移動によってトンネル掘
削予定線に沿い且つ所定の間隔をあけて多数の削孔を切
羽に形成する。そして、各削孔に爆薬を装薬して爆破さ
せ、常法に従ってずり出しを行う。移動台車16に乗っ
ている削孔機18は、上段フレーム11aに装架されて
いる引込み台車19、20、21の上に戻され、これに
代えて吹付け機22をその引込み台車から移動台車16
に乗り移らせる。
【0023】ずり出し中又はずり出し後に吹付け機の乗
った移動台車16を動かして掘削トンネル内面にコンク
リートを吹き付けるなどして一次覆工をする。この一次
覆工が終了すると、吹付け機22は移動台車16から再
び引込み台車19、20、21に戻され、これに代えて
削孔機18を引込み台車19、20、21から移動台車
16に乗り移して最初の工程に戻る。
【0024】このような動作をするトンネル構築装置1
0において、掘進部が多少軟弱な地山に遭遇した場合に
は、フレーム本体11における下段フレーム11dをレ
ール12に対して移動させずに上段フレーム11aを下
段フレーム11dに対してスライドさせる。
【0025】これにより、上段フレーム11aの前端に
取り付けられたガイドフレーム15の移動台車16に支
持された削孔機18や吹付け機22等が下段フレーム1
1dに対してより前方位置に存して作業を行うこととな
り、このことは即ちベンチ長を長くしてトンネル構築作
業を行うことができることになる。
【0026】なお、本発明のトンネル構築装置では、削
孔機18全体がトンネルの予定掘削外周線に沿って移動
するため、上下位置、左右位置及び回転方向の調整は不
要となり、前後位置とドリフターの方向を調整するだけ
で、正確な方向に削孔を行うことができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明のトンネル構築装置を図に示さ
れる実施例について更に詳細に説明する。図1及び図2
には本発明の一実施例に係るトンネル構築装置10の全
体が示されている。このようなトンネル構築装置は前述
したようにジャンボーと呼ばれている。この実施例に係
るトンネル構築装置10は、門型のフレーム本体11を
備えていることから、特にガントリージャンボーと称し
ている。
【0028】このフレーム本体11は、上段フレーム1
1aと下段フレーム11dとに分割されて構成されてい
る。すなわち、下段フレーム11dは主に両側に水平に
配置された一対の下段ベースフレーム11eから構成さ
れ、このベースフレーム11eの下部には移動手段が設
けられている。
【0029】この移動手段は、下段フレーム11d自身
が保持し、トンネル軸線方向に伸長するレール12と、
このレール12上に載って移動し得るように下段ベース
フレーム11eに設置された複数のフレーム本体用台車
13と、各フレーム本体用台車13に設けられた複数の
車輪13aの幾つかを回転駆動する例えば油圧モータの
ような駆動装置(図示せず)と、レール12を前方又は
後方へ移動する駆動装置(図示せず)等から構成されて
いる。
【0030】他方、上段フレーム11aは全体として門
型を呈しており、その両サイドの最下部はH形鋼からな
る上段ベースフレーム11bで構成されている。そし
て、この上段フレーム11aは、その上段ベースフレー
ム11bの下面を下段フレーム11dにおける下段ベー
スフレーム11eの上面にスライド可能に載置すること
で支持されている。上段ベースフレーム11bと下段ベ
ースフレーム11eの摺接面は機械仕上げされ、グリス
が塗布されている。
【0031】更に、上段フレーム11aは、このトンネ
ル構築装置10が掘進中に軟弱地山に遭遇した際に下段
ベースフレーム11e上を前方へスライドさせることで
ベンチ長を長くとるようにしているため、下段ベースフ
レーム11eの前端部は最前端のフレーム本体用台車1
3よりも相当程度前方へ突出して形成されている。
【0032】また、下段ベースフレーム11eの上面に
摺接する上段ベースフレーム11bにおける底板の内側
縁部には下方に屈曲した外れ止め用フランジ11cが形
成され、この外れ止め用フランジ11cは下段ベースフ
レーム11eの上板縁部内側に係合している。上段ベー
スフレーム11bと下段ベースフレーム11eとは、通
常、両者の摺接面である底板と天板とに形成された複数
の穴を整合させ、これら整合している穴にボルトを差し
込んでナットを螺合し、両者を一体に連結しておくこと
が好ましい。
【0033】従って、上段フレーム11aを下段フレー
ム11dに対して摺動させる場合にはこれらのボルトナ
ットを外し、上段フレーム11aを前述したように所望
のベンチ長に設定した後に、その状態で整合している穴
を利用して再び両者をボルトナットで締結する。このよ
うにすれば上段フレーム11aが下段フレーム11dに
対して不用意に移動することがなくなる。
【0034】上段ベースフレーム11bの前端側と後端
側における外側部には、レール12を前方又は後方へ移
動する時一時的にフレーム用台車13の車輪13aをレ
ール12から持ち上げる目的と軟弱地山に遭遇した時に
ベンチ長を長くとるため上段フレーム11aを切羽側へ
移動させる場合にその前端部を支える目的とから複数の
油圧ジャッキ装置14が取り付けられている。
【0035】上段フレーム11aの最前部における上半
部には、トンネル外周形状に相似する形状のガイドフレ
ーム15が取り付けられている。本実施例におけるガイ
ドフレーム15の形状は図3から明らかなようにアーチ
状である。このガイドフレーム15は、図4及び図5に
その一部が拡大して示されるように前後に平行に配置さ
れた2本のH形のアーチ状フレーム部材15a、15b
を外周側と内周側に配置したプレート15c、15dで
連結固定することで形成されている。
【0036】このガイドフレーム15には、2台の移動
台車16がこのガイドフレーム15をレールとして移動
し得るように取り付けられている。各移動台車16の構
成は同じであるので、その1つについて詳細に説明する
と、この移動台車16は、プレート15c上に位置する
架台16aと、その両側部からガイドフレーム15の前
後面に沿って垂下したフランジ16bと、回転軸がこれ
ら各フランジ16bによりそれぞれ軸受けされて回転可
能に支持され、ガイドフレーム15の前後に位置するH
形フレーム部材15a、15bの側部溝15e内に位置
決めされたガイドローラ16cと、同様に各フランジ1
6bに回転可能に支持され、H形フレーム部材15a、
15bの側部溝15eの側面部に接触するサイドローラ
16dとから構成されている。
【0037】この移動台車16は、更に一方のフランジ
16b下端に取り付けられた油圧モータ16eを備え、
この油圧モータ16eから伸びる回転軸にはピニオン1
6fが取り付けられ、このピニオン16fはガイドフレ
ーム15を構成する内周側プレート15dに取り付けら
れたラック15fに噛み合っている。これにより移動台
車16は油圧モータ16eを作動させることによりガイ
ドフレーム15に沿って自由に自走することができる。
【0038】移動台車16を構成している架台16aの
上面部両端(移動方向端部)には図4に示されるように
溝部16gを内側面に形成したフランジ部16hが設け
られている。この相対向するフランジ部16hの溝部1
6gは、架台16a上に後述するヨーク台17が乗り移
る時のガイドスロットとして機能し、ヨーク台17を構
成する支持板17aの両側部が挿入する。
【0039】このヨーク台17は、その支持板17a上
に削孔機18を直接乗せて固定支持するもので、支持板
17aにはそのための適宜の取付板17bが設けられ、
削孔機18はこれら支持板17aや取付板17b等を利
用して適宜の手段で固定される(図2)。勿論、その固
定は着脱可能なものであってもよい。なお、図4及び図
5においては、ヨーク台17に取り付けられる削孔機は
省略されている。
【0040】他方、上段フレーム11aの最上部には、
図1及び図2に示されるように中央部とその両側に3台
の引込み台車19、20、21がスライド可能に配置さ
れている。上段フレーム11aの中央部に配置された引
込み台車19は、吹付け機22を乗せて上段フレーム1
1a後方の退避位置へ移動させるもので、他の2台の引
込み台車20、21は、それぞれ前述した2台の削孔機
18を乗せて上段フレーム11a後方の退避位置へ移動
させるものである。
【0041】削孔機18を乗せるそれぞれの引込み台車
20、21は、同一であるのでその1つの台車20につ
いて説明する。引込み台車20は、上段フレーム11a
に固定された2本のガイドレール23a、23bに摺動
可能に載置され、引込み台車20に搭載された油圧モー
タ24及びこの回転力を引込み台車20の車輪などに伝
達するためのチェーン25によってこのガイドレール2
3a、23b上をスライドする。
【0042】引込み台車20上には、その前端部に削孔
機18を乗せる受け台26が取り付けられ、この受け台
26の上部は、ガイドフレーム15を摺動する移動台車
16の架台16a上面と全く同様に構成されている。従
って、引込み台車20が、移動台車16に隣接され、受
け台26の上面と移動台車16における架台16aの上
面とがほぼ同一平面になるように位置決めされた時に
は、削孔機18を取り付けたヨーク台17がスライドし
て両者を自由に行き来することができる。
【0043】引込み台車20には、ヨーク台17を前後
に移動させるための油圧シリンダ装置27が台座28を
介して取り付けられている。この油圧シリンダ装置27
におけるピストンロッド27aによってヨーク台17を
スライドさせる構成としては、図5に示されるようにヨ
ーク台17の後部には、後方へ向かって開放したコ字形
の連結箱29が取り付けられている。
【0044】この連結箱29は、油圧シリンダ装置27
のピストンロッド27aの先端部が開放部から内方へ進
入し得る位置に取り付けられている。そして、その連結
箱29の上部には、更にロック用油圧シリンダ30が取
り付けられ、そのピストンロッド30aは連結箱29内
に進入して油圧シリンダ装置27におけるピストンロッ
ド27aの中心軸線を横断する方向に伸長している。
【0045】これにより削孔機18が取り付けられたヨ
ーク台17を移動させる際には、引込み台車20に設け
られた油圧シリンダ装置27を作動させてそのピストン
ロッド27a先端部をヨーク台17に取り付けられた連
結箱29内に進入させ、その後ロック用油圧シリンダ3
0を作動させてそのピストンロッド30a端部を油圧シ
リンダ装置27のピストンロッド27aに当接させて相
互の係合を図る。
【0046】その結果、油圧シリンダ装置27のピスト
ンロッド27aとヨーク台17とは堅固に連結すること
になる。従って、その後はこのピストンロッド27aの
伸縮動作によってヨーク台17は前後に自由に移動でき
る。なお、ヨーク台17を移動台車16へ搭載後、ロッ
ク用油圧シリンダ30を解除すれば、ピストンロッド3
0aはヨーク台車17より切り離され、移動台車16は
自由にガイドフレーム15を摺動可能となる。
【0047】また、この引込み台車20には作動油タン
ク31が載置されている。この作動油タンク31は、こ
の引込み台車20を自走させるための油圧モータ24や
ヨーク台17を移動させるための油圧シリンダ装置27
に作動油を循環供給するために設置されている。
【0048】ところで、ヨーク台17に取り付けられた
削孔機18は、不使用時には引込み台車20、21の受
け台26に乗せられ、且つこの引込み台車20、21は
台車本体11の後方退避位置に移動させられている。そ
して、使用時に、引込み台車20、21を前方へ移動し
て受け台26がガイドフレーム15上の移動台車16に
当接する程度まで近づけ、ヨーク台17を油圧シリンダ
装置27のピストンロッド27aによって押し出すよう
にして移動台車16の架台16a上に乗り移らせる。
【0049】そのためには、既に説明したように削孔機
18の乗り移り動作位置において移動台車16の架台1
6aと引込み台車20、21の受け台26(正確にはヨ
ーク台17の支持板17aの側縁部が出入りするそれぞ
れ両サイドフランジ部の溝部)とが同一の平面上に位置
しなければならない。
【0050】しかし、図3から明らかなようにガイドフ
レーム15はアーチ状であるため中央部以外の位置では
移動台車16はその架台16aが傾斜する。そのため、
図3及び図6に示されるように、削孔機18を乗り移ら
せるための設定された停止位置に移動台車16がある時
のその架台16aの傾き及び高さに合わせるように、引
込み台車20、21に設けられた受け台26及び台座2
8の各上面の傾き及び高さが設計されている。
【0051】次に、前述した2台の削孔機用引込み台車
20、21の間に配置された吹付け機22用の引込み台
車19は、基本的には引込み台車20、21と全く同様
で、両サイドに設置されたガイドレール32a、32b
に摺動可能に載置され、その上部には前端部に受け台3
3、中央部に油圧シリンダ装置34、後部に油圧モータ
35、そして作動油タンク36が設置されている。
【0052】ただ、この引込み台車19は前述したよう
にフレーム本体11における上段フレーム11aの中央
部に位置することから、ガイドフレーム15の移動台車
16への乗り移り位置における当該移動台車16の架台
16aはほぼ水平である。従って、引込み台車19に設
置された受け台33や油圧シリンダ装置34のための台
座37の各上面もこれに合わせてほぼ水平に設計されて
いる。
【0053】そして、この吹付け機22も削孔機18と
同様に同一形状の別のヨーク台17に固定されて支持さ
れている。従って、この吹付け機22は、削孔機18が
降ろされた移動台車16に乗り移ることができる。削孔
機18及び吹付け機22を固定支持しているすべてのヨ
ーク台17には、このヨーク台17が移動台車16の架
台16aに乗り移った時、並びに引込み台車19、2
0、21の受け台26に乗り移った時不用意な脱落を生
じないようにロック用油圧シリンダ38が取り付けられ
ている。
【0054】このロック用油圧シリンダ38は、図5に
明瞭に示されるようにそのピストンロッド38aが支持
板17aを貫通して下方向へ伸長し得るようにヨーク台
17の支持板17a上に倒立して取り付けられている。
一方、移動台車16の架台16a及び引込み台車19、
20、21の各受け台26の上面には、ヨーク台17が
それぞれに乗り移った時の所定静止位置においてロック
用油圧シリンダ38のシリンダロッド38aが伸長する
軸線上に当該ロッド38a先端部が嵌入する係止穴が設
けられている。
【0055】これにより、ヨーク台17が移動台車16
の架台16a又は引込み台車19、20、21の受け台
26に選択的に乗り移り、所定の静止位置でこのロック
用油圧シリンダ38を作動させて、ピストンロッド38
aを伸長させ、その先端部をそれぞれの係止穴に嵌入す
ることで、ヨーク台17はその乗り移り先の移動台車1
7又は受け台26に固定されることになる。
【0056】なお、前述した削孔機18及び吹付け機2
2それ自体は公知のもので、削孔機18についてはドリ
フターとガイドセルから構成されている。また、吹付け
機22は、吹付けノズル22a、ノズル伸縮ジャッキ2
2b、及びノズル方向操作レバー22c等を備えてい
る。
【0057】このように構成された本実施例のトンネル
構築装置10の動作は、後に詳細に説明するが、概略的
にはフレーム本体11における上段フレーム11aの前
部に設けられたアーチ状のガイドフレーム15の移動台
車16に引込み台車20、21から乗り移った削孔機1
8が図10に示される切羽の上半部Aについてトンネル
掘削予定線のやや内側に多数の削孔を所定間隔で形成す
ることと支保工となる放射状ロックボルト用孔とを形成
する。
【0058】そして、図10に示される切羽の下半部B
については、そのトンネル構築予定線のやや内側に多数
の削孔を所定間隔で形成する専用の削孔機40が、上段
フレーム11aにおける下部に設置されている。この削
孔機40は全体が移動したりすることはないが、削孔機
40の有する7つの多関節機構を駆使して上下方向に多
数の削孔を形成する。
【0059】また、この実施例のトンネル構築装置10
において、上段フレーム11aの高さ方向中間部両サイ
ドには作業ケージ41がガイドレール42a、42bに
スライド可能に設置された台車43に支持され、切羽側
への資材の運搬或いは作業員が乗り込んでのトンネル掘
進諸作業及び掘削面の点検等を行うことができるように
されている。なお、門型のフレーム本体11における内
側空間部は、従来と同様にローダやダンプカーのための
通路及び作業スペースとして活用する。
【0060】なお、このトンネル構築装置10におい
て、上段フレーム11aの前端側や後端側には削孔機1
8や吹付け機22がガイドフレーム15の移動台車16
に乗って動作している時及びこれらの機械が引込み台車
19、20、21に乗せられて上段フレーム11aの後
方位置にある時に大きな荷重が作用する。そのため、油
圧ジャッキ装置14はこれを作動した時に上段フレーム
11aに対して大きな曲げが作用しないように上段フレ
ーム11aの前部と後部にある柱46、47の直下の位
置に取り付けておくことが望ましい。
【0061】次に、前述した実施例に係るトンネル構築
装置10の動作について詳細に説明する。最初に、地山
が良好な場合にはベンチ長Lを3〜4mとして掘進する
ために上段フレーム11aを図1に示されるように下段
フレーム11dの上段ベースフレーム11e上を後方へ
移動させた位置に設定する。
【0062】その際には前述したように上段ベースフレ
ーム11bと下段ベースフレーム11eとを締結してい
るボルトナットを外し、上段フレーム11aを前述した
ように所望のベンチ長に設定した後に、その状態で整合
している穴を利用して再び両者をボルトナットで締結す
る。
【0063】このような状態にある本トンネル構築装置
10において、受け台26に削孔機18が乗せられ且つ
フレーム本体11における上段フレーム11aの後方位
置に退避させられていた2台の引込み台車20、21が
油圧モータ24の作動によって前進し、ガイドフレーム
15の設定位置に予め停止されている2台の移動台車1
6に接近する。
【0064】この時、ヨーク台17はその支持板17a
に取り付けられたロック用の電磁シリンダ装置38が作
動した状態にあって、受け台26に係止されているため
これを解除して移動可能な状態とする。そして、油圧シ
リンダ装置27のピストンロッド27aは、前段階で削
孔機18を担持しているヨーク台17を移動台車16か
ら降ろす際に既にヨーク台17の連結箱29内に進入し
て、連結箱29に取り付けられたロック用油圧シリンダ
30のピストンロッド30aとの係止が図られているこ
とから、この油圧シリンダ装置27を作動させてピスト
ンロッド27aを更に伸長し、ヨーク台17を受け台2
6から押し出して移動台車16の架台16aに乗り移ら
せる。
【0065】次いで、ヨーク台17のロック用油圧シリ
ンダ38が作動してこのヨーク台17を移動台車16に
固定し、続いて他のロック用油圧シリンダ30の作動が
解除され、これにより油圧シリンダ装置27のピストン
ロッド27aとの係止が解かれ、ピストンロッド27a
はシリンダ内に引き込まれる。その結果、削孔機18を
保持したヨーク台17は、引込み台車20、21との接
続関係が完全に断ち切られ、移動台車16に依存して動
くことになる。
【0066】そして、この移動台車16は油圧モータ1
6eの作動によってガイドフレーム15に沿って移動
し、その間に移動台車16に支持された削孔機18によ
りトンネル掘削予定線に沿い且つ所定の間隔をあけて多
数の削孔を切羽に形成する。そして、その後各削孔に爆
薬を装薬して爆破させ、常法に従ってずり出しを行う。
削孔への装薬からずり出しまでの間の適当な時期に移動
台車16は引込み台車20、21への乗り移り位置へ戻
される。
【0067】その後、移動台車16に乗っている削孔機
18は、前述の乗り移し順序とは逆の手順で引込み台車
20、21の受け台26上に戻され、削孔機18を受け
取った各引込み台車20、21は自走して台車本体11
後方の退避位置へ戻される。次ぎに、空になった2台の
移動台車16のいずれか一方が、ガイドフレーム15の
中央最頂部に移動し、ここで吹付け機22を乗せるべく
待機する。
【0068】吹付け機22を受け台26に乗せた引込み
台車19は、台車本体11後方の退避位置にある。従っ
て、吹付け機22の使用段階となった時、この引込み台
車19は自走して台車本体11前方へ移動し、受け台2
6を移動台車16に接近させる。これ以後の吹付け機2
2の移動台車16への乗り移りは前述した削孔機18の
場合と全く同じであるのでその説明を省略する。
【0069】移動台車16に乗り移った吹付け機22
は、移動台車16の動きと共にコンクリート等を吹き付
けノズル22aから噴出させて掘削トンネル内面に吹き
付けるなどして一次覆工をする。この一次覆工が終了す
ると、吹付け機22は再び移動台車16から引込み台車
19に戻され、これに代えて削孔機18を引込み台車2
0、21から各移動台車16に乗り移して最初の工程に
戻る。
【0070】なお、図1及び図2に参照符号44で示さ
れる装置は、フレーム本体11における上段フレーム1
1a後方部に設置された支保工吊上げクレーンであり、
このクレーン43によって吊り上げられた支保工45は
前述したように作業ケージ42で切羽側へ運搬され、且
つこの作業ケージ42に乗った作業員によって組立てら
れる。また、削孔への爆薬の装薬又はロックボルトの建
込などもこの作業ケージ42に乗った作業員によって施
工される。
【0071】さて、前述した本実施例のトンネル構築機
10によるトンネル掘進中に多少軟弱な地山に遭遇した
場合には、図7に示されるようにフレーム本体11にお
ける下段フレーム11dをレール12に対して移動させ
ずに上段フレーム11aを下段フレーム11dに対して
スライドさせ、ベンチ長Lを6〜7mに拡大させる。
【0072】この移動手段としては、例えば上段フレー
ム11aの前端にチェーンブロック又はレバーブロック
(図示せず)等を設置しておき、このチェーンブロック
から引き出した牽引ワイヤーの先端を切羽に固定したア
ンカーボルトのような固定具に結んで当該チェーンブロ
ックを動作させれば上段ベースフレーム11bは下段ベ
ースフレーム11e上をゆっくり滑りながら前進移動す
ることになる。
【0073】なお、上段フレーム11aを下段フレーム
11dに対して移動させる時には、前述したように上段
ベースフレーム11bと下段ベースフレーム11eとを
締結しているボルト及びナットを外して行うことは勿論
のこと、下段ベースフレーム11eに設備されているフ
レーム本体用台車13の車輪13aを制動装置によって
回転できないようにしておくが必要である。なお、上段
フレーム11aを所定位置まで移動させた後には再びこ
のボルト及びナットを用いて両者を連結する。
【0074】これにより、上段フレーム11aの前端に
取り付けられたガイドフレーム15の移動台車16に支
持された削孔機18や吹付け機22等が下段フレーム1
1dに対してより前方位置に存して作業を行うこととな
り、この結果軟弱な地山に対してもベンチ長を長くして
前述したトンネル構築作業を行うことができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトンネル
構築装置によれば、フレーム本体を上下に分割して、上
段フレームが下段フレームに対してスライド可能に組に
付けたことにより、軟弱な地山に遭遇した時にでも上段
フレームを下段フレーム上でスライドさせて切羽側へ移
動することでベンチ長を長くとって掘進させることがで
き、これにより安定してトンネルの構築を行うことがで
きる。
【0076】また、本発明のトンネル構築装置によれ
ば、フレーム本体を上下に分割して、上段フレームが下
段フレームに対してスライド可能に組に付けられ、更に
フレーム本体の前方に設置したトンネル外周形状に相似
する形状のガイドフレームの移動台車にトンネル外周部
削孔専用の削孔機を乗せて移動させながら、換言すれば
トンネル外周形状に沿って移動しながら削孔作業をさせ
るようにされているため、軟弱な地山に遭遇した時にで
も上段フレームを下段ベースフレーム上でスライドさせ
て切羽側へ移動することでベンチ長を長くとって掘進さ
せることができ、しかも併せて少なくとも削孔時の削孔
機の前後摺動位置調整とロッド方向の調整の僅か2つの
要素の調整で済むため削孔作業が非常に効率的になり、
削孔精度の向上を図ることができ、また、ガイドフレー
ムを移動する移動台車を利用して吹付け機もトンネル外
周に沿って移動できるので能率が良く且つ正確な吹き付
け作業を行うことができ、更にこの吹き付け作業におい
て従来生じることがあったはね返りの低減を図ることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトンネル構築装置を示
す側面図である。
【図2】図1に示されるトンネル構築装置の平面図であ
る。
【図3】図1に示されるトンネル構築装置を切羽側から
見た正面図である。
【図4】図1に示されるトンネル構築装置を構成するガ
イドフレームに摺動可能に取り付けられた移動台車を示
す正面図である。
【図5】図4のA−Aに沿って得た移動台車の断面図で
ある。
【図6】図1に示されるトンネル構築装置においてガイ
ドフレームを取り除いた台車本体の前端部を示す正面図
である。
【図7】図1に示されるトンネル構築装置において軟弱
地山に対応すべく上段のベースフレームを下段ベースフ
レームに対して前方へスライドさせてベンチ長を長くと
って掘進する状態を示す側面図である。
【図8】従来のガントリージャンボー即ちトンネル構築
装置を概略的に示す側面図である。
【図9】図8に示される従来のトンネル構築装置の正面
図である。
【図10】掘削トンネルの切羽を概略的に示す正面図で
ある。
【符号の説明】
10 トンネル構築装置 11 フレーム本体 11a 上段フレーム 11b 上段ベースフレーム 11c 外れ止め用フランジ 11d 下段フレーム 11e 下段ベースフレーム 12 レール 13 フレーム本体用台車 13a 車輪 14 油圧ジャッキ装置 15 ガイドフレーム 15a フレーム部材 15b フレーム部材 15c 外周側プレート 15d 内周側プレート 15e 側部溝 15f ラック 16 移動台車 16a 架台 16b フランジ 16c ガイドローラ 16d サイドローラ 16e 油圧モータ 16f ピニオン 16g 溝部 16h フランジ部 17 ヨーク台 17a 支持板 17b 取付板 18 削孔機 19 引込み台車 20 引込み台車 21 引込み台車 22 吹付け機 22a 吹付けノズル 22b ノズル伸縮ジャッキ 22c ノズル方向操作レバー 23a ガイドレール 23b ガイドレール 24 油圧モータ 25 チェーン 26 受け台 27 油圧シリンダ装置 27a ピストンロッド 28 台座 29 連結箱 30 ロック用油圧シリンダ 30a ピストンロッド 31 作動油タンク 32a ガイドレール 32b ガイドレール 33 受け台 34 油圧シリンダ装置 35 油圧モータ 36 作動油タンク 37 台座 38 ロック用油圧シリンダ 38a ピストンロッド 40 削孔機 41 作業ケージ 42a ガイドレール 42b ガイドレール 43 台車 44 支保工吊上げクレーン 45 支保工

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に分割され、上段フレームが下段フ
    レームに対してスライド可能に組に付けられて構成され
    たフレーム本体と、前記下段フレームに取り付けられ、
    トンネルに布設されるレール上を移動し得るフレーム本
    体用台車と、前記上段フレーム上に装備された少なくと
    も削孔機とを含み、軟弱な地山に遭遇した時に前記上段
    フレームを下段フレーム上でスライドさせて切羽側へ移
    動し、ベンチ長を長くとってトンネルの構築を行うこと
    を特徴とするトンネル構築装置。
  2. 【請求項2】 上下に分割され、上段フレームが下段フ
    レームに対してスライド可能に組に付けられて構成され
    たフレーム本体と、前記下段フレームに取り付けられ、
    トンネルに布設されるレール上を移動し得るフレーム本
    体用台車と、前記上段フレームの最前部に取り付けられ
    且つトンネル外周形状に相似する形状のガイドフレーム
    と、このガイドフレームに移動可能に配置された移動台
    車と、前記上段フレームに装架され、前記移動台車に乗
    り移り可能な少なくとも1台の削孔機及び少なくとも1
    台の吹付け機とを含み、前記削孔機及び前記吹付け機が
    それぞれ前記上段フレームにスライド可能に装架された
    引込み台車に乗せられ、前記削孔機及び前記吹付け機を
    必要に応じて選択的に前記上段フレーム上の引込み台車
    から前記移動台車に乗り移らせて稼働させると共に軟弱
    な地山に遭遇した時に前記上段フレームを下段フレーム
    上でスライドさせて切羽側へ移動し、ベンチ長を長くと
    ってトンネルの構築を行うことを特徴とするトンネル構
    築装置。
JP9356194A 1994-05-02 1994-05-02 トンネル構築装置 Pending JPH07301086A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191565A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Hazama Corp トンネル掘削装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009191565A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Hazama Corp トンネル掘削装置

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