JPH07301084A - さく岩機のロッドシステム - Google Patents

さく岩機のロッドシステム

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JPH07301084A
JPH07301084A JP6096674A JP9667494A JPH07301084A JP H07301084 A JPH07301084 A JP H07301084A JP 6096674 A JP6096674 A JP 6096674A JP 9667494 A JP9667494 A JP 9667494A JP H07301084 A JPH07301084 A JP H07301084A
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JP
Japan
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rod
guide pipe
sleeve
rock drill
rear end
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JP6096674A
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JP3411381B2 (ja
Inventor
Yoshio Ebara
好雄 江原
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Furukawa Co Ltd
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Furukawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイドパイプ8の後端をスリーブ5に当接さ
せることなく推力を伝達し、ガイドパイプ8端部の破損
と、スリーブ5とロッド6を接続するねじ5S、6Sの
緩みを防止して、スリーブとロッドのねじの耐久性を向
上させる。 【構成】 ガイドシェル1に前後進可能に搭載されたキ
ャリッジ2上に固定されたさく岩機3に挿着されるシャ
ンクロッド4と、このシャンクロッド4にスリーブ5を
介して接続されるロッド6と、ロッド6先端に取付けら
れるビット7と、ロッド6に装着したガイドパイプ8と
からなるさく岩機のロッドシステムにおいて、ガイドパ
イプ8の後端をスリーブ5に当接しない位置に保持する
と共にガイドパイプ8に推力を伝達するプッシャ10を
キャリッジ2に固設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガイドパイプを具えた
さく岩機のロッドシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】クローラドリルやトンネルジャンボ等の
さく孔装置では、ガイドシェルに前後進可能に搭載され
たキャリッジ上にさく岩機を固定し、このさく岩機にシ
ャンクロッドを挿着し、このシャンクロッドに所定長の
ロッドをスリーブを介して接続し、ロッド先端にはビッ
トを取付け、さく岩機から打撃と回転をビットに伝達し
て岩石にさく孔する。さく孔径はビット径によって定ま
り、一般にビット径はロッド径より大である。
【0003】さく孔対象となる岩石は物理的性質が均一
ではなく、さく孔は曲がりを生じ易く、ビット径とロッ
ド径の差が大きいとさく孔壁とロッド外周との隙間が大
きくなるので、特に曲がりが大きくなることが多い。ま
た、ビット径とロッド径の差が大きいとさく孔壁とロッ
ド外周との隙間が大きくなり、フラッシング流体の流速
が低下して繰粉の排出が悪くなり、さく孔能率が低下す
る。
【0004】そこで、ビット径とロッド径の差が大きい
ロッドシステムでは、ビット径とロッド径の差を小さく
するため、ロッドにガイドパイプを装着したものが用い
られている。このガイドパイプは、さく孔の進行に伴っ
てロッドと共に前進しなければならないため、その後端
はスリーブに当接し、キャリッジに送りが与えられると
さく岩機からシャンクロッド、スリーブを介して推力が
伝達される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガイド
パイプの後端をスリーブに当接させると、推力だけでな
くさく岩機の打撃による衝撃もスリーブからガイドパイ
プに伝達されることになり、ガイドパイプ端部の破損を
生じ、また、スリーブとロッドを接続するねじの緩みを
生じてねじの磨耗を増大しスリーブとロッドのねじの耐
久性を低下させるという問題があった。
【0006】この発明は、さく岩機のロッドシステムに
おけるかかる問題を解決するものであって、ガイドパイ
プの後端をスリーブに当接させることなく推力を伝達で
き、ガイドパイプ端部の破損と、スリーブとロッドを接
続するねじの緩みを防止して、スリーブとロッドのねじ
の耐久性を向上させることのできるさく岩機のロッドシ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、ガイドシェ
ルに前後進可能に搭載されたキャリッジ上に固定された
さく岩機に挿着されるシャンクロッドと、このシャンク
ロッドにスリーブを介して接続されるロッドと、ロッド
先端に取付けられるビットと、前記ロッドに装着したガ
イドパイプとからなるさく岩機のロッドシステムにおい
て、前記ガイドパイプの後端をスリーブに当接しない位
置に保持すると共にガイドパイプに推力を伝達するプッ
シャを前記キャリッジに固設することにより上記課題を
解決している。
【0008】
【作用】さく孔の進行に伴ってキャリッジに送りが与え
られると、ガイドパイプには、プッシャから推力が伝達
されるので、ガイドパイプはロッドと共に前進する。ガ
イドパイプは、後端がスリーブに当接しない位置にプッ
シャで保持されているので、さく岩機の打撃による衝撃
はスリーブからは伝達さず、ガイドパイプ端部の破損を
生ずることはなく、スリーブとロッドを接続するねじの
緩みも防止されスリーブとロッドのねじの耐久性が向上
する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるロッドシステ
ムを備えたさく岩機の側面図、図2はさく岩機のロッド
システムの一部を拡大して示す縦断面図である。ガイド
シェル1に前後進可能に搭載されたキャリッジ2上には
さく岩機3が固定されている。このさく岩機3にはシャ
ンクロッド4が挿着され、このシャンクロッド4にスリ
ーブ5を介して所定長のロッド6が接続され、ロッド6
の先端にはビット7が取付けられ、ロッド6にはビット
径より若干外径の小さいガイドパイプ8が装着されてい
る。ガイドパイプ8の先端部はセントラライザ9で保持
されており、さく岩機3は、キャリッジ2によって送り
を与えられ、シャンクロッド4、スリーブ5、ロッド6
を介してビット7に打撃と回転を伝達して岩石にさく孔
する。
【0010】キャリッジ2の前部には、プッシャ10の
後端部が固設されいる。このプッシャ10は後端部の固
定位置から前方へ延出する水平部10Hと前端で垂直上
方へ立上がる垂直部10Vとを具えており、垂直部10
Vにはロッド6を挿通させる孔11が穿設されている。
ガイドパイプ8の後端は、このプッシャ10の垂直部1
0Vでスリーブ5に当接しない位置に保持されている。
キャリッジ2は、さく岩機3に送りを与える同時に、プ
ッシャ10でガイドパイプ8に推力を伝達するので、ガ
イドパイプ8は、さく孔の進行に伴ってロッド6と共に
前進する。このとき、ガイドパイプ8は、後端がスリー
ブ5に当接しない位置に保持されているので、さく岩機
3の打撃による衝撃はスリーブ5からは伝達されず、ガ
イドパイプ8に端部の破損を生ずることはなく、スリー
ブ5とロッド6とを接続するねじ5S、6Sの緩みも防
止されスリーブ5とロッド6の耐久性が向上する。
【0011】図3は他の実施例であるロッドシステムを
備えたさく岩機の側面図、図4はロッドシステムを備え
たさく岩機の平面図、図5はロッドシステムの水平断面
図である。この実施例では、ビット7を取付けた4本の
ロッド6が隣接するビット7を前後に若干変位した状態
で平行に配置され、さく岩機3に挿着された4本のシャ
ンクロッド4にスリーブ5で接続されている。ビット7
の直後のロッド6の前端部には、ガイドパイプ8と同径
の円筒体を並列に連続して形成し、4本のロッド6間の
距離を一定に保つためのロッドガイド12が設けられて
おり、このロッドガイド12がセントラライザ9で保持
されている。ロッド6にはガイドパイプ8が装着されて
いる。図1の実施例と同様に、キャリッジ2にはプッシ
ャ10が固設されており、プッシャ10の垂直部10V
にはロッド6を挿通させる4個の孔11が所定間隔で穿
設されている。ガイドパイプ8の後端は、このプッシャ
10の垂直部10Vでスリーブ5に当接しない位置に保
持されている。
【0012】この実施例でも、キャリッジ2は、さく岩
機3に送りを与える同時に、プッシャ10でガイドパイ
プ8に推力を伝達するので、ガイドパイプ8は、さく孔
の進行に伴ってロッド6と共に前進する。このとき、ガ
イドパイプ8は、後端がスリーブ5に当接しない位置に
保持されているので、さく岩機3の打撃による衝撃はス
リーブ5からは伝達されず、ガイドパイプ8の端部の破
損を生ずることはなく、スリーブ5とロッド6を接続す
るねじ5S、6Sの緩みも防止されスリーブ5とロッド
6の耐久性が向上する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のさく岩機
のロッドシステムによれば、ビット径とロッド径の差が
大きくロッドにガイドパイプを装着する場合に、ガイド
パイプの後端をスリーブに当接させることなく推力を伝
達して、ガイドパイプをさく孔の進行に伴ってロッドと
共に前進させ、ガイドパイプ端部の破損を防止するるこ
とができ、また、スリーブとロッドを接続するねじの緩
みを防止して耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるロッドシステムを備え
たさく岩機の側面図である。
【図2】図1の実施例のロッドシステムの一部を拡大し
て示す縦断面図である。
【図3】他の実施例であるロッドシステムを備えたさく
岩機の側面図である。
【図4】図3の実施例のロッドシステムを備えたさく岩
機の平面図である。
【図5】図3の実施例のロッドシステムの水平断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ガイドシェル 2 キャリッジ 3 さく岩機 4 シャンクロッド 5 スリーブ 6 ロッド 7 ビット 8 ガイドパイプ 9 セントラライザ 10 プッシャ 11 孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドシェルに前後進可能に搭載された
    キャリッジ上に固定されたさく岩機に挿着されるシャン
    クロッドと、該シャンクロッドにスリーブを介して接続
    されるロッドと、ロッド先端に取付けられるビットと、
    前記ロッドに装着したガイドパイプとからなるさく岩機
    のロッドシステムであって、前記ガイドパイプの後端を
    スリーブと当接しない位置に保持すると共にガイドパイ
    プに推力を伝達するプッシャを、前記キャリッジに固設
    したことを特徴とするさく岩機のロッドシステム。
JP09667494A 1994-05-10 1994-05-10 さく岩機のロッドシステム Expired - Fee Related JP3411381B2 (ja)

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JPH07301084A true JPH07301084A (ja) 1995-11-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256430A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 高炉用開口装置における中空ロッド支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256430A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 高炉用開口装置における中空ロッド支持装置

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JP3411381B2 (ja) 2003-05-26

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