JPH07300199A - 薬品使用量の演算方法 - Google Patents
薬品使用量の演算方法Info
- Publication number
- JPH07300199A JPH07300199A JP9679894A JP9679894A JPH07300199A JP H07300199 A JPH07300199 A JP H07300199A JP 9679894 A JP9679894 A JP 9679894A JP 9679894 A JP9679894 A JP 9679894A JP H07300199 A JPH07300199 A JP H07300199A
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- JP
- Japan
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- chemical
- amount
- total
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- Pending
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- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 流量と不釣合いな径を有する配管を通して薬
品を送液するに際しても、薬品の使用量を正確に測定す
る。 【構成】 各薬注ポンプPN の運転時間TN を測定し、
各薬注ポンプPN の単位時間当りの設定吐出量qN と運
転時間TN との積によって各薬注ポンプPN における設
定送液量TN ・qN を算出し、アナログ式液位計2によ
って測定する薬品タンク1内の液位の低下値に基づいて
薬品の全使用量Qを算出し、全ての薬注ポンプPN の設
定送液量TN ・qN の総和である全設定送液量ΣTN q
N に占める当該薬注ポンプPN の設定送液量TN ・qN
の割合(TN ・qN )/(ΣTN q N )を求め、求めた
前記割合(TN ・qN )/(ΣTN qN )と全使用量Q
との積によって当該薬注ポンプPN における使用量MN
を求める。
品を送液するに際しても、薬品の使用量を正確に測定す
る。 【構成】 各薬注ポンプPN の運転時間TN を測定し、
各薬注ポンプPN の単位時間当りの設定吐出量qN と運
転時間TN との積によって各薬注ポンプPN における設
定送液量TN ・qN を算出し、アナログ式液位計2によ
って測定する薬品タンク1内の液位の低下値に基づいて
薬品の全使用量Qを算出し、全ての薬注ポンプPN の設
定送液量TN ・qN の総和である全設定送液量ΣTN q
N に占める当該薬注ポンプPN の設定送液量TN ・qN
の割合(TN ・qN )/(ΣTN q N )を求め、求めた
前記割合(TN ・qN )/(ΣTN qN )と全使用量Q
との積によって当該薬注ポンプPN における使用量MN
を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水処理施設等において
使用する薬品使用量の演算方法に関する。
使用する薬品使用量の演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浄水処理施設や下水・廃水処理施
設では、その処理プロセスにおいて使用する苛性ソー
ダ、硫酸バンド、塩酸等の薬品を注入するために、薬品
注入設備を設けている。薬品注入設備は、薬品タンク内
に貯留した薬品を配管系に介装した薬注ポンプによって
処理プロセスに注入するものである。
設では、その処理プロセスにおいて使用する苛性ソー
ダ、硫酸バンド、塩酸等の薬品を注入するために、薬品
注入設備を設けている。薬品注入設備は、薬品タンク内
に貯留した薬品を配管系に介装した薬注ポンプによって
処理プロセスに注入するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成においては、送液流体が薬品であるために配管に
防食機能を付与する必要があり、配管サイズに限界があ
って余り細く出来なかった。一方、薬品の送液量は微少
な量であるために、配管径に見合った流量が流れないの
で、適当な流量検出手段が無く、正確に薬品の使用量を
測定することが困難であった。
の構成においては、送液流体が薬品であるために配管に
防食機能を付与する必要があり、配管サイズに限界があ
って余り細く出来なかった。一方、薬品の送液量は微少
な量であるために、配管径に見合った流量が流れないの
で、適当な流量検出手段が無く、正確に薬品の使用量を
測定することが困難であった。
【0004】本発明は上記した課題を解決するもので、
流量と不釣合いな径を有する配管を通して薬品を送液す
るに際しても、薬品の使用量を正確に測定することがで
きる薬品使用量の演算方法を提供することを目的とす
る。
流量と不釣合いな径を有する配管を通して薬品を送液す
るに際しても、薬品の使用量を正確に測定することがで
きる薬品使用量の演算方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の薬品使用量の演算方法は、薬品タンク
に貯留した薬品を処理プロセスの複数箇所に注入するに
際し、各注入箇所に対応する配管毎に介装した各薬注ポ
ンプPN の運転時間TN を測定し、各薬注ポンプPN の
単位時間当りの設定吐出量qN と運転時間TN との積に
よって各薬注ポンプPN における設定送液量TN ・qN
を算出し、液位計によって測定する薬品タンク内の液位
の減量値に基づいて薬品の全使用量Qを算出し、全ての
薬注ポンプPN の設定送液量TN ・qN の総和である全
設定送液量ΣTN qN に占める当該薬注ポンプPN の設
定送液量TN ・qN の割合(TN ・qN )/(ΣTN q
N)を求め、求めた前記割合(TN ・qN )/(ΣTN
qN )と全使用量Qとの積によって当該薬注ポンプPN
における使用量MN を求めるものである。
ために、本発明の薬品使用量の演算方法は、薬品タンク
に貯留した薬品を処理プロセスの複数箇所に注入するに
際し、各注入箇所に対応する配管毎に介装した各薬注ポ
ンプPN の運転時間TN を測定し、各薬注ポンプPN の
単位時間当りの設定吐出量qN と運転時間TN との積に
よって各薬注ポンプPN における設定送液量TN ・qN
を算出し、液位計によって測定する薬品タンク内の液位
の減量値に基づいて薬品の全使用量Qを算出し、全ての
薬注ポンプPN の設定送液量TN ・qN の総和である全
設定送液量ΣTN qN に占める当該薬注ポンプPN の設
定送液量TN ・qN の割合(TN ・qN )/(ΣTN q
N)を求め、求めた前記割合(TN ・qN )/(ΣTN
qN )と全使用量Qとの積によって当該薬注ポンプPN
における使用量MN を求めるものである。
【0006】
【作用】上記した構成により、薬品タンク内の減液量に
よって実際に消費した全使用量Qを求め、全設定送液量
ΣTN qN に占める当該薬注ポンプPN の設定送液量T
N ・qN の割合に基づいて全使用量Qから当該薬注ポン
プPN の使用量MN を割り出すので、配管径等を因子と
する影響を受けることなく、正確な使用量を測定するこ
とができる。
よって実際に消費した全使用量Qを求め、全設定送液量
ΣTN qN に占める当該薬注ポンプPN の設定送液量T
N ・qN の割合に基づいて全使用量Qから当該薬注ポン
プPN の使用量MN を割り出すので、配管径等を因子と
する影響を受けることなく、正確な使用量を測定するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、薬品タンク1には、水処理プロ
セスにおいて使用する薬品(苛性ソーダ、硫酸バンド、
塩酸)Lを常に貯留しており、薬品タンク1にはタンク
内の液位を測定するアナログ式液位計(超音波液位計、
圧力式等)2を設けている。また、薬品タンク1には水
処理プロセスの複数箇所(1〜N)に薬品を注入するた
めの配管C1 ,C2,C3 ,〜CN を接続しており、各
配管CN には各々薬注ポンプP1 〜PN を介装してい
る。各薬注ポンプPN には流量設定器を付属させるとと
もに、各薬注ポンプPN の運転制御回路には薬注ポンプ
PN の作動/不作動を示す検出スイッチ3を設けてい
る。
明する。図1において、薬品タンク1には、水処理プロ
セスにおいて使用する薬品(苛性ソーダ、硫酸バンド、
塩酸)Lを常に貯留しており、薬品タンク1にはタンク
内の液位を測定するアナログ式液位計(超音波液位計、
圧力式等)2を設けている。また、薬品タンク1には水
処理プロセスの複数箇所(1〜N)に薬品を注入するた
めの配管C1 ,C2,C3 ,〜CN を接続しており、各
配管CN には各々薬注ポンプP1 〜PN を介装してい
る。各薬注ポンプPN には流量設定器を付属させるとと
もに、各薬注ポンプPN の運転制御回路には薬注ポンプ
PN の作動/不作動を示す検出スイッチ3を設けてい
る。
【0008】各薬注ポンプPN における検出スイッチ3
およびアナログ式液位計2は演算装置4に接続してお
り、演算装置4はパーソナルコンピュータやデータロガ
ー装置で構成している。また、演算装置4には表示装置
5およびプリンター6を接続している。
およびアナログ式液位計2は演算装置4に接続してお
り、演算装置4はパーソナルコンピュータやデータロガ
ー装置で構成している。また、演算装置4には表示装置
5およびプリンター6を接続している。
【0009】以下、上記した構成における作用を説明す
る。薬品タンク1に貯留した薬品Lを処理プロセスに供
給するには、別途に設けた制御手段(図示せず)によっ
て各薬注ポンプPN を駆動し、各配管CN を通して各注
入箇所に注入する。
る。薬品タンク1に貯留した薬品Lを処理プロセスに供
給するには、別途に設けた制御手段(図示せず)によっ
て各薬注ポンプPN を駆動し、各配管CN を通して各注
入箇所に注入する。
【0010】この時、各配管CN 毎に介装した各薬注ポ
ンプPN の作動を検出スイッチ3で検出し、演算装置4
において各薬注ポンプPN の運転時間TN を測定すると
ともに、各薬注ポンプPN の単位時間当りの設定吐出量
qN と運転時間TN との積によって各薬注ポンプPN に
おける設定送液量TN ・qN を算出する。
ンプPN の作動を検出スイッチ3で検出し、演算装置4
において各薬注ポンプPN の運転時間TN を測定すると
ともに、各薬注ポンプPN の単位時間当りの設定吐出量
qN と運転時間TN との積によって各薬注ポンプPN に
おける設定送液量TN ・qN を算出する。
【0011】一方、液位計2によって薬品タンク1内の
薬品の液位を測定し、測定した液位値を演算装置4に送
信する。演算装置4は注入動作の前後における薬品タン
ク1内の液位の低下値に基づいて薬品Lの全使用量Qを
算出する。そして、演算装置4は次式によって、当該薬
注ポンプPN における使用量MN を求める。
薬品の液位を測定し、測定した液位値を演算装置4に送
信する。演算装置4は注入動作の前後における薬品タン
ク1内の液位の低下値に基づいて薬品Lの全使用量Qを
算出する。そして、演算装置4は次式によって、当該薬
注ポンプPN における使用量MN を求める。
【0012】 MN =Q×(TN ・qN )/(ΣTN qN ) つまり、演算装置4は全ての薬注ポンプPN の設定送液
量TN ・qN の総和である全設定送液量ΣTN qN を求
めるとともに、全設定送液量ΣTN qN に占める当該薬
注ポンプPN の設定送液量TN ・qN の割合(TN ・q
N )/(ΣTNqN )を求め、求めた前記割合(TN ・
qN )/(ΣTN qN )と全使用量Qとの積によって当
該薬注ポンプPN における使用量MN を求める。演算装
置4は演算結果を表示装置5ないしはプリンター6に出
力する。
量TN ・qN の総和である全設定送液量ΣTN qN を求
めるとともに、全設定送液量ΣTN qN に占める当該薬
注ポンプPN の設定送液量TN ・qN の割合(TN ・q
N )/(ΣTNqN )を求め、求めた前記割合(TN ・
qN )/(ΣTN qN )と全使用量Qとの積によって当
該薬注ポンプPN における使用量MN を求める。演算装
置4は演算結果を表示装置5ないしはプリンター6に出
力する。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、薬品
タンク内の減液量によって実際に消費した全使用量Qを
求め、全設定送液量ΣTN qN に占める当該薬注ポンプ
PN の設定送液量TN ・qN の割合に基づいて全使用量
Qから当該薬注ポンプPN の使用量MN を割り出すの
で、配管径等を因子とする影響を受けることなく、正確
な使用量を測定することができる。
タンク内の減液量によって実際に消費した全使用量Qを
求め、全設定送液量ΣTN qN に占める当該薬注ポンプ
PN の設定送液量TN ・qN の割合に基づいて全使用量
Qから当該薬注ポンプPN の使用量MN を割り出すの
で、配管径等を因子とする影響を受けることなく、正確
な使用量を測定することができる。
【図1】本発明の一実施例における薬品使用量の演算方
式の装置構成を示すブロック図である。
式の装置構成を示すブロック図である。
1 薬品タンク 2 アナログ式液位計 3 検出スイッチ 4 演算装置 CN 配管 PN 薬注ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 薬品タンクに貯留した薬品を処理プロセ
スの複数箇所に注入するに際し、各注入箇所に対応する
配管毎に介装した各薬注ポンプPN の運転時間TN を測
定し、各薬注ポンプPN の単位時間当りの設定吐出量q
N と運転時間TN との積によって各薬注ポンプPN にお
ける設定送液量TN ・qN を算出し、液位計によって測
定する薬品タンク内の液位の減量値に基づいて薬品の全
使用量Qを算出し、全ての薬注ポンプPN の設定送液量
TN ・qN の総和である全設定送液量ΣTN qN に占め
る当該薬注ポンプPN の設定送液量TN ・qN の割合
(TN ・qN )/(ΣTN qN )を求め、求めた前記割
合(TN ・qN )/(ΣT N qN )と全使用量Qとの積
によって当該薬注ポンプPN における使用量MN を求め
ることを特徴とする薬品使用量の演算方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9679894A JPH07300199A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 薬品使用量の演算方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9679894A JPH07300199A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 薬品使用量の演算方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07300199A true JPH07300199A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14174652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9679894A Pending JPH07300199A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 薬品使用量の演算方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07300199A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101040725B1 (ko) * | 2009-03-06 | 2011-06-10 | 큰산기술 주식회사 | 지하수의 유량 측정장치 |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP9679894A patent/JPH07300199A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101040725B1 (ko) * | 2009-03-06 | 2011-06-10 | 큰산기술 주식회사 | 지하수의 유량 측정장치 |
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